JPS60232166A - 抗凝血性材料 - Google Patents

抗凝血性材料

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JPS60232166A
JPS60232166A JP59088402A JP8840284A JPS60232166A JP S60232166 A JPS60232166 A JP S60232166A JP 59088402 A JP59088402 A JP 59088402A JP 8840284 A JP8840284 A JP 8840284A JP S60232166 A JPS60232166 A JP S60232166A
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JP
Japan
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polymer
group
block
faa
meth
Prior art date
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Application number
JP59088402A
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English (en)
Inventor
功 篠原
隆夫 青柳
靖久 桜井
光夫 岡野
一則 片岡
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定構造のブロックコポリマーからなる抗凝血
性材に関するものであり、特にポリフルオロアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとのブ
ロックコポリマーからなる抗凝血性材料に関するもので
ある。
抗凝血性材料として、(メタ)アクリル酸エステル(本
発明においてはアクリル酸エステルとメタクリル酸エス
テルの両者を意味する用語として使用する)系モノマー
と他の七ツマ−とのブロックコポリマーが知られている
。たとえば、「人工臓器」第12@第6号第963頁〜
第971頁(1983)には「抗血栓性材料−現状と展
望」と題して種々の抗凝血性材料が記載されている。こ
れに記載されているように、抗凝血性材料としては「ミ
クロ不均一構造」を有する材料が優れた性能を発揮しう
る。ミクロ不均一構造は性質の異る部分が互いに隣り合
って乱雑に分布していることを意味し、隣り合う部分の
界面化学的な性質ができるだけ異なる方がよいと考えら
れている(上記文献第963頁参照)。従来の抗凝血性
材料の内、ブロックあるいはグラフトコポリマーは主と
して親水性のブロックと疎水性のブロックが結合したコ
ポリマーからなるものであった。親水性のプロ・ンクの
1つはヒドロキシエチルメタクリレ−) (HEMA)
のポリマー鎖である。
本発明者らは、従来よりポリスチレン、ポリブタジェン
、あるいはポリジメチルシロキサンなどからなる疎水性
ポリマーのブロック[B] と上記HEMAのポリマー
のブロック[A]からなるABA型ノジノブロックコポ
リマーいて研究検討を進めてきた(上記文献第865頁
参照)。この疎水性ブロック[B]と親水性ブロック[
A]とからなるABA型のブロックコポリマーは両プロ
、ンクの界面化学的性質の差を原因として両ブロックが
相分離し、海島構造あるいはラメラ構造などの前記ミク
ロ不均一構造を有する。前記のように、従来はこのミク
ロ不均一構造は、親水性のブロックと疎水性のプロ、り
が共存したコポリマーにおいて発現されるものと考えら
れている。そこで本発明者は疎水性のブロックのみを有
するコポリマーにミクロ不均一構造を発現させることを
検討した。ミクロ不均一構造は界面化学的性質の異なっ
た2以上のブロックを有するブロックコポリマーで発現
されると考えられるから、疎水性の異なる2以」二のブ
ロックを有するコポリマーにおいて、各ブロック間の疎
水性が大きく異なればミクロ不均一構造が発現するもの
と予想される。そこで、上記ABA型ブロックコポリマ
ーにおいて、親水性のブロックを極めて疎水性の高い疎
水性ブロックに変え、そのブロックコポリマーがミクロ
不均一構造を発現するか否かを研究検討した。その結果
、ポリフルオロアルキル基、特にパーフルオロアルキル
基を有するポリ(メタ)アクリル酸エステルのブロック
