JPS60243418A - 自動着火機構内蔵の火口 - Google Patents
自動着火機構内蔵の火口Info
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- JPS60243418A JPS60243418A JP10011584A JP10011584A JPS60243418A JP S60243418 A JPS60243418 A JP S60243418A JP 10011584 A JP10011584 A JP 10011584A JP 10011584 A JP10011584 A JP 10011584A JP S60243418 A JPS60243418 A JP S60243418A
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- Japan
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- pressure oxygen
- oxygen gas
- nozzle
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ガス溶断、溶接機用の火口に関し、さらに詳
しくは、筒体と高圧酸素ガスノズルとの先端において火
花放電させて可燃性ガスに自動着火させるための圧電素
子による高電圧発生機構を内蔵した火口に関するもので
ある。
しくは、筒体と高圧酸素ガスノズルとの先端において火
花放電させて可燃性ガスに自動着火させるための圧電素
子による高電圧発生機構を内蔵した火口に関するもので
ある。
(従来の技術)
従来、ガス溶断またはガス溶接機の火口に点火する場合
はライター、マツチ等の火器を使用していたが、これら
の点火手段によっては火傷したり、場合によっては点火
不能となったり、また探すために手間がかかったりして
大変に煩雑であるという問題があった。
はライター、マツチ等の火器を使用していたが、これら
の点火手段によっては火傷したり、場合によっては点火
不能となったり、また探すために手間がかかったりして
大変に煩雑であるという問題があった。
そこで、この問題点を解決するため、本発明者は先に高
圧酸素の圧力を衝撃力に変換し、圧電素子に衝撃力を与
えて高電圧を発生させ、以って混合ガスの噴出ノズル先
端と外筒先端との間に放電による火花を生じさせて自動
点火させる火口の発明について特許出願(特願昭56−
92782号)したが、本発明は、この先の特許出願に
係る火口を更に改良したものである。
圧酸素の圧力を衝撃力に変換し、圧電素子に衝撃力を与
えて高電圧を発生させ、以って混合ガスの噴出ノズル先
端と外筒先端との間に放電による火花を生じさせて自動
点火させる火口の発明について特許出願(特願昭56−
92782号)したが、本発明は、この先の特許出願に
係る火口を更に改良したものである。
(発明が解決しようとする問題点)
すなわち、本発明は、火口の点火を自動的にして、より
確実、かつ安全になし得ると共に、部品点数を減じて、
それの加工組込みを容易として製作コストの低減化を図
り、また構成部品を分離可能とすることによって消耗部
品の交換を可能となし、以って信頼性と経済性に優れた
火口を提供しようとするものである。
確実、かつ安全になし得ると共に、部品点数を減じて、
それの加工組込みを容易として製作コストの低減化を図
り、また構成部品を分離可能とすることによって消耗部
品の交換を可能となし、以って信頼性と経済性に優れた
火口を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は全体の縦断面図、第2図から第9図は主要構成
部品の縦断面図と端面図で、図において金属製のアダプ
ター1は外周に雄ねじ部3を設けたねじ軸部分2とこれ
と一体にして、かつ内周には本体ねじ部Aと螺合する雌
ねじ部5を設けたやや大径のナツト部分4を有すると共
