JPS6022956B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPS6022956B2
JPS6022956B2 JP3726680A JP3726680A JPS6022956B2 JP S6022956 B2 JPS6022956 B2 JP S6022956B2 JP 3726680 A JP3726680 A JP 3726680A JP 3726680 A JP3726680 A JP 3726680A JP S6022956 B2 JPS6022956 B2 JP S6022956B2
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JP
Japan
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data
needle
work cloth
reg
pattern
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邦雄 広田
雅夫 下村
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は予め記憶装置に記憶された刺繍模様データに
基づいてミシン針および加工布を相対移動させ、そのミ
シン針の上下動にともない形成される多数の縫目1こよ
り自動的に加工布上に刺繍模様を形成するようにしたミ
シンに関するものである。
従来技術 従来、この種の自動刺繍ミシンにおいては「所要の刺繍
模様に対応する多数の縫目形成点の各位層データを紙テ
ープ等の記憶手段に連続的に記憶させ、その位置データ
に基づいてミシン針及び加工布を保持する刺繍枠を相対
移動させるとともにそのミシン針の上下動に伴なし、形
成される多数の縫目により加工布上に刺繍模様を形成す
るようにされていた。
従って、刺繍模様データの各位層デー外こ基づいて前記
ミシン針及び刺繍枠の相対移動量が決定されるようにな
っているため、例えば前記刺繍模様データの作成時に操
作者が誤まって前記刺繍枠の大きさよりも前記相対移動
量が大きくなるように位置データを前記紙テープに記憶
した場合、又は前記刺繍枠よりも大きな刺繍模様データ
が記憶された紙テープ等の記憶手段に基づき前記ミシン
針及び刺繍枠を相対移動させた場合に前記ミシン針及び
刺繍枠は互にぶつかることは自明であるが「従来装置に
おいては前記紙テープに記憶された位置デー外こ基づい
て前記ミシ針及び刺繍枠を実際に移動させて加工布上に
刺繍模様を形成させてみなければ前記ミシン針及び刺繍
枠がぶつかるか否かを判定し得ない欠陥を有する。目的
この発明は前述した従来装置の欠陥を解消したもので、
この目的ま記憶装置に予め記憶された各縫目形成点の位
置デー外こ基づいてミシン針及び刺繍枠を相対移動させ
その刺繍枠に保持された加工布上に刺繍模様を自動的に
形成させる際、前記ミシン針及び刺繍枠にぶつかりあう
ことがない相対移動領域を予め設定しておいて前記ミシ
ン針及び刺繍枠への相対移動指令が発せられる前にその
相対移動指令に基づく相対移動量が前記により設定され
た相対移動領域内に収まるか否かを判別し、前記ミシン
針及び刺繍枠を実際に相対移動させなくともそれらがぶ
つかり合うか否かを操作者に知らせ前記ミシン針及び刺
繍枠が互にぶつかり合う事故を禾然に防止し得る刺繍ミ
シンを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、第1番目の発明においては、第41図に機能ブ
ック図(クレーム対応図)として示すように、上下動す
る針とそれと協働する釜とを備え加工布に縫目を形成る
ための縫目形成手段aと、前記加工布を保持する加工布
保持手段bと、前記針と加工布保持手段bと相対位置を
変化させるために少なくとも前記縫目形成手段aと加工
布保持手段bとのいずれかに連結された駆動手段Cとt
前記針と加工布保持手段bとの相対位置を指示する多数
の位置データにより一つの模様が構成されるパターンデ
ータを少なくとも二個以上記憶する第一の記憶手段dl
と、その第一の記憶手段dlに記憶されたパターンデー
タにより形成される各模様間の間隔、配列方向を任意に
設定可能な操作手段eと、前記第一の詑億手段dlもこ
記憶されたパターンデータ及び前記操作手段eにより設
定された設定デ−夕を記憶する第二の記憶手段d2と備
え、前記縫目形手段aの針の上下動にともない前記第二
の記憶手段d2に記憶された各データを順次取り出し、
その取り出されたデー外こ基づき発生される駆動指令信
号により駆動手段cを駆動し加工布に二個以上の模様を
形成するようにしたミシンにおいて、前記駆動手段によ
り針と加工布保持手段bとの相対移動が可能な範囲を数
値情報として予め設定する設定手段fと、前記駆動指令
信号により駆動される前記駆動手段cに基づく前記針と
加工布保持手段bとの相対的な移動量の最大値を予め演
算するための演算手段gと、その演算手段gにより演算
された最大値が前記設定手段fに設定された相対移動可
能な範囲を越える時出力を発生する判別手段hと、その
判別手段hの出力を表示する表示装置iとを設けたもの
である。
また、第2番目の発明においては、第42図に機能ブロ
ック図(クレーーム対応図)として示すように、上下動
する針とそれと協働する釜とを備え加工布に縫目を形成
するための縫目形成手段aと、前記加工布を保持する加
工布保持手段bと、前記針と加工布保持手段bとの相対
位置を変化させるために少なくとも前記縫目形成手段a
と加工布保持手段bとのいずれかに連結された駆動手段
cと、前記針と加工布保持手段bとの相対位置を指示す
る多数のデータにより一つの模様が構成されるパターン
データを記憶する記憶手段dと、その記憶手段dに記憶
されるパターンデータに対してそれによって形成される
模様の一部若しくは全体を拡大させるべく前記パターン
データを加工可能な拡大手段jとを備え、前記縫目形成
手段aの針の上下動にともない前記拡大手段jにより加
工を施されたパターンデータの多数の位置データを順次
取り出し、その取り出されたデータに基づき発生される
駆動指令信号により前記駆動手段cを駆動し加工布に拡
大模様を形成するようにしたミシンにおいて、前記駆動
手段により針と加工布保持手段との相対移動が可な範囲
を数値情報として予め設定する設定手段fと、前記駆動
指令信号により駆動される前記駆動手段cに基づく前記
針と加工布保持手段bとの相対的な移動量の最大値を予
め演算するための演算手段gと、その演算手段gにより
演算された最大値が前記設定手段fに設定された相対移
動可能な範囲を越える時世力を発生する判別手段hと、
その判別手段hの出力を表示する表示装置iとを設けた
ものである。
実施例 以下に本発明を自動刺繍ミシンに具体化した−実施例を
示す第1図乃至第40図を参照してその詳細を説明する
第1図において、ミシンテーブル1上にはベッド2aと
アーム2bとからなる工業用ミシン本体2が載遣されて
いる。
ベッド2a上に針板3が取付けられ、その略中央部には
針孔3aが形成されている。アーム2bには下端に針4
を装着し針榛抱き5aを介して駆動レバー6に連結され
た針棒5が取付けられるとともに、アーム2bの前面に
は揺動レバー6の播動量を調節する調節機構7及びその
揺動量を設定するためにその調節機構7に作動的に連結
された第1のパルスモータ8が設けられ、ミシン主軸(
図示せず)の回転に伴なう針樺5の上下動及び揺動レバ
ー6の揺動運動(矢印B方向)に基づいて針4はミシン
本体2内の釜(図示せず)との協働により加工布9上の
左右方向(矢印B方向)にジグザグの本縫縫目を形成す
る。ミシンテーブル1の上面後側にはポリアセタール等
の合成樹脂材料よりなる左右一対の取付枠10,11が
複数個のネジにより所定間隔をおいて固定されている。
ミシンテーブル1の上面においてそれと平行に延びるよ
うに取付枠10,11間に送りネジ12および回転伝達
鞠13が回転可能に支承されている。一方の取付枠10
‘こは送りネジ12を歯車機構を介して回転駆動するよ
うに第2のパルスモー夕14が装着されている。他方の
取付枠11には回転伝達軸13を回転駆動するための第
3のパルスモータ15が装着されている。送りネジ12
にはその軸線方向へ移動し得るように×藤移動台16の
支持台部16aが挿鼓されており、その×軸移動台16
は送りネジ12およじ回転駆動軸13に直交する方向に
延びる案内パイプ16bおよび前方支持台部16cを含
んでいる。×鞠移動台16の案内パイプ16bにはその
軸線方向へ移動し得るようにY軸移動台18が挿鼓支承
されており、そのY軸移動台18は回転伝達軸亀3に連
係された一対の連結ワイヤ17の一部に固着されている
。ポリアセタール等の合成樹脂材料からなる刺繍枠19
はY軸移動台亀8への取付坂部19a「外周の一部を開
放した環状の加工布保持部19b「縦付ネジ19cおよ
び前記加工布保持部19Mこ挿隊されそれと協働して加
工布9を保持する刺繍内枠28とを含む。従って「加工
布9を保持する刺繍枠翼9は第2のパルスモータ14の
回転駆動に基づいて送りネジ12〜 X鞠移動台亀6等
を介して左右方向(矢印×方向)に移動され「第3のパ
ルスモータ15の回転駆動に基づいて回転伝達軸13、
連結ワイヤ亀7、Y軸移動台18等を介して前記×方向
と直交する方向(矢印Y方向)に移動される。ミシンテ
ーブル1の下方前面には電源オンスィッチ21、電源オ
フスィツチ22、刺繍開始指令スイッチ23および非常
停止スイッチ2亀が設けられている。
更にミシンテーブル1の傍にはミシン本体2の駆動信号
、第1「第2 第3の各パルスモータ8,14,15の
駆動信号を伝達するケーブル26に連結された制御装置
25が配置されている。この制御装置25は加工布9に
所要の刺繍模様を形成するプログラミングの指令操作を
行なうためのキーボード27およびその操作結果を表示
するための表示パネル28を有している。第2図におい
てキーボード27の右方には第2、第3のパルスモータ
14,15に回転駆動指令を発生させ刺繍枠竃9をX?
