JPS6023226A - 硬質の偏平な要素の自動分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硬質の偏平な要素が１つの積上げを形成するよ
うに内部に重ねられている、ほぼ垂直な通路によって形
成された装填装置と、該積上げの最も下方の要素から順
に分離するようにした分離装置とを有する、硬質の偏平
な要素特に透明陽画の自動分配装置に関する。

この形成の自動分配装置は既知であり、例えば垂直装填
式の透明陽画映写器に用いられている。

この形式の映写器の例は、米国特許第４２７４７１９号
又は第３７８２８１６号に記載されている。この映写器
は、積上げの最も下方の透明陽画の縁部を押してこの透
明陽画を積上げの他のものから分離させるための部材を
備えた分離装置を有している。

しかしごの分離装置にみ多くの欠陥がある。透明陽画が
薄い場合、２枚の透明陽画が同時に分離装置によって分
離されることがあるため、作動が不確実で構造の複雑な
保持装置を使用することが必要になる。また、最も下方
の透明陽画が除去される時、残りの陽画の全重量がこの
最も下方の陽画に作用する。透明陽画は、分離される時
、互いに対して摺動するため、こすり作用を受ける。透
明陽画が変形又は例えば接着ラベルによる凹凸を有して
いる場合、分離装置の作用が停止する傾向を生ずる。

本発明は、これらの不具合を除くことを目的とし、その
ために、分離装置が、積上げの下方の要素を支持するた
めの少なくとも１つの支持部材を有し、積上げの他の要
素は、該下方の要素上に載置され、該支持部材は退去自
在であり、該分離装置は、前記通路の基部に前記要素を
クランプするための少なくとも１つのクランプ部材を更
に有し、該クランプ部材は、２枚の重ねられた要素の高
さに少なくとも対応する高さに亘って延長し、該クラン
プ部材は、該支持部材が退去した時に、前記通路の下部
から上部に向かって漸進的にそのクランプを解除する装
置により操作されることに存する。

本発明による分配装置は、映写器の透明陽画の分離に特
に適合しているが、例えば銀行券の分配装置、組立てラ
インの自動装置、建設機械の建材の据付けなどの他の多
くの用途にも使用することができる。

次に本発明による自動分配装置の一実施例を示す添付図
面を参照して説明する。

第１図に示した分配装置１は、垂直通路によって形成さ
れた装填装置２を有し、この通路内には透明陽画３が１
つの積重ねを形成するように収容されている。装填装置
２は、長さ２１０ｍｍの透明プラスチックス製の箱４に
よって形成され、この箱は、図示しないレール付き上ぶ
たを備えている。

箱４は底部に４個のフック片５を有し、これらのフック
片は、箱４と一体の可撓アーム６により支持されている
。これらのフック片５は、箱４の底部に形成した通し孔
７から透明陽画３が排出されることを阻止する。装填装
置２は、分配装置１のフレーム１４に形成したハウジン
グ８内に垂直に挿入される。フック片５の可撓性アーム
６は、装埴置２を分配装置１内の所定位置に取付けた時
にハウジング８の突出部分９と共働し、箱４に形成した
通し孔７から横方向にフック片５を離隔させる。

分配装置１は、最も下方の透明陽画３ａを残りのものか
ら分離して取出すための分離装置１０を備えている。透
明陽画３ａは次にキャリッジ４０によって、映写位置の
方に搬送される。分離装置１０は、箱４のフック片５が
離隔された時に透明陽画３の積上げを支持するための支
持部材と、ハウジング８の両側に配された９個づつ２列
の指状片１１から成るクランプ部材とを備えている。前
記支持部材は、２列の指状片１１の両側に配された４個
のつかみ片１２により形成されている。つかみ片１２は
、フレーム１４と一体の２本の軸１５に一端を取付けた
アーム１３を備えている。

４個のつかみ片１２は、最も下方の透明陽画３ａの下方
に係合する第１位置から、通し孔７から完全に自由にな
る第２位置（第４ｂ図参照）に向かって、同時に枢動す
ることができる。

指状片１１は、軸１５上に連接されたアーム１６を備え
ていると共に、透明陽画３と向い合う下端部に、下方の
透明陽画３の縁部と共働するための、例えばエラストマ
ー材料製の高摩擦係数部分１７を備えている。これらの
高摩擦係数部分は、第２図に示すように、指状片１１の
下部縁から徐々に増大する距離にあり、中心線１８につ
いて対称に配列されている。