に、このナツト部4の内部にして、かつ雌ねじ部5を有
しない位置からねじ軸部分2に向けた軸方向には、内周
縁にL形設部7を有する筒状部6と、その外方に筒状部
8が同心円状に設けられ、またねじ軸部分20段差を有
する端面には凹溝9が周設されると共に、筒状部6の軸
方向には高圧酸素ガスが通流する可動圧電体収納空所1
0が貫設され、また筒状部6と筒状部8との間の周囲軸
方向には複数の混合ガス導入細孔11が貫設されている
。
部品の縦断面図と端面図で、図において金属製のアダプ
ター1は外周に雄ねじ部3を設けたねじ軸部分2とこれ
と一体にして、かつ内周には本体ねじ部Aと螺合する雌
ねじ部5を設けたやや大径のナツト部分4を有すると共
に、このナツト部4の内部にして、かつ雌ねじ部5を有
しない位置からねじ軸部分2に向けた軸方向には、内周
縁にL形設部7を有する筒状部6と、その外方に筒状部
8が同心円状に設けられ、またねじ軸部分20段差を有
する端面には凹溝9が周設されると共に、筒状部6の軸
方向には高圧酸素ガスが通流する可動圧電体収納空所1
0が貫設され、また筒状部6と筒状部8との間の周囲軸
方向には複数の混合ガス導入細孔11が貫設されている
。
そして、空所10の後端寄りは、後向きの傾斜段部12
からL形設部7に連らなる内方に突出した部分13によ
ってやや狭くなっている。
からL形設部7に連らなる内方に突出した部分13によ
ってやや狭くなっている。
締付ナツト14を介してアダプター1と同軸状に連結さ
れた筒体15は黄銅等の金属から成り、その後端開口縁
にはっは部16が設けられると共に、前端の開口内周縁
には内向きの突縁部17が設けられ、そしてこの突縁部
17がスパーキングポイントとなっている。
れた筒体15は黄銅等の金属から成り、その後端開口縁
にはっは部16が設けられると共に、前端の開口内周縁
には内向きの突縁部17が設けられ、そしてこの突縁部
17がスパーキングポイントとなっている。
アダプター1における筒状部6内には磁性体から成るノ
ズル18が嵌着固定されている。
ズル18が嵌着固定されている。
このノズル18は第4図に示すように、その外径が筒状
部6の内径と略同径である部分19と筒状部6のL形設
部7と適合するL形設部20と筒状部6の突出部分13
における内径よりもやや小さい部分21を一体に有し、
その中心を貫通している孔22は高圧酸素ガス通流孔と
なっている。
部6の内径と略同径である部分19と筒状部6のL形設
部7と適合するL形設部20と筒状部6の突出部分13
における内径よりもやや小さい部分21を一体に有し、
その中心を貫通している孔22は高圧酸素ガス通流孔と
なっている。
そして、このノズル18は第1図に示すように、その部
分21を空所10内に臨ませ、段部20を段部7に適合
させて嵌着固定されている。
分21を空所10内に臨ませ、段部20を段部7に適合
させて嵌着固定されている。
アダプター1の空所10内には可動圧電体23がノズル
18のガス通流孔22よりの高圧酸素ガスにより軸方向
に移動可能として配設されているこの可動圧電体23は
第5図から第7図に例示するように、金属製の外ケース
と圧電素子、絶縁体、衝突突子、板ばね、永久磁石から
構成されている。
18のガス通流孔22よりの高圧酸素ガスにより軸方向
に移動可能として配設されているこの可動圧電体23は
第5図から第7図に例示するように、金属製の外ケース
と圧電素子、絶縁体、衝突突子、板ばね、永久磁石から
構成されている。
外ケース24は、全体長さの約3分の2を有し、かつそ
の外径がアダプター1における空所10の内径と略同径
である多角筒状部分25(本実施例では四角筒)と、3
分の1を有し、かつアダプター1における空所10内の
傾斜部分12と適合する傾斜部分26を介して部分25
よりもその外径がやや小径(アダプター1の空所10内
における突出部13の内径と略同径)の円筒状部分27
を一体に有し、多角筒状部分25の中心軸方向には円形
