JPS602365Y2 - 過負荷検出装置 - Google Patents

過負荷検出装置

Info

Publication number
JPS602365Y2
JPS602365Y2 JP12993380U JP12993380U JPS602365Y2 JP S602365 Y2 JPS602365 Y2 JP S602365Y2 JP 12993380 U JP12993380 U JP 12993380U JP 12993380 U JP12993380 U JP 12993380U JP S602365 Y2 JPS602365 Y2 JP S602365Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
operating rod
flange
drive shaft
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12993380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5753157U (ja
Inventor
正雄 吉岡
Original Assignee
株式会社タムラ製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タムラ製作所 filed Critical 株式会社タムラ製作所
Priority to JP12993380U priority Critical patent/JPS602365Y2/ja
Publication of JPS5753157U publication Critical patent/JPS5753157U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS602365Y2 publication Critical patent/JPS602365Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は過負荷検出装置に関するものである。
従来より過負荷検出装置は種々あるが、いずれも構造が
複雑であり、高価なものであった。
例えば、第1の従来例として、実開昭53−58280
号公報に示されるように、3本のボルトの頭部によって
リング状の押え板の3箇所の突部を係止し、ピンがぜん
断されると、3本のボルトが上記ボルトに対して移動し
てボルトから突部を外し、押え板をスプリングにより突
出させてスイッチを作動するようにしたものがある。
この第1の従来例のように、ボルトによりリング状の押
え板を係合する構造のものは、次の点で構造が複雑にな
る。
まずスイッチを作動する部材として、他の部材に比べ大
形のリング状押え板が必要であり、さらにこのリング状
押え板を作動するには少なくとも3個のスプリングが必
要である。
次に上記押え板の係止手段として、3組のボルトと突部
とを設けなければならない。
リング状の押え板を係止するには少なくとも3組はどう
しても必要である。
さらに上記押え板の作動案内部材として、3本のボルト
を設けなければならない。
リング状の押え板を案内するには少なくとも3本はどう
しても必要である。
このように第1の従来例は、構造が複雑であり、また製
作する上においても、押え板に3個の突部を形成する点
と、ボルトに対応するメネジ加工が6箇所に必要である
点とにおいて加工が容易でない。
次に、第2の従来例として、実開昭55−70648号
公報に示されるように、モータの原動スプロケットとチ
ェーンで連結された従動スプロケットが、摩擦板を介し
てコンベヤにおける駆動スプロケットの回動軸の外側突
出部に嵌合され、該従動スプロケットに所定以上の負荷
がかかると、従動スプロケットが摩擦板との間でスリッ
プし、前記回転軸及び駆動スプロケットが回転を止め、
コンベヤが停止するとともに、前記従動スプロケットの
回転力を利用してリミットスイッチを作動させて前記モ
ータを停止するようにしたコンベヤの過負荷防止装置に
おいて、回転軸の先端にシリンダが一体的に設けられ、
このシリンダの内部にばね力によりリミットスイッチ側
へ付勢された作動ピストンが取り付けられ、作動ピスト
ンはシリンダに加工された回転方向溝と該回転方向溝か
ら外側へ延びる長手方向溝からなるカム孔に案内される
被駆動棒が取り付けられ、該被駆動棒は従動スプロケッ
トに取り付けられた駆動棒の回転により回動され、カム
孔の長手方向溝に落ち、作動ピストンを前進させてリミ
ットスイッチを作動し、また、リセット時、前記被駆動
棒をばね力に抗してカム孔の回転方向溝に戻して、モー
タを可動可能とする構成のものである。
この第2の従来例も、回転方向溝および長手方向溝から
なるカム孔を加工したシリンダを必要とするなどの点で
構造が複雑になり、加工も容易でない問題点を有する上
に、作動上の問題点もある。
すなわち、被駆動棒がシリンダの長手方向溝に落ちると
、シリンダ内の作動ピストンが前進してリミットスイッ
チを作動し、モータを停止するのであるが、被駆動棒が
長手方向溝に落ちると同時にモータが停止することは不
可能であり、その間にはわずかながら時間差が生ずる。
したがって被駆動棒が長手方向溝に落ちても、この被駆
動棒は、わずかな間は引続きモータにより回動される従
動スプロケットの駆動棒により回転方向に押圧されるが
、シリンダは過負荷により停止された回転軸とともに回
動不可能であるべきであるから、被駆動棒または駆動棒
に無理な力がかかり、これらの棒が折れるなどのおそれ
がある。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、簡単な構
造であって安価であるとともに、過負荷検出時に機構上
の無理が生じない過負荷検出装置を提供しようとするも
のである。
本考案は、駆動軸にフランジを固定し、このフランジに
過大な力によってせん断可能なピンを介して駆動歯車を
一体的に結合し、この駆動歯車に従動軸と一体的な従動
歯車を噛合わせ、上記駆動歯車にレバーの基端を回動自
在に軸支し、このレバーの先端を、上記駆動軸と同心位
置の作動杆案内部に軸方向に進退自在に嵌合した作動杆
のレバー係合部に、駆動軸と同一回転方向から係脱可能
に係合し、この作動杆をスプリングによって外方に附勢
するともに、この作動杆の外端にスイッチの作動部を対
向させ、上記フランジにレバー回動部を一体に設けたこ
とを特徴とする過負荷検出装置に関するものである。
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
駆動軸1にキー2を介しボス3を同心に固定し、このボ
ス3にボルト4でフランジ5を同心に固定し、このフラ
ンジ5と上記ボス3との間に駆動歯車6を同心に嵌着し
、そして、上記フランジ5から上記駆動歯車6に過大な
力によってせん断可能なピン7を圧入し、このピン7を
介してフランジ5と駆動歯車6とを一体的に結合する。
なおこのピン7の中間部にせん断部8を設け、またピン
7の頭部9は外部に大きく突出しておく。
また上記駆動歯車6に従動軸11と一体的な従動歯車1
2を噛合わせ、上記従動軸11に負荷を接続する。
また上記駆動歯車6から支軸14を突設し、この支軸1
