JPH05269498A - 汚泥の調質混合槽 - Google Patents
汚泥の調質混合槽Info
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- JPH05269498A JPH05269498A JP4098625A JP9862592A JPH05269498A JP H05269498 A JPH05269498 A JP H05269498A JP 4098625 A JP4098625 A JP 4098625A JP 9862592 A JP9862592 A JP 9862592A JP H05269498 A JPH05269498 A JP H05269498A
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- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
の調質混合槽において、槽の単位体積当たりに占める槽
内壁の面積が小さくても、形成されたフロックを十分に
転動させ、これによって、フロックの密度を高め、その
脱水後の含水率を低めることができる、汚泥の調質混合
槽を提供する。 【構成】 内部に、回転する攪拌翼11が垂直に取り付け
られている、汚泥の調質混合槽8であって、攪拌翼11
は、その回転方向に向けた外側が凸状に湾曲する、回転
軸と直交する方向にスパイラル状に形成されており、こ
のような攪拌翼11の凸状に湾曲する外側11a にもフロッ
クbを転動させることによって、フロックbの密度を高
め、その脱水後の含水率を低めることができる。
Description
棄物、上水等の浄化施設から排出されたスラリー状の汚
泥中に凝集剤を添加しそして混合し、汚泥を凝集してフ
ロックに形成するための、汚泥の調質混合槽に関するも
のである。
施設から排出された汚水の処理は、従来、次に述べるよ
うな方法によって行われている。即ち、汚水を沈澱池に
導き、沈澱池内において、汚水中の土砂等の汚泥を沈澱
させてこれを一次分離する。次いで、汚泥が一次分離さ
れた汚水を曝気槽に導き、曝気槽内において、汚水を曝
気処理する。このようにして、曝気処理された汚水を最
終沈澱池に導き、最終沈澱池において、汚水中に残存す
る汚泥を沈澱させてこれを分離する。次いで、最終沈澱
池から取り出されたスラリー状汚泥を調質混合槽に導
き、調質混合槽において、スラリー状汚泥中に凝集剤を
添加しそして混合し、スラリー状汚泥を凝集してフロッ
クに形成する。次いで、フロック化した汚泥を脱水した
上、これを投棄または焼却する。
図、図6は、図5のA−A線断面図である。図5および
図6に示すように、従来の調質混合槽1は、円筒型また
は角筒型であり、その内部には、複数枚の平板状の攪拌
翼2を有する攪拌軸3が、回転可能に垂直に取り付けら
れている。攪拌軸3は、槽外に設けられたモータ4によ
り、その軸線を中心として回転する。
が設けられており、その側壁1bの下部には、凝集剤供給
口6が設けられている。また、調質混合槽1の側壁1bの
上部には、フロック化した汚泥の排出口7が設けられて
いる。
1aに設けられた汚泥供給口5を通って、また、凝集剤
は、調質混合槽1の側壁1bの下部に設けられた凝集剤供
給口6を通って、それぞれ調質混合槽1内に供給され
る。調質混合槽1内に供給されたスラリー状汚泥および
凝集剤は、回転する攪拌翼2によって混合且つ攪拌され
ながら、調質混合槽1の上部に向けて上昇し、その間に
スラリー状汚泥aはフロックbに形成される。
内壁1cを転動することによって圧密作用を受け、この圧
密作用によって、フロックbは、その含有する水を排出
し、その密度が高められて成長する。このようにして成
長したフロックbは、調質混合槽1の側壁1bの上部に取
り付けられた排出口7を通って、槽外に排出される。
ックbの密度は、調質混合槽1の内周面1cを転動するこ
とによる圧密作用によって高められ、これにより、フロ
ックbの比重を高め、その含水率を低めることができ
る。調質混合槽1の内径が小さい場合には、槽の単位体
積当たりに占める槽内壁の面積が大きいので、フロック
bが調質混合槽1の内壁1cを転動する確率は高い。
は、槽の内径が大きいために、槽の単位体積当たりに占
める槽内壁の面積が小さくなる。その結果、フロックb
が、調質混合槽1の内壁1cを十分に転動することができ
ず、従って、フロックbの密度が低くなる問題が生ず
る。
を解決し、調質混合槽が大型化し、槽の単位体積当たり
に占める槽内壁の面積が小さくなっても、フロックを十
分に転動させ、これによって、フロックの密度を高める
ことができる、汚泥の調質混合槽を提供することにあ
る。
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、その内
部に、攪拌翼を有する攪拌軸が、その軸線を中心として
回転可能に垂直に取り付けられた調質混合槽における前
記攪拌翼を、その回転方向に向けた外側が凸状に湾曲す
る、前記回転軸と直交する方向にスパイラル状に形成
し、且つ、必要に応じて、調質混合槽の内周面に、攪拌
翼の回転方向に向けて湾曲する複数枚のスパイラル状の
バッフルプレートを、所定間隔をあけて設ければ、上記
攪拌翼およびバッフルプレートを、フロックの転動面と
して作用させることができ、これによって、フロックを
十分に転動させ得ることを知見した。
もので、この発明は、汚泥中に凝集剤を添加して両者を
