JPS60248349A - 精密機器または電子部品の収納ケ−ス - Google Patents

精密機器または電子部品の収納ケ−ス

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JPS60248349A
JPS60248349A JP59105757A JP10575784A JPS60248349A JP S60248349 A JPS60248349 A JP S60248349A JP 59105757 A JP59105757 A JP 59105757A JP 10575784 A JP10575784 A JP 10575784A JP S60248349 A JPS60248349 A JP S60248349A
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JP
Japan
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softening point
fibers
fiber
storage case
electronic components
Prior art date
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JP59105757A
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JPH0374181B2 (ja
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忠義 村上
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は精密機器または電子部品の収納ケースに関する
ものであり、更に詳しくは布帛を内層とし、かつ布帛と
プラスチックとが積層一体成形されてなる精密機器また
は電子部品の収納ケースに関するものである。
「従来技術」 従来、楽器類の収納ケースとして布帛を内張すしたケー
スは知られているが、かかる公知の収納ケースは立体的
に成型されたケース内面に短繊維を植毛したり布帛を貼
り付けたものであり、前者は摩耗に弱く毛抜けが発生し
易く後者は複雑な形状に凹凸もなく均一に貼り付けるこ
とは困難であるばかりか、剥がれ易い欠点も有している
。このような内張りケース製造法を精密機器や電子部品
の収納ケースに適用することも考えられるが植毛布から
脱落した短繊維が機器の性能を狂わせる等の故障の原因
を生じる致命的欠点を有している。
「発明の目的」 本発明は精密機器または電子部品を保護すると共に、短
a維の脱落等のない収納ケースを提供するにある。また
、布帛とプラスチックの積層、一体成形により内面を布
帛層とした収納ケースを安定かつ経済的に提供するにあ
る。
「発明の構成」 本発明はグランドまたはパラ・りが低軟化点高伸長性繊
維5パイルまたはフロントが高軟化点繊維で構成された
繊維シートと該シートの低軟化点高伸長性繊維側にプラ
スチックが積層された複合シートからなり、かつ高軟化
点繊維側が内側になるように熱成形されてなることを特
徴とする。
・ 本発明が対象とする精密機器または電子部品として
は、タイプライタ−、カメラ、望遠鏡、ミシン、コンピ
ュータ、OA機器のような精密機器類。
各種電子部品類が挙げられ、収納ケースとは機器や部品
を収納する本体ケース自体、または本体ケースに収容し
て固定または取り外し可能な中ケースを意味する。
本発明において用いられる繊維シートは成形性および成
形後の収納物の原論性等から、低軟化点高伸長性繊維を
偏在させたグランドまたはパックと高軟化点繊維を偏在
させたパイルまたはフロントから構成された繊維シート
である。該繊維シートはグランドまたはパック側にプラ
スチックのシートまたは板を積層するかプラスチックを
下引きして熱成形することにより収納ケースが製造され
る。グランドまたはパックを構成する低軟化点高伸長性
繊維がすぐれた熱成形性および成形後の形態安定性を付
与すると共にパイルまたはフロントを構成する高軟化点
繊維が熱成形後も繊維の形態を保持し、しかも成形後柔
軟性1弾発性を保持し収納品を保護することが重要であ
る。したがって。
高軟化点繊維は繊維シート内で平面的あるいは立体的に
屈曲していて成形時の荷重(伸張)の負担をしない構造
であることが好ましい。たとえば編織物でのパイルもし
くは起毛構造においてグランド部となる組織を主として
低軟化点高伸長性繊維、パイルもしくは起毛部を主とし
て高軟化点繊維で構成するのが特に好ましいが、その他
多重組織のような立体構造組織の繊維シートであっても
よい。
特にすぐれた二方向(二次元的)伸長性を得るためには
絹地が好ましく、更に成形後のコーナ一部で地の透は等
を目立ちにくくするためパイル、起毛等の表面効果をも
