JPS60254845A - リモ−トコントロ−ルによるデ−タ通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ１発明の技術分野 本発明は、リモートコントロールによるデータ通信方式
に関し、特に所定のシステム、例えばテレビ、ステレオ
、ＶＴＲなどの家庭電気機器に対するチャンネル切換、
音量調整などの操作をリモートコントロールによって行
う場合のデータ通信方式に関する。

（ｂ）技術の背景 上述したリモートコントロールを行うに際しては、基本
的には、データを正確に通信することを使命とした通常
ＩＣによって構成される送信装置および受信装置が必要
である。

この場合リモートコントロールによるデータ通信の最大
の問題は、通信経路等の外部からの雑音混入による誤デ
ータの通信にある。このため、通信データには、ある程
度の冗長性をもたせて、誤データのチェックを行い、シ
ステムの誤動作を防ぐことが必要である。

（Ｃ）従来技術と問題点 従来、この種のデータ通信を行う場合における誤データ
の検出手段としては、所定のビット数からなる送信デー
タにパリティ要の１ビツトを付加するとか、又は同一の
送信データを２回送信して受信側でこれらの一致を検出
したときのみそのデータを受信データとして確定すると
かの方法がとられているが、これらの方法によっては、
単に誤データのチェックを行うことができるのみで、そ
の誤データの訂正を行う機能、すなわちどのデータが正
しいかを判定する機能までは有していないという問題点
があった。

（ｄ１発明の目的 本発明の目的は、送信側から送信された送信データに対
し、受信側に、該送信データの誤りをチェックする機能
とそのような誤データの訂正を行う機能とをもたせるこ
とによって、該誤データによる被制御システムのの誤動
作の確率をきわめて小さくするとともに、リモートコン
トロールによるデータ通信の信頼性を向上させることに
ある。

（Ｑ）発明の構成 本発明によれば、リモートコントロールによるデータ通
信を行うにあたり、同一データ又はその反転データを、
ｎを１以上の整数として（２ｎ＋１）凹送信し、受信側
ではそのようにして送信されたデータ又はその反転デー
タを比較し、少（とも（ｎ＋１）個のデータ又はその反
転データが一致したとき、そのデータを受信データとし
て確定する、リモートコントロールによるデータ通信方
式が提供される。

（ｆｌ実施例 以下図面にもとづき本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明を実施する送信装置（通常送信要ＩＣ
として構成される）の構成の一興体例を示すブロック図
であって、１はデータ入力装置であって、例えばキーボ
ードによって構成されキー読みとり機能を有している。

２はデータデコーダであって、データ入力装置における
キー人力を所定のデータ形式に変換する。このようにし
て形成されたデータは例えば８ビツトのデータコードに
より構成され、制御されるべきシステムの制御内容、例
えば被制御システムがテレビであるとすれば、特定のチ
ャンネルを指定するとか、音量を調整するとか、タイマ
ーをセントするとかの各制御内容に応じて別々のコード
を対応させる。

次いで該データコードは一度反転されて、すなわち該８
ビツトのデータコードにおいて０は１へ、また１はＯへ
と反転させて、この反転されたデータコードを反転デー
タコードレジスタ３に書き込み、更にこの反転されたデ
ータコードを再度反転させたデータコードをデータコー
ドレジスタ４に書き込む。

次に本発明では上記データコードとは別に、アクセスす
べきシステムを識別するために上記データコードに先立
って送信されるべき例えば８ビ・ノドのＩＤコードが付
加される。そのためのＩＤコードは通常送信用ＩＣの製
造過程でマスク化されており、第１図中ではこれをＩＤ
コードマスク装置５として示す。そして該マスク化され
たＩＤコードは一度反転されて反転ＩＤコードレジスタ
６に書き込まれ、更にこの反転されたＩＤコードを再度
反転させてＩＤコードレジスタ７に書き込む。

そしてこのマスク化されたＩＤコードによって、その送
信用ＩＣから送信されるデータコードによって制御され
るべきシステムの対象が特定される。

このようにしてＩＤコードレジスタ７とデータコードレ
ジスタ４とにはそれぞれ８ビツトのＩＤコードと８ピン
トのデータコードとが書き込まれ、一方反転ＩＤコード
レジスタ６と反転データコードレジスタ３とにはそれぞ
れ８ビツトの反転されたＩＤコードと８ビツトの反転さ
れたデータコードとが書き込まれる。

次いでこのようにして形成されたＩＤコードとデータコ
ードとからなる１６ビツトの送信データを第２図に示す
ように所定のスタートパルスに続けて連続して３回送信
する。この２回目には反転されたＩＤコードと同じく反
転されたデータコードとからなる１６ビツトの送信デー
タを送信する。

このような送信データの送信制御はリモートコントロー
ルデータ出力制御装置８によって行われる。このデータ
出力制御装置８は複数のタイミング発生装置によって選
択的に制御され、例えば３８ＫＨｚの変調キャリヤー（
１例としてパルス巾が８．７７μｓで１周期が２６．３
μｓ）を送信データ内容に応じて変調する。

