JPS6023668B2 - テトラヒドロフタラミド誘導体,その製造法および製剤 - Google Patents

テトラヒドロフタラミド誘導体,その製造法および製剤

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JPS6023668B2
JPS6023668B2 JP14367277A JP14367277A JPS6023668B2 JP S6023668 B2 JPS6023668 B2 JP S6023668B2 JP 14367277 A JP14367277 A JP 14367277A JP 14367277 A JP14367277 A JP 14367277A JP S6023668 B2 JPS6023668 B2 JP S6023668B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、除草効果を有する一般式(1)〔式中、×は
塩素または臭素を、Rはアルキル基、シクロアルキル基
、アルケニル基、アルコキシアルキル基またはアラルキ
ル基を示す。
〕で表わされる新規テトラヒドロフタラミド誘導体、そ
の製造法および製剤に関する。本発明者は、選択的除草
効果を有する化合物に関する研究を種々行なった結果、
上記新規化合物(1)が広範囲の雑草たとえばタィヌビ
ェ、タマガヤツリ、コナギアゼナ、キカシグサ、マツバ
イなどの水田雑草およびたとえばメヒシバ、アオビュ、
アカザィヌタデ、スベリヒュなどの畑地雑草に対し優れ
た殺草力を有すること、さらに化合物(1)が作物のう
ち特に、マメ料作物に対し出芽前土壌処理で用いる際高
い選択性を有していることから、たとえばダイズ等には
実質的な薬害を与えることなく前述の雑草のみを防除で
きることを知見した。
本発明者は、これらの知見を基に、さらに研究を行ない
本発明を完成した。即ち、本発明は、 {11 テトラヒドロフタラミド誘導体(1)、‘21
一般式〔式中の記号は前記と同意義。
〕で表わされる化合物と一般式R−N比
(m) 〔式中の記号は前記と同意義。
〕で表わされる第1級アミン類を反応させることを特徴
とする、テトラヒドロフタラミド譲導体(1)の製造法
、{31 一般式 〔式中の記号は前記と同意義。
〕で表わされる化合物と一般式〔式中の記号は前記と同
意義。
〕で表わされるアミン類を反応させることを特徴とする
、テトラヒドロフタラミド議導体(1)の製造法、‘4
} テトラヒドロフタラミド誘導体(1)の一種または
それ以上を有効成分とする除草剤に関するものである。
前記一般式(1)のRにおいて、アルキル基としては、
たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、ィソブチル、第二級ブチル、第三級プチル、ベン
チル、イソベンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ラウリル、ステアリル基など直鎖また
は分枝状のアルキル基が用いられる。
なかでも炭素数1〜10のアルキル基が好ましい。また
、シクロアルキル基としては、たとえばシクロプロピル
、シクロブチル、シクロベンチル、シクロヘキシル基な
どの炭素数3〜8好ましくは3〜6のシクロアルキル基
が用いられる。また、アルケニル基としては、たとえば
アリール、メタリール、ベンテニル、プテニル、ヘキセ
ニル基などの炭素数2〜8好ましくは3〜6のアルケニ
ル基が用いられる。アルコキシアルキル基としては、た
とえばメトキシェチル、イソブロポキシエチル、メトキ
シプロピル、インプロポキシプロピル基などの炭素数1
〜6の直鎖または分枝状ァルキル基で置換された炭素数
1〜6の直鎖状アルキル基が繁用される。また、アラル
キル基としては、たとえばペンジル、フヱネチル、フェ
ニルプロピル基などの炭素数7〜10のアラルキル基が
用いられる。このような化合物(1)は、たとえば化合
物(ロ)と第1級アミン類(0)を反応させることによ
り製造することができる。
第1級アミン類(m)は、遊離のままで用いてもよいが
また反応に影響のない塩の形で用いてもよい。第1級ア
ミン類(m)の塩としては、たとえば塩化水素、臭化水
素などのハロゲン化水素、たとえば硫酸、硝酸、修酸、
