JPS60256676A - ロツクアツプ式自動変速機 - Google Patents
ロツクアツプ式自動変速機Info
- Publication number
- JPS60256676A JPS60256676A JP59110676A JP11067684A JPS60256676A JP S60256676 A JPS60256676 A JP S60256676A JP 59110676 A JP59110676 A JP 59110676A JP 11067684 A JP11067684 A JP 11067684A JP S60256676 A JPS60256676 A JP S60256676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- torque
- shift
- direct
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明はロックアツプ式自動変速機、特にその変速ショ
ックの防止を目的としたロックアツプ制御装置の改良に
関するものである。
ックの防止を目的としたロックアツプ制御装置の改良に
関するものである。
(従来技術)
自動変速機は一般に、エンジンからのトルクを増大する
目的からトルクコンバータをエンジン動力伝達系に具え
る。そして、通常のトルクコンバータはエンジン駆動さ
れる入力要素(ポンプインペラ)でトルクコンバータ内
の作動油を廻し、この作動油によりステータによる反力
下で出力要素(タービンランナ)をトルク増大させつつ
回転させる(コンバータ状態)ものである。従って、ト
ルクコンバータは作動中ポンプインペラとタービンラン
ナとの間でスリップを避けられず、トルクコンバータを
動力伝達系に具える自動変速機は、操作が容易な反面、
動力伝達効率が悪いことから燃費が悪い欠点を持つ。こ
れがため従来から、エンジンのトルク変動が問題となら
ない比較的高車速域で、ポンプインペラにタービンラン
ナを直結しくロックアツプ状態)、これにより両者間の
スリップをなくす、所謂直結クラッチ付トルクコンバー
タ(ロックアツプトルクコンバータとも言う)が提案さ
れ、この種トルクコンバータを動力伝達系に具えたロッ
クアツプ式自動変速機が一部の車両に実用されている。
目的からトルクコンバータをエンジン動力伝達系に具え
る。そして、通常のトルクコンバータはエンジン駆動さ
れる入力要素(ポンプインペラ)でトルクコンバータ内
の作動油を廻し、この作動油によりステータによる反力
下で出力要素(タービンランナ)をトルク増大させつつ
回転させる(コンバータ状態)ものである。従って、ト
ルクコンバータは作動中ポンプインペラとタービンラン
ナとの間でスリップを避けられず、トルクコンバータを
動力伝達系に具える自動変速機は、操作が容易な反面、
動力伝達効率が悪いことから燃費が悪い欠点を持つ。こ
れがため従来から、エンジンのトルク変動が問題となら
ない比較的高車速域で、ポンプインペラにタービンラン
ナを直結しくロックアツプ状態)、これにより両者間の
スリップをなくす、所謂直結クラッチ付トルクコンバー
タ(ロックアツプトルクコンバータとも言う)が提案さ
れ、この種トルクコンバータを動力伝達系に具えたロッ
クアツプ式自動変速機が一部の車両に実用されている。
ところで、各変速位置毎に設定車速(ロックアツプ車速
)以上になる時直結クラッチ付トルクコンバータをロッ
クアツプ状態にする自動変速機のロックアツプ領域は例
えば第11図の如くである。
)以上になる時直結クラッチ付トルクコンバータをロッ
クアツプ状態にする自動変速機のロックアツプ領域は例
えば第11図の如くである。
この図は前進3速の自動変速機のアップシフト用シフト
パターンを示し、図中V1.V2.V3が第1速、第2
速、第3速のロックアツプ車速で、A、B、Cが第1速
、第2速、第3速時のロックアツプ領域である。このよ
うに各変速位置毎にロックアツプ車速以上でロックアツ
プを行なう自動変速機の場合、アクセルペダルを比較的
大きく踏込んだまま(大スロットル開度のまま)自動変
速走行する際ロックアツプ領域A〜Cが順次隣り合せに
接しているため、変速時トルクコンバータがロックアツ
プ状態に保たれることになる。しかし、このようにトル
クコンバータをロックアツプ状態にしたまま変速が行な
われると、トルクコンバータがトルク変動分を吸収でき
ず、大きな変速ショックを生ずる。
パターンを示し、図中V1.V2.V3が第1速、第2
速、第3速のロックアツプ車速で、A、B、Cが第1速
、第2速、第3速時のロックアツプ領域である。このよ
うに各変速位置毎にロックアツプ車速以上でロックアツ
プを行なう自動変速機の場合、アクセルペダルを比較的
大きく踏込んだまま(大スロットル開度のまま)自動変
速走行する際ロックアツプ領域A〜Cが順次隣り合せに
接しているため、変速時トルクコンバータがロックアツ
プ状態に保たれることになる。しかし、このようにトル
クコンバータをロックアツプ状態にしたまま変速が行な
われると、トルクコンバータがトルク変動分を吸収でき
ず、大きな変速ショックを生ずる。
従って、この種口ツクアップ式自動変速機にあ時はロッ
クアツプを解除し、トルクコンバータをコンバータ状態
にしておく工夫がなされていた。
クアツプを解除し、トルクコンバータをコンバータ状態
にしておく工夫がなされていた。
この−目的のため、変速指令後所定時間、変速中を示す
女速信号を発する変速検知回路が設けられ、この回路か
ら変速信号が発せられる間、ロックアツプ領域であって
もロックアツプ状態を一時中断するよう構成するのが普
通であった。
女速信号を発する変速検知回路が設けられ、この回路か
ら変速信号が発せられる間、ロックアツプ領域であって
もロックアツプ状態を一時中断するよう構成するのが普
通であった。
しかし、従来は上記変速検知回路が第2速から第3速度
への変速時について説明すると、第10図(a)の如く
変速指令時tと同時に変速信号を出力してロックアツプ
(L/u)を所定時間T′たけ解除するため、ロックア
ツプの解除が早過ぎ以下の不都合を生じていた。つまり
、自動変速機は変速指令が出て実際に変速を開始、即ち
摩擦要素を動°作し始めるまでに、油圧系の応答遅れの
だめ、タイムラグを避けられない。従って、従来のよう
に変速指令と同時にロックアツプを解除したのでは、ロ
ックアツプの解除が変速前の時から行なわれることにな
り、エンジン回転が第10図(a)エンジンの空炊けを
生ずる。又、実際に変速が行なわれている瞬時t3〜t
4間で、ロックアツプの解除が既に中断され、ロックア
ツプ状態に戻っていることになり、トルクコンバータが
変速ショックを吸収し得ず、上記エンジンの空炊は分で
エンジン回転が上昇していることもあって、変速直後の
瞬時t5で大きなピークトルクを生じ、大きな変速ショ
ックの発生を避けられなかった。
への変速時について説明すると、第10図(a)の如く
変速指令時tと同時に変速信号を出力してロックアツプ
(L/u)を所定時間T′たけ解除するため、ロックア
ツプの解除が早過ぎ以下の不都合を生じていた。つまり
、自動変速機は変速指令が出て実際に変速を開始、即ち
摩擦要素を動°作し始めるまでに、油圧系の応答遅れの
だめ、タイムラグを避けられない。従って、従来のよう
に変速指令と同時にロックアツプを解除したのでは、ロ
ックアツプの解除が変速前の時から行なわれることにな
り、エンジン回転が第10図(a)エンジンの空炊けを
生ずる。又、実際に変速が行なわれている瞬時t3〜t
4間で、ロックアツプの解除が既に中断され、ロックア
ツプ状態に戻っていることになり、トルクコンバータが
変速ショックを吸収し得ず、上記エンジンの空炊は分で
エンジン回転が上昇していることもあって、変速直後の
瞬時t5で大きなピークトルクを生じ、大きな変速ショ
ックの発生を避けられなかった。
この傾向は、自動変速機がシフトアップを行なう場合、
パワーオン状態であることもあって、特に顕著となり、
とりわけ自動変速機が第2速から第3速入のシフトアッ
プを行なう場合は、第2速を選択するセカンドブレーキ
を解放しながら第3速を選択するフロントクラッチを締
結させるための所謂オーバーラツプ時間が比較的長くな
ることから、当該変速動作が他の変速動作より一層遅れ
気味となり、上記の問題が重大となっていた。
パワーオン状態であることもあって、特に顕著となり、
とりわけ自動変速機が第2速から第3速入のシフトアッ
プを行なう場合は、第2速を選択するセカンドブレーキ
を解放しながら第3速を選択するフロントクラッチを締
結させるための所謂オーバーラツプ時間が比較的長くな
ることから、当該変速動作が他の変速動作より一層遅れ
気味となり、上記の問題が重大となっていた。
この問題解決のため、ロックアツプ中断時間T′を変速
動作完了時にまで及ぶよう長くすることが考えられるが
、これによって上記エンジンの空炊は及びこれにともな
う変速ショックは依然として解決されない。
動作完了時にまで及ぶよう長くすることが考えられるが
、これによって上記エンジンの空炊は及びこれにともな
う変速ショックは依然として解決されない。
そこで本願出願人は、上記変速検知回路が第10図(b
)の如く変速指令瞬時t□ から所定時間T1だけ遅れ
て変速信号を発するよう遅延回路を設け、これによりロ
ックアツプ領域での変速時に行なうべきロックアツプ(
L/u)の中断(OFF)を実際の変速動作開始瞬時t
8に同期して開始させるようにしたロックアツプ式自動
変速機を特開昭56−127856号公報により先に提
案済である。
)の如く変速指令瞬時t□ から所定時間T1だけ遅れ
て変速信号を発するよう遅延回路を設け、これによりロ
ックアツプ領域での変速時に行なうべきロックアツプ(
L/u)の中断(OFF)を実際の変速動作開始瞬時t
8に同期して開始させるようにしたロックアツプ式自動
変速機を特開昭56−127856号公報により先に提
案済である。
しかし、変速指令から実際の変速動作が開始されるまで
の遅れ時間t1〜t3は製品のバラツキ、即ち変速制御
油路の抵抗の個体差及び作動油の粘性変化等によって異
なり、上記遅延回路による設定時間T1が必ずしも遅れ
時間t1〜t3に対応し得ず、上記の空吹け及び変速シ
ョックを完全には防ぎきれないことを確かめた。
の遅れ時間t1〜t3は製品のバラツキ、即ち変速制御
油路の抵抗の個体差及び作動油の粘性変化等によって異
なり、上記遅延回路による設定時間T1が必ずしも遅れ
時間t1〜t3に対応し得ず、上記の空吹け及び変速シ
ョックを完全には防ぎきれないことを確かめた。
又、実際の変速動作時間t3〜t4も遅れ時間t1〜t
3程ではないにしても上記製品のバラツキに起因する変
動を免れず、ロックアツプ中断時間T′が必ずしも実際
の変速動作時間t3〜t4にし得るとは言えない。従っ
て、設定時間T1が遅れ時間t1〜t3にし得た場合に
おいても、ロックアツプ中断の解除(再ロツクアップ)
時期が必ずしも変速動作終了時期(に対応しないことと
なり、この点でも変速ショックの防止を完全には達成で
きないことを確かめた。
3程ではないにしても上記製品のバラツキに起因する変
動を免れず、ロックアツプ中断時間T′が必ずしも実際
の変速動作時間t3〜t4にし得るとは言えない。従っ
て、設定時間T1が遅れ時間t1〜t3にし得た場合に
おいても、ロックアツプ中断の解除(再ロツクアップ)
時期が必ずしも変速動作終了時期(に対応しないことと
なり、この点でも変速ショックの防止を完全には達成で
きないことを確かめた。
ここで変速ショックの原因となる変速中及びその前後に
おける変速機出力トルクを考察するに、第10図(a)
及び同図(b)に示す如くこのトルクは変速開始時t3
において、今迄結合されていた摩擦要素(2→3変速で
はセカンドブレーキ)が釈放されることにより急減する
。その後トルクは、次に結合すべき摩擦要素(2→3変
速ではフロントクラッチ)が結合されることにより増加
し始め、この結合が完了する変速終了時t4以後もエン
ジンの回転イナーシャによって上昇を続け、瞬時t5に
おいてピークに達する。その後トルクは変速後落着くべ
き値まで低下し、瞬時t5以後この値に安定する(時間
変化率が極く小さくなる〉。
おける変速機出力トルクを考察するに、第10図(a)
及び同図(b)に示す如くこのトルクは変速開始時t3
において、今迄結合されていた摩擦要素(2→3変速で
はセカンドブレーキ)が釈放されることにより急減する
。その後トルクは、次に結合すべき摩擦要素(2→3変
