JPS60246047A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPS60246047A
JPS60246047A JP59101248A JP10124884A JPS60246047A JP S60246047 A JPS60246047 A JP S60246047A JP 59101248 A JP59101248 A JP 59101248A JP 10124884 A JP10124884 A JP 10124884A JP S60246047 A JPS60246047 A JP S60246047A
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track
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signal
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Sadanobu Kawabe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、磁気テープの渋Fめ方向に回転ヘッドを順
次に走査させて、磁気テープ上に、例えば映像信号と映
像信号トラックの延長上に他の信号を記録し、これら両
信号にパイロット信号を重畳して記録する様に構成した
磁気記録再生装置におけるトラックずれ補正装置に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来2ヘツド形の磁気記録再生装置においては、2個の
回転ヘッドを有するヘッドドラムに磁気テープを斜め方
向にほぼ180°巻き付け、磁気テープの斜め方向に各
回転ヘッドを順次に走査させ、磁気テープを定速走行さ
せて映像信号トラックを順次に形成する。最近では、磁
気テープをヘッドドラムに180°より多く、例えば2
20°巻き付けて各記録トラックを長くし、各記録トラ
ックには映像信号を180°分記録し、残りの部分に、
例えばPCM音声を時間圧縮して記録する様にし、さら
に、これら信号にトラッキング用のパイロット信号を重
畳して記録する様に構成した磁気記録再生装置が使用さ
れている。この場合に、一方の回転ヘッドが映像信号を
記録している時、その一部の期間で同時に他方の回転ヘ
ッドが隣接トラックの端部にPCM信号を記録しており
、この期間は、映像信号に重畳されるパイロット信号が
同時にPCM信号にも重畳されて記録される。
第1図は従来の磁気記録再生装置におけるヘッドドラム
と磁気テープ巻き付けの態様を示す平面図である。第1
図に示す様に、磁気テープ1はヘッドドラム2に約22
0°にわたって斜め方向に巻き付いている。ヘッドドラ
ム2には2個の回転ヘッド3a、3bが180°の角間
隔で装着されている。そして、一方の回転ヘッドが磁気
テープ10入口から220°−180°=40°の部分
を走査している期間は、上記2個の回転ヘッド3a、3
bは同時に磁気テープ1に接触している。磁気テープ1
が定速で図の矢印方向に走行すると、一方の回転ヘッド
が記録トラックを形成している時、上記40゜の部分に
相当する期間では、同時に他方の回転へラドが上記トラ
ックに隣接するトラックを形成しつつある。この様にし
て形成されたトラックを、第2図に示している。図に示
す様に、各トラックTI r T2 +・・・・・・の
A部分にはPCM信号が、また、B部分には映像信号が
それぞれ記録される。また、トラッキング用のパイロッ
ト信号が4周波ノ(イロット方式と称されるものにあっ
ては、図に示す様に、各周波数f、、 f2. f3.
