JPS6025184B2 - 水不溶性メタロセンのマイクロカプセル化方法 - Google Patents
水不溶性メタロセンのマイクロカプセル化方法Info
- Publication number
- JPS6025184B2 JPS6025184B2 JP51078808A JP7880876A JPS6025184B2 JP S6025184 B2 JPS6025184 B2 JP S6025184B2 JP 51078808 A JP51078808 A JP 51078808A JP 7880876 A JP7880876 A JP 7880876A JP S6025184 B2 JPS6025184 B2 JP S6025184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- metallocene
- urea
- formaldehyde
- precondensate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J13/00—Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
- B01J13/02—Making microcapsules or microballoons
- B01J13/06—Making microcapsules or microballoons by phase separation
- B01J13/14—Polymerisation; cross-linking
- B01J13/18—In situ polymerisation with all reactants being present in the same phase
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F17/00—Metallocenes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2982—Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
- Y10T428/2989—Microcapsule with solid core [includes liposome]
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は尿素とホルムアルデヒドをそのまま重合させて
カプセル殻壁を形成させるメタロセンをカプセル化する
方法に関する。
カプセル殻壁を形成させるメタロセンをカプセル化する
方法に関する。
団体、液体或は気体の何れかの材料をマイクロカプセル
化することは技術的に極めてよく知られている。
化することは技術的に極めてよく知られている。
更に詳細には、尿素ーホルムアルデヒドの耐殻性で材料
をカプセル化することはNねtsonの米国特許第35
16941号及びMinnesotaMining&
M笹.社の名前で、関連した英国特許第989264号
に記載されている。本発明に関する限り、これらの両文
献に記され、そこに具体的に紹介されている。尿素とホ
ルムアルデヒドの英重合によってつくられたマイクロカ
プセル殻壁は本来優れた強靭性、即ち所望時期前の破損
に対する耐性及びカプセル内容物の漏えい抵抗性の故に
多くの適用に望ましいものである。上記の特許は尿素ー
ホルムアルデヒド殻をつくるための知織を提供している
が、これらの知織はすべての材料に必ずしも充分好適な
ものではない。とくに、これらの特許の方法はメタロセ
ン類(me紬locenes)として知られた種類の有
機化合物類のカプセル化には適当ではない。本発明は米
国特許第3516941号の方法を改善し、メタロセン
類の満足するマイクロカプセル化をも可能な方法に関す
る。
をカプセル化することはNねtsonの米国特許第35
16941号及びMinnesotaMining&
M笹.社の名前で、関連した英国特許第989264号
に記載されている。本発明に関する限り、これらの両文
献に記され、そこに具体的に紹介されている。尿素とホ
ルムアルデヒドの英重合によってつくられたマイクロカ
プセル殻壁は本来優れた強靭性、即ち所望時期前の破損
に対する耐性及びカプセル内容物の漏えい抵抗性の故に
多くの適用に望ましいものである。上記の特許は尿素ー
ホルムアルデヒド殻をつくるための知織を提供している
が、これらの知織はすべての材料に必ずしも充分好適な
ものではない。とくに、これらの特許の方法はメタロセ
ン類(me紬locenes)として知られた種類の有
機化合物類のカプセル化には適当ではない。本発明は米
国特許第3516941号の方法を改善し、メタロセン
類の満足するマイクロカプセル化をも可能な方法に関す
る。
特に、本発明は尿素−ホルムアルデヒドのプレ縮合物又
はプレポリマ−の殻壁を形成する重合の間、特定のクラ
スの表面活性剤、即ちカチオン性表面活性剤の使用を包
含する。従って、本発明は水不溶性メタロセン、水不溶
性メタロセンィオン或は水不溶性メタロセン誘導体類(
