JPS6024356B2 - 管継手 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、管継手に関するものである。

更に詳細には、本発明の対象は、管を相互に連続するた
めの管継手に関するもので、ある限度内で鞠方向に圧縮
されても、そのゴム弾・性材料製の漏れ止め要素が破壊
されることのない管継手に関するものである。特に、ガ
ラス繊維で補強された、例えば、地中に布設される合成
樹脂製の大蚤管の連結のために役立っている管継手が、
例えば、スイス特許第６００２２８号から公知となって
おり、また、これは非常に有効であることも証明されて
いる。

適当な隆起及び（又は）漏れ止めリブを設けられている
漏れ止め要素の内面の輪郭は、その軸万向の中央部に敵
方向に短い分離フランジを有しており、また、その内径
は、連結されるべき管の内径に相当しており、更に、こ
のフランジの各端部は、管の大抵は斜めに切断された正
面に対する止めとして役立つようになっている。経験に
よると、連結される管を連結位置において、例えば、座
屈させたり、又は相互に圧縮しようとするある条件の下
においては、この管継手においては、管又は継手が破壊
し、あるいは、漏れ止め要素が破損し、漏れを生じさせ
ることのあることが分った。

このことは、特に、振動状又は同様の作用による力によ
って起こされる地面の移動の現われる時に、当てはまる
ことである。特に、地震地域内においては、地中に布設
された、連結された管の場合には、軸方向に相互に圧縮
される力が現われ、この力は、管及び継手の弾性によっ
ても吸収されることができず、また、管と漏れ止め要素
との間における静摩擦によっても、吸収されることはで
きない。それ故、本発明は、相互に連結された各管に、
反対方向に作用をする比較的に大きな力が加えられても
、漏れ止め要素の破壊又は漏れの発生することが無い上
述の種類の管縫手を得ることにある。

この目的を達成するために、本発明による管継手は、分
離フランジの軸万向の長さが、その半径方向の高さより
も数倍より大きく、この場合、漏れ止め要素の分離フラ
ンジ領域内に、一方又は両方の管端部の分離フランジに
よって決定される止め位置を越える内方への圧縮の際に
、この管端部によって弾性的に変位されるフランジ材料
を吸収するために環状空間が設けられることが、特徴と
なっている。

分離フランジは、継手の軸方向の中央において、髄に対
して垂直な平面に対して対称的に形成され、このフラン
ジの中に設けられた環状空間が、円形横断面を有してい
ることが目的にかなっている。

この環状空間の中心の継手の鞠からの距離は、連結され
るべき管の外径に対応している分離フランジの基部の半
径にほぼ等しいか、又は、より大きいことが、目的にか
なっている。これによって、管の内方への圧縮の際に、
その管の端部の正面からの圧力の下に置かれるフランジ
材料は、実際上、半径方向に外方に、空間を閉塞の下に
逃げることができ、これによって、変位された材料が部
分的に軸方向内方に逃げ、このようにして、管の通路を
狭めることが回避されることができる。例えば、目的に
かなうように３個の環状の空間に分割された空間容積は
、無論、それが管端部の圧縮作用の下における軸万向内
方への押し進みの際に変位される分離フランジの材料を
吸収することができるように選択される。この配置は、
この場合、管端部が継手の鞠方向の中央の対称平面に到
達する前に、空間が充満されること、すなわち、管端部
のそれ以上の前方への押し進みが、材料を変位すること
によっては実際上不可能であるようにすることが、目的
にかなっている。このことは、管が相互に圧縮さ−れる
際に、それらの変位運動の終りにおいて、管端部の間に
、たとえ狭くとも、分離フランジの残部が残ったままで
あり、従って、管が相互に直接的に接触することができ
ないことを意味している。以下、本発明をその実施例を
示す添附図面に基づいて説明する。

図示された管継手は、ガラス繊維補強された合成樹脂製
の円筒状のスリーブ１を有しているが、これは、その全
長の上に、その船方向の中央部における、軸に対して垂
直な半径面に関して対称的な輪郭を付けられたゴム弾性
材料製の漏れ止め要素２を被覆されている。