を有する」−記のようなABA型ブロックコポリマーが
ミクロ不均一構造を有することおよびそのブロックコポ
リマーは優れた抗凝血性材料を有することを見い出した
。本発明はこのブロックコポリマーからなる抗凝血性材
料に関するものであり、即ち、 炭素数2以上のポリフルオロアルキル基を有する(メタ
)アクリル酸エステルを主たるモノマー単位とする(メ
タ)アクリル系ポリマーのブロック[A] とポリスチ
レン系、ポリブタジェン系、あるいはポリジメチルシロ
キサン系の疎水性ポリマーのブロック[B]との2種の
疎水性ブロックがABA型に結合したブロックコポリマ
ーからなる抗凝血性材料。
である。
本発明における炭素数2以上のポリフルオロアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸エステルは次式[I]の構
造を有する化合物である。
ON、 = C(R’ )−に0O−R2−Rf−−−
[I ]R1、水素原子あるいはメチル基 R2:2価の炭化水素基、またはなし く即ち−COO−と−Rfが直接結合)R(: 炭素数
2以」−のポリフルオロアルキル基 式[Hにおいて、Rfは好ましくは水素原子である。即
ち(メタ)アクリル酸エステルは好ましくはアクリル酸
エステルである。R2は好ましくは炭素数2〜8の脂肪
族あるいは脂環族の炭化水素基であり、特に炭素数2〜
6のアルキレン基が好ましい。Rfは、好ましくは炭素
数2〜18のポリフルオロアルキル基であり、特に3〜
8のポリフルオロアルキル基が好ましい。ポリフルオロ
アルキル基としては、アルキル基の水素原子のほとんど
すべて(数にして約80%以北)がフッ素原子に置換さ
れたアルキル基が好ましく、特にパーフルオロアルキル
基(即ち、アルキル基の水素原子の実質的にすべてがフ
ッ素原子に置換されたアルキル基)であることが好まし
い。
」−記炭素数2以上のポリフルオロアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステル(以下FAAという)のポ
リマーはホモポリマーは勿論コポリマーであってもよい
。コポリマーの場合1、種類の異るFAAの2種以上の
コポリマーとFAAと他の共重合性千ツマ−とのコポリ
マーがある。後者の場合、他の共重合性モノマーとして
はFAA以外の(メタ)アクリル酸エステルや(メタ)
アクリル酸エステル以外のモノで−がある。FAA以外
のモノマー単位が増加する程、そのブロックコポリマー
の疎水性は低下すると考えられ、疎水性ポリマーのブロ
ックとの疎水性の差が低下する結果ミクロ不均一構造の
発現が困難になるため、FAA以外の七ツマ一単位が増
加することは好ましくない。従って、FAAと他の共重
合性モノマーのコポリマーの場合、他の共重合性モノマ
ーの割合は少ない方が好ましく、その割合は約30モル
%以下であること力5tll’ましく、特に実質的に存
在しない(即ち、存在したとしても約5モル%未満)方
が好ましl/1゜従って本発明における(メタ)アクリ
ル系ポリマーは実質的にFAAのホモポリマーからなる
かまたはFAAの2種以上のコポリマーからなることが
好ましい。疎水性ポリマーはポリスチレン系、ポリブタ
ジェン系、あるいはポリジメチルシキサン系のポリマー
からなり、これらは従来前記親水性ブロックと疎水性ブ
ロックとのABA型ブロックコポリマーにおいて疎水性
プロ・ンクとして公知のものが適当である。特に後記分
子鎖の両末端部分を除いて実施的にホモポリマーである
ことが好ましい。しかし、ポリスチレン系やポリブタジ
ェン系のポリマーにおいては、スチレン−ブタジェンコ
ポリマー、スチレン−ブタジェン−アクリロニトリルコ
ポリマー、ブタジェン−アクリロニトリルコポリマー、
その他のスチレンおよび/又はブタジェンが主である(
特に約70重量%以上である)コポリマーであってもよ
い。ポリジメチルシロキサン系ポリマーも、少量のジメ
チルシロキサン基以外のジアルキルシロキシ基、その他
の千ツマ一単位を有するコポリマーであってもよい。好
ましい疎水性ポリマーはポリスチレン系ポリマーである
」二記FAA系ポリマーのブロック[A]と疎水性ポ、
リマーのブロック[B] とがABA型に結合したブロ
ックコポリマーを製造するためには、FAA系ポリマー
は片方の末端部分に1個の結合性官能基を有するポリマ
ーであり、疎水性ポリマーは両末端部分にそれぞれ1パ
個の結合性官能基を有するポリマーである必要がある。
即ち、FAA系ポリマーは下記式(2)で表される構造
を有するポリマーである必要がある。