例えばポリマー類)又はそれらの混合物をマイクロカプ
セル化する方法を提供するもので、a プレ縮合物濃度
が15〜5の重量%である尿素とホルムアルデヒドの水
溶性プレ縮合物の水落I性を用意すること;b 特定の
メタロセンを上記プレ縮合物に対するメタロセンの重量
割合が1:1と8:1の間であるような量でプレ縮合物
に加えること:c 上記〆タロセンを有する上記プレ統
合溶液又は上記プレ縮合物混合溶液にカチオン性表面活
性剤を、メタロセンに対する表面活性剤の重量割合が1
:6000と1:10の間であるような量を加えること
;d メタロセンのスラリーを形成させること;e 得
られたディスパージョンのpHを水溶性酸を加えて1〜
6.5に調整し、これにより上記プレ縮合物を重合させ
ること;及びf 上記重合を15〜80qoの温度範囲
で少くとも1時間、即ち上記〆タロセン粒子が水不落’
性の尿素−ホルムアルデヒドポリマーの殻でカプセル化
されるまで継続することからなっている。
はプレポリマ−の殻壁を形成する重合の間、特定のクラ
スの表面活性剤、即ちカチオン性表面活性剤の使用を包
含する。従って、本発明は水不溶性メタロセン、水不溶
性メタロセンィオン或は水不溶性メタロセン誘導体類(
例えばポリマー類)又はそれらの混合物をマイクロカプ
セル化する方法を提供するもので、a プレ縮合物濃度
が15〜5の重量%である尿素とホルムアルデヒドの水
溶性プレ縮合物の水落I性を用意すること;b 特定の
メタロセンを上記プレ縮合物に対するメタロセンの重量
割合が1:1と8:1の間であるような量でプレ縮合物
に加えること:c 上記〆タロセンを有する上記プレ統
合溶液又は上記プレ縮合物混合溶液にカチオン性表面活
性剤を、メタロセンに対する表面活性剤の重量割合が1
:6000と1:10の間であるような量を加えること
;d メタロセンのスラリーを形成させること;e 得
られたディスパージョンのpHを水溶性酸を加えて1〜
6.5に調整し、これにより上記プレ縮合物を重合させ
ること;及びf 上記重合を15〜80qoの温度範囲
で少くとも1時間、即ち上記〆タロセン粒子が水不落’
性の尿素−ホルムアルデヒドポリマーの殻でカプセル化
されるまで継続することからなっている。
上述の具体的に紹介した米国及び英国特許は、尿素−ホ
ルムアルデヒドのプレ縮合物及びマイクロカプセルを製
造する一般的方法を相当詳細に記載している。従ってこ
の詳細をここに繰り返す必要はない。本発明は、本発明
がメタロセン又はメタロセン類混合物のカプセル化にお
いて、表面活性剤、特にカチオン性表面活性剤の混合物
の使用を必要とすることに関し、これらの文献類の教示
とは本質的に異なっている。メタロセン類は式(C5&
)2M〔式中Mは少くとも2の結合能を有する金属であ
る。
ルムアルデヒドのプレ縮合物及びマイクロカプセルを製
造する一般的方法を相当詳細に記載している。従ってこ
の詳細をここに繰り返す必要はない。本発明は、本発明
がメタロセン又はメタロセン類混合物のカプセル化にお
いて、表面活性剤、特にカチオン性表面活性剤の混合物
の使用を必要とすることに関し、これらの文献類の教示
とは本質的に異なっている。メタロセン類は式(C5&
)2M〔式中Mは少くとも2の結合能を有する金属であ
る。
〕を有する明確に共通なクラスの有機金属化合物を包含
する。かかる化合物類の代表的なものは、フェロセン・
nーブチルフエロセン、チタノセン及びカプリセンであ
る。これらの化合物類は典型的にはもろい固体の形態で
あり、水には溶解しない。これらの化合物類は色々な用
途に用いられ、例えば触媒、合成用中間体、アンチ−/
ツク添加剤等に用いられる。
する。かかる化合物類の代表的なものは、フェロセン・
nーブチルフエロセン、チタノセン及びカプリセンであ
る。これらの化合物類は典型的にはもろい固体の形態で
あり、水には溶解しない。これらの化合物類は色々な用
途に用いられ、例えば触媒、合成用中間体、アンチ−/
ツク添加剤等に用いられる。
メタロセン類の中で、恐らく最も有用なもの及び本発明
の好ましいものはジシクロベンタジェニル鉄としても知
られているフェロセンである。他の知られた使用に加え
て、この材料はMalofskyの米国特許第3855
040号に記載されているように嫌気性接着剤及びシー
ラント組成物の硬化促進剤として有用であることが最近
見出された。かかるフェロセン促進剤のカプセル化は、
マイクロカプセルに封入された嫌気性材料と混合状態で
使用して、高度に望ましい急速に硬化する嫌気性接着剤
系が提供される。明らかにマイクロカプセルに封入され
たメタロセン類を用いる他の多くの利点は技術的に精通
している人達には明白であろう。本発明に於て有用な尿
素ーホルムアルデヒドのプレ縮合物又はオリゴマーは、
上記特許に記載されたいずれかの手段で誘導される。
の好ましいものはジシクロベンタジェニル鉄としても知
られているフェロセンである。他の知られた使用に加え
て、この材料はMalofskyの米国特許第3855
040号に記載されているように嫌気性接着剤及びシー
ラント組成物の硬化促進剤として有用であることが最近
