JPS60243298A - 電着塗装性及び耐食性に優れたメツキ鋼板 - Google Patents
電着塗装性及び耐食性に優れたメツキ鋼板Info
- Publication number
- JPS60243298A JPS60243298A JP9758084A JP9758084A JPS60243298A JP S60243298 A JPS60243298 A JP S60243298A JP 9758084 A JP9758084 A JP 9758084A JP 9758084 A JP9758084 A JP 9758084A JP S60243298 A JPS60243298 A JP S60243298A
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- JP
- Japan
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- corrosion resistance
- steel sheet
- layer
- coating
- plated
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- Pending
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、カチオン電着塗装によって欠陥なく光沢ある
塗膜が得られ、しかも、塗装後の耐食性も優れた、特に
自動車用として好適なメッキ鋼板に関するものである。
塗膜が得られ、しかも、塗装後の耐食性も優れた、特に
自動車用として好適なメッキ鋼板に関するものである。
(従来技術と問題点)
自動車車体の耐食性向上のため、Znを主成分とする合
金電気メツキ鋼板が種々検討され、特に。
金電気メツキ鋼板が種々検討され、特に。
最近では、自動車用外装パネル(ボンネット、ドア等)
の外観錆対策として、パネル外面側にもメッキを施した
両面メッキ鋼板が使用されてきた。 しかし、Zn系合
金メッキ鋼板は、純Znメッキ鋼板や冷延鋼板に比べて
、カチオン電着塗装時に、クレータ−と呼ばれる塗膜欠
陥を発生し易く、塗装後の外観や耐食性を劣化させる欠
点があった。 そこで、その解決法として、鋼板の外層
としテFe系連続被′rN層又はZn40wt’X以下
のFe −Zn系連続被覆層を設けてクレータ−の発生
を防1卜する方法が提案されたが(特開昭58−133
488、特開昭58−142885) 、 Fe系被覆
層、Fe−Zn系被覆層ともに、自動車用外層パネルと
して用いた場合、飛石部等の塗膜損傷を生じた場合、上
層メ・ンキ層が電位が高いため下層メッキの腐食が進み
、下層メッキ単独の場合よりも赤錆発生が速く、充分な
耐食性を有するものとは言えなかった。
の外観錆対策として、パネル外面側にもメッキを施した
両面メッキ鋼板が使用されてきた。 しかし、Zn系合
金メッキ鋼板は、純Znメッキ鋼板や冷延鋼板に比べて
、カチオン電着塗装時に、クレータ−と呼ばれる塗膜欠
陥を発生し易く、塗装後の外観や耐食性を劣化させる欠
点があった。 そこで、その解決法として、鋼板の外層
としテFe系連続被′rN層又はZn40wt’X以下
のFe −Zn系連続被覆層を設けてクレータ−の発生
を防1卜する方法が提案されたが(特開昭58−133
488、特開昭58−142885) 、 Fe系被覆
層、Fe−Zn系被覆層ともに、自動車用外層パネルと
して用いた場合、飛石部等の塗膜損傷を生じた場合、上
層メ・ンキ層が電位が高いため下層メッキの腐食が進み
、下層メッキ単独の場合よりも赤錆発生が速く、充分な
耐食性を有するものとは言えなかった。
(発明の目的)
本発明者らは、上記従来技術の問題点を改善すベ〈研究
した結果、Znを主成分とする合金メッキ層の上に、特
定量の純Znメッキを施すことによって、電着塗装膜の
クセ−ターの発生を防止す゛ると共に、′塗装後の耐食
性も改善されることを見い出しt本発明を完成したもの
である。
した結果、Znを主成分とする合金メッキ層の上に、特
定量の純Znメッキを施すことによって、電着塗装膜の
クセ−ターの発生を防止す゛ると共に、′塗装後の耐食
性も改善されることを見い出しt本発明を完成したもの
である。
(発明の構成)
本発明の要旨は、鋼板表面に、下層としてZnを主成分
とする合金メッキ層を有し、−上層として、付着量0.
1〜5g/m’のZnメッキ層を有する2層メッキ鋼板
にある。
とする合金メッキ層を有し、−上層として、付着量0.
