JPS6024194A - ヒアルロン酸の製造方法 - Google Patents

ヒアルロン酸の製造方法

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JPS6024194A
JPS6024194A JP11707883A JP11707883A JPS6024194A JP S6024194 A JPS6024194 A JP S6024194A JP 11707883 A JP11707883 A JP 11707883A JP 11707883 A JP11707883 A JP 11707883A JP S6024194 A JPS6024194 A JP S6024194A
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Mineo Hasegawa
峯夫 長谷川
Masato Ishioroshi
石下 真人
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高粘度ヒアルロン酸の製造方法に関する。
ヒアルロン酸は、鶏冠や贋の緒等の主として動物の結合
組織中に含まれている。そして、かかる結合組織から抽
出・精製して得た純匿の島いヒアルロン酸は、女性の肌
を美しくする特効薬であることが知られている。
しかし、いかに純度の高いヒアルロン酸であっても、ヒ
アルロン酸が低分子に分解されてしまったものであると
、人の肌をなめらかにしたシ、肌の皺を延ばしたシする
効果が天然状態のヒアルロン酸に比べて著しく低いこと
が種々の研究によって明らかにされている。
ところで、天然状態のヒアルロン酸は、高分子(分子量
略150万〜200万)であり、このヒアルロン酸は高
い粘度を示すのに対し、ヒアルロン酸が分解して低分子
となればなるほど粘度が低くなる傾向にある。したがっ
て、化粧品業界では、化粧品原料として用いるヒアルロ
ン酸の品質の良否は、粘度が尚いか低いかによって判断
しているのが現状である。
また、ヒアルロン酸を抽出するには、前処理として結合
組織に酸やアルカリ剤又は酵素等を添加し、結合組織中
の蛋白質を分解させてヒアルロン酸を遊掻の状態にしな
ければならない。
しかして、ヒアルロン酸は高分子の化合物であるから蛋
白質を分解させる際、ヒアルロン酸も酸や酵素の作用を
受けて分解し、低分子のものになってしまう。
そこで、従来よシ、ヒアルロン酸の分解を可及的に低く
押え、結合組織の蛋白質のみを分解する研究がなされ、
例えば、結合組織をその形状のまま加熱処理した後細断
し、而る後プロテアーゼ処理をする方法(特開昭52−
105199号)等が、提案されている。
しかしながら、上記従来法によっても得られるヒアルロ
ン酸はやは多蛋白分解酵素の作用を受けて分解しておシ
、期待する程の粘度を有しない。
本発明は、高粘度のヒアルロン酸を製造する方法を提供
することを目的としてなされたもので1ハ予め加熱処理
したヒアルロン酸含有原料をペースト化した後、プロテ
アーゼ処理することを特徴とするものである。
本発明においては、まず、ヒアルロン酸含有原料を加熱
処理して、原料中に含まれている蛋白質を熱変性させる
。本発明で使用する原料は、ヒアルロン酸が含まれてい
る動・植物性組織であれば特に制限がなく例えば、鶏冠
・贋の緒・眼球・皮膚・軟骨等を挙げることができる。
これらの原料の中で、鶏冠は、蛋白質の含量が略5%程
度と低く、蛋白質の分解が容易であるので、特に望まし
い。原料の加熱処理は如何なる方法をとってもよいが、
熱水中に原料を浸漬する方法をとると能率よく行うこと
ができる。加熱温度や時間は、原料中の蛋白質が熱変性
する範囲内であれば、特に制限がなく、熱水による加熱
法を採用する場合、60〜100℃の熱水中に原料を2
0〜40分間浸漬するとよい。
尚、凍結した原料を用いる場合には、原料をそのまま加
熱しても・よいが、後の試験例にも示すように原料を流
水中等に入れ緩慢解凍した後、加熱処理すると、高粘度
のヒアルロン酸を製造することができる。
次に、加熱処理した原料をペースト化する。
ペースト化に先だち、加熱処理後の原料を細断機によシ
薄く切断したシ、または肉挽き用チョッパーなどで細断
しておくと、ペースト化がしやすくなる。ペースト化の
一例を示せば、原料に、原料重量に対して略1〜3倍の
清水を加え、ホモゲナイザーにてlO〜30分間ホモゲ
ナイズを行なえば、原料は破砕・微粒子化され、ペース
トに仕上げることができる。尚、ペースト化には、ホモ
ゲナイザーの他に、高速攪拌機や捕潰機を用いてもよい
次に、ペースト化した原料に蛋白分解酵素を添加し、一
