JPS60232855A - コンベア・ラインを含む生産工程の管理システム - Google Patents

コンベア・ラインを含む生産工程の管理システム

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JPS60232855A
JPS60232855A JP8983584A JP8983584A JPS60232855A JP S60232855 A JPS60232855 A JP S60232855A JP 8983584 A JP8983584 A JP 8983584A JP 8983584 A JP8983584 A JP 8983584A JP S60232855 A JPS60232855 A JP S60232855A
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寺西 光治
Yasuo Watanabe
渡辺 康雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、被加工物をコンベアにより搬送しながら各
ステーションで加工を施していくとともに、コンベアの
ステーション以外の場所でも加工が行なわれるような生
産工程にお(プるの出来高等の管理システムに関する。
ファクトリイ・オートメーションのIIl!型的なもの
は、コンベア・システムとロボツ]−・システムとが組
合わされたシステムである。コンベア・ラインにそって
多数の作業場所が設りられ、各作業場所にその場所に割
当てられIC工程の作業を行なうロボットが設置されて
いる。被加工物は一定速度でコンベアによって搬送され
、各作業場所に45いてロボットによって所定の加工が
施C゛れ、シニ゛いに完成品になっていく。このような
オートメーション・システムは、製品をつくるための複
数の工程に各工程の作業を完遂するのに要する時間とし
てほぼ等しい時間を設定できるような製品ないしはほぼ
等しい時間の配分が可能なように工程設定ができる製品
に適している。[1ボツトではなく人間が作業を行なう
場合であっても、誰が作業をしても平均してみればほぼ
等しい時間で各工程の作業が行なえるようであればよい
ところが、このような典型的なファクトリイ・オートメ
ーションを適用することの困難な多くの種類の製品があ
る。作業能率が作業者の能力に著しく依存1てしまうよ
うな工程を含む一連の工程によって製造されるもの、各
工程にほぼ等しい時間配分をすることが困難な製品など
である。たとえば、縫製品もこのような製品群の中の1
つの製品として数えられるであろう。
しかしながら、いかなる製品であっても生産性の向上は
重要な課題の1つであり、そのために(,1製品の製造
工程における流れの把握と分析が不司欠である。また、
作業能率が作業者の能力、門熟度等に依存するものであ
ればこそ、適材適所が1産性を向上させる重要な要素と
なる。さらに、在庫量の把握はもとより出荷までに要す
る時間J、lこは日数等の推定等を含む広い意味での在
庫管理のためにも、製造工程における被加工物の流れ、
出3来高等をリアル・タイムに把握することが必要不可
欠である。このことは特に、多品種小量生産の製品の管
理のために重要なことである。
上述のような典型的なファクトリイ・オートメーション
の適用が困難ではあるが、コンベア・ラインによって被
加工物が搬送されるような生産工程では、製品の全体的
な流れの把握と分析を行なう!こめに(、末、各工程の
作業を行なうステーションごとに出来高が測定されな番
プればならない。さらに、コンベア・ライン以外の場所
でも何らかの作業が行なわれるような生産システムでは
事態は一層複雑になる。
発明の概要 この発明は、コンベア・ラインを含む生産工程において
、各工程ごとの出来高等の測定、管理が可能となるシス
テムを提供することを目的とする。
この発明による生産工程の管理システムは、メイン・コ
ンベア・ラインから分岐したコンベア・ブランチのステ
ーションに対応し“C設けられた作業エリアおよびコン
ベア・ライン以外の場所に設【プられた作業エリアのそ
れぞれに、各作業エリアにおける少なくとも出来高に関
するデータを収集するための端末機が設置され、各端末
機には出来高計数用スイッチが接続され、ステーション
に7・1応して設けられた作業エリアにおいては、出来
高計数用スイッチが、ステーションからメイン・′ツイ
ンに戻るキャリアまたはその被搬送物の通過によって作
動することを特徴とする。
コンベア・ラインのステーションに対応して設けられた
作業エリアおよびコンベア・ライン以外の場所に設けら
れた作業エリアのそれぞれに、各作業エリアにおける少
なくとも出来高に関Jるデータを収集するための端末機
が設置されているから、すべての生産工程におりる出来
高の測定がiJ能となる。したがって、工程全体におり
る出来高等をリアル・タイムに把握することができる。
また、ステーションに対応して設けられた作業エリアに
おいては、出来高計数用スイッチが、ステ−ジョンから
メイン・ラインに戻るキャリアまたはその被搬送物の通
過によって作動づるから、作業者は何の操作もすること
なく作業に専念することができ作業能率が向上するとと
もに、スイッチはステーションから出でいくキャリア等
によって作動されるから、正確な出来高の測定が可能と
なる。
以下、この発明を縫製品の生産工程に適用した場合の実
施例について図面を参照して詳述する。
実施例の説明 コンベア・システム 第1図は縫製工場内に設置されたコンベア・システムを
示してあり、このコンベアはオーバーヘッド・タイプの
ものである。このコンベア・システムの詳細は特公昭5
2−1193号公報に記載されている。いくつかのエン
ドレスのメイン・ライン(11) (12> (13)
等が設りられ、これらが接続ライン(19)によって接
続されている。後に示すように(第2図〜第4図参照)
、キャリヤ(25)はメイン・ラインを構成するレール
(17)上を転動する車輪(61)を備えている。メイ
ン・ラインのレール(17)にそってその内部に駆動ベ
ルト(15〉が張られ、この駆動ベルト(15)には所
定間隔おきに係合部(16)が設りられ又いる。
キャリヤ(25ンは、常時一定速度で駆動されているベ
ルト(15)の係合部(16)によって押されることに
よりメイン・ラインにそって移動する。
メイン・ライン(12) (13)には多くのブランチ
・ライン(22)が適当な箇所ごとに接続されている。
各ブランチ・ライン(22〉に、被搬送物品すなわち縫
製されるべき部分品、半製品、または製品のステーショ
ンS1、S2、S3・・・・・・等がある。これらのス
テーションで縫製作業が行なわれる。複数の部分品を縫
い合わせて1つの部分品よI、二は半製品にするような
縫製作業に適するように、複数の部分品を1つのステー
ションに搬入するために複数の搬入用ブランチ・ライン
(23)をもったステーションもある。
縫製工程管理システムによって管理される主要なデータ
は出来高である。出来高とは、何らかの加工が施された
部分品、半製品、製品等の数をいう。作業者ごとの出来
高は個人別出来高、工程ごとの出来高は工程別出来高、
製品ごとの出来高は品名別出来高と呼ばれる。また、あ
る1つの製品について、工程別出来高のばらつきの程度
はライン・バランスと呼ばれる。出来高はこのようにい
くつかの観点から分析されるので、データとしての各出
来高を区別するための何らかの識別コードが必要となる
出来高の識別コードとして、作業を行なう場所である作
業エリアの番号(以下、エリア・−J −1−という)
が採用されている。作業エリア(32)4.1コンベア
のブランチ・ライン(22)のステージ」ンごとに設け
られている。コンベア・ブランチ以外のところに設【ブ
られた作業エリア(33)もある。
この作業エリア(33)は小さな部分品、たとえばポケ
ット、足掛等の生地を加工するための場所Cある。メイ
ン・ライン(12) (13)のみならずメイン・ライ
ン(11)にも破線で示されるようにブランチ・ライン
を設けてもよい。この場合にはこのブランチにも作業エ
リア(35)が設(ブられる。
このような作業エリア(32) (33> (35)に
はそれぞれA1、A2、A3、・・・・・・△101、
△102、・・・・・・等の異なるエリア・コードが割
当てられている。
出来高の識別コードとして、エリア・コード以外に、た
とえばミシン机その他の作業を行なう机やコンベア・ブ
ランチのステーションにコードを割当てることも考えら
れる。しかしながら、作業机は作業者とともに、または
工程の変更等に付随して移動されることがあるので、不
変の識別コードとするには難点かめる。またステーショ
ンはコンベア・システムに従属するものであり、ブラン
チ・ラインに対応してしか存在し得ない。ブランチ・ラ
インには関係のない作業エリア(33)にはステーショ