スリーブーに管状の漏れ止め要素２の固着のために、ス
リーブ１の内壁は、多数のくさび状とされ環状機３を設
けられている。スリーブーの端部部分は、円すい形にや
や狭められており、また、３ａによって示されるように
、溝を付けられた、外方に再び拡大している環状フラン
ジ４に終っている。漏れ止め要素２の外面は、スリープ
ーの内面に正確に適合されており、すなわち、溝３，３
ａに係合するリブ５を設けられている。連結されるべき
管６ａ，６ｂの外蚤よりも、ややより大きな直径である
漏れ止め要素２の内部には、各織部の近くには、比較的
に広い（麹方向に）円形の隆起７及びそれから軸方向内
方に比較的に狭い漏れ止めリプが、漏れ止め要素２から
内方に突出しているが、両方の隆起７及びリブ８は、継
手の触方向の中央に向かって傾斜されている。隆起７と
、リブ８との間及び同様にリブ８と、これに内方に隣接
している管６ａ，６ｂの外径に対応する内径を有してい
る円筒状部分９との間には、半径方向に拡大された環状
のくぼみ１０ａないし１０ｂが形成されている。両方の
軸方向に間隔を置かれた円筒状部分９の間には、一諸に
連結されるべき管６ａ，６ｂの壁厚さの量だけ内方に突
出している円筒状の分離フランジ１１（第３図参照）が
ある。この分離フランジ１１の麹方向長さは、半径方向
の高さの数倍となっている。第１図から特別に明らかに
見られることができるように、分離フランジー１の腹１
１ａは、円筒状部分９への移向部において、丸められ又
は斜めに切断されている。分離フランジ１１の領域内に
おいて、漏れ止め要素２は、多数の、図示の実施例にお
いては３個の円形横断面を有している環状の空間１２ａ
，１２ｂが設けられている。中央の環状空間１２ｂの横
断面の中心ｂのスリーブ１の軸からの距離は、円筒形部
分９の半径にほぼ等しく、一方、両方の他の環状空間１
２ａの中心ａのスリーブ１からの距離は、円筒形部分９
の半径よりもやや大きい。これによって、空間１２ａの
容積の大部分が、円筒形部分９の半径方向外部に延びて
いるようにし、また、一方では、環状空間１２ａと、フ
ランジー１の腹１１ａないいま分離フランジ１１の円筒
面との間、他方では、環状空間１２ａと、中央の環状空
間１２ｂとの間に残っている材料ウェブの厚さが、中央
の環状空間１２ｂの分離フランジ１１の円筒面からの半
径方向間隔よりも、より厚いようにする。この場合、こ
のゥェブの厚さが、環状空間１２ａ，１２ｂの横断面直
径とほぼ等しく、又は、ほんのわずかにより小さく、一
方、中央の環状空間１２ｂの半径方向の壁間隔が、実質
的により小さいならば、特別に有利であることが分かっ
た。前述の継手においては、外径が円筒形部分９のそれ
にほぼ一致しており、その内径が分離フランジー１の円
筒壁の直径にほぼ一致している相互に連絡されるべき管
６ａ，６ｂが、相互に、それらの斜めに切断された正面
の緑が、分離フランジ１１の腹１１ａに接触するまで押
し込まれる（第２及び３図）。

これによって起こされる、無論、ある適当な押し込み力
を必要とする漏れ止め要素２の隆起７及びリブ８の弾性
的な変形は、公知の様式で、管６ａ，６ｂと継手との間
における強固で、漏れ止めされた連結を保証する。若し
も、このようにして、相互に連結された管６ａ，６ｂが
相互に反対方向に向けられた、例えば、地震の際又は同
様の地盤運動の場合に現われる、大抵は、継手の中に管
端部を押し込めるために必要とされる力よりは、数倍も
より大きな衝撃を受け、行程×だけ変位するならば、こ
の管６ａ，６ｂの端部正面の緑を介して、分離フランジ
１１の腹１１ａの上に力が伝えられるが、この力は、分
離フランジ１１の材料が、環状空間１２ａ，１２ｂの中
へ変位するようにさせる。

全体の変位される材料の容積は、空間１２ａ，１２ｂの
容積の関係し、また、この全容積は、空間１２ａ，１２
ｂの最大の可能な充満（包囲され且つ圧縮される空気の
容積をも含めて）を確実にするように選択され、また、
両方の管６ａ，６ｂの端部が、完全には接触することは
ないが、管の正面の縁の間に横たわっている分離ウェブ
１１ｂ（第４図）によって相互に分離されたままである
ようにする。なお、このことは、分離フラソジ１１の内
表面に近接して中央の空間１２ｂを設けることにより得
られる。上述のように、衝撃の際に、管又は継手の損傷
なしの最大に可能な管の軸万向の移動運動が、第４図に
ｘによって現わされている。

の の・れ止め要素の中における摩擦に加えて、分離フ
ランジ１１の変位された材料の空間の中への変位に抵抗
する分離フランジの軸方向の抵抗が、全く大きな衝撃力
を吸収するために利用されることのできることは、直ち
に認められることができるところである。それ故、比較
的強い鞠方向の押圧力にもかかわらず、管を継手の中に
確実に漏れ止めのままとし、漏れ止め要素の破壊が生じ
ない管継手が提供される。具体的な実例として、６０仇
奴の直径を有している管に対する上述の種類の継手が考
慮される。

