JPS60249761A - 車両用無段変速機の制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の制御装置

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JPS60249761A
JPS60249761A JP59104220A JP10422084A JPS60249761A JP S60249761 A JPS60249761 A JP S60249761A JP 59104220 A JP59104220 A JP 59104220A JP 10422084 A JP10422084 A JP 10422084A JP S60249761 A JPS60249761 A JP S60249761A
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shift
speed
valve
switching valve
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Hiroshi Ito
寛 伊藤
Shigeki Hiramatsu
茂樹 平松
Tadashi Tamura
忠司 田村
Mitsuru Takada
充 高田
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/12Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車両用無段変速機の制御装置に関するものであ
る。
先行技術 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪に伝達する無
段変速機と、各々単一ソレノイド式二位置形の電磁弁装
置であって、制御装置からの指令に従って前記無段変速
機の変速比変化方向および変速比変化速度を調節するシ
フト方向切換弁およびシフト速度切換弁とを備え、該シ
フト方向切換弁およびシフト速度切換弁のソレノイドが
共に非励磁状態であるとき該シフト速度切換弁は該シフ
ト方向切換弁によって指定されたシフト方向においてシ
フト速度抑制側位置に切り換えられる形式の車両が提案
されている。このような車両によれば、運転状態(運転
パラメータ)に対応して変速比を連続的に変化させられ
るため、好適な燃費率が得られる。また、変速比或いは
エンジン回転速度とその目標値との偏差に応じて、変速
比変化速度が変化させられるため、好適な制御応答性(
安定性)が得られる特徴がある。たとえば、本出願人が
先に出願した特願昭58−203130号に記載された
ものがそれである。
発明が解決すべき問題点 ところで、このような車両においてはシフト方向切換弁
或いはシフト速度切換弁のソレノイドが使用中において
断線したり、或いは短絡したりする場合があり、このよ
うな場合には無段変速機の変速比の自動制御がうまく行
かなくなる場合があった。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたちのであって
、(1)前記シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁
のソレノイドの断線または短絡を検出するソレノイド異
常検出装置と、(2)前記シフト方向切換弁およびシフ
ト速度制御弁のそれぞれのソレノイドのうち、一方の断
線または短絡が前記ソレノイド異常検出手段によって検
出されたとき、他方のソレノイドへ供給される駆動信号
を遮断して該シフト方向切換弁およびシフト速度切換弁
のソレノイドを共に非励磁状態とするフェイルセーフ制
御手段とを、含むことを特徴とする。
作用および発明の効果 このようにすれば、シフト速度制御弁またはシフト方向
切換弁の一方のソレノイドの断線または短絡が検出され
た場合には、他方のソレノイドに供給さハる駆動信号が
遮断されて、シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁
の両ソレノイドが共に非励磁状態とされるので、シフト
方向切換弁が選択した変速比変速方向においてシフト速
度制御弁がシフト速度抑制側に位置させられる。この結
果、無段変速機の変速比が停止させられるか或いはきわ
めて低い速度で変速させられるので、急速に制御不能状
態に陥ることが解消されるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例である制御装置を自動車用ベ
ルト式無段変速機とともに示す説明図である。図におい
