JPS60233535A - 血球凝集の自動試験装置 - Google Patents

血球凝集の自動試験装置

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JPS60233535A
JPS60233535A JP8781984A JP8781984A JPS60233535A JP S60233535 A JPS60233535 A JP S60233535A JP 8781984 A JP8781984 A JP 8781984A JP 8781984 A JP8781984 A JP 8781984A JP S60233535 A JPS60233535 A JP S60233535A
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JP
Japan
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red blood
container
light
sample
blood cell
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Application number
JP8781984A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nishida
正行 西田
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
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Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Publication date
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Priority to JP8781984A priority Critical patent/JPS60233535A/ja
Publication of JPS60233535A publication Critical patent/JPS60233535A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
    • G01N21/82Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator producing a precipitate or turbidity

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 °発明の分野 本発明は体液試料を分析してその試料中のある特定の免
疫物質の有無を検出する方法と、その方法を実施するた
めの装置とに関するものである。
発明の背景 免疫学の分野において、体液における免疫物質の有無を
検出するために各種の試験が開発されてきた。その1つ
の試験は「逆受身血球凝集」試験(RPHA)と呼ばれ
、これと対をなす試験は「受身血球凝集」試験(PHA
)と呼ばれる。
RP HA、に、おいては、ある特定の抗原に特異性の
ある抗体、即ち、この特定の抗原と免疫反応を行な5抗
体で被覆された赤血球が、この特定の抗原の有無につい
て試験される体液の試料に加えられる。この特定の抗原
が体液試料中に存在したかどうかは、この特定の抗原と
被覆された赤血球との間の反応によって得られる沈降パ
ターンによって目視で測定される。
PHA試験においては、ある特定の抗体に特異性を有す
る抗原、即ち、この特定の抗体と免疫反応を行なう抗原
によって被覆された赤血球が、この特定の抗体の有無に
ついて試験される体液の試料に加えられる。この特定の
抗体が体液試料中に存在するかどうかは、この抗体と被
覆された赤血球との間の反応によって得られる沈降パタ
ーンによって目視で測定される。
RPHA試験とPHA試験を用いて、各種抗原/抗体の
対に対して抗原(RPHA)又は抗体(PHA)を検出
することができる。この対としては、例えばHB# A
y(肝炎B表面抗り/抗HB& (肝炎8表面抗原の抗
体) ; HBcAダ(肝炎Bコア抗原)/抗HI3C
(肝炎Bコア抗原の抗体);HBgAy(肝炎Bt抗原
)/抗HBg(肝炎Be抗原の抗体);非A非B肝炎抗
原/非A非B肝炎抗体;サイトメガロウィルス抗原/サ
イトメガロウィルス抗体;アルファインターフェロン抗
原/アルファインターフェロン抗体;ベータインターフ
ェロン抗原/ヘータインターフェロン抗体;ガンマイン
ターフェロンに!/ガンマインターフェロン抗体;ウロ
キナーゼ抗原/ウロキナーゼ抗体、血液凝固第1因子−
R抗原/血液凝固第1因子−R抗体;血液凝固第I因子
−C抗原/血液凝固第1因子−G抗体等が挙げられる。
このような血球凝集試験のうち、世界じゆうで広く使用
され、そのうえ他の血球凝集試験の基本的技術を理解す
るための基礎を与え得る試験はHB#Ay検出用のRP
HA試験である。
HBzAyのためのRPHA試験は例えば、予定血液供
給者から採取した血液試料について普通性なわれる。血
液試料中にHB、rAyが検出されても、その血液が活
性肝炎ウイリオン、即ちディン(Dawn)粒子をも含
有しているとは結論できないが、ゲイン粒子を含有する
血液はどれもi(B、?A、yを含有している。これは
、ゲイン粒子の表面即ち殻にHBlA!Iが含まれてい
るためである。したがって、RPHA試験がプラスであ
る、即ち、HBzAyが血液中に検出される場合、予定
供給者から採取した血液は受け入れられない。
H13/AyについてのRPHA試験は、例えば、商標
アンチヘプスセル(ANTIHEBSCELL)と表示
された試験キットを用いて行なうことができ、このキッ
トは株式会社ミドリ十字(大阪、日本)で製造、販売さ
れている。
第1図と第2図を参照すると、RPHA試験用のアンチ
ヘブスセルキットと一緒に使用される典型的な試験プレ
ート(10)のそれぞれ上面図と断面図が示されている
。プレー) (10)はほぼ長方形構造体であって、中
に多数の同形の容器(12)を有し、表面(14)のよ
うな平らな水平面上に載っているように以下に説明され