つかみ片１２と指状片１１とは、軸１５を中心とした指
状片１１及びつかみ片１２の枢動を制御するための可変
断面の２個の円筒カム１９に向かって、２列のはくばね
２９により付勢されている。

カム１９の外周面は、第３図に示すように、ハウジング
８の両側に配設された２個のつかみ片１２及び９個お指
状片１１の突出部分２０と共働する１１個の縁面を備え
ている。電動機２１は、歯車２２〜２８）を介して２個
のカム１９を駆動する。電動機２１は伝気的な制御ユニ
ット３０によって駆動される。

分配装置１は、永久磁石３３を支持した歯車２８と向い
合いにフレーム１４に固定した２個の磁気センサー３１
、３２も備えている。磁気センサー３１、３２は、制御
ユニット３０に接続されており、つかミ片１２が透明陽
画３の積上げを支持して指状片１１が透明陽画３から離
隔される出発位置と、指状片１１とつかみ片１２とき全
体が離隔される位置とを規定することを可能とする。

分配装置１がこの後者の位置にある時に、通し孔７は完
全に自由になっており、分配装置１の下方に配されたリ
ザーバー３５内に積層された映写済めの透明陽画３ｂを
エレベーター装置３４によって、装填装置２内において
上行させることができる。エレベーター装置３４の詳細
な構造は、米国特許第４２７４７１９号に開示されてい
る。

分配装置１は、ランプ３７と検出装置３８とを備えた光
電変換装置３６も備えている。光伝変換装置３６は、制
御ユニット３０に接続されており、１枚の透明陽画３ｂ
が分離装置１０により分離されてランプ３７と検出装置
３８との間を通過する際に制御ユニット３０に信号を送
出する。透明陽画３ａは次にキャリッジ４０によって集
められ、キャリッジ４０はその透明陽画を映写位置の方
に搬送し、映写後にそれをリザーバー３５の方に持って
来る。映写済み透明陽画は、前記米国特許第４２７４７
１９号に記載されたようにして、このリザーバーに収納
される。

次に第１図及び第４ａ〜４ｄ図を参照して、自動分配装
置の作用について説明する。

不作動時に、装填装置２がハウジング８内にある時には
、透明陽画３の積上げは、つかみ片１２上に載置され、
指状片１１は、カム１９と共働して、後退位置にある（
第１図参照）。透明陽画３の送り信号が例えば操作部４
１を介して送出されると、電動機２１は、カム１９を駆
動し、カム１９は、指状片１１全体を、下方位置にある
複数の透明陽画の縁部に当接させる。透明陽画３の積上
げは、このようにして確実に保持される（第４ａ図参照
）。

カム１９は回動を続け、つかみ片１２を後退させ（第４
ｂ図参照）、次に垂直通路の下方縁部に最も近い位置に
高摩擦係数部分１７がある指状片１１から始めて、指状
片１１を徐々に後退させる（第４ｃ図参照）。

最も下方の透明陽画３ａが落下すると、この透明陽画は
、電動機２１の回転方向を反転させる信号を、制御ユニ
ット１０に送出する。カム１９はそれにより逆方向に駆
動される（第４ｄ図参照）。

指状片１１は再び透明陽画３と接触し、つかみ片１２は
透明陽画３の下方に位置される。指状片１１は次に透明
陽画３の縁部から同時に離隔され、透明陽画３の積上げ
はつかみ片１２上に支持される。電磁石３３はこの時に
磁気センサー３１と向い合っており、磁気センサー３１
からは、電動機２１の停止信号が制御ユニット３０に送
出される。

分配装置１はこの時に新しい作動サイクルを開始し得る
状態になっている（第１図参照）。

装填装置２がからになり、操作部４１が操作されると、
つかみ片１２及び全部の指状片１１がカム１９によって
離隔される。電磁石３３がセンサー３２と向い合いにな
ると、電動機２１は停止し、透明陽画３ｂは、米国特許
第４２７４７１９号に詳細に記載されたエレベーター装
置３４によって装填装置２内に上動させることができる
。

前述した分配装置においては、つかみ片１２及び指状片
１１の相互作用と、指状片１１の漸進的な離隔とによっ
て、厚みの非常に異なった種々の透明陽画３（例えば厚
さが約１．２ｍｍの厚紙製のもの、厚さが約２ｍｍのプ
ラスチック製のもの及び厚さが約３ｍｍのガラス製のも
の）から成る積上げから、最も下方の透明陽画３ａを静
かにしかも的確に取出すことができる。