Z +FAA ThR3−X −−−−(2)−(−F
AA 輻:FA^系ポリマー鎖R3:2価の有機基 X:結合性官能基 Z:結合性官能基を有しない末端基 一方、疎水性ポリマーは両末端部分に上記Xと結合性の
官能−を有するポリマーである必要があり、下記式(3
)で表されるポリマーである。
Y−R4+M%R5−y + (’) +M%:疎水性ポリマー鎖 Y、Y’:同一 あるいは異なるXと結合性の官能基 R4、R5:同一あるいは異なる2価の有機基、または
なし 式(1)で表される疎水性ポリマーにおいてYおよび 
Ylは同一の官能基であることが好ましく(以下、Yを
代表させる)、同様にR6およびR5も同一の有機基で
あることが好ましい(以下R4を代表させる)。
L記式(2) 、 (3)におけるXとYの組み合せは
互いに結合しうる官能基であればその種類や組み合せは
特に限定されない。たとえば一方がインシアネート基で
ある場合、他方は水酸基、アミン基、カルボン基酸など
のイソシアネート基と反応性の活性水素を有する官能基
である。一方がカルボン酸基の場合、他方はアルコール
性水酸基やアミン基である。ブロックコポリマーの製造
の容易さ、各ポリマーの合成の容易さ、原料化合物の入
手の容易さなどの条件を考慮すると、XとYの一方がイ
ンシアネート基で他方がアルコール性水酸基あるいはア
ミノ基である組み合せが好ましく、特にXがアルコール
性水酸基−1Yがインシアネート基である組み合せが最
も好ましい。
前記式(?)で表される結合性官能基(X)を看するF
AA系ポリマーは、結合性官能基を有する連鎖移動剤の
存在下にFAAを重合して得られるものが好ましい。連
鎖移動剤として代表的な化合物の1つはイオウ原子を有
する化合物、たとえばチオールやジチオールなどのチオ
ールやジスルフィドやトリスルフィドなどのポリスルフ
ィドがある。特に、FAA系ポリマー製造用にはその他
端(Z)が非結合性官能基である必要上、通常イオウ原
子の連鎖に対して対称的構造を有す゛る化合物であるポ
リスルフィドよりもチオールが連鎖移動剤として適して
いる。このような結合性官能基を有するチオールとして
は、2−メルカプトエタノールなどのメルカプトアルカ
ノールや2−メルカプトエチルアミンなどのメルカプト
アルキルアミンが適当であり、特に、メルカプトアルカ
ノールが好ましい。この場合、Zは水素原子であり R
3は結合性官能基(X)を有するチオールの水素原子と
結合性官能基を除いた残基である。R3は炭素数2〜8
のアルキレン基、シクロ°アルキレン基、あるいはアリ
ーレン基の片方((−FAA )=側)にイオウ原子が
結合した2価の基が好ましく、特に炭素数2〜4のアル
キレン基の片方にイオウ原子が結合した2価の基が好ま
しい。式(2)で表されるFAA系ポリマーの分子量は
特に限定されるものではないが、約2000〜6万が適
当であり、特に約4000〜4万が好ましい。
前記(3)で表される疎水性ポリマーは公知のものを使
用し与る。たとえば、前記引用文献には下記ポリスチレ
ン系ポリマー(4)および下記ポリブタジェン系あるい
はポリジメチルシロキサン系ポリマー(5)が記載され
ている。
式(4)で表されるポリスチレン系ポリマーは、たとえ
ばスチレンを連鎖移動剤であるビス(4−インシアネー
トフェニル)ジスルフィドの存在下に重合して得られる
。式(5)で表されるポリマーはたとえば両末端に水酸
基を有する公知のポリブタジェンあるいはポリジメチル
シロキサンにトリレンジイソシアネートを反応させて得
られる。疎水性ポリマーはこれらに限られるものではな
く、たとえば」−記両末端に水酸基を有するポリマーと
トリレンジンシアネート以外のジイソシアネート(たと
えばヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど
)を使用して容易に得られる。これら疎水性ポリマーの
分子量は特に限定されるものではないが、約2000〜
2万が好ましい。
前記のような1価のFAA系ポリマーと2価のポリスチ
レン系ポリマーとを反応させることにより、FAA系ポ
リマーのブロック[A]と疎水性ポリマーのブロックF
BI とがABA型に結合した 〜ブロックコポリマー
が得られる。このブロックコポリマーが前記ミクロ不均
一構造を呈するためにはブロックコポリマーにおける各
ブロックの分子量比が重要な因子となる。即ち、一方の
ブロックの分子量が他方のブロックの分子量よりも相体
的に大きすぎても小さすぎてもミクロ不均一構造ガが表