穫穴28が設けられ、また円筒状部分27にも盲穴28
と同軸方向にして、かつ逆向きの盲穴28よりもやや大
径で、ノズル18の部分21の外径と略同径の円形盲穴
29が設けられているそして、この外ケース24の盲穴
28内に単一円柱状の圧電素子30がその底面に設けら
れた金属製敷板31と絶縁体32を介して定置固定され
ている。
の外径がアダプター1における空所10の内径と略同径
である多角筒状部分25(本実施例では四角筒)と、3
分の1を有し、かつアダプター1における空所10内の
傾斜部分12と適合する傾斜部分26を介して部分25
よりもその外径がやや小径(アダプター1の空所10内
における突出部13の内径と略同径)の円筒状部分27
を一体に有し、多角筒状部分25の中心軸方向には円形
穫穴28が設けられ、また円筒状部分27にも盲穴28
と同軸方向にして、かつ逆向きの盲穴28よりもやや大
径で、ノズル18の部分21の外径と略同径の円形盲穴
29が設けられているそして、この外ケース24の盲穴
28内に単一円柱状の圧電素子30がその底面に設けら
れた金属製敷板31と絶縁体32を介して定置固定され
ている。
絶縁体32は、好ましくは刺フッ化エチレン樹脂製であ
って、短い小径部分33と段部34を介して長い大径部
分35を有し、大径部分35の中心軸方向の貫通穴36
内には、圧電素子30がその陰極(−)側′をやや突出
させ、かつ敷板31に圧接せしめた状態で密挿されると
共に、圧電素子30の陽極(+)側には、圧電素子30
と同径の接触つば部38と小径の衝突突子部39を一体
に有する倒T字状の金属製衝突突子37が、そのつば部
38を貫通穴36内の圧電素子30の端面に圧接せしめ
ると共に、突子部39を小径貫通穴40を介してその先
端部をやや外方に突出せしめた状態をもって一体的に固
定され、さらに絶縁体32の小径部分33には、つば状
部ばね41が挿着されると共に、その周縁部42が外ケ
ース24の端面周縁に突設された環状突縁43によりカ
シメ1ヒめされ、以って絶縁体32は外ケース24に一
体的に固定されている。
って、短い小径部分33と段部34を介して長い大径部
分35を有し、大径部分35の中心軸方向の貫通穴36
内には、圧電素子30がその陰極(−)側′をやや突出
させ、かつ敷板31に圧接せしめた状態で密挿されると
共に、圧電素子30の陽極(+)側には、圧電素子30
と同径の接触つば部38と小径の衝突突子部39を一体
に有する倒T字状の金属製衝突突子37が、そのつば部
38を貫通穴36内の圧電素子30の端面に圧接せしめ
ると共に、突子部39を小径貫通穴40を介してその先
端部をやや外方に突出せしめた状態をもって一体的に固
定され、さらに絶縁体32の小径部分33には、つば状
部ばね41が挿着されると共に、その周縁部42が外ケ
ース24の端面周縁に突設された環状突縁43によりカ
シメ1ヒめされ、以って絶縁体32は外ケース24に一
体的に固定されている。
なお、前記敷板31は不可欠部材ではなく、これを省略
し、圧電素子30の陰極(−)側を直接l穴28の底面
に圧接せしめた構成とすることも可能であるが、つば状
部ばね周縁部42に対する環状突縁43のカシメ市めは
自軸手段によってなされるものであるから、この場合に
おける圧電素子30に加わる衝撃を減少させるためには
、敷板31を介装して、この敷板31と衝突突子37と
で圧電素子30に圧縮力を与えて挟着固定することが好
ましい。
し、圧電素子30の陰極(−)側を直接l穴28の底面
に圧接せしめた構成とすることも可能であるが、つば状
部ばね周縁部42に対する環状突縁43のカシメ市めは
自軸手段によってなされるものであるから、この場合に
おける圧電素子30に加わる衝撃を減少させるためには
、敷板31を介装して、この敷板31と衝突突子37と
で圧電素子30に圧縮力を与えて挟着固定することが好
ましい。
外ケース24における円筒状部分27の盲穴29内には
、異方性永久磁石44がやや没した状態で接着剤を介し
て嵌着固定されて℃・る。
