JPS6023309Y2 - 油冷式真空炉 - Google Patents

油冷式真空炉

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Publication number
JPS6023309Y2
JPS6023309Y2 JP7277381U JP7277381U JPS6023309Y2 JP S6023309 Y2 JPS6023309 Y2 JP S6023309Y2 JP 7277381 U JP7277381 U JP 7277381U JP 7277381 U JP7277381 U JP 7277381U JP S6023309 Y2 JPS6023309 Y2 JP S6023309Y2
Authority
JP
Japan
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loader
slide block
rail
oil
cooling
Prior art date
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Expired
Application number
JP7277381U
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English (en)
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JPS57185753U (ja
Inventor
敏男 角田
頭尾夫 恒松
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
株式会社岩国製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社, 株式会社岩国製作所 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP7277381U priority Critical patent/JPS6023309Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油冷式真空炉、特に油冷式真空炉に於ける内部
ローダの構造に関する。
第1図は従来の油冷式真空炉を示し、第2図イ9口は該
真空炉に用いられた内部ローダの水平方向の移送作動を
示している。
真空炉外部1は加熱用真空セル2、空冷用真空セル3、
油溜用セル4を気密に結合することによって構成されて
いる。
加熱用真空セル2と空冷用真空セル3との境界には中間
ドア5が昇降自在に設けられ、該中間ドア5は外部1の
外部に設けられた中間ドア開閉シリンダ6に連結され、
開閉シリンダ6の駆動により、加熱用真空セル2の内部
と空冷用真空セル3の内部とを遮断し得る様になってい
る。
又、加熱用真空セル2内部には断熱材により構成された
加熱室7が設けられ、空冷用真空セル3には内部ローダ
8が設けられている。
ローダ8は被処理物9を空冷用真空セル3と加熱室7と
の間で受渡しを行い、又油10中に浸漬し得る様水平方
向並びに鉛直方向に移送可能な構造である。
図示しない外部ローダで被処理物9を空冷用真空セル3
に装入すると、外部1内部が真空引きされる。
次に開閉シリンダ6により中間ドア5が開かれ、ローダ
8により被処理物9を加熱室7内の炉床11上方迄移送
し、ローダ8が若干下降して被処理物9を炉床11に載
置し、ローダ8の可動部は空冷用真空セル3側へ戻る。
中間ドア5は閉じられ、被処理物9は電熱器12で熱せ
られる。
加熱後中間ドア5は開けられ、前記ローダ8により、被
処理物9は空冷用真空セル3側へ取出される。
而して、中間ドア5が閉じられ、空冷用真空セル3には
冷却用不活性ガス(一般にはN2ガス)が供給され冷却
ファン13により被処理物9が全冷却される。
又、油冷時にはローダ8が降下味液処理物9を油10中
に浸漬して油焼入れする。
次に、第2図イ9口を併用して従来の油冷式真空炉に於
ける内部ローダについて説明する。
加熱用真空セル2と空冷用真空セル3との境界部近傍に
空冷用真空セル3と油溜用セル4に亘り、鉛直な昇降ガ
イド14が設けられ、該ガイド14にはローラ15を合
弁してスライドブロック16が昇降自在に設けられ、該
スライドブロック16と外部1上面に設けた昇降シリン
ダ17とが連結されている。
該昇降シリンダ17は被処理物9を炉床11に載置する
為の小ストローク動と被処理物9を油10中に浸漬する
為の大ストローク動をし得る2段シリンダとなっている
前記スライドブロック16には水平に延びるローダレー
ル18が固着され、該ローダレール18には被処理物9
を載置可能なローダフォーク19が車輪20を介し設け
られている。
又、ローダフォーク19は水平移送装置でシリンダ21
により揺動するローダ駆動レバ22と係合して、水平移
