JPS60246775A - スキ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分賢） 本発明は、スキーの上面構成部材に任意形状の上面突出
形を形成したスキーに係るものである。

（従来の技術） 近年のスキーには、第１９図に示すように、Ｉ　中芯材
１、補強部材２、上下面材３で構成し、上面材の上にス
クリーン印刷により所望のマーク、デザインを施してい
るが、使用中にスキーの接触や工、ジにより擦傷し、使
用頻度が多い場合には、比較的短時間で、上面材に印刷
したマークやデザインが消えたり、判別できなくなるな
どの欠点を有していた。

（発明が解決しようとする問題点） そのため、古くはト、ブエ、ジと称する部材をスキーの
上面両側に接着してデザインの擦傷を予防したスキーが
公知であったが、剥れやすい欠点があった。又第２０図
に示すように、プラスチックの薄板に粘着剤を貼付した
上面縁部保護テープ５も考案されているが、スキー上面
材３の縁部４に接着する際に、スキーのサイドカット形
状に添わすのが難しく手間がかかる欠点があり、又上面
保護テープに使用されている粘着剤はそのほとんどが両
面接着剤といわれる粘着テープであるため、剥離強度は
強いが、逆に剪断強度は弱いため、滑走中に生じる衝撃
応力等による剪断力により、剥れたり、取れたりするな
どの欠点を有していた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、′これら従来の欠点全改良し、製造が容易で
コストも安価になり、スキーに不可欠とする曲げ剛性、
捩れ剛性、振動減衰性などの特性を自在にできるスキー
を供給することにある。

（発明の構成） 本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、第１図
より第１０図に示すように、スキー中芯材上面６ａの所
望箇所に、上面構成部材突出用突出部７を形成し、他の
スキー構成部材８゜９と接着一体化することにより、上
面構成部材８に突出形ＩＣＩ形成したことを特徴とする
スキーである。

なお、スキー中芯材上面６ａに上面構成部材突出用突出
部７　（以下単に突出部と省略する。）を形成する手段
は、スキー中芯林立を切削加工して形成することもでき
るし、又発泡合成樹脂を使用してスキー中芯材６を製造
する際に、金型自体に突出部形成用の加工を施しておき
、射出成形により形成することもできる。そのほかスキ
ー中芯新月ては従夾Ｍ樽の形状のものを成形しておき、
所望箇所に別途成形した任意素材よりなる突出部用部材
を用いて形成することもできるし、又前述の切削加工し
て突出部を形成する場合に、縁部に形成する突出部は切
削加工により設け、中央部は別途成形した任意素材より
なる突出部用部材７ａｆ：配置した突出部であっても良
い。又発泡合成樹脂で突出部を同時一体に形成する場合
にも、縁部又は中央部のどちらか一方の突出部に別途成
形した４任意素材よりなる突出部用部材７ａを用いるこ
とも可能でおる。又本発明においては、スキー中芯材６
に形成する突出部の位置は、スキーの縁部と中央部の両
方又はどちらか一方だけであっても良い。

（発明の効果） 以上のように本発明においては、スキー中芯材上面６ａ
の縁部又は中央部あるいは縁部と中央部の所望位置に、
突出部７を形成することにより、上面構成部材８に突出
形１（ｌ形成するものでろるが、スキー中芯材６にはそ
れ自体公知の木製芯材や発泡合成樹脂芯材や発泡軽合金
芯材、その他の芯材を単独もしくは複合して用いること
ができ、これらにサイド部材を接合して用いることも可
能である。又これらのスキー中芯材６の上面に別途成形
した任意素材よりなる突出部用部材７ａを装着一体化し
てもよい。

その場合に突出部用部材７ａとしては、任意補強繊維を
基材とするプリプレグシートや、任意補強繊維を基材と
するＦＲＰ板、又はラバーシートやメタル板やプラスチ
、り板、あるいは木材や発泡体、その他これらと同効會
の部材を任意に選択すればよいため、従来から使用され
ているスキー構成部材をそのまま転用できる利点がらる
。