て、10はエンジンであって、フルードカップリング5
 トルクコンバータ、磁粉式電磁クラッチ、遠心クラッ
チ等のクラ・7チ12を介してベルト式無段変速機14
に連結されている。
このベルト式無段式変速機14はエンジン10の回転を
無段階に変速して図示しない駆動輪に伝達するものであ
って、クラッチ12に連結された入力側回転軸16と、
その入力側回転軸16に取り付けられた有効径が可変の
入力側可変プーリ18と、前記駆動輪に図示しない回転
方向変換装置或いは差動歯車装置等を介して回転力を伝
達する出力側回転軸20と、その出力側回転軸20に取
り付けられた有効径が可変の出力側可変プーリ22と、
入力側可変プーリ18および出力側可変ブー1J22に
巻き掛けられた伝導ヘルド24と、入力側可変プーリ1
8および出力側可変プーリ22のV溝幅を変更して有効
径を変化させる油圧シリンダ26および28とを備えた
構成とされており、油圧シリンダ26および28への作
動油の給排に伴って可変プーリ18および22の有効径
が変わることにより、変速比が変更させられるようにな
っている。そして、それら油圧シリンダ26および28
への作動油の給排が油圧装置30によって行われるよう
になっている。
油圧装置30は、例えば、出力側の油圧シリンダ28に
接続されたライン油路36にタンク32から作動油を圧
送するポンプ34と、ライン油路36からドレイン管路
44への作動油の戻り量を調節することによりライン油
路36のライン油圧を調圧するライン油圧制御弁38と
、入力側の油圧シリンダ26にライン油路36からの作
動油圧を供給し、その圧力を高めて入力側可変プーリ1
8の有効径を大きくするか、あるいは入力側油圧シリン
ダ26内の作動油をドレイン管路44へ排出し、その圧
力を低下させて可変プーリ18の有効径を小さくするこ
とによりシフト方向(変速比変化方向)を切り換えるシ
フト方向切換弁40と、入力側の油圧シリンダ26に供
給される作動油の流量、または入力側の油圧シリンダ2
6内から排出される作動油の流量を調節し、入力側可変
プーリ18の有効径の変化速度を制御することによりシ
フト速度(変速比変化速度)を変更するシフト速度制御
弁42等とから成っている。
ライン油圧制御弁38は、たとえばドレイン管路44へ
の戻り油量を連続的に変化させるリニアソレノイドを備
えており、このリニアソレノイドが後述の駆動回路11
6から供給されるライン油圧指令信号SPに基づいて作
動されることによって、ライン油路36のライン油圧が
エンジン10の回転速度、スロットル開度等の車両の運
転状態に応じて調圧されるようになっている。
前記シフト方向切換弁40およびシフト速度制御弁42
は、各々単一ソレノイド式二位置形の電磁弁装置であっ
て、例えば第2図に示されているように、バイロフト弁
としての電磁弁46および48とこの電磁弁46および
48の作動に応答するスプール弁50および52とをそ
れぞれ備えた構成とされている。しかし、ソレノイドが
直接スプール弁50および52を駆動する直動形の電磁
弁装置であっても良い。
電磁弁46には前記ライン油圧がライン油路36を介し
て供給されるようになっており、その電磁弁46と油路
36とを連通する通路上にオリフィス54が設けられて
いる。そして、電磁弁46の閉成作動(非励磁時)によ
ってオリフィス54を経たライン油圧がスプール弁50
のスプール弁子5゛6の端面58に作用させられると、
そのスプール弁子56がスプリング60に抗して移動さ
せられるようになっている。また、電磁弁46の開放作
動(励磁時)によってオリフィス54から下流側が排圧
され、スプール弁子56がスプリング60の付勢力に従
って移動させられるようになっている。つまり、スプー
ル弁子56は電磁弁46の作動に応答して2位置に位置
させられるのである。そして、スプリング60に抗して
移動させられた位置においては、ライン油路36と供給
管路62とが接続される一方で排出管路64と前記ドレ
イン管路44とが遮断され、前記入力側油圧シリンダ2
6に対するライン油圧の供給が許容されるようになって
いる。第3図はこの状態を示す。
また、他方の位置においては、ライン油路36と供給管
路62との連通が遮断される一方で排出管路64がドレ
イン管路44へ開放されて、入力側の油圧シリンダ26
からの作動油の排出が許容されるようになっている。す
なわち、このシフト方向切換弁40では、電磁弁46の
励磁状態を制御することによって、入力側の油圧シリン
ダ26に対する作動油の給排を制御し、もって入力側可
変プーリ18の有効径の増減方向、つまり変速比の変化
方向(シフト方向)を制御し得るようになっているので
ある。
