JPS6023683B2 - 粉末状カチオン性重合体の製造法 - Google Patents

粉末状カチオン性重合体の製造法

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JPS6023683B2
JPS6023683B2 JP14955477A JP14955477A JPS6023683B2 JP S6023683 B2 JPS6023683 B2 JP S6023683B2 JP 14955477 A JP14955477 A JP 14955477A JP 14955477 A JP14955477 A JP 14955477A JP S6023683 B2 JPS6023683 B2 JP S6023683B2
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polyacrylamide
aqueous solution
polymer
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cationic polymer
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孝夫 大関
剛 入江
恭之 高柳
幹 国谷
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた水溶性能を有する粉末状のアミノメチ
ル化ポリアクリルアミドを取得する方法に関するもので
ある。
近年凝集剤、製紙用助剤、繊維用助剤など種々の用途に
カチオン系高分子化合物が多く用いられるようになって
きたが、中でも特に凝集剤としての用途が注目されてい
る。
このうちアクリルアミド系ポリマーのカチオン変性物は
、実用上卓越した性能を示すことが予想される。このア
クリルアミド系ポリマーカチオン変性物は、基幹ポリマ
ーであるポリアクリルアミド自体に種々の分子量のもの
が用意し得ると同時に、高分子反応を行なうにあたって
使用するホルマリンと第2級アミンの量を適宜選択する
ことによってポリマー中のカチオン含量を最高7.8h
eq/gまでのものを比較的安価に容易に製造すること
ができるという利点がある。このようにアクリルアミド
系ポリマーカチオン変性物は極めて有用なものであるが
、その形態は5〜10%程度の濃度の水溶液であるため
運搬効率が良くないという欠点があり、粉末品の開発が
待たれていた。
従来、この要求に対して提供されている技術としては、
特公昭44一8226号、同44−20994号、同4
9−48666号、特関昭49一739叫号公報などに
記載されているものがある。
しかしこれらの方法にはいずれも一長一短があり、その
まま工業規模での製造を行なうには未だ改善されなけれ
ばならない点が多い。
例えば特公昭49−48666号公報記載の方法によれ
ば含水率の少ないポリマーが得られるという利点はある
が、得られたポリアクリルアミドジメチルアミノ変性物
の基本的な不溶化防止索がとられていないことから、乾
燥条件が少しでも苛酷になると不溶化を起すばかりでな
く、この方法で得た粉末を再溶解した水溶液を放置して
おくだけで短時間でゲル化を起す。
また特開昭49−739叫号公報記載の方法は、ポリア
クリルアミドに対して溶解態を示さない有機溶媒と水と
の混合溶媒中でポリアクリルアミドに対しホルムアルデ
ヒドおよびアミンを懸濁状に保持して反応させ、ポリア
クリルアミド変性物を粉末状で取得するものであるが、
この方法は有機溶媒の回収工程が必要とするばかりでな
く、この重合体も基本的には不溶化防止対索がなされて
いないことから前の例と同様ゲル化を防ぎ得ないという
欠点を有している。本発明者らかポリアクリルアミド高
分子変性物の安定化について種々検踏を続けた結果、特
定の窒素含有化合物を安定剤として用いることによりこ
の目的が達成されることを見出し本発明に到達した。す
なわち本発明は、アミノメチル化ポリアクリルアミドの
水溶液あるいはこの懸濁液にジシアンジアミド、グアニ
ジン、グアニジン無機酸塩、ビグアニド、グアニル尿素
、グアニル尿素無機塩、ピウレット、ピウレア、エチレ
ン尿素及びエチレンチオ尿素なる群から選ばれた1種も
しくは2種以上を添加したのち、前記水溶液あるいはこ
の懸濁液を80q0以下の温度で乾燥することを特徴と
する粉末カチオン重合体の製造法に関する。
本発明の対象とするカチオン重合体の基幹ポリマーは次
に示すものを包含する。
すなわち(メタ)アクリルアミドの単独重合体、優位量