見出された。かかるフェロセン促進剤のカプセル化は、
マイクロカプセルに封入された嫌気性材料と混合状態で
使用して、高度に望ましい急速に硬化する嫌気性接着剤
系が提供される。明らかにマイクロカプセルに封入され
たメタロセン類を用いる他の多くの利点は技術的に精通
している人達には明白であろう。本発明に於て有用な尿
素ーホルムアルデヒドのプレ縮合物又はオリゴマーは、
上記特許に記載されたいずれかの手段で誘導される。
これらのプレ縮合物の分子量は沈でんや早すぎる重合を
回避するために相対的に低くあるべきである。尿素のホ
ルムアルデヒドの割合は、好ましくは約0.9:1〜約
1.8:1の重量範囲、更に好ましくは約1.1:1〜
約1.5:1の重量範囲である。ホルムアルデヒドはま
た、これが容易に商業的に利用し得るホルマリンとして
知られた約30重量%水溶液の形で利用することが好ま
しい。本発明の方法のための出発点は尿素とホルムアル
デヒドの水溶性プレ縮合物の水溶液をつくることである
。
回避するために相対的に低くあるべきである。尿素のホ
ルムアルデヒドの割合は、好ましくは約0.9:1〜約
1.8:1の重量範囲、更に好ましくは約1.1:1〜
約1.5:1の重量範囲である。ホルムアルデヒドはま
た、これが容易に商業的に利用し得るホルマリンとして
知られた約30重量%水溶液の形で利用することが好ま
しい。本発明の方法のための出発点は尿素とホルムアル
デヒドの水溶性プレ縮合物の水溶液をつくることである
。
ここに用いられているように、‘‘プレ縮合物”という
表現は尿素−ホルムアルデヒドの低分子量プレポリマー
及び更に残留する未反応の尿素並びにホルムアルデヒド
をも含有することを意味する。溶液中のプレ縮合物の濃
度は約15〜50重量%の範囲内にあるべきである。好
ましくはその濃度は約25〜35重量%の範囲内であろ
う。プレ縮合物の製造方法は臨界的ではなく、技術的に
よく知られているように、望むならば尿素とホルムアル
デヒドを単に混和することにより、温度とア‐ルカリ側
pHの反応条件下にそこで製造され得る。この相の反応
の間の分子量の調整は技術的にもよく知られているよう
に、pHと温度をコントロ−ルすることによりなされる
。今記載した水溶液に、特定のメタロセンはプレ縮合物
に対し、約1:1及び約8:1の間の重量割合であるよ
うな量で加えられる。
表現は尿素−ホルムアルデヒドの低分子量プレポリマー
及び更に残留する未反応の尿素並びにホルムアルデヒド
をも含有することを意味する。溶液中のプレ縮合物の濃
度は約15〜50重量%の範囲内にあるべきである。好
ましくはその濃度は約25〜35重量%の範囲内であろ
う。プレ縮合物の製造方法は臨界的ではなく、技術的に
よく知られているように、望むならば尿素とホルムアル
デヒドを単に混和することにより、温度とア‐ルカリ側
pHの反応条件下にそこで製造され得る。この相の反応
の間の分子量の調整は技術的にもよく知られているよう
に、pHと温度をコントロ−ルすることによりなされる
。今記載した水溶液に、特定のメタロセンはプレ縮合物
に対し、約1:1及び約8:1の間の重量割合であるよ
うな量で加えられる。
用いられる特定の割合は与えられた適用へのための選択
事項であるが、メタロセンの量が多量に存在すればする
ほど得られる殻壁は薄くなるであろうことは理解されよ
う。一般に、好ましい割合は約1.1:1ないし約3:
1の重量比範囲である。勿論メタロセンは、比較的均質
な分散液又はスラリーの形成及び保持を確実にするため
よく蝿拝し乍ら加えられる。メタロセン個々粒の大きさ
は選択事項であるが、分散を容易にさせるには充分小さ
く(例えば約1004以下)あるべきである。本発明を
左右するかぎは、今記載したスラリーに少量のカチオン
性表面活性剤をかきまぜ乍ら添加することである。
事項であるが、メタロセンの量が多量に存在すればする
ほど得られる殻壁は薄くなるであろうことは理解されよ
う。一般に、好ましい割合は約1.1:1ないし約3:
1の重量比範囲である。勿論メタロセンは、比較的均質
な分散液又はスラリーの形成及び保持を確実にするため
よく蝿拝し乍ら加えられる。メタロセン個々粒の大きさ
は選択事項であるが、分散を容易にさせるには充分小さ
く(例えば約1004以下)あるべきである。本発明を
左右するかぎは、今記載したスラリーに少量のカチオン
性表面活性剤をかきまぜ乍ら添加することである。
表面活性剤の有用な濃度範囲は、メタロセンに対する従
量割合として表わせば通常約1:6000から約1:1
0である。この下限以下では、表面活性剤の効果が重要
な範囲で実現されず、一方上限以上ではマイクロカプセ
ルが比較的分離、乾燥困難となる。好ましい範囲割合は
通常約1:5000なし、し約1:1000である。あ
る与えられた場合において選択される的確な割合はもち
ろん用いられる特定の化合物及び条件によるが「上記範
囲割合が大てし、の場合に適切であろう。特殊な理論に
し‘まられることを考えなければ、有用なカチオン性表
面活性剤は第1級又は第2級アミン基中のN原子の如き
極性原子を含有するようである。もしこの極性の限定が
なされるならば、使用される特定のカチオン性表面活性
