JPS6023113B2 - 新規ピラゾ−ル誘導体の製造法 - Google Patents

新規ピラゾ−ル誘導体の製造法

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JPS6023113B2
JPS6023113B2 JP10616880A JP10616880A JPS6023113B2 JP S6023113 B2 JPS6023113 B2 JP S6023113B2 JP 10616880 A JP10616880 A JP 10616880A JP 10616880 A JP10616880 A JP 10616880A JP S6023113 B2 JPS6023113 B2 JP S6023113B2
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JP
Japan
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general formula
formula
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pyrazole
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善一 吉田
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Mitsubishi Kasei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規ピラゾール誘導体の製造法に関するもので
ある。
詳しくは、シクロプロベニウム塩を用いるピラゾール誘
導体の製造法に関するものである。ピラゾール骨格を有
する化合物は、医薬、染料またはカラー写真のカップラ
−として重要なものが数多〈知られている。
従来、ピラゾール骨格の製造法としては、8−ジカルボ
ニル化合物とヒドラジンまたはその置換体とを縮合させ
る方法、アセチレンカルボニル化合物にヒドラジンまた
はその贋襖体を作用させる方法、脂肪族ジアゾ化合物と
3−ジケトンまたはアセチレン化合物を反応させる方法
などが知られているが、贋換基が自由に選択できないな
ど必ずしも十分な方法とは言えず、ピラゾールの製造法
の改良が望まれていた。
一方、本発明者等は先にシクロプoベニウム塩と第一級
アミンまたはジアゾアルカンを反応させて、ピ。
ールまたはピリダジンを製造する方法を見出し、報告し
たが、未だピラゾールの製造には成功していなかった。
本発明者は、これらの事情に鑑みシクロプロベニゥム塩
を用いる複素環の製造法を拡張してピラゾールにも通用
すべく研究した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、一般式(0)(式中、R1
、R2およびR3は低級アルキル基を表わし、Xeは陰
イオンを表わす。
)で示されるトリチオシクロブロベニウム塩と一般式(
m)R4−NH−NH2 (m)(式
中、R4は水素原子低級アルキル基、アリール基、また
はヒドロキシアルキル基を表わす。
)で示されるヒドラジン類を反応させることを特徴とす
る一般式(1)〔式中、R1、R2およびR4はそれぞ
れ一般式(0)および(m)中におけると同義とする。
〕で示されるピラゾール誘導体の製造法に存する。
以下に本発明を詳細に説明する。本発明に係る方法によ
って製造される化合物は、前記一般式(1)で示される
ピラゾール誘導体である。
一般式(1)および(0)においてR1、R2およびR
3は、メチル、エチル、n−プロピル、ISoープロピ
ル、nーブチル、lsoーブチル、sec−フチル、t
−ブチル等のアルキル基を表わし、相互に同一でもよい
一般式(1)で示されるピラゾール誘導体の具体例とし
ては3・4−ジーiSo−プロピルチオピラゾール、3
・4ージーtーブチルチオピラゾール、1ーメチルー3
・4ージーiso一プチルチオピラゾール、1ーメチル
−3・4−ジーt−ブチルチオピラゾール、1ーエチル
−3・4ージーlsoープロピルチオピラゾール、1−
エチル一3・4−ジーt一プチルチオピラゾール、1ー
フエニル−3・4−ジーtーブチルチオピラゾール、1
−(3ーヒドロキシエチル)一3・4ージ−t−ブチル
チオピラゾールなどを挙げることができる。
一般式(1)で示されるピラゾール誘導体は、前記一般
式(0)で示されるトリチオシクロプロベニゥム塩と、
前記一般式(m)で示されるヒドラジン類とを反応させ
ることにより製造することができる。
原料となるトリチオシクロプロベニウム塩は、例えば特
閑昭48一96564号公報に記載された方法により、
製造すれば良い。
一般式(0)においてXeは任意の陰イオンである。
例えばハ。ゲソィオン、過塩素酸イオン、フルオロホウ
酸イオン、六フツ化アンチモンイオン、六d副ヒアンチ
モソィオン、塩化アルミニウムイオン等である。もう一
方の原料であるヒドラジン類の一般式(m)において、
R4は例えば水素原子、メチル、エチル、lso−プロ
ピル等の低級アルキル基、アリール基、2−ヒドロキシ
ェチル等のヒドロキシアルキル基などである。
一般式(m)で示されるヒドラジン類の具体例としては
、ヒドラジン、メチルヒドラジン、エチルヒドラジン、
メトキシエチルヒドラジン、2ークロロエチルヒドラジ
ソ、ベンジルヒドラジンなどを挙げることができる。
ヒドラジン類とトリチオシクロプロベニウム塩との反応
は、通常、適当な溶剤中で行なわれる。
溶剤としては塩化メチレン、ク。ロホルム、ジメトキシ
ェタン、ジメチルホルムアミド等が用いられる。ヒドラ
ジン類は、トリチオシクロプロベニウム塩に対し等モル
程度加えるのが望ましい。
反応温度は0〜100午0通常室温付近が選ばれる。