、異方性永久磁石44がやや没した状態で接着剤を介し
て嵌着固定されて℃・る。
そして、この可動圧電体23は前記したように、アダプ
ター1の空所10内に可動的に配設されると共に、この
可動圧電体23とノズル18との間には永久磁石44に
より吸引力が生じるために、可動圧電体23はノズル1
8に引きつけられて、その永久磁石44がノズル18の
端面に吸着することによってノズル18のガス通流孔2
2が密閉され、本体よりの高圧酸素ガスが溜ってノズル
18のガス通流孔22内のガス圧が高められる。
ター1の空所10内に可動的に配設されると共に、この
可動圧電体23とノズル18との間には永久磁石44に
より吸引力が生じるために、可動圧電体23はノズル1
8に引きつけられて、その永久磁石44がノズル18の
端面に吸着することによってノズル18のガス通流孔2
2が密閉され、本体よりの高圧酸素ガスが溜ってノズル
18のガス通流孔22内のガス圧が高められる。
そして、そのガス圧が永久磁石44の吸着力よりも大き
くなると加圧された高圧酸素ガスが放出されて瞬間的に
可動圧電体23が空所10内の軸方向にとばされ、可動
圧電体23の衝突突子37の突子部39が後述する高圧
酸素ガスノズルの受突子に激突して、可動圧電体23の
圧電素子30に大きな衝撃力が加えられ、高電圧を発生
するようになっている。
くなると加圧された高圧酸素ガスが放出されて瞬間的に
可動圧電体23が空所10内の軸方向にとばされ、可動
圧電体23の衝突突子37の突子部39が後述する高圧
酸素ガスノズルの受突子に激突して、可動圧電体23の
圧電素子30に大きな衝撃力が加えられ、高電圧を発生
するようになっている。
可動圧電体230対向側軸線上には、可動圧電体23が
高圧酸素ガスによって移動せしめられたとき、その衝突
突子37が衝突する受突子を有する高圧酸素ガスノズル
45が配設されている。
高圧酸素ガスによって移動せしめられたとき、その衝突
突子37が衝突する受突子を有する高圧酸素ガスノズル
45が配設されている。
この高圧酸素ガスノズル45は黄銅等の金属から成り、
第8図および第9図を参照すると、つば部46とこれと
一体にして、かつ先端部分がやや細(なった筒体部47
を有すると共に、その中心軸方向には高圧酸素ガス通流
孔48が貫設され、またつば部46の後端面中央部位に
は、高圧酸素ガス通流孔48の一部を左右対称形に開口
させた状態をもって横断面矩形状の受突子49が一体に
突設されると共に、つば部46の端面周縁には、アダプ
ター1の混合ガス導入細孔11と連通する複数の混合ガ
ス通流孔50が筒体部47との基部にかげ外方に開口し
て貫設され、さらに筒体部47の先端部分の外周軸方向
には等間隔で多数のスリット51が設けられている。そ
して、この高圧酸素ガスノズル45は、その受突子49
0部分をアダプター1の空所10内に臨ませると共に、
スパーキングポイントである筒体部先端52を筒体15
の突縁部17よりもやや後方に位置させ、筒体15の内
周壁との間には混合ガス通路53を形成して同軸状に配
設され、さらに高圧酸素ガスノズル45のつば部46の
後端面とアダプター1のそれとの対接面間には、アダプ
タ1の混合ガス導入細孔11と高圧酸素ガスノズル45
の混合ガス通流孔50との適合孔55を有する絶縁体5
4がその突出周縁部56がアダプター1の凹溝9内に嵌
合されることによって固定的に設げられて、アダプター
1と高圧酸素ガスノズル45は電気的に絶縁され、また
高圧酸素ガスノズル45のつば部46の外周と筒体15
のつば部16および締付ナツト14との間には絶縁体5
7が配設されると共に、高圧酸素ガスノズル45の筒体
部47の先端部分と筒体15との間には、その先端を突
縁部17の段部に当接せしめてセラミック等の絶縁体5
8が介装されて、高圧酸素ガスノズル45と筒体15は
電気的に絶縁され、筒体15と高圧酸素ガスノズル45
がそれぞれ放電電極としてそのスパーキングポイント1
7.52間で火花放電が生じるようになっている。