剤はおきまりの実験及び選択による事項である。好まし
い表面活性剤は容易に水に溶解するとは限らないが、も
し水溶性表面活性剤が選択されるならば系全体は勿論簡
単化される。しかし水溶性は必要ではなく、また表面活
性剤は、その溶解度よりはむしろその作用性にもとづい
て選択される。もし水不落性表面活性剤が用いられるな
らば、その系への組入れは、適当な有機溶剤、例えばト
ルェン或はスチレンにそれを溶解することによって容易
になされる。本来、用いられる溶剤の量は、系が本質的
に水和性であるとき最小にされる。好ましい表面活性剤
は、Rohm &舷as社(ペンシルバニア州フィラデ
ルフィア)からPRIMNOXの商標で売られているよ
うな約14〜50の炭素を含有するアルキルヒドロキシ
アミン類及びそれらのエーテル類である。特に好ましい
ものはPRIMINOXT−肌の商品名で売られている
化合物t−C,蛾2NHC比−CH20日である。表面
活性剤を添加する正確な時点は臨界的でなく、それが尿
素ーホルムアルヂヒドの糠重合の開始に先だってかきま
ぜ乍ら加えられさえすれば、時点に係わりなく、系の液
相全体に表面活性剤の良好な分散性が得られる。このよ
うに、表面活性剤は尿素ーホルムアルデヒドのプレ縮合
物の水溶液に直接添加してもよいし、或はメタロセンの
添加後に加えることもできる。表面活性剤/プレ縮合物
の水性系にメタロセンをスラリー化したのち、公知手順
に従って、水熔性酸を添加して系のpHを酸性側に調整
することにより、尿素−ホルムアルデヒド縮重合がはじ
まる。
量割合として表わせば通常約1:6000から約1:1
0である。この下限以下では、表面活性剤の効果が重要
な範囲で実現されず、一方上限以上ではマイクロカプセ
ルが比較的分離、乾燥困難となる。好ましい範囲割合は
通常約1:5000なし、し約1:1000である。あ
る与えられた場合において選択される的確な割合はもち
ろん用いられる特定の化合物及び条件によるが「上記範
囲割合が大てし、の場合に適切であろう。特殊な理論に
し‘まられることを考えなければ、有用なカチオン性表
面活性剤は第1級又は第2級アミン基中のN原子の如き
極性原子を含有するようである。もしこの極性の限定が
なされるならば、使用される特定のカチオン性表面活性
剤はおきまりの実験及び選択による事項である。好まし
い表面活性剤は容易に水に溶解するとは限らないが、も
し水溶性表面活性剤が選択されるならば系全体は勿論簡
単化される。しかし水溶性は必要ではなく、また表面活
性剤は、その溶解度よりはむしろその作用性にもとづい
て選択される。もし水不落性表面活性剤が用いられるな
らば、その系への組入れは、適当な有機溶剤、例えばト
ルェン或はスチレンにそれを溶解することによって容易
になされる。本来、用いられる溶剤の量は、系が本質的
に水和性であるとき最小にされる。好ましい表面活性剤
は、Rohm &舷as社(ペンシルバニア州フィラデ
ルフィア)からPRIMNOXの商標で売られているよ
うな約14〜50の炭素を含有するアルキルヒドロキシ
アミン類及びそれらのエーテル類である。特に好ましい
ものはPRIMINOXT−肌の商品名で売られている
化合物t−C,蛾2NHC比−CH20日である。表面
活性剤を添加する正確な時点は臨界的でなく、それが尿
素ーホルムアルヂヒドの糠重合の開始に先だってかきま
ぜ乍ら加えられさえすれば、時点に係わりなく、系の液
相全体に表面活性剤の良好な分散性が得られる。このよ
うに、表面活性剤は尿素ーホルムアルデヒドのプレ縮合
物の水溶液に直接添加してもよいし、或はメタロセンの
添加後に加えることもできる。表面活性剤/プレ縮合物
の水性系にメタロセンをスラリー化したのち、公知手順
に従って、水熔性酸を添加して系のpHを酸性側に調整
することにより、尿素−ホルムアルデヒド縮重合がはじ
まる。
強酸を用いるのであれば水綾性有機酸類が好ましい。好
ましい酸類はクエン酸、ギ酸、マレィン酸及びシアノ酸
を包含する。PHは重合期間中、約1〜6.5の範囲、
好ましくは約2〜3に保持すべきである。重合は室温、
即ち約20ooで容易に進行するが、反応は適度に加熱
し、例えば約35o〜45こ○の温度でスピードアップ
され、また殻肇形成はいくらか増大する。有用性のある
堅ろうな殻壁は室温下での約1時間の反応で得られる。
しかし、改善された性質は、もし室温反応が行われるな
らば、より長い期間、典型的には約4〜8時間継続して
得られ、所望すれば更に長い反応時間が得られる。高め
られた温度が用いられるならば、明らかに反応はより短
時間に完了し、要求される的確な時間は与えられた系に
おいて選択され実験で決定できる。反応はpHをアルカ
リ側に調整したり、系を冷却すること、水等で系を実者
的に希釈することによるなどの如くコントロールされ及
び/又は公知のモノマーで末端停止され得る。
ましい酸類はクエン酸、ギ酸、マレィン酸及びシアノ酸
を包含する。PHは重合期間中、約1〜6.5の範囲、
好ましくは約2〜3に保持すべきである。重合は室温、
即ち約20ooで容易に進行するが、反応は適度に加熱
し、例えば約35o〜45こ○の温度でスピードアップ