速ではフロントクラッチ)が結合されることにより増加
し始め、この結合が完了する変速終了時t4以後もエン
ジンの回転イナーシャによって上昇を続け、瞬時t5に
おいてピークに達する。その後トルクは変速後落着くべ
き値まで低下し、瞬時t5以後この値に安定する(時間
変化率が極く小さくなる〉。
ところで変速ショックは、変速開始時t3以前のトルク
変化傾向から予測される変速開始後のトルク推定値TR
5よりトルクが上まわった後、このトルクが安定する瞬
時t6迄のトルク変動によって生ずる。従って、この間
にロックアツプを中断するようにすれば、これによる変
速ショック低減効果が狙い通りに達成されることになる
。
変化傾向から予測される変速開始後のトルク推定値TR
5よりトルクが上まわった後、このトルクが安定する瞬
時t6迄のトルク変動によって生ずる。従って、この間
にロックアツプを中断するようにすれば、これによる変
速ショック低減効果が狙い通りに達成されることになる
。
(発明の目的)
本発明はかかる事実認識に基づき、変速機出力トルクか
らロックアツプ中断時期及び再ロツクアップ時期を決定
して、これら時期を前記製品のバラツキに影響されるこ
となく常時実際の変速動作時期に対応させたものとし、
もって前述の両問題を解決することを目的とする。
らロックアツプ中断時期及び再ロツクアップ時期を決定
して、これら時期を前記製品のバラツキに影響されるこ
となく常時実際の変速動作時期に対応させたものとし、
もって前述の両問題を解決することを目的とする。
(発明の構成)
本発明の第1発明は前者の問題を解決するために、第1
図にその概念を示す如く、入出力要素a、b間を適宜機
械的に直結可能な直結クラッチCを内蔵したロックアツ
プトルクコンバータdを介しエンジンeからの動力を入
力され、変速中、該直結クラッチCを結合すべきロック
アツプ領域でもロックアツプトルクコンバータdを直結
々ラッチCが一時釈放されたコンバータ状態にするロッ
クアツプ中断制御手段fを具えたロックアツプ式自動変
速機において、該自動変速機の変速指令を検知する変速
指令検知手段gと、自動変速機の出力トルクに対応した
トルクを検出する出力トルク検出手段りと、変速指令後
における前記トルクの推定値を算出する出力トルク推定
値算出手段1と、前記トルクとトルク推定値との差が設
定値J以下になる時前記直結クラッチCの一時釈放を前
記ロックアツプ中断制御手段fに指令する直結クラッチ
釈放時期決定手段にとを設けてなることを特徴とする。
図にその概念を示す如く、入出力要素a、b間を適宜機
械的に直結可能な直結クラッチCを内蔵したロックアツ
プトルクコンバータdを介しエンジンeからの動力を入
力され、変速中、該直結クラッチCを結合すべきロック
アツプ領域でもロックアツプトルクコンバータdを直結
々ラッチCが一時釈放されたコンバータ状態にするロッ
クアツプ中断制御手段fを具えたロックアツプ式自動変
速機において、該自動変速機の変速指令を検知する変速
指令検知手段gと、自動変速機の出力トルクに対応した
トルクを検出する出力トルク検出手段りと、変速指令後
における前記トルクの推定値を算出する出力トルク推定
値算出手段1と、前記トルクとトルク推定値との差が設
定値J以下になる時前記直結クラッチCの一時釈放を前
記ロックアツプ中断制御手段fに指令する直結クラッチ
釈放時期決定手段にとを設けてなることを特徴とする。
又本発明の第2発明は後者の問題をも解決するために、
第2図にその概念を示す如く、入出力要素a、b間を適
宜機械的に直結可能な直結クラッチCを内蔵しロックア
ツプトルクコンバータdを介しエンジンeからの動力を
入力され、変速中腰直結クラッチCを結合すべきロック
アツプ領域でもロックアツプトルクコンバータdを直結
クラッチCが一時釈放されたコンバータ状態にするロッ
クアツプ中断制御手段fを具えたロックアツプ式自動変
速機において、該自動変速機の変速指令を検知する変速
指令検知手段9と、自動変速機の出力トルクに対応した
トルクを検出する出力トルク検出手段りと、変速指令後
における前記トルクの推定萼を算出する出力トルク推定
値算出手段iと、前記トルクとトルク推定値との差が設
定値j以下になる時前記直結クラッチCの一時釈放を前
記ロックアツプ中断制御手段rに指令する直結クラッチ
釈放時期決定手段にと、該手段からの指令により前記直
結クラッチCの一時釈放を検知する直結クラッチ釈放検
知手段1と、前記出力トルク検出手段りにより検出した
トルクを基に直結クラッチCの一時釈放後における該ト
ルクの時間変化率を籠出する出力トルク変化率算出手段
、と、この時間間化化率設定値0以下になった時前記一
時釈放の中止を前記ロックアツプ中断制御手段fに指令
する直結クラッチ再結合時期決定手段pとを設けてなる
ことを特徴とする。
第2図にその概念を示す如く、入出力要素a、b間を適
宜機械的に直結可能な直結クラッチCを内蔵しロックア
ツプトルクコンバータdを介しエンジンeからの動力を
入力され、変速中腰直結クラッチCを結合すべきロック
アツプ領域でもロックアツプトルクコンバータdを直結
クラッチCが一時釈放されたコンバータ状態にするロッ
クアツプ中断制御手段fを具えたロックアツプ式自動変
速機において、該自動変速機の変速指令を検知する変速
指令検知手段9と、自動変速機の出力トルクに対応した
トルクを検出する出力トルク検出手段りと、変速指令後
における前記トルクの推定萼を算出する出力トルク推定
値算出手段iと、前記トルクとトルク推定値との差が設
定値j以下になる時前記直結クラッチCの一時釈放を前
記ロックアツプ中断制御手段rに指令する直結クラッチ
釈放時期決定手段にと、該手段からの指令により前記直
結クラッチCの一時釈放を検知する直結クラッチ釈放検
知手段1と、前記出力トルク検出手段りにより検出した
トルクを基に直結クラッチCの一時釈放後における該ト
ルクの時間変化率を籠出する出力トルク変化率算出手段
、と、この時間間化化率設定値0以下になった時前記一
時釈放の中止を前記ロックアツプ中断制御手段fに指令
する直結クラッチ再結合時期決定手段pとを設けてなる
ことを特徴とする。
(実施例)
以下、本発明の第1発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
説明する。
第3図は前進3速後退1速のロックアツプ式自動変速機
の内部における動力伝達部分を模式的に示したもので、
エンジンにより駆動されるクランクシャフト4、後で詳
細に説明するロックアツプ機構17を備えたロックアツ
プトルク・コンバーター1、インプットシャフト7、フ
ロント・クラッチ10′4、リア・クラッチ105、セ
カンド・ブレーキ106、ロー・リバース・ブレーキ1
07、一方向ブレーキ108、中間シャフト 109、
第1遊星歯車群110、第2遊星歯車群111、アウト
プットシャフト 112、第1ガバナー弁113、第2
ガバナー弁114、オイル・ポンプ13より構成される
。トルク・コンバーター1はポンプ翼車3、タービン翼
車8、ステータ翼車9より成り、ポンプ翼車3はクラン
クシャフト4により駆動され、中に入っているトルク・
コンバータ作動油を回しインプットシャフト7に固定さ
れたタービン翼車8にトルクを与える。トルクは更にイ
ンプットシャフト7によって変速歯車列に伝えられる。
の内部における動力伝達部分を模式的に示したもので、
エンジンにより駆動されるクランクシャフト4、後で詳
細に説明するロックアツプ機構17を備えたロックアツ
プトルク・コンバーター1、インプットシャフト7、フ
ロント・クラッチ10′4、リア・クラッチ105、セ
カンド・ブレーキ106、ロー・リバース・ブレーキ1
07、一方向ブレーキ108、中間シャフト 109、
第1遊星歯車群110、第2遊星歯車群111、アウト
プットシャフト 112、第1ガバナー弁113、第2
ガバナー弁114、オイル・ポンプ13より構成される
。トルク・コンバーター1はポンプ翼車3、タービン翼
車8、ステータ翼車9より成り、ポンプ翼車3はクラン
クシャフト4により駆動され、中に入っているトルク・
コンバータ作動油を回しインプットシャフト7に固定さ
れたタービン翼車8にトルクを与える。トルクは更にイ
ンプットシャフト7によって変速歯車列に伝えられる。
ステータ翼車9はワンウェイクラッチ10を介してスリ
ーブ12上に置かれる。ワンウェイクラッチ10はステ
ータ翼車9にクランクシャフト4と同方向の回転すなわ
ち矢印方向の回転(以下正転と略称する〉は許すが反対
方向の回転(以下逆転と略称する)は許さない構造にな
っている。第1遊星歯車群110は中間シャフト 10
9に固定される内歯歯車117、中空伝導シャフト 1
18に固定される太陽歯車119、内歯歯車117およ
び太陽歯車119のそれぞれに噛み合いながら自転と同
時に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊星歯車12
0、アウトプットシャフト112に固定され遊星歯車1
20を支持する遊星歯車支持体121から構成され、第
2遊星歯車群111はアウトプットシャフト 112に
固定される内歯歯車122、中空伝導シャフト 118
に固定される太陽歯車123、内歯歯車122および太
陽歯車123の、それぞれに噛み合いながら自転と同時
に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊星歯車124
、遊星歯車124を支持する遊星歯車支持体125より
構成される。フロント・クラッチ104はタービン翼車
8により駆動されるインプットシャフト7と両太陽歯車
119.123と一体になって回転する中空伝導シャフ
ト118とをドラム126を介して結合し、リア・クラ
ッチ105は中間シャフト109を介してインプットシ
ャフト7と第1遊星歯車群110の内歯歯車117とを
結合する働きをする。セカンド・ブレーキ106は中空
伝導シャフト118に固定されたドラム126を巻いて
締付けることにより、両太陽歯車119. 123を固
定し、ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊星歯車
群111の遊星歯車支持体125を固定する働きをする
。一方向ブレーキ108は遊星歯車支持体125に正転
は許すが、逆転は許さない構造になっている。第1ガバ
ナー弁113および第2ガバナー弁114はアウトプッ
トシャフト112に固定され車速に応じたガバナー圧を
発生する。
ーブ12上に置かれる。ワンウェイクラッチ10はステ
ータ翼車9にクランクシャフト4と同方向の回転すなわ
ち矢印方向の回転(以下正転と略称する〉は許すが反対
方向の回転(以下逆転と略称する)は許さない構造にな
っている。第1遊星歯車群110は中間シャフト 10
9に固定される内歯歯車117、中空伝導シャフト 1
18に固定される太陽歯車119、内歯歯車117およ
び太陽歯車119のそれぞれに噛み合いながら自転と同
時に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊星歯車12
0、アウトプットシャフト112に固定され遊星歯車1
20を支持する遊星歯車支持体121から構成され、第
2遊星歯車群111はアウトプットシャフト 112に
固定される内歯歯車122、中空伝導シャフト 118
に固定される太陽歯車123、内歯歯車122および太
陽歯車123の、それぞれに噛み合いながら自転と同時
に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊星歯車124
、遊星歯車124を支持する遊星歯車支持体125より
構成される。フロント・クラッチ104はタービン翼車
8により駆動されるインプットシャフト7と両太陽歯車
119.123と一体になって回転する中空伝導シャフ
ト118とをドラム126を介して結合し、リア・クラ
ッチ105は中間シャフト109を介してインプットシ
ャフト7と第1遊星歯車群110の内歯歯車117とを
結合する働きをする。セカンド・ブレーキ106は中空
伝導シャフト118に固定されたドラム126を巻いて
締付けることにより、両太陽歯車119. 123を固
定し、ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊星歯車
群111の遊星歯車支持体125を固定する働きをする
。一方向ブレーキ108は遊星歯車支持体125に正転
は許すが、逆転は許さない構造になっている。第1ガバ
ナー弁113および第2ガバナー弁114はアウトプッ