第8図および第9図を参照すると、つば部46とこれと
一体にして、かつ先端部分がやや細(なった筒体部47
を有すると共に、その中心軸方向には高圧酸素ガス通流
孔48が貫設され、またつば部46の後端面中央部位に
は、高圧酸素ガス通流孔48の一部を左右対称形に開口
させた状態をもって横断面矩形状の受突子49が一体に
突設されると共に、つば部46の端面周縁には、アダプ
ター1の混合ガス導入細孔11と連通する複数の混合ガ
ス通流孔50が筒体部47との基部にかげ外方に開口し
て貫設され、さらに筒体部47の先端部分の外周軸方向
には等間隔で多数のスリット51が設けられている。そ
して、この高圧酸素ガスノズル45は、その受突子49
0部分をアダプター1の空所10内に臨ませると共に、
スパーキングポイントである筒体部先端52を筒体15
の突縁部17よりもやや後方に位置させ、筒体15の内
周壁との間には混合ガス通路53を形成して同軸状に配
設され、さらに高圧酸素ガスノズル45のつば部46の
後端面とアダプター1のそれとの対接面間には、アダプ
タ1の混合ガス導入細孔11と高圧酸素ガスノズル45
の混合ガス通流孔50との適合孔55を有する絶縁体5
4がその突出周縁部56がアダプター1の凹溝9内に嵌
合されることによって固定的に設げられて、アダプター
1と高圧酸素ガスノズル45は電気的に絶縁され、また
高圧酸素ガスノズル45のつば部46の外周と筒体15
のつば部16および締付ナツト14との間には絶縁体5
7が配設されると共に、高圧酸素ガスノズル45の筒体
部47の先端部分と筒体15との間には、その先端を突
縁部17の段部に当接せしめてセラミック等の絶縁体5
8が介装されて、高圧酸素ガスノズル45と筒体15は
電気的に絶縁され、筒体15と高圧酸素ガスノズル45
がそれぞれ放電電極としてそのスパーキングポイント1
7.52間で火花放電が生じるようになっている。
第1図において、数字59によって示されたコイルスプ
リングは、アダプター1の空所10内における可動圧電
体23と絶縁体54との間に介装され、可動圧電体23
を自己復帰させるだめのスプリングである。
リングは、アダプター1の空所10内における可動圧電
体23と絶縁体54との間に介装され、可動圧電体23
を自己復帰させるだめのスプリングである。
(作 用)
次に、以上の構成に係る火口の動作を説明する本火口は
そのアダプター1をガスバーナ一本体ねじ部Aにねじ着
して使用するものである。先ず、本体の弁(図示しない
)が閉じられてガスが供給されていない第1図に示す状
態から、本体の弁が開かれて高圧酸素ガスと混合ガスが
供給されると、高圧酸素ガスはノズル18の通流孔22
内に供給されてそのガス圧力が高くなると共に、その圧
力がノズル18と可動圧電体23との間に作用している
吸引力を越えると加圧された高圧酸素ガスが放出されて
瞬間的に可動圧電体23が空所10内の軸方向にスプリ
ング590弾力に抗してとばされ、可動圧電体23の衝
突突子37の突子部39が高圧酸素ガスノズル45の受
突子49に激突せしめられる。この状態は第10図に示
されている1、 なお、可動圧電体23における円筒状部分27の外径は
、アダプター空所10内における突出部・分13の内径
と略同径であるために、突出部分13の内周壁と密接し
、また円筒状部分27のi穴29の内径はノズル18の
部分21の外径と略同径を有するために、部分21の周
端面と永久磁石44が密着しており、ノズル18の通流
孔22内での加圧酸素ガスが漏出することなく磁石44
の全面に効果的に作用して、高圧酸素ガスノズル45の
受突子49に対する強い衝撃力が得られる。
そのアダプター1をガスバーナ一本体ねじ部Aにねじ着
して使用するものである。先ず、本体の弁(図示しない
)が閉じられてガスが供給されていない第1図に示す状
態から、本体の弁が開かれて高圧酸素ガスと混合ガスが
供給されると、高圧酸素ガスはノズル18の通流孔22
内に供給されてそのガス圧力が高くなると共に、その圧