ている。プレート中の各容器は上端で開放した円筒上部
(12α)と、平らでない底部、即ち円錐形の面(12
h)とをもっている。この円錐の頂点(16)は容器の
水平断面の中心にある。
U字形底部のある容器をもった試験プレートを使用する
ことができる。
容器の配列は96個の容器からなる長方形マトリックス
となっている。これらの容器は平行な12列に並び、各
列には8個の容器がある。この各列の容器はそれぞれA
−Hの記号がつけられている。
アンチヘプスセルキットを用いてHB#A4を検出する
典型的試験を行なうには、リン酸塩緩衝液25マイク四
リツトルをプレー) (10)内の各容器(12)に入
れる。次に、HBJFA5について試験される体液25
マイクロリツトルをA列の12個の各容器に入れる。例
えば、HB、tA、yについて試験される12の各個体
からの血漿試料をそれぞれ列1〜12に入れることがで
きる。A列の12個の各容器内の溶液を混合してから、
12個の各容器の混合液のIAをB列にある各隣り合っ
た容器に移す。こうして、B列中の試料はA列中の試料
に比較して係数2で希釈されたことになる。この操作を
H列までくり返し行なら。
次に、HBSAyに特異性のある抗体(抗HB、r)で
被覆(以下感作と同義)された羊の血球を緩衝塩水中に
0.5容量チとな□るように懸濁した液25マイクロリ
ットルを96個の各容器に入れて混合する。ついで、プ
レートに蓋をして室温で約2時間放置する。この2時間
という時間は、HB、rAyが試料中に存在する場合に
は赤血球が凝集し得るのに十分であり、又、HB#Ay
が存在しない場合には非凝集赤血球が溶液から容器の底
へ沈降し得るのに十分である。このような非凝集赤血球
は容器の先端に集合体を形成し、この集合体の上面はほ
ぼ平らであり、又、この集合体の底面は容器の面に従っ
ている。非凝集赤血球集合体の水平断面は円形であって
、その最大断面は集合体の上面にある。容器の底面が非
凝集赤血球集合体で被覆される。即ちふさがれる量はこ
の集合体の最大横断面に等しい。したがって、本明細書
で用いているように、非凝集赤血球集合体の横断面即ち
横断面積はその最上部におけるこの集合体の最大横断面
を意味する。非凝集赤血球は前記の通り集合体を形成す
るが、凝集赤血球は円板状集合体即ちマトリックスを形
成する。このような、凝集赤血球の円板状集合体は容器
の底面に隣接し、その形状は容器の面に大体従う。容器
の底面が凝集赤血球の集合体で被覆される量は円板状集
合体から投射される円の横断面に等しい。したがって、
本明細書で説明のために、凝集赤血球の円板状集合体の
横断面即ち横断面積と言う場合、それは円板状集合体か
ら投射される円の横断面積、即ち、円板状集合体で被覆
された容器底面の横断面を意味する。
HB#Ayが試料中に存在しない場合、又は、HB#A
gの濃度が検出可能水準以下である場合、容器内に形成
される非凝集赤血球の集合体は、試料中にHB#Ayが
存在する場合に形成される凝集マトリックスに比べて横
断面積が小さい。例えば、凝集マトリックスは、HB、
tA!!の濃度が低い場合は相対的に小さく、濃度が高
い場合は相対的に大きい。
凝集が起こったか否かの決定、即ち、試料中にHBSA
yが存在するか否かの決定、及びこの凝集の程度の決定
、即ち、HB、pAyの相対的濃度の決定は目視によっ
て行なわれる。
0から4までの数字を用いる格付は方式が開発されて試
料中のHB、rAyの濃度が定量化されていた。試料へ
割り当てる数字は容器底部にある赤血球集合体の横断面
積の大きさによって決められる。
例えば、試料中に検出可能なHBzA!1が存在しない
場合に形成される非凝集赤血球の集合体は横断面積が最
も小さく、数字0が割り当てられる。数字1,2.3及
び4は非凝集赤血球の集合体に比べて横断面積の大きい
凝集赤血球の各集合体にそれぞれ割り当てられ、値が大
きい数字はど横断面がますます大きくなること、従って
試料中のHB#Ay濃度がますます高くなることを示す
専門技術者は、各容器内にある赤血球集合体の横断面を
、標準として0から4まで格付けされた赤血球集合体と
比較して、その試験結果をチャートに記録する。
専門技術者がこの試験結果を手動で読取記録するのは時
間を要する方法であり、試験プレート1個当り3分から
約5分又はそれ以上の時間を要することがある。その上
、各容器内の赤血球集合体が、0,1,2.3及び4の
各段階で増加する標準品と比較されるので、個々の技術
者達は結果をまちまちに解釈することがあり得る。例え
ば、試験によって形成された赤血球集合体の大きさが、
0に格付けされた標準品と1に格付けされた標準品との
間にある場合、ある技術者はそれを0に割り当て、他の
技術者はそれを1と割り当てるかもしれない。
RPHA試験によってHBrAyを、そしてPHA試験
によって抗HBJPを検出するのに有用な方法の詳細は
、「HB、?/yと抗HB、?を検出するための血球凝
集試験試薬」と題されたパンフレットに記載されている
。このパンフレットは株式会社ミドリ十字(日本、大阪
)が提供しており、その内容はこの引用によって本明細
書に包含される。
特定の免疫物質が体液試料中に存在することを示す自動
読取のできる試験装置は現在、当該技術の分野において
入手することができるが、このような装置又は方法でR
PHA又はPHAの試験に使用するためのものは現在の
ところ入手することができない。
発明の概要 したがって、本発明を実施することによって、体液試料
をRPHA又はPHA試験で分析して、試料中に選ばれ
た免疫物質が存在するか否かを検出する方法及びその方
法を実施するための装置が提供される。
この方法には、第1免疫物質で被覆(感作)された赤血
球を含有する懸濁液と、第2免疫物質の有無が試験され
る体液からなる試料とを細長い試料容器中で混合すると
とが含まれる。第1免疫物質は第2免疫物質と免疫反応
を起こして、前記の被覆(感作)された赤血球を凝集さ
せることができる。この試料容器中の混合物は十分な時
間放置されて、赤血球を被覆(感作)している第1免疫
物質と体液試料中の第2免疫物質(もしあれば)との反
応が完全に行なわれる。この第2免疫物質が体液試料中
に存在しない場合、被覆(感作)された赤血球は混合物
中から沈降して、容器の底に非凝集赤血球の集合体を形
