JPS6023488Y2 - デイ−ゼルエンジンのピストン - Google Patents
デイ−ゼルエンジンのピストンInfo
- Publication number
- JPS6023488Y2 JPS6023488Y2 JP2373079U JP2373079U JPS6023488Y2 JP S6023488 Y2 JPS6023488 Y2 JP S6023488Y2 JP 2373079 U JP2373079 U JP 2373079U JP 2373079 U JP2373079 U JP 2373079U JP S6023488 Y2 JPS6023488 Y2 JP S6023488Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- heat
- piston
- diesel engine
- hollow cone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はディーゼルエンジンのピストン、特にアルミニ
ューム製トロイダル型燃焼室ピストンに関するものであ
る。
ューム製トロイダル型燃焼室ピストンに関するものであ
る。
従来、この種のピストンは例えば第１図に示す如くピス
トン重量を軽くするためにアルミニューム材により燃焼
室の中央部が凸型となりトロイダル型燃焼室ａを形成す
る構造のものが知られている。
トン重量を軽くするためにアルミニューム材により燃焼
室の中央部が凸型となりトロイダル型燃焼室ａを形成す
る構造のものが知られている。
アルミニュームは熱伝導率が高（（１００〜２００Ｋｃ
ａｌ ／ｍｈ’Ｃ）ピストンリングＣ１スカートｄ１ア
ンダークラウンｅ部より逃げる熱量が多くなり冷却水を
多量に用いる一つの要因となっていた。
ａｌ ／ｍｈ’Ｃ）ピストンリングＣ１スカートｄ１ア
ンダークラウンｅ部より逃げる熱量が多くなり冷却水を
多量に用いる一つの要因となっていた。
すなわち、シリンダブロックに多くの熱量が逃げるので
、ウォータージャケットに多量の冷却水を流通させて冷
却する必要がある。
、ウォータージャケットに多量の冷却水を流通させて冷
却する必要がある。
また強度上燃焼室壁面すの温度を２５０〜３５０°Ｃ以
下に押える必要がある。
下に押える必要がある。
このために、燃焼室内の温度をあまり高くできないから
、燃焼室内に噴射された燃料噴霧の着火性が悪く燃焼効
率が悪くなってしまう。
、燃焼室内に噴射された燃料噴霧の着火性が悪く燃焼効
率が悪くなってしまう。
そこで、燃焼室壁面す全体を耐熱鋼で覆って熱損失を防
止して燃焼室内の温度を高くして燃料噴霧の着火性を良
くして燃焼効率を向上することが考えられるが、このよ
うにすると耐熱鋼の量が多くなってピストンの重量が重
くなり過ぎたり、断熱し過ぎて燃焼室内温度が高くなり
過ぎて吸入空気の体積効率を減じ燃焼効率を悪くしてし
まう場合もある。
止して燃焼室内の温度を高くして燃料噴霧の着火性を良
くして燃焼効率を向上することが考えられるが、このよ
うにすると耐熱鋼の量が多くなってピストンの重量が重
くなり過ぎたり、断熱し過ぎて燃焼室内温度が高くなり
過ぎて吸入空気の体積効率を減じ燃焼効率を悪くしてし
まう場合もある。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その
目的はピストン重量を余り重くすることなくかつ燃焼室
内温度を適切な温度に維持でき、さらには熱損失を低減
できるようにしたディーゼルエンジンのピストンを提供
することである。
目的はピストン重量を余り重くすることなくかつ燃焼室
内温度を適切な温度に維持でき、さらには熱損失を低減
できるようにしたディーゼルエンジンのピストンを提供
することである。
以下第２図を参照して本考案の実施例を説明する。
アルミニューム材より頂部に凹陥部１を有しかつ下部に
アンダクラウン２を有するピストン本体３を形威し、該
ピストン本体３の凹陥部１における底面１ａ中央部に取
付用の孔４を穿孔し、その孔４にアンプクラウン２側か
ら耐熱材又は普通の鋼よりなる基体５を嵌合固着してそ
の上面５ａと底面１ａとを略同−面とする。
アンダクラウン２を有するピストン本体３を形威し、該
ピストン本体３の凹陥部１における底面１ａ中央部に取
付用の孔４を穿孔し、その孔４にアンプクラウン２側か
ら耐熱材又は普通の鋼よりなる基体５を嵌合固着してそ
の上面５ａと底面１ａとを略同−面とする。
該基体５の中央部に縦孔６を穿孔腰該縦孔６に熱伝導率
の悪い耐熱材よりなる中空円錐体７下面に一体固設した
取付杆８を嵌合しかつ取付杆８にナツト９をネジ合して
中空円錐体７を基体５に締付固定して燃焼室下面に凸部
を有するトロイダル型燃焼室１１を形威しである。
の悪い耐熱材よりなる中空円錐体７下面に一体固設した
取付杆８を嵌合しかつ取付杆８にナツト９をネジ合して
中空円錐体７を基体５に締付固定して燃焼室下面に凸部
を有するトロイダル型燃焼室１１を形威しである。
前記中空円錐体７の中空部７ａは取付杆８に穿孔した空
気抜穴１０により外部に開口している。
気抜穴１０により外部に開口している。
なお、以上の耐熱材としては１８−８ステンレス鋼（熱
伝導率１４Ｋｃａｌ／ｍｈ’Ｃ）、セラミック等である
。
伝導率１４Ｋｃａｌ／ｍｈ’Ｃ）、セラミック等である
。
以上の様に凹陥部１と中空円錐体７によりトロイダル型
燃焼室１１を構成したから、中空円錐体７がヒートスポ
ットとなり、その温度は約７００〜８００°Ｃ程度とな
るから、燃焼室１１内の温度を高くでき、噴射された燃