また前述した分配装置１は、積上げの或る所定の個所に
ある透明陽画を検索するように容易に適合させることが
できる。実際に、この場合、装填装置２に向かうリザー
バー３５の積上げの上動を、中間の位置において停止さ
せ、指状片１１の締付けを作用させて、積上げの上部を
保持するだけでよい。次にエレベーター３４を再下行さ
せ、積上げの上部に含まれる透明陽画３を映写すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動分配装置の側断面図、第２図は第１図のＢ
−Ｂ線断面図、第３図はカムの斜視図、第４ａ〜４ｄ図
は自動分配装置の作用説明図である。 符号の説明 １・・・・・・分配装置　２・・・・・・装填装置３ａ
、３ｂ・・・・・・透明陽画（要素）１０・・・・・・
分離装置

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）硬質の偏平な要素が１つの積上げを形成するよう
   に内部に重ねられている、ほぼ垂直な通路により形成さ
   れた装填装置と、該積上げの最も下方の要素から順に分
   離するようにした分離装置とを有する、硬質の偏平な要
   素特に透明陽画の自動分配装置であって、分離装置が、
   積上げの下方の要素を支持するための少なくとも１つの
   支持部材を有し、積上げの他の要素は該下方の要素上に
   載置され、該支持部材は退去自在であり、該分離装置は
   、前記通路の基部に前記要素をクランプするための少な
   くとも１つのクランプ部材を更に有し、該クランプ部材
   は、２枚の重ねられた要素の高さに少なくとも対応する
   高さに亘って延長し、該クランプ部材は、該支持部材が
   退去した時に前記通路の下部から上部に向かって漸進的
   にそのクランプを解除する装置によって操作されること
   を特徴とする自動分配装置。
2. （２）積上げの下方の要素の分離を感知し、支持部材の
   位置をリセットし、次にクランプ部材のクランプを完全
   に解除し、次に新しくクランプする操作を行わせるため
   の検出器を有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の自動分配装置。
3. （３）支持部材が、少なくとも２つの退去自在なつかみ
   部材によって形成され、これらのつかみ部材は、前記通
   路の向い合う２つの位置において前記通路断面内に突入
   し得ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自
   動分配装置。
4. （４）前記クランプ部材が、前記要素の縁部に弾性的に
   当接する部分を備えた複数の指状片によって形成され、
   該部分しは、前記通路の高さ方向に位置がずらされ、該
   指状片は、前記通路内に収容された前記要素から次々に
   離隔されるように制御されることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の自動分配装置。
5. （５）指状片が、前記通路の向い合う側面に配された複
   数の列に配列され、高さ方向に位置がずらされた前記部
   分が、該列の中心線について対称に配されたことを特徴
   とする特許請求の範囲第４項記載の自動分配装置。
6. （６）つかみ部材が指状片の列の両側の先端に配された
   ことを特徴とする特許請求の範囲第３〜５項のいずれか
   １項記載の自動分配装置。
7. （７）クランプ部材及び退去自在な支持部材を制御する
   ための電動機によって、駆動される少なくとも１つのカ
   ムを備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の自動分配装置。
8. （８）分離装置が、各々の指状片及び各々のつかみ片に
   組合されたばねを有し、該ばねは前記要素の方に該指状
   片及びつかみ片を付勢し、前記カムは、該指状片及びつ
   かみ片を前記ばねの作用に抗して前記要素から離隔させ
   るように、該指状片及びつかみ片の一部と共働すること
   を特徴とする特許請求の範囲第３〜７項のいずれか１項
   記載の自動分配装置。
9. （９）つかみ片が前記要素から隔てられる前に該要素の
   縁部と共働するように前記カムが指状片を移動させ、ま
   た前記通路の下方縁部に最も近い保持部分を有する指状
   片から始まって前記カムが指状片を漸進的に離隔させる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第８項記載の自動分配
   装置。
10. （１０）電動機の制御ユニットを有する特許請求の範囲
    第２項又は第９項記載の自動分配装置であって、１つの
    要素が分離された時に電動機の回転方向反転信号を送出
    しつかみ片の位置のリセットと指状片のクランプ解除と
    を行わせるように、制御ユニットに検出器を接続したこ
    とを特徴とする自動分配装置。