1〜5g/m’のZnメッキ層を有する2層メッキ鋼板
にある。
本発明の上層が2”・下層が2°合金からなるす゛・キ
鋼板は、クレータ−の発生が少く、外観の良好な電着塗
膜が得られる詐りでなく、電着塗装膜が傷を受けた場合
でも、上層が下層に比して電気的に卑で犠牲防食作用を
有し適当な厚みのZnの腐食生成物層を形成して、下層
の合金メッキ層を保護するので、Zn系合金メッキ単層
やこの上層にFe系被覆を施した場合に比べ、耐食性も
優れている。
鋼板は、クレータ−の発生が少く、外観の良好な電着塗
膜が得られる詐りでなく、電着塗装膜が傷を受けた場合
でも、上層が下層に比して電気的に卑で犠牲防食作用を
有し適当な厚みのZnの腐食生成物層を形成して、下層
の合金メッキ層を保護するので、Zn系合金メッキ単層
やこの上層にFe系被覆を施した場合に比べ、耐食性も
優れている。
下層のZn系合金メ・ンキとしては、例えば、Zn −
Ni(NilO−IEf%)、Zn−N1−C:o(N
i7% 、 Goo、5%)、Zn−Co−Cr(C:
o2X 、Cr0.3%) 、 Zn −Fe(Fe2
0%)、Zn−N1−Fe(NilO$、 Fe5%)
等があり、メッキ付着甲としては、20〜70g /r
n’が自動車用表面処理鋼板として適当である。
Ni(NilO−IEf%)、Zn−N1−C:o(N
i7% 、 Goo、5%)、Zn−Co−Cr(C:
o2X 、Cr0.3%) 、 Zn −Fe(Fe2
0%)、Zn−N1−Fe(NilO$、 Fe5%)
等があり、メッキ付着甲としては、20〜70g /r
n’が自動車用表面処理鋼板として適当である。
上層のZr+メッキ付着量としては、0.1〜5g/
m’が適当で、0.1g/”rn’以下ではクレータ−
防lヒ効果が無く、5g/rn’を越えると、Zn層の
腐食量が多くなり、塗nり面にブリスターを生じ塗装後
耐食性が低下する。
m’が適当で、0.1g/”rn’以下ではクレータ−
防lヒ効果が無く、5g/rn’を越えると、Zn層の
腐食量が多くなり、塗nり面にブリスターを生じ塗装後
耐食性が低下する。
次に、本発明を実施例によ2て説明する。
(実施例)
通常の冷延鋼板に、硫酸塩浴を用いて、下層としてZn
−Ni、Zn−Ni−Co、Zn−Ni−Fe、 Zn
−Co −Cr、 Zn−Fe等の合金電気メッキを施
こし、次いでその上に1種々のメッキ付着量の電気Zn
メッキを施した。同時に、比較材として、純Znメッキ
のみを施したもの、下層が合金Znメッキで、上層がF
e又はFe−Znメッキのもの等を用意した。
−Ni、Zn−Ni−Co、Zn−Ni−Fe、 Zn
−Co −Cr、 Zn−Fe等の合金電気メッキを施
こし、次いでその上に1種々のメッキ付着量の電気Zn
メッキを施した。同時に、比較材として、純Znメッキ
のみを施したもの、下層が合金Znメッキで、上層がF
e又はFe−Znメッキのもの等を用意した。
これ等の供試材を第1表に示す条件で化成処理した後、
さらに第2表の電着条件でカチオン電着塗装を行ない、
焼付後のクレータ−発生数を測定した。
さらに第2表の電着条件でカチオン電着塗装を行ない、
焼付後のクレータ−発生数を測定した。
゛市、iY+塗装の評価は、試料1drn’当りの径0
.1mm以上のクレータ−数を目視で測定して「クレー
タ−件;度」として評価した。
.1mm以上のクレータ−数を目視で測定して「クレー
タ−件;度」として評価した。
電着塗装後の耐食性については、第2表の条件で電着塗
装を行った試験片にスクライブを入れた後、塩水噴霧試
験にかけ、300時間後の腐食状況について、 (〜スクライブからの赤錆発生状況及び塗膜フクレIl
](mm) Iψスクライブ以外のブリ゛スター発生状況を測定した
。
装を行った試験片にスクライブを入れた後、塩水噴霧試
験にかけ、300時間後の腐食状況について、 (〜スクライブからの赤錆発生状況及び塗膜フクレIl
](mm) Iψスクライブ以外のブリ゛スター発生状況を測定した
。
これらの結果を、一括して第3表に示す。表中、No1
−No8は本発明の具体例、No9〜No22は比較材
である。No9〜No12は、上層メッキ量が本発明と
異なるもの、No13〜No1Bは、」一層Znメッキ
の無いもの、No1llは純Znメッキのみ、No20
〜No22は、−上層がFe又はFe−Znメッキのも
のである。N。
−No8は本発明の具体例、No9〜No22は比較材
である。No9〜No12は、上層メッキ量が本発明と
異なるもの、No13〜No1Bは、」一層Znメッキ
の無いもの、No1llは純Znメッキのみ、No20
〜No22は、−上層がFe又はFe−Znメッキのも
のである。N。
13〜N018の合金メッキは、塗装後耐食性に優れて
いるがクレータ−発生が多い、 No20〜N022の
ように上層にFe又はFe−Znメッキを施すと、クレ
ータ−発生は抑えられるが、スクライブからの赤錆発生
が多くなる。No19の純Znメッキは、クレータ−密
度は非常に小さいが、塗装後ブリスターが発生し易く、
スクライブからの塗膜ふくれ巾も大きい。 これに対し
て、Nol〜No8のように、合金Znメンキの上に付
着量0,1〜5g/m’のZnメッキを施した本発明の
具体例では、耐食性を損なうことなく、同時に、クレー
タ−発生をも抑えることかできる。
いるがクレータ−発生が多い、 No20〜N022の
ように上層にFe又はFe−Znメッキを施すと、クレ
ータ−発生は抑えられるが、スクライブからの赤錆発生
が多くなる。No19の純Znメッキは、クレータ−密
度は非常に小さいが、塗装後ブリスターが発生し易く、
スクライブからの塗膜ふくれ巾も大きい。 これに対し
て、Nol〜No8のように、合金Znメンキの上に付
着量0,1〜5g/m’のZnメッキを施した本発明の
具体例では、耐食性を損なうことなく、同時に、クレー