酢酸などの無機酸あるいは有機酸などとの塩などが用い
られる。反応は、化合物(ロ)1モルに対し通常約1〜
数モル、好ましくは約1*〜1.2モルの第1級アミン
類(m)を反応させることにより行なわれる。反応は、
たとえばベンゼン、トルエン、ヘキサン、シク。へキサ
ンなどの炭化水素類、ジクロルメタン、四塩化炭素、ク
ロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類のほか、ジエ
チルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ・ラン、ア
セトニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エ
チル、ニトロベンゼンなどの不活性溶媒中で行なうのが
適当である。反応温度は、通常500〜60qo程度で
好ましくは20oo〜40℃である。反応時間は、通常
約5分間〜1独特間程度で好ましくは10分間〜1時間
である。この様にして得られる化合物(1)は、自体公
知の手段たとえば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、転溶、結
晶化、再結晶化、クロマト分離などにより単離精製する
ことができる。
また、テトラヒドロフタラミド誘導体(1)は、化合物
(W)とアミン類(V)を反応させて製造することもで
きる。
アミン類(V)は、遊離の状態あるいは(m)で述べた
ごとき塩の形で用いてもよい。
本反応は、一般に前述の化合物(ロ)と第1級アミン類
(m)との反応条件に準じて行なうことができる。従っ
て、原料の使用量、溶媒、温度、時間、単離法等は、い
ずれも前記のものに準じて適宜選択使用することができ
る。さらに、テトラヒドロフタラミド誘導体(1)は、
たとえばテトラヒドロフタラミツク酸と第1級アミン類
とを直接脱水反応させる方法、〔式中の記号は前記と同
意義。
〕テトラヒドロフタラミック酸ェステルを第1級アミン
類と反応させる方法〔式中、X、Rは前記と同意義を、
R′はRと異なる炭化水素残基を示す。
〕などを用いても合成できる。
なお、本発明の原料化合物(0)に包含されるN−(2
ーフルオロ−4ークロロフエニル)一3・4・5・6ー
テトラヒドロイソフタルイミドは、アメリカ特許399
088ぴ号もこ記載されており、一般式(0)に包含さ
れる他の化合物および化合物(W)は、たとえば前述の
特許記載の方法またはそれに準じた方法あるいは下記に
式示される方法などで製造できる。
〔式中、×、およびRは同意義。
〕テトラヒドロフタラミツク酸(W)および(肌)は、
上記に式示される方法、すなわち、たとえば314・5
・6ーテトラヒドロ無水フタル酸とアミン類とのほぼ当
量ずつを不活性溶媒中通常10〜90℃、好ましくは2
0〜6000にて、5分間〜1時間反応させることによ
って得られる。
用いられる不活性溶媒としては、たとえばベンゼン、ト
ルェン、ヘキサン、ジクロロメタン、四塩化炭素、クロ
ロベンゼン、ジェチルェーテルジオキサン、テトラヒド
ロフラン、セトニトリル、アセトン、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル、ニトロベンゼンなどがあげられる。化
合物(W)および(肌)は自体公知の方法で単離、精製
することができるが、単離、精製することなくただちに
脱水閉環することにより有利に化合物(0)および(W
)に導くことができる。3・4・5・6ーテトラヒドロ
フタラミン酸(W)および(肌)の脱水開環は不活性溶
媒中、脱水縮合剤を作用させることにより有利に行われ
る。
脱水縮合剤としては、たとえばジシクロヘキシルカルボ
ジイミド、ジェチルカルボジィミドなどのカルボジイミ
ド誘導体、あるいは塩基とアシル化剤との組合せまたは
塩基と駿ハロゲン化剤との組合せなどが用いられる。塩
基としては、たとえばピリジン、キノリンなどのほかジ
メチルアニ1′ン、トリエチルアミン、トリメチルアミ
ンなどの第3級有機アミン類、あるいは、たとえば炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのア
ルカリ金属の炭酸塩および重炭酸塩などが用いられる。