成する。又は、第2免疫物質が体液試料中に存在する場
合、赤血球は凝集して容器の底に凝集赤血球の集合体を
形成する。
第2免疫物質が存在するときに形成される凝集赤血球の
集合体は、第2免疫物質が存在しないときに形成される
非凝集赤血球の集合体に比べて横断面積が相対的に大き
い。この凝集した赤血球の集合体の横断面積は体液試料
中に存在する第2免疫物質の濃度にほば比例する。単色
光が、反応した体液試料の入った試料容器の底内な容器
の長さ方向に透過される。試料内を赤血球の集合体に遮
断されないで通過する光の量が測定される。遮断されな
い光の測定量は非凝集赤血球の集合体の場合には相対的
に多く、凝集赤血球集合体の場合は相対的に少ない。標
準体として調製された非凝集赤血球の集合体の入った試
料容器を透過したとき遮断されていない光の量が測定さ
れる。次に、遮断されなかった光の測定量を、この標準
体を通過して測定される量と関連づけることによって、
容器内の体液試料中に第2免疫物質が存在するために試
料容器内で凝集が起こったか否かが確められる。
光の透過、遮断されなかった光の量の測定及びその関連
づけはすべて、本発明の実施により与えられる装置によ
って自動的に行なわれる。
本発明の種々の特長、諸側面及び諸利益は以下の記載、
特許請求の範囲及び図面によって考察することにより一
層明らかとなろう。
3、発明の詳細な説明 本発明によれば、体液中のある特定の免疫物質の有無に
ついて体液を分析する改良された方法とその方法を実施
するための装置が提供される。
本発明の方法は、RPHA又はPHA試験を行なうため
の前記各段階と同様な初期段階を含んでいるが、専門技
術者が目視で行なう面倒で多くの場合不正確な格付は技
術の代わりとして、各試料容器中の赤血球集合体を格付
けする改良技術を提供する。本発明に従って提供される
方法と、その方法を実施するための装置とはいずれも以
下に詳細に記載される。
本発明に従って提供される方法の初期段階は、細長い試
料容器中に反応した体液試料を調製することに関するも
のである。
反応した試料は、第1免疫物質で被覆(感作)された赤
血球を含有する懸濁液と、第2免疫物質の有無を試験さ
れる体液からなる試料とを試料容器中で混合して調製さ
れる。第1免疫物質は第2免疫物質と免疫反応を起こし
て、被覆(感作)8れた赤血球を凝集させることができ
る。
第2免疫物質が体液試料中に存在しない場合、被覆(感
作)された赤血球は混合物から沈降し、前記の通り容器
の底に非凝集赤血球の集合体を形成する。本明細書で「
体液試料中に存在しない」という言葉を使う場合、それ
は、試験される体液試料が第2免疫物質を全く含まない
か、体液試料中に第2免疫物質が存在していても、その
濃度が十分に高くないために検出できる程の赤血球凝集
を生じないことを意味する。
好ましくは、本発明の実施に従って使用される細長い試
料容器は、第1図及び第2図に示した96個の各容器(
12)のV型底部のような平らでない底面をもっている
。又は、容器はU型表面をもっていてもよい。いずれの
場合でも、非凝集赤血球の集合体はこのような容器の中
心に形成しゃすく、容器面が平坦な場合に見られるよう
な、容器の底を横切って広がるような傾向は示さない。
第2免疫物質が体液試料中に存在する場合、被覆(感作
)された赤血球が凝集することによって前記の通り容器
の底に凝集赤血球の集合体が形成される。この凝集した
集合体は、赤血球上に被覆(感作)した第1免疫物質と
体液試料中に存在する第2免疫物質との反応によって形
成されたマトリックスである。本明細゛書で「体液試料
中に存在する」という言葉を使う場合、それは、第2免
疫物質が感作赤血球を凝集させるのに十分な濃度で体液
中に存在することを意味する。
容器内に形成される赤血球集合体の大きさく横断面)は
容器に加える感作赤血球懸濁液中の赤血球の濃度に関係
があるとはいえ、所与の赤血球濃度のいずれについても
、凝集した集合体は凝集しなかった集合体に比べて横断
面積が相対的に大きい。
例えば第3図と第4図を参照すると、試料容器(112
)の概略的な上面図と垂直断面図がそれぞれ示されてい
て、この容器には第2免疫物質を試験するために反応し
た体液試料が入っているが、この場合、第2免疫物質は
体液中には存在していない。したがって、非凝集赤血球
の集合体(18)が混合物から容器の底に沈降している
第5図と第6図を参照すると、試料容器(212)の概
略的な上面図と垂直横断面図がそれぞれ示されていて、
この容器には第2免疫物質を試験するために反応した体
液試料が入っているが、この場合、第2物質がある程度
体液中に存在する。したがって、混合物中の感作赤血球
は凝集して、容器の底にほぼ円板状の凝集赤血球集合体
(20)を形成している。
この方法の初期の段階が終了し、赤血球集合体が試料容
器内に形成された後に、この集合体が凝集している(第
2免疫物質の存在を示す)か、この集合体が凝集してい
ない(第2免疫物質が存在しないことを示す)かについ
て測定が行なわれる。
ごく簡単に述べれば、試験によって形成された赤血球集
合体が凝集しているか、凝集していないかの決定は、そ
の体液が第2免疫物質を含まない場合に形成された標準
の非凝集赤血球集合体の大きさをまず測定することによ
って行なわれる。この標準非凝集赤血球の集゛舎体の大
きさは、例えば、第2免疫物質を含まないことがわかっ
ている対照溶液を前記の方法に従って試料容器内の赤血
球懸濁液に加えることによって測定することができる。
次に、試験の間に試料容器内に形成された赤血球集合体
の大きさを対照又は標準の赤血球集合体と比較する。試
料容器内の赤血球集合体が対照集合体に比べ【横断面が
大きいなら、凝集が起こったのであり、したがって第2
免疫物質が存在したことになる。逆に、試料容器内の赤
血球集合体が対照集合体と横断面が等しい場合は、凝集
が起こらなかったのであり、第2免疫物質が存在しなか
ったのである。
本発明の方法に従えば、集合体が凝集しているか凝集し
ていないかを決定するために、ある特定波長の単色光線
が試料容器の底を通って容器の長さ方向に沿って透過せ
しめられる。この光は容器の上又は下から透過させると
とぶできる。
容器内の赤血球集合体によって遮断されないで試料容器
を通過する光の量が測定される。測定された遮断されな