され、また殻肇形成はいくらか増大する。有用性のある
堅ろうな殻壁は室温下での約1時間の反応で得られる。
しかし、改善された性質は、もし室温反応が行われるな
らば、より長い期間、典型的には約4〜8時間継続して
得られ、所望すれば更に長い反応時間が得られる。高め
られた温度が用いられるならば、明らかに反応はより短
時間に完了し、要求される的確な時間は与えられた系に
おいて選択され実験で決定できる。反応はpHをアルカ
リ側に調整したり、系を冷却すること、水等で系を実者
的に希釈することによるなどの如くコントロールされ及
び/又は公知のモノマーで末端停止され得る。
本発明の方法を成功させるために必須ではないが、塩基
を添加して系を中和することは望ましい場合が多い。得
られたスラリーは、そのまま保存或は使用してもよいし
、またはマイクロカプセルを通常の技術、例えば炉過、
遠心分離等により分離、洗浄及び乾燥することができる
。
を添加して系を中和することは望ましい場合が多い。得
られたスラリーは、そのまま保存或は使用してもよいし
、またはマイクロカプセルを通常の技術、例えば炉過、
遠心分離等により分離、洗浄及び乾燥することができる
。
次の実施例は単に具体的説明のためのもので、本発明の
方法を限定しようとするものではない。
方法を限定しようとするものではない。
実施例3り重量%のホルムアルデヒド水溶液488.5
夕と尿素240夕の混合液を櫨梓下に1時間70℃に加
熱した。
夕と尿素240夕の混合液を櫨梓下に1時間70℃に加
熱した。
P印まトリェタノールアミンで8に調整された。IZの
水を加え、形成されたプレ縮合溶液は室温まで放冷した
。室温下の上記プレ縮合溶液150叫に、よくかきまぜ
乍らフェロセン50夕を加えた。これにPRIM州OX
T−IMの1重量%スチレン溶液1の‘を加え、混合物
をよく縄拝した。クエン酸の1の重量%水溶液で餌を2
.5に調整した。よく櫨拝し乍ら約50分間反応を室温
下に進行させ、その時点で混合物に50奴の水を加えて
希釈した。反応を室温で更に6時間継続したのち600
柵の水を加えた。このようにして形成されたマイクロカ
プセルに封入されたフェロセンを炉則し水で充分に洗っ
てマイクロカプセルを低温加熱オーブン中で乾燥した。
マイクロカプセルは長期保存中に漏洩の様子がなく、ま
た通常の取扱いに対応し充分な耐性を有するが、局部的
に圧力を加えると容易に破壊してフヱロセンを放出する
ものであった。
水を加え、形成されたプレ縮合溶液は室温まで放冷した
。室温下の上記プレ縮合溶液150叫に、よくかきまぜ
乍らフェロセン50夕を加えた。これにPRIM州OX
T−IMの1重量%スチレン溶液1の‘を加え、混合物
をよく縄拝した。クエン酸の1の重量%水溶液で餌を2
.5に調整した。よく櫨拝し乍ら約50分間反応を室温
下に進行させ、その時点で混合物に50奴の水を加えて
希釈した。反応を室温で更に6時間継続したのち600
柵の水を加えた。このようにして形成されたマイクロカ
プセルに封入されたフェロセンを炉則し水で充分に洗っ
てマイクロカプセルを低温加熱オーブン中で乾燥した。
マイクロカプセルは長期保存中に漏洩の様子がなく、ま
た通常の取扱いに対応し充分な耐性を有するが、局部的
に圧力を加えると容易に破壊してフヱロセンを放出する
ものであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 a プレ縮合物濃度が15〜50重量%である尿素
とホルムアルデヒドの水溶性プレ縮合物の水溶液を用意
すること;b 上記プレ縮合物溶液に特定物質をプレ縮
合物に対し1:1と8:1の間の重量割合となるような
量加えること;c スラリーを形成させること; d 得られた分散液のpHを水溶性酸を添加することに
より1〜6.5に調整し、それによつて上記プレ縮合物
を重合させること;e 上記重合を、上記粒子が水不溶
性尿素−ホルムアルデヒドポリマーの殻でカプセル化さ
れるまで15〜80℃の温度下で継続することよりなる
水不溶性メタロセンをマイクロカプセル化する方法にお
いて、特定物質がメタロセンであり、また上記プレ縮合
物溶液又は上記プレ縮合物溶液と上記メタロセンの混合
物に、カチオン性表面活性剤をメタロセンに対する重量
割合が1:6000と1:10の間である量添加するこ
とを特徴とする上記方法。 2 メタロセンに対するカチオン性表面活性剤の重量割
合が1:5000ないし1:1000である特許請求の
範囲第1項の方法。 3 カチオン性表面活性剤が式t− C_1_8_−_2_2NHCH_2CH_2OHを有
する特許請求の範囲第1項の方法。 4 スラリーをカプセルに封入されたメタロセン粒子の
回収に先立つて中和する特許請求の範囲第1項の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/592,581 US4093556A (en) | 1975-07-02 | 1975-07-02 | Process for microencapsulation of metallocenes |
