JPS60241570A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JPS60241570A
JPS60241570A JP9617684A JP9617684A JPS60241570A JP S60241570 A JPS60241570 A JP S60241570A JP 9617684 A JP9617684 A JP 9617684A JP 9617684 A JP9617684 A JP 9617684A JP S60241570 A JPS60241570 A JP S60241570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
engine
shift
signal
output shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9617684A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Waki
孝一郎 脇
Harumi Azuma
東 晴己
Seiji Yashiki
屋敷 誠二
Toshiyuki Kikuchi
菊池 敏之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP9617684A priority Critical patent/JPS60241570A/ja
Publication of JPS60241570A publication Critical patent/JPS60241570A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体トルクコンバータの入出力軸間に介装さ
れたロックアツプ機構を車速等に応じて作動させるとと
もに、変速時にはロックアツプ機構の作動状態を一旦解
除させるように制御する自動変速機の制御装置に関する
(従来技術) 従来、車両に搭載される自動変速機として、流体トルク
コンバータと、遊星歯車機構などの歯車機構を有する多
段歯車式変速機構とを組合せて構成されたものが汎用さ
れている。このような流体トルクコンバータが装備され
た自動変速機におけるシフトアンプ制御やシフトダウン
制御等の変速制御は、通常、油圧制御回路が設けられて
行われる。即ち、例えば、機械式または電磁式切換弁に
より油圧回路を切換え、これによって多段歯車式変速機
構に付随するブレーキ及びクラッチなどの摩擦要素を適
宜作動させてエンジン動力の伝達経路を切換えて、所要
の変速段切換えを行うようになされる。そして、例えば
、電磁式切換弁によって油圧回路を切換えて変速段切換
えを行う場合には、車両の走行状態が予め定められた変
速線を越えたことを電子検出装置により検出し、この装
置からの信号によって電磁式切換弁を選択的に作動させ
、それによって油圧回路を切換えるのが通例である。と
ころで、上述の如く流体トルクコンバータが装備された
自動変速機では、流体トルクコンバータが流体を介して
動力を伝導するので、これが搭載された車両は、スムー
ズな走行が可能とされる反面、流体の滑りによるエネル
ギー損失を伴うので燃費が良いとはいえないものとなる
このため、流体トルクコンバータにロックアツプ機構を
設けて、車速及びエンジン負荷が所定値以上になるとき
には、このロックアンプ機構を作動させ、流体トルクコ
ンバータの入出力軸、従って、エンジンの出力軸と流体
トルクコンバータの出力軸とをロックアツプ(直結)す
るようにした自動変速機が実用に供されている。このよ
うにロックアツプ機構付流体トルクコンバータが装備さ
れた自動変速機では、上述した如くの変速制御、即ち、
シフトアップ制御やシフトダウン制御等の他にロックア
ツプ制御が必要となる。そして、このロックアツプ制御
において、従来、ロックアツプ機構を作動状態にしたま
ま変速することにより生じる大きなショックを回避すべ
く、ロックアツプ機構が作動すべき状態であっても変速
中はロックアツプを一旦解除するようになす制御が行わ
れている。
ところが、アクセルペダルを踏んでの加速中においてロ
ックアンプを解除すると流体トルクコンバータの滑り分
だけエンジン回転数が急上昇するので、シフトダウン制
御の場合においてはエンジン回転数がギア比の分だけ上
昇する必要があるため問題とならないが、シフトアンプ
制御の場合においてはエンジン回転数を下降させること
になるためぐロックアンプ解除の時期が早すぎると、エ
ンジン回転数が一度上昇して、いわゆる、エンジンの吹
き上りを生じ、それからエンジン回転数が下降するとい
う、運転者にとって不快な現象を発生するという問題が
ある。
そこで、斯かる問題の対策として例えば、特開昭56−
127856号公報に示される如(、変速制御時に、ロ
ックアツプ機構を解除状態とするためのロックアツプ解
除信号を多段歯車式変速機構にシフトアップを行わせる
ためのシフトアップ信号より一定時間遅延させて、ロッ
クアツプ機構及び多段歯車式変速機構を制御する油圧ア
クチュエータを備えた油圧制御回路に送出するという制
御方法が提案されている。
ところで、一般に、車両の油圧制御回路においては、エ
ンジンのスロットル弁を開いた状態では油圧アクチュエ
ータへ供給する圧油の圧力(ライン圧)が高く、また、
閉じた状態では低くなるように制御される。これは、ス
ロットル弁が開かれた状態では、エンジンの出力トルク
が大きくなるため、クラッチ及びブレーキ等の油圧アク
チュエータに作用する圧力を高くして、クラッチの動力
伝達容量の増大及びブレーキの制動力の増大等をはかる
