JPS60248882A - 高リン含有ニツケル合金の無電解めつき浴 - Google Patents

高リン含有ニツケル合金の無電解めつき浴

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JPS60248882A
JPS60248882A JP59105877A JP10587784A JPS60248882A JP S60248882 A JPS60248882 A JP S60248882A JP 59105877 A JP59105877 A JP 59105877A JP 10587784 A JP10587784 A JP 10587784A JP S60248882 A JPS60248882 A JP S60248882A
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C18/00Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
    • C23C18/16Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
    • C23C18/31Coating with metals
    • C23C18/32Coating with nickel, cobalt or mixtures thereof with phosphorus or boron
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対象〕 本発明は金属、非金属基質表面に多量のリンを含有する
非晶質のN1−P合金被膜を形成させることのできる無
電解めっき浴に関する。
〔本発明の利用分野〕
本発明の無電解めっき浴から、極めて多量のリンを含有
した非晶質状態の優れたN1−P合金被膜を作ることが
できるため、無電解めっき特有の均−性液膜形成能によ
って、金属、非金属またはそれらの基質からなる物体の
表面を、高耐食性、耐摩耗性、優れた変形能、非磁性の
非晶質被膜で被覆することに利用できる。
〔従来技術〕
一般にリンを含有した公知技術については金属表面技術
VOL32.NO,121981,P2O3−P2O3
に記載されておりN1−P合金被膜は、次亜リン酸塩を
還元剤とする無電解めっき浴から作ること広でき、それ
らの無電解めっき浴は酸性、アルカ1)性浴に大別され
、更にアルカリ性はカセイアルカリ性、アンモニアアル
カリ性に分類されるが、これらの浴からえられるN1−
P合金の析出被膜中のリン含有量は、残部ニッケルとの
和を100とすると原子%で、アンモニアアルカリ性浴
で3〜5%と低く、酸性浴の8〜10%、カセイアルカ
リ性浴で拾数%を示すが、カセイアルカリ性浴は酸性浴
と比較して若干リンの含有量が多いものの、その析出速
度は酸性浴の半分以下と遅く″また浴の安定性がわるい
ため実用的でない。
〔従来技術の問題点〕
これらの無電解めっき浴から得られるN1−P合金被膜
の構造は、リン含有量が3〜5%と低いときは面心立方
晶構造をとり、増加するに従い約7.4%程度から非晶
質構造をとることが知られている。
また金属−半金属の2成分系非晶質合金の構造と特性は
、現在の液体金属の急冷法等で作られる非晶質合金の研
究からも、半金属元素即ちリンの成分組成に大きく依存
することが判明している。
現在、各方面で活発化している非晶質合金に関する研究
によっても、実用域の特性を示すことのできる大部分の
非晶質合金は、形成の条件として、N1−P合金被膜元
素であるリン濃度が、15〜25原子%の範囲の数値を
示すものが良いとする考え方が支配的となっており、こ
の考えは無電解めっき法の析出被膜にも適用できる。本
発明者はEPMAによるNi、Pの定量分析とX線回折
による数々の研究を重ねた結果からも、やはり被膜中の
リンの濃度が7〜15原子%以下の領域では一応非晶質
の組織は形成するものの、高耐食性、耐摩耗性、良い変
形能、非磁性等の特性を併せもち、過酷な条件に適合で
きる様な実用的非晶質合金が得られないことを確認した
。従来の主流となっている次亜リン酸塩を還元剤とする
ニッケルめっきにおいて、析出合金被膜中のリン濃度を
上昇させる手段として、その浴中成分の次亜リン酸塩の
