JPH08257850A - ねじ締結時の回り止め装置 - Google Patents

ねじ締結時の回り止め装置

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JPH08257850A
JPH08257850A JP6262695A JP6262695A JPH08257850A JP H08257850 A JPH08257850 A JP H08257850A JP 6262695 A JP6262695 A JP 6262695A JP 6262695 A JP6262695 A JP 6262695A JP H08257850 A JPH08257850 A JP H08257850A
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JP
Japan
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screw
rotation
nut
detent
work
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JP6262695A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nishiomote
芳之 西面
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製作コストの低廉化,作業の簡易化及び迅速化
を図る。 【構成】ワークW1 ,W2 を挟んでボルト2とナット3
とを仮締めする。上記ワークW1 の上方に、ボルト2を
回転駆動させるナットランナ装置Aを配設し、互いに略
直交する二辺からなるアーム部材33の直交部をナット
ランナ装置A下部で回転可能に支持する。該アーム部材
33の一辺の先端に、ボルト2に嵌合する嵌合部15a
を有する回り止め部材15を連結する。ナットランナ装
置Aの下降に伴って、該アーム部材33を揺動させて回
り止め部材15をその退避位置S2から回り止め位置S
1に向かって振込む。上記回り止め部材15に、ナット
3に当接して該ナット3をボルト2回りに回転させる案
内部15bを形成する。そして、ナットランナ装置Aの
上昇に伴って、アーム部材33の一辺上部とナットラン
ナ装置A下部との間に縮装された戻しスプリング34の
付勢力によって回り止め部材15が退避位置S2に復帰
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじ部材及びねじ孔を
有するねじ孔部材のどちらか一方の部材を締結装置の保
持部で保持しかつ回転させて他方の部材とでワークの締
付けをするとき該他方の部材を回り止めする回り止め装
置に関し、特に、上記他方の部材に嵌合する嵌合部を有
する回り止め部材を備えるものに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルト等のねじ部材及びナット等
のねじ孔部材のどちらか一方を締結装置であるナットラ
ンナ装置の保持部で保持しかつ回転させて他方とでワー
クの締付けをするときには該他方を回り止めする回り止
め装置が用いられている。この回り止め装置は、例えば
実開平1−156818号公報に開示されるように、ワ
ーク台に載置されたミッションケース等のワークを挟ん
でねじ部材の上端に、ナットを仮締めした後、ワーク下
方の基台に取付けられたシリンダの作動により、該シリ
ンダのロッド先端に取付けられた回り止め部材を、その
退避位置から、ワーク台に向かって上昇させて該ワーク
台の上下方向に貫通する係合孔に通し、上記回り止め部
材に形成されたスプライン孔に、上記ねじ部材の下端に
形成されたスプライン部を嵌合すると共に、上記回り止
め部材の下部に移動一体に取付けられた係合部を上記係
合孔に係合することにより、ねじ部材が回り止め部材を
介してワーク台に回り止め状態に支持されるようになっ
ている。そして、この状態で、上記ワークに対しその上
方に配設されたナットランナ装置を下降させて近付け、
該ナットランナ装置の保持部でナットを保持しかつ回転
させてボルトとの締結を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回り止
め部材のスプライン孔とねじ部材のスプライン部とを嵌
合させる場合には、予め両者の位置決めを行なう必要が
あり、その分作業に手間がかかるという問題がある。ま
た、シリンダの作動中に両者間で位置ズレが生じ、嵌合
がスムーズに行わなくなる虞れもある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、シリンダ等の移動手段