動可能なる様になっている。
而して、昇降シリンダ17、シリンダ21を適宜駆動さ
せることによって被処理物9を前述した如く取扱うこと
ができる。
而し、斯かる内部ローダでは以下に述べる欠点がある。
即ち、昇降ガイド14は上述の如く被処理物9の重量に
よるモーメントを小さくする為、加熱室7寄りに設けら
れることが普通である。
その為、第2図イ、用こ示す如く、被処理物9の移送に
伴いスライドブロック16に作用するモーメントM12
M2の向きが変化するる。
従って、スライドブロック16は昇降ガイド14とロー
ラ15との間隙分だけガタすき、該ガタつきはローダレ
ール18、ローダフォーク19を経て被処理物9に伝わ
り、被処理物9を移動させる。
ローダレール18が片持梁となっており不安定であると
共に強度を確保する為には重構造とせねばならない、 被処理物の容積、重量が増加し、それに比例して、ス)
o−りを増大させる必要がある為、可動部のガイド、支
持構造が大がかりなものとなる上、ローダフォーク19
の水平を維持することが困難となってきた。
本考案は斯る大志を解消すべくなしたものであって、内
部が加熱部と冷却部及び冷却部下方に位置する油溜に分
れた真空炉の冷却部の反却熱部側端部に冷却部と油溜に
亘って設けた昇降ガイドにスライドブロックを昇降可能
に配設し、該スライドブロックに加熱部と冷却部を結ぶ
炉中心方向に延びるローダレールを枢支せしめると共に
ローダレールが所要角度傾斜した姿勢で支持し得るロー
ダレール受けをスライドブロックに設け、ローダレール
の他端側にはスライドブロックの上死点位置でローダレ
ールを水平に保持し得る傾動装置を設け、更に前記ロー
ダレールにはスライドブロックの上死点位置で被処理物
を冷却部と加熱部に亘って移送し得る様ローダフォーク
を設けたことを特徴とするものである。
以下第3図〜第6図に基き本考案の実施例、特に内部ロ
ーダについて説明する。
尚、第3図に於いて第1図と同−構成要素のものには同
符号を付しである。
外部1の反加熱室側の端部に、空冷用真空セル3と油溜
用セル4とに亘り鋭直な昇降ガイド23を設け、該昇降
ガイド23にコロ24を介し昇降自在にスライドブロッ
ク25を配設する。
スライドブロック25には水平方向に延びるローダレー
ル26を枢支せしめ、スライドブロック25の下端には
前記ローダレール26が所要角度下方に傾斜した位置で
支持されるローダレール受27を突設する。
又、スライドブロック25と昇降ガイド23上方外罐1
の外側に設けた昇降シリンダ28とを連結して、該シリ
ダ28の上死点で被処理物9を加熱室7へ出入れする位
置、下死点で被処理物9を油10中に浸漬する位置にス
ライドブロック25を保持し得る様にする。
前記ローダレール26には車輪20を介しローダフォー
ク19を滑動可能に設け、スライドブロック25の上死
点位置て揺動自在に設けたローダ駆動レバ22と係合可
能なる様にし、ローダ駆動レバ22の揺動軸29の一端
に固着したレバ30を前記シリンダ21に連結して、ロ
ーダフォーク19を外部1中心線方向(水平方向)に移
送させ得る様にする。
而して、加熱用真空セル2と空冷用真空セル3との境界
下部には、前記スライドブロック25の上死点位置でロ
ーダレール26の先端に係合し、ローダレール26を水
平に維持する傾動装置31を設ける。
傾動装置31は、一端に前記ローダレール26に当接す
るコロ32が枢着された回動自在のレバ33を有し、該
レバ33を他端に取付けたシリンダ34により回動せし
めることによりローダレール26を傾動させることがで
きるようになっていると共にローダレール26の鉛直動
域と干渉しない位置迄レバ33円回動させ得る様になっ
ている。
次に被処理物の取扱い作動について説明する。
ローダフォーク19に載置した被処理物9を加熱室7へ
移送する場合、傾動装置31によりローダレール26を
水平に維持し、ローダ駆動レバ22を揺動させ、被処理
物9を炉床11上方に移送する。
次に傾動装置31のシリンダ34を作動させレバ33を
逃せばローダレール26はローダレール受27に支持さ
れる位置迄傾斜する。
即ちローダフォーク19の先端はhだけ下がり被処理物
9を炉床11上に移載する。
ローダレール26を傾斜させた状態でシリンダ21を縮
短させればローダ駆動レバ22が揺動して被処理物9と
干渉することなくローダフォーク19を引戻すことがで
きる。
而して、傾動装置31により再びローダレール26を水
平に維持すればローダは最初の状態となる。
加熱室7より被処理物9を空冷用真空セル3迄取出す場
合は上記の手順の逆を行えばよい。
次に空冷部する場合は不活性ガスを供給すると共に冷却
ファン13を回して行なう。
又、油焼入れする場合は傾動装置31に於けるレバ33
を逃して昇降シリンダ28によりスライドブロック25
を下死点迄下降させ被処理物9を油10中に浸漬する。
所要時間経過後被処理物9を上昇させ、傾動装置31に