混合し、汚泥を凝集してフロックに形成するための、そ
の内部に、攪拌翼を有する攪拌軸が、その軸線を中心と
して回転可能に垂直に取り付けられた、汚泥の調質混合
槽であって、前記調質混合槽は、円筒状であり、その下
部は下端に向って連続的に小径になるコーン状に形成さ
れており、前記攪拌翼は、その回転方向に向けた外側が
凸状に湾曲する、前記回転軸と直交する方向にスパイラ
ル状に形成されており、更に、必要に応じて、調質混合
槽の内周面に、前記攪拌翼の回転方向に向けて湾曲する
複数枚のスパイラル状のバッフルプレートが、所定間隔
をあけて設けられていることに特徴を有するものであ
る。
照しながら説明する。図1は、この発明の調質混合槽の
第1実施態様を示す概略垂直断面図、図2は、図1のA
−A線断面図である。図1および図2に示すように、こ
の発明の調質混合槽8は、円筒形状であり、その下部8a
は、下端に向って連続的に小径になるコーン状に形成さ
れている。
有する攪拌軸3が、回転可能に垂直に取り付けられてお
り、攪拌軸3は、槽外に設けられたモータ4により、そ
の軸線を中心として回転する.
8aの下端には、汚泥供給口5が設けられており、汚泥供
給口5には、汚泥供給管9が接続されている。汚泥供給
管9の、汚泥供給口5に近接した部分には、凝集剤供給
口10が設けられている。調質混合槽8の側壁8bの上部に
は、フロック化した汚泥の排出口7が設けられている。
られた攪拌翼11は、矢印に示す回転方向に向けた外側11
a が凸状に湾曲する、回転軸3と直交する方向にスパイ
ラル状に形成されている。
混合槽8内にスラリー状汚泥aを供給する。そして、凝
集剤供給口10から、汚泥供給管9を通るスラリー状汚泥
中に、凝集剤を注入する。スラリー状汚泥および凝集剤
は、共に汚泥供給口5から調質混合槽8内に供給され、
そして、回転する攪拌翼11によって混合される。調質混
合槽8の下部8aは、コーン状に形成されているので、そ
の中に供給されたスラリー状汚泥および凝集剤の上昇速
度は早く、且つ、デッドゾーンが無くなり、両者は効率
的に混合される。このようにして、スラリー状汚泥は凝
集しフロックbになる。
述したように、回転方向に向けた外側11a が凸状に湾曲
するスパイラル状に形成されているので、この凸状に湾
曲する外側11a も、フロックbの転動面となる。従っ
て、調質混合槽8内において形成されたフロックbは、
混合槽8の内壁8cおよび攪拌翼11の凸状に湾曲する外側
11a を転動する結果、フロックbの密度は、上述した転
動による圧密作用によって高められ、その密度が高くな
る。
態様を示す概略垂直断面図、図4は、図3のA−A線断
面図である。図3および図4に示すように、この発明の
第2実施態様の調質混合槽8は、混合槽8の内周面に、
上述した構造の攪拌翼11の回転方向に向けて湾曲する複
数枚のスパイラル状のバッフルプレート12が、所定間隔
をあけて設けられており、バッフルプレート12の内側面
12aもフロックの転動面となした点が、第1実施態様の
調質混合槽と異なる。
ように構成されているので、調質混合槽8内において形
成されたフロックbは、混合槽8の内壁8c、攪拌翼11の
凸状に湾曲する外側11a 、および、バッフルプレート12
の内側面12aを転動する。その結果、フロックbの密度
は、上述した転動による圧密作用によって一段と高めら
れ、その密度が高くなる。
8 mの、下部がコーン状に形成された円筒形であって、
回転方向に向けた外側11a が凸状に湾曲するスパイラル
状に形成された攪拌翼11が設けられており、そして、槽
の内周面には、攪拌翼11の回転方向に向けて湾曲する複
数枚のスパイラル状のバッフルプレート12が設けられて
いる、この発明の第2実施態様の調質混合槽8を使用
し、汚泥供給管9を通るスラリー状の下水混合汚泥中に
凝集剤を注入し、調質混合槽8内のスラリー状汚泥およ
び凝集剤を、回転する攪拌翼11によって混合した。凝集
剤の注入率は、0.6%であった。生成したフロックの密度
は、上述した転動による圧密作用によって高く、その比
重は1.10であり、そして、その脱水後の含水率は72% で
あった。
直径1m、高さ1,8 mの、従来の円筒形の調質混合槽1
を使用し、その底壁1aに設けられた供給口5を通って、
上記と同じスラリー状の下水混合汚泥を供給し、そし
て、その側壁1bの下部に設けられた供給口6を通って凝
集剤を供給し、調質混合槽8内のスラリー状汚泥および
凝集剤を、回転する平板状の攪拌翼2によって混合し
た。凝集剤の注入率は、上記と同じく0.6%であった。生
成したフロックの密度は、その転動が不十分のために低
く、その比重は1.04であり、そして、その脱水後の含水
率は76% であった。
混合槽8を使用した場合には、従来の調質混合槽1を使
用した場合よりも、フロックの比重が5%高くなり、脱水
後の含水率を4% 低下せしめることができた。
調質混合槽が大型化し、槽の単位体積当たりに占める槽
内壁の面積が小さくなっても、フロックを十分に転動さ
せることができ、従って、その比重を高めて脱水後の含
水率を低めることができる等、工業上有用な効果がもた
らされる。
略垂直断面図である。
略垂直断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 汚泥中に凝集剤を添加して両者を混合
し、汚泥を凝集してフロックに形成するための、その内
部に、攪拌翼を有する攪拌軸が、その軸線を中心として
回転可能に垂直に取り付けられた、汚泥の調質混合槽で