れない。両ブロックの分子量の比を[AI/[B] で
表すとその値は約0.3〜8であることが好ましく、特
に約0.6〜5であることが好ましい。ただし、(−F
AA輻の疎水性が高くなる程この値は小さくともよいと
予想され、前記Rf基の分子量を高くする程この値は小
さくてもよく、必ずしも上記範囲に限定されるものでは
ない。また、ブロックコポリマーの分子量は材料として
の性能上少なくとも1万程度は必要であり、゛好ましく
は約2万〜lO万の範囲が適当である。
以下に本発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例 [ブロックコポリマーの製造] テトラヒドロフラン1文に対しCH2=CH−C00−
C2Hll C4F92モル、2−メルカプトエタノー
ル(可変)、およびアゾビスイソブチロニトリル2.5
 X 10−3モルを混合し、60℃1〜3時間反応さ
せて重合を行なった。2−メルカプトエタノールの使用
量[Sl、得られるポリマーの分子量[Mn] 、およ
び重合度の逆1[1/Pn] を第1表に示す。
第 1 表 上記方法で得られた分子量の異なる3種のFAAポリマ
ーと前記式(3)で表される分子量約6800の両末端
部分にインシアネート基を有するポリスチレンとを[N
GO] / [0旧の数の比が1.2となるように仕込
み酢酸エチル中で60°C572時間反応させた。反応
混合物をベンゼンに滴下して未反応下FAAポリマーを
除去し、さらに七澄みにメタノールを加えてブロックコ
ポリマーを分別沈殿させた。使用したFAAポリマーの
分子策、収率、および元素分析からめたブロックコポリ
マー中のFAAポリマープロ・ンクのモルフラクシゴン
を下記第2表に示す。モルフラクシ玄ンの実測値と計算
値はほぼ一致していることがわかる。また、得られたブ
ロックコポリマーのIR(a) 、ポリスチレンcy)
IR(b) 、およびFAAポリマーのIR(C)を第
1図に示す。ブロックコポリマーにはFAAポリマーの
C−F結合、C=O結合に基ずく吸収が1130cm−
’ 、 1740cm−’ 、に観察され、又、ポリス
チレンの特性吸収が3030c+e−’1600cm−
皿、 1490cm−’ 、 1450cm−’に観察
される。
これらの結果より得られたブロックコポリマーはABA
型のブロックコポリマーであることが確認された。
第 2 表 [ブロックコポリマーの表面観察] 第2表NolとNo3のブロックコポリマーの0.5重
量2酢酸エチル溶液を電顕用メツシュの上にキャストし
、透過型電子顕微鏡で観察した。Nolのブロックコポ
リマーはポリスチレンブロックの海中に径約0.1用の
FAAポリマーブロックの島が散在する海−島構造を有
していた。一方、No3のブロックコポリマーはFAA
ポリマーブロックのドメインとポリスチレンブロックの
ドメインが連続したラメラ状のミクロ不均一構造を有し
ていた。
[血小板粘着挙動] 前記のようにして得られたブロックコポリマーをコーテ
ィングした48〜60メツシユのガラスピーズ1.Og
を塩化ビニル樹脂製チューブ(内径3■、長さfoci
)に充填したカラムを作成した、このカラムに雑種成犬
の新鮮面を流速1.2mJ1 /分で通過させ、流出血
中の血小板数を測定し粘着量をめた。プロ・ンクコポリ
マー中のFAAポリマーブロックのモ、ルフラクション
と粘着量(z)の関係を第2図に示す。
一方、ポリスチレンホモポリマー、ポリスチレンと前記
FAAモノマーとのランダムコポリマー。
および上記ブロックコポリマーについて同様の試験を行
なった結果を第3図に示す。
この結果、ランダムコポリマー表面では血小板粘着抑制
は認められず、またブロックコポリマーではFAAポリ
マーブロックのモルフラクション約0.6で最も粘着量
が低下していることがわかった。
[生体適合性評価] 前−記ブロックコポリマー(以下FAA−5tとl、)
う)および下記の親水性ブロックを有するポリマーをポ
リウレタン製チューブ(内径1.3m+m 、長さ20
cm)の内面にコートし、これを用いてウサギ右頚動脈
と左頚静脈間に>−Vシャフトを形成した。その後、右
大腿部動脈より所定時間ごとに採血し、血液中に含まれ
る血小板の数と凝集能を測定した。その結果を第4図、
第5図および第6図に示す。第4図および第5図はA−
Vシャフト形成前の血小板濃度を1として血小板濃度の
経時変化を示すものである。第6図はそれぞれのポリマ
ーにおける血小板の凝集能を手術前の値を1としてその
