JP4743421B2 - 凝集反応装置 - Google Patents

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Description

本発明は凝集反応装置に係り、特に懸濁物質(SS)や油等の汚濁物質を含んだ水から汚濁物質を分離する際、凝集反応によって凝集汚泥を生成して処理する凝集反応装置に関する。
従来、用水処理や排水処理においては、凝集反応槽に処理対象とする原水(被処理水)と共に無機系または有機系の凝集剤を注入して被処理水中に含まれる懸濁物や溶解物を凝集させ、凝集フロックとして除去することが行われている(例えば、特許文献1〜3を参照)。これらの凝集反応槽等は、被処理水と凝集剤とを混入し、撹拌等して凝集反応を進行させるものである。
ちなみにこの種の凝集反応槽にあっては、凝集反応に適したpH値管理が重要であり、被処理水のpH値を検出すべく凝集反応槽内に設けたpHセンサによってpH値を検出し、この検出値に基づいて所定のpH値となるようアルカリ性薬剤や酸性薬剤の薬注が行われる。
実公昭60−24411号公報 実公昭57−60809号公報 特開昭49−9764号公報
しかしながら、凝集反応槽内に流入する原水(被処理水)と、凝集剤、アルカリ性薬剤および酸性薬剤の薬注装置並びに槽内のpH値を検出するpHセンサの配置によってはpH値制御を適確に行うことができないという問題があった。例えば、原水流入口近傍にpHセンサを設けてpH値を測定すると、原水のpH値が測定されるだけであって、凝集剤を注入した後のpH値の管理が適切にできないという問題がある。逆に薬剤投入口の近くにpHセンサを設けてpH値を測定すれば、槽内のpH値が正しく測定できない問題が生じる。
そこで原水投入口と薬剤投入口とを近くに配置し、その近傍のpH値を測定すればよいと思われるものの、この場合は、原水と薬剤とがよく混合しないという問題がある。このため、原水投入口と薬剤投入口とが適切な離隔距離を保つように配置される必要である。
本発明は、このような従来の事情を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、凝集反応槽内のpH値を正しく計測して処理水のpH値を所望の値に制御し、凝集反応に適したpH値に維持することができる凝集反応装置を提供することにある。
上述した目的を達成すべく本発明の凝集反応装置は、所定の配管により導かれた被処理水をその上方に位置付けられた原水流入口から受け入れるとともに、その下方から処理された前記被処理水を排出する水槽と、この水槽内に位置して、その内部を上下方向の三つ以上の反応室に仕切る複数の仕切り板と、この仕切り板で仕切られた三つ以上の反応室にそれぞれ導かれた前記被処理水をそれぞれ撹拌する複数の撹拌手段と、前記水槽内の前記被処理水に浸されて、この被処理水のpH値を計測するpH計測部と、所定の薬液配管により導かれて、前記水槽の上方に設けられた薬液投入口から前記水槽内にアルカリ性薬剤または酸性薬剤を注入する薬液注入手段と、前記薬液注入手段による前記アルカリ性薬剤または前記酸性薬剤の注入量を調整して所定のpH値にする制御手段とを具備した凝集反応装置であって、
前記撹拌手段は、前記水槽における水平面の略中央の位置から垂直方向に延伸されて前記仕切り板を貫き、前記反応室をそれぞれ貫通する棒体と、この棒体に取り付けられて、その長手方向を軸心としてこの棒体を回転駆動させる駆動部と、前記棒体にそれぞれに取り付けられて、前記反応室毎に前記棒体の軸心から前記水槽の壁面方向に延伸された板状の撹拌翼とを含み、
前記原水流入口、前記薬剤投入口および前記pH計測部は、前記撹拌手段によって撹拌される前記被処理水の回転方向に対して、前記棒体を軸心とする同心円上に、前記原水流入口、前記薬剤投入口および前記pH計測部の順にそれぞれ配設され、
