JPS60228418A - 特殊感染症の予防治療剤 - Google Patents

特殊感染症の予防治療剤

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JPS60228418A
JPS60228418A JP59084070A JP8407084A JPS60228418A JP S60228418 A JPS60228418 A JP S60228418A JP 59084070 A JP59084070 A JP 59084070A JP 8407084 A JP8407084 A JP 8407084A JP S60228418 A JPS60228418 A JP S60228418A
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JP
Japan
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antibacterial substance
bacteria
antibacterial
remedy
preventive
Prior art date
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Pending
Application number
JP59084070A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Nakazawa
進 中沢
Nobuhiko Komatsu
小松 信彦
Koichi Deguchi
浩一 出口
Isamu Mitsui
三井 勇
Kinichi Hara
原 欣一
Takefumi Iwanami
岩波 健文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Original Assignee
Calpis Food Industry Co Ltd
Calpis Shokuhin Kogyo KK
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Publication date
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特殊感染症の予防治療剤に関するものである
一般に、細菌による感染症の予防、治療には、各種の抗
生物質が使用され、良好な効果を挙げている。しかし感
染症の中には、抗生物質に比較的抵抗性がある細菌や耐
性菌由来のものも存在する。
このような感染症は、従来の抗生物質でけあfシ治療効
果がなく、そのため宿主の抵抗力が低下している場合に
は、致命的な結果にもなりかねない。
そこで従来の抗生物質に抵抗性のある細菌や耐性菌由来
の感染症、すなわち特殊感染症に対し予防及び治療効果
のある薬剤の出現が待ち望まれてい本発明者は攬々探究
した結果、抗菌物質C−6605が特殊感染症に対し、
予防及び治療効果を有すること全見出し、本発明を完成
したものである。
すなわち本発明は抗菌物質C−3603t−有効成分と
する特殊感染症の予防治療剤である。
次に本発明の詳細な説明する。
抗菌物質C−3603#i、先に特許を取得(特公昭5
6−2079)L、ている抗菌物質で、ダラム陽性菌、
特に口腔内のり蝕細菌に対して抗菌作用は を有しているものである。本発萌侶の抗菌物質C−56
05の新規用途、即ら、特殊感染症の予防治療剤に関す
るものである。
抗菌物質C−3603産生菌としては、たとえばス)L
/ブトコツカス属に属するC−3603菌が挙げられ、
このストレプトコッカスC−3603菌の細菌学的性状
は次の通りである。
■、形態的性状 ダラム陽性の球菌で大きさは0.8〜1.2μm−m 
& h つIIII外1八I−←勅11の敲禍E重鑓S
イ1八入胞子の形成、運動性、抗酸性、多形性は認めら
れない。
■、各種培地での生育状態 1、 ミテイス・サリパリクス寒天培地(37℃、2日
間嫌気培養)二発育中程度、円形、金縁、凸円状、 2、トリプトノイ寒天培地(37℃、2日間嫌気培養)
二発育良好、円形、金縁、扁平状、色素産生ぜず。
3、 プレイン、・λ−トインクユージョン寒天培地(
37℃、2日間嫌気培養)二発育良好、円形、金縁、扁
平状、色素産生ぜず。
4、 ガム寒天培地(37℃、2日間嫌気培養)二発育
良好、円形、金縁、凸円状、色素産生ぜず。
5、 シュクロース加トリプトノイ液体培地(37℃、
2日間嫌気培養) : 45’ に傾斜させて培養した
ところ、試験管の底部および傾斜面下部に沿って多糖類
と思われる不溶性物質が多量付着していた。
■、生理的性質 1、溶血性:なし。
2、 カタラーゼ:陰性。
6、 オキシダーゼ:陰性。
4、45℃における発育:発育せず。
5、60℃、30分間加熱後の生残:生残せず。
6、pH9,6における発育:発育せず。
7、co、要求性:要求する。
8.4%NaC1KJ?ける発育:発育せず。
940%胆汁に訃ける発育:発育tX。
10、 1./4000亜テルル酸における発育:発育
せず。
11、炭素源の利用性(第1表) 第1表 炭素源 融成 り−グルコース + L−JTラビノース − グリセリン − ラクトース + マルトース + マンニット + ラフィノース + サリシン + D−ノルビット + シュクロース + トレハロース + 12、VP試験:陽性。
