JPS60240201A - 携帯用無線器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明はグイポールアンテナを有する携帯用無線器に関
するものである。

［背景技術］ 従来の携帯用無線器は、第３図に示すようにケーシング
１の外部に単一の金属棒で構成されたロッドアンテナ７
を突設し、またアンテナ７のアース面としては送受信回
路２を実装せるプリント基板上のグランドラインが用い
られていた。しかしながら、かかるプリント基板上のグ
ランドラインはもともとアンテナ素子として設計されて
いるへけではないのであまり高い利得を得ることができ
ず、また周囲の状況に応じてアンテナ特性が変化しやす
く、動作が不安定になるという問題があった。。

そこでかかる携帯用無線器において、動作を安定させ、
高利得を得るためにはプリント基板上のグランドライン
などを用いずに、第４図及び第５図に示すように一対の
等長なアンテナ素子８　ａ、　８ｂを同一直線上に配列
したダイポールアンテナを用いればよいことが考えられ
る。上記各図において、５は平衡・不平衡変換用のバル
ーンである。

しかしながら、かかる一対のアンテナ素子８ａ、８ｂを
ケーシング１の外部に突設することは、携帯用無線器と
して外観上好ましくなく、また取り扱い上の不注意によ
り誤っていずれか一方のアンテナ素子８　ａ、　８　ｂ
を祈ってしまう恐れが多分にあった。

［発明の目的］ 本発明は上述のような点に鑑みて為されたものであり、
グイボールアンテナを具備して高利得かつ高安定性を実
現でき、しかも外観が良好で、また誤ってアンテナ素子
を折ってしまうような可能性も少なくできるようにした
携帯用無線器を提供することを目的とするものである。

［発明の開示］ 以下、本発明の構成を図示実施例について説明すると、
第１図及び第２図に示すように、電磁波を透過する。材
質よりなるケーシング−内に無線通信回路として送受信
回路２を内蔵せる携帯用無線器において、ケーシング−
を貫通してケーシング−の外部に突設された金属棒より
なり、ケーシング−内に位置する基端部が上記送受信回
路２につながる外部アンテナ素子３−と、外部アンテナ
素子３と略等艮で、且つ外部アンテナ素子３と略同−直
線上に位置するようにケーシング−内に内蔵され、外部
アンテナ素子３に近い側の端部が上記送（ 受信回路２につながる内部アンテナ素子４とを設けて、
両アンテナ素子３，４にてダイポールアンテナを構成す
るようにしたものである。本発明にあっては、このよう
にダイポールアンテナを具備することにより、高利得か
つ高安定性を実現しており、また内部アンテナ素子４が
ケーシング−内に収納されていることにより外観を良好
にすると共に内部アンテナ素子４の外力による破損を防
止しているものである。

しかして上記図示実施例において、ケーシング１は合成
樹脂のような電磁波を良く透過せしめる材質よりなり、
ケーシング１内の内部アンテナ素子４から外部への電磁
波の放射、および内部アンテナ素子４によるケーシング
１外部からの電磁波の受信を可能にしている。無線通信
回路として図示実施例にあっては送受信回路２を用いて
いるが送信回路または受信回路のいずれか一方のみを無
線通信回路として具備するものであっても構わない。外
部アンテナ素子３は従来のロッドアンテナとほぼ同様に
構成されており、たとえば多段式で伸縮自在とした金属
棒の基端部をケーシング１に貫通するように固定し、ケ
ーシング１内の端部をバルーン５を介して送受信回路２
に接続するようにして構成されている。バルーン５は上
記送受信回路２と両アンテナ素子３，４とのインピーダ
ンスのマツチングと、平衡・不平衡の変換とを兼ねてい
るものである。内部アンテナ素子４は外部アンテナ素子
３と略同−直線上に配設され、その長さは外部アンテナ
素子３を最大の長さにまで伸張せしめたときの長さと略
等艮となっている。第１図実施例にあっては内部アンテ
ナ素子４は金属棒からなっており、ケーシング１内に固
定されている。また第２図実施例にあっては内部アンテ
ナ素子４はプリント基板６上のプリントパターンにて構
成されており、このプリント基板６上に送受信回路２お
よびバルーン５が実装されている。

［発明の効果］２ 本発明は叙上のように構成されており、内部アンテナ素
子と外部アンテナ素子とよりなるグイボールアンテナを
具備することにより、高利得かつ高安定性を実現でき、
また内部アンテナ素子は携帯用無線器のケーシング内部
に収納されているので、ダイポールアンテナの双方のア
ンテナ素子がケーシングの外部に露出している場合に比
べると外観が頗る良好になり、しかも取り扱い上の不注
意によりアンテナ素子を破損する恐れも少なくなるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る携帯用無線器の概略構
成図、第２図は本発明の他の実施例に係る携帯用無線器
の要部概略構成図、第３図は従来例の概略構成図、第４
図及び第５図はそれぞれ他の従来例の概略構成図である
。 １はケーシング、２は送受信回路、３は１部アンテナ素
子、４は内部アンテナ素子、５はバルーン、６はプリン
ト基板である。 代理人　弁理士　石　１）長　七 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電磁波を透過する材質よりなるケーシング内に無
   線通信回路を内蔵せる携帯用無線器において、ケーシン
   グを貫通してケーシングの外部に突設された金属棒より
   なり、ケーシング内に位置する基端部が上記無線通信回
   路につながる外部アンテナ素子と、外部アンテナ素子と
   略等長で、且つ外部アンテナ素子と略同−直線上に位置
   するようにケーシング内に内蔵され、外部アンテナ素子
   に近い側の端部が上記無線通信回路につながる内部アン
   テナ素子とを設けて、両アンテナ素子にてグイボールア
   ンテナを構成して成ることを特徴とする携帯用無線器。
2. （２）無線通信回路は両アンテナ素子との接続部分にバ
   ルーンを有し、該バルーンと無線通信回路の主回路部分
   とは同一プリント基板上に実装して成ることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の携帯用無線器。
3. （３）内部アンテナ素子を無線通信回路と同一プリント
   基板上のプリントパターンにて構成して成ることを特徴
   とする特許請求の範囲第２項記載の携帯用無線器。