ンは存在しないので、コンベア・システムに関係のない
工程についての出来高の管理が不可能となる。したがっ
て、ステーションのコードもまた出来高の識別コードど
するには問題がある。作業エリアは縫製工場内にJ3い
てあらかじめ固定的に定めておくことが可能であるので
、作業エリアのコードは縫製工程管理に最も適した出来
高の識別コードとなる。工程の設定の仕方によっては、
ある作業エリアで何らの作業も行なわれないという場合
が生じても、工程管理上は全く問題はない。
第1図において、各作業エリア(32) (33>(3
5)には、それぞれ工程管理のための端末機(41)が
設けられている。またコンベアの1ランチ・ライン(2
2)に対応する作業エリア(32)(35)においては
、ブランチ・ライン(22)に出来高自動計数用のスイ
ッチ(42)が設けられている。作業エリア(32) 
(35)で何らかの加工が施された部分品等がブランチ
・ライン(22)を通ってメイン・ラインに送られると
きにこのスイッチ(42)がオンとなる。コンベアのブ
ランチ・ライン(22)に関係のない作業エリア(33
)にもまた出来高計数用のスイッチ(43)が設りられ
ている。
このスイッチ(43)は手動のもので、エリア(33)
の作業者が一単位の部分品等に対する加工作業を終了し
たときに作業者によってオンとされる。スイッチ(43
)どしては足で操作されるものを採用してもよい。スイ
ッチ(42) (43)の出力信号は、加工済の部分品
等の数(出来高)を端末IJI(41)が計数するため
に用いられる。作業エリア(33)のスイッチ(43)
は、1加■ごとに操作されるのではなく、あるまとまっ
た数の加工(たとえば出来高10)ごとに操作されるよ
うにしてもよいしミ一定時間における出来高を直接に入
力できるように数値情報を入力するたとえばテンキーの
ようなものでもよい。
第2図はコンベアのブランチ・ライン(22)の−例を
示している。ブランチ・ライン(22)は、メイン・ラ
イン(12)のレール(17)からキャリア(25)を
ステーションに導く導入レール部分(51)と、ステー
ションからキャリア(25)を再びメイン・レール(1
7)に戻す送り出しレール部分(52)とから構成され
ている。キャリアク25)は、第4図に示されているよ
うに、軸(62)と、この軸(62)の両端部に回転自
在に設&Jられlご車輪(61)と、軸(62)から下
方にのび、その下端において部分品、半製品、製品等の
被搬送物を把持するハンガ部(64)と、一方の車輪(
61)の外側において軸(62)に固定されたアドレス
部(63)とから構成されている。アドレス部(63)
はキャリアの行先ステーションく作業エリア)のコー1
4を記憶するものであり、そのコードは任意に変更でき
る。アドレス部(63)としては磁気記録媒体を用いる
こともできるが、縫製工場では糸くり′のような埃が多
いので、複数の進退自在な小片から構成されるようなメ
カニカルなものが好ましい。
第2図において、導入レール(51)がメイン・レール
(17)から分岐する部分において、導入レール(51
)の端部には揺動腕(53)が1ヱ動自在に設けられて
いる。またこの分岐部よりもキャリア(25)の進行り
向後部寄りの位置において、メイン・レール(17)の
側部にはアドレス検知装置(55)が設けられている。
この検知装置(55)によってキャリア(25)のアド
レス部(63)に表わされたアドレスが検知されかつ判
別される。アドレス部(63)の示すアドレスがその直
後に分岐しでいるステーションを表わず場合には揺動腕
(53)がレール(17)に接する方向に動かされ、移
動してきたキャリア(25)は揺動腕(53)を通って
導入レール(51)に導かれる。導入レール(51)を
自重により転動して進行するキャリア(25)は導入レ
ール(51)の途上に設りられた一時停止装置(56)
によって停止させられる。キャリア(25)のアドレス
が他のステーションを示している場合には、揺動腕(5
3)はレール(17)から離れた位置に保持されるので
、キャリア(25)はメイン・レール(17)にそって
直進していく。
導入レール部分(51)と送り出しレール部分り52)
との境界(ここがステーションである)にはアドレス設
定装@(57)が設りられている。この装置(57)は
、キャリア(25)が次に行くべきステーションのアド
レスをキャリアク25)のアドレス部(63)に設定す
るものである。次に行くべきステーションのアドレスが
設定されたキャリア(25)は送りレール(52)を上
昇し、その先端に設けられた揺動腕(54)を通ってメ
イン・レール(17,1に再び戻る。送り出lル−ル(
52)には、28所に一時停止装置(58) (59)
が設けられている。
上述した工程管理用の端末機(41)はこのステーショ
ンの近く、たとえばレール(51) (52)を支持す
る支柱(60)に取付けられている。支柱(60)は縫
製工場の建築物の上部に支持されている。このステーシ
ョンの付近は作業エリア(32)であり、ミシン等の作
業机が置かれ、作業者はこの作業机を利用して、キャリ
ア(25)によって搬送されてきた被搬送物に対して何
らかの加工作業を行なう。
第3図および第4図は、2段目の一時停止装置(59)
およびキャリア(25)の駆動機構を示1ノでいる。一
時停止装置(59)のフレーム(70)は、その下部の
取付部(71)においてねじを用いてレール(52)の
下部に取付は固定されている。フレーム(70)は、こ
の取付部(71)、取付部(71)の−側から立上った
部分(72)、立上り部(72)の上端から水平にのび
る上面部(73)およびこの上面部(73)の一端部か
ら下方に向ってのびる平行な2つの片からなるストッパ
受け(74)から構成されている。ストッパ(76)は
軸(75)によりストッパ受け(74)に揺動自在に保
持され、ばね(77)によってその下端部が下方に向う
ようにイ」勢されている。ストッパ受番プ(74)には
また、レール(52)上を走行するキャリア(25)の
レール(52)からの脱落防止部材(78)が取イ」り
られている。
フレーム(70)の立上り部(72)の下部内面には、
溝(79)が形成されており、この溝(79)の出口の
幅は溝(79)の中央部の幅よりも狭くな−)ている。
この溝(79〉を構成するための突出片に(よ段部(7
9a)が形成されている。上述した出来高ni数用のス
イッチ(42)はリミット・スイッチであり、この段部
(79a)と取付部(71)との間にばね(69)で付
勢されることにより固定的に設けられている。作動片(
68)はその一端に、断面がほぼ円形に近い形状に形成
された支点部(68b)を有し、この支点部(68b)
が溝(79)内に回動自在に収められている。作動片(
68)の他端はレール(52)の車輪支持部分(52a
)のやや上方でかつその近くまでのびている。作動片(
68)の下面には突部(68a)があり、この突部(6
8a>がリミット・スイッチ(42)のプランジャ上に
受1プられている。キャリヤ(25)がリミット・スイ
ッチ(42)の設けられた位置に存在しない場合には、
リミット・スイッチ(42)はオフの状態を保つている
。キャリア(25)がこの部分を通過すると、キャリア
(25)の車輪(61)によって作動片(68)の他端
が下方に押されるので、突部(68a)を介してプラン
ジャが下降されリミット・スイッチ(42)はオンとな
る。必要ならば、レール(52)の車輪支持部分(52
a )の一部を切欠いて、この切欠き部分に達するまで
作動片(68)の他端をのばすようにしてもよい。また
、キャリア(25)の車輪(61)以外の部分との接触
によってリミツh・スイッチ(42)を作動させるよう
にすることも可能である。さらに、出来高計数用のスイ
ッチとしては、リミット・スイッチ以外に、たとえばキ
ャリア(25)によって光路が遮断されるまたは反射光
が得られる光電スイッチなどを採用することも可能であ
る。
他の一時停止装置(56) (58)も、一時停止装置
<59)とほば同じ構造Cあるが、これらの装置(56
) (58)にはスイッチ(42)は設けられていない
。またアドレス設定装置(57〉にもストッパ(76)
と同じスト・ンパが設けられている。
レール(52) (レール(51)も同じ)は中空であ
り、かつ上面にスリット(52b)が形成されている。
レール(51> (52)の中空部内には、一時停止装
置(56)の付近から揺動腕(54)の手前付近まで駆
動チェーン(66)が挿入されている。この駆動ヂエー
ン(66)には適当な間隔ごとに送り爪り67)が揺動
自在に取付【プられ、かつこの送り爪(67)ばばね(
図示路)により起立した姿勢に保持されている。駆動ヂ
エーン(66)は空気圧もしくは油圧シリンダその他の
駆動装置(図示路)により駆動される。
第2図を参照して、作業者は、被搬送物(部分品、半製
品、製品等)の加工作業が終了すると、被搬送物をキャ