一方、電磁弁48にもライン油路36を介してライン油
圧が供給されるようになっており、電磁弁48とライン
油路36を連通ずる通路上にオリフィス66が設けられ
ている。この電磁弁48の場合も前記電磁弁46の場合
と同様に、開成時には、スプール弁52のスプール弁子
68の端面70にオ、リフイス66を経たライン油圧が
作用させられて、スプール弁子68がスプリング72の
付勢力に抗して移動させられ、開放時には、スプール弁
子68に対するライン油圧の作用が解除されてスプール
弁子68がスプリング72の付勢力に従って移動させら
れるようになっている。スプール弁52には、入力側の
油圧シリンダ26に連通ずる第1ボート74および第2
ボート76が備えられているとともに、前記供給管路6
2および排出管路64にそれぞれ接続された供給ポート
78および排出ポート80と、オリフィス82を介して
排出管路64に接続された減速ポート84とが備えられ
ており、上述のように電磁弁48の閉成作動(非励磁時
)によってスプール弁子68がスプリング72側に位置
させられたとき、第2ボート76と減速ポート84との
間が遮断される一方で、第2ポート76と排出ボート8
0との間が連通させられるとともに、第1ポー1−74
と供給ボート78との間がスプール弁子68に形成され
たオリフィス86を経て連通させられるようになってい
る。また、電磁弁48の開放作動(励磁時〉に伴ってス
プール弁子68がスプリング72の付勢力に従って移動
させられたとき、第1ボート74と供給ボート78との
間、および第2ポート76と減速ボート84との間が連
通させられるとともに、第2ポート76と排出ボート8
0との間が遮断されるようになっている。
すなわち、スプール弁52のスプール弁子68は、供給
管路62から第1ボート74に向かう作動油の流通を抑
制するアンプシフト速度抑制側位置と抑制しないアップ
シフト速度非抑制側位置との2位置のいずれかに位置さ
せられると同時に、それら2位置に対応して、第2ポー
ト76から排出管路64に向かう作動油の流通を抑制し
ないダウンシフト速度非抑制側位置と抑制するダウンシ
フト速度抑制側位置との2位置にそれぞれ位置させられ
るようになっているのである。このシフト速度制御弁4
2では、電磁弁48の励磁状態を制御してスプール弁子
68の移動位置を上記2位置間で選択制御することによ
って、前記シフト方向切換弁40の給排状態にかかわら
ず、つまり変速比の両度化方向において、入力側油圧シ
リンダ26に対する作動油の流量を変化させ、もって変
速比の変化速度(シフト速度)を変更し得るようになっ
ているのである。つまり、変速比のシフト方向およびシ
フト速度の制御は電磁弁46および48の励磁状態(開
閉作動)を選択することによって行うことができるので
あり、それらの制御が後述のシフト方向指令信号SDお
よびシフト速度指令信号S■に基づいて行われることに
より、変速比が運転状態に応じた最適値に設定されるよ
うになっているのである。なお、アップシフト速度を抑
制するために設けられたオリフィス86およびダウンシ
フト速度を抑制するために設けられたオリフィス82は
、各々の流通径が必要に応じて零を含む範囲内にて選択
される。流通径が零である場合にはオリフィス86また
は82が除去され得る。
一方、第1図に示されているように、エンジン10の吸
気配管にはアクセルペダル88によって操作されるスロ
ットル弁90が取り付けられており、またそのスロット
ル弁90にはスロソ[・ル開度θを検出するスロットル
センサ92が取り付けられている。このスロットルセン
サ92によって検出されたスロットル開度θに対応した
電圧はスロットル信号THとしてA/Dコンバータ94
に供給され、そこでコード信号に変換されてI10ポー
ト96に供給される。
また、前記ベルト式無段変速機14には、入力側回転軸
16および出力側回転軸20の回転速度を検出する回転
センサ98および100がそれぞれ取り付けられており
、回転センサ98からは入力側回転輪16の回転速度、
換言すればエンジン10のクランク軸の回転速度に対応
したパルス状の回転信号SRが、また回転センサ100
からは出力側回転軸20の回転速度に、換言すれば車速
に対応したパルス状の回転信号SCがそれぞれl/F回
路102に供給されるようになっている。
そして、I/F回路102は、それら回転信号SEおよ
びSCの単位時間当たりのパルス数に対応したコード信
号をI10ボート96に供給するようになっている。
I10ボート96には、マイクロコンピュータ(E C
U)を構成するCPU104.RAMl06、ROM1
08がデータバスラインを介して接続されている。CP