Y方向及びそれらの各方向と45度の角度の方向へ移
動させるために設けられた複数個の寸動送りキー29「
刺繍枠亀9が予め定められた移動可能領域から外れた時
寸敷送りキー29の動作を有効化するためのRBキー3
0、制御装置25の制御回路部をリセット状態にするた
めのRSTキー31、ミシンの糸切れ事故等による本装
置の刺繍模様形成作業途中の停止時に刺繍枠19を所要
位置まで移動させる際指令信号を発生するためのRTN
キー32、制御装置25によるミシンの制御モードを設
定するためのMCHNhOCKキー3 3、SOLOA
TAキー3 4、SGLSTITキー 3 5 が配置
されている。MCHNLOCKキー3 3、SGLDA
TAキー3 4もSGはTITキー36にはそれらの制
御モードを操作者に表示するための発光ダイオード33
a,34a,35aがそれぞれ設けられている。キーボ
ード27の左方中央部には多数個のデータ入力キーから
なるデータキー群36が配直され、それらの各データキ
ーの上面にはそれぞれ刺繍模様に対応する実数文字、英
記号、カナ文字、カナ記号が刻印されており、それらの
うちのどの文字を選択するかの指令は各データ選択キー
3?,38,S9? 40を選択的に押圧操作すること
により行なわれる。
尚通常こられの選択キーが操作されない時には前記各文
字のうち英数字が選択されるようになっている。又前記
英数字はその字体の大小を指定するSHFTLキー41
「SHFTSキー42が操作された後にデータキー群3
6の各キーを操作することにより選択される。データキ
ー群36以外に各刺繍模様に対応するキーとして前記デ
ータキー群の各操作により選択された文字記号間のスペ
ース、各文字記号列改行復帰をそれぞれ表わすSPAC
Eキー43「CR/LFキー44が配督されている。キ
ーボード27の左方上段には加工布9を保持する刺繍枠
19が針4と当接しないで移動が可能な範囲を設定入力
するためのAREAキー45、各種プログラミングおよ
びデータ入力指令コードの終わりを指令するためENT
ERキー46、各種プログラミング指令コードの開始を
指令するためのCTRLキー47、予め記憶装置に記憶
された「漢字」その他の特殊模様に対応する刺繍模様デ
ータからなるパターンデータを指示するためのPATN
キー48「ミシン本体2による刺繍縫目の形成完了時に
ミシン本体2の動作を一時停止させる指令をプログラミ
ング時に入力するためのPAUSEキー49へ使用頻度
の高い文字模様のパターンデータの組合わせ等をまとめ
て記憶装置にファイルさせる指令コードを入力するため
のCATキー58「 そのCATキーによりファイルさ
れたパターンデータの組合わせをロードさせる指令コー
ドを入力するためのLOADキー51等の各種プログラ
ム指令キーが配置されるとともに、表示パネル281こ
設けられた後述の表示装置の表示を一桁左右にシフトす
るための表示シフトキー52,53が配置されている。
更にキーボード27には操作者が前述した各種入力キー
の操作を誤って行なった時にその操作入力キーの操作結
果だけを無効化するためのDELキー54、各種操作入
力キーの全ての入力操作結果を無効化するためのCAN
キー55が配置されている。表示パネル28には操作者
の各種入力操作による前記各種プログラム指令キー操作
の入力結果を順次表示するlq行のドットマトリックス
表示装置56、操作者により入力指定された複数個の文
字、記号等の刺繍模様の配列方向等の指定データ(〜r
an鉾指令)を表示する2桁の7セグメントの数字表示
器57、前記複数個の文字、記号等の刺繍模様間のピッ
チデータ(Pitcは旨令)を表示する数字表示器58
、操作者により選択された刺繍模様デー外こ対して対称
移動を指定するデータ(Minor指令)を表示する2
桁の数字表示器59、操作者により選択された刺繍模様
データの大きさを指示するデータ(Size指令)を表
示する2桁の数字表示器60、予め記憶されている文字
、記号等の刺繍模様の針4の揺動方向(B方向)に関し
て標準デー外こ対する変更データ(Widt蛇旨令)を
表示する2桁の数字表示器61、同じく予め記憶された
文字等の刺繍模様のパターンデータの各分割されたブロ
ック内に対する指定された縫目数データ(De船ity
指令)を表示する2桁の数字表示器62が配遣されてい
る。次に本装置の制御回路の構成を第3図のブロック図
を参照して説明する。
CPU63は中央演算処理装置で、16ビットのアドレ
ス信号出力端子(ADS)、8ビットのデータ信号及び
命令コード信号のデータ入力出力端子(DBO〜DB7
)、割込み入力端子(mT)等を有し、前記データ入出
力端子はデータバス64を介してRAM(議出し書込み
可能な記憶装置)65、ROM(議出し専用記憶装置)
66、PIT(プログラマプルィンタ−バルタイマー)
67、1/01F(入出力インターフェイス)68にそ
れぞれ接続されるとともに、前記アドレス信号出力端子
はアドレスバス69を介してアドレスデコーダ70に接
続されている。アドレスデコーダ70のデコード出力は
RAM65、ROM66、PIT67「 1/0『68
等の各周辺装置のチップセレクト端子(CS)若しくは
アドレス端子(ADO〜ADII)に接続されており、
前記各周辺装置のアドレスの割り付けが行なわれる(第
4図参照)。前記1/01F68の各入出力端子には第
1、第2、第3のパルスモータ8,14,15を駆動す
るため第1、第2、第3の駆動回路71,72,73、
ミシン本体2の駆動及び針定位層停止を行なうためのミ
シン駆動回路74「第1のパルスモータ8の原点を検出
するための位置検出装贋75、キーボード27の各キー
に対応するキーコード信号を発生するキーボード制御回
路76、表示パネル28の各表示素子を駆動制御するた
めの表示制御回路77及び刺繍開始指令スイッチ23が
接続されるとともに、CPU63の川T端子には前記非
常停止スイッチ24が接続されている。CPU63、R
AM6 5、ROM66、PIT6 7および1/01
F68によりストアドプログラム方式のコンピュータが
構成され、ROM66に予め記憶された命令コード群に
基づいて1/01F68‘こ接続される各種入出力装置
の制御が行なわれる。
尚RAM65、ROM66、PIT67、1/01F6
8および1/01F68に接続される各種入出力装置の
各制御信号は第4図に示されるアドレスマップに従い各
アドレスにそれぞれ配置されている。前記ROM66に
はアドレス000疎亀地乃至7FFF番地のエリアが割
り付けされ、そのアドレス000の野地乃至IFFF番
地のエリアには本装置の制御を行なうメインプログラム
および各種サブルーチン等の命令コード群からなる制御
用プログラム66aが記憶されるとともに、アドレス2
000番地乃至7FFF番地のエリアはデータバンク6
6bとして割り付けられ、そのデータバンク66bには
キーボード27の各文字、記号及びパターーン記号等に
対応する各種の刺繍模様がデータからなるパターンデー
タ群が記憶されている(第5図および第6図参照)。R
AM65にはアドレス800疎蚤地乃至餌FF番地のエ
リアが割り付けられており、本装置の制御及び演算用に
用いられる各種ワ−キングレジスタ群65a,65bが
それぞれ所定のアドレスに記憶されている(第7図乃至
第12図参照)。PIT67にはアドレスCOOO番地
乃至CFFF番地が割り付けられるとともに1/01F
68にはアドレスDOO巧蚤地乃至FFFF番地のエリ
アが割り付けられ、PIT67の出力信号TC1、TC
2および前記入出力装置に入出力される各制御信号等が
前記エリアの所定の各ビットに割り付けられとり、それ
らの制御信号に基づき第1、第2、第3の駆動回路71
,72,73はそれぞれ駆動制御される。次にデータバ
ンク66b内に記憶される刺繍模様のパターンデー外こ
ついて第5図、第6図、第13図「第14図及び第亀5
図のパターンデータのデータ内容を示す各図を参照して
説明する。
第畳3図に示されるように例えばカナ文字「イ」の文字
模様の刺繍パターンデータを作成する場合、先ずそれら
のパターンデータの原点POを定め、それらの文字模様
に対し縫目を形成する部分を第14図に示すように三角
形若しくは四角形からなる各ステッチブロック(SA亀
,SA2,…・・・SA8)に分割指定し、それらの分
割された各ブロックの各頂点(SD亀,SD2?・・…
・SDn)の各×、Y方向の各座標値〔(×亀,YI入
(X29Y2)「……(Xn8 Yn)〕を求め「該文
字模様に対して刺繍縫目を形成する順序を適宜指定する
。そしてその指定された順序に基づいて例えば前記パタ
ーンデータ原点POからステッチブロックSAgまでの
部分「即ち送り部分(縫目形成されない)をフイードプ
ロツクFBIとし「そのフイードブロツクFBIを表わ
すフイードブロックコード及び前記各頂点SDI,SD
2の各座標値(X1,Y亀)、(×2,Y2)でもつて
一つのフイードブロツクデー夕として記憶し、次のステ
ッチブロックSAIに対してはステッチブロックを表わ
すステッチブロックコード及び前訂SAIブロックの四
角形の底辺の各頂点SD3,SD4の各座標値(×3,