必要があるためである。
このように、ライン圧が高くなると、自動変速機の各油
圧アクチュエータの作動時間が短くなるので、一般に、
変速制御時間は短くなる方向に移行するが、これに対し
、流体トルクコンバータ内の圧力は、伝達効率の点から
ライン圧に関係なく、レギュレータまたはチェックバル
ブにて略一定に保たれているため、ロックアツプの解除
に要する時間がライン圧の大きさによって変化するとい
ったことはない。
このため、上述の如くにロックアツプ解除信号の遅延時
間が一定にされる場合には、成るスロットル開度では変
速に伴う大なるショックが発生し、また、他のスロット
ル開度ではエンジンの吹き上りが生じるという問題が発
生する虞れがある。
(発明の目的) 斯かる点に鑑み本発明は、エンジンの出力軸とこれに連
結された流体トルクコンバータの出力軸との間に介装さ
れたロックアンプ機構を、車速等に応じてエンジンの出
力軸と流体トルクコンバータの出力軸のロックアンプを
行う作動状態にするとともに、変速制御時にはロックア
ツプ機構の作動状態を一旦解除させるようになし、しが
も、シフトアップ制御時においてロックアンプ機構の作
動状態を一旦解除させるに際し、常時、その解除時期を
適正なものとなすようにして、変速時のショックを緩和
するとともにエンジンの吹き上りを防止するようにされ
た自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明に係る自動変速機の制御装置は、エンジンの出力
軸とこれに連結されて駆動されるトルクコンバータの出
力軸とを選択的にロックアンプするロックアツプ機構と
、トルクコンバータの出力軸に連結された変速歯車機構
に変速段切換えを行わせる変速段切換用電磁手段、及び
ロックアツプ機構を作動状態もしくは解除状態にするロ
ックアンプ用電磁手段を有する油圧制御回路と、エンジ
ンの負荷またはこれに対応する情報を検出して検出信号
を得るエンジン負荷センサと、エンジンの出力軸回転数
、トルクコンバータの出力軸回転数及び変速歯車機構の
出力軸回転数のうちのいずれかまたはこれに対応する情
報を検出して検出信号を得る速度センサと、エンジン負
荷センサ及び速度センサから得られる検出信号にもとす
いて、変速段切換用電磁手段にシフトアンプ信号もくし
はシフトダウン信号を送出する変速制御手段と、エンジ
ン負荷センサ及び速度センサから得られる検出信号にも
とすいて、ロックアンプ用電磁手段にロックアンプ機構
を作動状態もしくは解除状態となすロックアツプ作動信
号もしくはロックアンプ解除信号を送出するロックアツ
プ制御手段と、エンジンの出力軸回転数の変化率が所定
以上の絶対値をとる負の値になるときを検出する変化率
検出手段とを具備して構成され、ロックアツプ機構の作
動状態において変速制御手段がら変速段切換用電磁手段
にシフトアップ信号が送出された際、ロックアツプ制御
手段がロックアンプ解除信号のロックアツプ用電磁手段
への送出を、変化率検出手段によりエンジンの出力軸回
転数の変化率が上述の負の値になるときが検出されるま
で遅延させるようになされる。
このようにされることにより、トルクコンバータが装備
された自動変速機のシフトアンプ制御時に、変速制御手
段からシフトアップ信号が変速切換用電磁手段に送出さ
れた後、ロックアンプ機構槽の作動状態を一旦解除する
に際しエンジンの出力軸回転数が低下していく適切なタ
イミングをもって、ロックアツプ制御手段からロックア
ツプ用電磁手段へのロックアツプ解除信号の送出を行う
ことができ、これにより、シフトアップ制御に伴うショ
ックの発生及びエンジンの吹き上りを効果的に抑制する
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係る自動変速機の制御装置が適用さ
れる自動変速機の機械的部分の断面及びこれに伴われる
油圧制御回路を余す。この第1図ニオイて、自動変速機
ATは、トルクコンバータ10と、多段歯車変速機構2
0と、トルクコンバータ10と多段歯車変速機構2oと
の間に配置されたオーバードライブ用遊星歯車変速機構
50とを含んで構成されている。
トルクコンバータ10は、エンジン出力軸1に結合され
て回転駆動されるポンプ1】、このボンブ11に対向し
て配置されたタービン12及びポンプ11とタービン1
2との間に配置されたステータ13を有し、タービン1
2にはその出力軸14、従って、トルクコンバータ夕1
0の出力軸14が結合されている。トルクコンバータ1
0の出力軸14とポンプ11との間にはロックアツプク
ラッチ15が配設されている。このロックアツプクラッ
チ15は、トルクコンバータ10内を循環する作動油圧
により常時係合方向、即ち、エンジン出力軸1とトルク
コンバータ10の出力軸14とをロックアンプ(直結)
する方向に付勢されるとともに、外部から供給される開
放用油圧により係合方向く直結方向)とは逆方向に押圧
されて開放状態にされる。
多段歯車変速機構20は前段遊星歯車機構21と後段遊
星歯車機構22を有し、前段遊星歯車機構21のサンギ
ア23と後段遊星歯車機構22のサンギア24とは連結
軸25を介して連結されている。多段歯車変速機構20
の入力軸26は、前方クラッチ27を介して連結軸25
に、また後方クラッチ28を介して前段遊星歯車機構2
1のインターナルギア29に夫々連結される。連結軸2
5、即ちサンギア23及び24と変速機ケースとの間に
は前方ブレーキ30が設けられている。前段遊星歯車機
構21のプラネタリキャリア31と後段遊星歯車機構2
2のインターナルギア33とは出力軸34に連結され、