 f、のパイロット信号が記録される。このパイロット
信号は、再生時のトラッキングに使用されるもので、各
回転ヘッドが目下走査中のトラックの両隣接トラックか
ら、これらパイロット信号のクロストーク又はサイドリ
ードを再生して、トラッキング誤差信号とされる。例え
ば回転ヘッド3aがトラックT、のB部分を走査してい
る時は、両隣りの)くイロット信号の各周波数f2とf
4のクロストーク又はサイドリードを回転ヘッド3bで
再生し、各ノくイロット信号の周波数f、とf、の再生
レベル差でトラックずれが検出できるので、これをトラ
ッキングサーボにフィードバック用の誤差信号となし得
る。この誤差信号の検出系を容易ならしめるために、上
記各周波数の間には、l fn −ft I=l fa
 fn l=F+。
Irtrsl二I ’I ’4 + =F2なる関係を
持たせである。例えばf、 = 103KHz 、 f
、 =46KHz。
f3=165KHz、 f4=149KHzであり、こ
の時、F、 =46KHz、 F、 =46KHzであ
る。
以上の様にトラックを形成した磁気テープ1を再生する
場合は、上記各パイロット信号のクロストーク又はサイ
ドリードを利用してトラッキングサーボをかけておき、
上記2個の回転ヘッド3a。
3bにより映像信号とPCM信号を再生する。第3図は
、両回転ヘッド3a、3bにより再生される信号のエン
ベロープを示したものであり、この図に示される様に、
ヘッドドラム2の上記40°部分では映像信号とPCM
信号が同時に再生される。
また、これらの信号には、走査トラックのパイロット信
号と両隣りのトラックのパイロット信号のクロストーク
又はサイドリードも含まれている。
第4図は、第1図の磁気記録再生装置におけるトラッキ
ングサーボ系を示すブロック構成図である。第4図を用
いて上記トラッキングサーボ系の動作を説明する。第1
図に示すヘッドドラム20回転に同期して、ヘッドドラ
ム2の上記180°に対応した半回転ごとに発振器(O
8C)21より各周波数f、、 f、、 f、、 f、
の発振信号を反復順序で発生させる。一方、各回転ヘッ
ド3a、3bにより得られた各再生信号は、ヘッドドラ
ム2の上記半回転ごとに発生する様にしたスイッチング
ノくルスで制御されているスイッチャ20に各ヘッドア
ンプlla、llbを介して導き、連続する再生映像信
号と時間圧縮された再生PCM信号に振り分けて導出さ
れる。次に、上記再生映像信号から帯域フィルタ(BP
F)22により、上述した゛様な再生パイロット信号(
走査中のトラックからの)くイロット信号及び両隣接ト
ラックからのクロストーク又はサイドリードによるノく
イロット信号)を抽出する。これらのパイロット信号と
上記各発振信号を周波数変換器(CONV)23に印加
して、このC0NV23の出力を中心周波数F、及びF
2を有する2個の帯域フィルタ(BPF)40及び帯域
フィルタ(BPF)41に印加すると、両BPF40及
びBPF41の出力には、−上記した様な各中心周波数
F、とF、の成分の信号が発生し、この2個の成分を差
動アンプ42によりレベル比較すると、各回転ヘッド3
a、3bのトラックずれ量が検出される。この検出信号
は1トラック進むごとに左右のトラックから得られる上
記各中心周波数F、とF、が互いに逆になるので、ヘッ
ドドラム20半回転ごとにスイッチングパルスでスイッ
チ44を切り換えて、反転アンプ43の出力か、そのま
まの出力かを選択する。この様にして導出された検出信
号を、ヘッドドラム回転制御系又はキャプスタン制御系
にフィードバックすることにより、トラッキングの制御
が行われるが、この場合の例示では、キャプスタジ制御
系を構成するアンプ25とキャプスタンモータ26に上
記検出信号を加える。この様にして、トラッキングサー
ボが動作する。トラッキングサーボが定常状態に到った
時は、上記発振信号の内、現在発生している発振信号に
対応する周波数のパイロット信号が記録されたトラック
上を、回転ヘッドが走査する様になる。例えば、今、発
振信号が周波数f、であるとすると、この時の回転ヘッ
ド3aはトラックT、の8部分を走査していることにな
る。上記した様にしてトラッキング制御が定常状態に達
すると、差動アンプ42の出力が零、すなわち、両隣接
トラックからのパイロット信号のクロストーク又はサイ
ドリードが等しくなり、回転ヘッドのギャップの中心は