により回り止め部材をその退避位置から回り止め位置に
移動させて回り止め部材の嵌合部(スプライン孔や嵌合
溝等)をねじ部材又はねじ孔部材と嵌合させる際、回り
止め部材の動きを利用して嵌合が円滑にかつ自動的に行
われるようにすることにより、位置決めを要することな
く回り止めを行ない、よって作業の簡易化及び迅速化を
図るものである。
【0005】本発明の付随的な目的は、移動手段におい
て、シリンダ等のアクチュエータを要することなく、ナ
ットランナ装置等の締結装置の動作を利用して回り止め
部材を退避位置から回り止め位置に移動させるようにす
ることにより、コストの低廉化を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ワークを挟んでねじ部材と
ねじ孔を有するねじ孔部材とを仮締めした後、上記ワー
クに対し締結装置を近付け、該締結装置の保持部で上記
ねじ部材又はねじ孔部材のどちらか一方の部材を保持し
かつ回転させて他方の部材との締付けをするとき該他方
の部材を回り止めする回り止め装置として、上記他方の
部材に嵌合する嵌合部を有する回り止め部材と、該回り
止め部材を、その嵌合部が他方の部材に嵌合する回り止
め位置とねじ部材から離れた退避位置との間を移動させ
る移動手段とを備える。そして、上記回り止め部材に、
該回り止め部材を移動手段により回り止め位置に移動す
る際、他方の部材が嵌合部に嵌合するように他方の部材
に当接して該他方の部材を一方の部材回りに回転させ
る、嵌合部と同一壁面を有する案内部を形成する構成と
する。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載のね
じ締結時の回り止め装置において、上記移動手段を、互
いに略直交する二辺の直交部が締結装置のワーク側に回
転自在に支持され、一辺側にワークと対向して当接部が
設けられかつ他辺側の先端に上記回り止め部材が連結さ
れたアーム部材と、該アーム部材の当接部側の一辺と締
結装置のワーク側との間に縮装され、アーム部材をその
支持点回りに回動付勢するばね部材とにより構成する。
そして、上記締結装置がワークに近付いたとき上記アー
ム部材の当接部がワークに当接してアーム部材がばね部
材の付勢方向と反対方向に支持点回りに回動することに
より、上記回り止め部材をその退避位置から回り止め位
置に振込むように構成する。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1記載のね
じ締結時の回り止め装置において、上記ねじ部材をボル
トとする一方、上記ねじ孔部材をナットとし、上記締結
装置の保持部でボルトを保持して回転させる一方、上記
回り止め部材の嵌合部をナットに嵌合する構成とする。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
移動手段により回り止め部材がその退避位置から回り止
め位置に移動する際、ねじ部材及びねじ孔部材のどちら
か一方の部材を締結装置の保持部が保持し、上記回り止
め部材に形成された案内部が他方の部材に当接して該他
方の部材を一方の部材回りに回転させ、回り止め部材の
嵌合部と嵌合する位置に合わせるため、上記回り止め部
材の嵌合部と他方の部材とが確実に嵌合することにな
る。
【0010】請求項2に係る発明では、締結装置がワー
クに近付いたとき、アーム部材の当接部がワークに当接
してアーム部材がばね部材の付勢方向と反対方向に支持
点回りに回動し、該アーム部材の他辺先端の回り止め部
材がその退避位置から回り止め位置に振込まれるように
移動する。一方、締結後に締結装置がワークから離れた
とき、アーム部材がばね部材の付勢力によって支持点回
りに回動し、回り止め部材が回り止め位置から退避位置
に移動する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1において、W1 はミッションケースの
接合フランジ部、W2 は該ミッションケースの接合フラ
ンジ部W1 とフランジ結合されるクラッチハウジングの
接合フランジ部であり、上記両接合フランジ部W1 ,W
2 には、これらを貫通する複数の貫通孔1,…(詳細な
図示は省略)が形成されており、該各貫通孔1にはねじ
部材であるボルト2が図で上方から挿入され、ねじ孔を
有するねじ孔部材であるナット3がボルト2の下端に仮
締めされている。Aは上述の複数のボルト2の内、図示
する左右二つのボルト2,2を同時に回転駆動させる締
結装置であるナットランナ装置、Bは該ナットランナ装
