JPS6023456A - 無毒性防カビ塗料 - Google Patents
無毒性防カビ塗料Info
- Publication number
- JPS6023456A JPS6023456A JP12934383A JP12934383A JPS6023456A JP S6023456 A JPS6023456 A JP S6023456A JP 12934383 A JP12934383 A JP 12934383A JP 12934383 A JP12934383 A JP 12934383A JP S6023456 A JPS6023456 A JP S6023456A
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- JP
- Japan
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- paint
- mildew
- mold
- egg
- paints
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、無毒性防カビ塗料に関する。
従来、防カビ塗料は、水系、溶剤系をとわす、液状塗料
の中に防カビ機能を有する薬剤を混入かくはんして、こ
れを被塗物に塗布し、該塗料の硬化塗膜の表面における
カビの発育を防止、抑制する、というものであった。
の中に防カビ機能を有する薬剤を混入かくはんして、こ
れを被塗物に塗布し、該塗料の硬化塗膜の表面における
カビの発育を防止、抑制する、というものであった。
然るに、防カビ機能を有する薬剤は、元来、農薬系のも
のが多く、時に有機水銀系、ヒ素系のものが使われるこ
ともある。従って、程度の差はあれ、従来の防カビ塗料
は、人間に対する毒性を制御することが困難であった。
のが多く、時に有機水銀系、ヒ素系のものが使われるこ
ともある。従って、程度の差はあれ、従来の防カビ塗料
は、人間に対する毒性を制御することが困難であった。
すなわち、薬剤を混入した塗料が毒性をもりた)、又は
、薬剤の混入比率に制限をうけるため、防カビ機能が充
分でなかったシする不都合があった。
、薬剤の混入比率に制限をうけるため、防カビ機能が充
分でなかったシする不都合があった。
本発明の目的は、上記のような、従来の防カビ塗料の問
題点を解決するにある。すなわち、防カビ塗料全製造す
るにあたり、いっさいの薬剤を使用することがなく、薬
剤に代って、鶏卵など鳥の卵白を乾燥させ、粉末状にし
たものを塗料の中に混入かくはんするため、混入した塗
料が毒性をもつことがなく、従って、その混入比率に制
限をうけることもない、極めて安全で、かつすぐれた防
カビ機能を有する無毒性防カビ癩料を提供するにある。
題点を解決するにある。すなわち、防カビ塗料全製造す
るにあたり、いっさいの薬剤を使用することがなく、薬
剤に代って、鶏卵など鳥の卵白を乾燥させ、粉末状にし
たものを塗料の中に混入かくはんするため、混入した塗
料が毒性をもつことがなく、従って、その混入比率に制
限をうけることもない、極めて安全で、かつすぐれた防
カビ機能を有する無毒性防カビ癩料を提供するにある。
本発明は、鶏卵など鳥の卵白を乾燥させて粉末状にした
ものを、重量比で0.5%程度以上、液状塗料の中に混
入かくはんした、無毒性防カビ塗料を提供する。
ものを、重量比で0.5%程度以上、液状塗料の中に混
入かくはんした、無毒性防カビ塗料を提供する。
以下、実鹸例にもとづき説明する。
〔実験I〕防カビ機能の確認
■ 使用した塗料:水性アクリル塗料、溶剤系塩ビ塗料
、溶剤系エポキシ塗料、二液型エポキシ塗料、水性ウレ
タン塗料、溶剤系ウレタン塗料、二液型ウレタン塗料、
7タル酸塗料、溶剤系シリコン塗料。色は白。
、溶剤系エポキシ塗料、二液型エポキシ塗料、水性ウレ
タン塗料、溶剤系ウレタン塗料、二液型ウレタン塗料、
7タル酸塗料、溶剤系シリコン塗料。色は白。
■ 使用した卵白粉末:製造元キューピータマゴ株式会
社。製品名 乾燥卵白Nタイプ。
社。製品名 乾燥卵白Nタイプ。
■ 卵白粉末の塗料に対する混入比(重量比): l
%、 5 %、 ion、i 5%■ カビ抵抗性試験
の方法: MIL B5272Cに準拠。
%、 5 %、 ion、i 5%■ カビ抵抗性試験
の方法: MIL B5272Cに準拠。
■−1,テストに使用した菌:
アスペルギルス雫ニガー
アスペルギルス・アレーン々ス
ケトミアムーグロボサム
被ニシリアム・シトリナム
フザリウム中モニリフォーム
■−2,テストの方法:上記5種の試験菌の胞子を分散
させた液を噴霧器の中に入れ、上記各塗料を塗布した試
料の表面が少しぬれる程度ふきつけて接種する。
させた液を噴霧器の中に入れ、上記各塗料を塗布した試
料の表面が少しぬれる程度ふきつけて接種する。
■−3,テストの条件=30±2℃、湿度95±5%R
H,30日、60日、90日、120日後に試料をとり