い光の量は凝集しなかった集合体の場合には相対的に多
く、凝集した集合体の場合、 には相対的に少ない。前
記の通りに調製された対照の非凝集赤血球集合体を含有
する試料容器を透過したとき遮断されないでいる光の量
が次に予知される。この予知は実際の測定によって行な
われるか、計算することができる。
次に、反応した体液試料の入った試料容器内を通過し、
測定された遮断されない光の量を対照の赤血球集合体と
関連づけて、容器内の体液試料中に存在する第2免疫物
質のために試料容器内で凝集が起こったかどうかが決定
される。
簡単のために、本発明に従って提供される方法を、体液
中の第2免疫物質の有無のみに関する測定を行なう場合
について説明してきた。しかし、以下に一層詳細に説明
されるように、この方法は試料中の第2免疫物質の相対
的濃度を測定するのにも有用である。
本発明の原理を実行に移す典型的な具体例において、血
漿試料がHBsAyの有無について分析される。リン酸
塩緩衝液25μノを細長い容器に入れる。この試料容器
は第1図及び第2図に示した試験プレー) (10)の
96個の試料容器のそれぞれと同じのものである。した
がって、試料容器は上端が開放した円筒形上部(12り
と、円錐形をした平らでない底部(12b)を有する。
円錐形部の頂点は容器の水平横断面の中心にある。この
容器の水平横断面積は約25iii+2である。次に、
HBsA!Iについて試験される血漿25μlを容器に
入れた後、抗HBIで被覆C感作)された羊の赤血球の
緩衝塩水中0.5容量チ、即ち、ヘマトクリット(血球
容積)が0.5%の懸濁液25μlを加える。次に、試
料容器に入れた試薬と試料を互いに混合させる。
血漿中にHBJAyが存在すれば、羊の赤血球上に被覆
(感作)された抗HBIはHB、tAyと免疫反応を起
こして赤血球を凝集させることができる。
血漿試料と、抗HBI被覆赤血球を含有する懸濁液とを
試料容器内で互に混合させた後、容器に蓋をし、混合物
を2時間放置する。この混合物の放置時間は2時間より
長く又は短くすることができるが、HBJAy (もし
存在すれば)と、赤血球上に被覆(感作)された抗HB
JPどの反応を完結させるのに2時間は十分な時間であ
ると思われる。
血漿試料中にHBJAyが存在しない場合、被覆(感作
)された赤血球は混合物から沈降し、容器の底に非凝集
赤血球の集合体を形成する。HBIAfが存在する場合
、被覆C感作)された赤血球は凝集して容器の底にほぼ
円板状の赤血球集合体を形成する。
血漿試料中にHBzAyが存在するときに形成される凝
集赤血球の円板状集合体は、HBsAyが存在しないと
きに形成される非凝集赤血球の集合体に比べて水平横断
面積が相対的に大きい。したがって、凝集赤血球の集合
体が容器の底面を被覆、即ちふさぐ部分は、非凝集赤血
球集合体が被覆する部分より大きい。形成されたこの凝
集円板状集合体の水平横断面積は、血漿中に相対的に濃
度の高いHBJAyが存在するときは相対的に大きく、
相対的に濃度の低いHBJAyが存在するときは相対的
に小さい。
赤血球集合体のための格付は方式が開発され、赤血球集
合体に与えられる格は集合体の水平横断面積の関数とな
っている。
典型的な具体例において使用される格付は方式が次の第
1表に示されている。
第1表 赤血球集合体の大きさの関数としての 格付は試料容器の底での赤血球 集合体の横断面積 格付け 0.0mm 〜1.32m2 0.001.33隨2〜
1.87111t20.251.88itg〜2.42
xx20.502.43mm 〜2.97in20.7
52.98闘2〜3.76xx21.003.77s+
t2〜4.5611121.254.57mm2〜5.
35mm21.505.36ttan 2〜6.14m
、21.756.15顛2〜7.20xtx22.00
7、21uc2〜8.27m22.258.28m2〜
9.33m22.50 9.34i1112〜10.39mm22.7510.
40mm2〜11.85m 23.0011.86襲〜
13.32諺23.2513.33m2〜14.78w
g 23.5014.79m、 −16,24wg23
.7516.25關2−xはそれより大 4.00この
具体例の格付けは、0から4の数字に基づいているが、
他の判断基準や赤血球横断面積も所望により使用するこ
とはできる。
典型的な具体例では、HB、rA4が血漿中に存在しな
い場合、赤血球集合体の水平横断面積は1.32mx2
より小さいことが確められている。HBSAyが血漿中
に存在すると、赤血球の水平横断面積は1.32絹2よ
り大きくなる。
試料容器内に形成された赤血球集合体の測定、したがっ
て格付けを行なうために、特定の波長と特定の光幅もし
くは焦点幅をもつ光線が試料容器内を透過される。光線
は容器の長さ方向に沿って中心を透過される。
次に、試料容器内を赤血球集合体に遮断されないで通過
する光の量が測定される。遮断されない光の量は横断面
の小さい赤血球集合体については相対的に大きく、相対
的に横断面積の大きい赤血球集合体については相対的に
小さい。
赤血球集合体によって遮断されない光の量は、直接に決
定することもできるし、また吸光度な測定し、そして遮
断されない光の量とこの吸光度を比較することによって
決定することができる。容器内の赤血球集合体の大きさ
は赤血球集合体によって遮断されない光の量を、与えた
光の全量と比較することによって、決定することができ
る。この決定は、このような容器内の赤血球集合体の横
断面積の関数として、遮断されない光の予知量に基づい
てなされうる。この予知は実際のテスト、すなわち試験
容器の大部分を通して既知特性をもった光を透過させ(
その場合、各々の容器は、既知横断面積の赤血球集合体
を含む。)、次いで、各々の集合体によって遮断されな
い光の量を、測定することによってなされる。この予知
には、実際のテストのために後に使われる光と、同じ波
長と焦点幅をもつ光が使われる。
、赤血球の集合体によって遮断されないところの光の測
定値が、予想値に関連づけられ、あるいは比較され、そ
して赤血球集合体のサイズが決定された後、上記第1表
に示した関係に従って0−4の格付けがおこなわれる。
したがって、例えば、HB、tA!iが血漿試料中に存
在しない場合は、遮断されない光の量は横断面積が1.