US592581 | 1975-07-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS527875A JPS527875A (en) | 1977-01-21 |
JPS6025184B2 true JPS6025184B2 (ja) | 1985-06-17 |
Family
ID=24371263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51078808A Expired JPS6025184B2 (ja) | 1975-07-02 | 1976-07-02 | 水不溶性メタロセンのマイクロカプセル化方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4093556A (ja) |
JP (1) | JPS6025184B2 (ja) |
AU (1) | AU508181B2 (ja) |
CA (1) | CA1066142A (ja) |
DE (1) | DE2629889A1 (ja) |
FR (1) | FR2315992A1 (ja) |
GB (1) | GB1555969A (ja) |
IE (1) | IE43386B1 (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4956129A (en) * | 1984-03-30 | 1990-09-11 | Ici Americas Inc. | Microencapsulation process |
JPS57110332A (en) * | 1980-12-13 | 1982-07-09 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | Preparation of microcapsule |
US4594370A (en) * | 1985-03-29 | 1986-06-10 | The Mead Corporation | Amine-formaldehyde microencapsulation process |
JP2811470B2 (ja) * | 1989-06-23 | 1998-10-15 | 株式会社サクラクレパス | マイクロカプセルの表面改質方法 |
US5281286A (en) * | 1992-04-09 | 1994-01-25 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Microcoacervation of propellant ingredients |
WO2006104625A2 (en) | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Appleton Papers Inc. | Activator means for pre-applied adhesives |
US8865794B2 (en) * | 2007-04-02 | 2014-10-21 | Nd Industries, Inc. | Anaerobic adhesive compositions having microencapsulated metal ions |
US20080251195A1 (en) * | 2007-04-10 | 2008-10-16 | Abm Associates Llc | Activated anaerobic adhesive and use thereof |
US7976670B2 (en) | 2007-05-07 | 2011-07-12 | Appleton Papers Inc. | Surface insensitive anaerobic adhesive and sealant compositions |
US8067089B2 (en) * | 2008-05-01 | 2011-11-29 | Appleton Papers Inc. | Cationic microcapsule particles |
US8071214B2 (en) * | 2008-05-01 | 2011-12-06 | Appleton Papers Inc. | Particle with selected permeance wall |
US20090274906A1 (en) * | 2008-05-01 | 2009-11-05 | Appleton Papers Inc. | Particle with low permeance wall |
US8455098B2 (en) * | 2009-04-07 | 2013-06-04 | Appleton Papers Inc. | Encapsulated solid hydrophilic particles |
CA2774435C (en) | 2009-10-23 | 2017-05-09 | Henkel Ireland Ltd. | Aqueous-based composition suitable for use in threadlocking applications |