トシャフト112に固定され車速に応じたガバナー圧を
発生する。
次に選速桿をD(前進自動変速)位置に設定した場合に
おける動力伝動列を説明する。
おける動力伝動列を説明する。
この場合は始めに前進入力クラッチであるリア・クラッ
チ105のみが締結されている。エンジンからトルク・
コンバータを経た動力は、インプラミルシャフト7から
リア・クラッチ105を通って第1遊星歯車群110の
内歯歯車117に伝達される。
チ105のみが締結されている。エンジンからトルク・
コンバータを経た動力は、インプラミルシャフト7から
リア・クラッチ105を通って第1遊星歯車群110の
内歯歯車117に伝達される。
内歯歯車117は遊星歯車120を正転させる。従って
太陽歯車119は逆転し、太陽歯車119と一体になっ
て回転する第2遊星歯車群111の太陽歯車123を逆
転させるため第2遊星歯車群111の遊星歯車124は
正転する。一方向ブレーキ108は太陽歯車123が遊
星歯車支持体125を逆転させるのを阻止し、前進反力
ブレーキとして働く。このため第2遊星歯車群111の
内歯歯車122は正転する。
太陽歯車119は逆転し、太陽歯車119と一体になっ
て回転する第2遊星歯車群111の太陽歯車123を逆
転させるため第2遊星歯車群111の遊星歯車124は
正転する。一方向ブレーキ108は太陽歯車123が遊
星歯車支持体125を逆転させるのを阻止し、前進反力
ブレーキとして働く。このため第2遊星歯車群111の
内歯歯車122は正転する。
従って内歯歯車122と一体回転するアウトプットシャ
フト112も正転し、前進第1速の減速比が得られる。
フト112も正転し、前進第1速の減速比が得られる。
この状態において車速が上りセカンド・ブレーキ106
が締結されると第1速の場合と同様にインプットシャフ
ト7からリア・クラッチ105を通った動力は内歯歯車
117に伝達される。
が締結されると第1速の場合と同様にインプットシャフ
ト7からリア・クラッチ105を通った動力は内歯歯車
117に伝達される。
セカンド・ブレーキ106はドラム126を固定し、太
陽歯車119の回転を阻止し前進反力ブレーキとして働
く。このため静止した太陽歯車119のまわりを遊星歯
車120が自転しながら公転し、従って遊星歯車支持体
121およびこれと一体になっているアウトプットシャ
フト 112は減速されてはいるが、第1速の場合より
は早い速度で正転し、前進第2速の減速比が得られる。
陽歯車119の回転を阻止し前進反力ブレーキとして働
く。このため静止した太陽歯車119のまわりを遊星歯
車120が自転しながら公転し、従って遊星歯車支持体
121およびこれと一体になっているアウトプットシャ
フト 112は減速されてはいるが、第1速の場合より
は早い速度で正転し、前進第2速の減速比が得られる。
更に車速が上がりセカンド・ブレーキ106が解放され
フロント・クラッチ104が締結されると、インプット
シャフト7に伝達された動力は、一方はリア・クラッチ
105を経て内歯歯車117に伝達され、他方はフロン
トクラッチ104を経て太陽歯車119に伝達される。
フロント・クラッチ104が締結されると、インプット
シャフト7に伝達された動力は、一方はリア・クラッチ
105を経て内歯歯車117に伝達され、他方はフロン
トクラッチ104を経て太陽歯車119に伝達される。
従って内歯歯車117、太陽歯車119はインターロッ
クされ、遊星歯車支持体121およびアウトプットシャ
フト 112と共にすべて同一回転速度で正転し前進第
3速が得られる。この場合、入力クラッチに該当するも
のはフロントクラッチ104およびリアクラッチ105
であり、遊星歯車によるトルク増大は行われないため反
力ブレーキはない。
クされ、遊星歯車支持体121およびアウトプットシャ
フト 112と共にすべて同一回転速度で正転し前進第
3速が得られる。この場合、入力クラッチに該当するも
のはフロントクラッチ104およびリアクラッチ105
であり、遊星歯車によるトルク増大は行われないため反
力ブレーキはない。
次に選速桿をR(後退走行)位置に設定した場合の動力
伝動列を説明する。
伝動列を説明する。
この場合はフロント・クラッチ104とロー・リバース
・ブレーキ107が締結される。エンジンからトルクコ
ンバータ1を経た動力は、インプットシャフト7からフ
ロント・クラッチ104、ドラム126を通ってサン・
ギヤ119. 123に導かれる。
・ブレーキ107が締結される。エンジンからトルクコ
ンバータ1を経た動力は、インプットシャフト7からフ
ロント・クラッチ104、ドラム126を通ってサン・
ギヤ119. 123に導かれる。
この時、リア・プラネッ1〜・キャリア 125がロー
・リバース・ブレーキ107により固定されているので
、リン・ギヤ119. 123の上記正転でインターナ
ル・ギヤ122が減速されて逆転され、このインターナ
ル・ギヤと一体回転するアウトプット・シャフト 11
2から後退の減速比が得られる。
・リバース・ブレーキ107により固定されているので
、リン・ギヤ119. 123の上記正転でインターナ
ル・ギヤ122が減速されて逆転され、このインターナ
ル・ギヤと一体回転するアウトプット・シャフト 11
2から後退の減速比が得られる。
第4図は上記自動変速機に係わる変速制御装置の油圧系
統を示したちので、オイル・ポンプ13、ライン圧調整
弁128、増圧弁129、トルク・コンバーター1、選
速弁130、第1ガバナー弁113、第2ガバナー弁1
14.1−2シフト弁131.2−3シフト弁132、
スロットル減圧弁133、カットダウン弁134、セカ
ンド・ロック弁135.2−3タイミング弁136、ソ
レノイド・ダウン・シフト弁137、スロットル・バッ
ク・アップ弁138、。
統を示したちので、オイル・ポンプ13、ライン圧調整
弁128、増圧弁129、トルク・コンバーター1、選
速弁130、第1ガバナー弁113、第2ガバナー弁1
14.1−2シフト弁131.2−3シフト弁132、
スロットル減圧弁133、カットダウン弁134、セカ
ンド・ロック弁135.2−3タイミング弁136、ソ
レノイド・ダウン・シフト弁137、スロットル・バッ
ク・アップ弁138、。
バキューム・スロットル弁139、バキューム・ダイヤ
フラム1401フロントクラツチ104、リア・クラッ
チ105、セカンド・ブレーキ106、サーボ141、
ロー・リバース・ブレーキ107および油圧回路網より
なる。オイル・ポンプ13は原動機により駆動軸4およ
びトルク・コンバータ1のポンプ翼車3を介して駆動さ
れ、エンジン作動中は常にリザーバ 142からストレ
ーナ 143を通して有害なゴミを除去した油を扱いあ
げライン圧回路144へ送り出す。
フラム1401フロントクラツチ104、リア・クラッ
チ105、セカンド・ブレーキ106、サーボ141、
ロー・リバース・ブレーキ107および油圧回路網より
なる。オイル・ポンプ13は原動機により駆動軸4およ
びトルク・コンバータ1のポンプ翼車3を介して駆動さ
れ、エンジン作動中は常にリザーバ 142からストレ
ーナ 143を通して有害なゴミを除去した油を扱いあ
げライン圧回路144へ送り出す。
油はライン圧調整弁128によって所定の圧力に調整さ
れて作動油圧としてトルク・コンバーター1および選速
弁130へ送られる。ライン圧調整弁128はスプール
172とバネ173よりなり、スプール172にはバネ
173に加えて、増圧弁129のスプール174を介し
回路165のスロットル圧と回路156のライン圧とが
作用し、これらにより生ずる力がスプール172の上方
に回路144からオリフィス172を通して作用するラ
イン圧および回路176から作用′する注力に対抗して
いる。トルク・コンバーター1の作動油圧は、回路14
4がらライン圧調整弁128を経て回路145へ導入さ
れるオイルが作動油流入通路50よりトルクコンバータ
1内に通流した侵作動油流出通路51及び保圧弁146
を経て排除される間、保圧弁146によっである圧力以
内に保たれている。ある圧力以上では保圧弁146は開
かれて油はさらに回路147がら動力伝達機構の後部潤
滑部に送られる。この潤滑油圧が高すぎる時はリリーフ
弁148か開いて圧力は下げられる。
れて作動油圧としてトルク・コンバーター1および選速
弁130へ送られる。ライン圧調整弁128はスプール
172とバネ173よりなり、スプール172にはバネ
173に加えて、増圧弁129のスプール174を介し
回路165のスロットル圧と回路156のライン圧とが
作用し、これらにより生ずる力がスプール172の上方
に回路144からオリフィス172を通して作用するラ
イン圧および回路176から作用′する注力に対抗して
いる。トルク・コンバーター1の作動油圧は、回路14
4がらライン圧調整弁128を経て回路145へ導入さ
れるオイルが作動油流入通路50よりトルクコンバータ
1内に通流した侵作動油流出通路51及び保圧弁146
を経て排除される間、保圧弁146によっである圧力以
内に保たれている。ある圧力以上では保圧弁146は開
かれて油はさらに回路147がら動力伝達機構の後部潤
滑部に送られる。この潤滑油圧が高すぎる時はリリーフ
弁148か開いて圧力は下げられる。
一方動力伝達機構の前部潤滑部には回路145がら前部
潤滑弁149を開いて潤滑油が供給される。選速弁13
0は手動による流体方向切換弁で、スプール150によ
って構成され、選速桿(図示せず)にリンケージを介し
て結ばれ、各選速操作によってスプール150が働いて
ライン圧回路144の圧送通路を切換えるものである。
潤滑弁149を開いて潤滑油が供給される。選速弁13
0は手動による流体方向切換弁で、スプール150によ
って構成され、選速桿(図示せず)にリンケージを介し
て結ばれ、各選速操作によってスプール150が働いて
ライン圧回路144の圧送通路を切換えるものである。
第4図に示されている状態はN(中立)位置にある場合
でライン圧回路144はポートdおよびeに開いている
。第1ガバナー弁113および第2ガバナー弁114は
前進走行の時に発生したガバナー圧により1−2シフト
弁131、および2−3シフト弁132を作動させて自
動変速作用を行い、又ライン圧をも制御するもので選速
弁130がDoffおよび工の各位置にある時、油圧は
ライン圧回路144から選速弁130のポートOを経て
第2ガバナー弁114に達し、車が走行ずれば第2ガバ
ナー弁114によって調圧されたガバナー圧は回路15
7に送り出され第1ガバナー、弁113に導入され、あ
る重速になると第1万バナー弁113のスプール177
が移動して回路157は回路158と導通してガバナー
圧が発生し回路158よりガバナー、圧は1−2シフト
弁131.2−3シフト弁132およびカッ1〜ダウン
弁134の各端面に作用しこれらの合弁を右方に押しつ
けているそれぞれのバネと釣合っている。又、選速弁1
30のポートCから回路153、回路161および回路
162を経てセカンド・ブレーキ106を締めつけるサ
ーボ141の締結側油圧室169に達する油圧回路の途
中に1−2シフ1〜弁131とセカンド・ロック弁13
5を別個に設け、更に選速弁130のポートbからセカ
ンド・ロック弁135に達する回路152を設ける。
でライン圧回路144はポートdおよびeに開いている
。第1ガバナー弁113および第2ガバナー弁114は
前進走行の時に発生したガバナー圧により1−2シフト
弁131、および2−3シフト弁132を作動させて自
動変速作用を行い、又ライン圧をも制御するもので選速
弁130がDoffおよび工の各位置にある時、油圧は
ライン圧回路144から選速弁130のポートOを経て
第2ガバナー弁114に達し、車が走行ずれば第2ガバ
ナー弁114によって調圧されたガバナー圧は回路15
7に送り出され第1ガバナー、弁113に導入され、あ
る重速になると第1万バナー弁113のスプール177
が移動して回路157は回路158と導通してガバナー
圧が発生し回路158よりガバナー、圧は1−2シフト
弁131.2−3シフト弁132およびカッ1〜ダウン
弁134の各端面に作用しこれらの合弁を右方に押しつ
けているそれぞれのバネと釣合っている。又、選速弁1
30のポートCから回路153、回路161および回路
162を経てセカンド・ブレーキ106を締めつけるサ
ーボ141の締結側油圧室169に達する油圧回路の途
中に1−2シフ1〜弁131とセカンド・ロック弁13
5を別個に設け、更に選速弁130のポートbからセカ
ンド・ロック弁135に達する回路152を設ける。