1!1. エスクリンの加水分解:陽性。
14、IJ)マスミルク:凝固、指示薬を還元。
15、ゼラチンの液化:液化せず。
16、フルギニンの加水分解:陰性。
17、馬尿酸塩の加水分解:陰性。
18、胆汁溶解性:陰性。
190F試験:発酵。
以上の性質f Cowan and 8teel ’s
 Manual forthe Identifica
tion of Medical Bacteria(
1974)i用いて検索すると、重曹は明らかニストレ
フトコソカス楓ミュータンス種に含まれるものと認めら
れる。したがって、本歯株をストレフトコツカス・ミュ
ータンスC−5605(8treptococcus 
mutans C−3063)と命名した。なお、重曹
は工業技術院微生物工業技術研究所にF’FRM−P4
4128として寄託されている。
次にC−3605菌の培養方法および培養物中からの抗
繭物質C−3605の分離方法を説明する。
培地としては炭素源、窒素源、無機物、ビタミン、アミ
ノ酸等を含む、微生物の培養に通常用いられる培地が広
く使用され得る。炭素源としては同化可能な炭素化合物
であればよく、例えばグルコース、カラクトース、マル
トース、シュクロース、ラクトース、糖蜜などが使用さ
れる。窒素源としては利用可能な窒素化合物であればよ
く、例エババブトン、肉エキス、カゼイン酸加水分解物
などが使用される。その他リン酸塩、マグネシウム、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム、鉄、マンが/などの
塩類、ビタミン、アミノ酸、消泡剤、界面活性剤が必要
に応じて使用される。培地は液体培地が好ましく、培養
は好気条件下、嫌気条件下のいずれでも用いられるが、
好ましくは好気条件下での静置培養が週番である。培地
の初発pHは−5〜9、好ましくはpH7,0〜8.0
であり、培養温度Fi20〜42℃、好ましく#−t3
5〜40℃であり、培養時間は14〜72時間が適当で
ある。
このようにして得られた培養物中、抗菌物質C−360
5は主として培養F液中に存在する。菌体全域り除いた
培養上溝液から抗菌物質C−360+を採取するには蛋
白質や抗生物質を分離するなめに通常用いられる分離精
製の方法が適宜利用され、例えば以下その一例について
説明する。
培養物から遠心分離法により菌体を除き、培養上清液を
得る。得られた培養上清液に硫酸rンモニウムを添加し
て低温下に放置する。生成した沈殿を遠心分離法忙よっ
て集め、これを少量のリン酸緩衝液に溶解させ、遠心分
離法で上清液を得る。
このようKして得られた上清液を、上記緩衝液で平衡化
したCM−セファデックスのカラムに通じて抗菌物質を
吸着せしめ、次いでアルカリ性の緩衝液を通じて抗菌物
質を溶出させる。得られた溶液をゲル濾過によって脱塩
し、脱塩したものを凍結乾燥すれば本抗菌物質は白色粉
末として得られる。
本発明の抗菌物質C−5603の物理化学的性質は次の
通りである。
1、 元素分析 C:50.01%、H:6.19%、N:12.84係
、S:0.9<5%、O(balance ) : 3
0.00チ C:49.80%、H:6.50チ、N:11.41チ
、S : 1.18L O(balance ) : 
51.31チ 2、分子量 6000〜I 0O(JO(5DS−ポリアクリルアミ
ドケ゛ル電気泳動法よシ算出) 6 分解点 190〜195℃ 4 比旋光度 高分子のため酢酸水溶液でも十分なる濃度が得られず、
測定不能。
5、紫外線吸収スはクトル 水溶液中で測定したスペクトルは第1図に示1チ。
289nm(B 、33)に吸収極大を有すcIL る。
6、赤外線吸収スペクトル KBr錠剤法で測定したスはクトルは第2図に示す通シ
であり、5290,1650.1565.1240.1
105.755cm−鳳の各波数に吸収帯を有する。
Z 溶剤に対する溶解性 酸性水(ri43.0)にわずかに溶解、水に#爵。
メタノール、エタノール5アセト/、エーテル、酢酸エ
チル、クロロホルム、n−ヘキサノ、ベンゼンに不溶。
8、呈色反応 ニンヒドリン反応、ビューレット反応、キサントプロテ
ィン反応、アダムキーウイッツ反応に陽性っ 9 塩基性、酸性、中性の区別 塩基性、、lpI =10.0±0.2(ポリアクリル
アミドゲル等電点分離法より算出) 和、物質の色・形状 白色粉末。
11、アミノ酸分析 p−)ルエンスルホン酸による加水分解物のアミノ酸分
析の一例を示す(第2表)。数値はアミノ酸の総モル濃
度に対する各アミノ酸のモル百分率を示す。なお、分析
法はT−Y、Liuand Y、H,Ch、ang、J
、Biol、Chem、、 246.2842.197
1)の方法によったっ第 2 表 Am1no acids mole% Asp、 4.5 Thr、 2.2 Set、 4.1 Glu、 4・6 Pro、 O o+y、 11.5 Ala、 12.1 Cys、 0 Va1. 7.0 Met、 2.4 11eu、 7.0 Leu、 9.5 Tyr、 3.9 Phe、 6・1 Trp、 4.5 Lys、7.7 His、 O Ammon i a 9.6 Ar g、 3.6 total 1 0 0.0 12、脂肪酸分析 酸加水分解物(6NHCA、120℃、20hr)ヲク