後段遊星歯車機構22のプラネタリキャリア35と変速
機ケースとの間には後方ブレーキ36とワンウェイクラ
ッチ37とが介設されている。
オーバードライブ用遊星歯車変速機構50は、プラネタ
リギア51を回転自在に支持するプラネタリキャリア5
2がトルクコンバータ10の出力軸14に連結され、サ
ンギア53は直結クラッチ54を介してインターナルギ
ア55に結合されるようになっている。サンギア53と
変速機ケースとの間にはオーバードライブブレーキ56
が設けられ、また、インターナルギア55は多段歯車変
速機構20の入力軸26に連結されている。
多段歯車変速機構20は公知の形式で前進3段及び後進
1段の変速段を有し、クラッチ27及び28、及び、ブ
レーキ30及び36を適宜作動させることにより所要の
変速段を得ることができるようにされている。オーバー
ドライブ用遊星歯車変速機構50は、直結クラッチ54
が係合しオーバードライブブレーキ56が解除されたと
き、トルクコンバータ10の出力軸14と多段歯車変速
機構20の入力軸26を直結状態で連結し、オーバード
ライブブレーキ56が係合し、クラッチ54が解除され
たときトルクコンバータ10の出力軸14と多段歯車変
速機構20の出力軸26をオーバードライブ状態に連結
する。
上述した如くに機械的部分が構成された自動変速機AT
は、また、油圧制御回路GKを伴っている。この油圧制
御回路CKは、エンジン出力軸1によって駆動されるオ
イルポンプ100を有し、このオイルポンプ100から
圧力ライン101に吐出された作動油は、調圧弁102
により圧力が調整されてセレクト弁103に導かれる。
セレクト弁103は、1,2.D、N、R,Pの各シフ
ト位置を有し、このセレクト弁103が1.2及びP位
置にあるとき、圧力ライン101はセレクト弁103の
ボートa、b及びCに連通する。ボートaは後方クラッ
チ28の作動アクチュエータ104に接続されており、
セレクト弁103が上述の位置にあるとき、後方クラ・
ノチ28は保合状態に保持される。ボートaは、また、
1−2シフト弁110の左方端近傍にも接続され、その
スプールを図において右方に押し付けている。ボートa
は、さらに第1ラインL1を介して1−2シフト弁11
0の右方端に、第2ラインL2を介して2−3シフト弁
120の右方端に、第3ラインI、3を介して3−4シ
フト弁130の右方端に夫々接続されている。第1.第
2及び第3ラインLl。
L2及びL3からは、夫々第1.第2及び第3ドレイン
ラインDLI、DL2及びDL3が分岐しており、これ
らのドレインラインDL1.DL2及びDL3には、こ
のドレインラインDL1.DL2及びDL3の開閉を行
う第1.第2及び第3ソレノイド弁SL1.SL2及び
SL3が接続されている。各ソレノイド弁SLI、SL
2及びSL3は、圧力ライン101とボートaが連通し
ている状態で励磁されると、各ドレインラインDL1、
DL2及びDL3を開き、その結果各ラインLl、L2
及びL3内の圧力を低下させるようになっている。
ボートbはセカンドロック弁105にもライン140を
介して接続され、この圧力はセカンドロック弁105の
スプールを図において下方に押し下げるように作用する
。セカンドロック弁105のスプールが下方位置にある
とき、ライン140とライン141とが連通し油圧が前
方ブレーキ30のアクチュエータ108の保合側圧力室
に導入されて前方ブレーキ30を作動方向に保持する。
ボートCはセカンドロック弁105に接続され、この圧
力はセカンドロック弁105のスプールを上方に押し上
げるように作用する。さらにボートCは圧力ライン10
6を介して2−3シフト弁120に接続されている。こ
のライン106は、第2ドレインラインDL2の第2ソ
レノイド弁SL2が消磁されて、第2ラインL2内の圧
力が高められこの圧力により2−3シフト弁120のス
プールが左方に移動させられたとき、ライン107に連
通する。ライン107は、前方ブレーキ30のアクチュ
エータ108の解除側圧力室に接続され、この圧力室に
油圧が導入されたとき、アクチュエータ108は保合側
圧力室の圧力に抗して前方ブレーキ30を解除方向に作
動させる。また、ライン107の圧力は、前方クラッチ
27のアクチュエータ109にも導かれ、この前方クラ
ッチ27を係合させる。
セレクト弁103は、1位置において圧力ライン101
に通じるボートdを有し、このボートdは、ライン11
2を経て1−2シフト弁110に達しさらにライン11
3を経て後方ブレーキ36のアクチュエータ114に接
続される。1−2シフト弁110及び2−3シフト弁1
20は、所定の信号により各ソレノイド弁SL1及びS
L2が消磁されたとき、スプールを移動させてラインを
切り換え、これにより所定のブレーキ、または、クラッ
チが作動し、夫々1−2.2−3の変速動作が行われる
。そして、油圧制御回路GKには調圧弁102からの油
圧を安定させるカットバック用弁115.吸気負圧の大
きさに応じて調圧弁102からのライン圧を変化させる
バキュームスロットル弁116.このスロットル弁11
6を補助するスロットルバックアップ弁117が設けら
れている。
また、油圧制御回路CKにはオーバー−ドライブ用遊星
歯車変速機構50のクラッチ54及びオーバードライブ
ブレーキ56を制御するために、3−4シフト弁130
及びアクチュエータ132が設けられている。アクチュ
エータ132の保合側圧力室は圧力ライン101に接続
されており、このライン101の圧力によりオーバード
ライブブレーキ56は係合方向に押されている。この3
−4シフト弁130も、上述の1−2及び23シフト弁