第３図はこのようにして変調された送信信号波形の一部
を示すもので、先ず６．７３ｍ５の巾のスタートパルス
が送信され、次に１回目の送信データとして８ビツトの
ＩＤコードと８ビツトのデータコ−ドがそれぞれ各レジ
スタ７および４から読み出されて送信される。

この場合ビット内容「１」は、例えば０．４２ｍ５のス
ペース期間と同じ＜　０．４２ｍ５の変調キャリヤー送
信期間（上記３８ＫＨｚの変調キャリヤーを用いたとし
て１６パルス）、すなわち合計０−８４ｍ５の時間中に
より構成される。またビット内容「０」は、例えば１　
、２６ｍ５のスペース期間と０．４２ｎ＋ｓの変調キャ
リヤー送信期間、すなわち合計１．６８ｍ５の時間巾に
より構成される。次いで２回目の送信データとして上記
ＩＤコードとデータコードの各ビットを反転した形式の
８ビツトの反転ＩＤコードと８ビツトの反転データコー
ドとが各レジスタ６および３から読み出されて送信され
る。そして更に上記１回目の送信データと同一の８ビツ
トのＩＤコードと８ビツトのデータコードとが各レジス
タ７および４から読み出されて送信される。

このようにしてリモートコントロールデータ出力制御装
置８から出力される第２図に示されるような構成からな
る送信信号により例えば赤外線などのキャリヤーをオン
オフし、リモートコントロール用の信号として送信する
。

次に第４図は、本発明を実施する受信袋Ｗ（通常受信用
ＩＣとして構成される）の構成の一具体例を示すブロッ
ク図であって、上記リモートコントロール用の送信信号
は、受信装置の前段に接続された、例えばＣＲ回路から
なるフィルタ１１で波形成形され、変調キャリヤーのパ
ルス部分がとり除かれ第５図（ａｌにＳ　（１１）とし
て示されるような波形となって受信装置内に導かれる。

１２は立下り検出回路で第５図（ａ）に示されるスター
トパルスおよび各ビットに対応するパルスの立下りを検
出して第５図（ｂｌにＳ　（１２）とに示すようなトリ
ガ信号を発生する。１３はタイミング発生器で各トリガ
信号発生後、一定の時間Ｔ０経過後に第５図（Ｃ）に５
（１３）として示すようなサンプリングパルスを発生す
る。１４は所定の時間中のスタートパルスを検出し、更
にそれに続いてサンプリング動作を行うサンプリング装
置であって、第５図（Ｃ）に示されるサンプリングパル
スによって第５図（ａｌに示される受信信号のデータ内
容をサンブリ′ングする。そしてサンプリングパルス発
生時において受信信号レベルがＨレベルであればそのピ
ント内容を「１」と判断し、一方Ｌレベルであればその
ビット内容を「０」と判断し、１６ビツトの内容が確定
した後それらのビット内容をＩＤコードレジスタ１５と
データコードレジスタ１６に書き込む。

そしてＩＤコードレジスタ１５に８ビツト、次いでデー
タコードレジスタ１６に８ビツト、合計１６ビノトの内
容が各レジスタに一旦書き込まれたことが検出されると
、その内容、すなわち１回目の送信データの内容はそれ
ぞれ反転ＩＤコードレジスタ１７と反転データコードレ
ジスタ１８とに８ビツトずつシフトされ、更にこれら１
６ビツトの内容はＩＤコードレジスタ１９とデータコー
ドレジスタ２０とに８ビツトずつシフトされる。

次に２回目の送信データ、すなわち反転された８ビツト
のＩＤコードと同じく反転された８ビツトのデータコー
ドとがＩＤコードレジスタ１５とデータコードレジスタ
１６とに順次書き込まれ、１６ビツトの内容が各レジス
タに入れられるとこれら１６ビツトの内容はそれぞれ反
転ＩＤコードレジスタ１７と反転データコードレジスタ
１８とに８ビツトずつシフトされる。

更に３回目の送信データである８ビツトのＩＤコードと
８ビツトのデータコードとがＩＤコードレジスタ１５と
データコードレジスタ１６とに書き込まれる。

このようにして連続して３回送信された８ビツトのＩＤ
コードと８ビツトのデータコード（ただし２回目に送信
されたＩＤコードとデータコードは反転されている）は
、順次ＩＤコードレジスタ１９、データコードレジスタ
２０ｉ反転ＩＤコードレジスタ１７、反転データコード
レジスタ１８；およびＩＤコードレジスタ１５、データ
コードレジスタ１６に書き込まれる。

