JPS602274A - 嵩高繊維製品 - Google Patents

嵩高繊維製品

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JPS602274A
JPS602274A JP11129883A JP11129883A JPS602274A JP S602274 A JPS602274 A JP S602274A JP 11129883 A JP11129883 A JP 11129883A JP 11129883 A JP11129883 A JP 11129883A JP S602274 A JPS602274 A JP S602274A
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JP
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fiber
fiber product
bulky
cross
thermoplastic synthetic
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清秀 林
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は嵩高繊維製品に関するものであり、さらに詳し
くは新規な詰物を充填含有せしめてなる快適な弾力性と
適度なかたさを有する嵩高繊維製品に関する。
従来より枕、クッション等は充填物として、パンヤ、ソ
バガラ、モミガラ、ウレタンフオーム、小豆等を充填し
たものが多い。ところがこれら公知の充填物を用いた枕
、クツ−ジョン等は、■柔軟性が大き過ぎる、0弾力性
に乏しい、0重過ぎる、■かた過ぎる、■詰め物が外力
によって内部でにげろ等の欠点を1以上有し快適感を欠
くものであった。さらに植物性の充填物を用いたものは
燃え易いために火災の危険性をも有していた。
本発明者は、かかる欠点のいずれもを解消し、衛生的及
び健康的で、かつ安全性の高い嵩高繊維製品を提供する
ことを目的として鋭意研究を重ねた結果、ついに所期の
目的を達成する本発明に到達した。
すなわち本発明は繊維断面の外接円直径が1〜5III
I++で、且つ10mm以下の繊維長に切断された繊維
断面形状が田型及び/又はS型の熱可塑性合成繊維を、
全充填物に対して30重景%以上充填含肴せしめたこと
を特徴とする嵩高繊維製品である。
本発明における熱可塑性合成繊維としては、ポリプルピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル類(代表的なものと
してポリエチレンテレフタレートが挙げられる)、ポリ
アミド類(代表的なものとしてナイ四ン6.ナイpン6
6が挙げられる)等を挙げることができるが、特にポリ
エステル、ポリアミドが好適である。
本発明における熱可塑性合成繊維の断面形状は、実質的
に田型又はS型であることが必要であり、該繊維の充填
に際しては、前記のいずれか一方の断面形すを有する繊
維であれば良く、もちろん両方の断面形状のものが混合
されていても良い。
従来より溶融紡糸t7て得られる熱可塑性合成繊維の繊
維断面は種々のものがあり、枕、クッション等の充填物
として軽量性の点から中空繊維を用いることが公知であ
る。しかしこの場合、中空繊維は断面に平行な方向の外
力に対してはわずかの弾性を示すが、断面に垂直な方向
の外力に対しては硬すぎて枕又はクッションとした場合
、使用時に人体との違和感が生じ、従って枕及びクッシ
ョン等の構造体としては不適当であった。
これに対して本発明の充填物である田及び/又はs型の
断面形状繊維は、ローブ部分(中心部から突出したひれ
部分)の弾性が大きく、かつ外力がかかってもp−ブ部
分の開口部が相互に嵌合しあうことがないため嵩高性が
損われないという特徴を有しており、十字型やY字型の
断面形状繊維の如く、中心部から突出したひれ部分が外
力によって相互に嵌合し、嵩高性が損われるといった欠
点がない。
本発明における熱可塑性合成繊維の断面のサイズは、繊
維断面の外接円直径が1〜5咽であることが必要である
。かかるサイズを満足する繊維は、枕又はクッション等
の充填物とした場合、適度な滑り性があるので、頭或い
は人体の形に合致するように変形し易く、さらに人体と
の違和感を生じることなく、従って安定した状態を保つ
ことが可能である。ここで繊維断面の外接円の直径が1
1111+!未満の場合は、充填密度が高くなり過ぎ、
しかも枕又はクッション等の構造体としての適当な弾性
が充分に得られない。一方繊維断面の外接円の直径が5
WrMを超える場合は、その製造が難しく、たとえ製造
が出来たとしても、嵩高繊維製品とする場合、経済的な
観点からコスト的に見合わないものとなる。
本発明における熱可塑性合成繊維の繊維長は10Wll
I+以下であることが必要であり、特に3〜8mである
のが好ましい。繊維長が10■を超えるものは、枕又は
クッション等の充填物として用いた場合、嵩密度が小さ
くなり、弾力性が低下し、詰め物が外力によって内部で
逃げるようになる。
本発明における熱可塑性合成繊維は例えば次のようにし
て製造される。即ち、ポリマーとしては従来の衣料用に
供される熱可塑性合成繊維と比較して高粘度のポリマー
を用い、通常の溶融紡糸装置により、繊維断面形状が田
型又はs型であって、該断面の外接円の直径が1〜5膿
となるような紡糸孔を有する紡糸口金を用いて溶融紡出
し、ついで紡出糸条を直ちに水で冷却して捲取り、その
後、連続式カッターで10閣以下の所定の繊維長に適宜
切断する。
本発明における熱可塑性合成繊維の製造に際して、ポリ
マーの粘度は、特定する異形々成性の面で重要であり、
特にポリエステルの場合、固有粘度0.70 (フェノ
ール/テトラクロルエタン= 6/4の混合溶媒中30
℃で測定)以上、ポリアミドの場合は、相対粘度a、o
 (96%濃硫酸水溶液中20℃で測定)以上のポリマ
ーを用いることによって異形々成性が向上する。しかも
前記高粘度ポリマーより得られた繊維は、弾性が大きく
、枕又はクツシロン等の嵩高繊維にした場合、適度なか
たさと柔軟性が得られる。
本発明における熱可塑性合成繊維は、従来より公知の難
燃化処理を施すことにより、火災に対する安全性が高め
られ、枕又はクッション等にした場合、不注意による寝
タバコ等の火災の原因から免れることも可能である。
本発明において前記熱可塑性合成繊維を充填材として枕
又はクッション等の嵩高繊維製品とする編合、その充填
量が重要となる。本発明においては、該充填量を全充填
物に対して少くとも30重景%以上充填含有せしめるこ
とが必要である。30重景%未満では、枕及びクックぢ
ン等の嵩高繊維製品とした場合、本発明の効果が得られ
ない〇”尚充填に際して、前記熱可塑性合成繊維は、用
途によって単独充填物として又は他の充填物と分離或は
混合充填状態で用いる。他の充填物との混用比率につい
ては、枕、クツシラン等用途に応じて適宜選定するのが
良い。
ここに言う分離状態とは、2種以上の充填物を袋体等で
区分した2重以上の多重構造を言う。第2図には2重構
造充填物の横断面例を示した。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はもとよ
りこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 相対粘度3.5 (96%濃硫酸水溶液中20℃で測定
)のナイロン6ポリマーを紡糸温度280℃にて、紡糸
孔の形状が田型のスリット状で、該スリットの巾が0.
