JPS6023509A - スクリ−ンの洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水路に設けられたスクリーンの洗浄装置に関す
る。

下水処理設備等において、施設の負荷の軽減をはかるた
め、沈砂池からの汚水に含まれるゴミ類をスクリーンに
より除去することが行、なわれている。

第１図はこのようなスクリーン（１１の例を示すもので
ある。ところでこのスクリーン（１）は目詰りを起こす
ことがあり、従来この対策として、スクリーン（１１に
対し直角方向に洗浄水を噴射可能なノズルをこのスクリ
ーン（１）に沿って移動させるものが提案されている。

しかし一般にスクリーン（１）は側枠（２）を有し、上
記従来のものではこの側枠（２１の隅部（３）が十分に
洗浄されにくいという問題がある。

また、スクリーン前面に付着しているゴミ類を裏側に押
し込んでしまい、目詰りが解消されなくなるという問題
もある。

そこで本発明は、スクリーンの隅部を十分に洗浄できる
ようにするとともに、スクリーン前面に付着したゴミ類
を確実に洗い落とすようにすることを目的とするもので
ある。

この目的を達成するため本発明は、水路に設けられたス
クリーンに対向して移動可能な台車を設け、この台車に
は、前記スクリーンに向けて洗浄水を噴射可能なノズル
を設け、且つ前記スクリーンに対するノズルの洗浄水噴
射角度と、前記スクリーンにおける洗浄水衝突位置から
前記ノズルまでの距離を調節可能なノズル位置調節装置
を設けたものである。

したがってスクリーンに対し傾斜した状態で洗浄水を噴
射できるため、スクリーンの隅部に向けて洗浄水を噴射
可能となってこの隅部を良好に洗浄できるのみならず、
スクリーン前面に付着したゴミ類の押込を防止できてこ
のゴミ類を確実に洗い落とすことが可能となり、しかも
ノズルの噴射パターンに応じた最適距離で洗浄水をスク
リーンに噴射できる。

以下、本発明の実施例について説明する。第２図〜第８
図において、（１）は水路（４）に設けられたスクリー
ンであり、（２）はその側枠、（５）はゴミ受はピット
である。一方スクリーン（１）の上方位置には、一対の
水平方向のレール（６）がスクリーン（１）に沿って設
けられており、台車（７）が走行可能なまうにされてい
る。レール（６）は、梁部材（８）からのブラケット（
９）に取り付けられた水平方向のチャンネル材叫の内部
に設けられているものである。（１１）は台車（７）の
車軸であり、減速機付モータ（２）からチェーンＯ葎ｔ
とまり西方の伝達を受けている。０◆はスプロケットで
ある。

台車（７）は下方に伸びる枠部αＧを有しており、この
枠部０９には、第１のノズル支持部（１６Ａ）および第
２のノズル支持部（１６Ｂ）が、それぞれ一対のノズル
位置調節装置（ｔ７ａ）（ｘ７ｂ）を介して取り付けら
れている。各ノズル支持部（１６Ａ）（１６Ｂ）はスク
リーン（１）に沿った上下方向に配置された管状のノズ
ル本体０種と、ノズル本体（至）の長さ方向に複数配列
されたノズル部０９とにまり構成されている。また、ノ
ズル本体（ト）は、仕切壁（１）により、スクリーン（
１）の上半部に対向した管上部０υと、スクリーン（１
）の下半部に対向した管下部（財）とに仕切られている
。

第１のノズル支持部（１６Ａ）における管上部な１）に
は、給水ホースに）から第１の電磁弁（２４Ａ）を介し
て第１の上部分岐管（２５Ａ）が接続され、またこの第
１のノズル支持部（１６Ａ）の管下部に）には、給水ホ
ース（ホ）から第１の手動コック（２６Ａ）を介して第
１の下部分岐管（２７Ａ）が接続されている。さらに、
第２のノズル支持部（１６Ｂ）における管上部（ロ）お
よび管下部（財）には、第２の電磁弁（２４Ｂ）を介し
た第２の上部分岐ｗ（２５Ｂ）および第２の手動コック
（２６Ｂ）を介した第２の下部分岐管（２７Ｂ）が接続
されている。