Y3)「(×4,Y4)でもつて一つのステッチブロッ
クデータとして記憶し、以下同様に各ステッチブロック
データおよびフイードプロックデータ等が順次記憶され
るようにして一つの文字模様の刺繍パターンデータの作
成が行なわれる。尚前記各刺繍模様のパターンデータの
各先頭アドレスから3バイトにはそれらの各パターンデ
ータにおける針4のB麹(×軸と同一)方向の揺動量の
最大値を表わすデータMASKB、X軸方向の第2のパ
ルスモータ14による刺繍枠官9の最大移動量MASK
X、Y髄方向の第3のパルスモータ15による刺繍枠1
9の最大移動量MASKYが順次記憶されている。RA
M65の制御用ワーキングレジスタェリアには下記のワ
ーキングレジスタ群65aがそれぞれ所定のアドレス(
800尻野地乃至卵FF番地)に割り付けられている。
即ちそれらのワーキングレジス夕群は、刺繍模様形成時
における刺繍枠19の後述する絶対原点位置からの×,
Y軸方向の移鰯量データを逐次記憶するABS。X・R
EG.、ABS・Y・REG.(現在位置座標記憶用)
、刺繍模様形成開始時における前記絶対原点位置からの
×,Y座標値を記憶するABS01×ORE○.、AB
SO。Y・REG(縫製開始点座標記憶用)、刺繍枠1
9の移動可能なエリア設定範囲が円形モードであるか矩
形モードであるかのモードを記憶するAREAMODE
・REGト円形モード設定時におけるデータを記憶する
AREAROREG.「操作者のキー入力操作に基づく
各種入力指令コードを順次記憶するCMNDDAT公Q
REGへ 刺繍模様形成時に各移動指令に基づく第1、
第2、第3のパルスモータ& 翼4ヲ 軍覇の移動方向
ト移動量を一時記憶す るCMNDSGN・B・REG
.、CMNQSGN 。× 8 REG.「 CMND
SGN・Y・REGへ それらのCMNDSGNレジス
タに各データが出力されていることを記憶するCMND
STORED・REG.、操作者のキー入力操作による
データ又は標準のコントロールデータを記憶するCTR
L・REG.、操作者の入力するコントロールデータを
一時記憶するCTRLKEY・REG.「本装置の動作
サイクルがサイクル終了工程にあることを記憶するCY
CLEEND・REG.、本装置の動作モードがキー入
力モ−ドであるか縫製モードであるかを記憶するCYC
LEMODE・REG.、操作者により入力されたコン
トロールデータおよび文字「記号等のデータをまとめて
格納するFILEDATA・REG.、該レジスタに格
納されている各データのアドレスを記憶するFILET
ABLE・REG.、操作者により入力される前記yI
LETABLE・REG.のアドレスを記憶するFIL
EADR・REG.、本装置の動作サイクルが縫製サイ
クルであることを記憶するFROMSEW・REG.、
内部同期モードを記憶するISM・REG.、JOGキ
ールーチンにおいてJOGタイマーが継続状態であるこ
とを記憶するJOGT肌・REG.、操作者のキー入力
操作に基づくキー入力コードを順次記憶するKEYIN
DATA・REG.、該レジスタから前記入力コードを
読み出す時のアドレスを記憶するLADRKEY・RE
G.、前記CMNDDATA・REG.からデータを読
み出す時のアドレレスを記憶するLADRCMND・R
EG.、SEWADR・REG.からデータを読み出す
時のアドレスを記憶するLADRSEW・REG.〜
データバンク66bから所要のパターンデータの各デー
タを読み出す時のアドレスを記憶するLADRBANK
・REG.、発光ダイオード33aの点灯状態を記憶す
るMCHNLOCK・REG.、ミシンモータ(図示せ
ず)の駆動状態を記憶するMMD・REG.、前記CM
NDSGN・B・REG.、OMNDSGN・×・RE
G.、CMNDSGN・Y・REG.の各指令に基づく
第1、第2、第3の駆動回路71,72,73に出力さ
れた各駆動パルスを計数するOUT・8・REG.、O
UT’X・REG.、OUT・Y・REG.、本装置が
縫製中であることを記憶するONSTIT・REG.、
発光ダイオード34a,35aが共に消灯状態において
RTNキー32のリターン指令に基づくリターン状態で
あることを記憶するONALLRTN・REG.、発光
ダイオード34a若しくは35aが点灯状態においてR
TNキー32のリターン指令に基づくリターン状態であ
ることを記憶するONRTN・REG.、操作者のPA
TNキー48操作後のキー入力操作による数値データを
記憶するPATNKEY・REG.、刺繍模様の各縫目
形成点に対応する位置データを多数個記憶するSWED
ATA・REGへ該レジスタに各位贋データを記憶する
時のアドレスを記憶するSADRSEW・REG.、操
作者のキー入力操作に基づくキー入力コードをKEYI
NDATA・REG.に記憶する時のアドレスを記憶す
るSADRKEY・REG.、CMNDDATA・RE
G.に操作者による各種指令コードを記憶する時のアド
レスを記憶するSADRCMND・REG.および発光
ダイオード34a,35aの点灯状態を記憶するSOL
DATA・REG.、SGLSTIT・REG.等を含
む。
次に、以上のように構成された本装置の作動について、
操作者の各種操作に基づき加工布9上にカナ文字「ィ」
、「ロハ「ハ」からなる「イロハ」という文字の刺繍模
様を連続的に形成する場合を例として、その詳細を第2
5図乃至40図に示すフローチャートに従って説明する
。尚、この時、加工布9に形成される前記文字刺繍模様
の配列及びその方向(〜てan袋)、その刺繍模様を構
成する各文字模様の大きさ(Size)、その各文字模
様のB方向(×方向と同じ)における大きさ(前記針4
の揺動幅)の標準字体に対する比率(Wjdm)、その
標準字体を対称な字体に変換するさめの指令データ(M
inor)、及び各文字模様の各ステッチブロックに対
する縫目形成(Demity)の各種コントロールデー
タは、予め定められた標準のコントロールデータに基づ
く各データ群により指定され、前記各文字間のそれぞれ
の間隔(Pitch)を指定するコントロールデータは
操作者のキー操作に基づくデータにより指定されるもの
とする。
ここで前記標準コントロールデータについて説明すると
、Anangeデータは第20図乃至第22図に示され
るように各刺繍文字の格納されている長方形のエリアの
左方下端の基準点(P3)が矢印AXO方向に延びる直
線上に配直されるような配列指定(AX30)、Siz
eデータは各刺繍文字模様の×,Y方向の大きさ則ち×
方向8柵、Y方向1仇舷の寸法指定(Size雌)、P
itchデータは前記各文字間の間隔10肌の間隔指定
(Pitchlo)、WidthデータおよびMirr
orデータはそれぞれ変更指定なし(Widthl,0
)、(Mirmroo)、戊.nsityデータは各ス
テッチブロック内の縫目形成数が4縫目であるとの指定
(戊nsity04)となつている。
先ず、電源が投入されると、プ。
グラムは第25図に示されるようにスタート番地100
から各種のワーキングレジスタおよび入出力装置等をィ
ニシヤライズさせるイニシヤライズルーチン101、表
示パネル28の表示装置56、各数字表示器57,58
,59,60,61,62および発光ダイオード33a
,34a,35a等の表示装置の全ての各表示素子を所
定時間点灯させる表示ルーチン102、針4の揺動量を
設定するために調節機構7に連結された第1のパルスモ
ータ8をその調節機構7による揺動量がゼロとなるよう
に予め設定された原位置まで移動させるB軸自動原点復
帰ルーチン103、KEYINDATA・REG.内に
予め記憶された標準コントロールデータのCTR・RE
G.へのデータ転送及びそれらの標準コントロールデー
タの内容を表示パネル28の各表示装置に表示するルー
チン104等からメイン番地105を経て各種操作キー
の操作が行なわれたか否かのモニタを行なうモニタルー
プ106に達し、更にプログラムは操作キーの操作が行
なわれるまでモニタループを回り続ける。従って、本装
置は表示ルーチン102によりその表示装置の全ての表
示素子の点灯が所定時間われた後、B軸自動原点復帰ル
ーチンi03によって第1のパルスモー夕8の駆動が停
止され、針4の揺動量が零に設定さ、表示パネル28の
ドットマトリックス表示装置56には前記標準コントロ
ールデータの各指令〜ran鉾、Size…・・・等の
指定コードを表わすそれらの頭文字「AXハ「S」……
の各文字が表示され、各数字表示器57乃至62には標
準コントロールデ−夕の各指令内容がそれぞれ表示され
る。尚、ここでドットマトリックス表示装置56に表示
される前記各指令コードの頭文字は後述する刺繍される
べき文字の刺繍データを表わす文字と区別するために第
2図に示されるように前記刺繍データが黒抜き文字によ
り表示されるのに対し白抜きの各文字により表示される
ようになっている。次に、操作者により寸動送りキー2
9およびRはキー30が同時に押圧されると、プログラ
ムはモニターループ106から抜け出しJOGキー番地
から前記Rはキーの「オンハ「オフ」をチェックするル
ーチン107、JOGA番地、JOGTIM・REG.