トラックの中心線上に一致してヘッド走査が行われる。
さて、以上の様にして一応のトラッキングサーボがかか
り、再生映像信号が得られる訳であるが、いわゆる傾斜
アジマス記録方式の磁気記録再生装置においては、トラ
ックピッチと回転ヘッド幅に種々の組み合わせが採用さ
れているので、再生時に、上記のごとく回転ヘッドがト
ラックの中心を走査したとしても、再生映像信号のトラ
ックごとのタイムベースが一致しないことがある。この
様な時は、テレビジョンの再生画面は、一方の回転ヘッ
ドの再生画面から他方の回転ヘッドの再生画面に切り換
わる点、すなわち、再生画面の継ぎ目にて画像が左右に
ジャンプする現象が現われる。
今、トラックピッチと回転ヘッド幅の一つの組み合わせ
の例として、回転ヘッド幅をトラックピッチよりも大き
く(例えば、トラックピッチの1.5倍)設定しである
場合を考える。この時、磁気テープを上記所定の速度で
走行させて記録を行うと、第5図に示す様に、一方の回
転ヘッドにより、まず回転ヘッド幅に等しいトラックを
かくが、このトラックは他方の回転ヘッドによって、一
部オーパライトが行われて消去され、新しいトラックが
かかれ、次いで、このトラックも一部が上記一方の回転
ヘッドでオーバライドされて消去される。
以下、この様にして谷回転ヘッドによりかかれたトラッ
クの一部はオーバライドにより、次々とトラックが所定
のトラック幅となる様に形成される。
この例示では、トラック幅はトラックピッチTpに等し
くなる様に形成されている。
次に、この様にして形成されたトラックから、上記回転
ヘッドにより再生する場合、前述した様に、回転ヘッド
はトラックの中心を走査する様にトラッキングサーボが
かけられる。この態様を第6図に示しである。第6図に
示す様に、実fi!は再生時における回転ヘッドの走査
位置を示し、破線は記録時における回転ヘッドの走査位
置(第5図に示す走査位置と同じ)を示し、また、一点
鎖線は再生時のヘッド走査中心を示し、二点鎖線は記録
時のヘッド走査中心を示している。上記傾斜アジマス記
録方式では、隣接トラック間でアジマス角が互いに異な
るので(ここでは例えば、第5図に示す様に十〇とする
)、第7図に示す様に、記録と再生とで回転ヘッドの走
査位置が異なると、タイムベースに狂いが生ずる。第7
図に模式的に水平同期信号を示しであるが、図の実線で
示す様に回転ヘッドがトラックの中心を走査していると
すると、例えば上記水平同期信号について見れば、正し
いタイムベース(記録時を基準とする)に対して、第7
図に示す様に、回転ヘッド3aの再生信号は−Δt、ま
た、回転ヘッド3bの再生信号は十Δtだげそれぞれ狂
っていることになる。したかつて、上述した様な再生画
面の継ぎ目においてけ、2Δtlekjタイムベースが
ジャンプする。また。
別の例示として1例えば回転ヘッド3aの回転ヘッド幅
を上記トラックピッチTpの1.5倍1回転ヘッド3b
の回転ヘッド幅を上記トラツクピッチ1201,3倍と
して、記録時において、磁気テープ】の速度を上述の所
定速度の倍として記録した場合、第8図に示す様に、ト
ラック幅は回転ヘッド幅そのものとなり、隣接トラック
間では異なった幅のトラックとなる。一方、トラックピ
ッチは、第8[11’IC示す様vCTPFとなり、コ
17)場合、T)’= 2Tpである。この様なトラッ
クを再生する場合、両隣接トラックまでの距離が、第8
図に示す様に左右で異なるので、左右のクロストーク又
鉱サイドリードが等しくなる様にトラッキングサーボが
かがると、回転ヘッドは記録時とは異なる軌跡となるの
で、上述したと同様咳タイムベースに狂いが出るという
欠点があった。
〔発明の概要〕
この発明は、上記の様な従来のものの欠点を改善する目
的でなされたもので、再生時には、2個の回転ヘッドに
よりそれぞれ所定の反復順序で周波数が変化するパイロ
ット信号を各トラックから順次に再生する様になし、奇
数番目のトラックから第1の回転ヘッドで再生されたパ
イロット信号と、前記奇数番目のトラックに隣接するト
ラックから第2の回転ヘッドによって同時に、かつ同一
周波数の再生されたパイロット信号とを位相比較して第
1のサンプルホールド出力を得、偶数番目のトラックか
ら第2の回転ヘッドで再生されたノ(イロット信号と、
前記偶数番目のトラックに隣接するトラックから第1の
回転ヘッドによって同時に、かつ同一周波数の再生され
た)(イロット信号とを位相比較して第2のサンプルホ
