JPS60232328A - 物品類の計数充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） この発明は物品の計数充填装置に関し、特に１４ノリ、
シジミ、ハマグリなどの二枚貝とか、これに類似する外
形形状を有する例えば特定の豆類その他の物品類（以下
、アツリをもって代表させ、単にアサリ、あるいは対象
物品と略称する）の計数充填装置に係るものである。

（従来技術） 一般にこの種の物品は、特定される特殊な形状を有して
いるために、その多数個を個々に所定方向に整列、つま
り個々に所定の一定した姿勢をとらせて整列させること
ができず、まして例えば袋詰めなどの目的で、この種の
物品、例えばアサリの多数個をこのように一定姿勢によ
り個々に、しかも相互に間隔を置いて整列させ、これを
計数して所定数づつ袋詰め充填させるのは、極めて困難
であって手作業に頼るほかなく、このような物品類の計
数充填装置の提供が要望されているところであった。

（発明の概要） この発明はこのような要望を満足させるための装置構成
を提案するもので、適当なポツパーに無作為に投入され
るこの種の多数個の対象物品を順次に給送させ、乙の給
送過程において、パイブレークによる振動駆動によりま
ず個々の微振動により整列させると共に、その整列態様
を一定姿勢に矯正させ、ついで相互間に間隔をとらせた
上で、］個づつ計数して送り出すようにしたことを特徴
とする物品類の計数充填装置である。

（実施例） 以下この発明に係る物品類の計数充填装置の一実施例に
つき、第１図ないし第５図を参照して詳細に説明する。

この実施例装置は、前記しｔコこの種の対象物品の典型
的な一例として、ア勺りを採択し、このアサリの多数個
を一定姿勢で相互に間隔を置いて個々に整列させ、これ
を順次に計数しつつ袋詰め充填部に送り出す場合に適用
したものである。

第１図および第２図はこの実施例装置の側面および正面
を示しており、また第５図は対象物品としてのアサリを
示している。

まず第５図に示した通り、アサリ１はよく知られている
ように、靭帯により結合されて周囲が閉しられた二枚の
頬部からなり、靭帯側で大きく膨出されかつ周辺側でや
や膨らみのある鋭角状に閉した形状を有している。ここ
では便宜的に靭帯側を殻頂部２２周辺側を殻先部３と呼
ぶ。

また第１図および第２図において、架構４の上部に保持
されたホッパー５には、成る程度まで粒を揃え、かつ不
良品を除去すると共に、適宜に砂出し、汐吹きなどの前
処理をなしたアサリ１の多数個が無作為に投入される。

そしてこのホッパー５の下方排出部５ａは、架構４に別
に設けるパイブレークによる第１振動給送器６に支持さ
せた横断面Ｖ形をなす第１移送樋７の後部に開口させて
あり、排出部５ａから供給されるアサリ１は第１振動給
送器６の作動により、第１移送樋７内を相互に重なり合
ったすせずに一層化されて前方側へ徐々に給送される。

モしてまｔコ前記第１移送樋７の前方下部には、それぞ
れに基台８上に設けられるところの、前記と同様な第２
振動給送器９．およびこの第２振動給送器９に支持させ
た横断面Ｖ形をなす第２移送樋１０と、第３振動給送器
１１．およびこの第３振動給送器１１に支持さぜた横断
面Ｖ形をなす第３移送樋１２とを順次に配置させてあり
、前記第１移送樋７の前端部は第２移送樋１０の後端部
に臨むように位置させ、この第２移送樋１０の前端部は
第３移送樋１２の後端部に、これらの両者の相互振動を
妨げない程度の、そして後述するアサリ１の乗り換え移
動を妨げない程度の僅かな間隙を距てて連接させである
。

ここで前記第２移送樋１０は、前記アサリ１の頬部先３
に見られる傾斜角度に対応させた比較的広い開き角度、
例えば約６０度程度のＶ形横断面にされ、かつ前記第２
振動給送器９による振動数、つまり移送速度が、前記第
１振動給送器６による第１移送樋７の移送速度よりも幾
分か早くなるように設定されており、また前記第３移送
樋１２は、前記アサリ１の殻先部３に見られる傾斜角度
に可及的に一致する比較的狭い開き角度、例えば約３０
度程度の下部が開口１２ａされた■形横断面にされ、か
つ第３振動給送器１１による移送速度が、前記第２移送
樋１０の移送速度よりも、後述する個々のアサリ相互間
に与える間隔に対応するだけ早くなるように設定されて
いる。