アシル化剤としては、たとえばクロル炭酸ェステル(例
、クロル炭酸メチル、クロル炭酸エチル)、ベンゾィル
クロラィドなぢが、また酸ハロゲン化剤としては、たと
えば、ホスゲン、チオニルハライド(例、チオニルクロ
リド、チオニルブロマイド)、オキシ塩化リンなどが用
いられる。脱水・縮合剤の使用量は、化合物(W)また
は(肌)1モルに対し、通常約1〜2モル、より好まし
くは、約1〜1.2モルである。反応温度は、脱水・縮
合剤としてカルボジィミド誘導体を用いる場合は、通常
、約0℃〜50こ○程度、また塩基とアシル化剤または
酸ハロゲン化剤との組合せを用いる場合には、通常、約
一15〜十60qo程度の範囲である。反応時間は、通
常、約3び分間〜3時間程度である。本脱水閉環反応に
用いられる不活性溶媒としては、たとえばベンゼン、ト
ルエン、ヘキサン・シクロヘキサンなどの炭化水素類、
ジクロルメタン、四塩化炭素、クロルベンゼンなどのハ
ロゲン化炭化水素類のほか、ジェチルェーテル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、アセトン
、メチルエチルケトン、酢酸エチル、ニトロベンゼンな
どが適当である。化合物(ロ)および(W)は、自体公
知の方法で単離、精製することができるが、単離精製す
ることなくただちにアミン類と反応させることにより、
有利に化合物(1)に導び〈こともできる。
本発明の化合物(1)を除草剤として用いる場合には、
化合物(1)の1種または2種以上を使用目的によって
適当な液体担体(たとえば溶剤)に溶解するかあるいは
これに分散させ、また適当な固体担体(たとえば希釈剤
・,増量剤)と混合するかあるいはこれに吸着させ、所
要の場合はさらにこれに乳化剤、懸濁剤、展着剤、浸透
剤、湿潤剤、粕糠剤、安定剤などを添加し、油剤、乳剤
、水和剤、粉剤、粒剤、錠剤、曙霧剤、軟膏などの剤型
として使用する。これらの製剤は、自体公知の方法で調
製することができる。有効成分の除草剤中の含有割合は
使用目的によっても異なるが、乳剤、水和剤などとして
は10〜9の重量%程度が適当であり、油剤、粉剤など
としては0.1%〜10重量%程度が適当であり、粒剤
としては1〜2の重量%程度が適当であるが、使用目的
によってこれらの濃度を適宜変更してもよい。
なお、乳剤、水和剤などは使用に際して水などで適宜希
釈増量(たとえば100〜100000倍)して散布す
るのがよい。除草剤に使用する液体担体(溶剤)として
は、たとえば水、アルコール類(たとえばメチルアルコ
ール、エチルアルコール、エチレングライコールなど)
、ケトン類(たとえばアセトン、メチルエチルケトンな
ど)、エーテル類(たとえばジオキサン、テトラハイド
ロフラン、セルソルブなど)、脂肪族炭化水素類(たと
えばガソリン、ケロセン、灯油、燃料油、機械油など)
、芳香族炭化水素類(たとえばベンゼン、トルェン、キ
シレン、ソルベントナフサ、メチルナフタレンなど)や
その他ハロゲン化炭化水素類(たとえばクロロホルム、
四塩化炭素など)、酸アミド類(たとえばジメチルホル
ムアミドなど)、ェステル類(たとえば酢酸エチルェス
テル、酢酸ブチルェステル、脂肪酸のグリセリンェステ
ルなど)、ニトリル類(たとえばアセトニトリルなど)
などの溶媒が適当であり、これらの1種または2種以上
の混合物を使用する。
固体担体(希釈、増量剤)としては、植物性粉末たとえ
ば大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉など)、鉱物性粉末
(たとえばカオリン、ベントナィト、酸性白土などのク
レイ類、滑石粉、。ウ石粉などのタルク類、蓮藻±、雲
母粉などのシリカ類など)さらにアルミナ、硫黄粉末、
活性炭なども用いられ、これらの1種または2種上の混
合物を使用する。また、軟膏基剤としては、たとえばポ
リエチレングライコール、ペクチン、たとえばモノステ
アリン酸グリセリンェステル等の高級脂肪酸の多価アル
コールエステル、たとえばメチルセルローズ等のセルロ
ーズ譲導体、アルギン酸ナトリウム、ペントナィト、高
級アルコール、たとえばグリセリン等の多価アルコール
、ワセリン、白色ワセリン、流動パラフィン、豚脂〜各