増量添加と浴の低PI(域でのめつき操作が効果がある
とされているが、過剰の次亜リン酸塩の投入は、徒に浴
中に一定限度以上の亜リン酸イオンの蓄積とそれによる
亜リン酸ニッケルの生成を招く結果となり、確実に浴の
分解を早めると同時に、浴の低PH化は析出能力の極端
な低下をきたす等の致命的な欠点がある。そこで、本発
明は、還元剤の次亜リン酸塩量を少なくすることと、新
規なリン析出促進剤を添加することと、適正円(濃度で
実用析出速度でめっき操作でき、また上記15原子%以
上25原子%領域のリンを含をする非晶質被膜を析出で
きる安定した無電解めっき浴を技術的課題とする。
〔技術的手段〕
本発明による無電解めっき浴は、ニッケルイオン、ニッ
ケルイオンの還元剤、PH調整剤、 PH緩衝剤、ニッ
ケルイオン錯化剤、少量の応力減少剤および本発明の新
規なリン析出促進剤を含む水溶液からなり、このリン析
出促進剤は第1と第2に別れ、第1リン析出促進剤とし
てN−(2ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N、
N”、N’−)り酢酸トリナトリウム 第2リン析出促進剤として硫酸アンモニウム、硫酸リチ
ュウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウムの硫酸塩から選
ばれる1種類または1種類以上の複数の塩が加えられ、
第1リン析出促進剤は単独または第2リン析出促進剤と
の組合わせで用いるが、この第2リン析出促進剤は、本
発明目的の高リン濃度の析出を達成させるために、第1
リン析出促進剤と組合せてはじめてその効果を発揮する
ことを特徴としている。
〔技術的手段の作用〕
本発明の無電解めっき浴は、第1リン析出促進剤の添加
量の調整によって、中程変位の領域までのリン析出を可
能ならしめ、また同時にN−(2ヒドロキシエチル)エ
チレンジアミン−N、N”、N’−)す酢酸トリナトリ
ウム CtoHtl’よNa307のもつ優れた錯化能
力によって浴中の遊離ニッケルイオンを好ましい状態に
調整するため、浴の安定度、析出速度、被膜の均一性を
著しく向上させることができ、上記機能を保持しつつ、
更に必要に応じて組合せられる第2リン析出促進剤の添
加で、高リンを含有しためつき被膜が析出する。
以下、本発明の無電解めっき浴の作用を比鮫例および実
施例によって説明するが、N1−P合金被膜の析出は3
5μ片面銅張りエポキシガラス積層基板上に行ない、被
膜析出後に銅−ガラスエボキシ界面から剥離したものを
、過硫酸アンモニウム275 g/β1硫酸(比重1.
84)6g/Aを含む水溶液に浸漬して銅成分を溶解除
去して得られたN1−P合金の被膜を、更に純水中で発
振周波数30 K112の超音波で洗浄を行ない、EP
MAによる合金成分の定量分析とX線回折を行うための
精製試料を作成した。なお、本発明の合金被膜の析出操
作は下記比較例に準拠して終始一貫しためつき条件で行
った。
比較例 上記基板の鋼上に下記のめつき浴組成とめつき条件でI
I i −P合金被膜を形成させた。
めっき浴組成 硫酸ニッケル 0.13moβ/β 次亜リン酸ナトリウム 0.09moj2 / 7!ク
エン酸ナトリウム 0.17moA / 7!サツカリ
ンナトリウム 0.0042mo7!/ E希釈硫酸、
アンモニア水でPH調整 5.0純水で11とする。
めっき条件 攪拌流動めっき、めっき浴の温度:90°C1めっき時
間二60分。
以上のめつき浴組成とめつき条件でN1−P合金の被膜
を形成した基板から、上記説明の方法で精製試料を作成
し、EPMAによる成分の定量分析を行ない下記の数値
を得た。
成分原子% ニッケル 89.83 リン 10.17 実施例1〜4は、上記比較例に示す基本組成に本発明の
第1リン析出促進剤の量を変化させ加えて作成したもの
である。
浴組成 実施例 (moj!/j!> 1 2 3 4 硫酸ニツケル 0.13 0.13 0.13 0.1
3PH調整 5.0 5.0 5.0 5.0純水で1
ρとする。
実施例5〜11は、上記実施例3のめつき浴組成に本発
明の第2リン析出促進剤として硫酸アンモニウムを選び
、その量を変化させ加えて作成した無電解めっき浴であ
る。
浴組成 実施例 (moj!/jり 5 6’ 7 8 硫酸ニツケル 0.13’ 0.13 0.13 0.