分離フランジ１ １の軸万向長さは、約６仇帆であり、
また、３個の環状空間１２ａ，１２ｂの横断面直径は、
約１１欄である。漏れ止め要素の内面輪郭は、管６ａ，
６ｂの継手の中への、分離フランジ１１の腹１１ａに到
達するまでの押し込みのために、約６００ｋ９の力が必
要とされる。このように組立てられた管を、約５肋の分
離ウェプ１１ｂによって形成された間隔にまで行程ｘを
内方に押し進めるために、上記実例においては、約４２
００ｋ９の力が必要である。このことは、継手は、管の
上のこの大きさの敵方向の押し進め力を、破壊されるこ
とないこ、又は、漏れるようになることなしに、吸収す
ることのできることを意味するものである。この場合、
分離フランジの軸万向の長さは、半径方向のフランジ高
さの約５〜７倍を有していることが、目的にかなってい
ることが分かった。円形横断面を有している３個の環状
空間が特別に目的にかなっていることが分かったが、よ
り多い、例えば、５個のこのような空間を設けられるこ
ともでき、しかも、他の、又は、異なった横断面を有し
ている環状空間を設けることもできる。無論、鼠方向に
おいてわずかな間隔で相並んでいる空間が、管が相互の
方に押し進められる際に、最大に可能なように移動され
る分離フランジの材料を、ほとんど完全に充満されるま
で、空間に隣接しているフランジ部分の裂けないいま断
ち切れの現われることないこ、吸収することができるこ
とを前提とされている。上述の継手は、また、軸に対し
てわずかに斜めに管に加えられる押し進め力をも、管の
対応する押し込みによって吸収することのできることは
、自明なところである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による管継手の縦断面図、第２図及び
３図は、一方ないしは両方の管端部のそれらの正常の連
結位置への押し込みの後の状態を示す第１図と同様の図
、第４図は、両方の管の最大の押し進めの後の同様の縦
断面図である。 １…・・・管ブュシュ；２…・・・漏れ止め要素：６ａ
，６ｂ…・・・管端部；７・・…・隆起；８・・・・・
・リブ：９・・・・・・円筒状部分；１１・・・・・・
分離フランジ：１１ａ・・・…腹；１２ａ，１２ｂ・・
・・・・環状空間。 図ト 船 図 〜 船 図 ト 蛸 図 Ｖ 雌

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 軸方向の中心部の軸心に対して垂直な平面に関して
   対称的な円筒状のスリーブ１を有しており、このスリー
   ブ１の内面は、その全長の上に延びているゴム弾性材料
   製の漏れ止め要素２を被覆されており、この漏れ止め要
   素２の内面には、その上に受取られるべき管６ａ，６ｂ
   の端部の止めとして役立つている分離フランジ１１の両
   側に、漏れ止め隆起７及び（又は）リブ８を設けられて
   いる管継手において、分離フランジ１１の軸方向の長さ
   がその半径方向の高さよりも数倍長く、また、漏れ止め
   要素２の分離フランジ１１の領域内に、分離フランジ１
   １によつて決立される一方又は両方の管６ａ，６ｂの端
   部の止め位置を越える管６ａ，６ｂの内方への押し進め
   の際に、この管６ａ，６ｂの端部によつて弾性的に変位
   されるフランジ材料を吸収するために環状空間１２ａ，
   １２ｂが設けられていることを特徴とする管継手。 ２ 分離フランジ１１の中に、円形横断面を有している
   、例えば、３個の環状空間１２ａ，１２ｂが設けられて
   おり、また、分離フランジ１１の長手方向中央の中に配
   置されている環状空間１２ｂが、残りの環状空間１２ａ
   よりもより小さな環状半径を有している特許請求の範囲
   第１項記載の管継手。 ３ これらの空間１２ａ，１２ｂの環状半径が、分離フ
   ランジ１１につながつている漏れ止め要素２の円筒状部
   分９の半径に等しいか又はより大きい特許請求の範囲第
   ２項記載の管継手。 ４ 空間１２ａ，１２ｂの全容積が、分離フランジ１１
   の材料容積よりもややより小さい特許請求の範囲第３項
   記載の管継手。 ５ 分離フランジ１１の正面の腹１１ａが、基部におい
   て丸められ又は斜めに切断されている特許請求の範囲第
   １〜４項のいずれかに記載の管継手。