種植物油、ラノリン、脱水ラノリン、硬化油、蟻類、樹
脂類等の1種または2種以上あるいはこれらの各種界面
活性剤その他を添加したもの等を適宜選択することがで
きる。
また、乳化剤、展着剤、浸透剤、分散剤などとして使用
される界面活性剤としては、必要に応じて石けん類、ポ
リオキシアルキルアリールヱステル類(例、/ナール■
、竹本油脂K.K.製)、アルキル硫酸塩類(例、ェマ
ールlo■、ェマール4o■、花王アトラスK.K.製
)、アルキルスルホン酸塩類(例、ネオゲン■、ネオゲ
ンT■、第一工業製薬K.K.製:ネオベレツクス■、
花王アトラスK.K.製)、ポリエチレングリコールェ
ーテル類(例、ノニポ−ル85■、ノニポールloo■
、ノニポール160■、三洋化成K.K.製)、多価ア
ルコールェステル類(例、トウイーン2o■、トウイー
ン80■、花王アトラスK.K.製)などが用いられる
化合物(1)を除草剤として用いる場合、その使用量は
水田1アール当り、約1〜50夕、より好ましくは、約
2〜40夕であり、畑地1アール当り約1〜50夕、よ
り好ましくは約2〜40夕である。また、化合物(1)
は出芽前処理剤として使用するのが適当である。化合物
(1)は、たとえば隅乳動物、魚に対して低毒性であり
、濃薬として安全に使用し得る。また、化合物(1)を
含有する除草剤に他種の除草剤、植物成長調整剤、殺菌
剤(たとえば有機塩素系殺菌剤、有機ィオウ系殺菌剤、
抗生物質など)、殺虫剤(有機リン系殺虫剤、天然殺虫
剤など)その他殺ダニ剤、殺線虫剤、共力剤、謙引剤、
忌避剤、色素、肥料などを配合し、浪合使用することが
できる。
次に、化合物(0)、(W)、(W)、(肌)に製造例
として代表的なものを参考例として示す。
参考例 1‘1’ 2ーフルオルー4ークロルアニリン
の製造2−フルオルアニリンをベンゼン中、無水酢酸で
ァセチル化して得られる ○−フルオルアセトアニリド
を氷酢酸中、43一520に保ち、当量の塩素ガスを吹
きこむことにより、2−フルオル−4−クロルーアセト
アニリドが得られる。
これをさらに塩酸で脱アセチル後、水酸化ナトリウムで
中和すると、2−フルオル−4ークロルアニリンが沸点
64〜65q0/0.25側Hgの油状物として得られ
る。【21 N−(2ーフルオルー4ークロルーフエニ
ル)一3・4・516−テトラヒドロフタラミツク酸の
製法3・4・5・6ーテトラヒドロ無水7タル酸(7.
7夕)と2ーフルオル−4−クロル−アニリン(7.2
9)とをアセトン(50の【)に加え、5分間50〜5
5qoでかさまぜた後、減圧下濃縮乾団し、得られる結
晶をn−へキサンで洗浄する。
収量13.2夕、融点92−94qo参考例 2 N一(2ーフルオルー4−クロルーフエニル)−3・4
・5・6ーテトラヒドロイソフタルイミドの製法N−(
2ーフルオルー4ークロルーフエニル)−3・4・5・
6−テトラヒドロフタラミック酸(5.0多)をベンゼ
ン(40私)に懸濁し、ジシクロヘキシルカルボジィミ
ド(3.6夕)を加え、室温下1時間かきまぜる。
不純物を炉去した後、炉液を減圧下濃縮乾園する。得ら
れた結晶を少量のn−へキサンで洗浄する。収量3.4
夕、融点76一80℃、小量のエーテルより再結晶する
と融点82一84℃を示した。参考例 3 ‘1} 2ーフルオルー4−ブロムアニリンの製造2−
フルオルアニリン(51.0夕)をメチレンクロラィド
(200の【)に溶かし、0℃に冷却下かきまぜながら
Nーフロムコハク酸イミド(81.7夕)を1時間で
少量ずつ添加する。
さらに20分間かきまぜた後冷水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。メチレンクロラィド層を濃縮し得
られた油状物を減圧下蒸留すると、2−フルオル−4−
ブロムアニリンが沸点75一8000/0.3側Hgの
油状物として得られる。■ N−(2ーフルオルー4−
プロムーフエニル)−3・4・5・6−テトラヒドロフ
タラミック酸の製造3・4・5・6ーテトラヒドロ無水
フタル酸(16.0夕)と、2ーフルオルー4ーブロム
アニリン(20.0夕)を、アセトン(100叫)に加
え、2時間40〜45qoでかきまぜた後、減圧下濃縮
乾固し、得られる結晶をnーヘキサンで洗浄する。
