JPS6023779B2 - プライマ−組成物 - Google Patents

プライマ−組成物

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JPS6023779B2
JPS6023779B2 JP3541778A JP3541778A JPS6023779B2 JP S6023779 B2 JPS6023779 B2 JP S6023779B2 JP 3541778 A JP3541778 A JP 3541778A JP 3541778 A JP3541778 A JP 3541778A JP S6023779 B2 JPS6023779 B2 JP S6023779B2
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JP
Japan
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parts
ethylene
primer composition
propylene
rubber
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JP3541778A
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達也 村知
孝昌 鈴木
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エチレンープロピレン系加硫ゴム用プラィマ
ー組成物に関する。
エチレンープロピレン系加硫ゴムは、天然ゴム(NR)
やスチレン−ブタジェン共重合ゴム(SBR)、ポリブ
タジエンゴム(BR)、イソブチレンーイソプロピレン
共重合ゴム(11R)、ポリクロロプレンゴム(CR)
、アクリロニトリルーブタジェン共重合ゴム(NBR)
、ポリイソプレンゴム(IR)等の合成ゴムに比べて、
耐候性、耐老化性、耐オゾン性などに卓越した性能を示
し、更に使用温度範囲も一50qo〜150oCと広範
囲である等、優秀な特徴を有するゴムであり、現在では
多方面で使用されるようになった。
ところがこのエチレンープロピレン系加硫ゴムは主鎖中
に不飽和結合や樋性基を含まないことから、塗料を塗布
しても、生じた塗膜は剥離し易く、このためこの加硫物
に対する塗装は困難を極め、更にまた加硫物相互若しく
は金属、プラスチック等の他の物質との接着に際しても
同様の理由から接着し難いということが知られている。
このような欠点に対し、従来すでに数々の対応策が試み
られている。例えば‘1’ワイヤーブラシ、サンドペー
パー等で表面を研磨する【2)紫外線照射を行う(3}
濃硫酸に浸債する{4}有機モノカルボン酸およびリン
酸の混合物溶液で処理する【5}ァルデヒド類で処理す
る{6ー塩素化ポリプロピレンおよびエチレンジアミン
の混合物を塗装する{7}ョウ化ィソシアネートで処理
する■オゾンにさらして表面を酸化させる(9ー次亜ハ
ロゲン酸アルキルで処理する皿重合脂肪酸で変性したェ
ポキシ樹脂、アミン系硬化剤及び有機溶剤で処理する等
の方法がそれである。しかしながらこれら従来の処理方
法においては、■研磨状態のムラが生じ易い、■紛塵の
発生による衛生上の問題がある、■加硫物の劣化を招く
、■処理剤の取扱いに危険を伴う、■特殊な処理剤を必
要とする、■処理工程が複雑である、■設備に費用がか
かる等の欠点が存在する上、このような処理を施しても
必らずしも塗料の密着性もしくは接着剤の接着性は充分
であると云えなかった。本発明者等は、エチレンープロ
ピレン系加硫物のプラィマ−組成物について研究してい
たところ、この加硫物の特性である柔軟性、屈曲性をそ
こなうことなくしかも加稀物表面に対して充分なる密着
性を有するプラィマ−組成物を見し、出し、本発明を完
成するに到った。
すなわち、本発明はエチレンープロピレン系加硫ゴムに
使用する新規なプラィマー組成物を提供するものである
本発明のプラィマー組成物は、二重結合が98%以上水
