JPS6025565B2 - 循環口を有する給水具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、家庭用給水栓の吐水口に装着して、貯水タン
クとの間に蓮通した送水管路を通して通水する循環口を
有する給水臭に関する。

地震や台風などの広域災害に備えて、家庭での飲料水の
確保が叫ばれている。

断水時の飲料水を確保するため、貯水タンクによるスト
ック、特に可搬式容器による非常特出が推められている
が、いつ発生するとも予知できない災難の性質から、水
質劣化の防止対策に、いま一つ、きめ手を欠き、そのた
めに一般家庭において関′０を示す程には、現実の備え
は普及され簸し、のが実状であるつｏ常時、意識して新
鮮水との交換を行なわなければならないという、不安と
緊張と、ある種の水交換行為を、家庭生活のリズムの中
に定着させることの困難さから生ずる、備えの欠落を考
えることができるであろう。

本発明は、かかる事情に鑑み、家庭に既設の給水栓端末
に装着して、本発明の給水具と貯水タンクとの間に管賂
を設け、給水栓から吐出する水道水が上記管略を総て上
記貯水タンクに至り、該貯水タンクから溢流して、上記
管路を経て再び給水臭から吐出するようにした循環口を
有する給水具を提供せんとするもので、特に貯水タンク
の水の縄梓ないし交換は、意図すると否とにかかわらず
水道水の使用と同時に自動的に行なわれるべきこと、使
用給水栓はできるだけ使用頻度の高い給水栓、例えば調
理場、洗面所、浴室などが使用されるべきこと、既設の
給水栓を変更することないこ利用できることを考慮し、
ことに重要なこととして、常時使用の給水栓近傍に貯水
タンク置場を設けることを可能にし、かつ給水栓からの
水の全量を循環させることなくして一部をバイパスさせ
ることにより貯水タンクにかかる圧力の低減をはかり、
もって該貯水タンクの耐久性を向上させるようにした上
記循環口を有する給水具を提供せんとするものである。

次に本発明の循環口を有する給水臭の−実施例について
図面と共に説明する。第１図は本発明の給水具を利用し
た貯水の一態様を示す。既設の家庭用給水栓の一例とし
て、普通の横水栓をを用いた手洗器で示されている。も
っとも、上記手洗器は、洗面器でも、流しでもよい。ま
た給水栓も、横水栓に限ることなく、立水栓でも、自在
水栓、あるいはその他、回転形吐水口付きの水栓であっ
てもよい。給水栓１に取付具３を介して装着された給水
具２から、送水管ホース５および還水管ホース６が延長
され、貯水タンクに夫々連結されている。

貯水タンクは複数個が直列に、図示例では３個の貯水タ
ンク７．７′及び７″が示され、各タンクの間は補助管
８，８′で直列に接続されている。給水ホース５、還水
ホース６および補助ホース８の各々は、同じ大きさの規
格市販サイズを採用することにより、普遍的に補充可能
である。各貯水タンク７，７′，７″は適合するキャッ
プ７ａおよび７ｂによって、入口管および出口管に夫々
気密に接続．されている。各貯水タンク７，７′，７″
およびホースからなる管路は、常時水道水で充たされて
いる。

給水栓１を開くと、水道水は給水臭２入口から送水ホー
ス５を通して貯水タンク７へ送入されるが、水路はすべ
て充たされているから、送水量に等しい水量が貯水タン
ク７メから排出され、遠水ホース６を通して給水臭２出
口から排出される。

同時に貯水タンク７，７′および７″の縄拝および水交
換が進行する。給水栓１を閉めると給水臭２出口からの
排水も同時に止る。しかして、給水千全２を通常に開閉
して使用すると同様の使用態様が得られる。本発明の循
環口を有する給水臭の例は第２図乃至第５図に詳しく示
され、その取付具の例が第６図に示されている。

取付頭部２９を一端に備えた主管部２１の管内中央部に
、ほぼ半直角方向に斜状に仕切り壁２２を設け、入口管
２３と出口管２４を分離し、上記仕切り壁２２の表裏壁
面夫々の反射方向に入口管路および出口管路を設け、該
同一放射平面内に夫々反対方向から直角方向に夫々二重
転回して、循環用出口管２７と循環用入口管２８が適宜
間隔の並行方向に延長して設けられている。

仕切り壁２２には、非循環用達通孔２２ａが設けられ、
使用時において、給水の一部を議運通孔２２ａを介して
バイパスさせる。なお、上記の循環用出口管２７および
循環用入口管２８の管端外周面に適宜形状のホースエン
ドを形成しておくことができる。取付頭部２９は円筒外
周面にねじ部３０が設けられている。

上記ねじ部３０は、第６図に示されるキャップ３１に螺
合することができるが、通常には、自在水栓や吐水口回
転形水栓の規格サイズに用いられている吐水管螺着部と
同規格のねじを設けて、既設の上記吐水口におき換えて
螺着可能に形成されている。なお、給水臭２の出口管端
２６の円筒外周面に、上記同様吐水管螺着部と同規格の
ねじ部を設け、既設の自在水栓や回転形水栓の吐水口を
さらに上記出口管端２６に螺着可能に形成することがで
きる。通常の積水栓に装着するときは、上記のねじ部３
０に螺合するねじ部部３４を設けたキャップ３１を取付
ねじ３３により水栓１の吐口管を装着し、上記吐水口と
給水臭２の入口管端２５の間にパッキング材３５を介入
させて螺着する。

上記キャップ３１は、吐水管を欧入する関孔３２を通し
て着脱自在である。上記に述べたように、本発明にかか
る循環口を有する給水臭は、既設の家庭用給水栓に装着
して、常時貯水タンクの水を礎拝、更新しつつ水を使用
することができ、この際において、非循環用運通孔によ
り水の一部をバイパスさせるので貯水タンクにかかる水
圧を軽減させることができ、貯水タンクの膨大変形や破
損等を防止し得てその耐久性を向上させることができる
特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の給水臭を用いた貯水配管の態様を示す
斜射図、第２図は本発明の給水具の例を示す断面図、第
３図は同上の正面図、第４図は同上の右側面図、第５図
は同上の平面図、第６図は取付具の一例を示す断面図で
ある。 ２…・・・給水臭、２１・・・・・・主管部、２２・・
・…仕切り壁、２２ａ・・・・・・非循環用達通孔、２
３・・・…入口管、２４・・・・・・出口管、２５・・
・・・・入口管端、２７・・・・・・循環用出口管、２
８・・・・・・循環用入口管。 第１図，２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 取付頭部を備え、該取付頭部を介して給水栓吐水口
   に連接される入口管から出口管へ延びた主管部と、該主
   管部の管内中央部に設けた仕切り壁と、該仕切り壁面の
   両側において設けられた循環用出口管と循環用入口管と
   を有し、該仕切り壁に非循環用連通孔を設けて成る循環
   口を有する給水具。