収量30.3夕、融点98−99qo。参考例 4N一
(2−フルオルー4ーブロムーフエニル)一3・4・5
・6−テトラヒドロフタルイミドの製造N一(2ーフル
オルー4ーフロムーフエニル)−3・4・5・6ーテト
ラヒドロフタラミック酸(84.4夕)と、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(51.0夕)を、トルエン(6
00地に加え0〜1oo○で2時間かきまぜる。
析出物を除き炉液を減圧下濃縮乾固する。得られた油状
物をデカンテーションによりn−へキサンで洗浄する。
結晶を炉取し、少量の袷n−へキサンで洗浄する。収量
36.4夕、融点45−46℃。参考例 5 N一(2−フルオルー4ークロルーフエニル)−3・4
・5・6−テトラヒドロフタルイミドの製造N一(2−
フルオルー4−クロルーフエニル)−3・4・5・6−
テトラヒドロフタラミック酸(3.0多)をベンゼン(
30の【)に懸濁し、これにピリジン(1.6夕)を加
えた後5〜1000に保ちながら塩化チオニル(1.3
多)をベンゼン(5の【)に溶かして15分間で滴下す
る。
反応混合物を同温度で1時間かきまぜた後、冷水で十分
に水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。ベンゼン層
を減圧下濃縮し得られた油状物に、少量のnーヘキサン
を加え強冷する。析出した結晶を炉取し、少量の冷nー
ヘキサンで洗浄する。収量2.5夕、融点77一8〆○
、小量のnーヘキサンより再結晶すると融点82一84
00。参考例1〜3に記載した方法を用いて反応を行な
うと、以下の化合物が得られる。
‘11 Nーイソプロピル−3・4・5・6−テトラヒ
ドロフタルイミド融点 45−4700 【2) N一teて上.ブチルー3・4・5・6ーテト
ラヒドロイソフタルイミド融点70−7300 【3} Nーラウリル−3・4・5・6ーテトラヒドロ
フタルイミド融点 28−29CO {4)Nーベンジルー3・4・5・6ーテトラヒドロフ
タルイミド融点 93一94℃ 実施例 1 NーイソブロピルーN′一(2ーフルオル−4日クロル
ーフヱニル)一3・4・5・6ーテトラヒドロフタルィ
ミドの製造N一(2−フルオルー4ークロルーフエニル
)−3・4・5・6ーテトラヒドロフタルイミド(2・
8夕)をアセトン(40泌)に溶かし室温下かきまぜな
がらイソプロピルアミン(0.69)を加えた後、1M
時間放置する。
析出物を炉取し、ァセトンで洗浄する。収量3.0夕、
融点188一189℃。実施例 2 NーアリルーN′−(2ーフルオロ−4ーフロムーフエ
ニル)−3・4・5・6ーテトラヒドロフタラミドの製
造N−(2ーフルオルー4ーフロムーフエニル)一3・
4・5・6ーテトラヒドロイソフタルイミド(2.0夕
)を、トルェン(30楓)に溶かし室温下かきまぜなが
らアリルアミン(0.35夕)をトルェン(10奴)に
溶かして滴下した。
1時間30分かきまぜた後析出物を炉取しトルェンで洗
浄する。
収量2.3夕、融点167−169℃。実施例 3 N−ペンジル−N′−(2ーフルオルー4ークロルーフ
エニル)一3・4・5・6−テトラヒドロフタルィミド
の製造Nーベンジル−3・4・5・6ーテトラヒドロイ
ソフタルイミド(2.4夕)を、アセトン(即泌)に溶
かし、2ーフルオルー4ークロルアニリン(1.5夕)
を加え、40qo〜50qoで2時間かきまぜる。
析出物を炉取し、アセトンで洗浄する。収量3.0夕、
融点121一123℃。上記実施例1〜3に記載の方法
と同様の方法を用いて反応を行なうと、下記の化合物が
得られる。
実施例 4 NーイソプロピルーN′一(2ーフルオルー4ークロル
ーフエニル)一3・4・5・6ーテトラヒドロフタラミ
ド3の重量%、リグニンスルホン酸ナトリウム5重量%
、ポリエチレングリコールェーテル(ノニポール85■
)5重量%、クレイ6の重量%を混合粉砕してなる水和
剤。
実施例 5 N−オクチルーN′一(2ーフルオルー4ークロルーフ
エニル)一3・4・5・6ーテトラヒドロフタラミド1
の重量%、リグニンスルホン酸ナトリウム5重量%、ベ
ントナィト85重量%の混合物に水を加えねり合わせて
造粒してなる粒剤。
実施例 6NープロピルーN′一(2ーフルオルー4ー