前記複数の仕切り板は、この仕切り板の略中心を通り、前記三つ以上の反応室を連通させるスリットを備え、前記スリットは、複数の前記仕切り板の上方または下方から視野したとき、これら仕切り板にそれぞれ設けられた前記スリットの延伸方向が互いに重ならない位置に設けられ
前記三つ以上の反応室の最上流側に位置する反応室において、四枚の前記撹拌翼が前記棒体の回転方向に対して互いに略90度の位相差をなして前記棒体に取り付けられ、前記最上流側に位置する反応室以外の反応室において、二枚の前記撹拌翼が前記棒体の回転方向に対して互いに略180度の位相差をなして前記棒体に取り付けられることを特徴としている。
上述の凝集反応装置は、撹拌手段によって撹拌される旋回流の向きに従って原水流入口、薬剤投入口、pH計測部(pHセンサ)の順に配置され、この旋回流の略同一円周上に配置されているので、凝集反応槽内で原水と薬剤とがよく混合し、この混合した処理水のpH値がpHセンサにより計測される。
また前記凝集反応槽に複数の前記仕切り板を備えるとき、前記仕切り板の上方または下方から視野したとき、これら仕切り板にそれぞれ設けられた前記スリットの延伸方向が互いに重ならない位置に設けられる。
また上述の凝集反応装置は、原水が槽内に導かれる吐出口に近い反応室、つまり上方に位置する反応槽内の撹拌翼が下方の反応槽に設けられた撹拌翼より翼の枚数が多く、撹拌翼によって撹拌される被処理水に生じる乱流強度が大きい。このため被処理水に急速撹拌を行ったことと同様に作用し、粒径が大きく良好な凝集フロックが生成される。一方、下方に位置する反応槽内には、上方の反応槽よりも翼の数が少ない撹拌翼が設けられているので、撹拌によって生じる被処理水の乱流強度が弱くなり緩速撹拌を行ったことと同様に作用する。
好ましくは前記撹拌手段は、前記最上流側に位置する反応室以外の複数の反応室において、隣接する反応室の上流側に位置する反応室に設けられた二枚の前記撹拌翼と下流側に位置する反応室に設けられた二枚の前記撹拌翼とは、延伸方向が互いに90度の位相差をなして前記棒体に取り付けられることが望ましい。
より好ましくは前記スリットの短手方向の幅は、前記撹拌翼の厚みより略広く、かつ前記仕切り板における一辺の長さの20%以下の長さであることが望ましい。
本発明の凝集反応装置によれば、上述の凝集反応槽は、撹拌手段によって撹拌されて凝集反応槽内に生じる旋回流の向きに従って原水流入口、薬剤投入口、pH計測部(pHセンサ)の順に配置され、この旋回流の略同一円周上に配置されているので、凝集反応槽内で原水と薬剤とをよく混合することができ、この混合された被処理水の下流側に位置するpHセンサによって被処理水のpH値を計測することができる。このため、凝集剤とpH調整のためのアルカリ薬剤(酸性薬剤)を凝集反応槽内に同時に注入することができ、凝集反応に適切なpH値で凝集反応することができる。
特に原水流入口、薬剤投入口およびpH計測部は、撹拌手段の棒体を軸心としてそれぞれ30度以上120度以下の位相差を有するように配設しているのでpH値の制御を適切に行うことができる。
また本発明の凝集反応装置は、仕切り板で仕切られた複数の反応室において、凝集反応槽の上方に位置する反応室に設けられた撹拌翼の枚数が下方に位置する反応室内の撹拌翼の枚数より多いので、上方に位置する反応室内の被処理水に生じる乱流強度が大きくなる。一方、下方に位置する反応室内は、上方の反応室よりも撹拌翼の枚数が少ないため、撹拌によって生じる被処理水の乱流強度が弱くなる。それ故、緩速撹拌したことと同様の効果を得ることができる。このため被処理水に急速撹拌を行った後に緩速撹拌を行ったことと同様な効果を得ることができ、粒径が大きく良好な凝集フロックを生成することが可能である。