リア(25)のハンガ(64〉に掛&Jまたは把持させ
、アドレス設定装@(57)にある送りボタンを押す。
すると、駆動チェーン(66)が駆動され、その送り爪
(67)によって、キャリア(25)の軸(62)が押
されることによりアドレス設定装@(57)の位置(ス
テーション)にあるキャリアは第1段目の一時停止装置
(58)の位置まで、第1段目の一時停止位置にあるキ
ャリアは第2段目の一時停止装置(59)の位置まで、
第2段目の一時停止位置のキャリアは揺動腕(54)を
経てメイン・レール(17)に、一時停止装置(56)
の位置にあるキャリアのうち先頭のキャリアはステーシ
ョンまでそれぞれ送られる。一時停止装置(58) (
59)の位置に至ったキャリアはばね(77)の力に抗
してストッパ(76)を押し上げてこのストツパ(76
)の位置を通過し、その後チェーン(66)による押力
が働かなくなると自重によりストッパ(76)の位置ま
ぐ若干後退しストッパ(76)によりその位置に保持さ
れる。一時停止装置(56)およびアドレス設定装@ 
(57)の位置にあるキャリアはそこのストッパを押し
−ヒげてその位置を通り次の位置に向う。このとき、ア
ドレス設定装置(57)によ−)でキャリアのアドレス
部(63)に次に行くべきステーションのアドレスが設
定される。
チェーン(66)が元の位置に戻るさい、送り爪(67
)はキャリアの位置を通過Jるときにキャリアの軸(6
2)により相対的に押され伏臥する。
出来高計数用スイッチ(42)は、第3図に破線で示ず
ように、第2段目の一時停止装置1iJ(59)内であ
って、かつストッパ(7G)によって停止させられてい
るキャリア(25)の位置よりも若干下方、すなわち第
1段目の一時停止位置側に設りられている。したがって
、第1段目の位置に停止していたキャリアが第2段目の
停止位置に向っていき、ストッパ(76)の位置を通過
する少し前にスイッチ(42)がオンとなる。もちろん
、第2段[1の一時停止位置(59)のストッパ(76
)を通過したキャリアがこのスイッチ(42)を再びオ
ンとさけ−ることはない。また、ステーションから第1
段目の一時停止位置に送られたキャリアがこのスイッチ
(42)をオンとさせることもない。スイッチ(42)
は、キャリアが第1段目の一時停止位置から第2段目に
送られるときにのみオンとされる。
作業者が被搬送物について所定の加工作業を終了したと
思ってステーションの位置にあるキャリアを被搬送物と
ともに第1段目の一時停止位置に送り込んだのち、その
被搬送物に対してまだ加工作業が潤んでいないことに気
が付いた場合には、作業者は第1段目の一時停止位置に
あるキャリアをレール(52)から取外して未処理の作
業を行なうことがある。もし、出来高81数用スイツチ
(42)がステーションと第1段目の一時停止位置との
間に設()られてい/jとすると、このようなキャリア
によってもスイッチ(42)はオンとされてしまい、未
処理作業の終了後、作業者が加工された被搬送物をもつ
キャリアをステーション位置に置いて再び第1段目まで
送り出すときにもスイッチ(42)が再びオンとされる
ので、1つの被搬送物によってスイッチ(42)は2回
オンときれることになり、正[な出来高の81数が期待
できないおそれがある。
このシステムでは、出来高計数用スイッチ(42)は、
第1段目と第2段目の一時停止位置の間に設りられてい
る。作業者が加工を完全に終了していないと気付くのは
、通常は、前の加工作業が終了したのちから次の加工作
業が終了するくらいまでの間が多い。したがって、作業
終了という上)小のような作業者の勘違いによってスイ
ッチ(42)が2度オンどされるような事態の発生は極
端に減少している。スイッチ(42)は第1段目の停止
位置以降であればどこでもよい。第2図にSWで示づ゛
ように、第1段目の停止位置よりも若干上方の位置から
揺動腕(54)の付近までの任意の範囲にスイッチ(4
2)を設けることができる。
シャツ、ズボン、スポーツ・ウェア等の[J品は、適当
に裁断された生地等に複数の工程、たとえば10〜10
0程度の工程で所定の加工が施されることにより製品と
して完成する。第1図に示される各作業エリア(32)
 (33> (35)に(よ一般に一製品の一工程の作
業が割当てられる。工程によっては手間と時間のかかる
ものもあるので、同じ工程の作業が複数の作業エリアで
行なわれることもある。一工程が簡単な作業の場合には
複数の工程が1つの作業エリアに割当てられることもあ
るが、この場合にはそのうちの代表的な工程の名称ま/
Cは総括的な名称をその作業1リアに割当てることによ
り、複数の工程を一工程と擬制することも可能である。
いずれにしても、1つの縫製品の製造にあたってはその
製品の製造のための工程と作業者とが各作業エリアに割
当てられる。作業エリアの配列順序と工程の順序とは必
ずしも対応させる必要はない。なぜなら、上述したよう
に、コンベア・ブランチの各ステーションにあるアドレ
ス設定装置(57)によってキャリアに所望のアドレス
を設定し、所望のステーション(作業エリア)にキャリ
アを導くことが可能であるからである。第1図に示すコ
ンベア・システムにおいて、作業エリアの数が足りれば
、複数の異なる製品についてそれぞれの工程をこのコン
ベア・システムに設定することができるのはいうまでも
ない。
第1図において、裁断作業エリア(31)において生地
から裁断された縫製されるべき部分品はギヤリアに把持
される。このキャリアは第1工程の′アドレスが付与さ
れたのちブランチ・ライン(21)からメイン・ライン
(11)に送り出される。メイン・ライン(11)上の
キャリアは接続ライン(19)を経てメイン・ライン(
12)に移り、第1工程のブランチ・ライン(22)に
送られていく。第1工程の作業エリア(32)で加工さ
れギヤリアに把持された部分品は、次にこのキャリアに
第2工程のアドレスが付与されることにより、ブランチ
・ライン(22)からメイン・ライン(12)に戻り、
指定された第2工程作業の行なわれる作業エリアの1ラ
ンチ・ライン(22)へと導かれる。このようにして、
部分品をもつキャリアではメイン・ライン(11) (
12) (13)を搬送されながらあらかじめ設定され
た工程の順序でその工程の作業の行なわれるブランチ・
ライン(22) (23)に立寄り、キャリアの部分品
がしだいに完成品になっていく。
完成された製品はメイン・ライン(11)を通って製品
ストック・1リア(34)のメイン・ライン(18)に
送られ、そこの所定のブランチ・ライン(28)に移さ
れてストアされる。コンベア・システムとは関係のない
午業エリア(33)で加工された小部品等は、それを用
いて作業を行なう作業エリア(32)に作業者等により
運ばれる。
メイン・ライン(11) (12) (13)はそれぞ
れ独立のループ状の搬送経路をもっている。したがって
、接続ライン(19)の接続箇所にも装置(55)のよ
うなアドレス検知装置が設けられるであろう。
このアドレス検知装置は他のメイン・ラインに属するス
テーションのアドレス群を判別するものとなろう。もっ
とも、ブランチ(21)からライン(11)に移ったキ
ャリアは必ずライン(12)に移り、ライン(12)を
−循したのちに再びライン(11)に戻り、次にはライ
ン(13)に移ってライン(13)を−循してライン(
11)に戻るというように、ライン(11)と(12)
と(13)とが全体として1つのループ状の搬送経路を
構成するものrあれば、もはや接続ライン(19)の接
続箇所にはアドレス検知装置は不要となるであろう。第
1図には、いくつかの独立のメイン・ラインが図示され
ているが、メイン・ラインが1つのみで構成されI〔−
]ンヘア・システムであってももちろんよい。
通信システム 作業エリア(32> (33) (35)に設()られ
た端末機(41)は、第5図に示されているように、中
火装@(40)に接続され、中実装置(40)と必要な
交信を行なう。縫製工場内の蛍光灯やミシンのモータ等
から発生する電磁誘導雑音による伝送エラーの発生を防
止するために、通信ラインには光フ1イバが用いられ、
光伝送による交信が行なわれる。通信方式には全二重方
式が採用され、起動方式としては中実装置(40)が主
導権をもつポーリング・セレクティング方式が採用され
ている。
第5図に示されているように、中実装置(40)と複数
の端末1fi(41)とは光通信ラインによりループ状
に接続されている。しかも、中実装置(40)および端
末機(41)の通信制御装置(45) (46)には、
2対の送、受信端子T、Rが設(プられ、これらに2対
の送受信ラインA、Bが接続されている。送受信ライン
A1Bのいずれも送信ラインと受信ラインとから構成さ
れ、通信ループ上において隣りあう他の端末機(41)
または中実装置(aO)にそれぞれ接続されている。送