13純水で1βとする。
浴組成 実施例 (moj2/jり 9 10 11 硫酸ニツケル 0.13 0.13 0.13純水で1
ρとする。
実施例12〜18は、上記実施例3のめつき浴組成に、
本発明の第2リン析出促進剤として硫酸リチウムを選び
、その量を変化させ加えて作成した無電解めっき浴であ
る。
浴組成 実施例 (moj!/j2) 12 13 14 15硫酸ニツ
ケル 0.13 0.13 0.13 0.13P石周
整 5.0 5.0 5.0 5.0純水でipとする
浴組成 実施例 (moI!、/7+) 16 17 18硫酸ニツケル
 0.13 0.13 0.13pHll 5.0 5
.0 5.0 純水で1βとする。
実施例19〜25は、上記実施例3のめつき浴組成に、
本発明の第2リン析出促進剤として硫酸カリウムを選び
、その量を変化させ加えて作成した無電解めっき浴であ
る。
浴組成 実施例 (mojl!/jり 19 20 21 22硫酸ニツ
ケル 0.13 0.13 0゜13 0.13PH調
整 5.0 5.0 5.0 5.0純水で1βとする
浴組成 実施例 (moβ/β) 23.24 25 硫酸ニツケル 0.13 0.13 o、t3PHδ周
整 5.0 5.0 5.0 純水でII!とする。
上記実施例1〜4.5〜11.12〜18゜19〜25
各々の無電解めっき浴を示したが、これら例示のめつき
浴につき、比較例と同一のめつき条件に基き析出操作を
行い、比較例の場合と同様の方法によってwIM試料を
作成してEPMAによる析出被膜の成分分析ならびにX
線回折による組織判定を行ない下記の結果を得た。
上記実施例1〜4.5〜11.12〜18,19〜25
各々の無電解めっき浴を示したが、これら例示のめつき
浴につき、比較例と同一のめつき条件に基づき析出操作
を行い、比較例の場合と同様の方法によってtii製試
料を作成してEPMAによる析出被膜の成分分析ならび
にX線回析による組織判定を行い下記の結果を得た。
析 被膜の成分ゝ析(原子%) 成分 実 施 例 1234 ニッケル 84.92 82.52 8L、04 80
.84リン 15.08 17.48 18.96 1
9.16成分 実 施 例 5678 ′ニッケル 80.68 80.22 79.78 7
9.46リン 19.32 19.78 20.22 
20.54成分 実 施 例 9 10 11 ニッケル 78.92 78.56 78.78リン 
21.08. 21.44 21.22成分 実 施 
例 12 13 14 15 ニッケル 79.11. 76.98 75.69 7
4.78リン 20.89 23.02 24.31 
25.22成分 実 施 例 ”16 17 18 ニッケル 75.80 75.88 76.62リン 
24.20 24.x223.38成分 実 施 例 19 20 21 22 ニッケル 77.20 .76.67 76.30 7
5.66リン 22.80 23.33 23.70 
24.34成分 実 施 例 23 24 25 ニッケル 74.94 75.14 76.15リン 
25.06 24.86 23.85UOX線回折によ
る組織判定 実 施 例 X線回折 5 6 7 8 による 組織判定 非晶質 非晶質 非晶質 非晶質実 施 例 X線回折 9 10 11 による 組織判定 非晶質 非晶質 非晶質 実 施 例 X線回折 12 13 14 15 による 組織判定 非晶質 非晶質 非晶質 非晶質実 施 例 X線回折 16 17 1B による 組織判定 非晶質 非晶質 非晶質 上記の析出被膜の成分分析並びにX線回折の組織判定の
結果から、そのリン析出量は、ごく一般的な性能をもつ
上記比較例のめつき操作で得られるリン析出量:約10
%と対比して、明確にその増加を確認できた。これ′ら
の数値を基にして、実施例1〜4による析出状態の変化
を第1図、実施例5〜11による析出状態の変化を第2
図に、実施例12〜18による析出状態の変化を第3図
に、実施例19〜25による析出状態の変化を第4図に
示す。
またX線回折図から、本発明の実施例1〜25のめつき
浴の操作で析出した被膜の全部から、回折図にブロード
なバンドが一つだけ認められる非晶質特有の図形を確認
した。これは一般に報告されている非晶質形成の始まる
下限値7.4原子%を上回る数値を得られたためである
しかしリンの被膜への混入機構は学研的にも未だ十分に
解明されておらず、また混入の形態も元素状リンである
か、ニッケルーリンの化合物で吸蔵されているかも明ら
かではない。けれどもリンの混入量がN1−P合金の非
晶質状態形成の重要な要素になっていることは事実であ
