JP2738062B2 - 洗濯機のブレーキ装置 - Google Patents

洗濯機のブレーキ装置

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JP2738062B2 JP1260789A JP26078989A JP2738062B2 JP 2738062 B2 JP2738062 B2 JP 2738062B2 JP 1260789 A JP1260789 A JP 1260789A JP 26078989 A JP26078989 A JP 26078989A JP 2738062 B2 JP2738062 B2 JP 2738062B2
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯機のブレーキ装置に関するものである。
従来の技術 従来の一槽式脱水洗濯機のブレーキ制動装置を第5
図,第6図,第7図に示す。洗濯時に回転する軸41と脱
水時回転する脱水軸42は同心上にあり、その両軸は下部
に設けたインペラプーリー43にて回転する。第5図は洗
濯回転状態を示すものであり、インペラプーリー43の回
転を脱水軸42に伝えるためのクラッチスプリング44のし
まりをクラッチボス45の外周爪46をクラッチツメ47で開
放しているものである。また、脱水軸42はブレーキホイ
ール48,ギヤシャフト49と一体化され、ブレーキホイー
ル48の外周はブレーキシュ50,バンド55で圧接され回転
を止めている。このブレーキ機構では一方向への回転に
対して大きな制動力の発揮できるバンド方式ブレーキ
で、図では右回転の制動を行なうとする。洗濯時には軸
41を左右反転させるので軸41の先端につけた回転翼51に
衣類の慣性力にて軸41を更に回そうとする力が働くので
右方回の制動をブレーキシュ50で、左回転の制動はコイ
ルスプリング52にて行なうものである。この構造にて、
ブレーキシュ50の役目は洗濯時の慣性力による槽53の回
転抑制と脱水後の槽53の回転を止めるための2つの制動
機能が必要である。第6図はブレーキシュ50がブレーキ
ホイール48外周に当接し制動しているもので、第7図は
その平面図である。洗濯時槽53の右回転Aはブレーキシ
ュ50,左回転Bはコイルスプリング52で制止させる。コ
イルスプリング52は左回転時には脱水軸42にしっかりし
まり完全にロックする大きな力を有していた。
発明が解決しようとする課題 しかし、右回転を抑えるブレーキシュ50は摩擦力によ
る制止であり、近年の大容量化洗濯機への傾向が進むに
つれ、衣類が槽53を回す力も慣性力として大きくなり、
どうしてもブレーキシュ50とブレーキホイール48間にす
べりが発生するものであり、完全にこのすべりは止めら
れないものである。ブレーキホイール48は板金または鍛
造品が多く、またブレーキシュはバルカ板等の材料が主
であり、金属の表面部との摩擦すべり時にスリップ音が
発生するのであった。ブレーキホイール48の当接面54の
表面を粗くすれば音の発生も少なくなるが脱水時の制動
時間,耐久性等の保障より摩擦力の大きな状態の得られ
る鏡面に近い表面が主流であった。しかし、近年は洗濯
の反転水流は短時間の反転水流が多くなり、その反転の
たびにスリップ音が発生し異常音として問題となるもの
であった。
本発明はこの上記ブレーキ構造に於いて発生する摩擦
スリップ音を防止するために、ブレーキホイール面に特
殊加工をし、脱水時の制動力,耐久性を確保するととも
に、洗濯時制動力を確保し、スリップ音をなくすととも
に、防錆力を高めることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的達成のため、ブレーキホイールのブ
レーキシュの当接面に凹凸状のブレーキホイール表面と
さらにその表面上に亜鉛層を形成し、洗濯制動時のブレ
ーキシュとの摩擦スリップをなめらかにするとともに、
脱水制動力は表面を凹凸状に粗くしたことによる摩擦力
にて確保できるブレーキ装置とした。
作用 ブレーキホイールとブレーキシュの間に軟かい亜鉛層
を設け、すべり時の摩擦力をやわらげて滑らかなすべり
が発生することにより異音の発生を防止でき、さらに脱
水制動力を生み出す摩擦力も必要であるため、亜鉛層の
表面状態を10〜20μm程の表面粗さに形成し、亜鉛によ
る滑らかなすべりと表面の凹凸による抵抗の両方を存在
させることにより調和のとれた摩擦力を提供する。
実施例 本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。ま
ず、本発明のブレーキ装置を適用した脱水洗濯機の全体
の構造を第4図に示す。第4図において、1は洗濯機の
本体で、その内部に内槽2を有し、内槽2の内部には底
面と回転翼3,上部開口周辺にバランサ4および周壁に多
数の脱水孔5を有する脱水洗濯槽6を収容している。7
は支持板で、本体1の四隅に緩衝体8と吊棒9とによっ
て弾発的に吊持され、この支持板7の下面にはモーター
10とプーリー11およびベルト12によって結合されている
駆動機構を収容すると共に、内槽2を支持するメカニカ
ルケース13が取りつけてある。14は排水弁で、内槽2の
底部に設けた排水口15に取りつけられている。16は排水
ホースである。
17は上縁枠で、本体1の上部開口部に設けられ、パネ
ルボックス18と洗濯物の投入口19とを有する。20は蓋
で、投入口19を覆うものである。