受信ラインAとBとには常に同一の電文(データ)が伝
送されている。このように同一電文が2対の送受信ライ
ンΔ、Bを用いて送られているので、送受信ラインのど
こか1箇所で故障が発生しても中実装置(40)はすべ
ての端末IN(41)と交信が可能である。また通信制
御装置(45)のいずれかが故障してもその端末1iN
(41)を除く他のすべての端末機は中実装置(40)
と正常に交信を行なうことが可能である。
さらに、中実装置(40)と端末機(41)との交信が
行なわれているとぎにおいても、任意の端末機(41)
または送受信ラインの修理が可能であり、任意の端末1
(41)のループからの除去または新たな端末機をルー
プに加えることができる。
第6図は、通信制御装置(45)またはく46)の構成
の概要を示している。2対の送受信ラインA1Bには常
に同一の電文が伝送されているが、ライン△から送られ
てきた電文とラインBから送られてきた電文とが通信制
御装置に到着する時間には一般にわずかながらずれが生
じるので、両電文を単純に重畳すると電文のデータが変
化するおそれがある。この問題に対処するIこめに通信
制御装置には先着優先回路(49)が設けられている。
端末機等からの送信信号(電文)は電気/光(Elo)
変換回路(47A) (47B)に送られ、これらの回
路(47A) (47B)で光信号に変換されたのち、
それぞれラインA、Bの送信ラインに同時に送出される
ラインAの光/電気(0/E )変換回路(48Δ)に
入力した光信号は電気信号に変換されて先着優先回路(
49)に送られるとともに、ラインBのE10変挽回路
(47B>に送られ光信号としCラインBの送信ライン
に送出される。また、ラインBのO/E変挽変格回路1
1B)に受信された光信号は電気信号に変換されて先着
優先回路(49)に送られるとともに、E10変挽回路
(47A>で光信昼に変換されラインAの送信ラインに
送出される。
このようにして、ラインAから受信された信号はただち
にラインBの送信ラインに送出さね、ラインBから受信
された信号はただちにライン△の送信ラインに送出され
ることにより、−二重のループ通信が達成される。受信
された光信号は一旦電気信号に変換され、さらに光信号
に変換されて送信ラインに送出されるので、O/F、E
10変換回路が一種の中継装置の役割を果たし、ループ
通信ラインが全体としてかなり長゛くでも光ファイバに
よる光信号の減衰という問題を考慮する必要はない。ま
た、先着優先回路(49)がたとえ故障tノMとしても
、O/E変換回路が受信した信号はE10変挽回路に送
られて送信ラインに送出されるので通信ループが遮断さ
れることはない。
0/E変挽回路(48Δ)(41’lB)で信号が受信
され先着優先回路(49)に入力すると、この回路り4
9)は両回路(48△)(48B>から入力する信号の
うちどちらが時間的に早いかを判定し、早い方の信号を
受信信号として出力する。遅い方の信号はこの回路(4
9)を通過づることが禁止される。
また先着優先回路(49)は、信号を受信している間、
受信中信号を出力する。この受信中信号は端末i等のC
PUに送られ、これにもとづいてCPUは受信中信号が
入力している間、送信信号の送信を止める。送信信号は
上述のようにE10変挽回路(47A> (47B>に
送られるので、受信信号があるときには、O/E変換回
路(48Δ)(48B)から回路(47A) (47B
>に送られる受信信号と重畳されてしまうからである。
端末機 第7図は、作業エリア(32> (33) (35)に
設けられた端末*(41)の外観を示している。端末機
(41)のケースの前面には、電源投入表示灯(81)
、端末II(41)が正常に動作していることを示す運
転中表示灯(82)、バーコードの入力が可能であるこ
とを示す入力可表示灯(83)、バーコード入力に関す
るエラーを表示するためのJ−ラー表示灯(84)が設
けられている。また、出来高81数用スイツチ(42)
または(43)による入力を取消すために用いられるキ
ャンセル・ボタン・スイッチ(87)、作業者が残業を
行なうときに用いられる残業ボタン・スイッチ(88)
が設置ノられ、これらの近くには、対応づ−るボタンが
押されたと゛きに点灯する表示灯(85) (86)が
配置されている。表示灯(81)〜(86)はたとえば
発光ダイオードにより構成される。
端末Iff (41)はまたバーコード・リーダ(91
)を備えている。バーコード・リーダ(91)は、品名
(製品名)、工程名および人名の各コードを入力するた
めに用いられる。第10図に示すように、品名工程名カ
ード(C1)と人名カード(C2)とがある。品名工程
名カード(C1)は、その日の作業の開始時または新た
な製品の製造の開始時に、中実装置(40)を用いて各
作業エリアに対して工程が設定されたときに中実装置<
40)7’)11う発行され、各作業エリアに配布され
る。このカード(C1)には、このカードが配布される
べき作業エリアで加工される品名(品番、型番などを含
む)および行なわれる作業を表わす工程名のコードとが
バーコードで印字されている。これらに加えて作業エリ
ア・コードをバーコードで印字しておいてもよい。人名
カード(C2)は、各作業者に固有のものでそのカード
(C2)を所有する作業者の氏名がバーコードにより記
録されたものである。
人名カード(C2)は作業者が常に所持するものである
から、表面が透明樹脂等で被覆されていることが好まし
い。このカード(C2)も中実装置(40)で発行する
ことができる。
第7図において、端末機(41)のケースの所要箇所に
はバーコード・リーダ(91)のホルダ(93)が設り
られている。このホルダ(93)には、第8図に示づよ
うに、リーダク91)を保持するための筒状体(94)
が設けられ、この筒状体(94)の底は開口している。
ボルダ(93)には、バーコード・リーダ(91)がホ
ルダ(93)の筒状体(94)から抜取られIこことを
検出するためのスイッチ(92)が設()られている。
このスイッチ(92〉は、バーコード・リーダ(91)
が筒状体(94)内に収められでいるときにはオフであ
り、リーダ(91)が抜取られるとオンとなる。抜取り
検知スイッチ(92)としては、りよ)ット・スイッチ
の他に光電スイッチ等を用いることができる。ホルダ(
93)の底部には永久磁石(93a)が固定されており
、ホルダ(93)を端末1(41)の金属製ケースの任
意の箇所に取(14ブることかできるようになっている
。端末II(41)にはさらに、警報用のブザー(95
)が設けられている。端末@ (41)のケース前面に
は、品名工程名カード(C1)を保持するホルダ(99
)を設りておくことが好ましい。
第9図は端末機(41)の電気的構成の概要を示してい
る。端末機(41)はCPUたとえばマイクロプロセッ
サ(100)により制御され、このCPU (100)
はそのプログラムを格納したROM(101)および必
要なデータをストアづるRAM(102)を備えている
。またcpu < 100)には、中実装置(40)と
の間の交信のための通信制御装置(4G)、上述の表示
灯、ボタン・スイッチ等の入出力機器が接続されている
。cpu (100)の入出力機器には、端末アドレス
設定器(97) 、’ミシンのモータ等の各種作業の動
力源の電源をオン、オフするためのミシンリレー(96
)、7ザー<95)、表示灯(81)〜(86)、ボタ
ン・スイッチ(87〉(88)、出来高11数用スイツ
チ(42)または(43)、バーコード・リーダ(91
)、バーコード・り一ダの俵取り検知スイッチ(92)
がある。端末アドレスは中実装置(40)との交信にお
いて用いられるしのて゛ある。端末アドレス設定器(9
7)はたとえば、8個のディップ・スイッチからから構
成され、これらのスイッチのオン・オフ状態に対応する
8ビツトの2進数により端末アドレスが表わされる。8
個のスイップの状態は端末アドレス設定入力回路(11
1)により読取られる。ミシン・す1ノー(96)およ
びブザー(95)はその制御回路(+12)により制御
、駆動される。表示灯(81)〜(86)の点灯、点滅
、減灯の制御は表示制御回路(113)により行なわれ
る。スイッチ(87)および(88)、出来高削数用ス
イツヂ(42)または(43)、バーコード・リーダ(
91〉ならびに抜取り検知スイッチ(92)からの入力
信号はそれぞれ回路(114)〜(117)により波形
整形され、υj込副制御回路 118)に入力する。ス
イッチ(87〉(88)、スイッチ(42)または(4
3)およびスイッチ(92)からの入力信号はCPU 
(100)に対する割込信号となる。抜取り検知スイッ
チ(92)による割込みには最も高い優先順位が与えら
れている。これらの入出力機器とCPU (100) 
トをインターフェイスする回路(111)〜(113)
(118)は、アドレス、データおよびコントロール・