110及び120と同様、第3ソレノイド弁SL3が消
磁されるとこの3−4シフト弁130のスプール131
が下方に移動し、圧力ライン101とライン122が遮
断され、ライン122の油圧は排出される。これにより
オーバードライブブレーキ56のアクチュエータ132
の解除側圧力室に作用する油圧がなくなり、オーバード
ライブブレーキ56を係合方向に作動させるとともにク
ラッチ54のアクチュエータ134がクラッチ54を解
除させるように作用する。
さらに油圧制御回路CKには、ロックアツプ制御弁13
3が設けられており、このロックアンプ制御弁133は
第4ラインL4を介してセレクト弁103のボートaに
連通されている。この第4ラインL4からは、各ドレイ
ンラインDLI、DL2及びDL3と同様、第4ソレノ
イド弁SL4が設けられた第4ドレインラインD L 
4が分岐している。ロックアツプ制御弁133は、第4
ソレノイド弁SL4が励磁(ON)されて、第4ドレイ
ンラインDL4が閉じられ、第4ラインL4内の圧力が
高まったとき、そのスプールがライン123とライン1
24を遮断して、ライン124の油圧が排出されロック
アツプクラッチ15を保合方向、従って、エンジン出力
軸1とトルクコンバータ10の出力軸14とを直結する
方向に移動させるようになっている。
以上の構成において、各変速段及び口・ツクアップと各
ソレノイド弁の作動関係、及び各変速段とクラッチ及び
ブレーキの作動関係を次表に示す。
第1表 第2表 第3表 第2図は、上述の如くの自動変速11ATに伴われた油
圧制御回路CKを制御して変速制御及びロックアツプ制
御を行うようにされた本発明に係る自動変速機の制御装
置の一例を、自動変速機ATが組込まれたエンジンEN
とともに示す。
この例においては、自動変速機ATについてのロックア
ツプ制御を行うロックアツプ制御回路5と変速制御を行
う変速制御回路6とを含む制御ユニット200が設けら
れている。また、自動変速機ATのエンジンENの出力
軸1の回転数Espがそれに付設されたエンジン回転数
センサESによ゛り検出され、また、エンジンENの吸
気通路2に設けられたスロットル弁3のスロットル開度
THがエンジン負荷センサLSにより検出される。
エンジン回転数センサTSから得られるエンジン回転数
信号Stは、変化率検出回路4と、ロックアツプ制御回
路5、及び変速制御回路6に供給され、また、エンジン
負荷センサLSから得られるスロットル開度信号Snが
、口・7クアツプ制御回路5及び変速制御回路6に供給
される。なお、ここでは、エンジン回転数Espは車速
に、また、スロットル開度THはエンジン負荷に、夫々
、応じた情報として取り扱われ、エンジン回転数Esp
は、特別なセンサを用いることな(、例えば、イグニフ
シジンパルスから得ることもできる。、変化率検出回路
4は、エンジン回転数信号3tにもとすいて、エンジン
回転数Espの変化率ΔEspが所定以上の絶対値をと
る負の値となるとき、例えば、エンジン回転数Espが
25m5ecの間に5Orpm以上低減するときの検出
を行い、斯かる検出がなされるとエンジン変化信号Sp
をロックアンプ制御回路5に送出する。
そして、制御ユニット200の変速制御回路6では上述
したタービン回転数センサTSからのタービン回転数信
号St、エンジン負荷センサLSからのスロットル開度
信号Sn及び、図示しない走行モードを検出するモード
センサから得られる走行モード信号があられす情報を、
例えば、第3図に示される如くのエンジン回転数−エン
ジン負荷特性にもとすいて決定される変速マツプのシフ
トアンプ変速線及びシフトダウン変速線に照合して、変
速すべきか否かの演算を行う。そして、その結果に応じ
て、シフトアンプ信号Cpもしくはシフトダウン信号C
p゛を油圧制御回路GKの第1、第2及び第3ソレノイ
ド弁SLI、SL2及びSL3に送出し、それらを第1
表に示される如くの態様で選択的に励磁して盲動変速機
ATの変速段を上位変速段(シフトアップ)もしくは下
位変速段(シフトダウン)に移行させる制御を行うとと
もに、シフトアップ信号Cpもしくはシフトダウン信号
Cp’をロックアツプ制御回路5に供給する。
また、制御ユニット200のロックアツプ制御回路5で
は、上述の変速制御回路6における場合と同様に、エン
ジン回転数センサESからのエンジン回転数信号St、
エンジン負荷センサLSからのスロットル開度信号Sn
及び走行モード信号があられす情報を、例えば、第3図
に示される如くのエンジン回転数−エンジン負荷特性に
もとすいて決定される変速マツプのロックアツプ作動及
びロックアンプ解除線に照合して、ロックアンプずべき
か否かあるいはロックアツプを解除すべきか否かの演算
を行い、その結果に応じて、ロックアツプ作動信号Cq
もしくはロックアツプ解除信号Cq’を油圧制御回路C
Kの第4ソレノイド弁SL、4に供給する。ロックアツ
プ作動信号Cqが第4ソレノイド弁SL4に供給される
場合には、それが励磁されてロックアンプクラッチ15
が作動状態にされ、また、ロックアツプ解除信号Cqが
第4ソレノイド弁S L 4に供給される場合には、そ
れが消磁されてロックアツプクラッチ15が解除状態に
される。
上述の如くの本発明に係る自動変速機の制御装置の一例
では、自動変速機ATの変速制御及びロックアンプ制御
がシフトアップ信号Cpもしくはシフトダウン信号Cp
’ 及びロックアツプ作動信号CQもしくはロックアツ
プ解除信号CQ“にもとすいてなされるが、特に、ロッ
クアツプクラッチ15の作動状態において自動変速機A
Tの変速段がシフトアンプされる際、ロックアツプクラ