の記憶内容がハィレベル(以下日という)からo−レベ
ル(以下Lという)かのチェックを行うルーチン108
、第2、第3のパルスモータ14,16を駆動するため
の第2、第3の駆動回路72,73に駆動パルスを発生
さるルーチン109等を経て〆イン番地に戻り再びモニ
タループを回り続ける。
従って、寸動送りキー29およびRBキー30の押圧操
作に基づき前記第2、第3のパルスモータ14,15が
駆動され、刺繍枠19に保持される加工布9は針4に対
して相対移動される。尚、この時、操作者により寸動送
りキー29およびRはキー30が押圧され続けるとプロ
グラムは前記と同一のルートを経てルーチン109を何
回も通過することになり、第2、第3の駆動回路72,
73にはJOGTIME・REG.により定められた時
間中本装置のプログラムの命令実行時間により略決定さ
れる一定の周期を有するパルス群が与えられるので刺繍
枠19は一方向に移動される。又、前述したように各矢
印方向に移動可能に多数個設けられた寸動送りキー26
およびRはキー30を操作者が適宜に選択操作すること
によりほぼ環状の刺繍内枠20の仮想中心部に針4の中
心軸が位置するように刺繍枠19を移動させ得る。第1
9図に示されるようはぽ環状の刺繍内枠20の仮想中心
部に前記針4の中心軸が位置するように刺繍枠19が移
動された後に、操作者によりAREAキー45が押圧さ
れると、プログラムはモニタループ106からAREA
キー番地にジャンプし、前記AREAMODE・REG
.のモードをチェックするルーチン110、刺繍枠19
の平面形状が円形であることを表示するためにドットマ
トリックス表示装置56にコード「R」の英文字の表示
を行なうルーチン1 1 1からAREAO項蚤地を経
てAREAキーの状態をモニタするモニタループ1 1
2を回り続ける(刺繍枠19の絶対原点位置への移動完
了)。次に、操作者が第19図に示されるように刺繍内
枠20の針4に対する移動可能な範囲を表わす数値を計
算し(針4から刺繍内枠20の内隆部までの距離Rhか
ら針の揺動量の最大値Bm凶×l/2を減じた距離Ro
maxを計算)、例えばその数値が1比柵の場合、操作
者はデータキー群36のキー操作により「Rハ「1」、
「0」とインプットすれば、プログラムはモニタループ
112のルーチン113からキー操作にもとずく「数字
」データをAREAR・REG.の所定アドレスに記憶
するとともに数値データをドットマトリックス表示装置
56に表示するルーチン114、A醜・X・REG.、
ABS・Y・REG.の各レジスタをクリアするルーチ
ン115を経て〆ィン番地へ再び戻る。
従って、この時点においてドットマトリックス表示装置
56には「AX、S、P、W、M、D」の各標準コント
ロールデータのコントロール指定データに引き続いてエ
リア設定データ「RIO」の表示がされる。また、ルー
チン1 1 5によりABS・X・REG.、ABS・
Y・REG.の各レジスタはクリアされることにより、
針4に対する刺繍枠19の絶対原点位置の設定が行われ
、以後刺繍枠19の絶対原点位置からの相対位置の変化
がA斑・X・REG.、ABS・Y・REG.によりモ
ニタされ、刺繍枠19が針4に対して設定ごた移動可能
な領域を超えて移動しないようにされている(エリア設
定操作完了)。次に、操作者が加工布9上に形成しよう
とする刺繍模様の形状が横方向(X藤方向)の長く延び
る刺繍模様であるか又は縦方向(Y軸方向)に長く延び
る刺繍模様であるか等に応じて刺繍枠19に保持された
加工布9上に絶対原点位置と異なる刺繍開始位置を設定
し、寸動送りキ−29を適宜操作すると、プログラムは
前記と同様にモニタループ106からJOGキー番地(
第38図)へジャンプしルーチン1 07、AREAM
ODE・REG.の内容をチェックするルーチン1 0
7a、ABS・X・REGへABS・Y・REG.の各
データの自乗の和(ABS・X)2 十(ABS・Y)
2 及び前記Romaxの自乗(Ron艦x)2を演算
するルーチン107b、そのルーチンにより演算された
各データの大4・を判別するルーチン107cを介しJ
OGA番地、ルーチン108,109等を経て〆イン番
地へ戻る。
以後、寸動送りキー29の押圧操作に基づいてプログラ
ムは各ルーチンを経る経路を回る。従って、操作者が複
数個の寸動送りキー29を選択操作することにより刺繍
枠19に保持された加工布9を刺繍しようとする各刺繍
模様に最適な刺繍開始位鷹に移動し得る。
尚、刺繍枠19の絶対原点位置からの相対的移動量がA
REA・REG.に設定記憶された値よりも大になる時
はプログラムがルーチン107cからドットマトリック
ス表示装置56の各表示データを点滅させるルーチン1
07dを経て〆ィン番地に戻るようになっているので、
寸動送りキー29が操作者により押圧操作されても第2
、第3のパルスモータ14,15は駆動されないため刺
繍枠19は移動せず、従って刺繍枠19と針4とが当援
するおそれはない(刺繍枠19の刺繍開始位置への移動
完了)。次に、前記標準のコントロールデータの内各文
字模様の間隔に関し標準(Pitchlo)とは異なる
コントロールデータたとえば(Pitch05)に基づ
いて刺繍模様を形成したい場合、操作者がCTRLキー
47、データキー群36の英数文字「P」キー、「0」
キー、「5」キー、びENTERキー46の各キーを順
次操作すると、プログラムはモニタループ106からC
TRLキー番地を経て第32図に示されるCTRLキー
ルーチンにジャンプする。而して、プログラムはCTR
Lキー47のキーコ−ドをKEYINDATA・REG
.に格納するルーチン116からCTRLキー47に続
き操作される操作キーの操作内容をチェックするルーチ
ン117a,1 1 7b、CTRLI番地、その操作
に基づくキーコード信号をKEYINDATA・REG
.に格納しその数字データをドットマトリックス表示装
置56に表示するルーチン118、数字キーの操作に基
づくキ−コ−ド信号をKEYINDATA・REG.に
格納しその数字データをドットマトリックス表示装置5
6に表示するルーチン119a,119b、ENTER
キー46の操作に基づくキーコード信号を前記KEYI
NDATA・REG.に格納するとともにルーチン11
9a,119bによりKEYmDATA・REG.に記
憶された数字データをCTRL・REG.に格納するル
ーチン120、前記した一連のキー操作に基づくコント
ロールデータの指定のための操作者による操作が予め定
められた指定データと矛盾しないかをチェックするルー
チン121を経て〆イン番地へ戻り、再びモニタループ
106を回り続ける。
従って、前記したコントロールデータの指定のための一
連の各キー操作に基づき第9図乃至第11図に示すよう
にKEYINDATA・REG.に順次それらのキーコ
ード信号が格納されるとともにCTRL・REG.には
それらの操作に基づく数字データが前記標準のコントロ
ールデータの数字データに代って格納され、ドットマト
リックス表示装置56には「P」の表示が前記表示デー
外こ続き表示される。従って、ドットマトリックス表示
装置56には「AX、S、P、W、M、D、RI0、P