従って、選速桿をD位置に設定すると、選速弁130の
スプール150が働いてライン圧回路144はポートa
、b、およびCに通じる。油圧はポートaからは回路1
51を通り一部はセカンド・ロック弁135の下部に作
用して、バネ179により上に押付けられているスプー
ル178がポートbから回路152を経て作用している
油圧によって下げられることにより導通している回路1
61および162が遮断されないようにし、一部はオリ
フィス166を経て回路167から2−3シフト弁1a
32に達し、ボートcからは回路153を通り第2ガバ
ナー弁114、リア・クラッチ105および1−2シフ
ト弁131に達して変速機は前進第1速の状態になる。
スプール150が働いてライン圧回路144はポートa
、b、およびCに通じる。油圧はポートaからは回路1
51を通り一部はセカンド・ロック弁135の下部に作
用して、バネ179により上に押付けられているスプー
ル178がポートbから回路152を経て作用している
油圧によって下げられることにより導通している回路1
61および162が遮断されないようにし、一部はオリ
フィス166を経て回路167から2−3シフト弁1a
32に達し、ボートcからは回路153を通り第2ガバ
ナー弁114、リア・クラッチ105および1−2シフ
ト弁131に達して変速機は前進第1速の状態になる。
この状態で車速がある速度になると回路158のガバナ
ー圧により、ハネ159によって右方に押付けられてい
る1−2シフト弁131のスプール160が左方に動い
て前進第1速から第2速への自動変速作用が行われ回路
153と回路161が導通し油圧はセカンド・ロック弁
135を経て回路162からサーボ141の締結側油圧
室169に達したセカンド・ブレーキ106に締結し、
変速機は前進第2速の状態になる。
ー圧により、ハネ159によって右方に押付けられてい
る1−2シフト弁131のスプール160が左方に動い
て前進第1速から第2速への自動変速作用が行われ回路
153と回路161が導通し油圧はセカンド・ロック弁
135を経て回路162からサーボ141の締結側油圧
室169に達したセカンド・ブレーキ106に締結し、
変速機は前進第2速の状態になる。
こ・の場合、1〜2シフト弁131は小型化しているた
め、変速点の速度は上昇することなく所要の速度でスプ
ール160は左方に動き前進第1速から第2速への自動
変速作用が行われる。更に車速が上がりある速度になる
と回路158のガバナー圧がバネ163に打勝って2〜
3シフト弁132のスプール164を左方へ押つけて回
路161と回路168が導通し油圧は回路168から一
部はサーボ141の解放側油圧室170に達してセカン
ド・ブレーキ 106を解放し、一部はフロント・クラ
ッチ104に達してこれを締結し、変速機は前進第3速
の状態になる。
め、変速点の速度は上昇することなく所要の速度でスプ
ール160は左方に動き前進第1速から第2速への自動
変速作用が行われる。更に車速が上がりある速度になる
と回路158のガバナー圧がバネ163に打勝って2〜
3シフト弁132のスプール164を左方へ押つけて回
路161と回路168が導通し油圧は回路168から一
部はサーボ141の解放側油圧室170に達してセカン
ド・ブレーキ 106を解放し、一部はフロント・クラ
ッチ104に達してこれを締結し、変速機は前進第3速
の状態になる。
なお、運転者がD位置での走行中大きな加速力を所望し
てアクヒルペダルをスロットル開度が全開に近くなるま
で大きく踏込むと、キックダウンスイッチがONになり
、ソレノイド・ダウン・シフト弁137に対設したダウ
ン・シフト・ソレノイド137aが通電により附勢され
る。これにより、ソレノイド・ダウン・シフト弁137
のスプール190はばね191により第2図中上方にロ
ックされた位置から下方に押される。この時、回路1′
54に通じでいたキックダウン回路180がライン圧回
路144に通じ、ライン圧が回路144.180を経て
1−2シフト弁131及び2−3シフト弁132にガバ
ナ圧と対向するよう供給される。この時第3速での走行
中であれば、先ず2−3シフト弁132のスプール16
4が上記ライン圧により左行位置がらガバナ圧に抗して
右行位置へ強制的に押動され、ある車速限度内で第3速
から第2速への強制的なダウンシフトが行なわれ、十分
な加速力が得られる。ところで、第2速での走行中に上
記キックダウンが行なわれると、この時は負荷が大きく
低速のため、ガバナ圧も低いことから、回路180に導
びがれたライン圧は1−2シフト弁131のスプール1
60も左行位置からがバナ圧に抗して右動される。従っ
で、この場合は第2速から第1速への強制的なダウンシ
フトが行なわれ、大負荷に対応した更に強力な加速力を
得ることができる。
てアクヒルペダルをスロットル開度が全開に近くなるま
で大きく踏込むと、キックダウンスイッチがONになり
、ソレノイド・ダウン・シフト弁137に対設したダウ
ン・シフト・ソレノイド137aが通電により附勢され
る。これにより、ソレノイド・ダウン・シフト弁137
のスプール190はばね191により第2図中上方にロ
ックされた位置から下方に押される。この時、回路1′
54に通じでいたキックダウン回路180がライン圧回
路144に通じ、ライン圧が回路144.180を経て
1−2シフト弁131及び2−3シフト弁132にガバ
ナ圧と対向するよう供給される。この時第3速での走行
中であれば、先ず2−3シフト弁132のスプール16
4が上記ライン圧により左行位置がらガバナ圧に抗して
右行位置へ強制的に押動され、ある車速限度内で第3速
から第2速への強制的なダウンシフトが行なわれ、十分
な加速力が得られる。ところで、第2速での走行中に上
記キックダウンが行なわれると、この時は負荷が大きく
低速のため、ガバナ圧も低いことから、回路180に導
びがれたライン圧は1−2シフト弁131のスプール1
60も左行位置からがバナ圧に抗して右動される。従っ
で、この場合は第2速から第1速への強制的なダウンシ
フトが行なわれ、大負荷に対応した更に強力な加速力を
得ることができる。
選速桿を■(前進第2速固定)位置に設定すると選速弁
130のスプール150は動いてライン圧回路144は
ポートb、cおよびdに通じる。油圧はポートbおよび
CからはDの場合と同じ場所に達し、リア・クラッチ1
05を締結し、一方セカント・ロック弁135の下部に
はこの■の場合は油圧が来ていないためとスプール17
8の回路152に開いて油圧が作用する部分の上下のラ
ンドの面積は下の方が大きいためセカンド・ロック弁1
35のスプール178はバネ179の力に抗して下に押
し下げられて回路152と@J路162が導通し、油圧
はサーボ141の締結側油圧室169に達しセカンド・
ブレーキ106を締結し変速機は前進第2速の状態にな
る。
130のスプール150は動いてライン圧回路144は
ポートb、cおよびdに通じる。油圧はポートbおよび
CからはDの場合と同じ場所に達し、リア・クラッチ1
05を締結し、一方セカント・ロック弁135の下部に
はこの■の場合は油圧が来ていないためとスプール17
8の回路152に開いて油圧が作用する部分の上下のラ
ンドの面積は下の方が大きいためセカンド・ロック弁1
35のスプール178はバネ179の力に抗して下に押
し下げられて回路152と@J路162が導通し、油圧
はサーボ141の締結側油圧室169に達しセカンド・
ブレーキ106を締結し変速機は前進第2速の状態にな
る。
ポートdからは油圧は回路154を通りソレノイド・ダ
ウン・シフト弁131およびスロワ1〜ル・バック・ア
ップ弁138に達する。選速弁130のポー1〜aとラ
イン圧回路144との間は断絶していて、回路151か
ら2−3シフト弁132には油圧が達していないためセ
カンド・ブレーキ106の解放とフロント・クラッチ1
04の締結は行われず変速機は前進第3速の状態になる
ことはなく、セカンド・ロック弁135は選速弁130
と相俟って変速機を前進第2速の状態に固定しておく働
きをする。選速桿を■(前進第1速同定)位置に設定す
るとライン圧回路144はポートc、dおよびeに通じ
る。油圧はポートCおよびdがらは■の場合と同じ場所
に達し、リア・クラッチ105を締結し、ポートeから
は回路155より1−2ジノ1〜弁131を経て、回路
171から一部はロー・リバース・ブレーキ107に達
して、前進反力ブレーキとして働くロー・リバース・ブ
レーキ107を締結し、変速機を前進第1速の状態にし
、一部は1−2シフト弁131の左側に達してバネ15
9と共にスプール160を右方に押しつけておくよう作
用し、前進第1速は固定される。
ウン・シフト弁131およびスロワ1〜ル・バック・ア
ップ弁138に達する。選速弁130のポー1〜aとラ
イン圧回路144との間は断絶していて、回路151か
ら2−3シフト弁132には油圧が達していないためセ
カンド・ブレーキ106の解放とフロント・クラッチ1
04の締結は行われず変速機は前進第3速の状態になる
ことはなく、セカンド・ロック弁135は選速弁130
と相俟って変速機を前進第2速の状態に固定しておく働
きをする。選速桿を■(前進第1速同定)位置に設定す
るとライン圧回路144はポートc、dおよびeに通じ
る。油圧はポートCおよびdがらは■の場合と同じ場所
に達し、リア・クラッチ105を締結し、ポートeから
は回路155より1−2ジノ1〜弁131を経て、回路
171から一部はロー・リバース・ブレーキ107に達
して、前進反力ブレーキとして働くロー・リバース・ブ
レーキ107を締結し、変速機を前進第1速の状態にし
、一部は1−2シフト弁131の左側に達してバネ15
9と共にスプール160を右方に押しつけておくよう作
用し、前進第1速は固定される。
なお、第4図において100は本発明にかかわるロック
アツプ制御装置を示し、これをロックアツプ制御弁30
と、ロックアツプソレノイド31とで構成する。ロック
アツプ制御弁30.ロックアップソレノイド31及びロ
ックアツプ機構17付トルクコンバータ1の詳細を以下
、第5図により説明する。
アツプ制御装置を示し、これをロックアツプ制御弁30
と、ロックアツプソレノイド31とで構成する。ロック
アツプ制御弁30.ロックアップソレノイド31及びロ
ックアツプ機構17付トルクコンバータ1の詳細を以下
、第5図により説明する。
トルクコンバーターのポンプ翼車3はコンバータカバー
6を介してドライブプレート5に結合し、このドライブ
プレートをエンジンクランクシャフト4に結合する。又
、タービン翼車8はハブ18を介してインプットシャフ
ト7にスプライン結合し、更に、ステータ翼車9はワン
ウェイクラッチ10を介してスリーブ12に結合する。
6を介してドライブプレート5に結合し、このドライブ
プレートをエンジンクランクシャフト4に結合する。又
、タービン翼車8はハブ18を介してインプットシャフ
ト7にスプライン結合し、更に、ステータ翼車9はワン
ウェイクラッチ10を介してスリーブ12に結合する。
トルクコンバータ1をコンバータハウジング28により
包囲し、このコンバータハウジングをトランスミッショ
ンケース29に対しポンプハウジング14及びポンプカ
バー11と共に結合する。ポンプハウジング14及びポ
ンプカバー11により画成される室内に前記オイルポン
プ13を収納し、このポンプを中空軸52によりポンプ
翼車3に結合してエンジン駆動されるようにする。中空
軸52でスリーブ12を合音して両者間に環状の前記作
動油供給通路50を画成し、スリーブ12内にインプッ
トシャフト7を遊貫して両者間に環状の前記作動油排出
通路51を画成する。なお、スリーブ12はポンプカバ
ー11に一体成形する。
包囲し、このコンバータハウジングをトランスミッショ
ンケース29に対しポンプハウジング14及びポンプカ
バー11と共に結合する。ポンプハウジング14及びポ
ンプカバー11により画成される室内に前記オイルポン
プ13を収納し、このポンプを中空軸52によりポンプ
翼車3に結合してエンジン駆動されるようにする。中空
軸52でスリーブ12を合音して両者間に環状の前記作
動油供給通路50を画成し、スリーブ12内にインプッ
トシャフト7を遊貫して両者間に環状の前記作動油排出
通路51を画成する。なお、スリーブ12はポンプカバ
ー11に一体成形する。
ロックアツプ機構17は次の構成とする。ハブ18上に
ロックアツプクラッチピストン(直結クラッチ)20を
摺動自在に嵌合し、このロックアツプクラッチピストン
をコンバータカバー6内に収納する。コンバータカバー