ールド出力を得、前記第1及び第2の各サンプルホール
ド出力の差である誤差出力に応じて2個の回転ヘッドの
トラックずれを補正する様な構成を有することにより、
簡単に、かつ確実にトラックずれを補正できる磁気記録
再生装置を提供するものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第9図はこの発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おける再生系を示すブロック構成図で、第1図及び第4
図と同一部分は同一符号を用いて表示してあり、その詳
細な説明は省略する。図に示す様に、21は各周波数f
、、 f2. f、、 f、の信号を順次に発生する発
振器(OSC)であり、このOSC21は、ヘッドドラ
ム2の回転位相を検知する回転検出器18に基づいて動
作するタイミング信号発生回路190指令により、発振
周波数の切り換えが、前述したごとくヘッドドラム20
半回転ごとに行われる。また、22は再生パイロット信
号を抽出するための帯域フィルタ(BPF)であり、こ
のBPF22により抜き出されたパイロット信号と、0
8C21’の発振信号が周波数変換器(CONV)23
に印加されて、この発振周波数とパイロット信号周波数
の差周波数成分により、前述した様なトラックずれ検出
が行ねれる。このトラックずれ量に応じた誤差信号がア
ンプ25に印加され、キャプスタンモータ260回転制
御を行い、したがって、磁気テープ1の送り制御が行わ
れる。
各回転ヘッド3a、3bの出力は、各ヘッドアンプll
a、Ilbにて増幅された後、スイッチャ20に印加さ
れる。このスイッチャ20では、上記タイミング信号発
生回路19の出力により映像信号及びPCM信号がそれ
ぞれ適切なタイミングで抽出される。映像信号は、連続
した再生信号となされて上記BPF22に印加され、上
述した様な処理を受ける一方、映像信号処理回路27に
導かれてテレビジョン信号に復調される。PCM信号は
、PCM信号処理回路28に導かれて時間伸張などの処
理を受けて、連続した音声信号に復調される。
各ヘッドアンプlla、 Ilbの出力は、この発明の
目的であるトラックずれ補正を達成するために、さらに
次の様な処理を受ける。上記各ヘッドアンプlla、l
lbの出力は、それぞれ各帯域フィルタ(BPF ) 
12a 、 12b及び各帯域フィルタ(BPF)30
a 、 30bに印加される。これら各BPF12a 
、12b及び30a 、 30bの中心周波数は、上記
パイロット信号周波数の内の特定の周波数、例えば各B
PF12a、 12b &Z f、を有し、各BPF 
30a 、 30bはf、を有しているものとする。し
たがって、各BPF 12a 、 12bによって再生
信号から周波数f1のパイロット信号が抽出され、各B
 P F 30a 、 30bによって再生信号から周
波数f2のパイロット信号が抽出される。上記トラッキ
ングサーボにより、磁気テープ1が走行制御を受けて、
各回転ヘッド3a、3bがトラックのほぼ中心を走査し
て信号を再生しているものとすると、各BPF12a 
、 12bの出力信号及び各BPF30a 、 30b
の出力信号は、それぞれ第10図(A) 、 (B)及
び(1”) 、 (G)に示される様になる。ただしこ
こでは、上述の40°の部分のみに着目しているので、
各回転ヘッド3a。
3bが走査しているトラックからの再生パイロット信号
のみを考慮してかいである。すなわち、クロストークに
よる各パイロット信号の周波数f。
又はf、が他の区間で発生するが無視しである。
次に、上記各BPF12a 、 12b及び3Qa 、
 30bの出力は次の各位相比較回路13.31に印加
されて、両者の位相誤蓋が、例えば第10図(C) 、
 (H)のごとく発生する。ここでもし、各回転ヘッド
3a。
3bの走査位置が記録時と全く変化がな(・場合&裏、
各回転ヘッド3a、3bにより上記40°σつ区間では
パイロット信号が同時記録されている故に、再生時にも
両回転ヘッド3a、3bから再生されるパイロット信号
は同じタイミングの信号となる。
したがって、各位相比較回路13及び31の出力は零と
なる。ところが、もし各回転ヘッド3 a +3bが記
録時より、例えば第6図、第7図及び第8図に示す様に
ずれた状態で信号を再生する場合は、回転ヘッド3aの