った絹地たとえばシンカーパイル編のような九絹地、ト
リコット、ダブルラッセルのような経編地がより好まし
い。高軟化点繊維は収縮ケースのクッション性を向上さ
せることから特に捲縮加工糸が好ましい。
低軟化点高伸長性繊維としては、共重合ポリエステル繊
維、共重合ナイロン繊維、共重合ポリアクリロニトリル
系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ塩化ビニル繊維、
高速紡糸によって得られる高配向度未延伸のポリエステ
ル繊維、ポリアミド繊維およびそれら繊維を形成するポ
リマーの2種以上、またはそれらポリマーの1種と他の
ポリマーを混合紡糸、複合紡糸して得られる繊維が挙げ
られる。特に複屈折率Δnが0.01〜0.10 、就
中0.02〜0.08のエチレンテレフタレート系ポリ
エステルの高配向度未延伸繊維が好ましい。該繊維はフ
ラットヤーン、加工糸いずれでもよい。
該繊維は通常軟化点が240℃以下、特に80〜240
℃、更には140〜220℃の繊維が好ましく、高軟化
点繊維の種類、成形温度等によって適宜選んで用いられ
る。また、低軟化点のほかに高伸長性を有することが必
要である。通常切断伸度50%以上、好ましくは100
%以上、更に好ましくは150%以上であり、特に繊維
シートとしては常温では形態安定性を保持するため経方
向、緯方向共に比較的高い伸長応力を有し、成形温度附
近(通常120〜150℃)では経方向、緯方向共に伸
度200%以上、100%伸長応力0.7kf/crR
以下であることが好ましい。常温で高い伸長応力を有し
、成形温度で低伸長応力となるよう低軟化点繊維と高伸
度繊維とを適宜混用することもできる。
一方、高軟化点繊維としては、ポリエステル。
ポリアミド、アラミドのような合成繊維、綿、レーヨン
、麻、羊毛のような天然繊維等の通常軟化点が170℃
以上、好ましくは230℃以上の繊維が例示され、使用
する低軟化点高伸長性繊維より通常10℃以上、好まし
くは15℃以上高い軟化点を有する繊維から選ばれる。
しかしながら、耐摩耗性等から延伸、配向結晶化させた
ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等が特に好ましく、
ことに長繊維が繊維屑の脱落もなく好ましい。また。
フラットヤーン、加゛工糸いずれも使用することができ
るが加工糸が鴬高性、クッション性に富むことから好ま
しい。
上記低軟化点高伸長性繊維および/または高軟化点繊維
はポリマー製造段lil′または製糸段階もしくは繊維
形成後任意の段階で離燃性、制電性、防汚性、可染性、
撥水性、撥油性、抗菌性1弾発性。
柔軟性、熱・光安定性等の改質処理もしくは着色を施す
ことができる。また繊維シートとした後肢性能を付与す
る加工や染色、捺染等による着色、パイル面の部分凹凸
加工等を行うこともできる。
また高軟化点繊維と導電性繊維を混用して制電性を付与
することもできる。しかしながら、収納品を保護する目
的から繊維シート、ことに高軟化点繊維はオルガノポリ
シロキサン、弗素系撥水撥油剤のような滑剤や、ベトロ
フタム、酸化ベトロフタム、ラノリン、ワックスのよう
な防錆剤で処理するのが特に好ましい。両者併用が好ま
しい。
かくして得られた繊維シートは、低軟化点高伸長性繊維
側にプラスチックのシートまたは板を貼り合せまたは積
層するかもしくはプラスチックを下引きした後、真空成
形、プレス成形、圧空成形ては収納ケース自体が本体か
中ケースかや 収納品目等によっても異なるが、ポリオ
レフィン。
ABS、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂が挙げられる
が、熱成形さえ可能なら硬化性樹脂も使用することが可
能である。すなわち、熱成形後電子線、光等の活性線で
硬化する樹脂が例示される。
プラスチックは押出しラミネート法またはコーティング
法等により直接繊維シートと一体化してもよく、予め成
形されたプラスチックシートを接着剤で接合してもよい
。接着剤も熱成形可能なものが好ましいのはもちろんで
ある。接着剤としてはフィルム状、不織布状、粉末状、
溶液状、溶融伏等任意でよい。上記プラスチックや接着
剤には所望により、可塑剤、制電剤、補強用充填剤、安
定剤1着色剤1発泡剤、防黴剤等の添加剤を配合するこ
ともできる。
「発明の効果」 本発明によるときは、グランドに低軟化点高伸長性繊維
、フロントに高軟化点繊維を用いた繊維シートを用いる
ためすぐれた成形加工性を有し。
成形加工において過大な力を必要とせず成形品は歪を内
在せず、ケースの形態が安定で繊維シートが剥離するお
それもない。またケースの内面は高軟化点繊維層が繊維
形態を保持するため外観、風合、クッション性にすぐれ
、すぐれた保護性を与える特長を有する。更に植毛品の
ような繊維屑の脱落もなく機器の故障を惹き起こす欠点