6の端壁に対向するロックアツプクラッチピストン20
の面に環状のクラッチフェーシング19を設け、このク
ラッチフェーシングがコンバータカバー6の端壁に接す
る時ロックアツプクラッチピストン20の両側にロック
アツプ室27とトルクコンバータ室63とが画成される
ようにする。
ロックアツプクラッチピストン(直結クラッチ)20を
摺動自在に嵌合し、このロックアツプクラッチピストン
をコンバータカバー6内に収納する。コンバータカバー
6の端壁に対向するロックアツプクラッチピストン20
の面に環状のクラッチフェーシング19を設け、このク
ラッチフェーシングがコンバータカバー6の端壁に接す
る時ロックアツプクラッチピストン20の両側にロック
アツプ室27とトルクコンバータ室63とが画成される
ようにする。
ロックアツプクラッチピストン20をトーショナルダン
パ21を介してタービン翼車8に駆動結合する。トーシ
ョナルダンパ21は乾式クラッチ等で用いられる型式の
ものとし、ドライブプレート23、トーショナルスプリ
ング24、リベット25及びドリブンプレー126で構
成する。ロックアップクラッチピストン20に環状部材
22を溶接し、その爪22aをドライブプレート23の
切欠き23aに駆動係合させ、ドリブンプレート26を
タービン翼車8に結着する。なお、ロックアツプ室27
を インプットシャフト7に形成したロックアツプ通路
16に通じさせ、この通路を後述のようにして前記ロッ
クアツプ制御装置100に関連させる。
パ21を介してタービン翼車8に駆動結合する。トーシ
ョナルダンパ21は乾式クラッチ等で用いられる型式の
ものとし、ドライブプレート23、トーショナルスプリ
ング24、リベット25及びドリブンプレー126で構
成する。ロックアップクラッチピストン20に環状部材
22を溶接し、その爪22aをドライブプレート23の
切欠き23aに駆動係合させ、ドリブンプレート26を
タービン翼車8に結着する。なお、ロックアツプ室27
を インプットシャフト7に形成したロックアツプ通路
16に通じさせ、この通路を後述のようにして前記ロッ
クアツプ制御装置100に関連させる。
ロックアツプ制御弁30はスプール30aを具え、こ、
のスプールがばね30bにより第5図中上半部に示づ位
置にされる時、ポート30dをポート30eに通じさせ
、スプール30aが室30c内の油圧で下半部位置にさ
れる時、ポート30dをドレンボート30fに通じさせ
るよう機能する。ポート30dは通路56を経てロック
アツプ通路16に通じさせ、ポート30eは第4図に示
すにうに通路57を経てトルクコンバ一タ作動油供給通
路50に通じさせ、930cは通路53を経て第4図の
如くリアクラッチ圧通路153に通じさせる。
のスプールがばね30bにより第5図中上半部に示づ位
置にされる時、ポート30dをポート30eに通じさせ
、スプール30aが室30c内の油圧で下半部位置にさ
れる時、ポート30dをドレンボート30fに通じさせ
るよう機能する。ポート30dは通路56を経てロック
アツプ通路16に通じさせ、ポート30eは第4図に示
すにうに通路57を経てトルクコンバ一タ作動油供給通
路50に通じさせ、930cは通路53を経て第4図の
如くリアクラッチ圧通路153に通じさせる。
通路53の途中にオリフィス54を設け、このオリフィ
スと室30cとの間において通路53に分岐通路55を
設ける。分岐通路55はその内部にオリフイス58を有
すると共に、ドレンポート59に連通させ、ロックアツ
プソレノイド31は分岐通路55を開閉するのに用いる
。この目的のため、ロックアツプソレノイド31はプラ
ンジャ31aを有し、このプランジャ31aを通常は第
4図及び第5図の左半部位置に保つが、ソレノイド31
の附勢時は右半部の突出位置にして分岐通路55を閉じ
得るようにする。
スと室30cとの間において通路53に分岐通路55を
設ける。分岐通路55はその内部にオリフイス58を有
すると共に、ドレンポート59に連通させ、ロックアツ
プソレノイド31は分岐通路55を開閉するのに用いる
。この目的のため、ロックアツプソレノイド31はプラ
ンジャ31aを有し、このプランジャ31aを通常は第
4図及び第5図の左半部位置に保つが、ソレノイド31
の附勢時は右半部の突出位置にして分岐通路55を閉じ
得るようにする。
ソレノイド31の減勢でプランジt31aが分岐通路5
5を開いている場合、この分岐通路がドレンボート59
に通じる。この詩、通路53を経て室30cに向うリア
クラッチ圧はドレンボート59より扱取られ、ロックア
ツプ制御弁30はスプール30aがばね30bにより第
5図中上半部位置にされることから、ポート30dをポ
ート30cに通じさせる。従って、通路57に導かれて
いるトルクコンバータ内圧がポート30e、30d、通
路56.16を経てロックアツプ室27に供給され、こ
のロックアツプ室27はコンバータ室63と同圧となる
。これによりロツクアップクラッチピストン20は第5
図の位置から右行され、そのクラッチフェーシング19
がコンバータカバー6の端壁から離れるため、ポンプイ
ンペラ3とタ−ビンランナ8どの直結が解かれ、トルク
コンバータ1はトルクコンバータ状態で通常の動力伝達
を行なうことができる。
5を開いている場合、この分岐通路がドレンボート59
に通じる。この詩、通路53を経て室30cに向うリア
クラッチ圧はドレンボート59より扱取られ、ロックア
ツプ制御弁30はスプール30aがばね30bにより第
5図中上半部位置にされることから、ポート30dをポ
ート30cに通じさせる。従って、通路57に導かれて
いるトルクコンバータ内圧がポート30e、30d、通
路56.16を経てロックアツプ室27に供給され、こ
のロックアツプ室27はコンバータ室63と同圧となる
。これによりロツクアップクラッチピストン20は第5
図の位置から右行され、そのクラッチフェーシング19
がコンバータカバー6の端壁から離れるため、ポンプイ
ンペラ3とタ−ビンランナ8どの直結が解かれ、トルク
コンバータ1はトルクコンバータ状態で通常の動力伝達
を行なうことができる。
ロックアツプソレノイド31の附勢でプランジャ31a
が分岐通路55を閉じる場合、通路53を経て室30c
内にリアクラッチ圧が供給されるようになり、ロックア
ツプ制御弁30はスプール30aが第5図中上半部位置
から下半部位置へ左行されることで、ポート30dをド
レンポート30fに通じさせる。これによりロックアツ
プ室27はロックアツプ通路16、通路56、ポート3
0dを経てドレンポート30fに通じ、無圧状態にされ
る。かくて、ロックアツプクラッチピストン20はコン
バータ室63内のトルクコンバータ内圧により第5図中
左行され、この図に示す如くクラッチフェーシング19
をコンバータカバー6の端壁に圧接されることで、ポン
プインペラ3とタービンランナ8とが直結されたロツク
アップ状態が得られる。
が分岐通路55を閉じる場合、通路53を経て室30c
内にリアクラッチ圧が供給されるようになり、ロックア
ツプ制御弁30はスプール30aが第5図中上半部位置
から下半部位置へ左行されることで、ポート30dをド
レンポート30fに通じさせる。これによりロックアツ
プ室27はロックアツプ通路16、通路56、ポート3
0dを経てドレンポート30fに通じ、無圧状態にされ
る。かくて、ロックアツプクラッチピストン20はコン
バータ室63内のトルクコンバータ内圧により第5図中
左行され、この図に示す如くクラッチフェーシング19
をコンバータカバー6の端壁に圧接されることで、ポン
プインペラ3とタービンランナ8とが直結されたロツク
アップ状態が得られる。
上記ロックアップソレノイド31のオン、オフを本発明
においては例えば第6図の如きマイクロコンピュータに
より制御する。この図中200は中央処理ユニット(C
PU)、201は水晶振動子、202は読取専用メモリ
(ROM)、203はランダムアークセスメモリ(RA
M)、204は入出力インターフェース回路(I/O)
を夫々示し、これらでマイクロコンピュータを構成する
。CPU200はスロットル開度信号205、車速信号
206.1−2シフト信号207.2−3シフト信号2
08、エンジン回転数信号209をI/O204を経て
読込み、これら入力信号の演算結果をロックアツプ制御
信号210としてI/O204よりロックアツプソレノ
イド31(第4図及び第5図参照)に出力することて、
これをオン、オフしてトルクコンバータ1をロックアツ
プ制御する。
においては例えば第6図の如きマイクロコンピュータに
より制御する。この図中200は中央処理ユニット(C
PU)、201は水晶振動子、202は読取専用メモリ
(ROM)、203はランダムアークセスメモリ(RA
M)、204は入出力インターフェース回路(I/O)
を夫々示し、これらでマイクロコンピュータを構成する
。CPU200はスロットル開度信号205、車速信号
206.1−2シフト信号207.2−3シフト信号2
08、エンジン回転数信号209をI/O204を経て
読込み、これら入力信号の演算結果をロックアツプ制御
信号210としてI/O204よりロックアツプソレノ
イド31(第4図及び第5図参照)に出力することて、
これをオン、オフしてトルクコンバータ1をロックアツ
プ制御する。
なお、1−2シフト信号207及び2−3シフト信号2
08は夫々、第7図に示す如く前記1−2シフト弁13
1及び2−3シフト弁132に組込んで構成した1−2
シフI・スイッチ60及び2−3シフトスイッチ61に
よって得ることができ、これらスイッチ60.61は夫
々弁スプール160.164の位置に応じ開閉して信号
207.208を出力する。この目的のため、サイドプ
レート64に弁スプール160、164の端面と正対す
るよう固定接点65.66を設け、これら固定接点をサ
イドプレート64から絶縁体67、6Bにより電気絶縁
し、弁スプール160.164を可動接点として帰納さ
せる。シフト弁131.132は車体にアースされてい
ることから、固定接点65゜66を夫々リード線69に
より抵抗を介して電源+Vに接続することで、固定接点
65及び弁スプール160により1−2シフトスイツチ
60を、又固定接点66及び弁スプール164により2
−3シフトスイツチ61を夫々構成することができる。
08は夫々、第7図に示す如く前記1−2シフト弁13
1及び2−3シフト弁132に組込んで構成した1−2
シフI・スイッチ60及び2−3シフトスイッチ61に
よって得ることができ、これらスイッチ60.61は夫
々弁スプール160.164の位置に応じ開閉して信号
207.208を出力する。この目的のため、サイドプ
レート64に弁スプール160、164の端面と正対す
るよう固定接点65.66を設け、これら固定接点をサ
イドプレート64から絶縁体67、6Bにより電気絶縁
し、弁スプール160.164を可動接点として帰納さ
せる。シフト弁131.132は車体にアースされてい
ることから、固定接点65゜66を夫々リード線69に
より抵抗を介して電源+Vに接続することで、固定接点
65及び弁スプール160により1−2シフトスイツチ
60を、又固定接点66及び弁スプール164により2
−3シフトスイツチ61を夫々構成することができる。
前)ホした処から明らかなように第1速の時は弁スプー
ル160.164が共に固定接点65.66と接した第
7図の位置にあり、1−2シフトスイツヂ60及び2−
3シフトスイッチ61は夫々低(L>レベルの信号20
7. 208を出力する。第2速の時は弁スプール16
0のみが第7図中左行して固定接点65から離れ、1−
2シフ1−スイッチ60は高(H)レベルの信号207
を出力する。又、第3速の時は弁スプール164も第7
図中左行して固定接点66から離れ、2−3シフトスイ
ツチ61もHレベル信号208を出力するようになる。
ル160.164が共に固定接点65.66と接した第
7図の位置にあり、1−2シフトスイツヂ60及び2−
3シフトスイッチ61は夫々低(L>レベルの信号20
7. 208を出力する。第2速の時は弁スプール16
0のみが第7図中左行して固定接点65から離れ、1−
2シフ1−スイッチ60は高(H)レベルの信号207
を出力する。又、第3速の時は弁スプール164も第7
図中左行して固定接点66から離れ、2−3シフトスイ
ツチ61もHレベル信号208を出力するようになる。
又、変速機出力トルク信号209は、例えば特公昭53
−12447号公報に記載されているようなトルクセン
サによって、アウトプットシャフト112(第3図参照