経時的変化を示したものである。各図におl、)て、P
HEMAはHEMAのホモポリマー、HEMA−EOは
HEMAとエチレンオキサイドのブロックコポリマー、
PStハホリスチレン、EO−9tはスチレンとエチレ
ンオキサイドのブロックコポリマーを示し、これらは従
来抗凝血性材料として公知のポリマーである。
第4図より、親水性の高いP)IEMAでは血小板数は
15分後に急激に減少しその後はじめの濃度の6割程度
までしか回復しなかった。HEMA−EOでは急激な血
小板数の低下は観察されなかったが、時間経過後ととも
に減少していくことが観察された。
第5図により、PStでは30分後に血小板数は7割程
度まで減少したが3時間程度でもとの値まで回復した。
しかし3時間後か゛らは急激に血液の流速が低下しはじ
め1/8まで低下した。このことから、チューブ内に血
栓が形成され始めたと考えられる。一方、FAA−st
 、EoLstでは15〜20分後にみられる血小板数
の低下も比較的少なく、4時間経過後もほとんどシャン
ト形成前の値と変らなかった。 ・一方、第6図に示す
ように、PStとPHEMAでは約3時間抜血小板の凝
集能は元の値の6割程度まで低Fしたが、FAA−5t
では約8割以上保持されていた。
以により、FAA−3tは血小板数の減少が非常に少な
く、凝集能低下の抑制効果も高く、さらにインビトロの
実験においても粘着抑制効果も高いことから、優れた血
液適合性を発現するものと考えられるー。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるFAA系ブロックコポリマーの
IR図であり、第2図は本発明におけるFAA系ブロッ
クコポリマーにおけるFAAのモルフラクションと血小
板粘着量との関係を示すグラフである。第3図は本発明
におけるFAA系プロ・ンクコポリマーと他のポリマー
の血小板粘着量を示すグラフである。第4図および第5
図は本発明におけるFAA系ブロックコボリャーと他の
ポリマーのA−Vシャフトにおける血小板数の変化を示
すグラフであり、第6図は同様に血小板の凝集能の変化
を示すグラフである。 轡ヤ1 y!J3図 第4図 時間1hr1 手続補正書印発鼾) 昭和59年 5月)1日 特許庁長官 若杉和夫殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第88402号 2、発明の名称 抗凝血性材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号名称 (
004)旭硝子株式会社 8、補正の対象 明細書「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書#10頁第l8行目「カルボン基酸Jを「
カルボン酸基Jに補正する。 (2)明細書第14頁第2行目「トリレンシソシアネー
ト」を「トリレンジイソシアネート」に補正する。 (3)明細書第14頁1@18行目F相体的Jを−IJ
η戸1に補正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素数2以上のポリフルオロアルキル基を有する(
    メタ)アクリル酸エステルを主たるモノマー単位とする
    (メタ)アクリル系ポリマー−のブロック[AJ とポ
    リスチレン系、ポリブタジェン系、あるいはポリジメチ
    ルシロキサン系の疎水性ポリマーのブロック[8]との
    2種の疎水性ブロックがABA型に結合したブロックコ
    ポリマーからなる抗凝血性材料。 2、(メタ)アクリル酸エステルが下記(1)で表され
    る化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の材料。 CH2−C: (R’ )−coo−a2−Rf−(+
    )R1:水素原子あるいはメチル基 R2:2価の炭化水素基、またはなし く即ち−CaO−とRfが直接結合) Rr:炭素数2以上のポリフルオロア ルキル基 3、(メタ)アクリル系ポリマーが一方の末端部分に1
    個のイソシアネート基結合性の官能基を含むポリマーで
    あり、疎水性ポリマーが両末端部分にそれぞれ1個のイ
    ンシアネート基を有するポリマーであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項の材料。
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