32g12の赤血球集合体に相当し、0と格付けされる
。HBsA!Iが存在すると、集合体の大きさは1.3
3m2かそれより大きく、血漿中のHB、pAy濃度が
増すとともに大きさは増大する。
例えば、格付け4は横断面積が16.25m2かそれよ
り大きい赤血球集合体に与えられる。上述のように、他
の標価値も所望により使用できる。
典型的な前記具体例においては、透過光の波長は418
 nuであるが、別の波長の光を必要に応じて使用する
ことができる。しかしながら、前記試験の結果は、光の
波長が300ルmより小さいか、約650 nmより大
きいと、一貫性が所望の程度より劣ったものとなること
がわかった。
この原因は、300 nmより以下の波長はテストされ
る試料中の蛋白質による吸収が結果に影響し、一方65
0 nm以上の波長では試料容器を形成しているプラス
チックの吸収によって影響を受ける。
より好ましい光の範囲は約400 nTILから500
 nmまでであり、そして波長417又は418 F&
?+1の光が最も一貫性のよい結果を与えることがわか
った。
本発明で使用される光線の容器底における焦点幅は、最
も高い格付は値、すなわち最高値が与えられる最も小さ
な凝集集合体の横断面積と少なくとも同じぐらいの幅で
あることが好ましい。この理由は、正確な記録は光線の
焦点幅より大きい赤血球集合体については得られないか
らである。かくして、実施例において、容器底における
光線幅は、好ましくは、少なくとも約16.25 m2
である。つまり0−4の格付けにおいて4の値が与えら
れる。本発明で実際に使われた光線幅は21.3511
I+2である。
この発明の実例において、もし光線が最も高い格付値を
与える最も小さな凝集集合体のサイズと少なくとも同じ
大きさの焦点幅をもつならば、満足できるものであるが
、光線はより大きなものであることが好ましい。たとえ
ば、最も一貫性のある結果は、光線が最も大きな格付値
をもつ最も不さな凝集集合体のサイズより少なくとも約
173大きいものであるときに得られるということが見
い出された。理論的な裏付なしに、最も/J%さな凝集
集合体のサイズより大きな焦点サイズをもつことは、容
器の中央部から派生する集合体の何らかの未整列を補正
すると考えられる。
最も高い格付値は、使用される尺度において、最も高い
値と必ずしも結びつく必要はない。たとえば、前記の0
−4の尺度の場合、最も高い格付値は、3であるときめ
ることができる。このケースにおいては、容器の底の光
線幅は少な(とも10.40m であり、そして好まし
くは、少なくとも10.40 wx”より173大きい
ものあるいは約13.52gg2である。資料容器を透
過させる光線の焦点幅は、最も高い格付値を与える最も
小さな凝集集合体よりいつも大きいので、このような赤
血球集合体を格付するとき測定された遮断されない光は
、集合体の外側を通過する光からなる。しかし、このよ
うな赤血球集合体は、300−650nmの波長幅の光
に対して完全には不透明ではない。かくして、少なくと
も測定された遮断されない光の一部も、赤血球集合体を
通過する光からなる。又、次のことが見いだされた。相
対的に多くの光は、相対的に大きな横断面積をもつ赤血
球集合体を通過し、そして相対的に少ない光が相対的に
小さい横断面積を持つ赤血球集合体を通過する。
測定された遮断されない光の総量は、集合体の外側の両
周辺を通過するもの、および弱くなることなしに集合体
を通過するものである。
このような赤血球集合体の外側周辺を通過する遮断され
ない光の量は、集合体のサイズの増加に従って減少し、
そして赤血球集合体を通過する遮断されない光の量は、
集合体のサイズの増加に従って上昇するものなので、相
互関係が遮断されない光の量とこのような赤血球集合体
のサイズの間に存在するということは驚くべきことであ
る。
使用した羊赤血球の懸濁液のへマドクリット価はO,S
*であったが、ヘマトクリット値が約0.5−より低い
懸濁液が本発明の実施に従って使用できることがわかっ
た。従来のように目視によって試験を行なう場合、ヘマ
トクリット値が約0.5%より低い懸濁液を使用するこ
とは、約0.5%より低い場合の目視試験が一貫性のな
いことから、望よしくない。しかしながら、意外なこと
に、本発明の方法に従えば、このヘマトクリット値を0
.25チないし0.3%の低さまで低下させても一貫性
のある結果の得られることが判明した。ヘマトクリット
値を低下させた赤血球懸濁液を使用すると、試験の費用
が減少し、さらに試験の感度が増す。
例えば、ヘマトクリット値が0.5%の赤血球懸濁液を
用いると凝集を起こさせるような水準以下のHBJAg
濃度をもった体液試料は、赤血球懸濁液のへマドクリッ
ト値が0.25%の場合に凝集を起こさせる。0.5よ
り大きいヘマトクリット値をもつ懸濁液もまた所望によ
り使用することができる。
第7図を参照すると、本発明に従って提供される装置(
22)の一実施態様の概略図が示され【おり、この装置
は本発明の方法の前記典屋的実施態様に従って試料容器
内に形成される、赤血球集合体の格付けを自動的に行な
うためのものである。説明のために、第3図と第4図の
試料容器(112)は評価用i置(22)上の所定位置
に示されている。
装置(22)は光源例えばタングステン−へロゲンラン
プ(24)を含む。試料容器(112)の長さ方向に沿
って容器の底部に光を透過させるため按、レンズ(26
)、プリズム(28)及びフィルター(30などの光学
系が設けられている。
ランプ(24)によって与えられた光線はレンズとプリ
ズムとによって集光される。それは最も高い格付値と関
係づけられる最も小さい赤血球集合体のサイズと少なく
とも同じ大きさである。例えば前記実施例において、0
−4の格付値が使用され、16.25m2およびより大
きな横断面積を持つ赤血球集合体が4の格付値が与えら
る場合、容器の底部での光線の焦点サイズは、好ましく
は少なくとも16.25m”である。より好ましくは、
光線は、最も高い格付値と関係づけられる最も小さい赤
血球集合体のサイズより少なくとも約/3大きいサイズ
である。このケースにおいて、光線は、好ましくは少な
くとも約21n2である。光検出器(32)が容器の下
部に位置して、容器内の赤血球集合体によって遮断され
ないで容器を通過する光の量を測定する。
光検出器(32)は遮断されない光の測定量に比例した
信号を、(34)で概略図示したコンピュータ装置に送
る。コンピュータは、容器内の赤血球集合体の大きさの
関数として、遮断されない光の測定量と遮断されていな
い既知の値とを比較するようにプログラムされている。
容器内の集合体にはその大きさの関数としての格付けが
割り当てられ、その結果は例えばプリントアウトによっ
て表示される。この装置の一実施例として、装置は、前
記第1表に示した関係に従って赤血球集合体に数値的格
付けを割り当てるようにプログラムされている。
装置(22)を単一試料容器のみを評価することに関し
て述べてきたが、実際の具体例としては、この装置は、