)に加わる変速機出力トルクを磁歪効果で電気的に得る
ことができ、その他のスロットル信号205及び車速信
号206も周知のセンサによって容易に得ることができ
る。
−12447号公報に記載されているようなトルクセン
サによって、アウトプットシャフト112(第3図参照
)に加わる変速機出力トルクを磁歪効果で電気的に得る
ことができ、その他のスロットル信号205及び車速信
号206も周知のセンサによって容易に得ることができ
る。
CPU200は水晶振動子201からのクロック信号を
受け、例えば100msの定時間毎にROM202に格
納したプログラムを実行し、このプログラム実行中必要
なデータをRAM203に一時記憶させたり、これから
読出プ。
受け、例えば100msの定時間毎にROM202に格
納したプログラムを実行し、このプログラム実行中必要
なデータをRAM203に一時記憶させたり、これから
読出プ。
先ずCPU200は図示ぜざる制御プログラムの実行に
より、信号205.206からめたスロットル間層及び
車速から、又信号206.207のレベルの組合せによ
りめた変速位向から、第11図に示す線図に対応したテ
ーブルを基にトルクコンパ−タ1をロックアツプ状態に
すべきロックアツプ領域A、B、Cにあるのか、それ以
外のコンバータ領域にあるのかを判定し、ロックアツプ
領域ではロックアツプ制御信号210をHレベルにして
ロックアツプソレノイド31の付勢によりトルクコンバ
ータ1を要求通りロックアツプ状態にし、コンバータ領
域ではロックアツプ制御信号210をLレベルにしてロ
ックアツプソレノイド31の減勢によりトルクコンバー
タ1を要求通りコンバータ状態にする。
より、信号205.206からめたスロットル間層及び
車速から、又信号206.207のレベルの組合せによ
りめた変速位向から、第11図に示す線図に対応したテ
ーブルを基にトルクコンパ−タ1をロックアツプ状態に
すべきロックアツプ領域A、B、Cにあるのか、それ以
外のコンバータ領域にあるのかを判定し、ロックアツプ
領域ではロックアツプ制御信号210をHレベルにして
ロックアツプソレノイド31の付勢によりトルクコンバ
ータ1を要求通りロックアツプ状態にし、コンバータ領
域ではロックアツプ制御信号210をLレベルにしてロ
ックアツプソレノイド31の減勢によりトルクコンバー
タ1を要求通りコンバータ状態にする。
以上は基本的な第11図の線図に対応したロックアツプ
制御であるが、ロックアツプ領域での変速時CPU20
0は第8図に示す制御プログラムの実行により以下の如
くロックアツプの一時中断を行なう。
制御であるが、ロックアツプ領域での変速時CPU20
0は第8図に示す制御プログラムの実行により以下の如
くロックアツプの一時中断を行なう。
第8図の制御プログラムは一定時間ΔT毎の割込みによ
りステップ210′において繰返し実行され、先ずステ
ップ211で信号209より変速機出力トルクTRnを
読込んだ後、次のステップ212で既に変速指令が有っ
た変速中であるか否かを判別する。この判別に当っては
、変速指令が合った時に後述の如くONにされる変速フ
ラッグがONか否(OFF)かによってこれを行なう。
りステップ210′において繰返し実行され、先ずステ
ップ211で信号209より変速機出力トルクTRnを
読込んだ後、次のステップ212で既に変速指令が有っ
た変速中であるか否かを判別する。この判別に当っては
、変速指令が合った時に後述の如くONにされる変速フ
ラッグがONか否(OFF)かによってこれを行なう。
変速フラッグOFFで変速中でなければ、制御をステッ
プ213に進め、シフト信号207又は208にレベル
変化が有ったか否かにより変速指令が有ったか否かを判
別し、変速指令がなければステップ242においてその
まま制御を終了し、変速指令が有れば(第10図(c)
中瞬時t1>ステップ214においでステップ211で
読込んだ出力トルクTRnを、変速指令後の出力トルク
変化傾向をみるための前回値TRcとして記憶すると共
に、実際の変速動作開始前の出力トルク最大値をみるた
めの前回値TRp’としても記憶する。次で制御はステ
ップ215に進み、ここで前記の変速フラッグを変速指
令があったことからONにし、その後ステップ242で
制御を終了する。
プ213に進め、シフト信号207又は208にレベル
変化が有ったか否かにより変速指令が有ったか否かを判
別し、変速指令がなければステップ242においてその
まま制御を終了し、変速指令が有れば(第10図(c)
中瞬時t1>ステップ214においでステップ211で
読込んだ出力トルクTRnを、変速指令後の出力トルク
変化傾向をみるための前回値TRcとして記憶すると共
に、実際の変速動作開始前の出力トルク最大値をみるた
めの前回値TRp’としても記憶する。次で制御はステ
ップ215に進み、ここで前記の変速フラッグを変速指
令があったことからONにし、その後ステップ242で
制御を終了する。
上記のように変速フラッグがONになった後(第10図
(c)中t1以後)は、ステップ212がスデッ121
6を選択するようになり、ステップ216でロックアツ
プの中断が既に行なわれているか否かを判別する。この
判別に当っては、ロックアツプの中断が開始された時に
後述の如<ONとなるL/u中断フラッグがONか否(
OFF)かかによってこれを行なう。未だロックアツプ
の中断が開始されておらず、L/u中断フラッグがOF
Fであれば、ステップ217が選択され、ここでは今回
ステップ211で読込んだ出力トルクTRnと今迄の出
力トルク最大値TRp’(初回はステップ214で記憶
した値)との差ΔTPpをTRn−TRp’の演算によ
りめる。
(c)中t1以後)は、ステップ212がスデッ121
6を選択するようになり、ステップ216でロックアツ
プの中断が既に行なわれているか否かを判別する。この
判別に当っては、ロックアツプの中断が開始された時に
後述の如<ONとなるL/u中断フラッグがONか否(
OFF)かかによってこれを行なう。未だロックアツプ
の中断が開始されておらず、L/u中断フラッグがOF
Fであれば、ステップ217が選択され、ここでは今回
ステップ211で読込んだ出力トルクTRnと今迄の出
力トルク最大値TRp’(初回はステップ214で記憶
した値)との差ΔTPpをTRn−TRp’の演算によ
りめる。
次のステップ218では、上記の差ΔTRpが負か否(
正)か、つまり変速機出力トルクが減少中か否(増大中
)かを判別する。ΔTRp<0でなければ、つまり変速
機出力トルクが増大中であれば、ステップ219を選択
し、ここで△TRp<0(トルク減少中)をステップ2
18が何回判別したかをカウントする後述のカウンタM
Cを0にクリアし、次のステップ220で、変速機出力
トルクが減少に転じた時後)本の如くONになる減少中
フラッグをOFFにする。次のステップ221では、今
トルク増大中であるから、今回ステップ211で読込ん
だトルクT Rnを前記の最大値TRp’として記憶す
る。従って、その後はここで記憶した最大値TRp’が
ステップ217で用いられる。
正)か、つまり変速機出力トルクが減少中か否(増大中
)かを判別する。ΔTRp<0でなければ、つまり変速
機出力トルクが増大中であれば、ステップ219を選択
し、ここで△TRp<0(トルク減少中)をステップ2
18が何回判別したかをカウントする後述のカウンタM
Cを0にクリアし、次のステップ220で、変速機出力
トルクが減少に転じた時後)本の如くONになる減少中
フラッグをOFFにする。次のステップ221では、今
トルク増大中であるから、今回ステップ211で読込ん
だトルクT Rnを前記の最大値TRp’として記憶す
る。従って、その後はここで記憶した最大値TRp’が
ステップ217で用いられる。
次のステップ222では、今回ステップ211で読込ん
だ出力トルクTRnと前回の出力トルクTRc(初回は
ステップ214で記憶した値)との差△TRnをTRn
−TRcの演算によりめ、第10図(C)中変速指令時
t1から変速動作開始時t3迄の間における演算りイク
ルΔT中の出力トルク変化(増大)量を検出する。次の
ステップ223ては、上記出力トルク変化量△TRnと
前回同じステップ222てめた△TRn−1との平均値
ΔTRをめると共に、この平均値を演算サイクル△Tで
除し、出力トルクの時間変化率△TR/ΔTをめる。こ
のような処理を行なうことにより、出力トルク信号20
9に一時的にノイズが含まれている場合でも、第10図
(C)中変速指令から変速動作開始までの期間t1〜t
3中における出力トルクの期間変化率(出力トルク変化
傾向)を正確にめることかできる。その後制御はステッ
プ224に進み、ここで今回ステップ211において読
込んだ出力トルクTRnを前記の前回値TRcとして記
憶した後、ステップ242で制御を終了する。従って、
その後はここで記憶した前回値TRCがステップ222
で用いられる。
だ出力トルクTRnと前回の出力トルクTRc(初回は
ステップ214で記憶した値)との差△TRnをTRn
−TRcの演算によりめ、第10図(C)中変速指令時
t1から変速動作開始時t3迄の間における演算りイク
ルΔT中の出力トルク変化(増大)量を検出する。次の
ステップ223ては、上記出力トルク変化量△TRnと
前回同じステップ222てめた△TRn−1との平均値
ΔTRをめると共に、この平均値を演算サイクル△Tで
除し、出力トルクの時間変化率△TR/ΔTをめる。こ
のような処理を行なうことにより、出力トルク信号20
9に一時的にノイズが含まれている場合でも、第10図
(C)中変速指令から変速動作開始までの期間t1〜t
3中における出力トルクの期間変化率(出力トルク変化
傾向)を正確にめることかできる。その後制御はステッ
プ224に進み、ここで今回ステップ211において読
込んだ出力トルクTRnを前記の前回値TRcとして記
憶した後、ステップ242で制御を終了する。従って、
その後はここで記憶した前回値TRCがステップ222
で用いられる。
ステップ218はΔTRp<0、つまり出力トルクがス
テップ221において最後に記憶した最大値TRp’よ
り減少した場合、ステップ225を選択し、ここで前記
の減少中フラッグがONか否かを判別する。今ステップ
220においてこのフラッグがOFFにされていたため
、ステップ225はステップ226を選択し、前記のカ
ウンタMCを1ステップ歩進させる。次のステップ22
7ではこのカウンタMCが所定値K(例えば3)未満で
あるか否かを判別する。所定値以上であれば、出力トル
クが第10図(C)中変動勅作開始時t3に至ってのト
ルク減少であること確かであるから、ステップ218に
おいて前記の減少中フラッグをONにした後、ステップ
242で制御を終了する。しかし、MC<Kである場合
、トルク減少が第10図(C)の瞬時t3以前のもので
あることから、ステップ227はステップ222〜22
4を順次選択し、前記と同様の処理を行なった後MC>
Kとなる迄、前記のループを繰返す。
テップ221において最後に記憶した最大値TRp’よ
り減少した場合、ステップ225を選択し、ここで前記
の減少中フラッグがONか否かを判別する。今ステップ
220においてこのフラッグがOFFにされていたため
、ステップ225はステップ226を選択し、前記のカ
ウンタMCを1ステップ歩進させる。次のステップ22
7ではこのカウンタMCが所定値K(例えば3)未満で
あるか否かを判別する。所定値以上であれば、出力トル
クが第10図(C)中変動勅作開始時t3に至ってのト
ルク減少であること確かであるから、ステップ218に
おいて前記の減少中フラッグをONにした後、ステップ
242で制御を終了する。しかし、MC<Kである場合
、トルク減少が第10図(C)の瞬時t3以前のもので
あることから、ステップ227はステップ222〜22
4を順次選択し、前記と同様の処理を行なった後MC>
Kとなる迄、前記のループを繰返す。
MC≧Kになって、ステップ228で減少中フラッグが
ONにされると、ステップ225はステップ229を選
択するようになる。このステップにおいでは、第10図
(C)中変速動作開始時t3以後の推定出力トルクTR
3を、その直前における出力トルク変化傾向、即ちステ
ップ223で最後にめたΔTR/ΔTと、ステップ22
1で最後に記憶した最大値TRp’と、変速動作開始時
t3からの経過時間tとに基づき、TRs=TRp’+
(ΔTR/ΔT)・tの演算によりめる。次のステップ
230では、上記出力トルク推定値TR3と出カトルク