バッファ(103) (105) (106)を介して
CPLI (100)とバス接続されている。アドレス
・バッファ(103)に与えられるアドレス信号はアド
レス・デコーダ(104)によりWI−読され、インタ
ーフェイス(111)〜(113> (118)を指定
するだめの信号に変換される。
cpu < 1oo)のRAM (102)内には、ア
ドレス設定入力回路(111)から読取ったその端末機
の通イムアト1ノスをストアするエリア、出来高カウン
タとして用いられるエリア、出来高計数入力をキレンセ
ルするための処理において用いられるフラグFとして用
いられるエリア、品名、工程名、人名、出来高その他の
1稈管理のための基礎データをストアづるエリアなどが
設りられている。基礎データ・」−リアにはその端末機
の置かれた作業」−リアに関するデータのみがストアさ
れる。
第11図は端末1fi<41)の通常の動作を示してい
る。端末機(41)は、通常は、中実装置(40)のホ
ストCPIJ (120) (第13図参照)との交信
処理、および出来高計数処理を行なっている。
すなわら、CPU (100)によって、常時、中実装
置(40)から自己アドレス宛のポールまたはセレクト
電文が送られてきたかどうかくステップ(201) )
 、出来高計数用スイッチ(42)または(43)から
オン入力があったかどうか(ステップ(202) ) 
、キャンセル・スイッチ(87)からキャンセル入力が
あったかどうかくステ・ンブ(2(1:’、))が監視
されている。中実装置(40)からのボール電文が受信
されると、中実装置(40)に伝送づべきデータがあれ
ば、これに応答してそのデータ、たとえば出来高の計数
値(出来高カウンタの計数値)、バーコード・リーダ(
91)による読取りデータ、残業スイッチ(88)から
の入力があったこと等を含む電文が作成されこれが中央
[jf(40)に送られ、送るべきデータが無ければそ
の旨の゛応答電文が中実装置(40)に送られる。また
、セレクト電文が受信されると、中実装置(40)から
のデータを受付ける用意ができているかどうかの応答が
行なわれる(ステップ< 204) < 205) )
中央駅β(40)から伝送されるデータには、設定また
は変更された品名、工程名に関するデータ、工程管理基
礎データ等がある。
出来高計数値スイッチ(42)または(43)からの割
込入力があると、出来高カウンタの計数値に+1され、
かつフラグFがリセットされる(ステップ(206) 
(207) )。CLJ′)処理によりその作業エリア
での出来高が計数され−Cいく。キャンセル・スイッチ
(87)からの割込入力があると、フラグFがリセット
されている場合にのみ(ステップ(208) ) 、出
来高カウンタの計数値から−1され、かつフラグFがセ
ットされる(ステップ(210) )。フラグFのセラ
l−によりキャンセル表示灯(85)が点灯する。セッ
トされたフラグFは、出来高計数用スイッチ(42)ま
たは(43)から次の割込入力があるまで(ステップ(
206)(207) )セットされ続ける。したがって
、作業者がキャンセル・スイッチ(87)を2度続(J
て押したとしても、2度目の入力があったときにはフラ
グはセットされているから(ステップ(208) )で
NO)、出来高カウンタから再び−1されることはない
作業者に変更があった場合には前の作業者の出来高計数
値が所定のエリアに転送されたのち、カウンタがクリア
され、次の作業者についての出来高の計数が開始される
のはいうまでもない。
上述したように出来高計数用スイッチク42)は、ブラ
ンチ・ライン(22)の送り出し用レール(52)にお
いて、1段目の一時停止装置(58)以降に設けられて
いるので、送り出したキャリア(25)を計数させるべ
きでないことに作業者が早期に気付いて、キャリヤ(2
5)を一時停止装置(58)の位置またはそれよりも手
前の位置でレール(52)から取去ってしまえば、スイ
ッチ(42)はこのキャリア(25)を計数しない。し
かしながら、キャリア(25ンがスイッチ(42)の位
置を通過してしまった後になって、そのキャリア(25
)を送り出づへきでなかったことに作業者が気付く場合
も予想される。また、コンベア・ラインとは関係のない
作業1リア(33)に置かれた出来高計数用スイッチ(
43)の誤操作も予想される。キャンセル・スイッチ(
81)はこのような予想されうる事態に対処し、正確な
出来高の計数を担保するために設けられている。
品名、工程の設定、変更は中実装置(4o)において係
員によって行なわれる。品名、工程の設定、変更が行な
われると、上述し1c品名工程名カード(C1)が作業
エリアごとに作成され、各作業エリアの作業者に配布さ
れる。また、設定または変更された品名、工程名は中実
装置(4o)から各端末II(41)に伝送される。カ
ード(cl)の配布はコンベア・ラインのキャリア(2
5)に保持させて搬送することにより行なうことが好ま
しい。品名工程名カード(cl)が配布されると、各作
業エリアでは作業者がそのカード(C1)をバーコード
・リーダ(91)を用いて入力する。入力された品名工
程名データは端末Ia(41)がら中実装置(40)に
伝送され確認処理が行なわれるとともに端末機(41)
でも中央駅@(40)から既に伝送されているデータと
入力されたデータとの照合処理が行なわれる。
人名に関するデータは専ら端末Iff(41)から入力
される。1日の作業開始時、または作業者が変わった場
合には、各作業エリアの作業者は自己の持っている人名
カード(C2)のデータをバーコード・リーダ(91)
を用いて入力する。入力された人名データは端末1a 
(41)から中火装置(40)に伝送される。作業エリ
アにおける作業者は、工程の設定に応じて適材適所を確
保するために、作業者自身の都合により、または工程の
バランスを保つために、比較的頻繁に変わる。したがっ
て、多くの作業者の変更を中実装置(40)側にいる係
員がコンピュータの助けを借りずに認識するのは困難で
ある。このシステムでは、各作業エリアにおいて作業者
の変更があるたびに端末m (41)からその変更デー
タが中実装置(40)に送られるようになっているので
、人名に関するデータを係員が入力する必要がなく、か
つ中実装置(40)による把握が可能である。
上述のように端末機(41)は、中火装置(40)との
交信処理と出来高計数処理とを常時性な−)Cいる。品
名、工程名、人名の入力処理は散発的に行なわれるにJ
゛ぎないが、しかし最も優先1ノでijなうべき処理で
もある。作業者がバーコード・リーダク91〉を用いて
品名、工程名、人名を入カリ゛るときに、は必ずバーコ
ード・リーダク91)を手に持つ。そこで、作業者によ
るバーコード・リーダ(91)の操作を利用しc1端末
機(41)ではこれらのデータの入力処理を行なうよう
にしている。
上述したように、バーコード・リーダ(91)は富時は
その71ルダ(93)内に収められて43す、リーダ(
91)が抜き取られると抜取り検知スイッチ(92)が
オンとなる。このスイッチ(92)によるオン入力信号
にもとづいて割込制御回路(118)からCPU (1
00)に割込信号が入力する。スイッヂ(92)による
割込は最も優先度が高く設定されており、CPU (1
00)はただちにこの割込処理に移る。
バーコード・リーダのホルダ(93)に抜取り検知スイ
ッチ−(92)を設け、このスイッチ(92)の抜取り
検知信号により割込信号を発生させかつこの割込に最高
の優先順位を与えているので、CPU (100)はプ
ログラム上ぐバーコード・リーダ(91)htらの入力
があるかどうかを常時チェックづる必要がなく、CP 
U (100)の効率的な動作が確保される。また、抜
取り検知スイッチ(92)が無いどすれば、作業者は品
名、工程名、人名の入力操作を行なうにあたって特別の
スイッチを押して割込信号を入力しなりればならないが
、バーコード・リーダ(91)の抜取り検知スイッチ(
92)が設りられ、このスイッチ(92)により自動的
に割込がかかるので、作業者は単にバーコード・リーダ
(91)を手に持つだけでたたらにバーコードの読取り
操作に移ることができ、操作が簡単となっている。
第12図は、バーコード・リーダの抜取り検知にもとづ
く割込処理を示している。スイッチ(92)によってバ
ーコード・リーダ(91)の扱取りが検知されると、入
力可表示灯(83)が点灯しリーダ(91)の扱取りが
表示されるとともに、リレー(96)によってミシン等
の作業機械の電源が遮断される(ステップ(211) 
)。一定時間、たとえば数秒から数十秒程度の時間が経
過する前に、作業者によってカード(C1)または(C
2)のバーコードがリーダ(91)によって走査される
とそのデータが読取られる(ステップ(212)〜(2
14))。そして、読取られたバーコード・データがチ