更に本発明の凝集反応装置は、複数の反応室を区画している仕切り板にスリットが設けられて、この仕切り板にて仕切られる直下の反応室内に設けられた撹拌翼の延伸方向と一致させるように設けられているので、撹拌翼をこのスリットを通して上方に引き上げることができる。したがって仕切り板を取り外すことなく撹拌翼を上方に引き上げることができるので、撹拌翼の取り外し、取り付け等のメンテナンスを容易に行うことができるという実用上優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の凝集反応装置の一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
尚、図1〜図4は本発明に係る凝集反応装置の一実施形態を示すものであるが、これらの図によって本発明が限定されるものではない。
さて、本発明の凝集反応装置における第一の実施形態を示す図1〜図4において10は、凝集反応槽(水槽)である。この凝集反応槽10には、その上方から凝集反応槽10内に原水(被処理水)を導く配管(原水導入管)1が設けられている。そして凝集反応槽10の下方には、この凝集反応槽10内にて処理された被処理水を取り出して次段の加圧浮上装置32等の固液分離装置(例えば、沈殿装置等)へ排出する排出路2が設けられている。
原水導入管1は、凝集反応槽10の上方から下向きに曲げられて、更に凝集反応槽10内で水平向きになるように曲げられている(図3および図4(a)FF’断面を参照)。そしてその端部には、原水(被処理水)を凝集反応槽10内に吐出させる吐出口1aが設けられている。この吐出口1aの開口部は、凝集反応槽10内に導かれて、この凝集反応槽10内において凝集処理中に蓄えられる被処理水の水面の位置と略等しい高さに位置付けられる。この開放部は、その中央部における位置の高さが被処理水の水面の位置と略等しい高さであることが望ましい(図4(b)のFF’断面の位置)。
凝集反応槽10は、この凝集反応槽10の内部に位置して、凝集反応槽10内を上下方向の複数の反応室11にそれぞれ仕切る仕切り板12a,12bを備える。これら仕切り板12a,12bには、各仕切り板12a,12bの略中央をそれぞれ通り、所定の幅に切り欠かれたスリット12c,12dがそれぞれ設けられている。これらのスリット12c,12dは、仕切り板12a,12bで仕切られた複数の反応室11a,11b,11cを連通して凝集反応槽10に導かれた原水(被処理水)を上流側(初段)の反応室11aから次段(第二段)の反応室11bを介して終段の反応室11cに導き、各反応室a,11b,11cにて生じる短絡または逆混合を防ぐ役割を担う。またスリット12c,12dは、それぞれ凝集反応槽10の幅の長さまたは奥行きの長さの20%以下、好ましくは15%以下の幅で、かつ後述する撹拌翼13b,13c,13dの幅より1mm以上広いことが望ましい。
尚、凝集反応槽10は、仕切り板の枚数を多くして多数の反応室を有する多段構成にするほど処理水の質が向上するものの構造が複雑になる。したがって反応室は2〜5室構成がよい。好ましくは凝集反応槽10は、二枚の仕切り板12a,12bを用いて三つの反応室11a,11b,11cの三層構成にすると構造が複雑にならず望ましい。
これらの仕切り板12a,12bでそれぞれ仕切られた複数の反応室11a,11b,11cには、各反応室11a,11b,11cに導かれた被処理水を撹拌する複数の撹拌手段13がそれぞれ設けられている。この撹拌手段13は、凝集反応槽10内に導かれて蓄えられる被処理水がなす水面の略中央の位置から垂直方向に延伸されて仕切り板12a,12bを貫き、各反応室11a,11b,11cをそれぞれ貫通する棒体13aと、この棒体13aに取り付けられて、その長手方向を軸心として該棒体13aを回転駆動させる駆動部14と、棒体13aにそれぞれ取り付けられて、前記棒体13aが貫通する反応室11a,11b,11c毎に棒体13aの軸心から凝集反応槽10の壁面方向に延伸された平板状の撹拌翼13b,13c,13dを備える。