置Aでボルト2,2を回転させてナット3,3との締付
けをするとき該両ナット2,2を共に回り止めするため
の回り止め装置である。
【0013】上記ナットランナ装置Aは、上下方向に延
設された左右二列の回転軸部4,4と、該両回転軸部
4,4と取付部材5を介して連設された駆動部(図示せ
ず)とを有し、これらは上下方向に移動可能に設けられ
ている。上記各回転軸部4は、上端が上記取付部材5に
取り付けられた円筒状の上部ハウジング6と、円筒状の
下部ハウジング7と、上記上部ハウジング6と下部ハウ
ジング7との間に介設された第1のスプリング8と、上
記上部ハウジング6内と下部ハウジング7内とを貫通し
て配設された回転保持軸11とを備えている。左右二列
の回転軸部4,4の下部ハウジング7,7同士は、その
下端を各々図2に示すような矩形状の中間部材9に接続
することで連結されており、上記中間部材9の下面の左
右用端部には一対の当接ピン10,10が取り付けられ
ている。そして、ナットランナ装置Aの回転軸部4の下
降時には、上記当接ピン10がワーク(ミッションケー
スの接合フランジ部)W1 に当接すると共に、その当接
の際の反力を上記第1のスプリング8が吸収するように
なっている。
【0014】上記上部及び下部ハウジング6,7の内周
面には、上方に開口する第1の段部6a,7aと、下方
に開口する第2の段部6b,7bとが形成され、上部ハ
ウジング6の第2の段部6b及び下部ハウジング7の第
1の段部7aには、上記回転保持軸11(詳しくは後述
するユニバーサル軸16)を径方向に回転自在に支持す
るための軸受17,17がそれぞれ配置されている。上
部ハウジング6の下部側及び下部ハウジング7の上部側
の各内周面に形成された各溝部6c,7cには、上記各
軸受17,17の上下方向の位置ズレを抑えるための穴
用止め輪18,18がそれぞれ装着されている。
【0015】上記回転保持軸11は、上方に開口する角
孔19aで駆動部のモータ軸(図示は省略)と連結され
る伝達軸19と、該伝達軸19の下部に形成された角軸
19bと嵌合する角孔16aを有するユニバーサル軸1
6と、該ユニバーサル軸16の下部に形成された取付孔
16bに上端部が挿入されかつ径方向に平行ピン20で
該ユニバーサル軸16に連結されたソケット12とから
なり、該ソケット12には、ボルト2頭部2aよりも大
寸でボルト2頭部2aを保持するための六角孔12aが
下方に開口して形成されており、上記モータ軸から出力
された回転トルクを上部から下部に向かって伝達軸1
9,ユニバーサル軸16,ソケット12に順次伝達して
ボルト2頭部2aを回転させるようになっている。上記
伝達軸19には上端寄りに段部19cが形成され、該段
部19cとユニバーサル軸16の上端部との間には上下
方向に伸縮する第2のスプリング21が介設され、ねじ
締結する際、上記伝達軸19の段部19cとユニバーサ
ル軸16の上端部との距離を可変させてボルト2の上下
方向の移動にソケット12を追従させている。上記ユニ
バーサル軸16の下端外周には、環状の軸用止め輪30
が装着されており、ナットランナ装置Aの回転軸部4が
昇降する際、上記各下部ハウジング7の第2の段部12
bに軸用止め輪30の端面(図の上面)が当接して下部
ハウジング7が回転保持軸11に支持されるようになっ
ている。
【0016】一方、上記回り止め装置Bは、上記二つの
ナット3に各々嵌合する二つの嵌合部15a,15aを
有する回り止め部材15と、該回り止め部材15をその
各嵌合部15aが各ナット3に嵌合する回り止め位置S
1(図3及び図7に示す状態の位置)と各ボルト2から
離れた退避位置S2(図4に示す状態の位置)との間を
移動させる移動手段14とを備えている。
【0017】上記移動手段14は、図4にも示すよう
に、中間部材9の前面(図2の下端面)から下面に亘っ
て取り付けられた支持部材31と、該支持部材31に支
持ピン32を介して揺動可能に支持されたアーム部材3
3とを有している。該アーム部材33は、互いに略直交
する二つの辺部33a,33bを有する全体形状がL字
状のものであり、その二辺33a,33bの直交部が上
記支持ピン32回りに回転自在に支持されている。一方
の辺部33aは、中間部材9の下方でかつワークW1
対向して位置しており、この辺部33aの略中央部に
は、ナットランナ装置Aの回転軸部4の下降時にワーク
1 と当接する当接部としてのローラ35が回転可能に
設けられている一方、他方の辺部33bの先端には、上
記回り止め部材15が固定されている。また、上記辺部
33aと中間部材9に形成された凹部9aとの間には、
回り止め部材15が退避位置S2に位置するようアーム