力がノズル18と可動圧電体23との間に作用している
吸引力を越えると加圧された高圧酸素ガスが放出されて
瞬間的に可動圧電体23が空所10内の軸方向にスプリ
ング590弾力に抗してとばされ、可動圧電体23の衝
突突子37の突子部39が高圧酸素ガスノズル45の受
突子49に激突せしめられる。この状態は第10図に示
されている1、 なお、可動圧電体23における円筒状部分27の外径は
、アダプター空所10内における突出部・分13の内径
と略同径であるために、突出部分13の内周壁と密接し
、また円筒状部分27のi穴29の内径はノズル18の
部分21の外径と略同径を有するために、部分21の周
端面と永久磁石44が密着しており、ノズル18の通流
孔22内での加圧酸素ガスが漏出することなく磁石44
の全面に効果的に作用して、高圧酸素ガスノズル45の
受突子49に対する強い衝撃力が得られる。
可動圧電体23がとばされると、空所10内の高圧酸素
ガスは、可動圧電体23における多角筒状部分25の空
所内壁面に接した陵線相互間と空所10の内周壁面との
間の空隙部60(第7図参照)を通って高圧酸素ガスノ
ズル45のガス通流孔48から外部へ噴出される。
ガスは、可動圧電体23における多角筒状部分25の空
所内壁面に接した陵線相互間と空所10の内周壁面との
間の空隙部60(第7図参照)を通って高圧酸素ガスノ
ズル45のガス通流孔48から外部へ噴出される。
一方、高圧酸素ガスの外部への噴出と同時に可動圧電体
23の圧電素子30には、その激突による衝撃力によっ
て高電圧が生じ、圧゛亀素子30の一方の電極(+)に
衝突突子37と電気的接続さダブター1および締付ナツ
ト14を介して電気的接続された筒体15のスパーキン
グポイント17との間で火花放電が起る結果、アダプタ
ー1の細孔11−絶縁体54の適合孔55−高圧酸素ガ
スノズル45の通流孔50−一通路53を通ってスリッ
ト51から外方に流出する混合ガスに着火がなされる。
23の圧電素子30には、その激突による衝撃力によっ
て高電圧が生じ、圧゛亀素子30の一方の電極(+)に
衝突突子37と電気的接続さダブター1および締付ナツ
ト14を介して電気的接続された筒体15のスパーキン
グポイント17との間で火花放電が起る結果、アダプタ
ー1の細孔11−絶縁体54の適合孔55−高圧酸素ガ
スノズル45の通流孔50−一通路53を通ってスリッ
ト51から外方に流出する混合ガスに着火がなされる。
放直による着火がなされた後においては、可動圧電体2
3は連続供給される高圧酸素ガスの圧力を受けて衝突状
態を保持し、溶断作業が行われる本体の升が閉じられて
ガスの供給が停止されると、可動圧電体23を押圧して
いた酸素ガスの圧力が消去するので、可動圧電体23は
コイルスプリング59の復帰作用と共にその永久磁石4
4の吸引作用によってノズル18に吸着し、高圧酸素ガ
ス通流孔22を完全に閉塞し、第1図に示される元の状
態に戻る。
3は連続供給される高圧酸素ガスの圧力を受けて衝突状
態を保持し、溶断作業が行われる本体の升が閉じられて
ガスの供給が停止されると、可動圧電体23を押圧して
いた酸素ガスの圧力が消去するので、可動圧電体23は
コイルスプリング59の復帰作用と共にその永久磁石4
4の吸引作用によってノズル18に吸着し、高圧酸素ガ
ス通流孔22を完全に閉塞し、第1図に示される元の状
態に戻る。
(発明の効果)
以上説明したところから明らかなように、本発明によれ
ば、自動着火機構が内蔵されているから、本体ノバルブ
レバーを操作してガスを供給すれば、瞬時にして、かつ
確実安全に着火がなされる結果、溶断等の作業能率を格
段と向上させることができるものである。
ば、自動着火機構が内蔵されているから、本体ノバルブ
レバーを操作してガスを供給すれば、瞬時にして、かつ
確実安全に着火がなされる結果、溶断等の作業能率を格
段と向上させることができるものである。
また構成部品はアダプター、締付ナツト、筒体、ノズル