第４図〜第５図はノズル位置調節装置（ｔ７ａ）（１７
ｂ）を詳細に示すものである。ここで（財）は前述の枠
部（４Ｑに固定されろブラケットであり、支軸に）が溶
接されている。（７）は支軸−まわりに回動可能なター
レットパイプで、ボルトＯＤにより適当回動位置でブラ
ケット（ホ）に固定可能とされている。このターレット
パイプ（１）は、支軸に）に外嵌する基部（２）と基部
（２）から突設されたパイプ部（至）とにより構成さ札
バイブ部（至）には、挿抜可能なシャフト何が挿入され
ている。轡は適当な抜出量のもとてシャフト（２）をパ
イプ部に）に固定するための押ねじである。シャフト■
の先端には、ノズル本体（ト）をクランプ可能なふたつ
割りのパイプホルダに）がピンに）まわりに揺動自在に
取り付けられている。（至）はターレットパイプ用固定
具であり、枠部（６）に固定されたブラケットに）と、
ブラケット（２）に揺動自在に取り付けられたレバー−
と、レバー輪をターレットノでイブ（至）のパイプ部に
）に固定させるボルトθ０とを有している。

第２図〜第８図に示すように、各一対のノズル位置調節
装置（１７ａ）（１７ｂ）は両者のターレットノ（イブ
（至）の回動中心＠（第７図参照）が、スクリーン（１
）に直角な同一平面内に位置するように構成されている
。

なお、第２図〜第８図にお（１て、輪は８車（７）への
給電ケーブルであり、レール（６）に平行なガイドレー
ル（財）に沿って移動可能な移動滑車Ｑｌｌｌこ、給水
ホースに）とともに取り付けられてＬ）る。また１ｉｌ
ｌｌ）ｌよ本装置が運転中であることを示す警告灯であ
る。

第６図（ａ）〜（Ｃ）に示すように、スクリーン（１）
の種類が異なった場合には、各種類ごと−と、スクリー
ン（１１に直角な方向（ロ）からの洗浄水（ハ）の噴射
角度を変化させ、最適角度を実験によりめてＪＪ　＜必
要がある。また、ノズル部α錦からスクリーン（１）Ｉ
こおける洗浄水衝突位置θ儂までの距離は、クズ１１部
Ｑ呻の噴射パターンに応じた最適値（たと７えば８０セ
ンチメートル程度）が存在し、前述の噴射角度の変化に
かかわらず、この距離を常に一定に保つ必要がある。こ
れらの点にもとづき、ノズル支持部（１６Ａ）（１６Ｂ
）の位置調節が行なわれる。なお、第６図（ａ）〜（ｃ
）はスクリーン（１）に直角な方向（ロ）からの噴射角
度を８０度、４５度おまび６０度に変化させた場合を例
示している。

ノズル支持部（１６Ａ）（１６Ｂ）の位置調節の具体的
方法を第７図にもとづいて説明する。すなわち、前述の
ようにノズル部０呻から衝突位置−までの距離を一定に
保ちながら噴射角度を変化させる場合には、これに対応
したノズル位置員が存在することになる。そこで、第４
図〜第５図に示すターレットパイプに）を回動中心に）
まわりに回動させ、パイプ部峙をノズル位ｔｆＩＵに向
けた状態でブラケットに）に固定し、これとともにシャ
フト（財）をパイプ部（２）に挿抜させて、ノズル本体
（ト）を所定ノズル位置−に合わせ、シャフト員をパイ
プ部（至）に固定する。

このとき、前述のように各ノズル支持部（１６Ａ）（１
６Ｂ）ごとに一対の位置調節装置（１７ａ）（１７ｂ）
が存在するが、パイプホルダ（至）がシャフト■に揺動
自在に取り付けられていることから、この揺動部の自由
度によりノズルに無理な力が作用するのが防止されてい
る。ノズル支持部（１６Ａ）（１６Ｂ）が所定ノズシレ
位置輪にセットされたなら、ツマイブ本ルダに）内でノ
ズル本体（至）を回転させ、所定角度で噴射可能なよう
にしてこれを固定する。

なお、第６図〜第７図に示すようにノズル部Ｑｌは千鳥
吠に配置され、衝突位置−までの距離を厳密に一定にす
るために、ノズル本体ＱＢからの突出量を互いに変化さ
せである。また、第７図においても噴射角度が８０度、
４５度および６０度の場合を例示しているが、他の任意
の適当角度にも調節可能である。さらに、第１および第
２のノズル支持部（１６Ａ）（１６Ｂ）は、そのノズル
部０１Ｊが互いに向い合うようにしてセットされる。加
えて、以上述べたようなノズル支持部（１６Ａ）（１６
Ｂ）の位置調節作業は、スクリーン（１）および本洗浄
装置の竣工時にのみ行なえばよく、スクリーン（１）の
種類等に応じた適正噴射角度が一度設定されれば、その
後の調節は不要である。