あって、前記調質混合槽は、円筒状であり、その下部は
下端に向って連続的に小径になるコーン状に形成されて
おり、前記攪拌翼は、その回転方向に向けた外側が凸状
に湾曲する、前記回転軸と直交する方向にスパイラル状
に形成されていることを特徴とする、汚泥の調質混合
槽。 - 【請求項2】 前記調質混合槽の内周面には、前記攪拌
翼の回転方向に向けて湾曲する複数枚のスパイラル状の
バッフルプレートが、所定間隔をあけて設けられてい
る、請求項1記載の、汚泥の調質混合槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098625A JP2924439B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 汚泥の調質混合槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098625A JP2924439B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 汚泥の調質混合槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269498A true JPH05269498A (ja) | 1993-10-19 |
JP2924439B2 JP2924439B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=14224718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098625A Expired - Lifetime JP2924439B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 汚泥の調質混合槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924439B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0871306A (ja) * | 1994-09-02 | 1996-03-19 | Sankei Kk | 造粒槽 |
JP2000051613A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-22 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 懸濁液の造粒脱水装置 |
JP2003071263A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-11 | Okawara Mfg Co Ltd | 円錐型混合乾燥機 |
JP2013086015A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Ihi Corp | 沈降分離装置 |
JP2015128748A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 株式会社石垣 | 容積変動型凝集混和槽、およびそれを用いた制御方法 |
CN112939413A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-11 | 广州桢森环保科技有限公司 | 一种环保污泥处理设备及方法 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP4098625A patent/JP2924439B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0871306A (ja) * | 1994-09-02 | 1996-03-19 | Sankei Kk | 造粒槽 |
JP2000051613A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-22 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 懸濁液の造粒脱水装置 |
JP2003071263A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-11 | Okawara Mfg Co Ltd | 円錐型混合乾燥機 |
JP2013086015A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Ihi Corp | 沈降分離装置 |
JP2015128748A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 株式会社石垣 | 容積変動型凝集混和槽、およびそれを用いた制御方法 |
CN112939413A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-11 | 广州桢森环保科技有限公司 | 一种环保污泥处理设备及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2924439B2 (ja) | 1999-07-26 |
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