、可動圧電体、高圧酸素ガスノズル、ス、締付ナツトを
外せば、アダプター、筒体、高圧酸素ガスノズル等の部
品は分離が可能であるから、永い使用によって筒体や高
圧酸素ガスノズル等が消耗した場合等においては、その
消耗部品を新たなそれと交換することができ、きわめて
経済的である。
、可動圧電体、高圧酸素ガスノズル、ス、締付ナツトを
外せば、アダプター、筒体、高圧酸素ガスノズル等の部
品は分離が可能であるから、永い使用によって筒体や高
圧酸素ガスノズル等が消耗した場合等においては、その
消耗部品を新たなそれと交換することができ、きわめて
経済的である。
第1図は本発明に係る火口の一例での一部を省略して示
す縦断面図、第2図は第1図の矢印2方向から見た端面
図、第3図はアダプターの縦断面図、第4図はノズルの
縦断面図、第5図は可動圧電体の拡大縦断面1m、第6
図は第5図の矢印6方向から見た端面図、第7図は第5
図の矢印7方向から見た端面図、第8図は高圧酸素ガス
ノズルの縦断面図、第9図は第8図の矢印9方向から見
た端面図、第10図は動作状態を示す縦断面図である1
、−拳・アダプター 10・・・可動圧電体収納空所 11・・・混合ガス尋人細孔 14・・・締付ナツト 15・・・筒体 17−9ψスパーキングポイント 18・拳・ノズル 22・・・高圧酸素ガス通流孔 23・・・可動圧電体 24・・・外ケース 25・・・多角筒状部分 27・・・円筒状部分 28.29・・・1穴 30命拳・圧電素子 32・・・絶縁体 37・・・衝突突子 41Φ・・つば状部ばね 42・・・周縁部 43・・・環状突縁 44・・・永久磁石 45・・會高圧酸素ガスノズル 46・・φつば部 48・・・高圧酸素ガス通流孔 49・・・受突子 50・・・混合ガスノITI流孔 51・・・スリット 52・・・スパーキングポイント 53・・・混合ガス通路 54・・・絶縁体 55・Φ・孔 57.58・・・絶縁体 59・・・コイルスフリング 特許出願人 加 川 清 二 第3図 1 第6図 に:)U
す縦断面図、第2図は第1図の矢印2方向から見た端面
図、第3図はアダプターの縦断面図、第4図はノズルの
縦断面図、第5図は可動圧電体の拡大縦断面1m、第6
図は第5図の矢印6方向から見た端面図、第7図は第5
図の矢印7方向から見た端面図、第8図は高圧酸素ガス
ノズルの縦断面図、第9図は第8図の矢印9方向から見
た端面図、第10図は動作状態を示す縦断面図である1
、−拳・アダプター 10・・・可動圧電体収納空所 11・・・混合ガス尋人細孔 14・・・締付ナツト 15・・・筒体 17−9ψスパーキングポイント 18・拳・ノズル 22・・・高圧酸素ガス通流孔 23・・・可動圧電体 24・・・外ケース 25・・・多角筒状部分 27・・・円筒状部分 28.29・・・1穴 30命拳・圧電素子 32・・・絶縁体 37・・・衝突突子 41Φ・・つば状部ばね 42・・・周縁部 43・・・環状突縁 44・・・永久磁石 45・・會高圧酸素ガスノズル 46・・φつば部 48・・・高圧酸素ガス通流孔 49・・・受突子 50・・・混合ガスノITI流孔 51・・・スリット 52・・・スパーキングポイント 53・・・混合ガス通路 54・・・絶縁体 55・Φ・孔 57.58・・・絶縁体 59・・・コイルスフリング 特許出願人 加 川 清 二 第3図 1 第6図 に:)U
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中心軸方向に高圧酸素ガスが通流する可動圧電体収
納空所を有し、かつこの空所の周囲軸方向に複数の混合
ガス導入細孔を有するアダプターと、このアダプターと
締付ナツトを介して同軸状に連結された筒体と、前記ア
ダプターの可動圧電体収納空所にして、高圧酸素ガスの
流入側に、その先端部分を空所内に臨ませて固着された
磁性体から成るノズルと、軸方向に一穴を有する多角筒
状部分と盲穴と同軸方向にして、かつ逆向きに大径の盲
穴を有するやや小径の円筒状部分が一体形成された外ケ