又本発明に用いる上面構成部材８としては、ＡＢＳ樹脂
やポリエチレン樹脂、その他の熱可塑性合成樹脂シート
材を単独で使用したり、又は、これらの熱可塑性合成樹
脂シート材とプリプレグやスタンパブルシート等を積層
したものを使用したり又はプリプレグシート等全単独テ
用いることができるため、突出部？全形成したスキー中
芯体６と組み合わせて使用することにより、突出部７が
硬いため成形型内で加圧時の圧締がよく加わるとともに
加熱により上面構成部材８が伸びてうまく成形型に沿っ
て凹凸形状が出るため、成型性が良好となることから、
上面突出形１０の形状が正確に出て、製品の歩留りが向
上するほか、出来上がったスキーの外観も良好となる。

又上記以外にメタル板等を積層した上面構成部材８を用
いても、スキー中芯材６の突出部７に硬度が硬く、輪間
の強いものを用いれば、比較的容易に上面構成部材８に
突出形ｌＯを形成することができる。

なお、参考までに本発明に係るスキーの製造工程の一部
を第１図から第３図に示すが、この図のように、スキー
中芯材上面６ａに突出部７全形成し、成形型ｌｌ内に下
面構成部材９を組み込み、次にスキー中芯材６を配置し
、上面構成部材８を配置後、スキー中芯材上面に形成し
た突出部７の箇所と合致する位置に切欠部１２を有する
成形上型１８を載置して、加圧加熱することにより、ス
キー中芯材上面に形成した突出部７と成形上型１３の切
欠部１２とにより上面構成部材８に突出形１０を同時一
体成形できるのである。一 本発明のスキーにおいては、上面突出形１０を上面構成
部材８に一体成形しているため、従来と異なり、上面突
出形１０が使用中に剥れ落ザイン自体の擦傷を予防し、
耐久性はきわめて良好となる。

そのはか、本発明においては、従来の上面保護テープと
異なり、上面突出形１（ｌ形成するためにスキー中芯材
上面６ａに突出部７全形成していることから、この突出
部７が一種の補強リブもしくはスチフナ的な役目を持つ
ため、スキー自体の曲げ剛性や捩れ剛性が増加する効果
が生じる。

又本発明においては、スキー中芯材上面６ａに別途成形
した任意素材よりなる突出部用部材７ａを使用すること
もできるため、例えば突出部用部材７ａとしてカーボン
繊維を基材とするプリプレグやＣＦＲＰ板−ケどを用い
れば、スキー自体の曲げ剛性や捩れ剛性が向上し、ラバ
ーシートラ用いることにより、剛性の柔らかい振動減衰
性に富むスキーが得られる。

又上面突出形１０がトップエツジの作用も合わせ持つた
め、コスト的にも安価でトップエツジの効果を奏するス
キーになる。

又本願発明のその他実施例として、第４図より第１７図
に示すように、上面突出形１０の形状及び組み合わせを
適宜変えることにより、従来の平面的な形状のスキーと
異なり、スキーの緒特性を別異にすることが可能となり
、スキー設計上の自由度が著しく向上するものである。

そして、上面構成部材の所望両側縁部、中央部に上面突
出形１０を設けることにより、上面構成部材の四部に施
したマーク、デザイン等の保護ができる。

第４図、第６図に示すように、中央部に形成した上面突
出形］０を中断するように構成すれば、中断部分の撓み
がよくなり回転性が向上する。

第５図、第８図に示すように、上面突出形１０を所望両
側縁部とシャベル部分近傍に設けることにより、シャベ
ル部分の剛性を高め、かつシャベル部分の振動減衰性を
向上せしめる効果がある。又第７図に示すように上面突
出形１０ｆｆ：所望両側縁部とこれより短かく中央部に
設けることにより、捩れ剛性は強いが、曲げ剛性を柔ら
かにでき、一般のゲレンデスキーヤ−に向くスキーを供
給できる。

そのほか、上面突出形ｌＯの全部又は一部分の形状を断
面四角形、山形、アーチ形、台形その他これらと類形に
成形したスキーも実施できるものであり、上面突出形１
０を形成するための突出部７を形成したスキー中芯体旦
には、前述のごとく木製芯材や発泡合成樹脂芯材や発泡
軽合金芯材、その他の芯材を単独もしくは複合して用い
ることができる。