素添加されたポリヒドロキシポリブタジヱンとエチレン
ープロピレンターポリマー又はエチレンープロピレンポ
リマーとを有機溶剤に溶解させてなることを特徴とする
ものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において用いる二重結合が98%以上水素添加さ
れたポリヒドロキシポリブタジェンとは以下述べる如き
ものである。
まず、ここでいうポリヒドロキシポリブタジェンとは、
1分子中に1個以上好ましくは1.8〜5.の固のヒド
ロキシル基を有するポリブタジェンポリマ−であり、平
均分子量は通常500〜50000、好ましくは100
0〜20000であり、その製造方法としては、特定さ
れないが、公知の種々の方法が採用できる。例えば、ブ
タジェンの重合に際しては過酸化水素、シクロヘキサノ
ンパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサィド
、官能基を有するアゾビス系化合物、例えば8′−アゾ
ピス(3−シアノ)一n−プロパノール、6,6−アゾ
ビス(6−シアノ)−n・ベンタノール等のヒドロキシ
ル基を含むラジカル重合開始剤を用いてアルコール、ケ
トン、ェステル等の触媒円でラジカル重合してもよいし
、また、脂肪族アゾジカルボン酸又はそのェステル等の
ラジカル重合開始剤により同様に重合しした後、カルボ
キシル基又かェステル部において還元してポリヒドロキ
シブタジェンを得る方法もある。
またナトリウム、リチウム等のアルカリ金属あるいはア
ルカリ金属と多環芳香族化合物との錆体を触媒としてア
ニオン重合し、次いでアルキレンオキシド、ェピクロル
ヒドリン等で官能化を行なう方法でもよい。
アニオン重合に使用する触媒は具体的にはリチウムのナ
フタリン鍔体、アントラセン鍔体、ビフェニル鍔体のよ
うなリチウム鰭体あるいは1,4−ジアルカル金属ブタ
ン、1,5−ジアルカリ金属ペンタン、1,10−ジア
ルカリ金属デカン、1,4−ジアルカリ金属、1,1,
4,4−テトラフエニルブタンのようなジアルカリ金属
炭化水素が挙げられる。更にかかるアニオン重合を円滑
に進行させるために、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶
媒が使用される。
ただし触媒としてアルカリ金属を使用する場合には、上
記溶媒とジェチルェーブル、ジプロピルエーテル、エチ
ルプロピルエーナル、エチルブチルェーテル等のルイス
塩基を併用することが好ましい。このようにして得られ
たりビングポリマーに常法に従ってェポキシ化合物を反
応させ、次いで塩酸、硫酸、酢酸等のプロトン酸で処理
することによりポリヒドロキシブタジェンを得ることが
できる。
ここで使用するェポキシ化合物としては、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、
シクロヘキセンオキサイド、スチレンオキサィド、フェ
ニルグリシジルェーテル等のモノェポキシ化合物:ビス
フェノールAのグリシジルヱーテル、ビニルシクロヘキ
センジエポキサイド、ブタジエンジエポキサイド、ジシ
クロベンタンエンジエポキサイド、リモネンジエポキサ
ィド、エチレングリコールのビスェポキサィド等のポリ
ェポキシ化合物:ェピクロルヒドリン、ェピブロムヒド
リン、メチルェピクロルヒドリン等のハロェポキシ化合
物を使用することができる。
より好ましくはポリェポキシ化合物、ハロェポキシ化合
物である。その使用量はモノェポキシ化合物の場合には
、ポリマーに対して等モル比特に2モル以上が好ましい
この時リビングポリマーの両末端には、ェポキシ化合物
が開環して結合し、かつ開環ししたヒドロキシ基の水素
原子がアルカリ金属で置換された状態で結合していると
考えられる。一方、ポリヱポキシ化合物、ハロェポキシ
化合物を使用する場合には得られるポリマーの用途、即
ちポIJマーの分子量およびヒドロキシル基の数により
、適宜選択されるが、通常リビングポリマーに対し0.