U104は、ROM108に予め記憶されたプログラム
に従って、RAM1.06の記憶機能を利用しつつ、前
記I10ボート96を介して供給される信号を処理し、
変速比の変化方向(シフト方向)および変化速度(シフ
ト速度)に対応したシフト方向指令信号SDおよびシフ
ト速度指令信号SVをソレノイド異常検出・駆動回路1
10および112に供給するとともに、ライン油路36
のライン油圧を指令するライン油圧指令信号SP(電圧
信号)をD/Aコンバータ114を介して駆動回路11
6に供給する。そして、それら駆動回路によって増幅さ
れた信号が、前述のように、ライン油圧制御弁38のり
ニアソレノイド、シフト方向切換弁40の電磁弁46お
よびシフト速度制御弁42の電磁弁48にそれぞれ供給
され、これによって、ライン油圧が伝導ベルト24の滑
りが生じない範囲で可及的に小さくされて動力損失が軽
減されるとともに、ベルト式無段変速機j4の変速比が
最適値に設定されて燃費が好適に維持されるようになっ
ている。つまり、本実施例では、CPUI 04.RA
MI O6,記憶手段としてのROM108等によって
制御装置が構成されているのである。
上記ソレノイドの異常の検出は前記電磁弁46および電
磁弁48を駆動するためのソレノイド異常検出・駆動回
路110および112にそれぞれ供給されるシフト方向
指令信号SDおよびシフト速度指令信号SVと、それ等
ソレノイド異常検出・駆動回路110および112から
I10ポート96へ出力される判定信号SJとに基づい
て行われる。なお、ソレノイド異常検出・駆動回路11
0および112は全く同様に構成されているので、以下
、シフト速度制御弁42の電磁弁48のソレノイド12
2を駆動しかつそのソレノイド122の異常を検出する
ソレノイド異常検出・駆動回路112について説明する
第3図において、ソレノイド122が断線も短絡もして
いない場合には、ソレノイド異常検出・駆動回路112
にHレベルのシフト速度指令信号SVが供給されると、
ソレノイド異常検出・駆動回路112が作動して電磁弁
48に励磁電流が供給される。すなわち、まず第一トラ
ンジスタ124がONとなり、次いで第二トランジスタ
126がOFFとなって第三トランジスタ128がON
とされ、増幅されたシフト速度指令信号Svがソレノイ
ド122に供給される。また、シフト速度指令信号SV
が供給されないLレベルの状態では、上述の場合とは逆
に第三トランジスタ128がOFFとされ、ソレノイド
122への駆動電流の供給が停止される。I10ポート
96を介してソレノイド異常検出・駆動回路112にシ
フト速度指令信号S■が出力されると、そのシフト速度
指令信号Svに応じてソレノイド122が励磁される。
すなわち電磁弁48がON(作動)状態になるのである
。なお、第四トランジスタ130は、駆動電流検出用の
きわめて抵抗値の低い抵抗器132の両端電圧の増加に
伴って作動して第三トランジスタ128におけるコレク
タ電流を制限するものであり、ソレノイド122の短絡
(ショート)時において回路を保護するために設けられ
ている。
一方、駆動電流はB電源から抵抗器132を経、さらに
第三トランジスタ128を経てソレノイド122に供給
されるようになっており、ソレノイド122のB電源側
の端部の電圧(第3図の5点の電圧)に基づいてソレノ
イド断線ショート検出回路が作動することによりソレノ
イド122の断線またはショートが検出されるようにな
っている。
すなわち、ソレノイド122に駆動電流が供給されてい
る状態においては、5点の電圧がソレノイド122の電
圧降下によってB電源電圧に近い所定の高電圧レベル(
Hレベル)に維持され、駆動電流の非供給時においては
、B電源との間に高い抵抗値の抵抗器134が接続され
ていることにより、接地電位に近い所定の低電圧レベル
(Lレベル)に変化させられる。そして、第五トランジ
スタ136が斯る5点のレベルによってON・OFF制
御されることにより、5点のレベルが反転された内容の
判定信号SJがI10ポート96に供給されるようにな
っている。つまり、ソレノイド122が正常に駆動され
ている場合には、シフト速度指令信号S■とレベルの反
転関係にある判定信号SJが駆動回路112からI10
ポート96に供給されるのである。
したがって、第4図に示すように、ソレノイド122が
断線したとすると、5点における電圧はソレノイド12
2への駆動電流の供給の有無にかかわらず、すなわちシ
フト速度指令信号Svの供給の有無にかかわらず、Hレ
ベルとなり、したがって判定信号SJはソレノイド12
2への駆動電流非供給時にもLレベルに維持されること
となる。
これに対し、ソレノイド122が短絡した場合には、ソ