」と表示され数字表示器58の表示は「10から「06
」に変る(コントロールデータの指定変更完了)。続い
て、例えばカナ文字「イロハ」の刺繍模様の縫目を加工
布9上に形成するためデータキー群36中からカナ文字
「ィハ「ロ」、「ハ」に対応する各キーを順次選択操作
すると、プログラムは前記モニタループ106からDA
TAキー番地(第34図)へジャンプし、各データキー
の操作に基づきそのキーに対応するキーコード信号を前
記KEY瓜DATA・REG.に格納するルーチン1
22、前記の操作されたキーに対応する文字をドットマ
トリックス表示装置56に表示するルーチン123、K
EYINDATA・REG.に格納されたデータに基づ
きCMNDDATA・REG.に格納するルーーチン1
24、前記キー操作により選択された各文字模様に対応
するパターンデータをROM66内のデータバンク66
bから読み出し該データおよび前記コントロ−ルデータ
に基づき加工布9上への刺繍模様形成時における刺繍枠
19の移動量が前記エリア設定により設定された数値デ
ータの範囲内であるかどうかを予めチェックするルーチ
ン125、メイン番地を経て再びモニタループ106へ
戻る経路を前記各キーの操作回数(3回)に対応する回
数まわった後モニタループ106を再び回り続ける。
従って、ルーチン123によりドットマトリックス表示
装置56には第2図に示されるように「AX、S、P、
W、M、D、RI0、P、イ、口、ハ」の表示がされる
とともにKEYNDATA・REG.およびCMNDD
ATA・REG.には前記各キー操作に基づく各指令コ
ードが順次格納される(第9図乃至第11図参照)。
又、ルーチン125により前記キー操作に基づきデータ
バンク66bから選択されたパターンデー外こよる刺繍
模様形成時の刺繍枠19の×,Y方向の各移動量の最大
値が予め演算されその演算値がエリア設定に基づき設定
された移動可能な範囲を超えるような場合にはドットマ
トリックス表示装置56のデータ表示部が点滅し、操作
者に操作ミスであることを知らせるようになっている(
刺繍模様パターンの選択指令の完了)。ここで、加工布
9上に前述したカナ文字「イロハ」の刺繍模様の縫目を
形成するため操作者が刺繍開始指令スイッチ23を押圧
すると、プログラムはモニタルーブ106から第39図
に示されるSEWキー番地へジャンプし、SEWOO番
地126 、ABS・B・REG.、ABS・×・RE
G.、ABS・Y・REG.の各レジスタの内容を刺繍
開始時におけるB、X、Y軸の絶対位置座標データを格
納するABP0・B・REG.、ABS0・×・REG
.、ABS0・Y・REG.に転送するルーチン127
、前記CMNDDATA・REG.の内容を順次読み出
すためのアドレスを記憶するLADCMND・REG.
にCMNDDATA・REG.の先頭アドレスを書き込
むルーチン1 2 8、SEWIO番地1 2 9、L
ADRCMND−REG.に記憶されたアドレスにより
指定されるCMNDDATA・REG.の内容を判別す
るルーチン130、CMNDDATA・REG.の内容
を順次読み取るためのLADRCMND・REG.の内
容をインクリメントするルーチン131まで達し再びS
EWIO番地129へ戻り、次に再びルーチン130か
らCMNDOATA・REG.に記憶された指令コード
の内容に基づいてCTRL・REG.の内容を更新する
ルーチン132、LADRCMND・REGの内容をイ
ンクリメントするルーチン133を経てSEW1q電地
129へ戻り、ルーチン130を経て、CMNDDAT
A・REG.に記憶されたパターンデータ指令コードl
こ基づいてデータバンク66b内に予め格納されている
パターンデータを読み取り、第15図乃至第18図に示
されるようにその読み取られた各フィードブロックおよ
びステッチブロックを形成する位置座標データ群SDI
(X1,YI)、SD2(X2,Y2)、・・・・・・
及びCMNDDATA・REG.に記憶された各種コン
トロールデータに基づいて縫目形成点位置データ群SN
1,SN2,SN3,SN4,・…−・を求め、刺繍枠
19を刺繍枠移動位置SS1,SS2,SS3,SS4
,・・・・・・へ移動するための刺繍枠移動位置データ
および刺繍枠が前記移動位置に移動された時の針4の揺
動量B1,B2,B3,……を演算し、その演算結果を
第12図に示すようなSEWDATA・REG.に順次
格納するルーチン134、前記LADRCMND・RE
G.の内容をインクリメントするルーチン1 35、F
ROMSEW・REGに日を立てるルーチン1 36、
SEWDATA・REG.の内容を順次読み出すための
アドレスを記憶しておくLADRSEW・REG.の先
頭アドレスを記憶するルーチソ137を経てSEW20
番地に達する。
従って、上記各ルーチンにより CMNDDATA・REG.に格納されている各入力指
令コードがその先頭番地のスタート指令コードから間隔
指令(Piにh)コード、カナ文字「ィ」指令コードま
で順次読み取られ、SEWDATA・REG.には前記
カナ文字「ィ」の刺繍模様の各縫目形成位置に対応する
位置へ刺繍枠19および針4を移動させるための各デー
タ(第2、第3および第1のパルスモータ14,15,
8を駆動するための駆動パルス数びその符号コード群)
が記憶される。
SEW2坊野地1 38へジャンプしたプログラムは更
にLADRSEW・REG.のアドレスにより指定され
るSEWDATA・REG.の指令内容を読み出し判別
するルーチン139、SEWDATA・REG.に記憶
された次の指令コードを順次読み出すためにLADRS
EW・REG.の内容をィンンクリメントするルーチン
140を経て、再び前記ルーチン139、SEWF番地
141、MMD・REG.に日が立っているか否かのチ
ェックを行なうルーチン142、SEWDATA・RE
G.内のフィード指令コードの内容に基づいて刺繍枠1
9をX,Y軸方向に移動させるための第2、第3のパル
スモータ14’15を駆動するルーチン143,LAD
RSEW・REG.の内容をインクリメントするルーチ
ン144、SGBTIT・REG.に日が立っているか
杏かのチェックを行うル−チソ145を経てSEW20
番地138へ戻る。
従って、前述した各プログムルーチンによりSEWDA
TA・REGに格納されたスタート指令コードおよびフ
ィード指令コードが読み出され、フイード指令コ−ド‘
こ基づいて刺繍枠19は、針4の中心位置に対して第1
6図に示されるように刺繍開始点(パターンデータ原点
PO)からSSI点位置まで第2、第3のパルスモータ
14,15により移動される。
更にプログラムはSEW2の蚤地138からルーチン1
39、SEWS番地146、ミシン駆動回路74にミシ
ン駆動指令信号MMDが出力されているか否かの情報を
記憶するMMD・REG.に日が立っているか否かのチ
ェックを行なうルーチン147、SEWDATA・RE
G.内に記憶されるステッチ指令に基づいて第2、第3
のパルスモータ14’15を駆動する第2、第3の駆動
回路72,73に駆動パルスを出力するルーチン148
、LADRSEW・REG.の内容をインクリメントす
るルー チ ン 1 4 9 、MCHNLOCK .