ッチ15の解除時期を適切なものにすることが特徴的な
事柄であり、以下、それについて述べる。
エンジン回転数センサES及びエンジン負荷センサLS
からロックアツプ制御回路5に供給されるエンジン回転
数信号St及びスロットル開度信号Snにもとすいて、
そのときのスロットル開度TH”に対するエンジン回転
数Esp”が、例えば、第3図に示される、上述した如
くのマツプのロックアツプ作動線を越えるものとされる
ときには、ロックアツプ制御回路5からロックアンプ作
動信号Cqが油圧制御回路CKの第4ソレノイド弁SL
4に供給され、第4ソレノイド弁SL4が励磁されてロ
ックアンプクラッチ15が作動(直結)状態にされる。
ロックアツプクラッチ15が作動状態にあるとき、その
ときのスロットル開度TH”に対するエンジン回転数E
sp″が第3図に示される如くの、上述したマツプのシ
フトアップ変速線を越えるものとなる場合、変速制御回
路6では直ちにシフトアップ信号Cpが形成されて油圧
制御回路CKの第1.第2及び第3ソレノイド弁SLI
、SL2及びSL3に供給される。
このときのエンジン回転数Esp’及びタービン回転数
Tspの変化を、縦軸に回転数(rpm )−横軸に時
間tをとって示すと第4図Bの如くとなり、第4図Aに
示されるシフトアップ信号Cpの送出時t1においても
、エンジン回転数Esp及びタービン回転数Tspは共
になだらかな勾配をもって幾分上昇し、その後、時間t
、において急激に減少するものとなる。これは、シフト
アップ信号Cpが油圧制御回路CKの第1〜第3のソレ
ノイド弁SLI〜SL3に供給されても、油圧制御回路
CKの油圧系に動作遅れがあるため、実際に自動変速機
ATが変速動作を開始するまでには時間がかかるからで
ある。また、自動変速機ATの動作遅れは、その固体差
、油温、あるいは摩擦要素の摩耗の進行具合等も関係す
るので、−律にはならない。
このため本例ではこのエンジン回転数Espが急激な減
少を示すとき、即ち、トルクコンバータ10の出力軸回
転数の変化率が所定以上の絶対値をとる負の値になると
き、例えば、時点も2を変化率検出回路4が検出し、エ
ンジン変化信号Spをロックアツプ制御回路5に供給す
るようにされており、このエンジン変化信号Spが得ら
れるとき、第4図Aに示されるように、ロックアンプ制
御回路5から油圧制御回路CKの第4ソレノイド弁SL
4にロックアンプ解除信号Cq”が送出されて、ロック
アツプクラッチ15の作動状態が解除される。
このように、本例では、ロックアンプクラッチ15がロ
ックアツプ作動状態にあるときにおいて、シフトアップ
信号Cpが送出された際、ロックアツプクラッチ15を
解除状態にするロックアンプ解除信号cql をエンジ
ン回転数Espの変化率が所定以上の絶対値をとる負の
値をとるときまで遅延させて送出する。これにより、シ
フトアップ信号Cpの送出後の、エンジンENの出力軸
Iの回転数が低減していく適切なタイミングでロックア
ツプ作動状態が解除され、シフトアップ制御時のショッ
クやエンジンの吹き上りの発生等が抑制される。そして
、一定時間経過後、即ち、自動変速機ATの変速動作が
終了するまで、ロックアツプクラッチ15の作動を解除
した後、第2図Bに示される時点t、で、再び、ロック
アンプ作動信号Cqをロックアツプ制御回路5が油圧制
御回路CKの第4ソレノイド弁SL4に送出してロック
アツプ作動させる。
上述の如くの制御を行う制御ユニット20oは、例えば
、マイクロ・コンピュータにより構成されるものとされ
、斯かる制御ユニフ)200を構成するマイクロ・コン
ピュータの動作プログラムは、例えば、第5図以降に示
されるフローチャートに従って実行される。
第5図は、変速制御の全体のフローを示し、変速制御は
、まず、プロセスP1でのイニシャライズ設定から行わ
れる。このイニシャライズ設定は、自動変速機の油圧制
御回路の切換えを行う各制御弁のボート及び必要なカウ
ンタをイニシャライズして多段歯車変速機構20を1速
に、ロックアツプクラッチ15を解除に、夫々設定する
。この後、制御ユニット200の各種ワーキングエリア
をイニシャライズして完了する。
次いで、プロセスP2でセレクト弁103の位置、即ち
シフトレンジを読む。そして、ディシジョンD3でこの
読まれたシフトレンジが「ルンジJであるか否かを判断
する。シフトレンジが「ルンジ」であるときには、プロ
セスP4でロックアンプを解除し、次いで、プロセスP
5で1速へシフトダウンしてエンジンがオーバーランす
るか否かを計算する。ディシジョンD6でオーバーラン
すると判断されたときには、プロセスP7へ進み、多段
歯車変速機構20を2速に変速するようにシフト弁を制
御してプロセスP2に戻る。オーバーランしないと判断
されたときには、変速ショックを防止するためプロセス
P8に進み、1速に変速してプロセスP2に戻る。
一方、ディシジョンD3でシフトレンジが「ルンジ」で
ない場合には、ディシジョンD9に進み、シフトレンジ
が「2レンジ」であるか否かが判断される。シフトレン
ジが「2レンジ」であるときには、プロセスPIOに進
んでロックアツプを解除し、次いで、プロセスpHで2
速へ変速してプロセスP2に戻る。また、ディシジョン
D9でシフトレンジが「2レンジJでないと判断された
場合、従って、シフトレンジがDレンジにあるときには
、プロセスP12でのシフトアップ制御、プロセスP1
3でのシフトダウン制御、及びプロセスP14でのロッ
クアンプ制御が順に行われてプロセスP2に戻る。
続いて、このシフトアップ制御(第5図のプロセスP1
2)について第6図に沿って詳細に説明する。