第1図と第2図に示した試験プレート(10)のような
多数の容器を有する試験プレートに適応させることがで
きる。この装置は約2分以内に96個の各容器内の赤血
球集合体を順次格付けすることができる。これは専門技
術者が96個の容器を目視で格付けするのに要する時間
の約IA以下であるので、これによって格付は工程のコ
ストが低減される。
順次格付けを行えるように、この装置は機構(至)を有
し、これによって試験プレートを自動的に移動させて各
容器を順次光線によって記録されるようにしである。こ
の機構は試験プレートを吊下げて滑らかに移動するので
、容器内の試験される赤血球集合体はその最初の形状を
変化させることがない。プレートを移動させる、機構(
36)/)ような機構は当該技術において周知のように
操作されるカム又はリミットスイッチとすることができ
る。
この各容器から得られる読みのプリントアウト装置が設
けられている。この読みに基づいて、各容器内の試料中
にHB、FA!iが存在するかと5かについて、又、も
し存在すれば、その容器についての読みに基づいてHB
zAyの相対的濃度を迅速に決定することができる。
本発明に従って体液試料を分析してその試料中のある特
定の免疫物質の有無を検出する方法と装置について以上
に記載したことは具体的な例示を目的とするものである
。各揮の変化は当業者に明らかなことであるので、本発
明は前記の特定な実施態様に限定されるものではない。
本発明の範囲は特許請求の範囲によって決定されるもの
である。
なお、本発明は、以下の態様をも含むものである。
■ 体液試料を分析してその試料におけるある特定の免
疫物質の有無を検出する次の各段階からなる方法: (α) 第1免疫物質で被覆された赤血球を含有する懸
濁液と、第1免疫物質が第2免疫物質と免疫反応を起こ
して前記被覆された赤血球を凝集させ得るこの第2物質
の有無について試験される体液からなる試料とを細長い
試料容器内で混合すること。
<b> 段階(α)で形成された混合物を十分な時間放
置して、 (1)体液試料中に第2免疫物質が存在しないときは、
前記被覆された赤血球が混合物から沈降して容器の底に
非凝集赤血球の集合体が形成されるようにするか、又は
、 (II) 体液試料中に第2免疫物質が存在するときは
、前記被覆された赤血球が凝集して容器の底に、前記非
凝集赤血球の集合体の断面積に比べて相対的に大きな横
断面を有し、かつ横断面積が体液試料中の第2免疫物質
の濃度に比例する凝集赤血球の集合体が形成されるよう
にすること。
(C) 光線を前記容器内にその長さ方向に沿って透過
させること。
(d) 赤血球集合体によって遮断されないで試料容器
を通過し、測定される量が非凝集赤血球の集合体につい
ては相対的に多く、凝集赤血球の集合体については相対
的に少ない単色光線の量を測定すること。
(リ 前記試料容器内を透過させた場合、段階(A)(
1)に従って与えられる非凝集赤血球の集合体によって
遮断されていないままの光の量を予知すること。及び (イ)段階(d)で測定された遮断されない光の量を、
段q<−)で予知された遮断されない光の量と関連させ
て、試料容器内の体液試料中の第2免疫物質の存在のた
めに前記容器内で赤血球の凝集が起こっていたかどうか
を決定すること。
■ 第1免疫物質がHB、rAyに特異性を有する抗体
であり、第2免疫物質がHBzAyである0項記載の方
法。
■ 第1免疫物質がHBzAyであり、第2免疫物質が
HByAyに特異性を有する抗体である0項記載の方法
■ 透過させる光が約3001Lmないし約650rL
mの波長を持つ単色光である0項記載の方法。
■ 透過させる光線の波長が約418 nmである0項
記載の方法。
■ 試料容器の底面が平らでなく、先端が容器の長さ方
向の軸線上にある0項記載の方法。
■ 体液試料を分析してその試料中の特定の免疫物質の
有無を検出する方法であって、次の各段階からなる方法
(α)第1免疫物質で被覆された赤血球を含有する懸濁
液と、第1免疫物質が第2免疫物質と免疫反応を起こし
て前記被覆された赤血球を凝集させ得るこの第2物質の
有無について試験される体液からなる試料とを細長い試
料容器内で混合すること。
(b) 段階(α)で形成された混合物を十分な時間放
置して、 (1) 体液試料中に第2免疫物質が存在しないときは
、前記被覆された赤血球が混合物から沈降して容器の底
に非凝集赤血球の集合体が形成されるようにするか、又
は、 (ト)体液試料中に第2免疫物質が存在するときは、前
記被覆された赤血球が凝集して容器の底に、前記非凝集
赤血球の集合体の断面積に比べて相対的に大きな横断面
を有L、かつ横断面積が体液試料中の第2免疫物質の濃
度に比例する凝集赤血球の集合体が形成されるようにす
ること。
(C)相対的に小さな横断面の集合体は相対的に小さな
数値が与えられ、相対的に大きな横断面の集合体は相対
的に大きな数値が与えられる格付値と赤血球集合体横断
面積を関係づけること。
(d) 光線を前記容器内にその長さ方向に沿って透過
させること。
(=1 赤血球集合体によって遮断されないで試料容器
を通過し、測定される量が非凝集赤血球の集合体につい
ては相対的に多く、凝集赤血球の集合体については相対
的に少ない光線の量を測定すること。
(7)前記試料容器内を透過させた場合、容器中の赤血
球集合体の横断面積の関数として、遮断されない光の量
を予知すること。
(!り段階(=)で測定された遮断されない光の量を、
段階(イ)で予知された遮断されない光の量と関連させ
て、容器中の赤血球集合体の横断面積を決定すること。
(h) 段階(!I)で決定された横断面積に基づいて
容器中の赤血球集合体に格付値を与え、そして段階(C
)の相互関係と一致させて、凝集がおこったかどうかを
決定し、もしおこっていれば凝集集合体の相対サイズを
決定すること。
■ 第1免疫物質が、HB、FA、!7に特異性を持つ
抗体であり、第2免疫物質が、HBJ?Ayである0項
記載の方法。
■ 第1免疫物質が、HBJAダであって、第2免疫物
質が、HBεAダへの特異抗体である0項記載の方法。
[相] 透過させる光が、約400 FLmから約50
0rymの波長の単色光である0項記載の方法。
■ 単色光が約418 nmの波長をもつ[相]項記載
の方法。
@ 試料容器の底面が平らでなく、先端が容器の長さ方
向の軸線上にある0項記載の方法。
◎ 容器の底部において、透過される光の光線の焦点サ
イズは、格付値の最も高い数値が与えられる最も小さい
凝集集合体の横断面積と少なくとも同じ大きさである0
項記載の方法。
■ 容器の底部における透過光線の焦点サイズが、格付
値の最も高い数値が与えられる最も小さい凝集集合体の
横断面積より、少なくとも1/3大きいものである0項
記載の方法。
[相] 試料容器の横断面積が約25龍2であり。
格付値がO−4であり、容器の底部における透過光線の
焦点サイズが少なくとも約211112である0項記載
の方法。
[相] 体液試料を分析してその試料中のHB、?A!