例えば凝集反応槽10の高さが950mm、幅、奥行きとも800mmであるとすれば、撹拌翼13b,13c,13dの幅は、30mm〜200mm程度、好ましくは50mm〜80mmが望ましい。あるいは撹拌翼13b,13c,13dの幅は、各反応室11a,11b,11cの高さに対して3%〜40%程度、好ましくは8%〜30%が望ましい。尚、撹拌翼13b,13c,13dの厚みは、3mm〜10mm程度、好ましくは4.5mm〜7mmが望ましい。
また隣り合う反応室の上流側に位置する反応室は、下流側の反応室より少なくとも等しい枚数の撹拌翼を備える。好ましくは上流側に位置する反応室ほど撹拌翼の枚数を増やすことが望ましい。例えば、図2に示すように凝集反応槽10を二枚の仕切り板12a,12bによって三つの反応室11a,11b,11cを備える構成とした場合、最も上流側(初段)の反応室11aには、四枚の撹拌翼13bを備えた撹拌手段13とし、次段(第二段)および終段の反応室11b,11cには、それぞれ二枚の撹拌翼13c,13dの構成とする。
このように上流側に位置する反応室11aの撹拌翼13bの枚数を増やして、上流側ほど被処理水に与える乱流強度を大きくする一方、下流側の反応室11b,11c内の撹拌翼13c、13dの枚数を少なくして、被処理水に与える乱流強度を弱くする。
尚、初段の反応室11aが四枚の撹拌翼13bを備える場合、棒体13aの回転方向に対して互いに略90度異なる位相差をなして取り付けることが望ましい。
また下流側の反応室11b,11cに位置する撹拌手段13が、二枚の撹拌翼13bを備える場合、棒体13aの回転方向に対して互いに略180度異なる位相差をなして取り付けることが好ましい。
特に図2に示すように第二段および終段の反応室11b,11cがそれぞれ備える撹拌翼13c,13dは、各反応室11b,11cにそれぞれ設けられた二枚の撹拌翼13c,13dが棒体13aの回転方向に対して互いに略180度異なる位相差をなして棒体13aに取り付けられているとき、隣接する反応室11b,11cにそれぞれ設けられた撹拌翼13c,13dの延伸方向が互いに90度の位相差をなすよう棒体13aに取り付ける。
ちなみに撹拌手段13の回転速度は、5〜10min−1または撹拌翼13b,13c,13dの翼端における速度が0.2〜4m/sが好ましく、より好ましくは回転速度が10〜40min−1または撹拌翼13b,13c,13dの翼端における速度が0.4〜1.6m/sが望ましい。
しかして第二段以降の下流側に位置する反応室11b,11cがそれぞれ備える撹拌翼13c,13dは、撹拌翼の取り外し、取り付け等のメンテナンスを容易にできるようにするため、仕切り板12a,12bにそれぞれ設けられたスリット12c,12dの位置を隣接する反応室11b,11cにそれぞれ設けられた撹拌翼13c,13dの延伸方向と一致するように設ける。具体的には、図3に示すように第二段および終段のそれぞれの反応室11b,11cに設けられた撹拌翼13c,13dが互いに90度の位相差をなすよう棒体13aに取り付けられているとすれば(図3および図4(c)のCC’断面および図4(g)EE’断面を参照)、各仕切り板12a,12bにそれぞれ設けられたスリット12c,12dも互いに90度の位相差を有するように凝集反応槽10内に取り付ける(図3および図4(d)のBB’断面および図4(g)DD’断面を参照)。
また前述した原水導入管1および吐出口1aの取り付け位置は、凝集反応槽10を上方から視野した図4(c)の断面FF’に示すように撹拌翼13bが、この図において時計回りに回転する旋回流が生じる場合、撹拌翼13bによる旋回流の接線方向と一致するようにして原水が吐出口1aから凝集反応槽10内に吐出されるようにする。
尚、上述した凝集反応槽10は、直方体形状として説明したものであるが、水平面の断面が円形または楕円形状等の円筒形状であってもよい(特に図示せず)。その場合は前述した仕切り板12a,12bを凝集反応槽10の断面形状に一致させて複数の反応室11が形成されるようにすると共に、仕切り板12a,12bにスリット12c,12dを設ければよい。もちろんこの場合は、撹拌翼13b,13c,13dが回転するとき凝集反応槽10の壁面に接触することなく回動できるようにすることは言うまでもない。