REG.、SGLDATA‘REG.、SGはTIT・
REG.等の各レジスタの内容をチェックするルーチン
160、ミシン駆動回路74にミシン駆動指令信号MM
Dを出力するルーチン151等を経て、再びSEW20
番地138へ戻る。
従って、前述した各ルーチン−により SEWDATA・REG.に格納されている最初のステ
ッチ指令に基づきミシン駆動回路装置74にミシン駆動
指令信号MMDが出力されミシン本体2の駆動が開始さ
れる。
尚、この時フィード指令コードに基づいて最初の縫目を
形成するための所定位置(SSI)まで刺繍枠19は移
動されるので、第2、第3の駆動回路72,73には駆
動パルスが出力されず、第1の駆動回路71には針4の
播敷量が第16図においてBIとなるように調節機横7
を設定するための駆動パルス信号が出力されている。更
に、プログラムはSEW2従事地138からルーチン1
39、SEWS番地146、ルーチン147、SEWD
ATA・REG.内の次のスイッチ指令コード‘こ基づ
いて第2、第3の駆動回路72,73に出力される駆動
パルス数に応じミシン駆動回路74に出力するに最適な
ミシンモータ速度指令信号MOSPDを演算するルーチ
ン152、そのルーチンにより演算されたMOSPDが
予め前記ミシン駆動回路74に出力するために準備され
た4個のミシンモータ速度指令信号発生回路MOSPD
I〜4の範囲にあるか杏のチェックを行なうルーチン翼
53、前記MDSPDI−〜4の中から最適な速度指令
信号発生回路を有効化させる出力信号を出力するルーチ
ン154、ミシン駆動回路74から針4の上下動に調時
し針4が加工布9から抜け出る時に出力される針上信号
NDLUPに基づく同期信号SYCと内部同期モードレ
ジスタ(ISM・REG.)の内容が一致したか否かを
チェックするルーチン155、SEWDATA・REG
.のステッチ指令コードに基づいて第1、第2、第3の
駆動回路71,72,73に駆動パルスを出力するルー
チン156、LADRSEW・REG.の内容をインク
リメントするルーチン1 57、SGLSTIT・RE
G.、MCHNLOCK・REG.の内容をチェックす
るルーチン158を経て再びSEW2の蚤地へ戻る。
従って、前述した各ルーチンによりSEWDATAOR
EG.に格納されている第1番目のステッチ指令に基づ
きミシン駆動回路741こ対しミシンモータ速度指令信
号が出力され、第1番目のステッチ指令による縫目が加
工布9上の第1番目の縫目位置(SNI)に形成される
更に、その縫目形成後針4が第1番目の縫目形見ら点に
おい夕て加工布9から抜け出た時、刺繍枠19を第1番
目の縫目形成点(SNI)に対応する位置(SSI)か
ら第2番目の縫目形成点(SN2)に対応する位置(S
S2)まで移動させるための駆動パルス信号力$EWD
ATA・REG.に格納されている0第2番目のステッ
チ指令に基づき第1、第2、第3の駆動回路71,72
,73に出力され、第1、第2、第3のパルスモータ8
,13,15により第2番目の縫目を加工布9上の第2
番目の縫目形成点位置(SN2)に形成すべく針4の揺
動量の設定及び刺繍枠19のX,Y軸方向の駆動が行な
われる。更に、プログラムはルーチン139により順次
読出されるSEWDATA・REGの内容(ステッチ指
令若しくはフィード指令)に応じ前述したSEWS番地
146若し〈はSEWF番地146を経る経路をSEW
DATA・REG.に格納された指令数と同じ回数だけ
回る。
従って、前述したプログラムによりSEWDATA・R
EG.に格納された各指令に基づき刺繍枠19は縫目形
成点位置(SN3,SN4・・・・・・)に対応する位
置(SS3,SS4…・ル)に各縫目形成毎に間歌的に
移動され且つ針4はその移動量が各縫目形成点(SN3
,SN4…・・・)に対応する位置に縫目が形成される
ように設定され、加工布9上に各縫目が形成され、カナ
文字「イロハ」のうち「ィ」の刺繍模様の縫目が形成さ
れる。更に、プログラムはSEW2尻野地1 38から
ルーチン 貴 3 9t ONSTITCH・REG.
及びFROMSEW・REG.をLとするルーチン1
59、ミシン駆動回路了4に針上停止信号を出力し針亀
を針上停止させるルーチン160、SGはTITCH・
REG.若しくはSOLDATA・REGに日が立って
いるか否かをチェックするルーチン161a「 コント
ロールデータのPitch指令に基づき第2、第3の駆
動回路72,73に駆動パルスを出力し刺繍19を次の
文字模様データ、カナ文字「ロJのパターンデータ原点
PO位置まで移動させるルーチン161bを経てSEW
IO番地亀29へジャンプする。
従って、カナ文字「ィ」の刺繍縫目形成後ルーチン16
0により針4が針上停止される。
その針4の針上停止後ルーチン161bにより次の刺繍
模様「ロ」を形成すべく前記パターンデータのPitc
h指令が読み出されその指令に基づき刺繍枠19が移動
される。以後、−前述したカナ文字「ィ」の刺繍模様形
成時と同様にして加工布9上にカナ文字「ロ」の刺繍模
様の縫目が形成される。
尚、第17図に示されるようにカナ文字「ロ」の各ステ
ップブロックSAn,SAn+1,・・・等の各部分に
対しては前述と異なり各縫目形成点位置SNn−1,S
Nn,SNn+1……の演算結果位置へ刺繍枠19を移
動させるための位置データがSEWDATAOREG.
の各ステッチ指令として格納されているので、そのステ
ッチ指令に基づいて刺繍模様を形成する際針4の揺動量
を設定するための第1パルスモータ8は原点位置に固定
され、針4は揺動されず、刺繍枠19のみが縫目形成位
置へ第2、第3のパルスモータ14,15によりジグザ
グ状に移動されて(第18図参照)加工布9上に刺繍模
様の縫目が形成成されるようになっている。
全ての刺繍模様形成後プログラムは再び SEWIO番地129に戻りtルーチン130から最初
の文字模様の刺繍開始位置まで刺繍枠19を移動させる
ルーチン1 62、CYCLEEND・REG.に日を
立てるルーチン163を経て〆ィン番地へ戻り「そして
モニタループIQ6を回り続ける。
従って、前述したように操作者によってプログラムされ
たカナ文字「イロハ」の刺繍模様の縫目形成後、刺繍枠
i9は最初の文字模様の刺繍開始位置まで移動されるの
で操作者により新しい加工布9が刺繍枠19にセットさ
れれば再び前述と同じ刺繍模様の縫目を形成し得る。
尚、前述した各文字刺繍の形成途中で針4が加工布9か
ら抜け出た状態にある間に刺繍枠19の移動を完了し得
ないほどその刺繍枠19の×,Y方向の移動量が大であ
る場合にはミシン駆動回路74に針上停止信号を出力し
針4を針上停止させるルーチン160〜ミシン駆動回路
74に再び駆動指令信号を出力するルーチン165等に
より、ミシン本体2の駆動を一時停止させ得るようにな
つている。
又〜上述したカナ文字「イロハ」の刺繍模様の形成例に
おいては「その文字配列を設定するためのコントロール
データとして第22図に示されるような標準コントロー
ルデータのAmange指令(AX3Q)により文字配
列の指令がなされていたが〜そのコントロールデータを
前述したPitch変更時と同様なキー操作により例え
ばAXI1、AY20と変更すれば、第23図、第24
図に示されるそれぞれのカナ文字「イロハ」の配列を有
する刺繍模様を加工布9上に形成し得、又、前記コント
ロールデータを変更すれば第20図に示される各直線方
向(AX3,AX2・…・・AY−1,AYO……)に
第21図に示される各文字パターンデー外こ対する各基
準点(PI.P2・・・・・・)が沿うように各文字の
刺繍模様を配列し得る。
又、Size指令についてもキー操作により各模様の水
平方向(X軸方向)の長さを01〜9劫舷の間で適宜指
定することにより、第39図のフローチャートのルーチ
ン134により前記の指定されたSize指令に対応す
る大きさの各データがSEWDATA・REG.に順次
格納され、そのルーチン134以降の各ルーチンにより
加工布9上に前記指令に基づく大きさの刺繍模様が形成
される。又、上記刺繍例においてはカナ文字「イロハ」
について各カナ文字の大きさは全て標準コントロールデ
ー外こ基づくSize指令により各文字とも同じ大きさ
になっているが、例えばカナ文字「ロ」だけを拡大縮小
したい場合は、前述したカナ文字「ィ」のデータキー入
力操作後前述の各コントロールデータの指令操作と同様
に要求された拡大縮小データに対応するSize指令を
行なってから、カナ文字「ロ」のデータキー入力操作を
行ない、次にカナ文字「ハ」に関しカナ文字「ィ」と同
様のデータキー入力操作をすればよい。
尚、他のコントロールデータについても各刺繍模様デー
タ間に前述したように各コントロール指令をーキ入力操
作することにより各刺繍模様に対するコントロール指令
を変更し得ることは言うまでもない。
尚t上記刺繍模様形成例においてはカナ文字「イロハ」
について説明したが、キーボード28の各データキー群
に表示された各文字記号等(英文字記号、英数字、カナ