I Wrmの単孔を有する紡糸口金より紡出し、ノズル
直下30mの位置で20℃の水中に導き、水中で50c
tn走行冷却させた後10m/分の速度で捲取った。該
繊維の横断面形状の外接円直径は3蝙、各ローブの平均
肉厚は0.5 ttrmであった。ついで該繊維を連続
式カッターにより5mの長さに切断した彼、第1表の実
験N11l〜4に示す各種充填量でそれぞれ枕を試作し
た。実験N[L2及び3の枕の内部構造は、第2図に示
す如く、ソバガラの入った中袋の全周囲を、本発明使用
の充填繊維で凹むような2重構造とした。
第1図に本例で試作した枕の斜面図、第2図に第1図A
−A線の断面図を示す。ただし第2図は、本例の実験l
4I12及び3の場合を示す0実験N[L 1及び4は
当然のことながら、枕の内部構造は一重構造とした。
@ 1 表 試作したそれぞれの枕を着用した結果、実fiNa3及
び4で示される本発明の枕は、従来のソノ号ガラのみ又
はその他の充填物を用いた枕では味わし)得ない適度な
弾性を与え得るものであって、使用時は頭部に沿いやす
く快−適であった。これに比べて実験NtL1及び2の
場合は弾性が乏しく、本発明の如く快適な使用感が得ら
れなかった。
実施例2 388部のテレフタル酸ジメチル、248部のエチレン
グリコール、14.6部の下記式で示すリン化合物、テ
レフタル酸ジメチルに対し0.07重量%の酢!!亜鉛
、0・02重量%のシュウ酸チタニルカリウム及び0.
01重量%の三酸化アンチモンから成る混合物を150
〜230℃で120分間加熱し、エステル交換反応を行
なった後、糸の温度を30分間で275℃にし、系の圧
力を徐々に減じて45分後に0.2vnHyとし、この
条件下で更に120分間反応を続け、難燃性付与ポリエ
チレンテレフタレート系ポリマーを得た。
得られたポリマーは固有粘度0.71 (フェノール/
テトラク四ルエタン=6/4の混合溶媒中30℃で測定
)、融点254℃であった。該ポリマーを実施例1と同
様にして溶融紡糸し、得られた繊維を連続式カッターに
より5冑の長さに切断した後、実施例1の実験Na3と
同様にして枕を試作した。
試作した枕は難燃性に優れると同時にその着用結果は頭
部に沿いやすく快適であった。
比較例1 実施例1と同様にして溶融紡糸し、得られた繊維を連続
式カッターにより15箇の長さに切断した後、実施例1
の実験Nα3と同様にして枕を試作した。本例で試作し
た枕を着用した結果、違和感が強く不快であった。
比較例2 断面形状が5型で断面外接円の直径が0.8 ttrm
の繊維製造用の紡糸口金を用いた他は実施例1と同一紡
糸条件で紡出し、紡出糸条を20℃の冷却風により冷却
した後、50m1分の速度で捲き取り、断面外接円の直
径が0.8暉の繊維を得た。得られた繊維を連続式カッ
ターにより5燗に切断した後、実施例1の実験Nα3と
同様にして枕を試作した。
本例で試作した枕を着用した結果、従来のソバガラ10
0%の枕とほとんど使用感は変らず、弾性が乏しく、本
発明の如く快適な使用感が得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の枕の斜視図、第2図は第1図1・・・
布帛物 2・・・本発明で規定する熱可塑性合成繊維充填物 3・・・ソバガラ 特許出願人 東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、@維断面の外接円直径が1〜5samで、且つ10
    +w+以下の繊維長に切断された繊維断面形状が田型及
    び/又はs型の熱可塑性合成繊維を、全充填物に対して
    30重景%以上充填含有せしめたことを特徴とする嵩高
    繊維製品。 2、熱可塑性合成繊維が固有粘度o、ro(フェノール
    /テトラクリルエタン=6/4の混合溶媒中30℃で測
    定)以上のポリエステル及び/又は相対粘度a、o (
    96%濃硫酸水溶液中20℃で測定)以上のポリアミド
    より成る特許請求の範囲第1項記載の嵩高繊維製品。 3、嵩高繊維製品が枕である特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の嵩高繊維製品。 4、嵩高繊維製品がクツシロンである特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の嵩高繊維製品。 5、熱可塑性合成繊維がポリエチレンテレフタレート系
    難燃性ポリエステル繊維である特許請求の範囲第1項乃
    至第4項のいずれかに記載の嵩高繊維製品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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