レノイド122への駆動電流供給時にも5点はLレベル
に維持され、判定信号SJはHレベルに設定されること
となる。つまり、シフト速度指令信号SVと判定信号S
Jとの内容が比較されることによって、ソレノイド12
2が正常に駆動されているか、あるいは断線もしくは短
絡しているかが判断されるのである。ここで、ソレノイ
ドの短絡とは、第三トランジスタ128のコレクタから
ソレノイド122の接地側端子に至るいずれかの部分が
相互に接触或いは接地されて、その部分において電流が
バイパスされることにより抵抗器132に定格値よりも
過大な電流が流れる反面、ソレノイド122全体に充分
な駆動電流が流されなくなった状態をいう。また、ソレ
ノイドの断線とは前記5点からソレノイド122の接地
側リード線に至るいずれかの部分が断線等により抵抗値
が過大となることをいう。
第5図は前記マイクロコンピュータによって実行される
制御を示すフローチャートであり、初期化ルーチン、お
よびセンサからの入力信号等の読込みルーチン等が実行
された後、読み込まれた信号等に基づいて以後に実行す
べき制御態様が選択される。その制御態様はフェイルセ
ーフ制御、クランキング制御、目標機関回転速度制御、
オーバーラン制御、ニュートラル制御の5種類であって
、車両が停止しており且つエンジン10を始動させるた
めのスタークが操作されていると判断された場合には、
クランキング制御が実行され、たとえばエンジン10の
作動中においてクラッチ12が切り離されるようなニュ
ートラル状態と判断された場合に、ニュートラル制御が
実行され、車両が走行中であってアクセルペダルが操作
されていると判断された場合には目標機関回転速度制御
が実行され、また、エンジン10が許容回転速度を超え
たと判断された場合には、ベルト式無段変速機14の出
力側の回転軸20が増速側にシフトするように変化比を
変更してエンジン10の回転速度を下げるオーバーラン
制御が実行される。そして、目標機関回転速度制御およ
びオーバーラン制御が実行された後にはライン圧制御が
実行される。また、前記シフト方向切換弁40およびシ
フト速度制御弁42におけるソレノイド120または1
22のいずれかが異常と判断された場合には、フェイル
セーフ制御が実行される。そして、以上の制御が実行さ
れた後、制御値実力制御が実行され、無段変速機14の
変速比を所望の値に変更するためのシフト速度指令信号
SVおよびシフト方向指令信号SDがそれぞれ出力され
る。上記目標機関回転速度制御は車両の運転パラメータ
に基づいて、予めめられた関係から決定される目標エン
ジン回転速度に実際のエンジン回転速度を一致させるた
めの制御であって、これにより一定の運転性が確保され
つつ車両の燃費が改善されるようになっている。この目
標機関回転速度制御および前記ライン圧制御の主要部は
、たとえば本出願人が先に出願した特願昭58−203
130号や特願昭5!11−14010号の明細書およ
びフローチャートに開示されている。
上記フェイルセーフ制御には第6図のフローチャートに
示すようなフェイルセーフ制御手段を成すステップS’
SI乃至SS4が含まれている。それ等ステップSSI
乃至SS4はソレノイド120または122のうちの一
方の異常が検出されたときには、他方のソレノイドに供
給される駆動信号を遮断してソレノイド120および1
22を共に非励磁状態とするフェイルセーフ制御手段を
構成するものである。
すなわち、シフト方向指令信号SDに拘らず、判定信号
SJがHレベルまたはLレベルであると、ステップSS
Iにおいてソレノイド120の断線または短絡と判断さ
れステップSS2が実行される。ステップSS2におい
ては、ソレノイド122へ供給される駆動信号すなわ−
ちシフト速度指令信号Svがソレノイド122へ供給さ
れることが阻止され、ソレノイド122が非励磁とされ
て電磁弁46および48が共に非作動状態とされる。
また、ステップS81においてソレノイド120が異常
と判断されない場合には、ステップS83が実行されて
ソレノイド122が異常であるか否かが判断される。す
なわち、シフト速度指令信号S■に拘らず判定信号SJ
がHレベルまたばLレベルである場合には、ソレノイド
122の断線または短絡と判断されてステップSS4が
実行される。ステップSS4においては、ソレノイド1
20に供給される駆動信号すなわぢシフト方向指令信号
SDが阻止され、電磁弁46および48が共に非作動状
態とされる。
この結果、ソレノイド120または122のいずれか一
方が異常と判断された場合には、他方が非励磁となるよ
うに制御されて、電磁弁46および48が共に非作動状