まずギアポジション、即ち、多段歯車変速機構20の位
置を読み出すことから行われる。次に、この読み出され
たギアポジションにもとすき、ディシジョンD21で現
在4速であるか否かが判断される。4速でないときには
、プロセスP22で現在のスロットル開度TH’ を読
み出し、プロセスP23でスロットル開度に応じたシフ
トアップマツプのデータ(E、pI )を読み出す。こ
のシフトアップマツプの例を第7図に示す。次にプロセ
スP24で現在のエンジンENの出力軸1の回転数、即
ち、エンジン回転数Esp’を読み出し、この現在のエ
ンジン回転数Esp’を、プロセスP24で読み出した
シフトアンプマツプのデータEs、。
1と照合し、ディシジョンD25で現在のエンジン回転
数Esp’ がスロットル開度THとの関係において変
速線M01に示された設定エンジン回転数Esp、より
大きいか否かを判断する。
そして、現在のエンジン回転数Esp’ が、スロット
ル開度THとの関係において設定エンジン回転数E、□
より大きいときには、ディシジョンD26で1段シフト
アンプのためのフラグ1を読み出した後、このディシジ
ョンD26で読み出されたフラグ1が0または1である
か否か、即ち、リセット状態にあるかセント状態にある
か否かを判断する。フラグ1は1段シフトアンプが実行
された場合Oから1に変更されるもので1段シフトアッ
プ状態を記憶しているフラグ1がリセット状態にあると
き、プロセスP27でフラグ】を1にして、次いでプロ
セスP28で1段シフトアップし、1段シフトアンプ制
御を完了する。
一方、ディシジョンD26において1段シフトアンプ制
御系統におけるフラグ1が1である場合、即ち、フラグ
1がセント状態にあるときには、そのまま制御を完了す
る。
また、最初のディシジョンD21において、4速と判断
された場合もそのまま制御を完了する。
さらに、ディシジョンD25において、現在のエンジン
回転数E sp’ がスロットル開度THとの関係にお
いて変速線M (g Hによって示される設定エンジン
回転数E splより大きくないと判断された場合には
、プロセスP30で設定エンジン回転数E sp、に、
例えば、0.8を乗じて、第7図に破線で示される如く
の新たな変速線M tuz上の新たな設定エンジン回転
数E spzを設定する。次いで、ディシジョンD31
で現在のエンジン回転数Esp゛が上述の変速線M f
u2に示された設定エンジン回転数E sp2より大き
いか否かを判断し、E sp’よりE、□のほうが大き
い場合には、プロセスP32でフラグ1をリセットして
次のサイクルに備え、逆に、Esp”よりE第2のほう
が大きくない場合には、そのまま制御を終了し、この後
シフトダウン制御に移行する。
シフトダウン制御は、第8図に示される如くのシフトダ
ウン制御用の、サブルーチンに従って実行される。この
シフトダウン制御は、シフトアップ制御の場合と同様、
まず、ギアポジションを読み出すことから行われる。次
に、この読み出されたギアポジションにもとすき、ディ
シジョンD41で現在l速であるか否かが判断される。
1速であると判断された場合は、そのまま制御を完了す
る。
1速でないときには、プロセスP42でスロットル開度
TH“を読み出した後、プロセスP43でこの読み出し
たスロットル開度TH’ に応じたシフトダウンマツプ
データ(E−*+)を読み出す。
このシフトダウンマツプの例を第9図に示す。次に、プ
ロセスP44で現在のエンジン回転数Esp“を読み出
し、このエンジン回転数Msρ°を、読み出したシフト
ダウンマツプのデータである設定エンジン回転数ES□
と照合し、現在のエンジン回転数F、sp’がスロット
ル開度THとの関係においてシフトダウン変速線Mfd
Iに示された設定エンジン回転数E1.より小さいか否
かをディシジョンD45で判断する。
現在のエンジン回転数E sp’ が、設定エンジン′
回転数Es□より小さいときには、ディシジョンD46
で1段シフトダウンのためのフラグ2を読み出す。フラ
グ2は1段シフトダウンしたときOから1に変更される
次に;このフラグ2がOであるか1であるか、即ち、リ
セット状態にあるかセント状態にあるか否かを判断する
。フラグ2がリセット状態にあるとき、プロセスP’4
7でフラグ2を1にして、プロセスP48でシフトダウ
ンを行い、シフトダウン制御を完了する。
そして、ディシジョンD46でフラッグ2がセット状態
にあると判断されたときには、シフトダウンが不可能で
あるので、そのまま制御を完了すまた、ディシジョン4
5において現在のエンジン回転数Esp″がシフトダウ
ン変速線M g 4 Hに示される設定エンジン回転数
E5,1より小さくないと判断されたときには、プロセ
スP49でこのマツプの変速線M、d、に示された設定
エンジン回転数E、21に、例えば、110.8を乗じ
、新たな変速線M7,2上の新たな設定エンジン回転数
E5□を設定する。次いで、ディシジョンD50で現在
のエンジン回転数Esp″が変速線M□2に示された設
定エンジン回転数B、□より小さいときは、そのまま制
御を完了し、一方、小さくないときにはプロセスP51
でフラグ2をリセットして0にして、制御を完了し、こ
の後ロックアンプ制御に移行する。
なお、以上説明したシフトアップ変速制御及びシフトダ
ウン変速制御において、変速を行わない場合に、マツプ
の変速線に0.8または110.8を乗じて新たな変速
線を形成してヒステリシスを作るのは、エンジン回転数
及びタービン回転数が変速の臨界にあるときに、変速が
頻繁に行われることによりチャックリングが生じるのを
防止するためである。
次に、第10図を参照してロックアツプ制御について説