又別途成形した任意素材よりなる突出部用部材７ａｔ用
いる場合にも、前述のごとく剛性の高い部材を用いれば
、スキー自体の剛性が著しく向上し、上級者向きのスキ
ーになり、逆に剛性のあまり高くない部材を用いれば、
スキー自体がフレキシブルな、ものになって初級者向け
のスキーになる。又第１７図に示すように、スキー中芯
材６の両側縁部は中芯材と同時に成形しておき、中央部
を別途成形した任意素材よりなる突出部用部材７ａとし
て、木材や発泡体を用いれば、スキー滑走時に生じる振
動を木材や発泡体が吸収減衰する効果があるため、操縦
性の良好なスキーになる。

さらに、上面突出形１０は両側縁部を低く、中央部を高
くしたり、図示しないが逆に両側縁部を高く中央部を低
くしたり、両方同じ高さにすることや又スキーの前部を
高く後部を低くしたり、スキーの内側縁部を外側よりも
高くすれば、滑走中にスキー相互が交差することを防止
できる。又内側縁部の上面突出形ＩＯに介在させる突出
部用部材７ａに剛性の高いものを使用すれば、内側の曲
げ剛性が強くなるため、滑走時のエツジングが有効に村
なえるなどの効果がある。

要するに上面突出形１０の高さと大きさは自在であり、
しかも、図示以外に上面突出形１゜を上面構成部材の縁
部全周に設けたり、縁部だけに設けること及び本数と配
置は任意に選択実施できるものである。

以上のように本発明のスキーは、生産性が良好で、上面
部材に施したマーク、デザインの耐久性が向上し、かつ
撓曲性、捩れ剛性、振動減衰性等の特性と外観の異るス
キーの設計が自由にできる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るスキーの中芯体を示す要部断面
斜視図。第２図、第３図は、本発明のスキーの製造工程
を示す要部断面斜視図。第４図乃至第８図は、本発明ス
キーの実施例を示す平面図。第９図は、第７図のＡ−Ａ
部分を示す断面斜視図。第１０図は、第７図のＢ−Ｂ部
分を示す断面斜視図。第１１図、第１２図、第１５図は
、他の実施例を示す平面図。第１８図は、第１１図のＣ
−Ｃ部分を示す断面斜視図。 第１４図は、第１２図のＤ−Ｄ部分を示す断面斜視図。 第１６図は、第１５図のＥ−Ｂ部分を示す断面斜視図。 第１７図は、さらに他の実施例を示す要部断面斜視図。 第１８図は、従来のスキーを示す斜視図。第１９図は同
要部断面斜視図。第２０図は従来の上面保護テープを貼
着したスキーを示す要部断面斜視図。 旦・・・スキー中芯材、６ａ・・・スキー中芯卸 材上面、？・・・突出ｉ、７ａ・・・突出部用１２・・
・切欠部、１３・・・成形上型。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　スキー中芯材上面の所望箇所に、上面構成部材突出
   用突出部を形成し、他のスキー構成部材と接着一体化す
   ることにより、上面構成部材に突出形を形成したことを
   特徴とするスキー。 ２　上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材を切削
   加工して形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のスキー、 ３　上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材を発泡
   合成樹脂により成形する際に同時一体形成したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のスキー。 ４　上面構成部材突出用突出部はくスキー中芯材に別途
   成形した任意素材よりなる突出用部材を装着一体化して
   形成したことを特徴とする特許請求の範囲第′１項乃至
   第３項の何れかに記載のスキー。 ５　上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材を切削
   加工して成形した部分と任意素材よりなる突出部用部材
   を装着一体化した部分とから形成したことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項乃至第３項の何れかに記載のスギ
   −０６上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材を発
   泡合成樹脂により成形する際に、同時一体成形した部分
   と、任意素材よりなる突出用部材を装着一体化した部分
   とから形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のスキー。 ７　上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材上面の
   所望縁部に形成したことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項乃至第４項の何れかに記載のスキー。 ８　上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材上面の
   中央部に形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項乃至第４項の何れかに記載のスキー。 ９　上面構成部材突出用突出部は、スキー中芯材上面の
   所望縁部と中央部に形成したことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項乃至第６項の何れかに記載のスキー。 １０上面構成部材突出用突出部は、断面が四角形、山形
   、アーチ形、台形、これらの組み合せその他類形でおる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第９項の何
   れかに記載のスキー。