料噴霧の着火性を良くして燃焼効率を向上できる。
燃焼室１１を構成したから、中空円錐体７がヒートスポ
ットとなり、その温度は約７００〜８００°Ｃ程度とな
るから、燃焼室１１内の温度を高くでき、噴射された燃
料噴霧の着火性を良くして燃焼効率を向上できる。
また、燃焼室壁面における下面中央のみを耐熱材より成
る中空円錐体７で覆ったので、耐熱材の量が減少してピ
ストン重量が余り重くなることがないと共に、燃焼室内
温度を適切な温度とし吸入空気の体積効率を維持して燃
焼効率を悪くすることもなく、さらにはシリンダブロッ
クに逃げる熱量も減少して熱損失を低減できる。
る中空円錐体７で覆ったので、耐熱材の量が減少してピ
ストン重量が余り重くなることがないと共に、燃焼室内
温度を適切な温度とし吸入空気の体積効率を維持して燃
焼効率を悪くすることもなく、さらにはシリンダブロッ
クに逃げる熱量も減少して熱損失を低減できる。
また、ヒートスポットにより噴射された燃料への着火が
スムーズになり、圧力の急激な増加がなくなってエンジ
ンの筒内最大圧力が少くなりエンジンの耐久性、騒音対
策に好結果をもたらしさらには燃焼効率も良くなりエン
ジン性能向上にも寄与できる。
スムーズになり、圧力の急激な増加がなくなってエンジ
ンの筒内最大圧力が少くなりエンジンの耐久性、騒音対
策に好結果をもたらしさらには燃焼効率も良くなりエン
ジン性能向上にも寄与できる。
また、中空円錐体７の中空部７ａを空気層として断熱度
を向上するのみでなく該中空部７ａにジルコニア等の粉
末断熱材を充填することにより断熱性能を向上しても良
い。
を向上するのみでなく該中空部７ａにジルコニア等の粉
末断熱材を充填することにより断熱性能を向上しても良
い。
本考案は以上の様になり、アルミニューム製のピストン
本体３と耐熱材より成る中空円錐体７とよりピストンを
構成したので、重量が余り重くなることがない。
本体３と耐熱材より成る中空円錐体７とよりピストンを
構成したので、重量が余り重くなることがない。
耐熱材より威る中空円錐体７の温度を約７００〜８００
℃程度になるから、燃焼室１１内の温度が高くなって燃
料噴霧の着火性が良くなって燃焼効率を向上できる。
℃程度になるから、燃焼室１１内の温度が高くなって燃
料噴霧の着火性が良くなって燃焼効率を向上できる。
ピストン本体３の凹陥部１底面１ａにおける中央部にの
み耐熱材より成る中空円錐体７を取付けたから、ピスト
ン重量があまり重くなることがないと共に、燃焼室内の
温度が高くなり過ぎることがないから、燃焼効率を低下
させることもない。
み耐熱材より成る中空円錐体７を取付けたから、ピスト
ン重量があまり重くなることがないと共に、燃焼室内の
温度が高くなり過ぎることがないから、燃焼効率を低下
させることもない。
第１図は従来例の断面図、第２図は本考案の実施例を示
す断面図である。 １は凹陥部、１ａは底面、３はピストン本体、７は中空
円錐体、１１は燃焼室。
す断面図である。 １は凹陥部、１ａは底面、３はピストン本体、７は中空
円錐体、１１は燃焼室。
Claims (1)
- アルミニューム材より頂部に凹陥部１を有するピストン
本体３を作製し、このピストン本体３における凹陥部底
面１ａの中央部に耐熱材より成る中空円錐体７を取付け
てトロイダル型燃焼室１１を形威したことを特徴とする
ディーゼルエンジンのピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2373079U JPS6023488Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | デイ−ゼルエンジンのピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2373079U JPS6023488Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | デイ−ゼルエンジンのピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55123645U JPS55123645U (ja) | 1980-09-02 |
| JPS6023488Y2 true JPS6023488Y2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=28860881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2373079U Expired JPS6023488Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | デイ−ゼルエンジンのピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023488Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124531U (ja) * | 1984-01-30 | 1985-08-22 | 日産ディーゼル工業株式会社 | エンジンのピストン |
-
1979
- 1979-02-27 JP JP2373079U patent/JPS6023488Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55123645U (ja) | 1980-09-02 |
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