従って前記第１移送ｇｒ内で巾一杯に一層化されて前方
側へ徐々に給送されてくるアサリ１は、前記第２移送樋
１０の後端部側へ可及的に（よ１個づつ、またはせいぜ
い数個程度が給送され、これらの雨樋７，１０の移送速
度差と、第２移送樋１０ての横断面形状とにより、この
第２移送樋１０内ではその移送中に、当初は勝手な方向
に向い単に１列に整列されるのみであった個々のアサリ
１が、そのＶ形横断面形状のために、同形状になじみ、
かつ倣うことになって、第３図に見られるように、次第
に殻先部３が下に、殻頂部２が上になるように自動的に
姿勢制御され、両樋１０前端部に至る前に個々のアサリ
１がこの統一された姿勢のまま相互に連接された整列状
態で、その前端部から次段の前記第３移送樋１２の後端
部に送り込まれて移し換えられる。

そしてこの移し換えと、その後の第３移送樋１２内での
移送中に、前記したように第２移送樋１０と第３移送樋
１２との、アサリ殻先部の傾斜角度に対応させた横断面
形状、およびアサリ殻先部の傾斜角度に可及的に一致す
る横断面形状の違いと、雨樋１０．１２相互の移送速度
差とによって、横断面形状の違いでは、第４図に見られ
るように、■形横断面の下部開口１２ａ内に殻先部３が
入り込むことて、アサリ１の一定方向の姿勢が正確に保
たれ、かつ移送速度差では、このように姿勢保持された
個々のアサリ１相互間に所定の間隔を与えることができ
る。

すなわち、このようにして第３移送樋１２の前端部に至
る前にあって、最初にホッパー５内へランダムに投入さ
れただけの多数個のアサリを、一定姿勢により個々に、
しかも相互に間隔を置いて整列した状態にして移送でき
るのであり、その後例えばこの第３移送樋１２の前端部
において、光電検出器などの計数器１３を配置させてお
けば、この移送されてくる個々のアサリ］を、その間隔
を基準にして容易に計数することが可能になり、これに
よって次段の充填部、すなわち袋詰め部などに統一され
た姿勢の個々のアサリを所定の個数づつ送り出すことが
できるのである。

なお、前記実施例装置においては、第１．第２および第
３の各移送樋を使用し、第１移送樋により無作為に投入
される多数個のアサリを一層化して移送させ、第２移送
樋により個々のアサリを一定姿勢で相互に連接された状
態に整列して移送させ、第３移送樋により一定姿勢の個
々のアサリ相互間に所定の間隔を与えると共に、これを
計数して充填部に送り出すようにしているが、必ずしも
このように個々の機能および役割を独立させて各移送樋
にあたえなくともよく、例えば第１移送樋による機能は
、結果的に第２移送樋に可及的に１個づつのアサリを給
送させればよいのであるから、これを容易に第２移送樋
に受け持たせ得られ、また第３移送樋特にそのＶ形横断
面の下部開口は、アサリの保持性を良好にするが、Ｖ形
横断面形状を工夫すれば省略可能であり、このように上
実施例の第１．第２及び第３の各移送樋の役割分担を相
互に兼用させること、極端には９１個のみの使用で足り
る場合もあり、装置構成の簡略化を図る乙とができる。

さらに前記実施例では、対象物品としてアサリを用いる
場合について述へたが、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、少なくとも表面の一部にその端部に向ってほ
ぼＶ形彫状部を有する例えば同種形状をなす豆類等の物
品類に適用てきるものである。