ちなみに吐出口1aの下流側、すなわち旋回流の下流側には、凝集反応槽10内に導かれた原水に凝集反応を起こさせる凝集剤を投入する凝集剤投入口20、凝集反応槽10内で凝集反応を起こしている被処理水のpHを計測するpHセンサ21、このpHセンサ21が検出したpH値を測定するpH測定装置22、pH測定装置22が検出したpH値が適切なpH値になるようにアルカリ薬剤および酸性薬剤を凝集反応槽10内にそれぞれ投入するアルカリ剤投入口23および酸性剤投入口24を備える。
尚、凝集剤投入口20から投入される凝集剤は、PACのほか、硫酸バンド、硫酸第二鉄などを用いる。例えば凝集剤にPAC用いる場合、この凝集剤は、PACタンク25に保持されて、凝集制御装置の制御部26から凝集ポンプ27が駆動されて凝集反応槽10に注入される薬注量が制御される。
また、本発明の凝集反応装置は、凝集反応槽10内のpH値を所定の値にするため、凝集反応槽10内にアルカリ性薬剤または酸性薬剤を注入するべく、これらの薬剤を保持するアルカリ剤タンク28および塩酸タンク29を備える。そして、pH測定装置22が測定したpH値は、制御部26に与えられて、この制御部26の指示によってアルカリ剤注入ポンプ30または塩酸注入ポンプ31が選択駆動され、アルカリ剤タンク28および塩酸タンク29に蓄えられた酸性薬液(塩酸)が凝集反応槽10に薬注されてpH値の調整がなされる。
概略的には、上述のように構成された本発明の凝集反応装置が特徴とするところは、原水流入口(吐出口)1a、薬剤投入口(凝集剤投入口20、アルカリ剤投入口23および酸性剤投入口24)およびpHセンサ21が、撹拌手段13によって撹拌される被処理水の回転方向(旋回流の方向)に対して、吐出口1a、薬剤投入口(凝集剤投入口20、アルカリ剤投入口23および酸性剤投入口24)およびpHセンサ21の順にそれぞれ配設した点、凝集反応槽10内を仕切り板によって仕切り複数の反応室を設けた点および上流側に位置する反応室ほど被処理水の撹拌強度を強くした点にある。
このような特徴を備える本発明の凝集反応装置は、特に吐出口1a、薬剤投入口(凝集剤投入口20、アルカリ剤投入口23および酸性剤投入口24)およびpHセンサ21のそれぞれを、撹拌手段13の棒体13aの軸心を中心として、それぞれ旋回流の方向に対して互いに30度以上の角度を有するようにしている(図4(a)のGG’断面図および図4(b)のFF’断面図を参照)。このため、原水と薬剤とが適切に混合された後のpH値を計測することができ、引いてはpH値の制御を適切に行うことが可能である。
また上述のように構成された本発明の凝集反応槽10の次段には、固液分離装置として例えば加圧浮上装置32等が接続される。この加圧浮上装置32は、本発明の凝集反応装置とは異なるため略述するが凝集反応槽10にて凝集反応された被処理水に含まれるフロックを分離する役割を担っている。この加圧浮上装置32は、槽内に蓄えられた処理水を取り出して、空気を混入させて高圧の加圧水を生成して凝集反応槽10と加圧浮上装置32とを連結する排出路2に気液混合流を送り込む加圧水製造装置33を備える。
そして前段の凝集反応槽10にて凝集反応がなされた被処理水に含まれる水の比重より小さいフロック(スカム等)は、加圧浮上装置32に蓄えられる被処理水の水面近傍に位置付けられたスカム取り出装置34によって槽外へ排出され、浮上スラッジとして排出される。一方、加圧浮上装置に導かれた被処理水に含まれる比重の大きなスラッジは、沈降スラッジとして槽外に排出される。
しかして加圧浮上装置32にてスラッジが取り出された処理水は、次段の水位調整装置40にて水位が調整されて後工程へ送られる。
尚、凝集反応槽10全体の体積に対する原水(被処理水)の滞留時間は3〜15分程度が望ましい。