ロロホルムーメタノール抽出し、ガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、Cl0−c、♂の脂肪酸は検出さ
れなかった。
以上の物理化学的性質から、本抗菌物質C−6603は
はプチド系抗菌物質であると推定される。
次に抗菌物質C−3603の製造例を挙げる。
製造例 グルコース1.0%、ベグトン2.0チ、NaC10,
5%、K2HP0.0.3チ、KH,PO40,2チ、
Mg5O,−7M、00.01%、MnSO40,00
2%を含む液体培地(pH7,7)100rnI!にス
トレプトコッカス・ミュータンスC−5605、■喝゛
E几M−P44128を接種し、37℃で1日間好気条
件下で静置培養を行なった。この培養液を101の同じ
組成の培地に植菌し、67℃で20時間好′A乗件ドで
静置培養した。こうして得た培養液を20000 Gで
連続遠心分離を行なって培養上清液を得た。次に、この
培養土精液に硫酸アンモニウム3.8 k、9を添加し
、約5℃に保持して1夜放置した。生成した沈澱を20
000Gで連続遠心分離を行なって渠めた。得られた沈
澱を少量のリン酸緩衝液(10−2モル、pi−17,
0)に溶解させた後、12000Gで10分間遠心分離
を行なって沈澱を除いた。このようにして得られた上清
液を、あらかじめ同じ緩衝液で平衡化させておいたCM
−セファデックスC−25のカラム(5,0X50儂)
に通じて抗菌活性区分を吸着させ、さらに同じ緩衝液を
通じて十分に洗浄した。
次いでリン酸緩衝液(5X10−2モル、pH7,0)
に水酸化ナトリウムを加えて…95に調整した液を通じ
て洗浄した後、同様に水酸化ナトリウムを加えて調整し
たpi−110,8の緩衝液を通じて抗菌物質を溶出し
た。この溶出液をセファデックスG−25のカラム(5
,5x 8 Qcm)に通じて脱塩し、得られた抗菌物
質溶液を凍結乾燥して白色の精製抗菌物質C−3605
約80ダを得た。
本発明でいう特殊感染症とは1通常の抗生物質に抵抗性
のある細菌由来の感染症で、例えば他剤耐性菌及び緑膿
菌由来の感染症である。他剤耐性菌とは元来抗生物質に
対し抵抗性を有していなかった細菌であったものが、ア
ンピシリン等のペニシリン系抗生物質、セファレキシン
等のセファロスポリン系抗生物質、エリスロマイシン等
のマクロライド系抗生物質、リンコマイシン等のリンコ
マイシン系抗生物質、ドキシテトラサイクリン等のテト
ラサイクリン系抗生物質、カナマイシン等のアミノグリ
コシド系抗生物質等の中から選ばれる少なくとも一以上
の抗生物質に耐性を獲得した細菌をいう。また緑膿菌は
、シュードモナス・アエルギノザ(Pseudomon
as aeruginosa )のことで、通常の抗生
物質に比較的抵抗性を有する細菌である。
抗菌物質C−3603の他剤耐性菌及び緑膿菌に対する
抗菌スペクトルは寒天培地希釈法で測定し、それぞれ第
6表、第4表に示した。
上記に示すごとく、抗菌物質C−3603は他剤耐性菌
及び緑膿菌の生育を阻止する働きを有するため、ヒトを
含む哺乳動物や鳥類の他剤耐性菌又は緑膿菌による特殊
感染症の予防又は治療に使用し得る。なお他剤耐性菌に
よる特殊感染症としては、扁桃炎、化膿性皮膚炎、火傷
感染症、術後感染症等また緑膿菌による特殊感染症とし
ては、慢性気管支炎、慢性腎盃炎、慢性膀胱炎、角膜炎
等があシ、抗菌物質C−5603はこれらの感染症に対
し、予防、治療効果を有する。
抗菌物質C−5605の製剤形態としては、そのまま固
体として、また水溶液状態としても使用できる。また賦
形剤、安定化剤、保存剤、湿潤剤、界面活性剤等を適宜
選択して、例えば錠剤、カプセル剤、粉剤として経口投
与用とするか、あるいは注射剤、塗布剤、半開など非経
口投与用としても使用できる。なお抗菌物質C−360
3は通常医薬的に許容される塩の形でも使用できる。投
与量は、予防、治療目的、治療患者及び条件によって変
わるが、成人の治療に投与する場合は、一般に1日当シ
約5〜10001n?である。
次に1本発明の実施例を示す。
実施例1 顆粒剤200Iv中の処方例 抗菌物質C−360350ダ 乳糖 35ダ デキストリン 115ダ 上記の成分をその割合になるように量り、混合し、「日
周+」製剤総則の顆粒剤の製法に準じて顆粒剤とした。
実施例2 錠剤1錠中の処方例 抗菌物質C−360350〜 デキストリン 14BIn9 ステアリン酸マグネシウム 2ダ 上記の成分をその割合になるように量シ、混合し、1日
周+」製剤総則の錠剤の製法に準じて錠剤とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗菌物質c−34o3の紫外線吸収スペクトル
、第2図は同赤外線吸収スばクトルを示すグラフである
。 代理人 弁理士 戸 1)親 男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 抗菌物質C−3603を有効成分とする特殊感染症の予
    防治療剤。
JP59084070A 1984-04-27 1984-04-27 特殊感染症の予防治療剤 Pending JPS60228418A (ja)

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