実測値TRnをの差の絶対値△TR’、即ち△TR’=
|TRn−TRs|をめ、次のステツブ231でこの差
△TR’が設定値M以下かどうかを判別する。設定値M
は、差ΔTR’が第10図(C)に示す如く推定値TR
sと実測値TRnとの一致によって0となる瞬時t7を
判断するためのものであるため、0にすべきであるが、
実際にはトルク検出時刻の僅かなずれや演算誤差等を考
慮して0に近い成る値に定める。
ONにされると、ステップ225はステップ229を選
択するようになる。このステップにおいでは、第10図
(C)中変速動作開始時t3以後の推定出力トルクTR
3を、その直前における出力トルク変化傾向、即ちステ
ップ223で最後にめたΔTR/ΔTと、ステップ22
1で最後に記憶した最大値TRp’と、変速動作開始時
t3からの経過時間tとに基づき、TRs=TRp’+
(ΔTR/ΔT)・tの演算によりめる。次のステップ
230では、上記出力トルク推定値TR3と出カトルク
実測値TRnをの差の絶対値△TR’、即ち△TR’=
|TRn−TRs|をめ、次のステツブ231でこの差
△TR’が設定値M以下かどうかを判別する。設定値M
は、差ΔTR’が第10図(C)に示す如く推定値TR
sと実測値TRnとの一致によって0となる瞬時t7を
判断するためのものであるため、0にすべきであるが、
実際にはトルク検出時刻の僅かなずれや演算誤差等を考
慮して0に近い成る値に定める。
ΔTR’≦Mでなければ、第10図(C)中瞬峙t7に
達していないことになり、この場合ステップ231はス
テップ242を選択して制御を終了するが、ΔTR’≦
Mであれば瞬時t7に達したと見做してステップ231
は以下の如く、変速ショック防止用のロックアツプ中断
(OFF)制御を実行するようステップ232を選択す
る。ステップ232では第6図中ロックアツプ制御信号
210をLレベルにηるL/u中断指令を発し、このよ
うに信号210がLレベルにされることでロックアツプ
ソレノイド31の減勢によりトルクコンバータ1は前述
したようにロックアツプ領域であっても一時ロツタアッ
プを中断され、コンバータ状態に切換ねる。
達していないことになり、この場合ステップ231はス
テップ242を選択して制御を終了するが、ΔTR’≦
Mであれば瞬時t7に達したと見做してステップ231
は以下の如く、変速ショック防止用のロックアツプ中断
(OFF)制御を実行するようステップ232を選択す
る。ステップ232では第6図中ロックアツプ制御信号
210をLレベルにηるL/u中断指令を発し、このよ
うに信号210がLレベルにされることでロックアツプ
ソレノイド31の減勢によりトルクコンバータ1は前述
したようにロックアツプ領域であっても一時ロツタアッ
プを中断され、コンバータ状態に切換ねる。
その後ステップ233において、ロックアツプ中断時間
(第10図(C)中瞬時t7からの経過時間)を計時す
るためのL/u中断タイマを起動させ、次のステップ2
34ではロックアツプの中断が開始されたことを示す前
記L/u中断フラッグをONにし、変速機出力トルクが
減少中であることを示す前記減少中フラッグをOFFに
し、更に次のステップ236で前記のカウンタMCを0
にクリアした後、ステップ242で制御を終了する。
(第10図(C)中瞬時t7からの経過時間)を計時す
るためのL/u中断タイマを起動させ、次のステップ2
34ではロックアツプの中断が開始されたことを示す前
記L/u中断フラッグをONにし、変速機出力トルクが
減少中であることを示す前記減少中フラッグをOFFに
し、更に次のステップ236で前記のカウンタMCを0
にクリアした後、ステップ242で制御を終了する。
上記のようにステップ234でL/u中断フラッグがO
Nにされると、このフラッグによってL/u中断済みか
否かを判別Jるステップ216がステップ237を選択
する。ステップ237では、ステップ233において起
動されたタイマが第10図(C)に示す予め記憶された
ロックアツプ中断時間T’以上を示しているか否か、つ
まり第10図(C)中瞬時t7から設定時間T′が経過
して再ロツクアップすべき瞬時t6に達しているか否か
を判別する。達していなければ、ロックアツプの中断を
継続すべきであるから、そのままステップ242におい
て制御を終了し、達していればステップ238において
第6図中のスロットル信号205及び車速信号206か
ら第11図に示す線図に対応したテーブルデータを基に
相変らずL/u領域A、B又はCの運転領域か否かを判
別する。相変らずL/u領域での運転中であれば、ステ
ップ239において第6図中ロックアツプ制御信号21
0をHレベルにする再ロツクアップ指令を発し、このよ
うに信号210がHレベルにされることでロックアツプ
ソレノイド31の付勢によりトルクコンバータ1は前述
したように再ロツクアップされ、ロックアツプ状態に切
換ねる。ところでロックアツプを中断した変速中にL/
u領滅でなくなるよう運転状態が変化すると、ステップ
239は実行されず、トルクコンバータ1はコンバータ
状態に保たれる。
Nにされると、このフラッグによってL/u中断済みか
否かを判別Jるステップ216がステップ237を選択
する。ステップ237では、ステップ233において起
動されたタイマが第10図(C)に示す予め記憶された
ロックアツプ中断時間T’以上を示しているか否か、つ
まり第10図(C)中瞬時t7から設定時間T′が経過
して再ロツクアップすべき瞬時t6に達しているか否か
を判別する。達していなければ、ロックアツプの中断を
継続すべきであるから、そのままステップ242におい
て制御を終了し、達していればステップ238において
第6図中のスロットル信号205及び車速信号206か
ら第11図に示す線図に対応したテーブルデータを基に
相変らずL/u領域A、B又はCの運転領域か否かを判
別する。相変らずL/u領域での運転中であれば、ステ
ップ239において第6図中ロックアツプ制御信号21
0をHレベルにする再ロツクアップ指令を発し、このよ
うに信号210がHレベルにされることでロックアツプ
ソレノイド31の付勢によりトルクコンバータ1は前述
したように再ロツクアップされ、ロックアツプ状態に切
換ねる。ところでロックアツプを中断した変速中にL/
u領滅でなくなるよう運転状態が変化すると、ステップ
239は実行されず、トルクコンバータ1はコンバータ
状態に保たれる。
従って変速後は第11図に示した所定通りのロックアツ
プ制御が可能となる。
プ制御が可能となる。
ステップ23B又は239から制御はステップ240に
進み、前記L/u中断フラッグをOFFにし、次のステ
ップ241で前記変速フラッグもOFFにし、その後ス
テップ242において制御を終了する。
進み、前記L/u中断フラッグをOFFにし、次のステ
ップ241で前記変速フラッグもOFFにし、その後ス
テップ242において制御を終了する。
上記の制御により本発明においては、第10図(C)に
示すように変速機出力トルクが推定値TRsと一致する
瞬時t7より設定時間T′の間トルクコンバータ1のロ
ックアツプを一詩中断することができ、従って変速動作
開始時期t3が製品のバラツキにより変動してもロック
アツプ中断時期t7を常にこれに対応して変化させるこ
とが可能である。これがため、ロックアツプの中断が早
過ぎてエンジンが空吹けするのを第10図(C)の如く
確実に防止でき、エンジンの空吹けにともなう変速ショ
ックを軽減可能であるし、瞬時t5において生ずるピー
クトルクをこの時ロックアツプの中断が確実に実行され
ることによって低下させることかでき、変速ショックの
確実な軽減が可能となる。
示すように変速機出力トルクが推定値TRsと一致する
瞬時t7より設定時間T′の間トルクコンバータ1のロ
ックアツプを一詩中断することができ、従って変速動作
開始時期t3が製品のバラツキにより変動してもロック
アツプ中断時期t7を常にこれに対応して変化させるこ
とが可能である。これがため、ロックアツプの中断が早
過ぎてエンジンが空吹けするのを第10図(C)の如く
確実に防止でき、エンジンの空吹けにともなう変速ショ
ックを軽減可能であるし、瞬時t5において生ずるピー
クトルクをこの時ロックアツプの中断が確実に実行され
ることによって低下させることかでき、変速ショックの
確実な軽減が可能となる。
又、ロックアツプの中断が遅過きて瞬時t5に生ずるピ
ークトルクを大きくすることもなく、これに起因した大
きな変速ショックを確実に防止することができる。
ークトルクを大きくすることもなく、これに起因した大
きな変速ショックを確実に防止することができる。
なお上述の例では、ロックアツプの中断時間T′を予め
定めた一定値としたため、ロックアツプ中断解除く再ロ
ツクアップ)時期t6が製品のバラツキに応じて変動す
る実際の変速動作に必ずしも対応しないことがある。こ
の場合再ロツクアップが早過ぎて変速ショック軽減効果
が十分でなかったり、再ロツクアップが遅過ぎて燃費の
悪化を招く。
定めた一定値としたため、ロックアツプ中断解除く再ロ
ツクアップ)時期t6が製品のバラツキに応じて変動す
る実際の変速動作に必ずしも対応しないことがある。こ
の場合再ロツクアップが早過ぎて変速ショック軽減効果
が十分でなかったり、再ロツクアップが遅過ぎて燃費の
悪化を招く。
第9図はこの問題をも解決するよう、第8図の制御プロ
グラム中再ロックアツプ制御ループを変更した本発明の
第2発明を示す。本第2発明では第8図中ステップ23
3の代りにステップ243を設定し、第8図中ステップ
231の代りにステップ244〜249を設定する。
グラム中再ロックアツプ制御ループを変更した本発明の
第2発明を示す。本第2発明では第8図中ステップ23
3の代りにステップ243を設定し、第8図中ステップ
231の代りにステップ244〜249を設定する。
ステップ243では、ステップ211(第8図参照)で
今回読込んだ出力トルクTRnを次回のための前回値T
Rcとして記憶する。ステップ244では、出力トルク
の今回値TRnと前回値TPc(初回はステップ243
で記憶した値)との差ΔTRnをΔTRn=TRn=T
Rcにより演算し、次のステップ245でその絶対値|
ΔTRn|(但しこれは演算サイクル△T時間中の変化
量であるから時間変化率と見做すことができる)が設定
値R未満であるか否かを判別する。この設定値Rは、第
10図(C)の如く出力トルクが安定する瞬時t6にお
ける出力トルクの時間変化率に対応させる。
今回読込んだ出力トルクTRnを次回のための前回値T
Rcとして記憶する。ステップ244では、出力トルク
の今回値TRnと前回値TPc(初回はステップ243
で記憶した値)との差ΔTRnをΔTRn=TRn=T
Rcにより演算し、次のステップ245でその絶対値|
ΔTRn|(但しこれは演算サイクル△T時間中の変化
量であるから時間変化率と見做すことができる)が設定
値R未満であるか否かを判別する。この設定値Rは、第
10図(C)の如く出力トルクが安定する瞬時t6にお
ける出力トルクの時間変化率に対応させる。
|ΔTRn|<Rでなければ瞬時t6に達していないか
ら、ステップ246において、|△TRn|<Rをステ
ップ245が何回判別したかを計数するカウンタLCを
0にクリアし、ステップ249で今回の出力トルクTR
nを次回のための前回値TRcとして記憶した後、ステ
ップ242(第8図参照)で制御を終了する。従って、
以後ステップ244はステップ249で記憶した前回値
TRcを用いて△TRnを演算する。
ら、ステップ246において、|△TRn|<Rをステ
ップ245が何回判別したかを計数するカウンタLCを
0にクリアし、ステップ249で今回の出力トルクTR
nを次回のための前回値TRcとして記憶した後、ステ
ップ242(第8図参照)で制御を終了する。従って、
以後ステップ244はステップ249で記憶した前回値
TRcを用いて△TRnを演算する。
|ΔTRn|≧Rであれば、出力トルクが安定覆る第1
0図(C)の瞬時t6に達した可能性があることから、
ステップ247において前記のカウンタLCを1段階つ
つ歩進させる。次のステップ248では、このカウンタ
LCが所定値N(例えば3回)以上を示しているか否か
を判別する。所定値以下なら出力トルクが未だ安定して
いないとして制御をステップ249に進め、前回値TR
cの更新を行ない、所定値以上なら出力トルクが安定し
て瞬時t6に達したと見做し、ステップ238〜241
により前述したと同様に再ロツクアップを行なわせ、ス
テップ242(第8図参照)で制御を終了する。