部材33を支持ピン32回りに回動付勢するばね部材と
しての戻しスプリング34が縮装されている。そして、
ナットランナ装置Aの回転軸部4の下降時には、当接ピ
ン10がワークW1 に当接する前に上記ローラ35がワ
ークW1 に当接してアーム部材33が戻しスプリング3
4の付勢方向と反対方向に支持ピン32回りに回動する
ことにより、上記回り止め部材15をその退避位置S2
から回り止め位置S1に振込むように構成されている。
上記ローラ35は、回り止め部材15を回り止め位置S
1に振込む際、ワークW1 上を回転移動し、アーム部材
33の揺動を円滑に行わせている。上記支持部材31に
は調整ねじ41が設けられており、該調整ねじ41は、
回り止め部材15が退避位置S2に位置するときアーム
部材33の直交部と当接して退避位置S2を調整するも
のである。
【0018】上記回り止め部材15は、図3にも示すよ
うに、略矩形状の平板からなり、その側にその側方(図
3の下方)からナット3が各々嵌合する一対の嵌合部1
5a,15aが形成されている。また、回り止め部材1
5には、嵌合部15a,15aの解放側で各嵌合部15
aの外側内壁面と同一壁面を有する一対の案内部15
b,15bが形成され、各案内部15bの内壁面は、対
応する嵌合部15aの内側内壁面よりも長く延びてお
り、これによってその長さ分各ナット3,3を回転させ
て各嵌合部15a,15aへスムーズに導くようになっ
ている。また、図5に示すように、移動手段14により
回り止め部材15の嵌合部15aにナット3を嵌合しよ
うとして噛合せ不良が発生した時には、上記第1のスプ
リング8がナットランナ装置Aの下降によってアーム部
材33の一辺側に働く押圧時の負荷を低減するようにな
っている。この時、この状態でボルト2を回転させるこ
とにより、ナット3は該ボルト2と回転一体にクラッチ
ハウジングの接合フランジ部W2 の下端面に向かって上
昇して回り止め部材15の嵌合部15aに嵌合されるよ
うになっている。
【0019】次に、本実施例のねじ締結時の回り止め装
置Bの作動について説明する。
【0020】ミッションケースの接合フランジ部W1
クラッチハウジングの接合フランジ部W2 とを挟んでボ
ルト2とナット3とを仮締めした後、図4〜図7に順次
示すように、ナットランナ装置Aの回転軸部4,4がワ
ーク(ミッションケースの接合フランジ部W1 )に向か
って下降し、上記各回転軸部4のソケット12でボルト
2頭部2aを保持すると共に、ナットランナ装置Aと一
体に回り止め装置Bが下降する。その際、アーム部材3
3のローラ35がワークW1 の上面に当接してアーム部
材33が戻しスプリング34の付勢方向と反対方向に支
持ピン32回りに揺動し、回り止め部材15がその退避
位置S2から回り止め位置S1に向かって振込まれる。
【0021】この時、上記回り止め部材15において、
図8及び図9の(a) 〜(c) に順次示すように、案内部1
5bがナット3に当接し、該ナット3をボルト2回りに
回転させて嵌合部15aと嵌合する状態に合わせるよう
になる。このため、ナット3を確実に嵌合部15aに導
いて嵌合させることができると共に、位置決めを要する
ことなくナット3の回り止めを行うことができ、作業の
簡易化及び迅速化を図ることができる。
【0022】その後、図1に示すように、ナットランナ
装置Aのモータを作動してモータ軸を回転させることに
より、回転保持軸11が回転してボルト2をナット3に
対して締付け、その締付力が締付一定トルクに達し、該
ナットランナ装置Aが上昇してワークW1 ,W2 から離
れるのに伴い、アーム部材33の一辺上部と中間部材9
との間に縮装された戻しスプリング34の付勢力によっ
てアーム部材33が支持ピン32回りに回動し、回り止
め部材15が回り止め位置S1から退避位置S2に復帰
する。
【0023】このように、上記実施例では、シリンダ等
のアクチュエータを必要とすることなく、上記ナットラ
ンナ装置AのワークW1 に対する一連の昇降動作の中に
回り止め部材15を退避位置S2と回り止め位置S1と
の間に往復移動させることができるので、製作コストの
低廉化を図ることができる。
【0024】尚、上記実施例は本発明に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ナットランナ装置Aのソケッ
ト12がボルト2を保持すると共に、回り止め部材15
の嵌合部15aにナット3を嵌合してねじ締結を行なっ
ていたが、上記ボルト2とナット3とを置換して適用し
てもよく、同様の作用効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明におけるねじ締結時