ースの多角筒状部分の盲穴内に、絶縁体を介して圧電素
子と端部を突出させた衝突突子が定置固定され、さらに
外ケースより突出している絶縁体部分にはっは状部ばね
が挿着されて、その周縁部が外ケース端面周縁に突設さ
れた環状突縁によりカシメ止めされて絶縁体が外ケース
に固定されると共に、円筒状部分の盲穴内には永久磁石
がやや没した状態で嵌着固定されて全体が構成され、前
記アダプターの空所内に、その磁石側が前記ノズル側に
位置し、かつノズルからの高圧酸素ガスにより軸方向に
可動自在として配設された可動圧電体と、後端大径部分
の中央部位に、前記可動圧電体が可動せしめられたとき
にその衝突突子が衝突する突出した受突子を有し、中心
軸方向には前記ノズルからの高圧酸素ガスが通流する高
圧酸素ガス通流孔を有すると共に、前端部外周軸方向に
は多数のストリットを有し、また後端大径部分の周囲軸
方向には前記アダプターの混合ガス導入細孔からの混合
ガスが通流する複数の細孔を有し、前記筒体の内周壁と
の間に混合ガス通路が形成され、かつ前記スリット部分
と後端大径部分においてそれぞれ絶縁体を介して筒体と
゛電気的に絶縁されて同心状に定置固定され、さらに後
端大径部分の後端面において混合ガス通流孔を有する絶
縁体を介してアダプターと電気的に絶縁されて定置固定
された高圧酸素ガスノズルとを備え、高圧酸素ガスによ
る可動圧電体の可動を介し、その衝突突子が高圧酸素ガ
スノズルの受突子と衝突して圧電素子に衝撃力が加わっ
て高電圧を発生させると同時に筒体と高圧酸素ガスノズ
ルのスパーキングポインとの間で火花放電を発生させて
瞬時に混合ガスに着火がなされる構成を特徴とする自動
着火機構内蔵の火口。 λ 前記可動圧電体と前記混合ガス通流孔を有する絶縁
体との間に、可動圧電体を自己復帰させるためのスプリ
ングが介装されている特許請求の範囲第1項記載の自動
着火機構内蔵の火口。 & 前記高圧酸素ガスノズルの受突子が横断面矩形状で
ある特許請求の範囲第1項記載の自動着火機構内蔵の火
口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10011584A JPS60243418A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | 自動着火機構内蔵の火口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10011584A JPS60243418A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | 自動着火機構内蔵の火口 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60243418A true JPS60243418A (ja) | 1985-12-03 |
JPS6252207B2 JPS6252207B2 (ja) | 1987-11-04 |
Family
ID=14265362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10011584A Granted JPS60243418A (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | 自動着火機構内蔵の火口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60243418A (ja) |
-
1984
- 1984-05-18 JP JP10011584A patent/JPS60243418A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6252207B2 (ja) | 1987-11-04 |
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