出して観察した。
H,30日、60日、90日、120日後に試料をとり
出して観察した。
■ 所見=(1)卵白粉末を5%以上混入した塗料は、
いずれも120日経過後、試料表面にカビの発生は認め
られなかった。
いずれも120日経過後、試料表面にカビの発生は認め
られなかった。
(2)卵白粉末を1%混入した塗料
のうち、水性ウレタン塗料、水性アクリル塗料は、30
日経過後、試料表面に、わずかながらカビの繁殖が始ま
った。
日経過後、試料表面に、わずかながらカビの繁殖が始ま
った。
(3)卵白粉末を1%混入した塗料
のうち、溶剤系塩ビ塗料、溶剤系ウレタン塗料、二液型
ウレタン塗料は、60日経過後、試料表面にカビの繁殖
が始まった。
ウレタン塗料は、60日経過後、試料表面にカビの繁殖
が始まった。
(4) 卵白粉末を1%混入した塗料
のうち、フタル酸塗料は、90日経過後、試料表面にカ
ビの繁殖が始まった。
ビの繁殖が始まった。
(δン 卵白粉末をl俤混入した塗料
のうち、溶剤系エポキシ塗料、二液型エポキシ塗料、溶
剤系シリコン塗料は、120日経過後、試料表面にカビ
の繁殖は認められなかった。
剤系シリコン塗料は、120日経過後、試料表面にカビ
の繁殖は認められなかった。
(6)卵白粉末を混入しない塗料は、
いずれも30日経過後、試料面に著しいカビの繁殖が認
められ、60日経過後、試料表面をほとんど観察できな
いほどカビが繁生した。
められ、60日経過後、試料表面をほとんど観察できな
いほどカビが繁生した。
以上よシ、卵白粉末を重量比で5%程度混入した液状塗
料は著しい防カビ機能を有し、条件(塗料の樹脂、塗料
の使用目的、使用条件など)によっては、0.5〜1%
程度でも満足すべき防カビ機能を有するものと認められ
る。
料は著しい防カビ機能を有し、条件(塗料の樹脂、塗料
の使用目的、使用条件など)によっては、0.5〜1%
程度でも満足すべき防カビ機能を有するものと認められ
る。
〔実験■〕混入された塗料の変質の確認■ 使用した塗
料:実験Iと同じ。
料:実験Iと同じ。
■ 使用した卵白粉末:実験Iと同じ。
■ 卵白粉末の塗料に対する混入比(重量比): 5
% ■ テストの科目および方法。
% ■ テストの科目および方法。
■−1耐候性試験:サンシャインウェブメーターで50
0 hr 。
0 hr 。
■−2耐塩水性試験:5チN&α、35±2℃、500
hr0 ■−3塩水噴霧試験:5±1%Naα、35±2℃、I
Kf/dのノズル圧、15サイクル(360hr)。
hr0 ■−3塩水噴霧試験:5±1%Naα、35±2℃、I
Kf/dのノズル圧、15サイクル(360hr)。
■−4亜硫酸ガス試験:槽内温度40±3℃、801
: 2 z/ 300 tair 、 H2O: 2/
−/300ta1r 、 8 hr暴露、16 hr放
装、10サイクル。
: 2 z/ 300 tair 、 H2O: 2/
−/300ta1r 、 8 hr暴露、16 hr放
装、10サイクル。
■−5硫化水素ガス試験:硫化水素濃度3ppm、温度
40℃、暴露時間240 hr 0■ 所見:卵白粉末
を5%混入した各種塗料は、卵白粉末を混入しない同種
塗料に比し、上記テストに関するかぎシ、物性上の劣化
、変質は認められなかった。
40℃、暴露時間240 hr 0■ 所見:卵白粉末
を5%混入した各種塗料は、卵白粉末を混入しない同種
塗料に比し、上記テストに関するかぎシ、物性上の劣化
、変質は認められなかった。
〔実験■〕施工テスト
■ 使用した塗料:製造元 日本ペイント株式会社、製
品名 ニュー?プラック(7タル酸塗料)。色は白。
品名 ニュー?プラック(7タル酸塗料)。色は白。
■ 固相した卵白粉末:実験■と同じ。
■ 卵白粉末の塗料に対する混入比(重量比): 5
% ■ 実施の具体例 ■−1場所:マンンヨン浴室の天井で、ワタのようにカ
ビが発生している部分 ■−2前処理二次亜塩素酸ナトリウムでカビを殺菌、漂
白後、エタノールでカビをふきと9除去する。
% ■ 実施の具体例 ■−1場所:マンンヨン浴室の天井で、ワタのようにカ
ビが発生している部分 ■−2前処理二次亜塩素酸ナトリウムでカビを殺菌、漂
白後、エタノールでカビをふきと9除去する。
■−3プライマm:なし。
■−4塗装:ハケで3度塗り。
■ 所見:1年経過後、施工面におけるカビの繁殖は全
くみられなかった。
くみられなかった。
以上実験■〜■よp1鶏卵など鳥の卵白粉末はすぐれた
防カビ機能を有しλかつ、卵白粉末は人間に全く無害無
毒で、かつ常温で放置しても極めて長期間変質しないこ
とは食品工業分野で周知である。これを塗料に混入かく
はんすると、すぐれた無毒性防カビ塗料を得ることが認
められた。
防カビ機能を有しλかつ、卵白粉末は人間に全く無害無
毒で、かつ常温で放置しても極めて長期間変質しないこ
とは食品工業分野で周知である。これを塗料に混入かく