の(メタ)アクリルアミド共重合体可能なビニル単量体
例えば、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸ェステル、(メタ)アクリル酸
塩、スチレン、酢酸ピニル、N−ビニルピロリドン、N
ービニルピロリジン、ジエチルアミノヱチレンメタクリ
レート等との共重合体、あるいはこれら(共)重合体の
部分加水分解物である。これらのアクリルアミド系ポリ
マーの分子量は特に制限はなく、一般に1方程度以上の
分子量のものを用いることができ、通常目的とする凝集
性3能により10万〜1000方位の範囲の中から選択
する。
この基幹ポリマーの製法は特に制限はされず、一般公知
の水溶液重合体、懸濁重合体等によって得たもので不都
合はない。
4以上のようにして準備されたア
クリルアミド系基幹ポリマーに対して高分子反応をする
には次の方法がとられ得る。‘1ー 基幹ポリマーにホ
ルムアルデヒドおよび第2級アミンを同時に加えて反応
させる方法。
【2} 基幹ポリマーと第2級ァミンとの飯応生成物に
ポリアクリルアミド水溶液を反応させる方法剛 基幹ポ
リマーにホルムアルデヒドを反応させたのち、第2級ア
ミンを反応させる方法このようし、して作られたアミノ
メチル化ポリアクリルアミドはそのまま、あるいは更に
そのアミノ基の部分中和物、部分4級化物としてものと
使用する。
このアミノメチル化の反応条件は濃度に関しては特に制
限がなく、通常およそ0.1重量%〜60重量%位の広
範囲な領域で任意に選べるが、この反応は下式のように
平衡反応と考えられ、非常に低濃度では平衡は原系側に
傾きアミノメチル化物の生成が制御され、またあまり高
濃度側ではその粘性のために極度に作業性が悪くなるば
かりか反応速度を遅くするなどの好ましくない現象が現
れる。
− CON日2 十 HCHO 十 日NR,R2 2
一CONHCH2NR,R2十QOそのため重合体の
分子量により差があるが、好ましくは約1重量%〜5の
重量%のポリマー溶液濃度で反応を行なうのがよい。
また反応温度は余り高いと得られたポリマーがゲル化す
るので、室温から80oo付近で行なうのが好ましい。
反応時間は、反応温度によっても異なるが、0.5〜2
岬時間反応させれば充分である。
このような反応条件でポリアクリルアミドのアミノメチ
ル化を行なうと約90%以上と高い反応率となるが、必
要に応じて基幹ポリマー、ホルマリン及び第2級アミの
仕込比を変えて調節することができる。凝集剤を用途と
する場合には、酸アミド基の少なくとも5モル%をアミ
ノメチル化することが望ましい。高分子反応に使用する
第2級アミンとしては通常のジメチルアミン、ジェチル
アミン、ジブロピルアミンのよいな低級アミンのほか、
ジェタノールアミンのなどのアルカノールアミン、ピロ
リジン、ピベリジン、モルホリンなどの環状アミンなど
が使用し得る。
また一方のホルムアルデヒドとしては通常ホルマリンが
用いられるが、このほかトリオキサン、パラホルムアル
デヒドも有効である。
アミノメチル化ポリアクリルァミド水溶液に添加して、
重合体の安定化を期待できるものとしては、ジシアンジ
アミド、グアニジンおよびその無機酸塩(炭酸塩、塩酸
塩、硝酸塩、リン酸塩、スルフアミン酸塩及び硫酸塩)
、ピグアニド、グアニル炭素およびその無機酸塩(リン
酸塩、硫酸塩、塩酸塩)ピウリツト、ピウレア、エチレ
ン尿素及びエチレンチオ尿素があり、このうちの1種ま
たは必要に応じて他のものと併用して用いる。
その使用量は、好ましくは1〜20モル%程度である。
添加方法は、単にポリマー水溶液に加え均一溶解するだ
けでも充分であるが、40〜80ooでIQ分〜2時間
程度加溢しても良い。このようにして得られたポリマー
水溶液を熱風乾燥、減圧乾燥、凍結乾燥など公知手段の
中からんだ乾燥方法により水分を除いたのち、粉末化す
れば製品が得られる。
なお、乾燥温度が80qo以下、更に好ましくは60℃
以下で行なうことにより、溶解性の優れた粉末状重合体
とすることができる。また、安定剤を添加したのち、ア
ミノメチル化ポリァクリルアミド水溶液の各種の塩析剤
を加えてポリマーを塩折し、この塩折ポリマーを同様に
乾燥しても良い。
このようにして取得できた重合体粉末は都市下水、紙パ
ルプ廃水、染色廃液等の処理用の凝集剤、製紙時におけ
る紙力造強剤、填料歩留向上剤、炉水性向上剤あるいは
土壌改良剤として使用できる。
以下実施例により本発明の効果を具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り実施例に限定されるも
のではない。