1の有無を検出する方法であって、次の段階からなる方
法。
(α)HB、tAyに特異性を有する抗体で被覆された
赤血球を含有する懸濁液と、HB’、rA!1の有無に
ついて試験される体液試料とを、底面が平らでない細長
い試料容器内で混合すること。
(b) 段階(α)で形成された混合物を十分な時間放
置して、 (:)体液試料中にHBJA!Iが存在しないときは、
前記被覆された赤血球が混合物から沈降して、中心が前
記容器のほぼ中心にあって、この容器の底面の第1横断
面積を被覆する非凝集赤血球の集合体を容器の底に形成
するようにさせるか、又は、 (1) 体液試料中にH]3rAダが存在するときは、
前記被覆された赤血球が凝集して、凝集赤血球のほぼ円
板状の集合体を形成し、この円板状集合体の中心が前記
容器のほぼ中心にあって、大きさが体液試料中のHBJ
PA!Iの濃度に比例する 容器の底面の第1横断面積
より大きい容器の底面の第2横断面積を被覆するように
させること、(C) 約400ないし約500 nmあ
る特定波長を有する単色光線を前記容器内をその長さ方
向に沿って透過させること。
(己) 赤血球集合体によって遮断されないで試料容器
を通過し、測定される量が非凝集合体については相対的
に多(、凝集赤血球の集合体については相対的に少ない
単色光線の量を測定すること。
(−) 前記試料容器内を透過させたとき段階<b>(
1)に従って与えられる非凝集赤血球の集合体によって
遮断されないままでいる単色光線の量を予知すること。
及び (イ)段階(d)で測定された遮断されない光の量を、
段階(−)で予知された遮断されない光の量と関連させ
て、試料容器内の体液試料中のHBSAyの存在のため
に前記容器内で赤血球の凝集が起こっていたかどうかを
決定すること。
■ 透過させる光線のある特定波長が約418nmであ
る[相]項記載の方法。
[相] 試料容器の横断面積が約25tn* であり、
容器の底部における単色光線の焦点幅は少なくとも約1
6m”である[相]項記載の方法。
0 単色光線の焦点サイズは少なくとも約21龍2であ
る[相]項記載の方法。
[相] 体液中のある特定の免疫物質の有無を検出する
装置であって、 (α)光源; (b) 光源によって与えられる光線を、第1免疫物質
の有無について試験される、体液試料を次の(1)と(
II)とによって反応させた反応体液試料の入った細長
い試料容器の底を透過させる手段:反応を起こして赤血
球を凝集させ得る第2免疫物質で被覆された赤血球を含
有する溶液と、体液試料とを試料容器内で混合すること
; (II) 混合物を十分な時間放置させて、α1体液中
に第1免疫物質が存在しないときは、前記被覆された赤
血球が混合物から沈降して試料容器の底に非凝集赤血球
の集合体を形成するようにさせるとと;又は、 61体液中に第1免疫物質が存在するときは、前記被覆
された赤血球が凝集して試料容器の底に、前記非凝集赤
血球の集合体の横断面積に比べて相対的に大きく、体液
試料中の第1免疫物質の濃度に比例する横断面積を有す
る凝集赤血球の集合体を形成するようにさせること;(
C) 光透過手段によって与えられる光のうち、反応体
液試料の入った試料容器内を容器内の赤血球集合体によ
って遮断されないで通過し、非凝集赤血球の集合体につ
いては相対的に多く、凝集赤血球の集合体については相
対的に少ない光線の量−J/辿1中iトx目ヨC: (d) 反応体液試料を含有する試料容器を通過し、測
定された遮断されない光の量を、同じ試料容器を通過す
る光の既知量とを、中にある赤血球集合体で被覆される
同じ容器の横断面積の関数として関連づける手段:及び (リ 体液試料中に前記第1免疫物質が存在するために
反応体液試料の入った試料容器内で凝集が起こったかど
うかを明示する前記関連づけの結果を示す手段からなる
装置。
@ 光透過手段が400と約500 nmの間の波長の
光を透過させる[株]項記載の装置。
[相] 体液中のある特定の免疫物質の有無を検出する
装置であって、 (α)光源; (b) 細長い容器内で体液試料を次の(1)と(1)
とによって反応させた、第1免疫物質の有無について試
験される反応体液試料の入った少なくとも1個の細長い
試料容器; (1)赤血球に被覆し、第1免疫物質と免疫反応を起こ
して赤血球を凝集させ得る第2免疫物質で被覆された赤
血球を含有する溶液と体液試料とを試料容器内−で混合
すること; (1) 混合物を十分な時間放置して、α0体液中に第
1免疫物質が存在しないときは、前記被覆された赤血球
が混合物から沈降して試料容器の底に非凝集赤血球の集
合体を形成するようにさせるとと;又は、 60体液中に第1免疫物質が存在するときは、前記被覆
された赤血球が凝集して試料の底に、前記非凝集赤血球
の集合体の横断面積に比べて相対的に大きく1体液試料
中の第1免疫物質の濃度に比例する横断面積を有する凝
集赤血球の集合体を形成するようにさせるとと; (C) 反応体液試料の入った試料容器の底を光源によ
って与えられる光線を透過させる手段;(d) 光透洒
手段によって与えられる光線のうち、反応体液試料の入
った試料容器内を容器内の赤血球集合体によって遮断さ
れないで通過し、容器内の赤血球集合体の横断面積にほ
ば逆比例する光線の量を測定する手段; (−) 反応体液試料の入った試料容器を通過し、測定
された遮断されない光の量と、同じ試料容器を通過する
光線の既知量とを、中にある赤血球集合体で被覆される
同じ容器の横断面積の関数として関連づける手段;及び (イ)体液試料中に前記第1免疫物質が存在するために
反応体液試料の入った試料容器内で凝集が起こったかど
うかを明示する前記関連づけの結果を示す手段からなる
装置。
@ 特定の免疫物質がHB#A!Iであり、細長い容器
が、約251112の横断面積をもち、光源によって与
えられる光が、容器底面部で少なくとも約16龍2の焦
点サイズをもつ[相]項記載の装置。
[相] 光が容器の底面部で、少なくとも約21xgの
焦点サイズをもつ0項記載の装置。
[相] 複数個の試料容器を含み、各容器が前記反応体
液試料を収容するようにした[相]項記載の装置におい
て、さらに (α)試料容器を自動的に移動させて順次、透過光線の
中へ入れ、次にそこから出すための手段:(b) 反応
体液試料の入った各試料容器を通過し、測定された遮断
されない光線の量と、同じ試料容器を通過する遮断され
ない光線の既知量とを、中にある赤血球集合体で被覆さ
れる同じ容器の横断面積の関数として関連づける手段;
及び(C) 各前記関連づけの結果を明示して各容器内
にある体液試料中の前記第1免疫物質の存在のために各
容器内に凝集が起こっていたかどうかを決定し得るよう
にした手段。
[相] 光透過手段が400と約500 nmの間の波
長の光を透過させる0項記載の装置。
[相] 体液試料中の特定の免疫物質の存在を検出する
ためおよび試料中の特定免疫物質の濃度の関数として試