定温度条件下に一定時間保持してプロテアーゼ処理する
。使用する蛋白分解酵素は、市販しているものであれば
種類を問わず使用することができ、−例を挙げれば、ペ
プシン・トリプシン・ハハイン・プロメリン・フィシン
等がある。蛋白分解酵素の添加量は、使用する原料の蛋
白質の含有量によって異なるが、鶏冠を使用する場合、
鶏冠に対してo、o i〜0.05%が適当である。腑
の緒等の比較的蛋白質含有量の多い原料を使用する場合
には、蛋白分解酵素を条目に添加することが望ましい。
プロテアーゼ処理の温度と時間は、使用する原料によっ
て異なるが、鶏冠を使用する場合、35〜45℃で3〜
10時間の範囲が適当である。
最後に、プロテアーゼ処理したペーストからヒアルロン
酸を抽出して、粗製のヒアルロン酸を得た後、このヒア
ルロン酸(i−n製して精製ヒアルロン酸を得る。ヒア
ルロン酸の抽出・精製は、常法によればよく、−例を挙
げれば、プロテアーゼ処理したペーストを1過して固形
物を除去し、得られた′f液にCPC(塩化セチルピリ
ジニウム)を添加してヒアルロン酸をcPcに蚊後、こ
の食塩水にエタノールを添加して、丹びヒアルロン酸を
沈澱させ、生じた沈澱物を分取すれば粗製のヒアルロン
酸を得ることができる。
そして、この粗製のヒアルロン酸を清水中に溶解させた
後、更にこの溶液にエタノールを加えアミノ酸等の不純
物を沈澱させて除去し、而る後、この溶液に食塩水を加
えればヒアルロン酸が沈澱するので、生じた沈澱物を分
取すれば、精製ヒアルロン酸を得ることができる。尚、
この抽出・精製法で得られる精製ヒアルロン酸はヒアル
ロン酸のみを単離した固形状のものであるから、化粧品
原料とするときは、清水や油脂に溶解させて使用する。
以上述べたように、本発明によれば、予め加熱処理した
ヒアルロン酸含有原料をペースト化するので原料中に含
まれている蛋白質が蛋白分解酵素によシ分解されやすく
なっている。したがって、このペーストをプロテアーゼ
処理すれば、蛋白分解酵素は主として蛋白質の分解に作
用するので、ヒアルロン酸を天然に近い状態のまま遊離
させることができる。
よって、このペーストから常法によシ、ヒアルロン酸を
抽出・精製すれば、後の試験例で示すように高粘度のヒ
アルロン酸を収率よく製造することができる。
実施例 一20℃で30日間凍結保存した鶏冠5 Kgを20℃
の流水中に入れ、2時間かけて緩慢解凍を行なった。
この鶏冠を80℃の熱水中に30分間浸漬した後、取り
出し、細断機にて厚さ2籠に切断した。
切断した鶏冠には清水15tを加え、ホモゲナイザ−(
■日音医理科器械製作所製「ヒスコトロン」)にて20
分間鶏冠組織を破砕・微粒子化して、鶏冠のペースト2
0〜を得た。
このペーストにプロテアーゼ(大野製薬@製「アマノP
3」)を1.52加え、40℃で5時間酵素処理を行っ
た後、ペーストを1過してd”k1s縁を得た。
このろ液に10%cpc (塩化セチルピリジニウムン
水溶液900m7!を添加して沈澱物を生じさせ、沈澱
物をP別した。得られた沈澱物を0.4Mの食塩水15
を中に入れて溶解させた後、更にこの食塩水にエタノー
ル231を加えて再び沈澱物を生じさせた。
この沈澱物を1別・エタノール洗しよう・風乾した結果
、粗製のヒアルロン酸120tが得られた。
上記方法で得られた粗製のヒアルロン酸100tに清水
10tを加えてヒアルロン酸を溶解させ、更にエタノー
ル15tを加えて、遠心分離機にて10.00Or−p
 amで30分間遠心分離した後、上澄液20tを採取
した。
この上澄液に3Mの食塩水1tを加えて沈澱物を生じさ
せ、この沈澱物をC別・エタノール洗しようも風乾した
結果、精製ヒアルロン酸43.31が得られた。
試験例 次の四つの方法によシ、それぞれ精製ヒアルロン酸を試
作した。
■対象区A −20℃で30日間凍結保存した鶏冠51Wを20℃の
流水中に入れ、2時間かけて緩′I!jk解凍を行った
。この鶏冠を80℃の熱水中に30分間浸漬した後、取
少出し、肉挽き用チョッパーにかけて鶏冠を細断した。
この細断した鶏冠を用いて、以降は実施例と同じ方法で
ヒアルロン酸の抽出・精製を行った。
■対象区B −20℃で30日間凍結保存した鶏冠5 Qをそのまま
80℃の熱水中に30分間浸漬した後、取り出し、肉挽
き用チョッパーにかけて鶏冠を細断した。
この細断した鶏冠を用いて、以降は実施例と同じ方法で
ヒアルロン酸の抽出・n製を行った。
■テスト区A −2,0℃・で30日間凍結保存した鶏冠51vを実施
例と同じ方法で前処理及びヒアルロン酸の抽出・精製を
行った。
■テスト区B −20℃で30日間凍結保存した鶏冠5 Kgをそのま