明する。
まず、ロックアンプ制御は、プロセスP64でスロット
ル開度TH’を読み出した後、プロセスP65で、第1
1図に示される如くのロックアツプマツプを用いてロッ
クアツプ解除の制御に供される変速線M。、1から得ら
れる、スロットル開度THに対応した設定エンジン回転
数E S D Iを読み出す。次いで、プロセスP66
で、現在のエンジン回転数E sp’ を読み出し、デ
ィシジョンD67で、この読み出した現在のエンジン回
転数E sp’を上述のロックアツプマツプと照合し、
この現在のエンジン回転数E sp’ が変速線M。F
、に示された設定エンジン回転数E、plより大きいか
否かが判断される。現在のエンジン回転数Esp’が設
定エンジン回転数E□1よりも小さい場合には、プロセ
スP68でロックアツプが解除されて終了す一方、現在
のエンジン回転数Esp’が設定エンジン回転数E11
よりも大きい場合には、プロセスP69で、上述したロ
ックアツプマツプを用いてロックアツプを作動させるた
めの制御に供される変速線M。N(第11図参照)から
得られる、スロットル開度THに対応した別の設定エン
ジン回転数E□2を読み出し、次いで、ディシジョンD
70で、現在のエンジン回転数E sp’ が設定エン
ジン回転数E□2よりも大きいか否かが判断される。こ
こで、Esp’ よりE□2のほうが大きい場合には、
プロセスP71でロックアンプ作動して終了する一方、
逆に、Esp’ よりE s p 1の方が大きくない
場合には、そのまま終了する。
上述のロックアツプ制御において、ロックアンプ作動中
にシフトアンプ信号Cpが発せられた場合、ロックアン
プ解除信号Cqは、シフトアンプ信号に対し、エンジン
回転数Espが所定の変化をとるまで遅延されて送出さ
れる。
上述のロックアツプ制御におけるロックアンプ解除信号
Cq’ の送出時期、即ち、ロックアツプ解除のタイミ
ングの決定は、第12図に示される如くのフローチャー
トに従って実行される。このフローでは、まずプロセス
81で、第6図を参照して上述したシフトアップ制御に
おけるフローチャートのプロセス28の内容を読む。次
に、ディシジョン82でプロセス28においてシフトア
ップすべき状態か否かを判断する。ここで、シフトアッ
プすべきではないと判断される場合には、そのまま終了
し、シフトアップすべきであると判断される場合には、
プロセス83に進み、シフトアップ信号Cpを油圧制御
回路CKの第1.第2及び第3ソレノイド弁SLI、S
L2及びS L 3に送出する。
次に、ディシジョン84において、そのときロックアツ
プ作動状態か否かを判断し、そのときロックアツプ作動
状態でないと判断される場合には、そのまま終了し、そ
のときロックアツプ作動状態にあると判断される場合に
は、ディシジョン85に進む。ディシジョン85では、
変化率検出回路4からエンジン変化信号Spが得られて
いるか否か、即ち、エンジン回転数Espの変化率が所
定以上の絶対値をとる負の値となっているか否かを判断
する。換言すれば、エンジン回転数Espが急激に減少
(例えば、25+*secの間に5Orpm以上の減少
)したか否かを判断する。このディシジョン85での判
断において、エンジン回転数Espが急激に減少したと
判断されるまで判断を繰返し、エンジン回転数Espが
急激に減少したと判断された場合には、プロセス86に
進み、ロックアツプ解除信号Cq’を油圧制御回路GK
の第4ソレノイド弁SL4に送出して、ロックアツプ作
動状態を解除し、このプログラムを終了する。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に斯かる自動変速
機の制御装置は、エンジンの出力軸とこれに連結された
トルクコンバータの出力軸との間に介装されたロックア
ンプ機構を車速等に応じてエンジンの出力軸とトルクコ
ンバータの出力軸のロックアツプを行う作動状態にする
とともに、変速制御時にはロックアツプ機構の作動状態
を一旦解除させるようになし、しかも、変速制御手段か
らシフトアンプ信号が変速切換用電磁手段に送出された
後、ロックアツプ機構の作動状態を一旦解除するタイミ
ングをエンジンの出力軸回転数の変化率にもとすいて得
るようにされているので、変速制御時におけるエンジン
の出力軸回転数が低下していく適切なタイミングをもっ
てロックアツプ制御手段からロックアツプ用電磁手段へ
のロックアツプ解除信号の送出を行うことが可能となり
、それにより、変速制御時のショックを緩和することが
できるとともに、エンジンの不所望な吹き上りを的確に
回避することができる。
このため、ロックアツプ機構付トルクコンバータが装備
された自動変速機を搭載した車両における変速時に運転
感覚を不快にする事態を防ぐことができまた、燃費の向
上もはかれることになる。
さらに、エンジン回転数Espは特別に高価なセンサを
設けることなく、イグニッションパルス等から得ること
もでき、このため、ロックアンプ解除タイミングを簡単
かつ確実に、しかも精度良く制御することができる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機の制御装置の一例が通
用される自動変速機の一例の機械的主要部及びこれに伴
われる油圧制御回路を示す構成図、第2図は本発明に係
る自動変速機の制御装置の一例をこれが適用された自動
変速機及びエンジンとともに示す概略構成図、第3図及
び第4図は第2図に示される例の動作説明に供される特
性図、第5図5第6図、第8図、第10図及び第12図
は第2図に示される例に用いられる制御ユニットの一例