り、その合金群の中でも、優れた耐食性、耐摩耗性、変
形能、非磁性等の特性を示すことのできる非晶質Ni 
−P合金のリン濃度条件は、さきに述べた液体金属の急
冷法で得られた非晶質に対する研究からも、15〜25
原子%の範囲に集約されていると言える。
本発明のリン析出促進剤を添加した無電解めっき浴によ
る非晶質形成の効果は、実施例1〜25の成分分析とX
線回折による実験的手法で得られた数値で裏付けされて
立証できたが、上記のリン混入効果と併せて、無電解め
っき操作中に被めっき物界面で発生する大量の水素によ
って、結晶化する筈の原子配列が阻害され非晶化の方向
に向う現象があるものと推測される。
一般に、次亜リン酸塩を還元剤とする無電解めっき浴で
被膜中に析出できるリン濃度は、アンモニアアルカリ性
浴で3〜5原子%、酸性浴で8〜10原子%、カセイア
ルカリ性で袷数原子%を限界とするが、非晶質状態の形
成は7.4原子%以上の領域から起ることがX線回析的
にも観察できるが、これらリンの影響による組織の推移
は、微細結晶質−微細結晶質+非晶質−非晶質+微細結
晶質と変化することが知られているが、微細結晶質を殆
ど含まない非晶質組織を形成するためには、被膜中に1
5〜25原子%の筒中の比較的後半の高い数値のリン濃
度が必要であり、更にほぼ完全に近い非晶質の形成条件
はリン濃度力j25原子%近辺で達成されると推測され
る。
〔本発明によって生じた゛特有の効果〕本発明は、次の
特有の効果を生じる。第1リン析出促進剤を用いた無電
解めっき浴の操作と析出によって、実施例1〜4の成分
分析結果と第1図からリン濃度15.08〜19.16
原子%の数値を、また第2リン析出促進剤を第1リン析
出促進剤に組み合わせて用いた実施例5〜11.12〜
18.19〜25の成分分析結果と第2図、第3図、第
4図から最高25.22原子%の数値を得ることができ
、上記説明の条件を備えた、高リン含有する、はぼ完全
に近い非晶質合金被膜を形成できた。
従来のこの種次亜リン酸塩を還元剤とした無電解めっき
浴において、リン濃度を増す方法として次亜リン酸塩の
添加量を増やすこと並びにめっき浴の低PH化によって
対処せざるを得ないが、これらの方法で析出できるリン
濃度も精々拾数%止まりであり、次亜リン酸塩の過度の
添加はめっき速度の増加を伴った急激な浴の分解を招き
、また低いPHでの浴の作動は析出速度を著しく阻害す
る等の致命的欠陥を有している。
本発明は、上記の従来の方法と異り、次亜リン酸塩を0
.09moj!/Aの低い値の数値に固定して、第1リ
ン析出促進剤または必要に応じて組み合わせられる第2
リン析出促進剤の添加量の調節のみによって、第1図〜
第4図に示す曲線変化に沿って15〜25原子%の範囲
内で所望のリン濃度のNi −P合金を析出できる特徴
を有する。
また、第1リン析出促進剤として添加されるN−(2ヒ
ドロキシエチル)エチレンジアミン−NN’ N” −
トリ酢酸塩は良好な錯化能力を示し、本発明に開示する
比較例の基本組成をもつ無電解ニッケル浴に本則を添加
するとこの緑色を、添加量0.0029moll /’
(lでやや青色に、0.0058moA / Aでほぼ
青色に、0.0087moA / j2で完全に青色に
変色して良好な錯化状態を示すことが観察され、このこ
とからも理解できるように本則がリン析出能力と併せて
、良好な錯化能力をもっていることを示しており、この
能力はめっきの進行で浴中に蓄積しようとする亜リン酸
イオンと結合しようとする遊離ニッケルイオンを、錯体
化して遊離ニッケルイオン濃度を低下させ、亜リン酸の
蓄積限度は大きくなり、浴寿命を著しく安定して延ばす
効果がある。
〔発明の実施態様〕
その■ 組成に第1リン析出促進剤Cl0H115N2
 Na307を加えて無電解めっき浴を構成する。
この場合は浴のめつき操作で15.08〜19.16原
子%のリンを含有した被膜の析出が可能である。
その■ 組成に第1ヴン析出促進剤に加えて第2リン析
出促進剤として硫酸アンモニウムを選んで加えて無電解
めっき浴を構成する。
その■ 組成に第1リン析出促進剤に加えて第2リン析
出促進剤として硫酸リチウムを選んで加えて無電解めっ
き浴を構成する。
この場合は浴のめっき操作で20.89〜25.22原
子%のリン含有した被膜の析出が可能である。
その■ 組成に第1リン析出促進剤として硫酸カリウム
を選んで加えて無電解めっきを構成する。
この場合は浴のめつき操作で22.80〜25.06原
子%のリンを含有した被膜の析出が可能である。
上記に、本発明の実施態様の数種類を例示したに過ぎな