再生)(イロット信号と回転ヘッド3bの再生パイロッ
ト信号に位相差が発生する。この態様の例示を、第11
図の拡大図でボしである。例えば、第7図の状態の時は
、第11図(A)に示す様に、BPF12aの出力(実
線)に対して、13PF12bの出力(破#)は位相が
進むことになる。また、第11図(B)に示す様に、B
PF30aの出力(実線)に対して、B P F 3o
bの出力(破線)は位相が遅れることになる。この様に
、各回転ヘッド3a 、3bが記録時と異なる位置を走
査すると、再生時に両回転ヘッド3a、3bで同時に再
生されるパイロット信号間に位相差が発生して、上記各
位相比較回路13及び31には走査ずれに応じた誤差゛
電圧が発生する。この誤差電圧は上記40°の部分のみ
で発生し、しかも各回転ヘッド3a、3bが順次にトラ
ックを4回走査するごとに1回発生する。言い侯えると
、ヘッドドラム2が2回転するごとに1回の割合で発生
する。
この様に、誤差電圧は連続的に(佳発生しないので、上
記タイミング信号発生回路19にてヘッドドラム202
回転に1回の割合で、第10図(D)、CI)に示す様
なタイミングでサンプリング用のサンプルパルスを発生
させ、第9図に7Nす谷ザンプルホールド回路(S/H
)14及び32に印加して、上記誤差電圧をサンプルホ
ールドすると、例えば第10図(E)、(J)に示す様
な誤差出力1シ及び−Eが得られる。
さて、上記した説明では、各回転ヘラl” 3ar3b
が、再生時に記録時と異なる位111を走査する時に発
生する、タイムベースの狂いによって発生する誤差電圧
の発生過程について述べたが、この誤差電圧には磁気テ
ープ1の伸縮により別の成分が混入する場合がある。す
なわち、記録時における磁気テープ1の伸びと再生時に
おける磁気テープ1の伸びが異なると、いわゆるスキュ
ー歪が発生し、この場合もタイムベースに狂いが生ずる
しかし、このスキュー歪によるタイムベースの狂いは、
前述した様な例とは違って、各回転ヘッド3a、3bご
とに方向が逆とはならず、周知の様に両回転ヘッド3a
、3bとも同一方向の狂いとなる。例えば磁気テープ1
の再生時の伸びが、記録時の伸びよりも小さいとすると
、再生時において、第9図のB P F 12aの出力
はB P F 12b ノ出力よりも位相が遅れ、B 
P F 30aの出力もBPF30bの出力よりも位相
が遅れる。したがって、スキュー歪によるタイムベース
の狂いがあると、前述した誤差゛電圧は、第10図(C
)、(H)に示す様に、偽の誤差成分eが同一方向に混
入し、その結果として、第10図(C)、(H)に破線
で示す様な誤差電圧が得られる。したがって、第9図に
示す各S/H14及び32にも偽の誤差成分eの成分が
現われ、第10図(E)、(J)に破線で下す様な誤差
電圧となる。この様な第10図(E)、(J)に示す誤
差電圧を、次に、第9図に示す減算器33に印加すると
、その出力は(E+e )−(−E+e ) =2Eと
なり、上記した偽の誤差成分eは除去され、トラックず
れに応する誤差電圧のみが残ることになる。なお、上述
の様な減算器33による減算をすることにより、所望の
誤差電圧は増大するので、感度が増加する副次的な利点
がある。上記誤差′電圧を、第9図に示すフィルタ15
に導いて平滑化を計り、この平滑化された出力を、第9
図に示す差動アンプ42の一方の入力に印加する。これ
により、差動アンプ42にはオフセラ)!圧が加わり、
上記各BPF40及びBPF41の出力の平衡状態がず
れる。すなわち、隣接トラックからのパイロット信号の
クロストーク量が、前述の様に等しい値とはならない位
置を、各回転ヘッド3a。
3bが短資する。したがって、上記平衡状態のずれが丁
度記録時の走差位置に一致する様に誤差電圧をフィード
バックすれば、すなわち、上記減算器33の出力が零と
なる様に、第9図にボす再生系を(薄酸すれば、上記タ
イムベースの狂いが補正できる。この様にして、再生時
においても各回転ヘッド3a、3bを、第7図に破線で
示す位置で走査することができ、記録時におけると同じ
タイムベースで再生か行える。したがって、トラックず
れに起因して発生する再生画面の継ぎ目でのイぎ号のジ
ャンプは起らない様になる。ここでは、各パイロット信
号の周波数f、とf2を組み合わせたスキュー歪を補正
する様にしたが、各パイロット信号の周波数f、とf、
、f2とf、、f、とf4のどの組み合わせを使っても