よりローダレール26を水平にして作業を完了する。
上記作動に於いてローダレール26を水平にして作業を
完了するのは外部ローダ作業を容易にする為である。
ここで、被処理物9を水平移送させる場合の荷重状態に
ついて考察すると、ローダフォーク19、被処理物9等
によってスライドブロック25に作用するモーメントM
の方向は一定(第4図、第5図についていえば反時計方
向)であるのでガタつきを生じない。
又、ローダレール26がスライドブロック25と傾動装
置31により両端支持されているので、振動等に対して
安定であると共に強度的にも有利である。
更に、ローダレール26の傾斜状態に於いても、ローダ
レール26は枢支部とローダレール受27の2点支持と
なり、従来の片持梁支持に比較すれば安定度、強度は著
しくよい。
尚、本考案は上記実施例に限定されることなく、例えば
傾動装置に於いて、レバ33の枢着軸をモータにより回
転させてもよく、又レバ33、コロ32の代わりにカム
を使用してもよく、更にローダフォーク19をモータ、
チェーンの組合せで駆動する様にしてもよく、移送スト
ロークを大きくする場合はロータフォーク19を所要段
の伸縮方式としてもよい等、本考案の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更を加え得ることは言うまでもない。
以上述べた如く本考案によれば、 (i) 被処理物等による荷重方向が常に一定してい
るので、ガイドと可動部間で振動が生ずることがない、 (ii) ローダレールを両端、若しくは2点支持す
るのでローダレールを軽構造とすることができる、 (iii) ローダレール支持機構には垂直力のみし
か作用しないので支持機構を軽構造とすることができる
、 (iv) ローダレールの枢支構造をトラニオンとす
ればローダの横振れを規制できる、 (V) スライドブロックと昇降ガイド間のコ用ま2
個でよく且ガタつかない、 (vi) 昇降用シリンダによりスライドブロックを
2段動作させる必要がないので、特殊な2段シリンダを
必要としない、 〜旬 昇降ガイ等炉の端に設ける為冷却用ファンを最適
位置に設けられ、冷却流が阻害されることがない、 種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油冷式真空炉の説明図、第2図イ、町よ
従来の油冷式真空炉の内部ローダの作動説明図、第3図
は本考案に係る油冷式真空炉の説四囲、第4図、第5図
は本考案の油冷式真空炉にける内部ローダの概略斜視図
、第6図は同ローダの作動説明図である。 2は加熱用真空セル、3は空冷用真空セル、4は油溜用
セル、7は加熱室、9は被処理物、19はローダフォー
ク、23は昇降ガイド、25はスライドブロック、26
はローダレール、27はローダレール受、31は傾動装
置を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部が加熱部と冷却部及び冷却部下方に位置する油溜に
    分れた真空炉の冷却部の反加熱部側端部に冷却部と油溜
    に亘って設けた昇降ガイドにスライドブロックを昇降可
    能に配設し、該スライドブロックに加熱部と冷却部を結
    ぶ炉中心方向に延びるローダレールを枢支せしめると共
    にローダレールが所要角度傾斜した姿勢で支持し得るロ
    ーダレール受けをスライドブロックに設け、ローダレー
    ルの他端側にはスライドブロックの上死点位置でローダ
    レールを水平に保持し得る傾動装置を設け、更に前記ロ
    ーダレールにはスライドブロックの上死点位置で被処理
    物を冷却部と加熱部に亘って移送し得る様ローダフォー
    クを設けたことを特徴とする油冷式真空炉。
JP7277381U 1981-05-20 1981-05-20 油冷式真空炉 Expired JPS6023309Y2 (ja)

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JP7277381U JPS6023309Y2 (ja) 1981-05-20 1981-05-20 油冷式真空炉

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JP7277381U JPS6023309Y2 (ja) 1981-05-20 1981-05-20 油冷式真空炉

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Publication Number Publication Date
JPS57185753U JPS57185753U (ja) 1982-11-25
JPS6023309Y2 true JPS6023309Y2 (ja) 1985-07-11

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