JPS60253506A - セメントモルタル成形品製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は、上下金型の一方の成形面に複数の真空吸引孔
を設け、この真空吸引孔を装置外の真空ブ１コワーと接
続し、該吸引孔を設りた金型の周囲に金型に対して上下
動するように型枠を設りたセメントモルタル成形品製造
装置に関する。

〔従来の技術分野〕

セメント瓦その他セメン１〜モルタル成形品の製造は、
プレスによる押圧力のみによって搾水する型式の装置に
対して、真空吸引装置を組込んで搾水と搬送に真空吸引
力を使用することにより（特公昭５４−２０２０９号参
照）、＆質の成形品を高生産能力により製造することが
可能になった。

〔発明が解決しようとする問題］ この装置の搾水吸引には水を搬送する空気の流通及び排
水径路の選択の問題があり、１般送空気の供給には全組
１と脱水布あるいはこれと水切鉄板からなる濾過ユニッ
トが寄与しているが１、搾水側の成形面を有する金型、
搾水吸引力を（すｊかせる力の金型、特に上型に型枠が
設けられ、金型の周囲を型枠が」ユニに摺動するように
した種類の成形装置においては、」二記濾過ユニソ１−
から人気を供給することは困難で、成形面に積極的に空
気をイバ給ずろ手段を必要とすると共に、ｆ」、空吸引
力を（すｊか・け排水をする径路も型枠に遮られてその
径路を金型の上方に取らなければならなかった。排水径
ｒ＋’８を上方に取るためには、吸引力を増大・けじめ
なりればならないが、搬送空気の導入が少ないと排水が
不可能であり、またこの搬送空気の供給も困難である。

そこで本発明の目的は、冒頭記載の形式の装置において
搾水吸引のための搬送空気の補助供給Ｇこ関して改善さ
れたセメントモルタル成形装置を提供することを目的と
する。

〔問題を解決するための手段〕

この目的は、真空吸引孔に接続する搾水吸引室の壁に人
気と連通ずる補助吸気孔を設けたことによって達成する
ことができる。

〔作用〕

このような構成によって金型と成形品の間の成形面にお
ける搾水に必要な空気の供給が不十分な場合にも搾水吸
引室に蓄積されがぢな水が本発明の補助吸気孔を迫って
供給される補助空気を得て水の搬送力が増大し、型枠に
よって限外される成形面からの空気の供給を代替あるい
は補充する役割が果され、しかも極めて構造の簡単な手
段によってこれを達成できるものである。

〔実施例〕

以下において、本発明のいくっがの実施例を示す添付図
面を参照しつつ、本発明の諸特徴を更に詳述する。

第２図は上下動するプレスピストンの上端に下型を設け
、上型に搾水吸引口を設けたセメントモルタル成形品製
造装置の１実施例を示し、装置の基板に設けたシリンダ
１内を上下動する油圧ピストン２の上端に、ピストンロ
ッド３を介して支持台４を固定し、支持台４の上面に下
型５（成形材料Ｍが供給されたところを示す）が固定配
置される。下型（型台）５の上方には機枠（図示せず）
に設けた上部取付台６の下面に摺動自在に摺動ブロック
７が支持され、摺動ブロック７には上部取付台６が取（
−Ｊけられた空気シリンダ８内を摺動するピストン９に
連絡するピストンロッド１ｏの端部が固定されている。

摺動ブロック７の下面には上型１１が取付けられ成形面
である下面には、す空吸引孔１３が複数個一定間隔で分
配穿設されている。」二型１１下部の外周には型枠が、
シリンダ１５ａによって上下動自在に設けられる。真空
吸引孔１３は、上型１１に設けた搾水吸引通路あるいは
搾水吸引室１５及び型枠１４に設けた搾水排出口１６、
連結管４４（端部を示す）を介して装置外の真空源、例
えば真空ブロワ−に連結されている。摺動ブロック７の
ピストンロッド１０と連続する側とは反対側には原料供
給装置】８を設けである。摺動ブロック７は２つの位置
の間を水平に移動する。一方の位置（第１図の位置）に
おいては、下型５が上昇する上型１１および型枠１４と
共に成型空間が形成できる位置である。他方の位置は、
シリンダ１９で上下動する受台２０に上型下面１２が上
下に整合し、この位置で成形後上型１１が搬送する成形
品を受台２０に受渡すことができる。上型１１の周囲の
型枠１４は、成形後依然として成形品の側面を取巻き、
受台２０へ受渡すまで、そのままの状態にあり、受渡位
置で上昇して成型品との接触を離れる。

第１図、第３図及至第６図は、本発明の装置のそれぞれ
５つの実施例を示す成形完了時の上下金型の拡大断面図
である。

第１図について述べれば、上型１１の下面１２は真空吸
引孔１３によって搾水吸引室１５と連通している。上型
下面１２には、脱水布と金網またはこれはと水切鉄板か
らなる公知の水切装置すなわち濾過ユニソ１−４１が取
付けられ、成形品Ｐと接する。上型１１の内部には搾水
吸引室１５が形成され、その上壁は上蓋４２によって閉
鎖されている。型枠１４外周の１個所に搾水排出口１６
が穿設され、その端部は上端の１側壁に設けた開口４３
を介して搾水吸引室１５と連通し、他端は真空ブロワ−
に接続する連結管の端部４４を嵌挿固着しである。搾水
吸引室１５の底部と搾水排出口１６の底部は圧縮成形時
に相対的に移動するが、はぼ面一になっているのでその
排水が所定■空吸引力において極めて容易な構造になっ
ている。