良い。これをまとめて別の表現で説明すると、まず、例
えば奇数番目のトラックから第1の回転ヘッドで再生さ
れたパイロット信号と、この奇数番目のトラックに隣接
しているトラックの上述した40°の部分の端部から、
第2の回転ヘッドによって上記再生パイロット信号と同
一周波数の再生パイロット信号を同時に得て両者を位相
比較し、その出力をサンプルホールドし、次に、偶数番
目のトラックから上記第2の回転ヘッドで再生されたパ
イロット信号と、この偶数番目のトラックに隣接してい
るトラックの上述した40°の部分の端部から、上記第
1の回転ヘッドによって上記再生パイロット信号と同一
周波数の再生パイロット信号を同時に得て両者を位相比
較し、その出力をサンプルホールドし、このサンプルホ
ールドされた出力と上記サンプルホールドされた出力を
減算すれば良いことになる。
なお、上記実施例では、各トラックの前の端部にPCM
音声を記録し、その後方に映像信号を記録するものにつ
いて説明したが、これらの信号の前後関係は逆の場合で
あっても良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
また、上記実施例では、パイロット信号は4周波のもの
について説明したが、必ずしも4個に限定される必要は
ない。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明した様に、磁気記録再生装置におい
て、再生時には、2個の回弦ヘッドによりそれぞれ所定
の反復順序で周波数が変化するパイロット信号を各トラ
ックから順次に再生する様になし、奇数番目のトラック
から第1の回転ヘッドで再生されたパイロット信号と、
前記奇数番目のトラックに隣接するトラックから第2の
回転ヘッドによって同時に、かつ同一周波数の再生され
たパイロット信号とを位相比較して第1のサンプルホー
ルド出力を得、偶数番目のトラックから第2の回転ヘッ
ドで再生されたパイロット信号と、前記偶数番口のトラ
ックに隣接するトラックから第1の回転ヘッドによって
同時に、かつ同一周波数の再生されたパイロット信号と
を位相比較して第2のサンプルホールド出力を得、前記
第1及び第2の各サンプルホールド出力の差である誤差
出力に応じて2個の回転ヘッドのトラックずれを補正す
る様に構成したので、極めて簡単な構成により確実にト
ラックずれを補正でき、このトラックずれに起因して発
生する再生画面の継ぎ目での信号のジャンプを抑制する
ことができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気記録再生装置におけるヘッドドラム
と磁気テープ巻き付けの態様を示す平面図、第2図は、
第1図の磁気記録再生装置における磁気テープ上のトラ
ックパターンを示す図、第3図は、第1図の磁気記録再
生装置における各回転ヘッドより再生される信号のエン
ベロープを示す図、第4図は、第1図の磁気記録再生装
置におけるトラッキングサーボ系を示すブロック構成図
、第5図は、第4図の磁気記録再生装置において、トラ
ックピッチよりも幅の広い回転ヘッドでトラックを形成
する時の模式図、第6図は、第4図の磁気記録再生装置
において、記録時の回転ヘッドの走査位置と再生時の回
転ヘッドの走査位置を示す図、第7図は、第4図の磁気
記録再生装置において、再生時における回転ヘッドの走
査位置と再生信号のタイムペースの狂いをボす模式図、
第8図は、第4図の磁気記録再生装置において、ヘッド
幅の異なる回転ヘッドにより、磁気テープ速度を倍にし
て記録した時の磁気テープ上のトラックパターンを示す
図、第9図はこの発明の一実施例である磁気記録再生装
置における再生系を示すブロック(14成図、第1O図
は、第9図の磁気記録再生装置における各部の信号波形
図、第11図は、第9図の磁気記録再生装置における再
生パイロット信号の位相関係を示す拡大図である。 図において 1・・・磁気テープ、2・・・ヘッドドラ
ム、3a、3b・・・回転ヘッド、lla 、 llb
・・・ヘッドアンプ、12a 、 12b 、 22 
、30a 、 30b 、 40゜41・・・帯域フィ
ルタ(BPF)、13.31・・・位相比較回路、14
.32・・・サンプルホールド回路(S/H)、15・
・・フィルタ、18・・・回転検出器、19・・・タイ
ミング信号発生回路、20・・・スイッチャ、21・・
・発振器(O8C)、23・・・周波数変換器(CON