料に対して、特定免疫物質の相対的に低濃度の場合には
、相対的に低くく、相対的に高濃度の場合には、相対的
に高い格付値を与える装置であって、その装置は次の構
成からなる。
(α)光 源1 (b) 細長い容器内で体液試料を次の(りと(1)と
によって反応させた、第1免疫物質の有無について試験
される反応体液試料の入った少なくとも1個の細長い試
料容器; (:)赤血球に被覆し、第1免疫物質と免疫反応を起こ
して赤血球を凝集させ得る第2免疫物質で被覆された赤
血球を含有する溶液と体液試料とを試料容器内で混合す
ること: (1) 混合物を十分な時間放置して、α1体液中に第
1免疫物質が存在しないときは、前記被覆された赤血球
が混合物から沈降して試料容器の底に非凝集赤血球の集
合体を形成するようにさせるとと;又は、 60体液中に第1免疫物質が存在するときは、前記被覆
された赤血球が凝集して試料の底に、前記非凝集赤血球
の集合体の横断面積に比べて相対的に大きく、体液試料
中の第1免疫物質の濃度に比例する横断面積を有する凝
集赤血球の集合体を形成するようにさせること; (C) 反応体液試料の入った試料容器の底をその容器
の長さ方向に沿って光源によって与えられる光線を透過
させる手段であって、その光の容器の底部での焦点サイ
ズが、与えられうる最ち高い格付値を持つ、最も小さな
凝集集合体の横断面積と少なくとも同じである手段; (d) 光透過手段によって与えられる光線のうち、反
応体液試料の入った試料容器内を容器内の赤血球集合体
によって遮断されないで通過し、容器内の赤血球集合体
の横断面積にほぼ逆比例する光線の量を測定する手段; (C) 反応体液試料の入った試料容器を通過し、測定
された遮断されない光の量と、同じ試料容器を通過する
光線の既知量とを、中にある赤血球集合体で被覆される
同じ容器の横断面積の関数として関連づける手段;及び (イ)手段(−)との関連づけにもとづいて、反応体液
試料を含む試料容器中の赤血球集合体に対して格付値を
与える手段。
[相] 容器の底部での光線の焦点サイズが、与えられ
うる最も高い格付値をもつ最も小さな凝集集合体の横断
面積より少なくとも約1/3大きいものである0項記載
の装置。
[相] 複数個の試料容器を含み、各容器が前記反応体
液試料を収容するようにした[相]項記載の装置におい
て、さらに (α)試料容器を自動的に移動させて順次、透過光線の
中へ入れ、次にそこから出すための手段;(A) 反応
体液試料の入った各試料容器を通過し、測定された遮断
されない光線の量と、同じ試料容器を通過する遮断され
ない光線の既知量とを、中にある赤血球集合体で被覆さ
れる同じ容器の横断面積の関数として関連づける手段:
及び(C) 各前記関連づけの結果を明示して各容器内
にある体液試料中の前記第1免疫物質の存在のために各
容器内に凝集が起こっていたかどうかを決定しうるよう
にした手段。
[相] 光透過手段が400と約500 nuの間波長
の光を透過させる0項記載の装置。
[相] 試料容器の横断面積が約251112であり、
容器の底部における単色光線の焦点幅は少なくとも約1
6u2である[相]項記載の装置。
0 単色光線の焦点サイズは少なくとも約21m112
である[相]項記載の装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は、RPHA及びPHA試験に使用される典型的
な試験プレートの上面図; 第2図は、第1図に示した試験プレートの側面断面図: 第3図は、本発明の実施に使用され、底部に非凝集赤血
球集合体が入った試験容器の一実施態様の概略上面図; 第4図は、第3図に示した試料容器の概略垂直断面図: 第5図は、底部に凝集赤血球集合体が入り、第3図及び
第4図に示した容器と同様の試料容器の概略上面図; 第6図は、第5図に示した試料容器の概略垂直横断面図
;及び 第7図は、本発明に従って得られる装置の一実施態様の
概略図である。 10・・・試験プレート 12・・・容器112・・・
試料容器 12α・・・円筒上部12b・・・低部 1
4・・・表面 16・・・頂点 18・・・非凝集赤血球の集合体20
・・・凝集赤血球集合体 212・・・試料容器22・
・・本発明装置 24・・・タングステン・ハロゲンランプ26・・・レ
ンズ 28・・・プリズム30・・・フィルター 32
・・・光検出器34・・・コンピュー2 36・・・プレートを移動させる機構 (ほか3名) 第 3 図 第 4 図 第 6 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細長い試料容器内に形成された赤血球集合体の大
    きさを、既知の大きさの赤血球集合体と比較する装置で
    あって、 (α)光源; (b) 光源によって与えられる単色光線を、比較され
    る赤血球集合体の入った試料容器の底に容器の長さ方向
    に沿って透過させる手段;(C)光透過によって与えら
    れる単色光線のうち、容器内の赤血球集合体によって遮
    断されないで試料容器を通過し、この容器内の赤血球集
    合体の横断面積に逆比例する光の量を測定する手段; (d) 試料容器を通過し、遮断されない光線の測定量
    と、この試料容器を通過する遮断されない光線の既知量
    を、容器内の赤血球集合体の大きさの関数として関連さ
    せ、形成された赤血球集合体の大きさを決定する手段: からなる装置。
  2. (2)単色光透過手段が約4ooから約500 n7m
    の波長の光線を透過させる特許請求の範囲第(1)項記
    載の装置。
  3. (3)単色光透過手段が約417又は418ルmの波長
    の光線を透過させる特許請求の範囲第(1)項記載の装
    置。
  4. (4)光源によって提供される光線が、容器の底におい
    て、少なくとも約16u2の焦点面積をもつ特許請求の
    範囲第(1)項記載の装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116798A (ja) * 1974-08-01 1976-02-10 Mihairoichi Kurasunofu Mihairu Jinkosuishotai
JPS55146044A (en) * 1979-05-02 1980-11-14 Olympus Optical Co Ltd Discriminating method for blood type
JPS562564A (en) * 1979-06-21 1981-01-12 Olympus Optical Co Ltd Deciding method for particle coagulation pattern

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