JPS60243015A - 塩酸ニカルジピンの外用剤 - Google Patents

塩酸ニカルジピンの外用剤

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JPS60243015A
JPS60243015A JP9937184A JP9937184A JPS60243015A JP S60243015 A JPS60243015 A JP S60243015A JP 9937184 A JP9937184 A JP 9937184A JP 9937184 A JP9937184 A JP 9937184A JP S60243015 A JPS60243015 A JP S60243015A
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JP
Japan
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fatty acid
nicardipine hydrochloride
propylene glycol
urea
external
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Pending
Application number
JP9937184A
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English (en)
Inventor
Yu Konno
今野 祐
Hiromitsu Kawada
川田 裕溢
Masayoshi Ariga
有賀 政義
Takashi Sonobe
尚 園部
Mitsuo Mitomi
三富 光男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塩竣ニカルジピンを含有する外用剤に関する。
さらに詳しくは2本発明は、中級脂肪酸グリセリド、尿
素類およびグロビレングリコールからなる混合液に塩酸
ニカルジピンを溶解または懸濁した液を外用剤基剤に配
合したことを特徴とする塩酸ニカルジピン外用剤に関す
る。
(発明が解決しようとする問題点) 近年ニトログリセリン、スコポラミン、硝酸イソソルビ
トール等の薬物の経皮投与による全身治療が試みられて
いる。この経皮投与は投薬の簡便さ、効力の持続性、副
作用の発現の軽減。
肝臓内−次通過効果による不活性化を回避し易い等の利
点を有し、今後さらに応用開発が期待できる投与方法の
一つである。
塩酸ニカルジピンは脳血管拡張作用、冠血管拡張作用お
よび血圧降下作用を併せ持った有用な化合物であるが、
これらの薬理作用を考慮するとき経皮投与は極めて有効
な投力方法になりうる。しかし、塩酸ニカルジピンは、
ニトログリセリン等と異なり、それ自体経皮吸収性にと
ぼしく、既存の外用剤に適用される手法をそのまま適用
しても、有効な外用剤が得られな℃・0一般に動物の表
皮組織は異物の侵入を阻止するバリヤー機構なそなえて
いるため、薬物の経皮吸収は、その薬物固有の性質に依
存することが犬であり、さらに薬剤、基剤、皮膚の三者
間の相互作用によって定まることからきわめて複雑であ
る。このことから、経皮吸収性にとぼしい薬物の経皮吸
収を促進するための製剤上の工夫を異なる薬物の製剤技
術から予測することはきわめて困難である。
(問題点を解決するための手段) このような状況のもとで1本発明者等は塩酸ニカルジピ
ンの外用剤の開発に着手し2種々検討を重ねた結果、中
級脂肪酸グリセリド、尿素類およびプロピレングリコー
ルからなる混合液に塩酸ニカルジピンを溶解または懸濁
した液を外用剤基剤に配合してなる外用剤が塩酸ニカル
ジピンの経皮吸収にすぐれていることを見出し本発明を
完成した。
本発明で使用する中級脂肪酸グリセリドとしては、グリ
セリンと炭素数6〜12の脂肪酸とのモノまたはジエス
テルである。好適なものとしては、カプロン酸モノ−お
よびジ−グリセリド。
カプリル酸モノ−およびジ−グリセリド、カプリン酸モ
ノ−およびジグリセリド、ラウリン酸モノ−およびジ−
グリセリドが使用される。これらは単独で用(・でもよ
く、また、2種以上混合して用いてもよい。たとえば、
カプリル酸モノーグリセリド54.3%と同ジ−グリセ
リド37%を含有する混合物は゛ニノコールMGK”′
 なる商品名(日光ケミカルズ社)で、また、カプリル
酸モノーグリセリド85%以上を含有するものは“′ザ
ンソフ)A700p−2”なる商品名(太陽化学)で市
販されており1本発明ではこれらの市販品をそのまま使
用できる。本発明の外用剤における中級脂肪酸グリセリ
ドの配合量は、0.5〜20 w/w%の範囲内である
が、好適には1〜15w/w%である。
また2本発明で用いる尿素類とは、尿素、チオ尿素もし
くはそれらの低級アルキル誘導体例エバエチル尿素、1
.】−ジメチル尿素、1.1−る。尿素類は通常水に溶
