JPS60237233A - ブレ−キ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明はブレーキバンドのライニングを回転体のブレー
キドラムに巻回し、ブレーキバンドをブレーキレバーに
適宜係止することによシライニングをブレーキドラムに
圧接してブレーキをかけるブレーキ装置に関する。

（ロ）　従来技術 この種のブレーキ装置は実開昭５８−５５７９２号公報
で示すように全自動洗１１１４１１で用いられてイ いる。以下全自動洗濯機に於けるブレーキ装置を出願人
が先に出願した実願昭５８−１４４３６ｊ号に基づいて
説明する・第４図〜第６図に於いて、（１）は側壁に多
欲の小孔＋２）′ｔ−有する脱水兼洗濯槽で、底部中央
に回転翼（３）を、又その外周には外槽（４）を有し、
外槽（４）は復改のロンド（５）によって外箱（６）内
に懸架されている。（７）は外槽（４）底面に取付けら
れた軸受ケースで、大径山型の回転翼（３）及び洗濯槽
（１１を夫々固着した翼軸（８）及び脱水軸（９）が同
心的にこの軸受ケース（７１内に支承されている。翼軸
（８）及び脱水軸（９）には夫々プーリーααと（１１
１が固定され、プーリー（１０１とＵは夫々ベル）（１
２１とα３１ｅ介して洗濯モータ■と脱水モータ（１５
により回転される。（１６１は玉軸受、面はオイルレス
メタルである。上記洗濯モータＩは回転翼（３）を１秒
程度の回転時間で低速間欠反転させる。

次にブレーキ装置について説明する。脱水軸（９）には
ブレーキドラム（１８１が固着され、このブレーキドラ
ム化の外周面に、５Ｋ−５等の金属材料から成り、且つ
ブレーキライニング任９を有するブレーキバンド■が弾
性的に嵌着され、ブレーキバンド（分の一端は外方へ折
曲されて係合片（２１１となつ℃お９、この係合片ｔ２
ｎｔ−ブレーキレバー１２２１の係止孔（２３１に係脱
する。ブレーキライニング任９は不織布系のものであり
、ブレーキバンド（２αの内周面に接着剤により止着し
である。

ここで、上記ブレーキレバー（２２１は金属材料から成
り、支軸＠に枢支してあり、脱水時には排水弁を開放作
動するソレノイド（図示せず）によりブレーキバンド■
の係合片０１１から離れてブレーキを解除し、制動時に
はソレノイドによる付勢を受けずにスプリング（図示せ
ず）の弾力により図中実線の如く係止孔ｃ！３１ヲ係合
片圓に係合し、ブレーキライニングα９をブレーキドラ
ム化に圧接して両者間の摩擦によりブレーキをかける。

尚、図中矢印（時計方向）は脱水時のブレーキドラムａ
＆の回転方向を示す。

斯る従来例には次の欠点がある。

ｆｌ）　ブレーキバンド醸の寸法、形状を精度良く出さ
ないと、ライニング（１９とドラム錦の接触面圧が部分
毎にばらつき、ブレーキ音が増大する。従”３［、精度
を上げるために、バンド形成時ｏｘ４が多くなり、また
全数を治具に止めて検査していた０ （Ｉｌｌ　ライニング（１９の接着作業が機械化しにく
く、バンド（イ）の表面状態や接着作業によって接着力
が直ぐにばらつく。従って、接着後約２４時間接着面を
圧接することにより接着強度を得ていた。

（ＩＩ）　この結果、ブレーキバンドの製造、ライニン
グの取付は作業については極めて作業性が悪かつた。

（／罎　発明の目的 本発明は、樹脂材料から成るライニングにバンドをイン
サート成型することにより、接触面圧のばらつきを軽減
すると共にライニングとバンドを一様に連結し、もって
作業性を改善するものである。

に）発明の構成 本発明は、ライニング全耐摩耗性及び可撓性を有する熱
可塑性樹脂にて形成すると共に、ブレーキバンドをイン
サート成型したブレーキ装置である。

即ち、ブレーキバンドの寸法精度が悪くても、その上部
にライニングを樹脂膜として正確に被覆でき、接触面圧
のばらつきを軽減できる。また、バンドをライニングに
インサート成型するので、両者の連結状態を一様と成す
ことができる。更に、ライニングを設けたバンドを成型
作業により製造するので、作業性を著しく向上すること
ができる。

（ホ）実施例 ブレーキバンド困とライニング住ｌを中心に各実施例全
図面毎に説明する。尚、従来例と同一要素は特に説明を
追加していない限り、同一符号を付して説明を省略する
。

第１図に於いて、■は５Ｋ−５等の鋼材から成るブレー
キバンドで、略円形に彎曲せられ、一端を直角に折曲す
ることによシ係合片ｅｎｆｔ形成し、この係合片（２１
１の根本部分と他端近傍に大型の貫通孔（２９（ハ）を
形成し、その孔から約１２０度程離れた部分に比較的小
型の貫通孔１２１１９［有］を形成している。