態とされる。このため、スプール弁50および52は第
2図に示すように、シフトアンプ側位置およびシフトア
ンプ速度抑制側位置に位置させられ、無段変速機14の
変速比はシフトアンプ方向に徐々に変化させられるか、
或いはオリフィス86が設けられない場合にはシフトア
ップ速度が略零に維持される。それ故、ソレノイド12
0お′よび122のいずれか一方が異常となった場合に
は、制御不能となって無段変速機14の変速比が急激に
変化することが、回避され得るのである。
前記目標機関回転速度制御において、ソレノイド120
または122の一方が断線または短絡の異常となった場
合には、第り表および第2表の故障の結果に示すように
種々の不都合が発生し、その中には無段変速機14の変
速比が急速に変化して無段変速機14の制御が不能とな
る場合がある。
しかしながら、本実施例によれば、ソレノイド120ま
たは122の一方が異常となった場合は、電磁弁46お
よび48は共に非作動状態とされて必ず各シフト方向に
おけるシフト速度抑制側位置にスプール弁50および5
2が制御されるので、無段変速機14の急変速およびこ
れに起因する車両加速状態の急変が回避されるのである
。なお、ソレノイド120および122が共に断線また
は短絡した場合には、電磁弁46および48が共に非作
動状態となるので、前記ステップSSI乃至SS4を実
行した場合と同じ結果となる。
なお、前述の実施例においてスプール弁50および52
は電磁弁46および48の非作動状態においてシフトア
ンプ側位置およびシフトアップ速度抑制側位置に位置さ
せられるように構成されているが、逆にシフトダウン側
位置およびシフトダウン速度抑制側位置に位置するよう
に構成されていても差支えないのである。
また、前述の実施例において、ソレノイド異常検出とソ
レノイド異常検出回路とがソレノイド異常検出・駆動回
路110.’llZ内に一体に組込まれているが、別々
に構成されても良い。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基°づいて説明し
7こが、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種
々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をベルト式無段変速機ととも
に示す説明図である。第2図は第1図の油圧制御装置の
要部を示す説明図である。第3図は第1図に示したソレ
ノイド異常検出・駆動回路の一例を示す回路図である。 第4図は第3図の回路の作動を説明するタイムチャート
である。第5図は第1図の実施例の作動を説明するフロ
ーチャートであり、第6図は第5図中のフェイルセーフ
制御の作動を説明するフローチャートである。 10:エンジン 14:ベルト式無段変速機40:シフ
ト方向切換弁 42:シフト速度制御弁 110.112:ソレノイド異常検出・駆動回路(ソレ
ノイド異常検出装置) 120.122;ソレノイド ステップSSI乃至SS4:フ工イルセーフ制御手段 出願人 トヨタ自動車株式会社 第2@

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪に伝達する無
    段変速機と、各々単一ソレノイド式二位置形の電磁弁装
    置であって、制御装置からの指令に従って前記無段変速
    機の変速比変化方向および変速比変化速度を調節するシ
    フト方向切換弁およびシフト速度制御弁とを備え、該シ
    フト方向切換弁およびシフト速度切換弁のソレノイドが
    共に非励磁状態であるとき該シフト速度切換弁は該シフ
    ト方向切換弁によって指定されたシフト方向においてシ
    フト速度抑制側位置に切り換えられる形式の車両用無段
    変速機の制御装置であって、前記シフト方向切換弁およ
    びシフト速度制御弁のソレノイドの断線または短絡を検
    出するソレノイド異常検出装置と、 前記シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁のそれぞ
    れのソレノイドのうち、一方の断線または短絡が前記ソ
    レノイド異常検出装置によって検出された時、他方のソ
    レノイドへ供給される駆動信号を遮断して該シフト方向
    切換弁およびシフト速度制御弁のソレノイドを共に非励
    磁状態とするフェイルセーフ制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
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