実施例 1 1 ポリアクリルアミドの製造 アクリルアミド15碇都を脱イオン水135の都‘こ溶
解し、約3び分間窒素を導入して溶存酸素及び反応器内
の酸素を除去した。
開始剤として0.15部の過硫酸カリウム及び0.15
部のジメチルアミノプロピオニトリルを加え、更に分子
量調整剤としてB−メルカプトプロピオン酸0.038
部を加えて4000の重合温度で約8時間重合させて粘
度分子量110方のポリアクリルアミド水溶液を得た。
2 アミノメチル化反応 上記1で得た分子量約110万の10%ポリアクリルア
ミド水溶液10碇部を10の部のイオン交換水で稀釈溶
解したのち、37%ホルマリン11.5部、40%ジメ
チルアミン水溶液16.0部を加えて40℃でlq時間
加熱を続け、加熱終了後室温で1日熟成した。
水溶液の固形分の測定結果から生成物の濃度は8重量%
、コロイド滴定法によりジメチルアミノメチル化率98
.5%であった。3 乾燥・粉末化 上記2で得たジメチルアミノポリアクリルアミド8%水
溶液100gに対ジシアンジアミド0.8gを添加し、
境拝して均一に溶解させた。
次にこの水溶液を50qoで2独特間熱風乾燥して固形
状のポリアクリルアミドマンニッヒ化物を得た。これは
粉砕器で粉砕すると容易に粉末状となり、1%水落に対
する場合30分程度で完全溶解し不溶化物は全く認めら
れなかった。一方ジシアンアミドを添加しないで乾燥さ
せたものは50oo、8時間の乾燥条件を与えただけで
全く水に不落であった。
実施例 2 実施例1で得られたポリアクリルアミド1.0%水溶液
10の部をイオン交換水10碇部‘こ稀釈溶解し、37
%ホルマリン5.8部、40%ジメチルアミン水溶液8
戊都を加えて4000で5時間加温したのち室温で1日
熟成させた。
得られたジメチルアミノメチルポリアクリルアミドの8
%水溶液100gにリン酸グアニル尿素0.8gを添加
し櫨拝して均一溶解させたのち、5000で2独特間熱
風乾燥して固形状のポリアクリルアミド変性物を得た。
この固形物を粉砕器で粉砕すると容易に粉末状となり、
水に対する熔解性は良好であった。
実施例 3実施例1で得られたポリアクリルアミド10
%水溶液10碇郭をイオン交換水10碇都を稀釈溶解後
、37%ホルマリン3.5部、40%ジメチルアミン水
溶液4.8部を加えて40qoで5時間加熱反応し、加
熱終了後室温で1日熟成した。
得られた部分ジメチルアミノメチル化されたポリアクリ
ルアミド8%水溶液100gにジシァンジァミド0.8
gを添加し、損拝して均一溶解させたのちこの水溶液を
5000で2岬時間熱風乾燥して固形状のジメチルアミ
ノメチル化ポリアクリルアミドを得た。これを粉砕器で
粉砕すると容易に粉末状となり、このものは水への溶解
性は非常に良好であった。実施例 4 実施例1〜3で得られた粉末状ジメチルアミノメチル化
ポリアクリルアミドの各々の1.0%水溶液をつくり、
実施例1の2で得た安定剤を添加し**てし・ないポリ
アクリルアミド8%水溶液を1%水溶液にちて安定性を
比較した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アミノメチル化ポリアクリルアミドの水溶液あるい
    はこの懸濁液にジシアンジアミド、グアニジン、グアニ
    ジン無機酸塩、ビグアニド、グアニル尿素、グアニル尿
    素無機塩、ピウレツト、ピウレア、エチレン尿素及びエ
    チレンチオ尿素なる群から選ばれた1種もしくは2種以
    上を添加したのち、前記水溶液あるいはこの懸濁液を8
    0℃以下の温度で乾燥することを特徴とする粉末カチオ
    ン重合体の製造法。
JP14955477A 1977-12-12 1977-12-12 粉末状カチオン性重合体の製造法 Expired JPS6023683B2 (ja)

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GB2053931A (en) * 1979-07-02 1981-02-11 American Cyanamid Co Solubilizing cationic and anionic acrylamide copolymers
US6889471B2 (en) * 1997-07-18 2005-05-10 Charles A. Arnold Polyacrylamide suspensions for soil conditioning

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