次にこのようにしてＩＤコードレジスタ１９とデータコ
ードレジスタ２０に書き込まれた１６ビツトのデータ内
容、反転ＩＤコードレジスタ１７と反転データコードレ
ジスタ１８に書き込まれた１６ビツトのデータ内容、お
よびＩＤコードレジスタ１５とデータコードレジスタ１
６に書き込まれた１６ビツトのデータ内容を一致検出回
路２１において２個ずつ順次比較して多数決をとる。こ
のような比較によって２個のデータ内容が一致したとき
、該−数構出回路２１から所定の出力パルスを発生し、
該出力パルスをカウンタ２２でカウントする。

すなわち上記実施例では、所定のデータ又はその反転デ
ータからなる送信データが３回送信されるので、その送
信データの内容を２個ずつ順次比較して多数決をとり、
該３個の送信データのうちの２個の送信データの一致を
検出したとき、このデータを真の受信データ内容として
確定し、カウンタ２２からの信号によって該受信データ
内容を構成するＩＤコードとデータコードとをそれぞれ
受信ＩＤコードレジスタ２３と受信データコードレジス
タ２４に移す。

そして上述した３個の送信データの内容がすべて異なっ
ているときはこれを誤データとみなし、受信ＩＤコード
レジスタ２３と受信データコードレジスタ２４への該デ
ータの移行を阻止して受信データコードレジスタのデー
タ内容を更新せず、次の受信データが確定するまでその
データ内容を保存する。

受信ＩＤコードレジスタ２３と受信データコードレジス
タ２４に新しい受信データ内容が格納されると、該受信
ＩＤコードレジスタ２３に格納されたＩＤコードと、受
信装置内の参照ＩＤコードレジスタ２５に予めセットさ
れているそめ受信システムに割当てられた参照ＩＤコー
ドとが一致検出回路２６において比較され、それらの内
容の一致が検出されたときのみ、すなわち該受信システ
ムがその受信データによって制御されるべきシステムで
ある場合のみ、受信データコードレジスタ２４のデータ
内容はレジスタ２７に移され、更に入出力ポート２８を
介してマイクロコンピュータに送られて所定の機能制御
を行うための処理がなされる。

なお本実施例では送信データを３回送信し、受信側では
そのデータを順次比較してその多数決をとり２個のデー
タが一致したときそのデータを受信データとして確定し
ているが、送信データの送信回数は必ずしも３回に限定
されるものではなく、ｎを１以上の整数として（２ｎ＋
１）回送信し、受信側ではそれらのデータを比較してそ
の多数決をとり、少くとも（ｎ＋１）個のデータが一致
したときそのデータを受信データとして確定すればよい
。

また本実施例では送信データを３回送信するにあたり２
回目の送信データを反転させている。このように送信デ
ータを（２ｎ　＋１　）回送信するにあたり同一データ
のみを送信する場合よりも、反転データを含ませる場合
の方が誤データの検出率をより向上させることができる
けれども、このように反転データを含ませることが本発
明において必ずしも不可欠の要件ではない。

（酌発明の効果 本発明によれば、受信側に、送信データの誤りをチェッ
クする機能とそのような誤データの訂正を行う機能とを
もたせているので、該誤データによる被制御システムの
誤動作の確率をきわめて小さくすることができるととも
に、リモートコントロールによるデータ通信の信頼性を
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の１実施例としてのリモートコントロ
ールによるデータ通信方式が適用される送信装置の構成
を例示するブロック図、第２図は、第１図の送信装置か
ら送信される送　゛倍信号の構成を説明する図、 第３図は、第１図の送信装置から送信される送信信号の
波形を説明する図、 第４図は本発明の１実施例としてのリモートコントロー
ルによるデータ通信方式が通用される受信装置の構成を
例示するブロック図、 第５図は、第４図の受信装置で形成される信号の波形を
説明する図である。 （符号の説明） １・・・データ入力装置、 ３・・・反転データコードレジスタ、 ４・・・データコードレジスタ、 ６・・・反転ＩＤコードレジスタ、 ７・・・ＩＤコードレジスタ、 ８・・・リモートコントロールデータ出力制御装置、１
４・・・スタートパルス検出及びサンプリング装置、１
５　、１９・・・ＩＤコードレジスタ、１７・・・反転
ＩＤコードレジスタ、 １６　、２０・・・データコードレジスタ、１８・・・
反転データコードレジスタ、２１・・・一致検出回路、 ２２・・・カウンタ、 ２３・・・受（ＫＩＤコードレジスタ、２４・・・受信
データコードレジスタ、２５・・・参照ＩＤコードレジ
スタ、 ２６・・・一致検出回路、 ２８・・・入出力ポート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　リモートコントロールによるデータ通信を行うに
   あたり、同一データ又はその反転データを、ｎを１以上
   の整数として（２ｎ＋１）回送信し、受信側ではそのよ
   うにして送信されたデータ又はその反転データを比較し
   、少くとも（ｎ＋１）個のデータ又はその反転データが
   一致したとき、そのデータを受信データとして確定する
   ことを特徴とするリモートコントロールによるデータ通
   信方式。