はんすると、すぐれた無毒性防カビ塗料を得ることが認
められた。
本発明の効果を記せば、防カビ塗料を製造するにあたり
、いっさいの薬剤を使用することなく、薬剤に代って、
鶏卵など鳥の卵白を乾燥させ、粉末状にしたものを塗料
の中に混入かくはんするため、混入した塗料が前件をも
つことがない。従って、その混入比率に制限をうけるこ
ともない。極めて安全で、かつすぐれた防カビ機能を有
する無毒性防カビ塗料を提供するものである。
、いっさいの薬剤を使用することなく、薬剤に代って、
鶏卵など鳥の卵白を乾燥させ、粉末状にしたものを塗料
の中に混入かくはんするため、混入した塗料が前件をも
つことがない。従って、その混入比率に制限をうけるこ
ともない。極めて安全で、かつすぐれた防カビ機能を有
する無毒性防カビ塗料を提供するものである。
−an′
Claims (1)
- 鶏卵など鳥の卵白を乾燥させて粉末状にしたものを、重
量比で0.5%程度以上液状塗料の中に混入かくはんし
た無毒性防カビ塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12934383A JPS6023456A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 無毒性防カビ塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12934383A JPS6023456A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 無毒性防カビ塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6023456A true JPS6023456A (ja) | 1985-02-06 |
Family
ID=15007262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12934383A Pending JPS6023456A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 無毒性防カビ塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023456A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4846115A (en) * | 1986-12-25 | 1989-07-11 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Air-cooled engine |
US7671116B2 (en) * | 2004-08-19 | 2010-03-02 | Q.P. Corporation | Composition for forming ink-receiver layer, method of producing the same, and printing base |
US8456076B2 (en) | 2007-11-30 | 2013-06-04 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Electron emitting source and manufacturing method of electron emitting source |
-
1983
- 1983-07-18 JP JP12934383A patent/JPS6023456A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4846115A (en) * | 1986-12-25 | 1989-07-11 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Air-cooled engine |
US7671116B2 (en) * | 2004-08-19 | 2010-03-02 | Q.P. Corporation | Composition for forming ink-receiver layer, method of producing the same, and printing base |
US8456076B2 (en) | 2007-11-30 | 2013-06-04 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Electron emitting source and manufacturing method of electron emitting source |
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