V)、25・・・アンプ、26・・・キャプスタンモー
タ、27・・・映像信号処理回路、28・・・P CM
信号処理回路、33・・・減算器、42・・・差動アン
プ、43・・・反転アンプ、44・・・スイッチである
。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 第1図 第3図 第5図 第6図 第8図 第10図 第11図 手続補正書(自発) 1、事件の表示 特願昭59−101248号2、発明
の名称 磁気記録再生装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号名 称 
(601)三菱電機株式会社 代表者片山仁八部 4、代理人 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号5補正の
対象 明細書の「特許請求の範囲」及び「発明の詳細な
説明」の欄。 6補正の内容 (1) 明+t(II書の「特許請求の範囲」を別紙の
とおりに補正する。 (2)同書第21頁第10行目の「組み合わせた」を。 「組み合わせて」と補正する。 別 紙 2、特許請求の範+tfl 走査方向と磁気ギャップが幅方向に成す角が相互に異な
り、互いに180’の角間隔を有する2個の回転ヘッド
をイ6気テープ上に順次に対接して平行傾斜トラックを
順次に形成し、トラックごとに所定の反復順序で周波数
の変化するパイロット信号と共に情報信号を記録し、W
4り合うトラックの端部にて前記2個の回転ヘッドが同
時に前記磁気テープにそれぞれ対接する様にして、前記
トラックの長さを前記2蘭の回転ヘッドの角間隔に相当
する長さよりも長く設定して、前記トラックのいずれか
一方の端部には、このトラックの一つ手前又は後方のト
ラックに記録されるパイロット信号を同時に記録される
様に構成した磁気記録再生袋筒において、再生時には、
前記2個の回転ヘッドによりそれぞれ前記反復順序で周
波数が変化するパイロット信号を各トラックから順序に
再生する。降になし、奇数布目のトラックから前記2個
の回転ヘッドの内の第1の回転ヘッドで再生された。N
l+lロイト信号と、このパイロット信号と同一周波数
のパイロット信号を前記奇数番目のトラックに隣接する
トラックの上端部から第2の回転ヘッドによって同時に
再生し、これら同一の周波数の両再生パイロット信号を
焦相比較し、こ・の比較出力をサンプルホールドして第
1のサンプルホールド出力を1樟1次いで、偶数布目の
トラックから前記第2の回転ヘッドで再生されたパイロ
ット信号と。 このパイロット信号と同一周波数のノ々イロット信号を
前記偶数番目のトラックに隣接するトラックの上端部か
ら前記第1の回転ヘッドによって同時に再生し、これら
同一の周波数の両再生パイロット信号を位相比較し、こ
の比較出力をサンプルホールドして第2のサンプルホー
ルド出力を得、前^己第1及び第2の谷サンプルホール
ド出力の差をとって誤差出力となし、この誤走出力に応
じて前記2個の回転ヘッドのトラックずれを補正する様
に構成したことを特徴とするla気記録再生装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 走育方向と磁気ギャップが幅方向に成す角が相互に異な
    り、互いに180°の角間隔を有する2個の回転ヘッド
    を磁気テープ上に順次に対接して平行傾斜トラックを順
    次に形成し、トラックととに所定の反復順序で周波数の
    変化するパイロット信号と共に情報信号を記録し、隣り
    合うトラックの端部にて前記2個の回転トラックが同時
    に前記磁気テープにそれぞれ対接する様にして、前記ト
    ラックの長さを前記2個の回転ヘッドの角間隔に相当す
    る長さよりも長く設定して、前記トラックのいずれか一
    方の端部には、このトラックの一つ手前又は後方のトラ
    ックに記録されるパイロット信号を同時に記録される様
    に構成した磁気記録再生装置において、再生時には、前
    記2個の回転ヘッドによりそれぞれ前記反復順序で周波
    数が変化するパイロット信号を各トラックから順次に再
    生する様になし、奇数番目のトラックから前記2個の回
    転ヘッドの内の第1の回転ヘッドで再生されたパイロッ
    ト信号と、このパイロット信号と同一周波数のパイロッ
