JPS6024411Y2 - 竪型湿式造粒装置 - Google Patents

竪型湿式造粒装置

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JPS6024411Y2
JPS6024411Y2 JP2782279U JP2782279U JPS6024411Y2 JP S6024411 Y2 JPS6024411 Y2 JP S6024411Y2 JP 2782279 U JP2782279 U JP 2782279U JP 2782279 U JP2782279 U JP 2782279U JP S6024411 Y2 JPS6024411 Y2 JP S6024411Y2
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JP
Japan
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tank
partition wall
tank body
paddle
suspension
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JP2782279U
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JPS55126917U (ja
Inventor
美津雄 遊佐
千秋 五十嵐
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荏原インフイルコ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、汚水などの懸濁物質を含む懸濁液から液中の
懸濁物質を脱水性のよい団塊状の凝集体に造粒分離せし
める処理装置に関するものである。
従来、懸濁液から懸濁物質を濃縮分離せしめるには沈澱
分離或いは浮上分離、濾過分離などが利用されているが
、懸濁液中の懸濁物質が微粒子であると濃縮が困難であ
り、また濾過も極めて困難であった。
また、懸濁液へ高分子凝集剤を添加し攪拌混合して液中
の懸濁物質を凝集させ、大きなフロックとして液から分
離することも行なわれているが、生皮したフロックは見
掛上は大きくとも、微粒子間相互の結合は極めて弱くこ
われやすく、しかもこのフロックは多量の液体を包含し
、α値(フロック中に含まれる液体の体積と固体の体積
の比)は通常50〜10叩程度であり、脱水も困難であ
る。
このような困難を解決するため、懸濁物質を、疎構造の
フロック(ランダム凝集体)ではなく、緻密な凝集団塊
(α値=2〜用程度)として分離する新しい凝集技術が
最近開発され、湿式造粒法と呼ばれ、その発達が期待さ
れている。
ところで一般には、凝集団塊は粒度が大きなものの方が
、事後処理としての脱水処理に有利であると考えられ、
竪型湿式造粒槽内における凝集団塊の滞留時間が余り長
すぎると、凝集団塊の破壊分裂が起こり、凝集団塊の粒
度は小さくなり不利であると考えられている。
従って、竪型湿式造粒槽内では液が余り激しい乱流を生
ずることなく、槽内液全体に一様な旋回流を生せしめる
ことが肝要と考え、槽体内には旋回流を妨げるような障
害物は一切存在せしめないように特に配慮しである。
しかし注意深い実験の結果、凝集団塊の破壊分裂によっ
て生成される凝集団塊は、破壊分裂前の凝集団塊より粒
度が当然中さいが、α値も一層小となり、事後処理とし
てのスラッジの脱水処理には、かえって有利であること
がわかった。
従って槽内における凝集団塊の滞留時間は、従来の竪型
湿式造粒装置より、ある程度長くすべきであり、凝集団
塊が浮遊状態で相互に衝突または相互に接触ころがり運
動を受けるようにし、一旦生長した凝集団塊に、さらに
破壊分裂が起こり、比較的粒度の小さい緻密な凝集団塊
になるのを待って、溢流流出せしめるべきである。
また、懸濁液中の懸濁微粒子を造粒分離するには、造粒
槽内で回転円盤を駆動回転させるのが有効であると考え
られたこと(例えば、特公昭48−43266X特開昭
49−9764)もある。
このような回転円盤型の水中造粒機は、懸濁液中の微粒
固形物に、造粒機胴体壁面および円盤面に接して、ころ
がり(転勤)を与えることを特徴としているから、造粒
機内で回転円盤を回転させることは、不可欠のことと考
えられ、回転盤の周速は7m/sec程度(回転盤直径
11cm、回転数+20or、p、m)で脱水作業を一
応能率的に行ないうるようにはなった。
しかし、高分子凝集剤を造粒剤として使用する場合には
パドル状の回転翼を駆動回転(翼端の周速0.5m/S
eC〜3m/5eC)する方が、α値の一層小さな凝集
団塊を生成せしめることができる。
本考案は、造粒槽内に一種の障害物を配備して、しかも
槽内液の旋回流に乱流を著しく生ぜしめることなく、槽
内における凝集団塊の滞留時間を長くし、従来の竪型湿
式造粒装置の欠点を除き、構造の緻密な凝集団塊を生成
せしめ、事後処理としての脱水作業を著しく簡素化し、
さらにケーキ化を能率的に行ない得るように改良した造
粒装置を提供することを目的とする。
本考案は懸濁物質を含む懸濁液を流入せしめて、懸濁物
質の造粒分離を行なう槽体において、槽体の下方部に懸
濁液の流入管および高分子凝集剤の注入管を接続開口し
、且つ槽体の上方部には槽内液の流出管を流出部を介し
て設けると共に、中央部に開口を有する隔壁を槽体内部
に水平に設け、該槽体内の懸濁液に旋回流を生ぜしめ、
懸濁物質の凝集体が浮遊状態で相互に衝突または相互に
接触ころがり運動を受けるように、パドル状の回転翼を
配備したことを特徴とする竪型湿式造粒装置である。
本考案の一実施例を図面を参照しつつ説明すれば、円筒
またはこれに近い筒状その他旋回流に適した形状の槽体
1の下方部に懸濁液の流入管2および高分子凝集剤の注
入管3が接続開口され、且つ槽体1の上方部には槽内液
の流出管4が流出部5を介して設けられている。
なお、高分子凝集剤の注入管3は、槽体壁に直接接続し
ないで、懸濁液の流入管2または、流入管2の開口部に