の回り止め装置によれば、移動手段により回り止め部材
がその退避位置から回り止め位置に移動する際、ねじ部
材又はねじ孔部材のどちらか一方の部材を締結装置の保
持部が保持し、上記回り止め部材の案内部が他方の部材
に当接して該他方の部材を一方の部材回りに回転させる
ことにより、回り止め部材の案内部によって他方の部材
を確実に嵌合部に導いて嵌合することができると共に、
位置決めを要することなく他方の部材を回り止めするこ
とができ、作業の簡易化及び迅速化を図ることができ
る。
【0026】特に、請求項2に係る発明によれば、シリ
ンダ等のアクチュエータ等を要することなく、上記締結
装置のワークに対する一連の昇降動作に伴って回り止め
部材を退避位置と回り止め位置との間を往復移動させる
ことができ、製作コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るねじ締結時の回り止め装
置を備えるナットランナ装置の一部を切開した正面図で
ある。
【図2】図1のX−X線における断面図である。
【図3】図1のZ方向から見た拡大矢視図である。
【図4】回り止め装置の作動状態を示す図2のY−Y線
における断面図である。
【図5】回り止め装置の作動状態を示す図2のY−Y線
における断面図である。
【図6】回り止め装置の作動状態を示す図2のY−Y線
における断面図である。
【図7】回り止め装置の作動状態を示す図2のY−Y線
における断面図である。
【図8】回り止め部材の嵌合部にナットを嵌合させる時
の状態を示す図5のA方向から見た矢視図である。
【図9】回り止め部材の嵌合部にナットを嵌合させる時
の状態を示す図5のA方向から見た矢視図である。
【符号の説明】
2 ボルト(ねじ部材) 3 ナット(ねじ孔部材) 12 ソケット(保持部) 14 移動手段 15 回り止め部材 15a 嵌合部 15b 案内部 33 アーム部材 34 戻しスプリング(ばね部材) A ナットランナ装置(締結装置) B 回り止め装置 W1 ミッションケースの接合フランジ部(ワーク) W2 クラッチハウジングの接合フランジ部(ワー
ク) S1 回り止め位置 S2 退避位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを挟んでねじ部材とねじ孔を有す
    るねじ孔部材とを仮締めした後、上記ワークに対し締結
    装置を近付け、該締結装置の保持部で上記ねじ部材又は
    ねじ孔部材のどちらか一方の部材を保持しかつ回転させ
    て他方の部材との締付けをするとき該他方の部材を回り
    止めする回り止め装置であって、 上記他方の部材に嵌合する嵌合部を有する回り止め部材
    と、 該回り止め部材を、その嵌合部が他方の部材に嵌合する
    回り止め位置とねじ部材から離れた退避位置との間を移
    動させる移動手段とを備えており、 上記回り止め部材には、該回り止め部材が移動手段によ
    り回り止め位置に移動させられる際、他方の部材が嵌合
    部に嵌合するように他方の部材に当接して該他方の部材
    を一方の部材回りに回転させる、嵌合部と同一壁面を有
    する案内部が形成されていることを特徴とするねじ締結
    時の回り止め装置。
  2. 【請求項2】 上記移動手段は、互いに略直交する二辺
    の直交部が締結装置のワーク側に回転自在に支持され、
    一辺側にワークと対向して当接部が設けられかつ他辺側
    の先端に上記回り止め部材が連結されたアーム部材と、
    該アーム部材の当接部側の一辺と締結装置のワーク側と
    の間に縮装され、アーム部材をその支持点回りに回動付
    勢するばね部材とを有し、上記締結装置がワークに近付
    いたとき上記アーム部材の当接部がワークに当接してア
    ーム部材がばね部材の付勢方向と反対方向に支持点回り
    に回動することにより、上記回り止め部材をその退避位
    置から回り止め位置に振込むように構成されている請求
    項1記載のねじ締結時の回り止め装置。
  3. 【請求項3】 上記ねじ部材はボルトである一方、上記
    ねじ孔部材はナットであり、上記締結装置の保持部はボ
    ルトを保持して回転させる一方、上記回り止め部材の嵌
    合部はナットに嵌合するものである請求項1記載のねじ
    締結時の回り止め装置。
JP6262695A 1995-03-22 1995-03-22 ねじ締結時の回り止め装置 Withdrawn JPH08257850A (ja)

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