ェックされる(ステップ(215) )。品名、工程名
の設定、変更時には、設定されたまICは変更されたデ
ータが中央駅@(40)l1日ら端末1(41)に既に
伝送されく゛いるのr1端末II(41)では中実装置
(40)から送られてきている品名、工程名データとリ
ーダ(91)によって読取られたデータとが照合され、
一致しているかどうかがチェックされる。一致していれ
ば正常であり、不一致であればエラーとなる。また、い
ずれのカード(C1)(C2)のバーコード読取りにお
いても読取りデータのフォーマット等のチェックが行な
われ、正しいカードかどうか、および読取りエラーの有
無が判断される。エラーがなく、その後バーコード・リ
ーダ(91〉がホルダ(93)内に収められることによ
りスイッチ(92)がオフになれば(ステップ(217
) ) 、表示灯(83)が消えかつミシンの電源が投
入される(ステップ(218) )。以上により、バー
コードの読取り処理が終り、再び通Iiの動作に移る。
作業者もまた与えらねた縫製作業を続行する。
バーコード・リーダ(91)を抜取ったのち、バーコー
ド走査をすることなく再びリーダ(91)をホルダ(9
3)に差込んだときにも、同様に表示灯(83)が消え
、ミシンの電源が投入される(ステップ(222) (
223) )。
バーコードの読取りが行なわれたが、何らかのエラーが
ある場合には、エラー表示灯(84)が点滅するととも
にブザー(95)が嗅る(ステップ(220) )。こ
のことにより、作業者は再びバーコードの読取り操作を
行なう。
バーコード・リーダ(91)が扱取られ1=のち上記の
一定時間が経過してもリーダ(91)から読取リデータ
が入うノしない場合、およびバーコード・リーダ(91
)によるカードの読取りののち上記一定時間が経過して
もリーダ(91)’がホルダ(93)に戻されない場合
には、1ラ一表示灯(84)が点滅するとともにブザー
(95)が鳴る(ステップ(212) (219)、(
221) (219) )。これによって、作業者はバ
ーコードの読取りまたはり一ダ(91)の収納がiテな
われていないことに気付いて所定の操作を行なう。 。
何らかの原因でバーコード・リーダ(91)がホルダ(
93)から外れてしまった場合にも、表示灯(83)が
点灯しかつミシン等の電源がオフになるので(ステップ
(211) ) 、さらに一定時間後には表示灯(84
)が点滅1ノブザー(95)が鳴るので(ステップ(2
19) ) 、作業者はそのことに気が付く。
端末機(41)には、入力表示灯(83)おJ:び上ラ
ー表示灯(84)が設けられ、これらが状態に応じて点
灯または点滅するので状態変移が分りやり−く操作がや
りやすくなっているとともに、何らかの異常が生じた場
合にはその旨が報知されるので操作の誤りや異常状態の
放置を防ぐことができる。
とくに、バーコード・リーダ(91)の抜取り検知によ
って割込処理に移っているから、リーダ(91)が長い
間抜取り状態に放置されると端末II(41)の通常の
動作寸なわち中実装置(40)との交信処理と出来高計
数処理に支障をきたすことになるが、このような事態に
なることが防止されている。
中実装置 第13図は中実装置(40)の電気的構成を概略的に示
している。中実装置(40)にはホストCPjl (1
20)が含まれ、このホストCPU (120)はその
プログラムを格納したプログラム・メモリ(121)と
縫製工程管理のための各種データをストアするデータ・
メ[す(122)とを備えている。
またボストCPU (120)には、各種設定、出力等
のためのデータまたは指令を入力するキーボード(ライ
トペンを含む)(123)、縫製工程管理のICめの後
に詳述する出来高等の各種データを表示するCRT (
124) 、同データを印字するとともに上述のカード
(CI)(C2>を作成するプリンタ(125)および
警報のためのブザー(126)が適当なインターフェイ
ス(127)を介して接続されCいる。上述の通信制御
装置(45)もまたCPU (120)に接続されてい
る。データ・メモリ(122>には、縫製工程管理のた
めの基礎となるテークをストアするエリア(データ・バ
ッファ)、品名ごとに設定された一連の工程をストアす
るとともに品名別、工程別の出来高等の集計のために用
いられるエリア、個人別の出来高等の集611リア、端
末機との交信のためのエリア、品名、工程名および人名
についてこれらを表示または印字するためのキャラクタ
・コードをこれらの]−ドに対応してストアリ−るエリ
アなどが設(プられている。
メモリ(122)には、以上のデータの他に、昨日のま
lcはそれ以前に設定された一連の工程や、典型的な工
程についての標準ピッチ・タイムなどがストアされてい
る。過去の工程データは、新たな工程を設定するときの
基本データまたは参考f−夕として用いられる。
第14図は、中央1’l@(40) トfm末m (4
1>との間の動作の関連を概略的に示づもので゛ある。
この図においては、左側が中実装置(40)の動作の概
略的な流れであり、右側が端末機(41)のそれである
。縫製工場にJ3ける作業の開始にあたって、朝、中実
装置(40)の電源がオンさねると、ホストCPU (
120> ニ、j: ッ’U中央H@(40) ffi
正常に動作り−るかどうかの自己診断テストが行なわれ
る(ステップ(231) )。そして、日刊、時刻の確
認ののら、各端末機(41)どの通信テストに移る(ス
テップ(232) )。このテストは、中実装置(40
)から時刻データを各端末II(41)に送信1ノ、か
つその後各端末11 (41)が同じ時刻データを中実
装置(40)に送信ザることにより行なわれる。
端末ff1(41)の電源は常時投入され続けており、
作業者は電源の投入操作を行なう必要はない。端末機(
41)はスタンバイ・モードで動いており、たとえば縫
製工場のメイン電源のオンと連動して第14図の動作に
入るように構成されている車中実装[(,40)と同じ
ように、まず自己診断ルー゛fンが実行され(ステップ
(241) ) 、中実装置(40)からの時刻データ
が受信されると、端末機(41)の時計の時刻が中実装
置(40)の時計と一致するように調整される(ステッ
プ(242) )。
これによりすべての端末機(41)の時刻は同一どなる
。その後、RAM (102)内に記憶されでいる基礎
データ等の前日のデータがクリアされるとともに、出来
高カウンタがクリアされる(ステップ(243) )。
そして、中実装@(40)からの送信要求に応答して、
端末IN(41)は既に受信している時刻データを中実
装置(40)に送信するくステップ(244) )。
中実装置(40)は、端末機(41)に送信したものと
同一の時刻データが端末Ia(41)?plら送信され
ればその端末機および通信システムは正常に動作してい
るものと判定する。何らかの1−ラーが発生した場合に
は、中実装置(40)と端末機(41)との間で時刻デ
ータの交信が3回繰返される。3回の交信にJ:つでも
エラーがあれば、その端末機または通信システムに異常
があるものと判断され、CRT (124)に表示され
る。このような端末機は修理されるか、または除外され
る。
次に中実装置(40)では係員によってその日の作業の
ために品名、工程設定が行なわれる(ステップ(233
) )。づ−なわち縫製工場内の各作業エリアに対して
そこr行なわれるべき作業(工程)の割当てが行なわれ
る。前日の縫製作業が引継がれる場合には前日の工程設
定データがそのまま利用されるであろうし、簡単な変更
ですむ場合もあるだろう。また、過去の工程設定データ
をそのままもしくは簡単な変更のみで利用することもあ
るし、全く新たに工程が設定されることもある。いずれ
にしても、CRT (124)上に、第16図に示すよ
うに、エリア・コードが表示され、これらのエリア・コ
ードに対して割当てるべき工程名と品名とをキーボード
またはライト・ペン等を用いて入力することによりまた
は訂正することにより、一連の工程が設定される。設定
された工程はメモリ(122)の基礎データ・エリア等
にストアされる。工程設定を前日にやっておき、ステッ
プ(233)ではその確認のみを行なうようにすること
が好ましい。設定された工程に応じて各作業エリアには
作業者が割当てられるが、この段階では作業者の人名は
まだ中実装[(40)内には入力されない。人名は、上
述したように人名カード(C2)を用いて各作業エリア
において各端末1 (41)から入力されるからである
品名、工程名設定ののち、設定された品名および工程名
がバーコードの形式でプリンタ(125)により印字さ
れ、各作業エリアごとに品名工程名カード(C1)が作
成される(ステップ(234) )。このカード(C1
)はコンベアでシステムを用いて、または係員により各
作業エリアまたは各作業者に配布される。また、各端末
機(41)に、その端末機が設置された作業エリアに割