接続させて、槽体1の内部に高分子凝集剤が流入される
ようにすることもできる。
また前記槽体1内には駆動装置6にて回転せしめられ、
槽内液に強制的に均一な旋回流を生せしめるようなパド
ル状の回転翼8を回転自在(回転翼昇速0.5〜3m/
5ec)に配備し、その翼の段数も適宜に決定される。
さらにまた開口10を有する隔壁9を槽体内部に設け、
槽体内における凝集団塊の滞留時間が長くなるようにし
である。
ここに隔壁9は平板又は截頭逆円錐面形(図示せず)と
することもできるし、中央部に開口10のある環状の板
材で槽体1の内周壁に固着することもできる。
これらの場合、隔壁9には、槽体1からパドル状の回転
翼8を自在に出し入れ出来るように、スリット11を設
け、装置の分解または修理を便利にすることもできるが
、中央部に開口10があるときには該スリット11は開
口10に連通した切目若しくは切溝とするのがよい。
図中7はパドル状の回転翼8を支持する回転軸、12は
蓋体である。
しかして、懸濁液を流入管2から槽内下方部に供給する
と同時に、高分子凝集剤の適当量を注入管3から注入す
る。
かくして、駆動装置6により回転するパドル状の回転翼
8により槽内液全体にほぼ均一な旋回流を生じ、旋回中
に液中の懸濁物質は次第に凝集体となり、凝集体は浮遊
状態で相互に衝突または相互に接触ころがり運動を受け
、個々の凝集体は圧密か進み、次第に緻密な凝集団塊と
なり、液と共に上昇する。
このとき槽内には、開口10を有する隔壁9が配備しで
あるので、槽体1内における凝集団塊の滞留時間は、長
くなり、槽内の固形物濃度も高まり、造粒作業を適確、
能率的に行なうことができる。
この装置において用いられる造粒剤の高分子凝集剤とし
ては、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミド部分加
水分解物、ポリアクリル酸ソーダなどのポリアクリルア
ミド系高分子凝集剤が上げられるが、懸濁質粒子同志の
衝突を容易にする薬品例えば硫酸アルミニウム、□ポリ
塩化アルミニウム、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硫酸第一
鉄、炭酸マグネシウムなどの金属塩無機凝集剤その他の
凝集剤或いは高分子電解質などの凝集助剤を併用して使
用することもできる。
以上のように、本考案は槽体内下方部に旋回流を生ぜし
める回転翼を備え、また開口を有する隔壁が槽体内に配
備しであるので槽体内における凝集団塊の滞留時間が長
くなり、槽体内の固形物濃度が高まり、凝集団塊同志の
衝突や、接触ころがり運動の頻度が増し、充分生長した
凝集団塊が、さらに破壊分裂し、緻密でかつ粒径の揃っ
た凝集団塊群となり、流出管から分離液と共に能率的に
溢流導出することができ、このように流出管から溢流流
出して得られる個々の凝集団塊は塑性が大きく、これら
の凝集団塊群から構成されるスラッジを、加圧脱水する
場合、はみ出しも少なく、事後処理としての脱水作業も
著しく簡素化でき処理コストも経済的で、かつ構成簡単
・安価な造粒装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図は隔壁の平面図、第3図a〜dは隔壁の他の実施例の
平面図である。 1・・・・・・槽体、2・・・・・・流入管、3・・・
・・・注入管、4・・・・・・流出管、5・・・・・・
流出部、6・・・・・・駆動装置、7・・・・・・回転
軸、8・・・・・・回転翼、9・・・・・・隔壁、10
・・・・・・開口、11・・・・・・、スリット、12
・・・・・・蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 懸濁物質を含む懸濁液を流入せしめて懸濁物質の造
    粒分離を行なう槽体において、槽体の下方部に懸濁液の
    流入管および高分子凝集剤の注入管を接続開口し、且つ
    槽体の上方部には槽内液の流出管を流出部を介して設け
    ると共に、開口を有する隔壁を槽体内部に設け、該槽体
    内の懸濁液に旋回流を生ぜしめて懸濁物質の凝集体が浮
    遊状態で相互に衝突または相互に接触ころがり運動を受
    けるように、パドル状の回転翼を回転自在に配備したこ
    とを特徴とする竪型湿式2 前記隔壁が、槽内に少なく
    とも一つ水平に配備される板状材であって、槽内壁に環
    状に突設されるものである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の造粒装置。 3 前記隔壁が、前記槽体からパドル状の回転翼を自在
    に出し入れできるようなスリット婆設けたものである実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の造粒装置
    。 4 前記回転翼が、パドル状の翼を複数多段に設けたも
    のである実用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は第
    3項記載の造粒装置。 5 前記隔壁が、中央部に開口を有する円板であって、
    回転翼の翼間に配備されるものである実用新案登録請求
    の範囲第2項、第3項又は第4項記載の造粒装置。
JP2782279U 1979-03-05 1979-03-05 竪型湿式造粒装置 Expired JPS6024411Y2 (ja)

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JPS55126917U JPS55126917U (ja) 1980-09-08
JPS6024411Y2 true JPS6024411Y2 (ja) 1985-07-22

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JP4711075B2 (ja) * 2006-03-29 2011-06-29 栗田工業株式会社 凝集反応装置
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