4を介してレバー15の基端を回動自在に軸支する。
また上記フランジ5に同心に作動杆案内部としての筒部
16を固定し、この筒部16に作動杆17を上記駆動軸
1と同心にかつ軸方向に進退自在に嵌合し、また上記筒
部16の半周部に上記レバー15の先端が挿入される切
欠溝18を設け、この切欠溝18に挿入したレバー15
の先端を、上記作動杆17の途中部に形成したレバー保
合部としての小径段部19に、上記駆動軸1と同一回転
方向から係脱可能に係合する。
この場合、上記駆動軸1が第1図中時計方向に回転する
から、上記レバー15を時計回転方向から上記切欠溝1
8に挿入して上記小径段部19に係合する。
また上記作動杆17には内端に係止部21を設けるとと
もに外端に作動板22を設け、そしてこの作動板22と
上記筒部16との間に設けたコイルスプリング23によ
って作動杆17を外方に附勢する。
またこの作動杆11の外端の作動板22にリミットスイ
ッチ25の作動部26を対向させて配置する。
なお上記ピン7の頭部9または筒部16をレバー回動部
とする。
すなわちフランジ5が駆動歯車6に対して回動すると、
上記頭部9または筒部16もフランジ5と一体に回動し
、そして頭部9はレバー15の中間部を直接押圧し、ま
た筒部16は切欠溝18に挿入されたレバー15の先端
部を筒部16の外周面に押出し、レバー15を第1図中
反時計方向に回動する。
次に作用を説明する。
作動軸11の負荷が通常の大きさのときは駆動軸1の回
転力はピン7を介して従動軸11に伝わるが、従動軸1
1の過負荷が加わって従動軸11が駆動軸1に追従でき
ないときは、その差によって生ずる力によりピン7のせ
ん断部8がせん断される。
そしてフランジ5が駆動軸1とともに時計方向に回転す
るのに対して、駆動歯車6が負荷とともに停止する。
したがってフランジ5に一体に設けたレバー回動部とし
て頭部9または筒部16が停止中の支軸14に対して回
動し、頭部9または筒部16のどちらかによってレバー
15の先端部は作動杆17の小径段部19から外れ、作
動杆17はコイルスプリング23によって外方に突出し
、リミットスイッチ25の作動部26を押圧作動し、こ
れによって過負荷を検出できる。
このように本考案によれば、駆動軸のフランジに過大な
力によってせん断可能なピンを介して駆動歯車を一体的
に結合し、この駆動歯車にレバーの基端を回動自在に軸
支し、このレバーの先端を、上記駆動軸と同心にかつ軸
方向に進退自在に設けた作動杆に、駆動軸と同一回転方
向から係脱可能に係合し、この作動杆をスプリングによ
って外方に附勢するとともに、この作動杆の外端にスイ
ッチの作動部を対向させ、上記フランジにレバー回動部
を一体に設けたから、過負荷によって上記ピンがせん断
すると、フランジに設けたレバー回動部がレバーを回動
して作動杆から外し、作動杆がスプリングの力でスイッ
チの作動部を押動し、過負荷を検出でき、したがって、
ピン、レバー、作動杆、レバー回動部、スプリングおよ
びリミットスイッチなどを用いて従来のものより簡単。
な構造であって正確な過負荷検出ができるものを安価に
提供することができる。
特に、実開昭53−5828咥公報のものと比べると、
本考案のようにレバーにより作動杆を係止する構造のも
のは、装置構造が次の点で簡単になニる。
まずスイッチを作動する部材として、1本の作動杆を駆
動軸と同心位置に設ければ足りるし、スプリングも1個
あればよい。
次に上記作動杆の係止手段として、■組のレバーとレバ
ー係合部とを設ければ足りる。
さらに上記作動杆の作動案内部材として、1個の作動杆
案内部を設ければ足りる。
また実開昭55−70648号公報のものと比べると、
そのシリンダに形成した回転方向溝および長手方向溝に
機能上対応するものは、本考案では作動杆に設けたレバ
ー係合部であり、このレバー係合部がシンプルであり加
工も容易であることからも明らかなように、本考案のよ
うにレバーにより作動杆を係止する構造のものは、構造
簡単かつ加工容易の効果がある。
また上記実開昭55−70648号公報のものは、過負
荷時に作動上の問題が生ずるおそれがあるのに対し、本
考案のようにレバーにより作動杆を係止する構造のもの
は、過負荷がかかつて、レバー回動部がレバーを作動杆
から外し、この作動杆がスイッチを作動させ、過負荷が
検出されても、上記レバー回動部はレバーを押し開いて
無理なく移動し続けることができ、したがって過負荷が
検出されたからといって、直ちに駆動軸を停止させなけ
れば実開昭55−70648号公報に示されるもののよ
うに装置が破損するというおそれがなく、過負荷検出時
に機構上の無理が生じない。
また、本考案は、再使用するときはピンを交換し、レバ
ーをセットしなおすのみでよく、取扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の過負荷検出装置の一実施例を示す斜視
図、第2図はその断面図である。 1・・・・・・駆動軸、5・・・・・・フランジ、6・
・・・・・駆動歯車、7・・・・・ゼン、9・・・・・
・レバー回動部としてのピン頭部、11・・・・・・従
動軸、12・・・・・・従動歯車、15・・・・・・レ
バー、16・・・・・・作動杆案内部としての筒部、1
7・・・・・・作動杆、19・・・・・・レバー保合部
としての小径段部、23・・・・・・スプリング、25
・・・・・・スイッチ、26・・・・・・作動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸にフランジを固定し、このフランジに過大な力に
    よってせん断可能なピンを介して駆動歯車を一体的に結
    合し、この駆動歯車に従動軸と一体的な従動歯車を噛合
    わせ、上記駆動歯車にレバーの基端を回動自在に軸支し
    、このレバーの先端を、上記駆動軸と同心位置の作動杆
    案内部に軸方向に進退自在に嵌合した作動杆のレバー保
    合部に、駆動軸と同一回転方向から係脱可能に係合し、
    この作動杆をスプリングによって外方に附勢するともに
    、この作動杆の外端にスイッチの作動部を対向させ、上
    記フランジにレバー回動部を一体に設けたことを特徴と
    する過負荷検出装置。
JP12993380U 1980-09-12 1980-09-12 過負荷検出装置 Expired JPS602365Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12993380U JPS602365Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12 過負荷検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12993380U JPS602365Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12 過負荷検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5753157U JPS5753157U (ja) 1982-03-27
JPS602365Y2 true JPS602365Y2 (ja) 1985-01-23