5〜2.0モル比、好ましくは0.6〜1.0モル比使
用される。
この時ェポキシが開環した後、主としてリビングポリマ
ー同志が結合され、アルカリ金属で置換されたヒドロキ
シル基を有するェポキシ化合物を介して数分子結合した
ポリマーが得られる。
また高分子量のポリブタジェンポリマ−をオゾン分解又
はその他の方法によって得た酸素を含むポリマーを還元
する方法によってもポリヒドロキシ、ポリブタジェンを
得ることができる。得られたポリヒドロキシポリブタジ
ェンのミクロ構造に関しては、その製造方法によって1
,2一結合と1,4−結合を種々の割合で有するポリマ
ーが得られる。例えばラジカル重合法を用いて製造され
たポリヒドロキシポリブタジェンのミクロ構造はシスー
1,4結合が5〜30%、トランス−1,4結合が50
〜880%、1,2結合が15〜30%であり、通常1
,4結合の多いミクロ構造となる。またアニオン重合法
においても、使用する触媒や溶媒の種類を選択すること
により1,4一結合の多いポリヒドロキシポリブタジェ
ンを得ることができる。本発明組成物で使用する水素添
加されたポリヒドロキシポリブタジェンは、この様にし
て製造されたポリヒドロキシポリブタジェンをヒドロキ
シル基を保持した状態で主鎖および/または側鎖の二重
結合を水素添加することによって得られる。水添触媒と
しては、ニッケル、コバルト、クロム、銅、パラジウム
、白金、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニウム
等が一般的に使用されるが、好ましくはニッケル、ルテ
ニウムである。これらの各種の金属触媒は、金属それ自
体で、又は担体に担持させた不均一系触媒として、ある
いは、金属を可溶塩となした均一系触媒として用いられ
ている。上記の担体としては、カーボン、アルミナ、シ
リカ、アルミナ・シリカ、ケィソウ土、炭酸バリウム、
炭酸カルシウム等が使用される。
この場合担体上の上記金属の担持量は通常0.01〜5
の重量%の範囲であり好ましくは0.2〜15重量%で
ある。ポリヒドロキシポリブタジエンは、そのままで上
記の金属を触媒として水素と反応させ得るが溶媒を使用
することにより、より良好な水添反応を行なうことがで
きる。この溶媒としては、脂肪族炭化水素、芳香族炭化
水素、アルコール、ェーナル、あるいはこれらの混合溶
媒を使用することができる。水添に際して使用される上
記の触媒の量は、触媒の種類、水添形式等により異なる
が、例えば、ルテニウム触媒を用いて懸濁重合を行なう
場合、該ルテニウムのポリヒドロキシポリブタジェンに
対する比率は、0.01〜1.0の重量%の範囲で用い
られる。
反応温度は20〜150q0が好ましい。反応温度が高
温になると、水添速度を増大させることができるが、ヒ
ドロキシ基の切断が無視し得なくなるので好ましくない
。使用する水素は、常圧でフロー系あるいは高圧で用い
てもよく、更に水添反応は固定床懸濁方式等いかなる反
応形態をも採用し得る。以上の様な水添条件により、ポ
リヒドロキシポリプタジェン中の主鎖および/または側
鎖の二重結合が水添されるが、本発明組成物に用いるも
のは該ポリマー中の二重結合がほぼ完全に水添されてい
ることが必要で、水添前のポリマー中の二重結合の98
%以上、好ましくは99%以上、さらに好ましくは実質
的に二重結合が残存しなくなるまで水添されることが必
要である。
本発明のプラィマー組成物は上記の二重結合が聡%以上
水素添加されたポリヒドロキシブタジェンとエチレンー
プロピレターポリマ一又はエチレンープロピレンポリマ
−とを有機溶剤に溶解させたものであり、エチレン−プ
ロピレン加硫ゴム基村のプライマーとして使用するもの
である。
本発明のプラィマー組成物において用いられる上記エチ
レンープロピレンーターポリマ−又はエチレンープロピ
レンポリマーには通常配合剤が配合される。その配合剤
としてはゴム加硫剤、架橋剤、加硫促進剤、加硫促進助
剤、老化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、可塑
剤、軟化剤、ゴム補強剤、充テン剤があげられるがそれ
らの配合剤としては次の如きものを例示しうる。ゴム加
硫剤・架橋剤:ィオウ、ペンソーィルベルオキシド、第
三一ブチルヒドロ・ベルオキシド、2,4一ジクロロジ
ベンゾイル・ベルオキシド、ジクミル・ベルオキシド、
2,5ージメチルー2,5−ジ(第三一ブチルベルオキ
