JPS60236634A - 放射線診断装置用天板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はＸ線、ｒ線等の放射線透過性が均一かつ良好な
人体もしくは物体支持用放射線診断装置用天板に関する
。

〔従来技術〕

Ｘ線又はｒ線から選ばれる放射線による医療診断用もし
くは工業用非破壊横用装置には放射線透過性が良好で剛
性を有する被検査体支持天板が要求され℃いる。従来、
これらの用途には、木製板又はアクリル樹脂板等が使用
されて来たが、充分な剛性を得よ１うとすると厚みを大
きくする必要があり、放射線透過性が低下し、診断、検
査精度が低下するという問題があった０近年Ｘ線透過性
が良好で、剛性の高い材料とし又炭素繊維複合材料（、
ＣＦＲＰ）が注目され＼炭素繊維織物を用いた板状体や
これを発泡ウレタン等に複覆接着せしめたスキン・コア
構造の天板が開発されている。

一方、医療診断の高精度化に伴ない、筋肉肉腫や乳がん
、頭部診断用等には軟Ｘ＃を用いたり、Ｘ線量の低減を
図りつつ異常を検出することが要望されている。これら
の用途に上記の如き織物系ＣＦＲＰやそのスキン・コア
構造の天板を用いた場合、炭素繊維の織物目による斑が
診断誤差を生じることがある。

〔発明の目的〕

本発明は、これらの軟Ｘ線や少Ｘ線量の診断に対し１斑
、異常を発現せず、極めて高剛性の天板を開発すること
を目的としている。

〔発明の構成〕

即ち本発明の要旨は、 に）引張強度２００　ｋＩＩ／ｗ２以上、好ましくは３
００に９／■！以上、引張弾性率２０．０００　ｋ４／
／ｗｉ”以上、好ましくは　１ｋｇ／ｌｌ１１２以上の
高強度、高弾性率炭素繊維、と、熱硬化性エポキシ樹脂
からなる一方向引揃えプリプレグシート（繊維方向な０
°　とする）を縦方向（０°）対横方向（“９゜シシの
比率が５／１〜１／２となるよう積層加熱硬化せしめ１
得られる厚み０．１〜５ｍの炭素繊維複合材料からなる
上面板と下面板、 の）厚み１〜７０■、発泡倍率１０〜２５倍やポリウレ
タンもしくはポリアクリル樹脂＠泡体、（Ｃ）周辺補強
フレーム、好適には木、合板、樹脂強化米、ベークライ
ト、アクリル樹脂、ＣＦ　ＲＰ％アルミニウム、鉄、ス
テンレススチール等から選ばれたもの、 Ｏエポキシ樹脂 を構成材料とし、発泡体轢）の周辺に、補強フレーム（
Ｃ）を配置し、接着剤Φ）を介して上、下面板に）を配
置接合せしめ℃得られる放射線診断装置用貼合せ天板に
関し、更Ｋ・は上記天板における面板のうち、少くとも
上面板の外表側一層に炭素繊維織物プリプレグを配置し
て積層硬化せ１しめたクロス目模様を有するＣＦＲＰ板
を使用し゛た天板及びこれらの天板の少なくとも上面外
表面に厚みα５ｗ以下のＸ線透過性の良好な装飾フィル
ムを貼着せしめた外観意匠性天板に関する。

本発明においては、高強度、高弾性率炭素繊。

維からなる一方向引揃えプリプレグシートを特定比率で
積層硬化せしめたＣ　Ｆ　ＲＰ板状体を面材とし、ウレ
タン発泡体もしくはアクリル発泡体を芯材とし、Ｘ線透
過性の良好なエポキシ樹脂接着剤にて接着結合せしめた
サントイクチ構造体を主構成体とするため、軽量で剛性
が太きく、Ｘ線、ｒ線等の放射線透過性の良好な天板が
得られる。

又、周辺もしくは端辺を必要に応じ、圧縮強・度、剛性
の大きな木材、樹脂、金属等の補強フレーム（Ｃ）にて
補強するため、穴あけ、ザグリ研削等の機械加工に耐え
、所定の取付治具に取り付は使用しても破壊する恐れが
ない０　゛本発明に・使用されるに）なる上面板、下面
板の厚みは０．１〜５″園の範囲で用途に合せて厚みを
変更使用されるが通常８．３〜ｔ’５ｍが好ましく使用
される。

上面材は意匠性が要求される場合、炭素繊維織物などの
グリプレ゛グを貼着して成形・したＣＦＲＰ板を使用す
ればよく、表面の光沢は必要に応じ又バフ研磨等を行っ
て調節することが出来る。

コア材である発泡芯体は発泡倍率１０〜２５倍の発泡ウ
レタン樹脂もしくは発泡アクリル樹脂が使用される。

発泡ウレタンは加工性がよく、厚物及び異形断面の天板
の加工に適する。異形断面の例としては弓型、舟底型、
三日月型、金属等のものが挙げられる０かかる断面の発
泡体を前もって加工しておき、可撓性ＣＦＲＰ面材をこ
れらの芯体に密着加圧してエポキシ樹脂により接着する
ことにより図面に示すような各種の異形断面天板を得る
ことが出来る。