0図(C)の瞬時t6に達した可能性があることから、
ステップ247において前記のカウンタLCを1段階つ
つ歩進させる。次のステップ248では、このカウンタ
LCが所定値N(例えば3回)以上を示しているか否か
を判別する。所定値以下なら出力トルクが未だ安定して
いないとして制御をステップ249に進め、前回値TR
cの更新を行ない、所定値以上なら出力トルクが安定し
て瞬時t6に達したと見做し、ステップ238〜241
により前述したと同様に再ロツクアップを行なわせ、ス
テップ242(第8図参照)で制御を終了する。
本第2発明では、変速機出力トルクが変速後安定する瞬
時t6を判別し、この時期に合せて再ロツクアップを第
10図(C)の如くに行なわせるため、実際の変速動作
時間が製品のバラツキにより変動しても、再ロツクアッ
プ時期を実際の変動動作終了時期に常時対応させること
ができ、これら時期の非対応に起因した変速ショック又
は燃費の悪化をも防止することができる。
時t6を判別し、この時期に合せて再ロツクアップを第
10図(C)の如くに行なわせるため、実際の変速動作
時間が製品のバラツキにより変動しても、再ロツクアッ
プ時期を実際の変動動作終了時期に常時対応させること
ができ、これら時期の非対応に起因した変速ショック又
は燃費の悪化をも防止することができる。
(発明の効果)
かくして本発明ロックアツプ式自動変速機は上述の如く
、第1発明で変速機出力1ヘルクから変速中に行なうべ
きロックアツプ中断の開始時期を決定し、更に第2発明
では前記ロックアツプ中断の終了(再ロツクアップ)時
期をも決定する構成としたから、これら時期を製品のバ
ラツキに影響されることなく常時実際の変速動作時期に
対応させることができ、上記の時期がずれてエンジンの
空吹けを生じたり、これにともない変速ショックが大き
くなったり、狙いとする変速ショック軽減効果が得られ
なかったり、燃費が悪くなる問題を悉く解決することが
できる。
、第1発明で変速機出力1ヘルクから変速中に行なうべ
きロックアツプ中断の開始時期を決定し、更に第2発明
では前記ロックアツプ中断の終了(再ロツクアップ)時
期をも決定する構成としたから、これら時期を製品のバ
ラツキに影響されることなく常時実際の変速動作時期に
対応させることができ、上記の時期がずれてエンジンの
空吹けを生じたり、これにともない変速ショックが大き
くなったり、狙いとする変速ショック軽減効果が得られ
なかったり、燃費が悪くなる問題を悉く解決することが
できる。
第1図は本発明ロックアツプ式自動変速機の第1発明の
概念図、 第2図は本発明ロックアツプ式自動変速機の第2発明の
概念図、 第3図は本発明ロックアツプ式自動変速機の動力伝達系
を示す模式図、 第4図は同自動変速機の変速制御油圧回路図、第5図は
同自動変速機のロックアツプトルクコンバータを示づ詳
細断面図、 第6図は同自動変速機のロックアツプ制御を行なうマイ
クロコンピュータのブロック線図、第7図は同マイクロ
コンピュータに供給するシフト信号を発するシフトスイ
ッヂの構成例を示すシフト弁の断面図、 第8図はマイクロコンピュータが実行する第1発明の制
御プログラムを示すフローチャート、第9図はマイクロ
コンピュータが実行する第2発明の制御プログラムを示
すフローチャート、第10図(a)は従来のロックアツ
プ制御による動作タイムチャート、同図(b)は本願人
が先に提案したロックアツプ制御による動作タイムヂャ
ート、同図(c)は本発明のロックアツプ制御による動
作タイムチャート、 第11図はロックアツプ領域を示す自動変速機のシフト
パターン図である。 1・・・ロックアツプトルクコンバータ4・・・クラン
クシレフト 5・・・ドライブプレート 6・・・コンバータカバー 7・・・インプットシャフト 10・・・ワンウェイクラッチ 11・・・ポンプカバー 12・・・スリーブ13・・
・オイルポンプ 14・・・ポンプハウジング16・・
・ロックアツプ通路 17・・・ロックアツプ機構 18・・・ハブ 19・・・クラッチフェーシング20
・・・ロックアツプクラッチピストン(直結クラッチ) 21・・・トーショナルダンパ 27・・・ロックアツプ室 30・・・ロックアツプ制
御弁31・・・ロックアツプソレノイド 50・・・トルクコンバータ作動油供給通路51・・・
トルクコンバータ作動油排出通路53・・・リアクラッ
チ圧導入通路 54・58・・・オリフィス 55・・・分岐通路57
・・・トルクコンバータ内圧導入通路59・・・ドレン
ボート 60・・・1−2シフトスイツチ61・・・2
−3シフトスイツヂ 63・・・コンバータ室 64・・・サイドプレート6
5、66・・・固定接点 67、68・・・絶縁体10
0・・・ロックアツプ制御装置 104・・・フロントクラップ 105・・・リアクラッチ 106・・・セカンドブレ
ーキ107・・・ローリバースブレーキ 108・・・一方向ブレーキ 110・・・第1遊星歯車群 111・・・第2遊星歯車群 131・・・1−2シフト弁 132・・・2−3シフト弁 160、164・・・弁スプール 200・・・中央処理ユニット(CPU)201・・・
水晶振動子 202・・・読取専用メモリ(ROM)203・・・ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)204・・・入出力イ
ンターフェース回路(I/O)205・・・スロットル
開度信号 206・・・車速信号 207・・・1−2シフト信号
208・・・2−3シフト信号 209・・・変速機出力トルク信号 210・・・ロックアツプ制御信号 a・・・トルクコンバータ入力要素 b・・・トルクコンバータ出力要素 C・・・直結クラッチ d・・・ロックアツプトルクコンバータe・・・エンジ
ン f・・・ロックアツプ中断制御手段 g・・・変速指令検知手段 h・・・出力トルク検出手段 i・・・出力トルク推定値算出手段 j・・・トルク差設定値 k・・・直結クラッヂ釈放時期決定手段i・・・直結ク
ラッチ釈放検知手段 m・・・出力トルク検出手段 n・・・出力トルク変化率算出手段 o・・・出力トルク時間変化率設定値 p・・・直結クラッチ再結合時期決定手段。
概念図、 第2図は本発明ロックアツプ式自動変速機の第2発明の
概念図、 第3図は本発明ロックアツプ式自動変速機の動力伝達系
を示す模式図、 第4図は同自動変速機の変速制御油圧回路図、第5図は
同自動変速機のロックアツプトルクコンバータを示づ詳
細断面図、 第6図は同自動変速機のロックアツプ制御を行なうマイ
クロコンピュータのブロック線図、第7図は同マイクロ
コンピュータに供給するシフト信号を発するシフトスイ
ッヂの構成例を示すシフト弁の断面図、 第8図はマイクロコンピュータが実行する第1発明の制
御プログラムを示すフローチャート、第9図はマイクロ
コンピュータが実行する第2発明の制御プログラムを示
すフローチャート、第10図(a)は従来のロックアツ
プ制御による動作タイムチャート、同図(b)は本願人
が先に提案したロックアツプ制御による動作タイムヂャ
ート、同図(c)は本発明のロックアツプ制御による動
作タイムチャート、 第11図はロックアツプ領域を示す自動変速機のシフト
パターン図である。 1・・・ロックアツプトルクコンバータ4・・・クラン
クシレフト 5・・・ドライブプレート 6・・・コンバータカバー 7・・・インプットシャフト 10・・・ワンウェイクラッチ 11・・・ポンプカバー 12・・・スリーブ13・・
・オイルポンプ 14・・・ポンプハウジング16・・
・ロックアツプ通路 17・・・ロックアツプ機構 18・・・ハブ 19・・・クラッチフェーシング20
・・・ロックアツプクラッチピストン(直結クラッチ) 21・・・トーショナルダンパ 27・・・ロックアツプ室 30・・・ロックアツプ制
御弁31・・・ロックアツプソレノイド 50・・・トルクコンバータ作動油供給通路51・・・
トルクコンバータ作動油排出通路53・・・リアクラッ
チ圧導入通路 54・58・・・オリフィス 55・・・分岐通路57
・・・トルクコンバータ内圧導入通路59・・・ドレン
ボート 60・・・1−2シフトスイツチ61・・・2
−3シフトスイツヂ 63・・・コンバータ室 64・・・サイドプレート6
5、66・・・固定接点 67、68・・・絶縁体10
0・・・ロックアツプ制御装置 104・・・フロントクラップ 105・・・リアクラッチ 106・・・セカンドブレ
ーキ107・・・ローリバースブレーキ 108・・・一方向ブレーキ 110・・・第1遊星歯車群 111・・・第2遊星歯車群 131・・・1−2シフト弁 132・・・2−3シフト弁 160、164・・・弁スプール 200・・・中央処理ユニット(CPU)201・・・
水晶振動子 202・・・読取専用メモリ(ROM)203・・・ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)204・・・入出力イ
ンターフェース回路(I/O)205・・・スロットル
開度信号 206・・・車速信号 207・・・1−2シフト信号
208・・・2−3シフト信号 209・・・変速機出力トルク信号 210・・・ロックアツプ制御信号 a・・・トルクコンバータ入力要素 b・・・トルクコンバータ出力要素 C・・・直結クラッチ d・・・ロックアツプトルクコンバータe・・・エンジ
ン f・・・ロックアツプ中断制御手段 g・・・変速指令検知手段 h・・・出力トルク検出手段 i・・・出力トルク推定値算出手段 j・・・トルク差設定値 k・・・直結クラッヂ釈放時期決定手段i・・・直結ク
ラッチ釈放検知手段 m・・・出力トルク検出手段 n・・・出力トルク変化率算出手段 o・・・出力トルク時間変化率設定値 p・・・直結クラッチ再結合時期決定手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、入出力要素間を適宜機械的に直結可能な直結クラッ
チを内蔵したロックアツプトルクコンバータを介しエン
ジンからの動力を入力され、変速中法直結クラッチを結
合すべきロックアツプ領域でもロックアツプトルクコン
バータを直結クラッチが一時釈放されたコンバータ状態
にするロックアツプ中断制御手段を具えたロックアツプ
式自動変速機において、該自動変速機の変速指令を検知
する変速指令検知手段と、自動変速機の出力トルクに対
応したトルクを検出する出力トルク検出手段と、変速指
令後における前記トルクの推定値を算出する出力トルク
推定値算出手段と、前記トルクとトルク推定値との差が
設定値以下になる時前記直結クラッチの一時釈放を前記
ロックアツプ中断制御手段に指令する直結クララ徴とす
るロックアツプ式自動変速機。 2、前記出力トルク推定値算出手段は、変速指令後にお
ける前記トルクの変化傾向から前記推定値を算出するも
のである特許請求の範囲第1項記載のロックアツプ式自
動変速機。 3、入出力要素間を適宜機械的に直結可能な直結クラッ
チを内蔵したロックアツプトルクコンバータを介しエン
ジンからの動力を入力され、変速中法直結クラッチを結
合すべきロックアツプ領域でもロックアツプトルクコン
バータを直結クラッチが一時釈放されたコンバータ状態
にするロックアツプ中断制御手段を具えたロックアツプ
式自動変速機において、該自動変速機の変速指令を検知
する変速指令検知手段と、自動変速機の出力トルクに対
応したトルクを検出する出力トルク検出手段と、変速指
令後における前記トルクの推定値を算出する出力トルク
推定値算出手段と、前記トルクとトルク推定値との差が
設定値以下になる時前記直結クラッチの一次釈放を前記
ロックアップ中断制御手段に指令する直、結クラッチ釈
放時期決定手段と該手段からの指令により前記直結クラ
ッチの一時釈放を検知する直結クラッチ釈放検知手段と
、前記出力トルク検出手段により検出したトルクを基に
直結クラッチの一時釈放後における該トルクの時間変化
率を算出する出力トルク変化率算出手段と、この時間変
化率が設定値以下になった時前記一時釈放の中止を前記
ロックアツプ中断制御手段に指令する直結クラッチ再結
合時期決定手段とを設けてなることを特徴とするロック
アツプ式自動変速機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP59110676A JPS60256676A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | ロツクアツプ式自動変速機 |
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