シ)へキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ
ー(ベルオキシベンゾエート)、2,5−ジメチル−2
,5ージ(第三一ブチルベルオキシ)へキサンー3、m
p−ジイソプロピルベンゼンのQ,Q −ビス−第三一
ブチルベルオキシド等。
これらは単独または2種以上の混合物として使用できる
。加硫促進剤:へキサメチレンテトラミン、nーブチル
アルデヒドアニリン、N,N′ージフエニルチオ尿素、
N,N′−ジェチルチオ尿素、1,3一ジフエニルグア
ニジン、ジーo−トリルグアニジン、1一o−トリルビ
グアニド、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジーベン
ゾチアジルジスルフイド、2ーメルカプトベンゾチアゾ
ールの亜鉛塩、2−(2′,4′ージニトロフヱニルチ
オ)ペンゾチアゾール、2ーメルカプトベンゾチアゾー
ルのシクoヘキシルアミン塩、2−(N,N′−ジエチ
ルチオカルバモイルチオ)ペンゾチアゾール、2一(4
′ーモルホリノジチオ)ペンゾチアゾール、Nーシクロ
ヘキシルー2ーベンゾチアゾリルスルフエンアミド、N
ーオキシジエチレン−2−ペンゾチアゾリルスルフエン
アミド、N,N−ジシクロヘキシルー2−ペンゾチアゾ
リルスルフエンアミド、テトラメチルチウラムジスルフ
イド、テトラエチルチウラムジスルフイド、テトラブチ
ルチウムジスルフイド、テトラメチルチウラムモノスル
フイド、ジーペンタメチレンチウラムテトラスルフイド
、ベンタメチレンジチオカルバミン酸ピベリジン塩、ピ
ベコリルジチオカルバミン酸ピベコリン塩、ジメチルチ
オジチオカルバミン酸亜鉛、ジヱチルジチオカルバミン
酸亜鉛、ジープチルジチオカルバミン酸亜鉛、N−エチ
ル−N−フェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジーメチル
ジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸第
二鉄等。これらは単独で又は2種以上の混合物として使
用できる。加硫促進助剤:亜鉛華、炭酸亜鉛、酸化マグ
ネシウム、鉛丹、鉛白、水酸化カルシウム、ステアリン
酸、オレィン酸、ラウリン酸、ステアリン酸亜鉛、ジブ
チルアンモニウムオレ−ト、ジーn−ブチルアミン、モ
ノエタノールアミン、ジーエタノールアミン、トリェタ
ノールアミン等。
これらは単独又は2種以上の混合物として使用できる。
老化防止剤・酸化防止剤・オゾン劣化防止剤:フエニル
−Q−ナフチルアミン、フエニルー8−ナフチルアミン
、N,N′−ジフヱニルーp−フエニレンジアミン、N
,N′ージーB−ナフチル−p−フエニレンジアミン、
N,N′−ジフエニル・エチレンジアミン、N−シクロ
ヘキシルーN′−フエニル−p−フエニレンジアミン、
N−オクチルーN′ーフエニルーpーフエニレンジアミ
ン、N,N′−ジヘプチル−p−フエニレンジアミン、
p−イソフ。ロポキシ・ジフエニルアミン、ジーo−ト
リル・エチレンジアミン、P,P′ージァミンジフェニ
ルメタン等。これらは単独又は2種以上の混合物として
使用できる。可塑剤:ジメチルフタレート、ジェチルフ
タレート、ジープチルフタレ−ト、ジイソブチルフタレ
ート、ジアミルフタレート、ジヘキシルフタレート、ブ
チル・オクチルフタレート、ブチル・イソデシルフタレ
ート、ブチル・ラウリルフタレート、ジ−(2ーエチル
ヘキシル)フタレート、ジーn−オクチルフタレート、
ジー2−オクチルフタレート、ジラウリルフタレート、
ジヘプチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、オ
クチル・デシルフタレート、ジーn−プチルアジベート
、ジー(2ーエチルヘキシル)アジベート、ジイソオク
チルアジべ−ト、ジイソデシルアジべ−ト、オクチル・
デシルアジベート、ベンジルーn−プチルアジべ−ト、
ジー(2ーエチルヘキシル)アゼレート、ジー2−エチ
ルヘキシル−4−チオアゼレート、ジーn−へキシルア
ゼレート「ジメチルセバケート、ジエチルセバケート、
ジーnーブチルマレート、ジェチルマレート等。
これらは単独で又は2種以上の混合物として使用できる
。軟化剤:プロセスオイル、パラフィン、流動パラフィ
ン、鉱物油、ワセリン、コールタール、ヒマシ油、綿実
油、アマニ油、ナタネ油、大豆油、バーム油等。
これらは単独で又は2種以上の混合物として使用できる