（１９は耐摩耗性及び可撓性を有する熱可塑性樹脂、例
えは６ナイロン系の樹脂或いはファイバーで強化された
６ナイロン系の樹脂から成るライニングで、上記バンド
圓をインサート成型し℃いる。このライニング（１９は
係合片（２ｉ＋ｉ除くバンド嬢の内外面、両側面、端面
を被覆し、各貫通孔ｔ２５１ｔ２５１（至）＠に導入さ
れて内外面が結合している。（５）はブレーキレバーの
の係止孔ｃ！３１ｔ−切起形成する際に切起片を利用し
て形成した係止片である。この係止片（２）はブレーキ
操作時に係合片１２ｎｔ最初に係止するので長い方が良
いが、係止孔のは洗濯槽（１１、脱水軸（９）及びドラ
ム（１８が洗濯時に水流によって反転するのを抑制する
孔でもあるのでその遊び（ｅ）を小さくする上で小さい
方が良い。そこで、本実施例及び以下の実施例では、こ
の相反する点を考慮して係止孔−の係止片−の無い孔縁
（至）には縁取りを形成し工いない。

かくして、ブレーキ操作時には係合片ｃ！Ｄが係止片０
７）に当り、係止孔（２３１に嵌合するので、ライニン
グ化９とドラム（２）間に摩擦力が作用する。この時に
摩擦力はバンド囚の他端近傍で最も大きくなる。

また、係合片（２１１の近傍では係止時に歪力を受けや
すい。従って、バンド■の両端近傍でのライニング（１
９の連結力を補なうために貫通孔−Ｇを大型化し、ライ
ニングσ９の内外の結合を強化して連結状態を強固にし
ている。

第２図の実施例に於いては、ライニング化９はバンド■
を係合片（２１１’ｌｃ含めて被覆している。そして、
係合片（２１１１Ｃも貫通死因を形成しエライニング化
９の結合を強固にし、歪力によってライニング稽がはか
れるのを防止していゐ＠ 係合片（２１１に付けられたライニング０９は、係止月
額及び孔縁＠との当接音を軽減する。

第３図の実施例に於い工は、第２図の実施例での孔縁（
至）に当る係合片ｃ！Ｄのライニングａ９を除去してい
る。これは設計により成型時に被覆しないようにしであ
る。従って、この実施例は係合片（２１１全体の厚みが
小さくなり、その分だけ係止孔りを小さくでき、遊びＪ
）を少くシ工いる。係合片（２１１は孔縁（至）に当っ
た時に音を発生することになるが、遊びｆ）が小さいの
で非常に小さい。

また、孔縁（至）と当る側のライニング化９は何度かの
衝突によυ丸く成ったり、ちぎれることがある。

丸くなると、ブレーキ操作時に係止片（５）に当って返
った係合片（２１＋が孔縁（至）で止まらないことがあ
り、またブレーキレバー（２２を押上げ工そのまま通過
することがあり、係止動作が不確実に成る。ちぎれてし
まうと、相対的に遊び（ｌ！ｌが大きくなり、ブレーキ
操作時や洗濯時の反転の際に音を発生して故障と誤らせ
ることがある。また、１秒程度の短時間で回転翼（３）
全低速間欠反転させるものでは元来水流を生じにくいの
に遊び（Ｊｌが大きいと余計に水流を生じにくくなり、
洗濯効率が低下する。斯る点Ｋｆｉみ、本実施例では孔
縁澱と当る側には被覆せず、またその結果遊び（／ｌ’
に小さくしている。

（へ）発明の効果 本発明によれば、プレー−ｆ操作時にライニング全体で
摩擦を生じさせ又ブレーキ音の少い動作が期待できると
共に、製造作業を簡素化でき、ばらつきが少くて低コス
トのブレーキ装置全提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるブレーキ装置の要部断面図、第２
図は第２の実施例の要部断面図、第６図は第３の実施例
の要部断面図、第４図は一般的な全自動洗濯機の断面図
、第５図は同じく要部の拡大断面図、第６図は同じく要
部断面図である。 （９）・・・脱水軸（回転体）、　（１８１−・・ブレ
ーキドラム、σ９・・・ブレーキライニング、　（社）
・・・ブレーキバンド、＋２１１・・・係合片、　の・
・・ブレーキレバー、■・・・係止孔、　ａｓｔｉｗ−
・・貫通孔、　シη・・・係止片、磯・・・孔縁、　＋
１＞　・・・遊び。 出願人　三洋・４ｍ株式会社 代理人　弁理士　佐　野　静　夫

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１ブレーキバンドのライニングを回転体のブレーキ
   ドラムに巻回し、上記ブレーキバンドをブレーキレバー
   に適α係止することによりライニングをブレーキドラム
   に圧接してブレーキをかけるものに於い℃、上記ライニ
   ングを耐摩耗性及び可撓性を有するａ可塑性樹脂にて形
   成すると共に、上記ブレーキバンドをインサート成型し
   たことを特徴とするブレーキ装置ｔ６ （２）上記ブレーキバンドにはライニング形成用樹脂を
   導入する貫通孔を形成すると共に、この貫通孔ヲ少くと
   もブレーキバンドの両端近傍に形成したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のブレーキ装置・ （３１上記ブレーキバンドの両端近傍に形成された貫通
   孔を他の貫通孔よシも大きくしたことを特徴とする特許
   請求の範囲第２項記載のブレーキ装置。