WO2011084141A2 (en) * | 2009-12-21 | 2011-07-14 | Appleton Papers Inc. | Hydrophilic liquid encapsulates |
US9186642B2 (en) | 2010-04-28 | 2015-11-17 | The Procter & Gamble Company | Delivery particle |
US20110269657A1 (en) | 2010-04-28 | 2011-11-03 | Jiten Odhavji Dihora | Delivery particles |
US9993793B2 (en) | 2010-04-28 | 2018-06-12 | The Procter & Gamble Company | Delivery particles |
JP6343147B2 (ja) | 2010-08-30 | 2018-06-13 | プレジデント・アンド・フェロウズ・オブ・ハーバード・カレッジ | 狭窄病変および血栓溶解療法のための剪断による制御放出 |
JP5869663B2 (ja) | 2011-04-07 | 2016-02-24 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | ポリアクリレートマイクロカプセルの付着が増大したシャンプー組成物 |
CN103458871B (zh) | 2011-04-07 | 2015-05-13 | 宝洁公司 | 具有增强的聚丙烯酸酯微胶囊的沉积的调理剂组合物 |
WO2012138710A2 (en) | 2011-04-07 | 2012-10-11 | The Procter & Gamble Company | Personal cleansing compositions with increased deposition of polyacrylate microcapsules |
WO2013032447A1 (en) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | Empire Technology Development Llc | Ferrocene /carbon dioxide releasing system |
RU2537261C1 (ru) * | 2013-05-14 | 2014-12-27 | Александр Александрович Кролевец | Способ инкапсуляции ферроцена |
WO2017074995A1 (en) | 2015-10-27 | 2017-05-04 | Encapsys, Llc | Encapsulation |
JP6768551B2 (ja) * | 2017-02-17 | 2020-10-14 | テクノロジック スリー エス.アール.エル.Tecnologic 3 S.r.l. | ボルトおよびナットを封止し、遮断するための嫌気性硬化性配合物 |
CA3106374A1 (en) | 2019-01-11 | 2020-07-16 | Encapsys, Llc | Incorporation of chitosan in microcapsule wall |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2680756A (en) * | 1952-06-03 | 1954-06-08 | Du Pont | Dicyclopentadienyliron and process of making the same |
NL134885C (ja) * | 1961-03-13 | 1900-01-01 | ||
FR1349561A (fr) * | 1962-01-29 | 1964-01-17 | Minnesota Mining & Mfg | Feuilles contenant des capsules |
BE627712A (ja) * | 1962-01-29 | |||
US3516941A (en) * | 1966-07-25 | 1970-06-23 | Minnesota Mining & Mfg | Microcapsules and process of making |
JPS5212150B1 (ja) * | 1968-06-04 | 1977-04-05 | ||
US3779942A (en) * | 1970-12-04 | 1973-12-18 | Minnesota Mining & Mfg | Capsules and process for forming capsules |
-
1975
- 1975-07-02 US US05/592,581 patent/US4093556A/en not_active Expired - Lifetime
-
1976
- 1976-06-22 IE IE1350/76A patent/IE43386B1/en unknown