かくして上述したように構成された本発明の凝集反応装置によれば、撹拌手段13によって撹拌される旋回流の向きに従って原水流入口(吐出口1a)、薬剤投入口(凝集剤投入口20、アルカリ剤投入口23および酸性剤投入口24)、pH計測部(pHセンサ21)の順に配置され、特に吐出口1a、薬剤投入口20,23,24およびpHセンサ21は、撹拌手段13の棒体13aを軸心としてそれぞれ30度以上120度以下の位相差を有するように配設し、更にこれらが旋回流の略同一円周上に配置されているので、凝集反応槽10内で原水と薬剤とをよく混合することができる。また本発明の凝集反応装置は、pHセンサ21がこの混合された被処理水の下流側に位置しているので、このpHセンサによって被処理水のpH値を計測することができる。このため、凝集剤とpH調整のためのアルカリ薬剤(酸性薬剤)を凝集反応槽10内に同時に注入することができ、凝集反応に適切なpH値で凝集反応を行うことができる。
また本発明の凝集反応装置によれば、スリットを備える複数の仕切り板によって凝集反応槽10内に複数の反応室を設けているので、凝集反応槽10内での短絡が起こりにくく、原水の凝集処理率を向上させることが可能である。また吐出口1aは、凝集反応槽10の上方に位置付けられているので、凝集反応槽10内に流れ込む原水(被処理水)の状態を目視するが可能であり、また原水のサンプリングを容易に行うことも可能である。
更に凝集反応槽10は、複数の反応室11a,11b,11cを区画する仕切り板12a,12bにスリット12c,12dがそれぞれ設けられて、これらのスリット12c,12dの切り欠き方向が、各仕切り板12a,12bにて仕切られる直下の反応室内に設けられた撹拌翼13bの延伸方向と一致するようにして設けられているので、撹拌翼13bをこれらのスリット12c,12dを通して上方に引き上げることができる。したがって仕切り板12a,12bを凝集反応槽10から取り外すことなく撹拌手段13を上方に引き上げることができるので、撹拌翼13bの取り外し、取り付け等のメンテナンスが容易である。
特に本発明の凝集反応装置は、仕切り板12a,12bで仕切られた複数の反応室11a,11b,11cにおいて、凝集反応槽10の上方に位置する反応室(例えば、初段の反応室11a)に設けられた撹拌翼13bの枚数が下方に位置する反応室(例えば、第二段および終段の反応室11b,11c)内の撹拌翼13bの枚数より多いので、上方に位置する反応室内の被処理水に生じる乱流強度が大きくなり、被処理水に急速撹拌を行ったことと同様の効果が得られる。
また下方に位置する反応室内では、上方の反応室よりも撹拌翼の枚数が少ないため、撹拌によって生じる被処理水の乱流強度が弱くなり、緩速撹拌と同様の効果を得ることができる。それ故、粒径が大きく良好な凝集フロックを得ることができる。
次に本発明の凝集反応装置に係る第二の実施形態について図面を参照しながら説明する。この第二の実施形態が第一の実施形態と異なるところは、図5に示すように初段の反応室11aと第二段の反応室11bとを仕切る仕切り板12aに、この仕切り板12aの中央を通る十文字形状のスリット12c,12cを設けた点にある。
このように構成することで最下段(例えば、終段)の撹拌手段13の撹拌翼13dを容易に凝集反応槽10の上方に引き抜くことができる。つまり、メンテナンス等で撹拌手段13を凝集反応槽10の上方に引き抜く場合、第一の実施形態によれば、第二段の反応室11bの撹拌翼13cおよび終段の撹拌翼13dにおけるそれぞれの撹拌翼と、仕切り板12a,12bにそれぞれ設けられたスリット12c,12dの位置に一致させて撹拌手段を上方に引き上げ、更に90度撹拌手段を回転させてスリット12cの位置に合わせて最下方の撹拌翼13cを仕切り板12aから上方に引き上げなければならなかった。