解または懸濁して用いられる。尿素類の配合比は外用剤
中03〜30 w/w%、好ましくは1〜10 w/w
%である。
つぎに、プロピレングリコールは外用剤中05〜15w
/w%、好ましくは1〜10 w/w%配合される。プ
ロピレングリコールは、塩酸ニカルジピンの溶解増大作
用があるほか、保湿作用、防腐作用などに加えて経皮吸
収を促進する機能をも有している。
ユれらの西乙合戊#(j7 田−r6を良’tし74史
用される。
上記の配合成分は、夫々単独では塩酸ニカルジピンの溶
解度が低いにも拘らず(たとえばMGKは1.36 w
/w%、プロピレングリコールは20W//W%、50
%尿素水溶液は3.24W/W%である)、混合成分系
とすることにより溶解度を増大させることができ。
この溶液を外用剤基剤中に分散させることにより良好な
経皮吸収結果を得ることができる。
また、これらの配合成分は、各成分の配合割合により、
均一に混合しない不均一領域が存在するが、塩酸ニカル
ジピンをこれらの不均一領域成分中に添加させることに
より、予想外に均一な塩酸調整および経皮吸収に対して
好結果を与える。
つぎに、塩酸ニカルジピンに対する混合溶媒の使用量は
、塩酸ニカルジピンが均一に溶解または懸濁し、また、
外用剤基剤に配合した場合、外用剤の形態を維持できる
量であれば特に制限はない。
混合溶媒の使用量は、基剤の種類、他の配合成分に応じ
て異なるが、塩酸ニカルジピンの濃度が通常1〜20′
w/W%となる様に調節するのが適当である。
や 本発明の外用剤には、安定性がpHを確保するために適
宜補助成分を添加することができる。
塩酸二・カルシピンを基剤に均一に分散させるために乳
化剤を配合してもよし・。乳化剤としては。
グリセリン脂肪酸エステルたとえばグリセリルモノステ
アレート(二ノコールMGS B (商品名9日光ケミ
カルズ社製)))、ポリグリセリン脂肪酸エステルにノ
コールDecaglyn (商品名)2日光ケミカルズ
社製)、ポリオキシエチレン ノルビタンモノステアレ
ー) (Tween60 (花王アトラス社製)))。
7 /l/ ヒタン脂肪酸エステルたとえばソルビタン
モノステアレート(スパン−60(商品名、花王アトラ
ス社))、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体にノ
コールHCO−60((商品名))ポリオキシエチレン
モノラウレート(二ノコールMYL−10) 。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(二ノコール B
L−9EX)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ン共重合体(プルロニック F68(旭電化工業■社製
))等の非イオン性界面活性剤を用いることができる。
乳化剤の使用量は、05〜10w/W%が適当である。
また、その他補助成分として。
外用剤のpHを調整し、あるいは緩衝作用を与えるため
、乳酸などを添加することもできる。
本発明で用いられる基剤としては、外用剤に使用される
ものであれば特に制限はないが9通常白色ワセリン、プ
ラスチベース、シリコンオイル等の油性基剤が好適であ
る。基剤および配合成分を適切に選択することにより、
常法によって、軟膏剤、クリーム剤、テープ剤、パッチ
剤、パップ剤等の外用剤とすることができる。
本発明の外用剤の調製は9例えば軟膏の場合。
通常の調製法に従い、塩酸ニカルジピンを中級脂脂酸モ
ノグリセリドまたはジグリセリドと尿素類およびプロピ
レングリコールとの混合液に溶解し、これを、別に軟膏
剤と乳化剤とを混合し約6000で溶融径室温に冷却し
たものに徐々に加え均一になるまで充分に練合すること
によって行われる。
この際、防腐剤(パラベンなど)、保湿剤(グリセリン
など)、懸濁化剤(無水ケイ酸(商品名:アエロジル)
など)などを配合してもよい。
(発明の効果) つぎに2本外用剤についての経皮吸収試験及びその結果
を示す。
モルモット経皮吸収実験 試験前に背部を電気バリカン及び脱毛クリームで剪毛処
理したモルモット(体重約400g )を用い、後記実
施例1.2.3及び4で得られた軟膏夫々につき約1g
をプラスチック容器(面積約10 cm2)中に秤量し
2モルモット皮膚に貼付し、その上をパラフィルムで覆
い、ガムテープで固定した。軟膏投与5時間後に採血し
、塩酸ニカルジピンの血中濃度を樋口等の方法〔ジャー
ナル、オブ、クロマトグラフィー (J、@hroma
togr、)、 110.301 (1975) :]
に従って測定した。
結果 ※ 比較例で用いた軟膏は、白色ワセリ7186.4g
、MGS−11(=7:r−ル)91gを約60℃で融
解し、ライカイ機に移し、これに塩酸ニカルジピン45
gを直接添加して良く練合して得られた軟膏である。
(実施例) 実施例1 白色ワセリ” 14 B−5g −ニア コールMGS