いが、■、■、■は第2リン析出促進剤の各々の硫酸塩
単独の基礎的な効果を説明するため1種類を選んで加え
た無電解めっき浴を作成したものであるが、本発明は、
さらに、所望の非晶質N1−P合金の特性に応じて、特
許請求の範囲2記載の硫酸塩から、複数種類の塩を選ん
で組み合わせて用いることにまで言及するものである。
〔実施例〕
以下、上記技術的手段の具体例を示す実施例について説
明する。
1本昨尤権匹1 この説明は、上記〔本発明の実施態様〕その■で、説明
した組成のめつき浴を用いて、材質5pc−1鋼板上に
10μ厚のNi −P合金被膜を形成し、JIS規格に
基く塩水噴霧試験の結果、960時間を経過しても腐食
は発見されず、極めて高い耐食性を示すことが確認され
た。このことは被膜が微細結晶質を含まない完全な非結
晶質を形成したことを示すもので、良好な非晶質特有の
粒界のないことおよび偏析が少なく局部電池ができに(
くなったためと考えられる。ぢなみにこのときの第2リ
ン析出促進剤と加えた硫酸リチウムの添加量は0.15
63moj2 / 12であった。またこのめっき浴の
詳細な組成は本発明の実施例18に開示されており、こ
の組成のめつき浴で析出できる被膜の臨界リン濃度は2
5.22原子%である。
民生皿太韮皿り 上記具体的実施例1で得られた同一の試料をもとにして
、ただし試料の30%は被めっき部分で鉄素地が露出し
ており、IN塩酸溶液中に浸漬し、35%過酸化水素水
/8液を滴下させながら浸漬を継続し、約2時間で鉄素
地部分はisL、て消滅したが、残部のNi −P合金
で被覆した部分には変化が見られなかった。このことは
、上記■で説明する実施例18組成で析出できた2 5
.22原子%のリンを含み完全な非晶質の被膜のためと
説明できる。
従来のこの種無電解ニッケルめっきで得られる8〜10
原子%のリンを含む合金めっきを、同様条件で被覆して
比較試験を行ったが、約5分間で被膜は溶解を伴った剥
離が始まり、約7〜8分間で被膜は完全に溶解消滅した
上記のことから、本発明の高リンを含有する被膜を析出
できる無電解めっきの効果を再確認できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1〜4の無電解ニッケルめっき
浴で析出したNi −P合金被膜中のリン析出量の変化
を示す状態図で、Aはめつき浴中へ添加したCto H
IG N2 N aう0ワの量を示し、第2図は同様に
実施例5〜11について示し、Bはめつき浴中へ添加し
た硫酸アンモニアの量で、第3図は同様に?Ji例12
〜18について示し、Dはめつき浴中へ添加した硫酸リ
チウムの量で、第4図は同様に実施例19〜25につい
ての状態を示し、Eはめつき浴中へ添加した硫酸カリウ
ムの量である。又各図中のCはいずれもめつき膜中のP
fi度を示す。 特許出願人 アイシン精機株式会社 − 代表音中井令夫 津 1) 穣

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニッケルイオン、ニッケルイオンの還元剤として
    の次亜リン酸塩、Pl+調整剤、PH緩衝剤、ニッケル
    イオン錯化剤、少量の応力減少剤からなる水溶液にN−
    (2ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N、N’、
    N’−1−り酢酸トリアルカリ金属塩の第1リン析出促
    進剤を含むことを特徴とする無電解ニッケルめっき浴。 (2、特許請求の範囲(1)記載の第1リン析出促進剤
    に加えて第2リン析出促進剤として硫酸アンモニウム、
    硫酸リチウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウムの硫酸塩
    から選ばれる1種類または1種類以上の成分を含むこと
    を特徴とする無電解ニッケルめっき浴。
JP59105877A 1984-05-24 1984-05-24 高リン含有ニツケル合金の無電解めつき浴 Granted JPS60248882A (ja)

Priority Applications (4)

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JP59105877A JPS60248882A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 高リン含有ニツケル合金の無電解めつき浴
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