- 1976-06-23 CA CA255,561A patent/CA1066142A/en not_active Expired
- 1976-06-29 AU AU15388/76A patent/AU508181B2/en not_active Expired
- 1976-07-01 FR FR7620079A patent/FR2315992A1/fr active Granted
- 1976-07-02 DE DE19762629889 patent/DE2629889A1/de not_active Withdrawn
- 1976-07-02 GB GB27645/76A patent/GB1555969A/en not_active Expired
- 1976-07-02 JP JP51078808A patent/JPS6025184B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2315992A1 (fr) | 1977-01-28 |
JPS527875A (en) | 1977-01-21 |
GB1555969A (en) | 1979-11-14 |
DE2629889A1 (de) | 1977-01-20 |
IE43386L (en) | 1977-01-02 |
AU1538876A (en) | 1978-01-05 |
US4093556A (en) | 1978-06-06 |
IE43386B1 (en) | 1981-02-11 |
CA1066142A (en) | 1979-11-13 |
AU508181B2 (en) | 1980-03-13 |
FR2315992B1 (ja) | 1983-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6025184B2 (ja) | 水不溶性メタロセンのマイクロカプセル化方法 | |
JPS5855811B2 (ja) | マイクロカプセル及びその製造方法 | |
WO1985000535A1 (en) | Process for producing microcapsules | |
GB2094257A (en) | Removing residual formaldehyde from microcapsules | |
US5959073A (en) | Method for preparing polymeric beads | |
JPS6023859B2 (ja) | マイクロカプセルの製造方法 | |
JPH0620535B2 (ja) | マイクロカプセルの製造方法 | |
JPS63258641A (ja) | マイクロカプセルの製造方法 | |
JPS6312654B2 (ja) | ||
JPS6346091B2 (ja) | ||
US4124526A (en) | Encapsulation process and resulting aqueous dispersion of encapsulated droplets | |
JPH06279735A (ja) | マイクロカプセル化した接着剤及びその製法 | |
CA2162280C (en) | Use of a polymer material on the basis of modified hydrocolloids as a coating, covering wall material | |
JP2002508017A (ja) | 粒状ポリマー性材料とその製造 | |
US6706397B2 (en) | Process for manufacturing microcapsules by interfacial polycondensation with polyoxyalkyleneamine and acid chlorides | |
US3459672A (en) | Composite spheroidal phosphorescent organic polymer article and process | |
JP2002038136A (ja) | 蓄熱材マイクロカプセルの製造方法 | |
US2587329A (en) | Amides of alkylenimines and beta-keto acids and process of producing the same | |
KR20010000621A (ko) | 마이크로캡슐의 제조방법 | |
JP3186783B2 (ja) | マイクロカプセルの製造方法 | |
JP2595684B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
US2418921A (en) | Table i | |
WO1997020627A1 (en) | Solid composition | |
JP2824309B2 (ja) | マイクロカプセルの製法 | |
JPH0248039A (ja) | マイクロカプセル製造方法 |