発泡アクリル樹脂は比較的強度剛性が高く、薄手のサン
ドインチ板を製造するのく適す。又、芯体の剛性がある
ため極薄手のＣＦＲＰ面材を使用することが可能で、極
めてＸｌｓ透過性の良好な天板を製造することが出来る
。

囚、０３）、（Ｃへ＠を配置接合せしめ、周辺もしくは
端面なトリミングし、寸法出しを行って仕上げを行うこ
とは好ましいことである。

本発明の天板は汎用Ｘ線天板とし℃使用される他、特殊
な肉腫、乳房、頭部診断用Ｘ線天板や、アイソトープ使
用のｒ線診断用人板として好ましく使用される。

尚、本発明におい１表面外観や意匠性を向上する目的で
放射線透過性の良好な厚み０．５−以下の木又は樹脂系
装飾フィルムや織物、編物系ＣＦＲＰを同時成形又は貼
着することが可能である。

〔実施例〕

以下本発明を実施例により具体的に説明する。

実施例１ 引張強度３５０ｋｌｉ＋／鱈２、引張弾性率３０．００
０ｋｌ／／ｍ”の高強度、高弾性率を有するポリアクリ
ロニトリル系炭素繊維と加熱硬化型エポキシ樹脂からな
る炭素繊維含有率６５％、厚み０．１２５−の一方向引
揃えプリプレグシート４枚を０°／９０°方向く交互積
層し、常法によりオートクレーブによる加熱加圧成形を
行なって、厚みαｓｍ。

巾７００ｗｍ、長さ２，００　ｏｌｌｌの板状体を２枚
製造した。

一方厚み９霞×巾６００簡×長さ１９００ｍの２０倍発
発泡アクリル発泡体を用意し、また周辺に厚み９　ｍ　
Ｘ巾５０■のベークライト板を配置し、常温硬化型エポ
キシ樹脂接着剤を塗布し、更に上下面板を貼着し加圧接
着した。

次いで外周接着剤はみ出し部をトリミングし、厚み１０
■Ｘ巾７００．Ｘ長さ２．０００露の板状天板を得た。

この大板を、Ｘ線診断装置に取り付け、軟Ｘ線によるＸ
線透過チェックを行なったところ、Ｘ線透過性及び映像
の均一性は極めて良好であった。

実施例２ 実施例１に記載のプリプレグを用いて、中層に９０°層
、表層に０°層、最外表層に１プライのα１２５ｍ厚み
の炭素繊維織物層を設け、０、７５．厚みの上下面板を
製造した。

一方、発泡倍率１０倍の発泡ウレタンを三日月型断面の
板状に加工し、常温硬化型エポキシ接着剤を用いて上下
面板を接着する一方、端面に強化木材を挿入接着し更に
表面にＣＦＲＰを貼着せしめ三日月型天板を製造した。

この大板は荷重による撓みが少なくＸ線透過性が良好で
ＣＴ診断Ｘ線天板として有効であった。

〔発明の効果〕

本発明の天板は、従来の木製或はアクリル樹脂製天板は
もとより、炭素繊維織物積層ＣＦＲＰ使用大板に比し℃
、軟Ｘ線やγ線透過性が良好で且つ均一のため、少ない
線量で検診が可能というメリットがある。

【図面の簡単な説明】

第１〜第４図は、本発明の貼合せ天板の構成例を示し、
第１図は７ラツト天板であり、イは側面図、口は平面図
、第２図は三日月型大板であり、第３図は船底型大板で
あり、第４図は金型大板であり、イは見取図、口はＡ−
Ａ９面図を各示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １に）引張強度２００　ｋｇ／＠＠”以上、引張弾性率
   ２０、０００　ｋｌ／ｖｍ”以上の炭素繊維と熱硬化性
   エポキシ樹脂からなる一方向引揃えプリプレグシートを
   縦方向（ｏｏ）対横方向（９０°）の比率が５７１〜１
   ／２となるよう積層し加熱硬化せしめて得られる厚み０
   ．１〜３ｆｉの炭素繊維複合材料からなる上面板と下面
   板、 （ト））厚み１〜７０１１１１１％発泡倍率１０〜２５
   倍のポリウレタンもしくはポリアクリル樹脂発泡体、 （Ｃ）周辺補強フレーム、 ０）エポキシ樹脂接着剤 を構成材料とし、発泡体の）の周辺に補強フレーム（Ｃ
   ）を配置し、接着剤０を介して上、下面板に）を配置接
   合せしめて得られる放射線診断装置用貼合・せ天板。 ２　請求範囲第１項において、少な←と″も上面板に）
   の外表側一層に炭素繊維織物プリプレグを配置し・工積
   層硬化せしめた炭素繊維強化樹脂板を使用したことを特
   徴とする放射線診断装置用貼合せ天板〇 五　請求範囲第１項において天板の少く”とも上□・　
   ゛面板外表面に□厚みα５■以下のＸ線透過性の良好な
   装飾フィルムを貼着せしめたことを特徴とする放射線診
   断装置用貼合せ天板。