タ−発生をも抑えることかできる。
」一層のZnメッキ付着量は、No9 、 Na1l(
7)ように、0.1g/rn’以下では、クレータ−防
止効果が充分でなく、一方、5g/ rn’以上では、
Nol0. No12(7)ように、クレータ−は少い
が、No19と同様に、塗装後嗣食性に劣る。
7)ように、0.1g/rn’以下では、クレータ−防
止効果が充分でなく、一方、5g/ rn’以上では、
Nol0. No12(7)ように、クレータ−は少い
が、No19と同様に、塗装後嗣食性に劣る。
(発明の効果)
本発明のメッキ鋼板は、表3から明らかなように、特に
自動車用鋼板として好適な、電着塗装性及び塗装後嗣食
性を有している。
自動車用鋼板として好適な、電着塗装性及び塗装後嗣食
性を有している。
代理人 弁理士 佐々木 俊哲
Claims (1)
- 鋼板表面に、znを主成分とする下層合金メッキ層と、
付着楢o 、 1〜5 g / m’の上層Znメッキ
層とを有することを特徴とする電着塗装性及び耐食性に
優れたメッキ鋼板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9758084A JPS60243298A (ja) | 1984-05-17 | 1984-05-17 | 電着塗装性及び耐食性に優れたメツキ鋼板 |
US06/734,134 US4659631A (en) | 1984-05-17 | 1985-05-15 | Corrosion resistant duplex plated sheet steel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9758084A JPS60243298A (ja) | 1984-05-17 | 1984-05-17 | 電着塗装性及び耐食性に優れたメツキ鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60243298A true JPS60243298A (ja) | 1985-12-03 |
Family
ID=14196178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9758084A Pending JPS60243298A (ja) | 1984-05-17 | 1984-05-17 | 電着塗装性及び耐食性に優れたメツキ鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60243298A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04193981A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-14 | Shinko Kosen Kogyo Kk | 耐銹性と加工性を備えた鋼線 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51112437A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-04 | Nippon Kokan Kk | Electrogalvanized steel plate having excellent net corrosion resistance and property to be treated and method of fabricating the same |
JPS51112436A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-04 | Nippon Kokan Kk | Electrogalvanized steel plate having excellent net corrosion resistance and property to be treated and method of fabricating the same |
-
1984
- 1984-05-17 JP JP9758084A patent/JPS60243298A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51112437A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-04 | Nippon Kokan Kk | Electrogalvanized steel plate having excellent net corrosion resistance and property to be treated and method of fabricating the same |
JPS51112436A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-04 | Nippon Kokan Kk | Electrogalvanized steel plate having excellent net corrosion resistance and property to be treated and method of fabricating the same |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04193981A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-14 | Shinko Kosen Kogyo Kk | 耐銹性と加工性を備えた鋼線 |
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