（発明の効果） す上詳述したように乙の発明によれば、表面の一部に端
部に向ってほぼＶ形彫状部を有する対象物品を計数充填
させるため、所定の移送速度で作動されろ横断面ｖ形と
したバイブし・−シンン駆動されろ移送樋に対し、この
対象物品の多数個を可及的に１個づつ供給させて、その
Ｖ形彫状部を利用し個々に一定方向の姿勢に矯正制姉さ
せ、かつ同姿勢で列状に連接させかつ個々の物品類相互
間に所定間隔を与え、かつこれを計数した上で充填部に
給送させるようにしたので、従来は手作業に頼るしかな
かったこの種の対象物品の整列、ならびに計数と、その
充填部への送り込みとを、全て自動的に実行させること
ができ、また個々の対象物品の整列のために、まず一定
方向の姿勢に矯正して連接させ、ついて相互に間隔を与
えるようにしたから、操作が円滑になされて無理がなく
、迅速に整列させ得るほか、対象物品を損傷する惧れも
ないなどの利点を有しており、さらに装置構成が比較的
簡単であって、容易に実施できるなどの特長がある。

【図面の簡単な説明】 第１図および第２図はこの発明に係る物品類の計数充填
装置の一実施例を示す側面図および正面図、第３図およ
び第４図は同上移送樋部の詳細構成をそれぞれに示す要
部拡大断面図、第５図は対象物品としてのアサリを示す
斜視図である。　ｊ・アサリ（対象物品）、２・・アサ
リ殻頂部、３アサリ殻先部、５・・ホッパー、６　第１
振動給送器、７・・第１移送樋、９・第２振動給送器、
］０・・・第２移送樋、１１　第３振動給送器、１２・
第３移送樋、１２ａ・第３移送樋の下部開口、１３・計
数器。 第２図 １３図 第４図 コ 第５図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数個の物品の群を適宜の手段で一列に整列させ
   ると共に該物品側々を相互に離間させ、これら物品の所
   望数を計数して充填する装置において、前記物品の群の
   供給側及び計数充填側間にバイブレータ−で振動駆動さ
   れる給送用■形樋を配置し、該Ｖ形樋に物品を導きその
   微振動により樋中にて前記物品の整列及び物品相互の離
   間を行わせろようにしたことを特徴とする物品類の計数
   充填装置。
2. （２）　少くなくとも表面の一部にその端部に向ってほ
   ぼＶ形影状部を有する物品類のための計数充填装置てあ
   って、前記物品類の多数個を可及的に１個づつ供給する
   バイブレータ−駆動の第１の移送手段と所定の移送速度
   て作動される横断面ｖ形とした移送樋を有し、供給され
   る物品類を、移送樋内ての移送中に、そのＶ形影状部に
   より個々に一定方向の姿勢に矯正制御させ、同姿勢で列
   状に連接させて移送する同様の第２の移送手段と、前記
   移送速度よりも早い移送速度で作動される横断面Ｖ形と
   した移送樋を有し、一定方向姿勢で連接移送されてくる
   個々の物品類を、移送樋内に同姿勢のまま受け入れ、個
   々の物品類相互間に所定間隔を与えて移送させ、これを
   順次に充填部に給送する同様の第３の移送手段と、この
   第３の移送手段により間隔を置いて移送される物品類の
   個々を計数する計数手段とを備えたことを特徴とする物
   品類の計数充填装置。
3. （３）比較的遅い移送速度で作動され、ホッパーに投入
   される多数個の物品類を、可及的に一層化して移送させ
   る移送樋により第１の移送手段を構成させたことを特徴
   とする特許請求の範囲第２項記載の物品類の計数充填装
   置。
4. （４）第１の移送手段の機能を、第２の移送手段の移送
   樋に受け持たせたことを特徴とする特許請求の範囲第２
   項記載の物品類の計数充填装置。
5. （５）第２の移送手段の移送樋の横断面■形角度を、物
   品類のＶ形影状部のＶ形角度よりも広くしたことを特徴
   とする特許請求の範囲第２項記載の物品類の計数充填装
   置。
6. （６）第３の移送手段の移送樋の横断面Ｖ形角度を、物
   品類のｖ形彫状部の■形角度に可及的に一致させたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第２項記載の物品類の計数
   充填装置。
7. （７）第３の移送手段の移送樋の横断面Ｖ形角度を、物
   品類のＶ形影状部のＶ形角度に可及的に一致させると共
   に、Ｖ形横断面の下部を開口させたことを特徴とする特
   許請求の範囲第２項記載の物品類の計数充填装置。