    ト信号を前記奇数番目のトラックに隣接するトラックの
    上端部から第2の回転ヘッドによって同時に再生し、こ
    れら同一の周波数の両再生パイロット信号を比相比較し
    、この比較出力をサンプルホールドして第1のサンプル
    ホールド出力を得、次いで、偶数番目のトラックから前
    記第2の回転ヘッドで再生されたパイロット信号と、こ
    のパイロット信号と同一周波数のパイロット信号を前記
    偶数番目のトラックに隣接するトラックの上端部から前
    記第1の回転ヘッドによって同時に再生し、これら同一
    の周波数の両再生パイロット信号を位相比較し、この比
    較出力をサンプルホールドして第2のサンプルホールド
    出力を得、前記第1及び第2の各サンプルホールド出力
    の差をとって誤差出力となし、この誤差出力に応じて前
    記2個の回転ヘッドのトラックずれを補正する様に構成
    したことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP59101248A 1984-05-18 1984-05-18 磁気記録再生装置 Granted JPS60246047A (ja)

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JP59101248A JPS60246047A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 磁気記録再生装置

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JP59101248A JPS60246047A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60246047A true JPS60246047A (ja) 1985-12-05
JPH0563850B2 JPH0563850B2 (ja) 1993-09-13

Family

ID=14295603

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JP59101248A Granted JPS60246047A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 磁気記録再生装置

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JP (1) JPS60246047A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212603A (en) * 1988-08-26 1993-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Tracking control means for a multi-channel reproducing apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212603A (en) * 1988-08-26 1993-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Tracking control means for a multi-channel reproducing apparatus
EP0627731A2 (en) * 1988-08-26 1994-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Reproducing apparatus with tracking control means
EP0627731A3 (en) * 1988-08-26 1995-11-22 Canon Kk Reproduction apparatus comprising means for tracking tracks.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0563850B2 (ja) 1993-09-13

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