。ゴム補強剤:カーボンブラック、亜鉛華、無水ケイ酸
、含水ケイ酸、クマロン・ィンデン樹脂等。
これらは単独で又は2種以上の混合物として使用できる
。充テン剤:炭酸カルシウム、ドロマィト、夕ルク、硫
酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等。
これらは単独で又は2種以上の混合物として使用できる
。本発明で使用する有機溶剤としてはn−キサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルヱン、キシレン等の炭化水
素類、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロルェチレン
等の塩素系化合物類、テトラィビトフランのエーテル類
、二硫化炭素などがあげられ、これ等は単独でまたは2
種以上の混合物として使用することができる。
本発明者等はエチレンープロピレン系加硫ゴム用のプラ
ィマー組成物について探究していたところ、この加硫ゴ
ムの特性である柔軟性、屈曲性をそこなうことなく、し
かも充分なる密着性を有する本発明のプラィマー組成物
を見し、出した。
従って、本発明のプラィマー組成物の適用対象となるエ
チレンープロピレン系加硫ゴムの中には、エチレンープ
ロピレンーターポリマー又はエチレンープロピレンポリ
マーの他に、これらの特性を失わない範囲の量で、他の
ゴム成分、例えば天然ゴム(NR)、スチレンープタジ
ェン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR
)、アクリロニトリルブタジヱン(NBR)、ポリイソ
プレン(IR)、クロロプレンゴム(CR)、プチルゴ
ム(11R)、や他の樹脂成分、例えばポリエチレン(
PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン一酢ビ共重
合体(EVA)などを含有したものも包含される。他の
ゴム成分の含有量は通常は、エチレンープロピレンータ
−ポリマー又はエチレンープロピレンポリマーの1/a
量以下である。また、適用対象となるゴム物質には通常
使用される配合物、すなわち、加硫剤としてィオウ、モ
ルホリン、ジスルフイド、ジクミルパーオキサイド等加
硫促進剤として、2ーメルカプトベンゾチアゾール、ジ
メチルージチオカルバミン酸亜鉛、テトラメチルチゥラ
ムジスルフィド等、老化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣
化防止剤としてフェニル−Q−ナフチルアミン、2,6
ージ−t−ブチルーpークレゾール等、充填剤としてカ
ーボン、含水ケイ酸、炭酸マグネシウム、クレー等可塑
剤としてジオクチルセバケート、鉱物油等が使用されて
いることはいうまでもない。
本発明のプラィマー組成物は、EPDM,EPPおよび
オレフィン系熱可塑性ゴムとウレタン塗料もしくは接着
剤の下塗り剤として用いることによりその密着性を向上
させることができる。
例えば本発明のプラィマー組成物をエチレンープロピレ
ン系加流ゴムに塗布後その上層に末端にィソシアネート
基を有するウレタンプレポリマーを塗布し室温にて乾燥
させると密着性の優れた製品が得られる。また、本発明
のプラィマー組成物をエチレンプロピレン系加硫ゴムに
塗布後、軟質、半硬発泡ウレタン機材を発泡させること
により、発泡ウレタンとエチレンープロピレン系加硫ゴ
ムとの密着性の優れた製品を得ることができる。上記軟
質発泡ウレタン材料の例としては、ポリプロピレングリ
コール系ポリオール(分子量約3000)10礎邦、水
4.$部、トリェチレンジアミン0.1部、スタナスオ
クトエート0‐4礎部、トルエンジイソシアネート10
5部よりなるものが、半硬質フオームの例としてはポリ
プロピレングリコール系ポリオール(分子量約2000
)10碇部、水2.戊部、トリェチレンジアミン0.2
部、スタナスオクトヱート0.4部、ポリフェニレンメ
タンポリィソシアネート110部よりなるものが、硬質
フオ−ムの例としてポリプロピレングリコール系ポリオ
ふくル(分子量約800)10礎都ジエチルエタノール
アミンi.碇部、ジブチルチンジラウレート0.1部、
フレオン38部、ポリフェニレンメタンーポリイソシア
ネート(粗4,4′ージフヱニルメタンジィソシアネー
ト)117部よりなるものがあげられる。また線状高分
子ポリウレタンを塗料または接着剤として用いる場合、