しかしながら本発明に係る第二の実施形態の場合、上方の仕切り板12aには、十文字形状のスリット12c,12cが設けられているので、最初に第二段の反応室11bの撹拌翼13cおよび終段の撹拌翼13dにおけるそれぞれの撹拌翼と、仕切り板12a,12bにそれぞれ設けられたスリット12c,12dの位置に一致させて撹拌手段を上方に引き上げるだけで、撹拌手段13を凝集反応槽10の槽外に引き上げることができる。
次に発明者らは上述した上述した本発明の凝集反応装置の効果を確認すべく評価試験を行った。この評価試験は、上述した第一の実施形態および第二の実施形態のほか、三種類の比較形態(比較例1,2,3)を用いて所定の条件下で加圧浮上処理後の被処理水のSS濃度を計測するものである。
この凝集加圧浮上処理の処理条件は、次の通りである。
原水 :機械洗浄排水 SS125mg/L
凝集剤 :PAC 100mg/L
凝集反応槽pH :7.5
凝集槽滞留時間 :5分
加圧浮上LV :7m/h
加圧水量比 :20%
加圧水圧力 :0.4MPaG
比較例1は、第一の実施形態における同一の三つの反応槽を有する三層構造であるが、図6(a)のFF’断面および図6(b)のGG’断面に示すように撹拌手段13によって撹拌される被処理水の回転方向(旋回流の方向)に対して、吐出口1a、pHセンサ21および薬剤投入口(凝集剤投入口20、アルカリ剤投入口23および酸性剤投入口24)の順にそれぞれ配設したものである。
次に比較例2は、第一の実施形態における同一の三つの反応槽を有する構造であるが、図7(a)のBB’断面および図7(b)のDD’断面に示すように仕切り板12a,12bにスリットを設けず半開構造としたものである。このようにしても仕切り板12a,12bを凝集反応槽10から取り外すことなく撹拌手段13を槽外に引き出すことができる。
比較例3は、第一の実施形態における同一の三つの反応槽を有する構造であるが、初段の反応室11aの撹拌翼13bを四枚から二枚に減じたものである。
このような比較例1〜3を用いて本発明の凝集反応装置に係る第一および第二の形態と比較検証した結果、加圧浮上処理後の処理水のSS濃度は、次のようになった。
第一の実施例: 5.0mg/L
第二の実施例: 5.2mg/L
比較例1 :23.4mg/L
比較例2 :14.2mg/L
比較例3 : 9.5mg/L
この評価結果が示すように本発明の凝集反応装置は、被処理水中における未凝集の懸濁物質(SS)等の量を減少させ、後段の固液分離装置に導かれる処理水の質を良好にすることができる。
尚、本発明の凝集反応装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることが可能である。
例えば上述した凝集反応装置は、凝集反応槽10の側壁下部から横方向に排出路2を引き出す構造としているが、凝集反応槽10の底部から下方に引き出す構造であってもよい。また上述した凝集反応装置は、凝集反応槽10の上方から原水(被処理水)を導き、その下方に設けた排出路2から処理水を排出するものであるが、逆に凝集反応槽10の下方から原水をその槽内に導き、その槽の上方に設けた排出路2から処理水を排出するように構成してもよい。このように本発明の凝集反応装置は、排出路2の引き出し方向が変えられるので、次工程に適した排出路2の取り付け位置とすることが可能である。
本発明の第一の実施形態に係る凝集反応装置を用いた汚泥凝集処理システムの要部概略構成を示す図。 図1に示す凝集反応槽の概略構成を示す斜視図。 図1に示す凝集反応槽を横から見た断面図。 図3に示す凝集反応槽の断面図。 本発明の第二の実施形態に係る凝集反応装置における凝集反応槽の仕切り板の断面を示す図。 本発明の凝集反応装置の効果を検証するために用意した比較例1に係る配管の配設状況を示す断面図。 本発明の凝集反応装置の効果を検証するために用意した比較例2に係る仕切り板の構造を示す断面図。 本発明の凝集反応装置の効果を検証するために用意した比較例3に係る撹拌翼の構造を示す断面図。
符号の説明