ま80℃の熱水中に30分間浸漬した後、取り出し、こ
の鶏冠を用いて、以降は実施例と同じ方法でヒアルロン
酸の抽出・精製を行った。
上記四つの方法でヒアルロン酸の抽出・精製をした場合
の精製ヒアルロン酸の収率を算出すると共に、得られた
精製ヒアルロン酸の粘度を測定したところ、表−1の結
果が得られた。
表−1 尚、表中において収率とは、原料の凍結鶏冠に対して得
られた精製ヒアルロン酸の収量を百分率(重量比)で表
わしたものである。
また粘度とは、得られた精製ヒアルロン酸を0.2%水
溶液とし、ウベローデ型粘度計にて測定した動粘度であ
る。
手続補正書 昭和59年 8月−22日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第117078号 26発明の名称 高粘度ヒアルロン酸の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (142)キューピー株式会社 4、代理人 〒150[電話(東京) 48B−33421住所 東
京都渋谷区渋谷1丁目4番13号ヴ 自発 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ?、補正の内容 (1)明細書4頁の2行目と3行目の間に、次の文章を
挿入する。
r 化学的に純粋なヒアルロン酸は、次のような構造式
のものであり、 グルクロン酸とN−アセチルグルコサミンの二軸を反復
構成単位とする分子量50万〜250万の多糖類である
そして、このヒアルロン酸を食塩水中で処理すると、解
離しているナトリウムイオンカヒアルロン酸を構成する
グルクロン酸のカルボキシル基と結合し、ヒアルロン酸
はナトリウム塩を形成して、ヒアルロン酎ナトリウムに
変化する。
しかして、本発明でいうヒアルロン酸とは、上述の化学
的に純粋なヒアルロン酸ばかりでなく、そのナトリウム
塩も含むものである。」 (2)明細書4頁、10行目に「5%」とあるのを「1
0%」と訂正する。
(3)明細書5頁、2行目に「プロメリン」とあるのを
「プロメリン」と訂正する。
(4)明細書7頁、4行目に「アミノ酸」とあるのを「
蛋白質分解物」と訂正する。
(5)明細書8頁、下から3行目に「このろ液」とある
のを「この!戸液」と訂正する。
527−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め加熱処理したヒアルロン酸含有原料をペース
    ト化した後、グロテアーゼ処理することを特徴とする高
    粘度ヒアルロン酸の製造方法。
  2. (2) ホモゲナイザーによシ、原料をペースト化する
    こととした特許請求の範囲第1項記載のヒアルロン酸の
    製造方法。
  3. (3) 原料として鶏冠を用いることとした特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の高粘度ヒアルロン酸の製造
    方法。
JP11707883A 1983-06-30 1983-06-30 ヒアルロン酸の製造方法 Granted JPS6024194A (ja)

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JPH0365955B2 JPH0365955B2 (ja) 1991-10-15

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105199A (en) * 1976-03-01 1977-09-03 Seikagaku Kogyo Co Ltd Isolation of acidic polysaccharide
JPS52145594A (en) * 1976-05-27 1977-12-03 Seikagaku Kogyo Co Ltd Extraction of acidic polysaccharides

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105199A (en) * 1976-03-01 1977-09-03 Seikagaku Kogyo Co Ltd Isolation of acidic polysaccharide
JPS52145594A (en) * 1976-05-27 1977-12-03 Seikagaku Kogyo Co Ltd Extraction of acidic polysaccharides

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