ブロムフヱニル)一3・4・5・6ーテトラヒドロフタ
ラミド2の重量%、キシレン75重量%、ポリエチレン
グリコールエーテル(ノニポール85■)5重量%を含
有する乳剤。
実施例 7 直径9肌の(素焼鉢)に畑士壌をつめメヒシバ、アオビ
ュおよびダイズを播種した後0.5肌の厚さに覆土し、
一般式(1)の化合物を含む乳剤が有効成分〔化合物(
1)〕として1アール当り4夕、および40桝こなる様
に10〆に相当する水で希釈してスプレーガンで士壌表
面に均一に散布する。
21日間後、それぞれの化合物の効果および薬害を調査
する。
除草効果は次の指数で表示する。指数0:効果無 (抑
制率(殺草率) 0%)〃 1:〃 微 ( 〃
0.1〜50%)〃 2:〃 小 ( 〃
50.1〜70%)〃 3:″ 中 ( 〃
70.1〜87.5%)〃 4:〃 大 ( 〃
87.6〜999%)〃 5:″ 極大( 〃
100%)ダイズに対する薬害は次の指数
で表示する。指数0:薬害無 (被害率
0%)〃 1:〃 微 ( 〃 0.1〜12
.5%)〃 2:〃 小 ( 〃 12.6〜3
0.0%)〃 3:〃 中 ( 〃 30.1〜
50.0%)〃 4:〃 大 ( 〃 50.1
〜999%)〃 5:〃 極大( 〃 1
00%)結果を第1表に示す。第 1 表 実施例 8 900c虎のプラスチック製ポットに畑土壌をつめメシ
ヒバ、アオビユ、アカザ、イヌタデ、スベリヒュ、トウ
モロコシ、ダイズ、ワタを播種した後、0.5肌の厚さ
に燈±する。
一般式(1)の化合物を含む乳剤を有効成分〔化合物(
1)〕が1アール当り2.5夕、5夕および10夕にな
る様に10そに相当する水で希釈してスプレーガンで土
壌表面に均一に散布する。30日間後それぞれの化合物
の効果および薬害を調査する。
効果と薬害の表示は、実施例7に於ける表示方法と同一
方法で表示する。結果を第2表に示す。
第2表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは塩素または臭素を、Rはアルキル基、シク
    ロアルキル基、アルケニル基、アルコキシアルキル基ま
    たはアラルキル基を示す。 〕で表わされるテトラヒドロフタラミド誘導体。2 一
    般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは塩素または臭素を示す。 〕で表わされる化合物と一般式 R−NH_2 〔式中、Rはアルキル基、シクロアルキル基、アルケニ
    ル基、アルコキシアルキル基またはアラルキル基を示す
    。 〕で表わされる第1級アミン類を反応させることを特徴
    とする、一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中の記号は前記と同意義。 〕で表わされるテトラヒドロフタラミド誘導体の製造法
    。3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rはアルキル基、シクロアルキル基、アルケニ
    ル基、アルコキシアルキル基またはアラルキル基を示す
    。 〕で表わされる化合物と一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼〔式中、Xは塩素または臭素を示す。 〕で表わされるアミン類を反応させることを特徴とする
    、一般式〔式中の記号は前記と同意義。 〕で表わされるテトラヒドロフタラミド誘導体の製造法
    。4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは塩素または臭素を、Rはアルキル基、シク
    ロアルキル基、アルケニル基、アルコキシアルキル基ま
    たはアラルキル基を示す。 〕で表わされるテトラヒドロフタラミド誘導体の一種ま
    たはそれ以上を有効成分とする除草剤。
JP14367277A 1977-11-29 1977-11-29 テトラヒドロフタラミド誘導体,その製造法および製剤 Expired JPS6023668B2 (ja)

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