1 原水導入管
1a 吐出口
2 排出路
10 凝集反応槽
11a,11b,11c 反応室
12a,12b 仕切り板
13 撹拌手段
13a 棒体
13b,13c,13d 撹拌翼
14 駆動部
20 凝集剤投入口
23,24 薬剤投入口
21 pHセンサ
22 pH測定装置
23 アルカリ剤投入口
24 酸性剤投入口
25 PACタンク
26 制御部
27 凝集ポンプ
28 アルカリ剤タンク
29 塩酸タンク
30 アルカリ剤注入ポンプ
31 塩酸注入ポンプ
32 加圧浮上装置
33 加圧水製造装置
34 スカム取り出装置
40 水位調整装置

Claims (4)

  1. 所定の配管により導かれた被処理水をその上方に位置付けられた原水流入口から受け入れるとともに、その下方から処理された前記被処理水を排出する水槽と、
    この水槽内に位置して、その内部を上下方向の三つ以上の反応室に仕切る複数の仕切り板と、
    この仕切り板で仕切られた前記反応室にそれぞれ導かれた前記被処理水をそれぞれ撹拌する撹拌手段と、
    前記水槽内の前記被処理水に浸されて、この被処理水のpH値を計測するpH計測部と、
    所定の薬液配管により導かれて、前記水槽の上方に設けられた薬液投入口から前記水槽内にアルカリ性薬剤または酸性薬剤を注入する薬液注入手段と、
    前記薬液注入手段による前記アルカリ性薬剤または前記酸性薬剤の注入量を調整して所定のpH値にする制御手段と
    を具備した凝集反応装置であって、
    前記撹拌手段は、前記水槽における水平面の略中央の位置から垂直方向に延伸されて前記仕切り板を貫き、前記反応室をそれぞれ貫通する棒体と、この棒体に取り付けられて、その長手方向を軸心としてこの棒体を回転駆動させる駆動部と、前記棒体にそれぞれに取り付けられて、前記反応室毎に前記棒体の軸心から前記水槽の壁面方向に延伸された板状の撹拌翼とを含み、
    前記原水流入口、前記薬剤投入口および前記pH計測部は、前記撹拌手段によって撹拌される前記被処理水の回転方向に対して、前記棒体を軸心とする同心円上に、前記原水流入口、前記薬剤投入口および前記pH計測部の順にそれぞれ配設され
    記複数の仕切り板は、この仕切り板の略中心を通り、前記三つ以上の反応室を連通させるスリットを備え、前記スリットは、複数の前記仕切り板の上方または下方から視野したとき、これら仕切り板にそれぞれ設けられた前記スリットの延伸方向が互いに重ならない位置に設けられ
    前記三つ以上の反応室の最上流側に位置する反応室において、四枚の前記撹拌翼が前記棒体の回転方向に対して互いに略90度の位相差をなして前記棒体に取り付けられ、
    前記最上流側に位置する反応室以外の反応室において、二枚の前記撹拌翼が前記棒体の回転方向に対して互いに略180度の位相差をなして前記棒体に取り付けられる、ことを特徴とする凝集反応装置。
  2. 前記撹拌手段は、前記最上流側に位置する反応室以外の複数の反応室において、隣接する反応室の上流側に位置する反応室に設けられた二枚の前記撹拌翼と下流側に位置する反応室に設けられた二枚の前記撹拌翼とは、延伸方向が互いに90度の位相差をなして前記棒体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の凝集反応装置。
  3. 前記スリットは、前記撹拌翼の延伸方向と一致するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の凝集反応装置。
  4. 前記スリットの短手方向の幅は、前記撹拌翼の厚みより略広く、かつ前記仕切り板の一辺の長さの20%以下の長さであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の凝集反応装置。
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