当られた品名、工程名が中実装[(40)から伝送され
る。
作業エリアの端末機(41)においては、バーコード・
リーダ(91)を用いて、配布されたカード(C1)お
よび各作業者が持っている人名カード(C2)のバーコ
ード読取りが行なわれる(ステップ(245) )。そ
して、上述したように中実装@(40)から送られてき
ている品名、工程名とバーコード・リーダ(91)によ
り入力された品名、工程名との照合処理等が行なわれる
。また、中実装置(40)から送信要求があると、バー
コード・リーダ(91)で読取った品名、工程名、人名
データが端末機(41)から中実装置(40)に送られ
る(ステップ(24G) )。
中実装置(40)では各端末l1l(41)に送信要求
を出して各端末機<41)から品名、工程名、人名デー
タが送られてくると、この受信したデータと既に設定さ
れた品名、工程名データとの照合処理が行なわれる(ス
テップ(235) (236) )。また、各端末II
(41)から伝送されてきた人名データがメモリ(12
2)の基礎データ・エリア等にストアされる。端末機(
41)から送られてきた品名、工程名に誤りがある場合
や、端末機(41)からこれらのデータが送信されてこ
ない場合には、催促要求や再入力指示が端末l1l(4
1)に送られる。端末機(41)L’は、このような場
合にも、エラー表示灯(84)が点滅したりブザー(9
5)が鳴る(ステップ(247) )。
以上で、作業の開始にあたっての処理が終る。
端末機(41)ではこの後、上述した通常の動作、すな
わち出来高計数処理や計数データ等の中実装置(40)
への送出処理などが行なわれる(ステップ(248> 
(249) )。また、残業時刻この例では16 : 
45以降に残業ボタン・スイッチ(88)が押された場
合には、その旨が端末機(41)から中実装置(40)
に報知される(ステップ(250) )。
中実装置(40)においては、一定時間たとえば数分ご
とに端末機(41)に送信要求を送り、端末1fi(4
1)から送られてきた出来高計数データをはじめとする
各種のデータに対する加工、ストア処理が行なわれる(
ステップ< 237) (238) )、また、係員が
キーボード(123)を操作することにより入力された
指令に応じて、各種の工程管理データをCRT (12
4)上に表示したりプリンタ(125)に印字したりす
る出力処理が行なわれる(ステップ(239) )。
第15図は、中実装置(40)における出力処理(第1
4図ステップ(239) )のうちの代表的なものを示
している。出力処理には、品名別、工程別、個人別の出
来高をグラフまたは数値のテーブルの形式でCRT(1
24)上に表示またはプリンタ(125)により印字す
る出来高出力処理(ステップ(261) ) 、各工程
ごとに一定時間たとえば1時間後の出来高を算出しかつ
出力する出来高予測処理(ステップ(262) ) 、
複数の工程間における出来高のばらつきを判定しかつ出
力するライン・バランス・チェック処理(ステップ(2
G3) )、各作業者について一日の作業およびその評
価に関するデータを作成しかつ出力する個人日報出力処
理(ステップ(264) ) 、各作業者の習熟度デー
タを作成しかつ出力する個人習熟度出力処理(ステップ
(265) ) 、その他の処理(ステップ(266)
 )がある。
出来高出力処理 出力処理の1例として出来高出力処理について説明する
第17図は、中実装置(40)のデータ・メモリ(12
2)の基礎データ・エリアの一部を示している。この基
礎データ・エリアは縫製工場内における一日の作業に関
するすべてのデータを各作業エリアごとに記憶しておく
ものである。各作業エリアのエリア・コードに対応して
、状態フラグ、品名コード、工程コード、人名コード、
出来高、実測ピッチ・タイム、標準ビッヂ・タイム、実
作業時間等のデータを記憶する場所が設けられている。
状態フラグは、これらの記憶場所のどのデータについて
書込み、検索等を行なっているかまたは行なったか等を
ホストCPU (120)が判断する1=めのものであ
る。1つの作業エリアにおいて1日に複数種類の品名工
程名が設定されることがあるので、品名コード、工程コ
ードは複数個ストアできる。1つの工程を2Å以上の作
業者が交代で担当することもあるので、人名コードも複
数個ス(−アすることができ、かつ品名、工程コードに
関連して記憶される。出来高は1日を複数の時間帯に分
けて記憶される。この時間帯は、この例では、8:15
〜10:00、io : oo〜12:00.12:0
0〜15:00.15:00〜16:45および16:
45以降に分りられている。これらの時間帯をそれぞれ
、10:00.12:00、15 : 00.16 :
 45および時間外の時間帯と簡略化して呼ぶ。各時間
帯の出来高は人名コードに関連して記憶される。実測ピ
ッチ・タイムは、ある工程において作業員がその工程の
1単位の作業を行なうのに実際に要した時間である。コ
ンベア・システムに関連して説明すれば、実測ピッチ・
タイムは、1つのキャリアを送り出したのち次キャリア
の被搬送物に対して加工を行ないこのキャリアを送り出
すまでの時間である。これは係員によって測定される。
実測ピッチ・タイムは理論出来高の算出およびライン・
バランス・チェックにおいて用いられる。標準ビッヂ・
タイムはある工程の1単位の作業を行なうのに要する標
準的な時間であり、一般には統削的手法によりめられる
実作業時間は、作業者が実際に作業を行なった時間であ
り、1日の実作業時間は上記の時間帯の時間の総和から
一日の休憩時間を差し引いて得られる。各時間帯の時間
からその時間帯におりる休憩時間を差し引いて得られる
各時間帯ごとの実作業時間および各作業者ごとの実作業
時間もデータとして記憶される。標準ピッチ・タイムお
よび実作業時間は個人別習熟度算出のために用いられる
実測ピッチ・タイムJ5よび実作業時間は人名コードに
関連して、標準ピッチ・タイムは工程コードに関連して
記憶される。実測ピッチ・タイムおよび標準ピッチ・タ
イムは係員によりキーボード(123)から入力される
。標準ビッヂ・タイムについては過去のデータを用いる
ことができるので、同一工程のものについてメモリ(1
22)に記憶されているものを流用することもできる。
上述した端末機(41)におけるRAM (102)内
の基礎データ・エリアには、中実装置(40)のメモリ
(122)の基礎データ・エリア内のデータのうち、そ
の端末II(41)が置かれた作業エリアに関するすべ
てのデータと同一のデータが常に記。
憶されている。このことにより、いずれか一方のメモリ
等に故障が生じてもデータの完全なバック・アップが可
能である。
第18図は一般的な出来高表示処理の概要を示している
。出来高表示には、品名別出来高表示、1つの品名(製
品)における工程別出来高表示、工程別出来高の拡大表
示、および1品名、1工程における個人別出来高表示が
ある。キーボード(123)から出来高表示指令入力が
あると、品名別出来高がまずCRT (124)に表示
される。メモリ(122)の基礎データ・エリアから、
品名(製品の種類)ごとに、その品名における各工程コ
ードおよび出来高が作業エリアに転送される。
そして、各品名における最終工程、たとえばアイロン工
程の出来高く時間帯別)が検索され、最終工程における
その時刻までの出来高累計が算出される(ステップ(2
71) )。最終工程にお【プる出来高累計はその品名
の製品の完成品数を表わし−Cいるからである。そして
、第19図に示されているように、品名ごとにその最終
工程の出来高累翳1がグラフおよびテーブルの形でCR
T (124)に表示される(ステプ(272) )。
グラフ表示における品名番号は、テーブル表示における
品名に対応する番号と合致している。CRT (124
)上には、日付、表示時点の時刻も表示される。第19
図の棒グラフにおいて、無地部分は10:00までの出
来高、斜線部分は12:00までの出来高、網目部分は
15:00までの出来高、黒く塗りつぶされた部分は表
示時点までの出来高をそれぞれ表わしている。これらは
色分は表示される。
品名別出来高表示において表示された複数の品名のうら
の1つがキーボードまたはライトベンにより指定される
とくステップ(273) ) 、指定された品名の全工
程の出来高が検索され、かつ各工程ごとに10 : 0
0の時間帯における出来高く累計)(a)、出来高(a
 )に12:00の時間帯の出来高を加算した累計(b
)、累計(b)に15:00の時間帯の出来高を加算し
た累計(C)、累計(0)に16:45の時間帯におけ
る表示時点までの出来高を加算した累計(d ’)がそ
れぞれ算出される(ステップ(274) )。そして、
これらの累計<a >〜(d )が、第20図に示すよ
うに、各工程を示すT程番号に対してグラフの形式で異