もない。
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例 フロントにポリエステルフィラメント糸75d/36f
s ミドル及びバックにΔn=0.03のポリエステル
高配向度未延伸フィラメント糸75d/24fを用いた
28Gトリコツトのフルカット起毛生地(A)とパイル
部にポリエステル仮撚捲縮加工糸150d/48f、グ
ランド部に△n=0.03+7) 、N IJ Xステ
ル高配向未延伸フィラメント糸70d/24fを用いた
20Gシングルパイル生m(B)を、それぞれ2液反応
型のウレタン系の接着剤(ハマタイト:横浜ゴム社製)
を固形分で30μの厚みに塗布し、厚さ1.5絹のAB
S樹脂板とフミネート後、乾燥して積層板を得た。この
積層板を160℃に加熱後1曲面形状を有する精密機器
用の収納ケース成形用金型を用いて真空成型法により繊
維層が内側となるよう収納ケースを熱成形した。この間
の成型性は極めて良好で、しかも得られた収納ケースは
クッション性があり、Jl耗による毛抜けの発生もなく
、安全に精密機器を保護することができる。
同様に上記生地CB)をジメチルポリシロキサン0.2
重量%、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン0.
2重量%およびペトロラタム0.5重量%を含む水性エ
マルジョンで処理した後、上記と同様に積層板を製造し
、収納ケースを熱成形した。
収納ケースの内面はシリコーン処理により一石成形性が
改善されると共にパイルのヘタリを防止し弾性、クッシ
ョン性に富んだ収納ケースが得られた。
特許出願人 東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 グランドまたはパックが低軟化点高伸長性繊維、
    パイルまたはフロントが高軟化点繊維で構成された繊維
    シートと該シートの低軟化点高伸長性繊維側にプラスチ
    ックが積層された複合シートからなり、かつ高軟化点繊
    維側が内側になるように熱成形されてなることを特徴と
    する精密機器または電子部品の収納ケース。 2、 高軟化点繊維がオルガノポリシロキサンおよび/
    または弗素系撥水撥油加工剤で処理されてなる特許請求
    の範囲第1項記載の精密機器または電子部品の収納ケー
    ス。 3、 高軟化点繊維が防錆剤で処理されてなる特許請求
    の範囲第1項記載の精密機器または電子部品の収納ケー
    ス。
JP59105757A 1984-05-24 1984-05-24 精密機器または電子部品の収納ケ−ス Granted JPS60248349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59105757A JPS60248349A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 精密機器または電子部品の収納ケ−ス

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JP59105757A JPS60248349A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 精密機器または電子部品の収納ケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60248349A true JPS60248349A (ja) 1985-12-09
JPH0374181B2 JPH0374181B2 (ja) 1991-11-26

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ID=14416098

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JP59105757A Granted JPS60248349A (ja) 1984-05-24 1984-05-24 精密機器または電子部品の収納ケ−ス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63148447U (ja) * 1987-03-20 1988-09-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63148447U (ja) * 1987-03-20 1988-09-29

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JPH0374181B2 (ja) 1991-11-26

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