を構成するマイクロコンピュータの動作プログラムの一
例を示すフローチャート、第7図、第9図及び第11図
は夫々第6図、第8図及び第10図のフローチャートに
従う動作説明に供される特性図である。 図中、4は変化率制御回路、5はロックアンプ、制御回
路、6は変速制御回路、10はトルクコンバータ、20
は多段歯車変速機構、200は制御ユニット、ATは自
動変速機、GKは油圧制御回路、ENはエンジン、SL
I〜SL4は第1〜第4ソレノイド弁である。 第2図 第3図 クーじン回rえ秩T5p(rpm) 第4図 N 第5図 第6図 手続補正書 昭和60年5月27日 1、事件の表示 昭和左ワ年特許願第09乙/7乙号 2、発明の名称 自動変速機の制御装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 広島県安芸郡府中町新地3番/号名 称 (3
/3)マツダ株式会社 代表者山本健− 4、代 理 人〒150 6、補正により増加する発明の数 な し+11 明細
書中、第22頁7行〜8行「変化率ΔEspが所定以上
の」とあるを1変化率が所定以上の」に訂正する。 (2) 同、第31頁5行〜6行「プロセスP24」と
あるを「プロセスP23」に訂正する。 (3)同、第35頁2行「ディシジョン45」とあるを
「ディシジョンD45」に訂正する。 (4)同、第37頁11行〜14行rEsp’よりE5
,2のほうが大きい場合には、プロセスP71でロック
アツプ作動して終了する一方、逆に、E sp’ より
E SF3の方が大きべない場合には、」とあるをra
sp”がE 、、、より大きい場合には、プロセスP7
1でロックアツプ作動して終了する一方、逆に、Esp
’がE8,2より大きくない場合には、」に訂正する。 (51同、第38頁4行「プロセス81Jとあるを[プ
ロセスP81J訂正する。 (6)同、第38頁6行〜7行「プロセス28の内容を
読む。次に、ディシジョン82でプロセス28において
」とあるを「プロセスP2Bの内容を読む。次に、ディ
シジョンD82でプロセスP28において」に訂正する
。 (7)同、第38頁11行「プロセス83」とあるを1
プロセスP83」に訂正する。 (8)同、第38頁15行「ディシジョン84」とある
を「ディシジョンD84」に訂正する。 (9)同、第38頁19行〜20行「ディシジョン85
に進む。ディシジョン85では、」とあるを[ディシジ
ョンD85に進む。ディシジョンD85では、」に訂正
する。 OI 同、第39頁6行〜7行「ディシジョン85」と
あるを「ディシジョンD85」に訂正する。 αυ 同、第35頁2行行「プロセス86」とあるを「
プロセスP86」に訂正する。 亜 図面中、第5図及び第1O図を添付図面の通り補正
する。 以上 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの出力軸とこれに連結されて駆動されるトルク
    コンバータの出力軸とを選択的にロックアツプするロッ
    クアンプ機構と、上記トルクコンバータの出力軸に連結
    された変速歯車機構の動力伝達経路を切換える変速段切
    換用電磁手段、及び上記ロックアンプ機構を作動状態も
    しくは解除状態にするロックアンプ用電磁手段を有する
    油圧制御回路と、上記エンジンの負荷またはこれに対応
    する情報を検出するエンジン負荷センサと、上記エンジ
    ンの出力軸回転数、上記トルクコンバータの出力軸回転
    数及び上記変速歯車機構の出力軸回転数のうちのいずれ
    かまたはこれに対応する情報を検出する速度センサと、
    上記エンジン負荷センサ及び速度センサから得られる信
    号にもとすいて、上記変速段切換用電磁手段にシフトア
    ップ信号もくしはシフトダウン信号を送出する変速制御
    手段と、上記エンジン負荷センサ及び速度センサから得
    られる信号にもとすいて、上記ロックアツプ用電磁手段
    にロックアンプ作動信号もしくはロックアンプ解除信号
    を送出するロックアツプ制御手段と、上記エンジンの出
    力軸回転数の変化率が所定以上の絶対値をとる負の値に
    なるときを検出する変化率検出手段とを具備して成り、
    上記ロックアツプ機構の作動状態において上記変速制御
    手段から上記変速段切換用電磁手段にシフトアップ信号
    が送出された際、上記ロックアンプ制御手段が上記ロッ
    クアツプ解除信号の上記ロックアツプ用電磁手段への送
    出を、上記変化率検出手段から得られる信号にもとすい
    て、上記エンジンの出力軸回転数の変化率が上記質の値
    になるまで遅延させることを特徴とする自動変速機の制
    御装置。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7967722B2 (en) 2005-05-30 2011-06-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller of driving device for vehicle

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JPS56127856A (en) * 1980-03-12 1981-10-06 Nissan Motor Co Ltd Lock-up type automatic transmission device
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