なる色によってCRT (124)上に表示される(ス
テップ(275) )。第20図においては、赤、青、
黄、白などの色が二点鎖線、一点鎖線、破線、実線でそ
れぞれ示されている。この工程別出来高表示によって、
1つの品名の製品についての加工作業の進行状態(ライ
ン・バランス)が−目して分る。
第20図は16:10における表示であるから上述の4
種類の累計(a )〜(d )が示されているが、たと
えば14:00のときには、累計<a >および(b)
と、累計(b )に15:00の時間帯における14:
00までの出来高が加算された累計(C1)が表示され
るのはいうまでもない。また時間外の時間帯における表
示処理ではさらに、時間外の時間帯における出来高を1
6:45までの出来高に加算した累計が表示されるのは
いうまでもない。工程別出来高をテーブルの形式で表示
するようにしてもよい。他の品名が指定されると、その
新たに指定された品名についても同様にその品名の工程
別出来島が表示される( 273)〜(275) )。
このような工程別出来高表示において、係員がいくつか
の工程の部分のみを拡゛大してみた(+)場合には、係
員は拡大したい部分の範囲を指定するかまたはその範囲
(この範囲内の工程数はあらかじめ定められている〉の
中心となる工程をキーボードまたはライトペンにより指
定する(ステップ(276) )。すると、指定されl
〔範囲内の工程名および出来高が検索され(ステップ(
277) )、第21図に示すように、いくつかの工程
における出来高が拡大されてCRT (、124)上に
グラフ表示される(ステップ(278)、)。この表示
においても、上記(a )〜(d )の累計に対応する
累計が、第19図の場合と同じように、それぞれ色分け
されて表わされる。
このように表示された複数の工程のう、ちの1つの工程
の詳細を把握したい場合には、所望の1王程(特定の品
名における)が指定される(ステップ(279> )。
すると、その品名、工程名にJ3Lプる個人別の出来高
が検索され(ステップ(280) )、第22図に示さ
れるように、品名と、工程名と、その工程に従事した作
業者の氏名と、各作業者の表示時点までの出来高とがテ
ーブル形式で表示される(ステップ(281) )。こ
れが品名工程、個人別出来高表示である。
第19図〜第22図に示されているように各種の出来高
表示について、表示されたものと同じデータをプリンタ
(125)によって印字することが可能なのはψうまで
もない。
第23図は、更に詳細な出来高表示の例を示している。
これは品名工程名ごとに、各時間帯および各作業者の出
来高の詳細を表示するものである。
まず、係員が表示を希望する品名工程名が入力される(
ステップ(291) )。またその工程における実測ピ
ッチ・タイムおよび実作業時間が入力される(ステップ
(292) )。実作業時間はCPU(120)に算出
させるようにしてもよい。すると、指定された品名工程
の出来高が検索されかつ必要なデータが作成されて、第
24図に示づ−ような、品名工程別時間別の出来高デー
タがCRT (124>上に表示され、必要ならばプリ
ンタ(125)により印字される(ステップ(293>
 (294) )。第24図は一日の作業が終了したと
きに得られるデータである。品名が表示されている。ま
た、複数の作業J−リアにおいて同一工程の作業が行な
われているときには、同一工程を行なうすべての作業エ
リアについてのデータが表示される。1作業エリアにお
いて複数の作業者が作業を行なった場合には、各作業者
ごとに各データが表示される。いずれにしても、同一■
稈の作業に従事した作業者ごとに、作業エリア・コード
、工程名、各時間帯における出来高と累計等が出力され
るとともに、実測ピッチ・タイム、これを用いて算出さ
れl(理論出来高、各作業者の1日の出来高累計と理論
出来高との差(過不足)が算出されて出力される。
理論出来高は、1日の実作業時間を実測ビッヂ・タイム
で割ることによりめられる。
このような詳細なデータは、1日の作業が終了したとき
のみならず、係員操作によって任意のときに、および自
動的に定期的にたとえば10:00.12:00.15
:00.16 : 45に出力される。このような時点
においては、その時点までの時間別出来高データが出力
されるであろう。また、実測ピッチ・タイムが入力され
なければ、理論出来高および過不足は算出されず、出力
もされない。
【図面の簡単な説明】
第1図は縫製工場内に設けられたコンベア・システムの
概要を模式的に示す図、第2図はコンベア・1ランプを
示す斜視図、第3図はコンベア・ブランチの送り出しレ
ールおよびキャリアの一時停止装置を拡大してポリ斜視
図、第4図は一時停止装置の断面図、第5図は通信シス
テムの概要を示すブロック図、第6図は通信制御装置の
概要を示すブロック図、第7図は端末機の外観を示す斜
視図、第8図はバーコード・リーダのホルダの断面図、
第9図は端末機の電気的構成を示すブロック図、第10
図は品名工程名カードおよび人名カードを示す平面図、
第11図は端末機の通常の動作を示すフロー・チャート
、第12図はバーコード・リーダの抜取り検知にもとづ
く割込処理を示すフロー・チャート、第13図は中実装
置の電気的構成の概要を示すブロック図、第14図は中
実装置と端末機との間の動作の関連を概略的に示すフロ
ー・チャート、第15図は出力処理の概要を示すフロー
・チャート、第16図は工程設定にa5いてCRTに表
示される画像の例を示づ図、第17図は中実装置におけ
るデータ・メモリの基礎データ・エリアの一部を示す図
、第18図は一般的な出来高表示処理の概要を示すフロ
ー・チャー1−1第19図は品名別出来高表示における
CRTの画像の例を示す図、第20図は工程別出来^表
示におけるCR7画像の例を示ず図、第21図は工程別
出来高拡大表示におけるCRTの画像の例を示す図、第
22図は個人別出来高表示にお【プるCRTの画像の例
を示す図、第23図はさらに詳細な出来高表示処理の概
要を示すフロー・チャート、第24図はプリンタによっ
て印字された品名工程別時間別出来高データの例を示す
図である。 (11) (12) (13)・・・コンベアのメイン
・ライン、(22) (23)・・・コンベアのブラン
チ・ライン、(32) (33)・・・作業エリア、(
40)・・・中実装置、(41)・・・端末機、(42
) (43)・・・出来高計数用スイッチ、(45) 
(46)・・・通信制御装置、(1oo)・・・端末機
のCPU、(102)・・・端末機のRAM。 (120)・・・中実装置のホストcps、< 122
>・・・中実装置のメモリ、(123)・・・キーボー
ド、(124)・・・CRT、(125)・・・プリン
タ。 以 上 外4名 ′糸j、il− 第12図 第13図 第18図 節28図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メイン・コンベア・ラインhXら分岐したコンベア・ブ
    ランチのステーションに対応して設(Jられた作業エリ
    アおよびコンベア・ライン以外の場所に設けられた作業
    エリアのそれぞれに、各イ′「業エリアにおける少なく
    とも出来高に関するデータを収集するための端末機が設
    置され、各端末機に(ま出来高計数用スイッチが接続さ
    れ、ステーションに対応して設けられた作業エリアにお
    りAで(よ、出来高計数用スイッチが、ステーションh
    Xらメイン・ラインに戻るキャリアまたはその被搬送物
    の)耐過によって作動する、コンベア・ラインを含む生
    産工程の管理システム。
JP8983584A 1984-05-04 1984-05-04 コンベア・ラインを含む生産工程の管理システム Granted JPS60232855A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8983584A JPS60232855A (ja) 1984-05-04 1984-05-04 コンベア・ラインを含む生産工程の管理システム
US07/171,226 US4878176A (en) 1984-05-04 1988-03-22 Production process control system
US07/428,023 US5025384A (en) 1984-05-04 1989-10-26 Production process control system

Applications Claiming Priority (1)

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JPH0464825B2 JPH0464825B2 (ja) 1992-10-16

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