エチレンープロピレン系加硫ゴムに本発明のプラィマー
組成物を塗布後、線状高分子ポリウレタンを有機溶剤(
ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル等)に溶解して、塗布すると、その密着力を向上させ
る。
以下に実施例を掲げて本発明を具体的に説明するが、本
発明は、これらの実施例により、限定されるものではな
い。
実施例中において用いた加硫ゴム基材は次のようにして
調製された。
エチレンープロピレンーターポリマ−10戊部、カーボ
ンブラック70部、鉱物油35部、亜鉛華5部、ステア
リン酸1部、加硫促進剤2部、ィオウ1.5部のゴム配
合物を16000で30分間加硫を行ない。
エチレンープロピレンーターポリマ‐加硫物を得た。な
お、実施例中のハク離試験はJIS○0202による。
実施例 1 エチレンープロピレンーターポリマー10碇都、亜鉛姿
5部、ステアリン酸1部、カーボンブラック10の部、
鉱物油3碇部、テトラチウラムジスルフィド1部、2ー
メルカプトベンゾチアゾール1.5部、ィオゥ2部を混
練りし、配合物とし、この配合物3部と二重結合が98
%以上水素添加されたポリヒドロキシブタジェン2部と
をキシレン95部に熔解してブラィマー組成物を調製し
た。
このプラィマー組成物を加硫ゴム基材にディピングし、
室温で上記溶剤を蒸発させた後、その加硫ゴム基材表面
に末端にNCO基を有するウレタンプレポリマーを塗布
し10000で10分間硬化させた。1800ハク離散
験を行なった結果そのハク離強度は2.1は/肌であっ
た。
実施例 2 実施例1と同じブラィマー組成物を加硫ゴム基材にデイ
ピングし、180q○で5分間プライマー組成物を硬化
させた後、実施例1で用いたウレタンプレポリマーを塗
布し室温で硬化させた。
180oハク雛試験を行なった結果そのハク雛強度は3
.2は/肌であった。
実施例 3 エチレンープロピレンポリマー10礎部、亜鉛拳5部、
カーボンブラック5碇部、シリカ5碇部、ジクミルパー
オキサィド3部、ィオウ0.5部を混練りし、配合物と
し、この配合物4部と二重結合が斑%以上水素添加され
たポリヒドロキシブタジェン1部とをキシレン95部に
溶解してプラィマー組成物を調製し、このプラィマー組
成物を加硫ゴム基材にディピングし、18000で1び
分間プラィマー組成物を硬化させた後、実施例1で用い
たウレタンプレポリマーを塗布し、室温で硬化させた。
180ハク離試験を行なった結果ハク離強度は3.5k
9/肌であった。実施例 4 実施例3と同じ配合物4.5部と二重結合が聡%以上水
素添加されたポリヒドロキシプタジェン0.5部とをキ
シレン95部に熔解してプラィマー組成物を調製した。
このプラィマー組成物を加硫ゴム基材にディピングし、
1800○で10分間プライマー組成物を硬化させた後
、実施例1で用いたウレタンプレポリマーを塗布し室温
で硬化させた。180oハク離試験を行なった結果、ハ
ク雛強度は3.1k9/肌であった。
実施例 5 エチレンープロピレンーターポリマー10唯郡、亜鉛華
5部、ステアリン酸1部、鉱物油2碇部、シリカ50部
、テトラメチルチウラムスルフイド1部、2−メルカプ
トベンゾチアゾール1.5部、ィオウ2部を鷹練りし、
配合物とし、この配合物3部と二重結合が98%以上水
素添加されたポリヒドロキシプタジェン2部とをキシレ
ン95部に溶解してプラィマ−組成物を調製した。
このプラィマー組成物を加硫ゴム基材にディピングし、
180qCで10分間プラィマー組成物を硬化させた後
、実施例1で用いたウレタンポリマーを塗布し、室温で
硬化させた。180oハク離試験を行なった結果、ハク
離強度は3.5k9/肌であった。
実施例 6 エチレンーブロピレンーターポリマ−10碇部、亜鉛筆
5部、ステアリン酸1部、カーボンブラック7の靴、鉱
物油2碇郡、テトラメチルチウラムジスルフィド1部、
2ーメルカプトベンゾチアゾール1.5部、ィオウ2部
を混練りし、配合物とし、この配合物3部と二重結合が
98%以上水素添加されたポリヒドロキシブタジヱン2
部とをキシレン95部に溶解してプラィマー組成物を調
製した。
このプラィマー組成物を加硫ゴム基材にディピングし、
18000で10分間プラィマー組成物を硬化させた後
、実施例1で用いたウレタンプレポリマーを塗布し、室
温で硬化させた。1800ハク雛試験を行なった結果ハ
ク雛強度は3.9k9/弧であった。
これら実施例による本発明のプラィマー組成物の効果は