記号、カナ文字)以外にも漢字その他の特殊文字及び模
様等の各刺繍模様に対応する各種のパターンデータがR
OM66のデータバンク66b‘こは格納されており、
それらの一つ若しくは複数個をPATNキー48の操作
により選択し、第33図のPATNキールーチンに示さ
れるフローチャートに従い前述したカナ文字「イロハ」
の場合と同じように操作者が各パターンデータを選択操
作することにより加工布9上に選択された刺繍模様を形
成し得る。
又、ひらがな部字、英文字の筆記体等についてもデータ
バンク66bにそれぞれパターンデータが格納されてお
り、選択キー37,38,39とSHFTLキー41、
SHFTSキー42を併用することにより操作者がそれ
らのパターンデータを任意に選択し得るようになつてい
る。尚、上述したカナ文字「イロハ」の刺繍模様形成時
において、MCHNUOCKキー 3 3 、SGLD
ATAキー34、SGLSTITキー35の各発光ダイ
オード33a,34a,35aが全て消灯されている状
態においては、前述したように刺繍開始指令スイッチ2
3の操作に基づきミシン駆動回路74が有効化され加工
布9上にカナ文字「イロハ」の刺繍模様が形成されるが
、MCHNレOCKキー33が押圧されその発光ダイオ
ード33aが第35図のルーチン166により点灯され
た場合には、縫製開始指令スイッチ23が押圧されると
、プログラムが第39図のSEWKEYルーチン150
からルーチン151を経ず直接SEW20番地138へ
ジャンプするため、ミシン駆動回路74へはミシン駆動
信号が出力されず、以後プログラムはルーチン139,
147,148,149,150から再びSEW2疎費
地138に戻るループを経てルーチン148に達し、そ
のルーチン148により刺繍枠19を移動させるため第
2、第3のパルスモータ14,15のみが駆動される。
又、SOLDATAキー34が押圧され、第36図のル
ーチン167もこより発光ダイオード34aが点灯され
ている場合には、プログラムはルーチソ161aにより
メイン番地へジャンプされるので前述したカナ文字「ィ
」の刺繍模様形成後その縫製作業が一時停止され、又、
SGはTITキー35が押圧され、第37図のルーチン
169によりダイオード35aが点灯されている場合に
は、プログラムはルーチン145からメイン番地へ戻る
ので前述したカナ文字「ィ」の最初のフィード指令のみ
を実行した後停止され、更に刺繍開始指令スイッチ23
が押圧されるとプログラムはルーチン150からルーチ
ン奪70,i71を経て再びメイン番地へ戻るので前述
したカナ文字「ィ」の最初のステッチ指令のみを実行後
停止される。又、前述した刺繍模様形成例における操作
者の各種キー操作によるエリア設定、Pitch指定、
刺繍文字設定等のプログラム内容「RIいPOSイロハ
一等の各種プロラムデータをRAM65のFILE・R
EG.に格納することができる。即ちCATキー50を
押圧操作すると、プログラムが第29図のCATキール
ーチンヘジヤソプし、ルーチン172等によりRAM6
5内のF山E・REG.の所定番地にプログラムデータ
が格納され、またLOADキー51を押圧操作するとプ
ログラムは第28図のLCADキールーチンヘジャンプ
しルーチン173等によりFILE・REG.に格納さ
れた前記プログラムデータの内容がKEYmDATA・
REG.にび読み出される。
従って「例えば操作者が前述の刺繍模様形成例に示した
カナ文字「イロハ」の刺繍模様形成後CATキーの押圧
操作によりFileエリアにそのプログラムデータ内容
を格納しておけば、次にこの「イロハ」の刺繍模様と異
なる文字記号等からなる刺繍模様を加工布9上に形成し
た後、再び前述の「イロハ」の刺繍模様を加工布9上に
形成する場合に、操作者はLOADキー51を押圧操作
するだけで「イロハ」の刺繍模様のためのプログラムを
実行し得た新たにプログラムを作成する必要がない。−
次に、前述したカナ文字「イロハ」の刺繍模様形成途
中において、糸切れ検出装置(図示せず)から糸切れ信
号(BROKEN信号)若しくは操作者の非常停止スイ
ッチ24の操作に基づく非常停止信号(EMERENC
Y信号)等によってミシン駆動回路了4および第1、第
2、第3の駆動回路T1,?2973への各駆動信号の
入力が停止された場合について説明する。
まずt前述したカナ文字「イロハ」の刺繍模様形成開始
後間も〈糸切れ信号の発生に基づき各駆動信号の入力が
停止された場合操作者がRTNキー32を押圧操作する
とトプログラムはモータループ106から第亀0図のR
TNキールーチンヘジャンプし〜針4が加工布9か抜け
出た位置(針上位層)にあるかし、なかをチェックする
ルーチン量74、SOLDATAキー34若しくはSG
はTITキー35の各発光ダイオード34a,35aが
点灯しているかし、なかのチェックを行なうルーチン亀
?5、刺繍枠19の現在位置座標データを記憶している
ABS・×・REG、ABS‘Y・REG.の各×,Y
座標値及び刺繍開始位置座標データを記憶しているAB
SO。
U・RESへ ABS01Y・REG.の各×,Y座標
値から縫製始点までの移動量を演算するルーチン亀76
、そのルーチンi76により演算された移動量に基づき
第2、第3の駆動回路72, 73に駆動信号を送り出
し第2「第3のパルスモータ14,亀5を駆動させるル
ーチン177、RTNOO番地178、第1のパルスー
タ8を原点位置に移動させるために第1の駆動回路71
に駆動信号を送出するルーチン179、及びメイン番地
を経て再びモニタループ106を回り続ける。従って、
刺繍枠19はパルスモータ14,15により縫製開始点
POまで移動され、調節機構7は針4の揺動量が零にな
る原点位置はで移動される。
そこで操作者は糸通し作業及び加工布9に既に形成され
た縫目の除去若しくは加工布の交換作業を行ない、再び
縫製開始指令スイッチ23を押圧操作すれば最初から刺
繍作業が開始される。尚、糸切れ信号発生時に針4が布
から抜け出ていない位置(針下位層)にある場合には前
述のルーチン174により刺繍枠19は縫製開始点へ移
動しないようになっているが、針4を自動的に針上位層
に移動させた後に刺繍枠19を縫製開始点へ移動させる
ようにすることも可能である。次に、カナ文字「ィ」の
刺繍模様の形成完了後で且つカナ文字「ロ」の刺繍模様
の形成開始後間もなく糸切れ信号の発生に基づき各駆動
信号の入力が停止された場合、先ずSOLDATAキー
34を押圧操作して発光ダイオード34aを点灯させた
後RTNキー32を押圧操作すると、プログラムはモニ
タループ106からRTNキールーチンヘジヤンプし、
ルーチン174,175、CMDSTORED・REG
.に日が立っているかし、なかをチェックするルーチン
亀 80、RTN2仮蚤地181、SEWDATAOR
EG.の内容を読み出すためのアドレスを記憶するLA
DSEW・REG.の内容をデイクリメントするルーチ
ン182、LADSEW・REG.の内容により指定さ
れるアドレスの内容を読み出しその読み出されたデータ
に基づく第2「第3の駆動回路72,73への駆動信号
をCMNDSGN・B・REG.、CMNDSGN・U
・REG.、CMNDSGN。
Y・REG.の各レジスタへ格納するルーチン183し
各CMNDSGNレジスタの符号を反転させるルーチン
】84、SEWDATA・REG.の指令内容をチェッ
クするルーチン185、RTN番地186「各CMND
SGNレジスタの内容に基づいて第1、第2、第3の駆
動回路78,T2,73へ駆動指令を送するルーチン1
87、SGLSTITキー35の発光ダイオード35a
の点灯状態をチェックする−チン188を経て再びRT
N20番地1 81へジャンプし、以後ルーチン182
,183,184,185,186,187,188、
からRTN2抗電地181というループをまわり続ける
その後、ルーチン185におてフィード指令、ステッチ
指令以外の開始指令(START指令コード)がSEW
DATA・REG.から読み出されると、プログラムは
発光ダイオード34a又は発光ダイオード35aが点灯
しているかし、なかをチェックするルーチン189を経
て〆ィン番地へ再び戻りモニタルプ】06を回り続ける
。従って、操作者のRTNキー32の押圧操作に基づい
て刺繍枠19は一且停止した位置から前述の刺繍模様形
成字の移動軌跡に沿って逆方向に移動され、カナ文字「
ロ」の刺繍開始点にて停止される。
そこで、操作者は糸通し作業若しくは加工布9上に形成
された力文字「ロ」の部分の縫目の除去作業等を行ない
、再び縫製開始指令スイッチ23を押圧操作すればカナ
文字「ロ」から再び縫製が開始される。尚、第16図お
よび第18図に示した各縫目形成位置6N1,SN2,
……に対応する位置SS1,SS2,……の各位層まで
完全に刺繍枠19が移動される途中において各駆動信号
の入力が停止された場合には、プログラムはル}チン1
80からOUT・B・REG.、OUT・X・REG.