Family

ID=29490262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12993380U Expired JPS602365Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12 過負荷検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS602365Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5753157U (ja) 1982-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4966266A (en) Clutch for automobile door lock actuator
BG64399B1 (bg) Обков за прозорци и/или врати
EP0254176B1 (en) Steering lock device
JPS6332662B2 (ja)
JP7025096B2 (ja) 施錠装置
EP1213422A2 (en) Lock arrangement
JPS602365Y2 (ja) 過負荷検出装置
US4268075A (en) Lock of the dead bolt type
US4606244A (en) Indexing turntable assembly
ITRM940527A1 (it) "sistema per il cambio rapido di utensili di taglio"
EP0326802A1 (en) Instrument for assembling board-shaped bodies
JP2007525182A (ja) 釣り用リールのためのギア変速機構
JPH07252739A (ja) 回転ドビー用カム
US20020078772A1 (en) Actuator
US5295913A (en) Device for coupling a winding shaft pin with a drive shaft pin
JPH0211561Y2 (ja)
JPS6116411Y2 (ja)
JP2008179170A (ja) 車両用操舵装置
JPH0719680Y2 (ja) 自動クラッチ付駆動軸の制動装置
JPH08257850A (ja) ねじ締結時の回り止め装置
JPS5874906A (ja) 回転する圧力媒体シリンダ
JP3271415B2 (ja) クラッチ装置
JPH0313626Y2 (ja)
JPH0511384Y2 (ja)
SU1487014A1 (ru) Устройство блокировки привода вращения вала