第1図において、21は洗濯軸で前記回転翼3の回転軸
となっている。22は脱水軸で前記脱水洗濯槽6の駆動軸
となっている。洗濯軸21と脱水軸22とは同心二重軸に形
成されている。脱水軸22はモーター10とベルト12によっ
て結合されているプーリー23に取付けてあるクラッチボ
ス24とクラッチ切換スプリング25を介して結合されてお
り、かつベアリング26によってメカニカルケース13に支
持されている。したがってモーター10の回転によって駆
動されるプーリー23の回転はクラッチボス24およびクラ
ッチ切換えスプリング25を介して脱水軸22に伝達され、
脱水軸22は脱水時に高速回転をする。洗濯時においては
脱水軸22とクラッチボス24との結合をクラッチ切換スプ
リング25の下半分をスプリング逃がし金具27によって緩
めることにより、脱水軸22をクラッチボス24に対して自
由にするとともに、クラッチボス24を内部シャフト28と
結合する。したがって脱水軸22の回転は停止しプーリー
23の回転はクラッチボス24により内部シャフト28に伝達
され、内部シャフト28の回転は減速ギヤ29を介して洗濯
軸21に伝達される。30は脱水軸22と一体に結合されたブ
レーキホイールであり、第2図に示す様に、ブレーキホ
イール30の外周面31にブレーキバンド32に貼ったブレー
キシュ33を当接させ脱水軸22の脱水回転の制動と洗濯時
の脱水軸22の一方回転の制動を行なっている。洗濯時の
左右回転時に衣類の回転力により脱水洗濯槽6を回そう
とする力を右回転はブレーキシュ33,左回転をコイルス
プリング34で制止する。
脱水回転はブレーキレバー35を引いてブレーキシュ33
をブレーキホイール30より外す。ブレーキホイール30の
外周面31のブレーキシュ33との当接面は第2図の拡大図
で示す様に、表面に亜鉛層36を形成し、しかも表面は10
〜20μmの粗さに形成している。
この表面の形成方法は第3図に示すように外周に亜鉛
粒37を付着した鉄の小球38を高速で、ブレーキホイール
30面にぶつけるとブレーキホイール30表面は凹状にへこ
むと共に小球38の付着亜鉛粒37が移行し、さらに押し付
けられてブレーキホイール30面に圧着される。この工法
は一般にZコート処理と呼ばれる表面処理方法であり、
鉄素地表面に亜鉛層36を形成し防錆効果をねらう方法で
ある。
発明の効果 本発明のブレーキ装置によれば、洗濯時に、左右反転
する脱水洗濯槽の制動により発生するブレーキシューの
すべりによる摩擦スリップ音をブレーキホイールの表面
の滑りやすい亜鉛層によりなくすことができ、さらに、
脱水時の制動力もブレーキホイールの表面の凹凸が強く
圧接されたブレーキシューの表面にかみ込むことにより
十分発揮できる。
さらに、ブレーキシューによる摩擦により傷つきやす
いブレーキホイールの表面を亜鉛層で覆うことにより防
錆効果も発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のメカニカルケース部の断面図、
第2図は同ブレーキホイールとブレーキシュの当接部の
断面図、第3図は同ブレーキホイールの表面形成過程を
示す断面図、第4図は脱水洗濯機の断面図、第5図は従
来例のメカニカルケースの断面図、第6図は第5図のブ
レーキホイールとブレーキシュの当接部の断面図、第7
図は一槽式脱水洗濯機の洗濯時の制動状態を示す図であ
る。 30……ブレーキホイール、32……ブレーキバンド、33…
…ブレーキシュ、36……亜鉛層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−10089(JP,A) 特開 昭58−155897(JP,A) 特開 昭54−52271(JP,A) 実開 昭59−90632(JP,U) 実開 昭59−169442(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に吊持される脱水洗濯槽と、この脱
    水洗濯槽の回転用の軸に設けられたブレーキホイール
    と、ブレーキホイールの外周にバンドで圧接されるブレ
    ーキシューとを備え、洗濯時に生ずる脱水洗濯槽の慣性
    力による回転抑制と脱水洗濯槽の脱水回転停止の双方を
    ブレーキシューをバンドによりブレーキホイールの外周
    に圧接することにより行う洗濯機であって、前記ブレー
    キシューを圧接するブレーキホイール外周表面を粗さ10
    〜20μmの凹凸面とし、この凹凸面の表層部に亜鉛皮膜
    を密着形成した洗濯機のブレーキ装置。
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JPS5452271A (en) * 1977-10-01 1979-04-24 Toyota Motor Corp Disc brake checking squeak
JPS5810089A (ja) * 1981-07-09 1983-01-20 松下電器産業株式会社 洗濯機の駆動装置
JPS5990632U (ja) * 1982-12-08 1984-06-19 三菱自動車工業株式会社 ブレ−キシユ−装置
JPS59169442U (ja) * 1983-04-27 1984-11-13 曙ブレーキ工業株式会社 デイスクパツド

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