、下記の対照例による実験結果と比較すると明らかに優
れたものでることが判る。対照例 1 「ェステルレジン20」(商品名:東洋紡績社製、飽和
ポリエステル)を〔メチルエチルケトン‘1’:トリオ
ール側〕混合溶剤にて溶解したものを用い、実施例と同
じ加硫ゴム基材に塗布し、室温にて乾燥後、実施例で用
いたウレタンプレポリマーを塗布し、180oハク離試
験を行なったところ、両者は全く付着しなかった。
対照例 2 「ピニライトVMCH」(商品名:ユニオンカーバィド
社製、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂)を〔メチ
ルエチルケトン‘1}:トリオール‘1’〕混合溶剤に
溶解したものを用い、実施例と同じ加硫ゴム基材に塗布
し、室温にて乾燥後、実施例で用いたウレタンプレポリ
マーを塗布し、1800ハク雛試験を行ったところ、両
者は全く付着しなかつた。
対照例 3 「ェスレツクBM−2」(商品名:積水化学製、ブチラ
ール樹脂)を〔ブタノール【1’;キシロール【川浪合
溶剤に溶解したものを用い、実施例と同じ加硫ゴム基材
に塗布し、室温にて乾燥後、実施例で用いたウレタンプ
レポリマーを塗布し、180oハク離試験を行なったと
ころ両者は全く付着しなかった。
対照例 4 「オレスタ‐M55‐8船」(商品名:三井東庄製、湿
気硬化型ポリウレタン樹脂)をトリオールで溶解したも
のを用い、実施例と同じ加孫ゴム基材に塗布し、室温に
て乾燥後、実施例で用いたウレタンプレポリマーを塗布
し、1800ハク離試験を行なったところ両者は全く付
着しなかった。
対照例 5「デスモフェン100」(商品名:バイエル
社製、ポリヒドロキシ化合物)10碇都と「デスモジュ
ールL」(商品名:バイエル社製、ポリィソシアネート
)15の部を〔メチルグリコールアセテート:酢酸ブチ
ル:酢酸エチル:トルオール〕混合溶剤にて混合溶解し
たものを用い、実施例と同じ加硫ゴム基村に塗布し、室
温にて乾燥後、実施例で用いたウレタンプレポリマ−を
塗布し、180oハク離試験を行なったところ両者は全
く付着しなかった。
対照例 6 「ベツコゾールJ−534」(商品名:大日本インキ化
学工業製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)をミネラル
ベースにて溶解し、更に乾燥剤としてナフテン酸コバル
トを添加したものを用い、これを実施例と同じ加硫ゴメ
基材に塗布し、室温にて乾燥後、実施例で用いたウレタ
ンプレポリマーを塗布し、1800ハク離試験を行った
両者は全く付着しなかった。対照例 7 「ベツコゾールJ−524」(商品名:大日本インキ化
学工業製、アマニ油変性短油アルキド樹脂)8碇郭、「
スーパーベツカミンJ−820」(商品名:大日本イン
キ化学工業製、プチル化メラミン樹脂)20部をキシロ
ールに混合溶解したものを用い、これを実施例と同じ加
硫ゴム基材に塗布し、120qCで30分乾燥後、実施
例で用いたウレタンプレポリマーを塗布し、180oハ
ク離試験を行った。
両者は全く付着しなかった。対照例 8 「アクリロィドC−110V」(商品名:ローム・アン
ド・ハース社製、熱可塑性アクリル樹脂)99部、ニト
ロセルロース1部をトリオールに混合溶解したものを用
い、これを実施例と同じ加硫ゴム基材に塗布し、室温で
乾燥後実施例で用いたウレタンプレポリマーを塗布し、
180oハク離試験を行った。
両者は全く付着しなかった。対照例 9 「アクリディック47一712」(商品名:大日本イン
キ化学工業製、熱硬化性アクリル樹脂)8礎郭と「スー
パーベッカミン47−508」(商品名:大日本インキ
化学工業製、プチル化メラミン樹脂)2碇部を〔トリェ
ン(2}:酢酸ブチル‘1’〕混合溶剤に溶解したもの
を用い、これを実施例と同じ加硫ゴム基材に塗布し、1
5000で3粉ふ間乾燥後実施例で用いたウレタンプレ
ポリマーを塗布し、180COハク離試験を行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二重結合が98%以上水素添加されたポリヒドロキ
    シポリブタジエンとエチレン−プロピレンターポリマー
    又はエチレン−プロピレンポリマーとを、有機溶剤に溶
    解させたものからなるエチレン−プロピレン系加硫ゴム
    用プライマー組成物。
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