洗浄作業を説明する。台車（７）を走行させ、この走行
方向に向けたノズル支持部（１６ＡＸ１６Ｂ）から洗浄
水（財）を噴射する。たとえば、第１図の左側から右側
に向けて台車（７）を走行させる場合には、第８図にお
いても台車（７）は右方に向けて走行し、このとき、第
１の電磁弁（２４Ａ）を開状態とするとともに第２の電
磁弁（２４Ｂ）を閉状態とする。すると、ノズル部ＯＩ
が上記台車（７）の走行方向に向けて配置された第１の
ノズル支持部（１６Ａ）から洗浄水（財）が噴射され、
スクリーン（１）が洗浄される。スクリーン（１）上の
ゴミ類はピット（５）へ洗い落とされる。このとき、特
に、第１図におけるスクリーン（１）の右側の側枠（２
）に対応した隅部（３）に向けて洗浄水■が噴射される
ことになるため、この右側の隅部（３）が良好に洗浄さ
れる。

台車（７）が右端のスクリーンまで走行したならば、今
度は走向方向を反転させて第１図および第８図における
左向き馨こ走行させる。今度は第１の電磁弁（２４Ａ）
を閉、第２の電磁弁（２４Ｂ）を開として、第２のノズ
ル支持゛部（１６Ｂ）から、やはり台車（７）の走行方
向に洗浄水（財）を噴射させる。この場合はスクリーン
（１１の左側の隅部（３）が良好に洗浄される。

このように、台車（７）の走向方向に向いたノズル支持
部（１６Ａ）（１６Ｂ）を択一的に動作させ、台車（７
）を適当回数往復させれば、洗浄が完了する。なお、必
要とあらば両電磁弁（２４Ａ）（２４Ｂ）を同時に開と
して両ノズル支持部（１６Ａ）（１６Ｂ）から同時に洗
浄水（財）を噴射するようにしてもよい。また両ノズル
支持部（１６Ａ）（１６Ｂ）のノズル部Ｑ傷を互いに背
中合わせの向きに配置してもよく、これは前述のノズル
の位置調節時に適宜選択できる。

なお、通常はスクリーン（１１の上半部にゴミ類が付着
しやすく、前述の電磁弁（２４Ａ）（２４Ｂ）の開閉に
まる管上部Ｑ◇からの洗浄水■の噴射では、この上半部
に付着したゴミ類が主に洗い落とされる。スクリーン（
１）の下半部にもゴミ類が付着した場合には、手動コッ
ク（２６Ａ）（２６Ｂ）を操作して管下部（ハ）からも
洗浄水（財）を噴射させ、こわを洗浄すわばよい。

この場合は、手動による開閉制御のみが可能であリ、前
述のように台車（７）の往復による切換噴射はできない
。

以上述べたまうに本発明にＪると、スクリーンに対し傾
斜した状態で洗浄水を噴射できるため、スクリーンの隅
部に向けて洗浄水を噴射可能となってこの隅部を良好に
洗浄できるのみならず、スクリーン００面に付着したゴ
ミ類の押込を防止できてこのゴミ類を確実に洗い落とす
ことが可能となり、しかもノズルの噴射パターンに応じ
た最適距離で洗浄水をスクリーンに噴射できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はスクリーンを例示する図、第２図は本発明の一
実施例を示す図、第８図はその左側面図、第４図はノズ
ル位置調節装置を拡大して示す平面図、＠５図はその一
部切欠正面図、第６図は噴射角度の変化状態を示す図、
第７図はノズル位置調節方法の説明図である。 （１）・・・スクリーン、（４）・・・水路、（７）・
・・台車、（１６Ａ）・・・第１のノズル支持部、（１
６Ｂ）・・・第２のノズル支持部、（ｔ７ａ）（１７ｂ
）・・・ノズル位置調節装置、（財）・・・洗浄水、−
・・・衝突位ｈ〕、輪・・・ノズル位置代理人　森本義
弘 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　水路に設けられたスクリーンに対向して移動可能
   な台車を設け、この台車には、前記スクリーンに向けて
   洗浄水を噴射可能なノズルを設け、且つ前記スクリーン
   に対するノズルの洗浄水噴射角度と、前記スクリーンに
   おける洗浄水衝突位置から前記ノズルまでの距離をＷ節
   回能なノズル位置調節装置を設けたことを特徴きするス
   クリーンの洗浄装置。