搾水排出口１６の断面の大きさは、成形開始時から終了
時に上型１１と型枠１４の垂直方向の相対的移動量によ
って真空ブロワ−による吸引力に必要な範囲内で選択可
能であり、開口４３のＷｉ面は上下に長い長円の形状と
することが望ましく、作動時の型枠と金型の相対的移動
によっても搾水排出口における流量にさしたる影響を与
えないようにすることができる。

本発明は特に搾水吸引室１５の上壁を形成する上型１１
の上Ｍ４２に補助吸気孔４５を穿設して、搾水吸引作業
５を外気と連通したところにあり、搾水吸引室１５に溜
った水の搬送用空気の補給をすることができる。上Ｍ４
５は第２図に示す如く肉厚の場合は、側壁において外気
を取込むため吸気孔４５に接続する径路を屈折させた方
がよい。

吸気孔４５の断面の大きさは、下方からの搾水の作用を
弱めないよう大き過ぎてはならない。

第１図の実施例で、真空吸引孔１３がらの吸引、搾水が
不十分なときは、第３図に示す如く、型枠１４と金型１
２０間の摺動面すなわち接合面に金型成形空間特にその
上端に通ずる複数の吸気通路用溝４７を設けるのがよく
、搾水搬送兼離型用空気の供給の役に供する。すなわち
型枠１４に設ける吸気通路４６と型枠１４と金型１１の
摺動面に設ける連結通路４７により、濾過ユニット４１
は、一般的には脱水布と金網でも使用可能であるが、金
型下面外周に空気を供給する本発明の場合には、水切鉄
板が特に有効である。摺動面に設ける連結通路４７は、
その最短経路として垂直であることが望ましいが、下部
は傾斜させることも考えられる。連結通路４７は、型枠
１４あるいは金型１１の面に溝を形成することによって
容易に形成できるが垂直の溝であれば、整合する溝を両
方の部材に設けてもよいことは明らかである。型枠１４
に設ける吸気通路４６は、図示の如く、垂直方向におい
て中間位置に水平に穿設した孔によることが一般に考え
られるが、それよりも下方に水平に設りるとか、傾斜し
て設けて、連結通路４７を短かく、あるいは金型下面に
直接開口させれば、不要ならしめることもできる。

第４図は、第３図に示す形式のものにおいζ、その相違
は、第３図では型枠１４に給気通路４Ｇを設けて空気源
に連結せしめるのＧこ＆Ｊして、給気通路７１を上型１
１に穿設したものである。上型１１の内部空間は搾水吸
引室１５が相当の部分を占めているので、管や孔を設け
にくいが、しかし不可能ではない。ただし空気供給源と
の接続端は上面にめなければならす、またその先も型枠
１１を作動するピストン１５ａの占有空間を回避する必
要がある。

第５図の実施例は、第３図の実施例において型枠１４に
設けた搾水排出口１６を設けず、搾水吸引室１５の底部
６３近くにその下端を有する吸引排水管６１を上方に導
き、金型１１の上蓋４２を貫通させて外部に導いである
。この実施例では水を上方に吸引しなければならないの
で通常より高い吸引力が必要である。吸引排水管６１の
効果を少しでも良好にするために、金型１１内の搾水吸
引室１５の底面を吸引排出管６１の下端部に向って下向
きに傾斜させである。

第６図の実施例は、第１図の実施例の土壁に設けた補助
吸気孔４５に代えて側壁に補助吸気孔４５′を設けたも
のを示す。補助吸気孔はまた底壁に臨ませることもでき
るし、供紹端の方は図の如く上端でもよいが、形枠１４
が尽きた上型１１の側壁の上部でもよい。

本発明は、以上の通り上型に型枠を設け、その上型は水
平移動のみを行い、下型が上下する実施例として図示説
明したが、上型が上下動して下型が水平移動する形式の
もの、また下型に型枠を設け、下型より真空吸引によっ
て搾水するもの等にも適用でき１本発明の特許請求の範
囲を逸脱していないものと思料する。

〔発明の効果〕

以上の如く、成型時成形品の」二面の周囲が型枠１４に
よって包囲されているので、真空吸引孔１３からの搾水
吸引は不十分であるが、搾水吸引室１５の上壁４２に大
気と連通ずる補助給気孔４５を設けることにより、節哨
でありながら、極めて有効な搾水吸引作業を達成できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第り図は、本発明の１実施例によるセメントモルタル成
形品製造装置の上型と下型の成形完了時における縦断面
図、第２図は本発明における上記成形品製造装置を断面
で示した概略図、第３図乃至第６図は、第１図とはそれ
ぞれ別の実施例の第１図と同様の縦断面図である。 ５・・・下型、１１・・・上型、１３・・・真空吸引孔
、１４・・・型枠、１５・・・搾水吸引室、１５ａ・・
・シリンダ、１６・・・搾水排出口、４１・・・濾過ユ
ニット、４２・・・上蓋、４３・・・開口、４４・・・
連結管端部、４５・・・補助吸気孔、４６・・・給気通
路、４７・・・給気連結通知。 特許出願人　安恥　成人 第１図 １２図 第３図 第４図 １２　Ｐ　１３　４１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下金型の一方の成形面に複数の真空吸引孔を設
   け、この真空吸引孔を装置外の真空ブロワ−と接続し、
   該吸引孔を設けた金型の周囲に金型にり１して上下動す
   るように型枠を設けたセメントモルタル成形品製造装置
   において、上記真空吸引孔に接続する搾水吸引室の壁に
   大気と連通ずる補助吸気孔を設けたことを特徴とする該
   セメントモルタル成形品製造装置。