 B 9.0 gを約60℃で融解し、ライカイ機に移
す。
塩酸ニカルジピン4.5 g ヲニソコールMGK 1
1 g+尿素9.0 g 、精製水9.0gおよびプロ
ピレングリコール9.0g混合液に溶解させ、攪拌下体
々に添加、練合し軟膏を得た。
実施例2 = ノコ−k MGK 11gす7ソ7ト*7oop−
2(太陽化学制)11gに代える以外は、実施例1と同
様の処方で、実施例1と同様にして軟膏を得た。
実施例3 ニソコールMGK l1gをニソコ−/l/ MGK 
5.QgとニソコールHCO−605,0gの混合物に
代える以外は実施例1と同様の処方で実施例1と同様に
して軟膏を得た。
実施例4 白色 ワセリン158.3g 、 二:y −1−k 
、MGS −B9.0gを約60℃で融解し、ライカイ
機に移す。
塩酸二カルシヒン4.5gヲニンコーiv MGK 1
1 L尿素4.8g、精製水3.2 g 、プロピレン
グリコール8.2 gおよび乳酸1.0 g混合液に溶
解させ、攪拌下体々に添加、練合し、軟膏を得た。
弐 手 続 補 正 書 (自発) 1、事件の表示 昭和59年特許願第99371号 2、発明の名称 塩酸ニカルジピンの外用剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋本町2丁目5番地1名 称
 (667)山之内製薬株式会社代表者 森 岡 茂 
2夫 4代理人 住 所 〒174東京都板橋区小豆沢1丁目1番8号5
 補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」の欄 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6 補正の内容 (1)「特許請求の範囲」の欄を別紙の通り補正する。
(2) 明細書第2頁4行および第3頁下から4行の[
外用剤基剤に配合Jを夫々「外用剤形態と」に補正する
(3) 明細書第8頁6〜下から2行の「本発明で用い
られる・−・・・・・行われる。Jを以下の通り補正す
る。
「本発明の外用剤の調製は1例えば軟膏の場合2通常の
調製法により行5ことができるぞすなわち、塩酸ニカル
ジピンを中級脂肪酸モノグリセリドまたは。
ジグリセリドと尿素類およびプロピレングリコールとの
混合液に溶解し、これを、別に軟膏基剤と乳化剤とを混
合し約60℃で溶融後室温恍冷却したものに徐々に加え
均一になるまで充分に練合する。軟膏の調製に使用され
る軟膏基剤としては、白色ワセリン、プラスチベース、
シリコンオイル等の油性基剤が好適である。
つぎに、貼付剤を調製するには、以下の如く行う。
すなわち、中級脂肪酸モノグリセリドまたはジグリセリ
ド、プロピレングリコールおよび尿素類の水溶液からな
る溶液に塩酸ニカルジピンを溶解または懸濁した液を担
持体、たとえば不織布2紙、布、プラスチックフィルム
又はシートなどに含浸させるか。
またはゲル状にして柔軟な金属箔に塗布、展延し。
必要により粘着層を配置することにより貼付剤とする。
」 (別 紙) 特許請求の範囲 (11中級脂肪酸グリセリド、プロビレ/グリコールお
よび尿素類からなる混合液に塩酸ニカルジピンを溶解ま
たは懸濁した液を外用剤形態としたことを特徴とする塩
酸ニカルジピンの外用剤。
(2)中級脂肪酸グリセリドが炭素数6〜12個からな
る脂肪酸のモノグリセドおよび/またはジグリセリドで
ある特許請求の範囲第(1)項記載の外用剤。
(3)尿素類が40〜60 w/w %の尿素水溶液で
ある特許請求の範囲第(1)項記載Ω外用剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 中級脂肪酸グリセリド、グロピレングリコール
    および尿素類からなる混合液に塩酸ニカルジピンを溶解
    または懸濁した液を外用剤基剤に配合したことを特徴と
    する塩酸ニカルジピンの外用剤。
  2. (2) 中級脂肪酸グリセリドが炭素数6〜12個から
    なる脂肪酸のモノグリセリドおよび/またはジグリセリ
    ドである特許請求の範囲第(1)項記載の外用剤。
  3. (3)尿素類が40〜60 w/w%の尿素水溶液であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の外用剤。
JP9937184A 1984-02-08 1984-05-17 塩酸ニカルジピンの外用剤 Pending JPS60243015A (ja)

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US06/696,698 US4637930A (en) 1984-02-08 1985-01-31 Transdermal formulation of nicardipine hydrochloride
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