、OUT 。Y・REG.の各内容をCMNDSGN・
B OREG.、CMNDSGN・X・REG.、CM
NDSGN・Y・REG.に格納するルーチン190、
各CMNDSGNレジス夕の符号を反転するルーチン1
91を経てRTN30番地1 86へジャンプする経
路を経るので、刺繍枠19は前述と同様にカナ文字「ロ
」の縫製開始点へ確実に戻される。次に、前述したカナ
文字「イロハ」の刺繍模様形成時において、カナ文字「
ィ」の刺繍模様の大多数の刺繍縫目が形成された状態、
例えば第15図に示されるように刺繍枠19が縫目形成
点Son+2に対応する位置SSn+2に位置し、加工
布9上にはSN1,SN2,…・・・Snの各縫目形成
点まで縫目が形成されている状態において糸切れ信号に
基づいて各駆動信号の入力が停止れた場合、SGBTI
Tキー35を押圧操作して発光ダイオード35aを点灯
させた後RTNキー32を押圧操作すれば、プログラム
はモニタループ106からRTNキ−ルーチンヘジヤン
プし、ルーチン1 74,175,180、RTN番地
181、一チン182,183,185、RTN30番
地186、ルーチン187,188等を経て〆ィン番地
に戻り再びモニタループ106をまわり続ける。
従って、前記縫目形成点SNn+2に対応する位置SS
n+2に停止されていた刺繍枠19はRTNキー32の
押圧操作に基づき縫目形成点SNn+2に隣接する縫目
形成点SNn十iに対応する位置SSn+1まで移動さ
れる。尚刺繍枠19が縫目形成点SNn+2に対応する
位置SSn+2まで移動されていない場合においては、
プログラムはルーチン180からルーチン1 90,1
9 1を経てRTN30番地186へジャンプする経
路を経るので「刺繍枠19は前述と同様に縫目形成点S
Nn+1に対応する位置SSn+1まで確実に移動され
る。その後RTNキー32を押圧操作すれば、プログラ
ムは前述と同様の経路則ちルーチン174,175,■
80,182,183,184,亀85,亀87,18
8を経て再びモニタループIQ6を回り続ける。従って
、操作者がRTNキー32を適宜押圧操作することによ
り刺繍枠i9を縫目が実際に形成されている縫目形成点
SNnに対応する位置SSnまで移動させ得る。
そして刺繍枠19を前述のSS点に移動させた後SGB
TITキー35を押圧操作して発光ダイオード35aを
消灯させ、再び縫製開始スイッチ23を押圧操作すれば
カナ文字「ィ」の縫目形成点SNnから縫製を開始し得
る。尚、本実施例においてはミシン本体としてミシン針
が上下動するとともに左右方向に揺動する工業用刺繍ミ
シンを用いた例を示したミシン針が左右方向に揺動され
ない普通の直線本縫ミシン等を用いても良いことは言う
までもない。効果 以上詳述したように「 この発明は予め記憶装置に記憶
された多数の縫目形成点の各位層データに基づいてミシ
ン針及び刺繍枠を相対移動させてその刺繍枠に保持され
た加工布上に多数の縫目を形成することにより加工布上
に刺繍を施す自動刺繍ミシンにおいて、前記ミシン針及
び刺繍枠が互にぶつかり合うことがない相対移動領域を
数値情報として予め設定しておき前記ミシン針及び刺繍
枠への相対移動指令信号が発せられる前にその相対移動
指令信号に基づく相対移動量が前記により設定された相
対移動領域の数値情報の範囲内に納まるか否かを判別し
得る判別手段とその判別手段の出力を表示す表示装置と
を設けたため「前記ミシン針及び刺繍枠を前記相対移動
指令信号に基づき実際に相対移動させなくともそれらが
ぶつかり合うか杏かを判別し得るので前記ミシン針及び
刺繍枠が互にぶつかり合う事故を未然に防止し得る優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置の外観を示す図「第2図は本装置の制御
装置のキーボードおよび表示パネルを示す図「第3図は
本装置の制御装置の電気回路を示すブロック図t第亀図
は前記制御装置の電気回路における各素子のアドレスを
示すアドレスマップ、第5図及び第6図はROM内に設
けられたデータバンクの内容を説明するための説明図「
第す図乃至第12図はRAM内に設けられた各レジスタ
の説明図「第亀3図乃至第亀8図はデータバンクに記憶
されたパターンおよびそのデータに基づき形成される刺
繍模様を説明するための説明図も第19図は操作者によ
るエリア設定時の刺繍枠及び加工布のミシンアームに対
する相対位置を説明するための説明図も第2鼠図乃至第
24図は本袋層の〜ran群指令の指令内容を説明する
ための各説明図、第25図乃至第40図は本装置の制御
部の動作を説明するための各フローチャートである。 また「第41図は第1番目の発明を示す機能ブロック図
(クレーム対応図)であり「第42図は第2番目の発明
を示す機能ブロック図(クレーム対応図)である。尚、
それら機能ブロック図において、aは縫目形成手段「
bは加工布保持手段〜 cは駆動手段「 dlは第1の
記憶手段「 a2は第2の記憶手段t eは操作手段、
fは設定手段t gは演算手段〜 hは判別手段〜 i
は表示手段「 dは記憶手段、jは拡大手段である。百
はミシンテーブルも2はミシン本体、4は針L れま調
節機横し 8は第1のパルスモータ、9は加工布「 亀
卑,15は第2「第3のパルスモー夕も19は刺繍枠「
25は制御装置「 27はキーボード、28は表示パ
ネル勺 63はCPU「 65はRAM、66はROM
「 66bはデータバンク、6劉ま軍ノ01F「 78
,72? 73は第1「 第2〜第3の駆動回路、?4
はミシン駆動回路「 7奪Eまキーボードの制御回路も
を7は表示制御回路である。図 球 図 N 球 図 の 船 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第27図 図 船 図 〇 賊 図 船 図 N 賊 図 の 船 図 寸 球 図 山 船 図 ○ 鯨 図 ト 隣 図 〇 総 第19図 第20図 第21図 第22図 第23図 第24図 第25図 第26図 第28図 第29図 第30図 第31図 第32図 第33図 第34図 第35図 第36図 第37図 第38図 図 8 船 図 S 船 第41図 第42図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下動する針とそれと協働する釜とを備え加工布に
    縫目を形成するための縫目形成手段と、 前記加工布を
    保持する加工布保持手段と、 前記針と加工布保持手段
    との相対位置を変化させるために少なくとも前記縫目形
    成手段と加工布保持手段とのいずれかに連結された駆動
    手段と、前記針と加工布保持手段との組対位置を指示す
    る多数の位置データにより一つの模様が構成されるパタ
    ーンデータを少なくとも二個以上記憶する第一の記憶手
    段と、その第一の記憶手段に記憶されたパターンデータ
    により形成される各模様間の間隔、配列方向を任意に設
    定可能な操作手段と、 前記第一の記憶手段に記憶され
    たパターンデータ及び前記操作手段により設定された設
    定データを記憶する第二の記憶手段とを備え、 前記縫
    目形成手段の針の上下動にともない前記第二の記憶手段
    に記憶された各データを順次取り出し、その取り出され
    たデータに基づき発生される駆動指令信号により前記駆
    動手段を駆動し加工布に二個以上の模様を形成するよう
    にしたミシンにおいて、 前記駆動手段による針と加工
    布保持手段との相対移動が可能な範囲を数値情報として
    予め設定する設定手段と 前記駆動指令信号により駆動
    される前記駆動手段に基づく前記針と加工布保持手段と
    相対的な移動量の最大値を予め演算するための演算手段
    と、 その演算手段により演算された最大値が前記設定
    手段に設定された相対移動可能な範囲を越える時出力を
    発生する判別手段と、 その判別手段の出力を表示する
    表示装置とを設けたことを特徴とするミシン。 2 前記判別手段の出力は更に前記駆動手段への駆動指
    令信号を無効化するさわの制御信号とされることを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載のミシン。 3 上下動する針とそれと協働する釜とを備え加工布に
    縫目を形成するための縫目形成手段と、 前記加工布を
    保持する加工布保持手段と、 前記針と加工布保持手段
    との相対位置を変化させるために少なくとも前記縫目形
    成手段と加工布保持手段とのいずれかに連結された駆動
    手段と、 前記針と加工布保持手段との相対位置を指示
    する多数のデータにより一つの模様が構成されるパター
    ンデータを記憶する記憶手段と、 その記憶手段に記憶
    されるパターンデータに対してそれによつて形成される
    模様の一部若しくは全体を拡大させるべく前記パターン
    データを加工可能な拡大手段とを備え、前記縫目形成手
    段の針の上下動にともない前記拡大手段により加工を施
    されたパターンデータの多数の位置データを順次取り出
    し、その取り出されたデータに基づき発生される駆動指
    令手段により前記駆動手段を駆動し加工布拡大模様を形
    成するようにしたミシンにおいて、 前記駆動手段によ
    る針と加工布保持手段との相対移動が可能な範囲を数値
    情報として予め設定する設定手段と、前記駆動指令信号
    により駆動される前記駆動手段に基づく前記針と加工布
    保持手段との相対的な移動量の最大値を予め演算するた
    めの演算手段と、 その演算手段により演算された最大
    値が前記設定手段に設定された相対移動可能な範囲を越
    える時出力を発生する判別手段と、 その判別手段の出
    力を表示する表示装置とを設けたことを特徴とするミシ
    ン。
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