また、反応を円滑に進行させるため、第一級アミンをト
リチオシクロプロベニウム塩に加えた後夕に、塩基を反
応系に加える。
塩基としては例えばtープトキシカリウムなどの金属ア
ルコキシドがあげられ、その好適な量は、トリチオシク
ロプロベニウム塩に対して2倍モル程度用いるのがよい
。0 反応時間は30分〜5時間、通常1〜2時間程度
である。
生成したピラゾール譲導体は有機化学合成の常法に従し
、ロ週、抽出、溶媒蟹去等の方法によって反応液より粗
生成物を分離し、カラムクロマトグラフィ−、昇華、再
結晶の方法により単離、精製することができる。
本発明に係るピラゾール誘導体は新規な化合物であり、
農薬、医薬等に利用され、またその反応性を利用して各
種合成化学原料としての用途が期待される。
さらに、本発明に係るピラゾール誘導体をラネーニッケ
ル等の金属触媒の存在下水素で処理すると−SRI基お
よび一SR2基を脱欧させることができ、周知のピラゾ
ール誘導体に導くことも出来るので、周知のピラゾール
誘導体の製造方法としても有用である。以下に実施例を
挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はそ
の要旨を越えない限り、実施例により限定を受けるもの
ではない。
実施例 1 窒素置換された50の【のナス型フラスコに、ヒドラジ
ン塩酸塩を0.002モル、ジメチルホルムアミド15
の‘を入れ、t−ブトキシカリウムを当量加えてヒドラ
ジンを遊離させ、トリ−t−ブチルチオシクロプロベニ
ウム過塩素酸塩403のp(0.001モル)を溶かし
たジメチルホルムアミド10泌を徐々に滴下した。
半時間後、稀炭酸ナトリウム水溶液を加え、石油エーテ
ル抽出を行ない、硫酸ナトリウムを用いて乾燥後、溶媒
留去した残澄をシリカゲルカラムクロマトグラフ処理す
ることにより、3・4ージーt−ブチルチオピラゾール
を得た。生成物(旧uはtーブチル基を表わす) 性 状 黄色固体 収 率 20% n.m.r.スペクトル(CC14)値:1.22(S
、班、畑u)、1.30(S、鮒、tBu)、7.鬼(
S、IH、一CH=N)、12.0〜12.2(広、I
H、N−H)肌マススベクトル:M+実施例 2 実施例1において、ヒドラジン塩酸塩をメチルヒドラジ
ン塩酸塩に変えたほかは全く同様にして、1ーメチルー
3・4ージ−t一プチルチオビラゾールを得た。
生成物 収 率 53% 性 状 シラップ状のオイル n.m.r.スペクトル(CC14)6値:1.20(
S、■日、旧u)、1,28(S、斑、tBu)、3.
96(S、洲、N‐CH3)、7,45(S、IH、ー
CHニN)肌1.r.スペクトル(neat):146
0 137以 1170、聡01.r.スペクトル(n
eat):1460 137以 1170、聡OGw−
1マススベクトル:M+258 元素分析 日 C N S q重量匁) 計算値 8.58 55.77 10.84 24.
818析値 8.70 55.87 10.62 2
4.78実施例 3実施例1において、ヒドラジン塩酸
塩をフェニルヒドラジン塩酸塩に変えたほかは全く同様
にして、1ーフエニル−3・4ージーt−ブチルチオピ
ラゾールを得た。
生成物 (Phはフェニル基を表わす) 収 率 78% 性 状 白色固体、m.p.14600 n.m.r.スペクトル(CC14)6値:1.25(
S、班、伍u)、1.48(S、斑、tBu)、7.1
〜7,7(m、斑、Ph)、7.86(S、IH、Ci
CH‐N)脚1.r.スペクトル(KBr):160ふ
151リ1020、760Cm‐1実施例 4 塩化メチレン20Mに8−ヒドロキシェチルヒドラジン
(HOCH2CH2NHNH2)(0.003モル)を
溶解した溶液に、トリーt−ブチルチオシクロプロべニ
ウム過塩素酸塩(0.403夕、0.001モル)を溶
かした塩化メチレン10の‘を室温で滴下し、この温度
で5時間かくはんしたのち、反応混合物を水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、キューゲ
ルロール(KugeIRohr)で真空蒸留(153−
16000/1肋Hg)することにより1一(8−ヒド
ロキシエチル)一3・4ージーt−ブチルチオピラゾー
ル0.282夕を得た。
生成物収 率 98% 性 状 シラッブ状オイル n.m.r.スペクトル(CC14)8値:1.20(
S、岬、旧u)、1.30(S、畑、tBu)、3.4
2(broadS、IH、OH)、3.90(t、2日
、J=9.2HZ、C山)、4.43(t、が、J=9
.2HZ、C比)、7.53(S、IH、−CHニN)
胸1.r.スペクトル(肥at):3300、1460
、1364、1165肌−Iマススベクトル:M十28
8 元素分析 日 C N S ■量旦多)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2およびR^3は低級アルキル基
    を表わし、X■は陰イオンを表わす。 )で示されるトリチオシクロプロペニウム塩と一般式(
    III) R^4−NH−NH_2 (III) (式中、R^4は水素原子、低級アルキル基、アリール
    基またはヒドロキシアルキル基を表わす。 )で示されるヒドラジン類を反応させることを特徴とす
    る一般式(I)▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2およびR^4はそれぞれ一般式
    (II)および(III)中におけると同義とする。 〕で示されるピラゾール誘導体の製造法。
JP10616880A 1980-08-01 1980-08-01 新規ピラゾ−ル誘導体の製造法 Expired JPS6023113B2 (ja)

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