JPS6022621A

JPS6022621A - 光学式ロ−タリエンコ−ダのロ−タおよびその製造方法

Info

Publication number: JPS6022621A
Application number: JP58130319A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Matsunaga; 松永　弘; Yoji Shimojima; 下嶋　庸司; Ichiro Tokunaga; 一郎徳永
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1983-07-19
Filing date: 1983-07-19
Publication date: 1985-02-05
Also published as: US4634862A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、回転駆動装置のシャフトと連動して回転し
、投じられた光を外周部に有する反射休で間欠的に反射
させて信号化する光学式ロータリエンコーダのロータお
よびその製造方法に関する。

昨今、ＮＣ工作機械、工作ロボソＩ−等の産業機器を制
御するのに使用されるロータリエンコーダとしては電気
ノイズの影響を受けにくい光学式のものが普及してきた
。

第１図および第２図はその光学式ロータリエンコーダの
構造を示す図であって、図中１は図示しない回転駆動装
置のシャフトに連結されたロータである。このロータ１
は、ロータ本体２の外周に複数の反射体３，３．・が周
方向に沿い適宜間隔を置いて設けられたものであって、
反射体３，３゜・は通常等間隔に設けられている。４は
投光部５と受光部６とを有するセンサヘッドであり、投
光部５と受光部６とがロータ１の反射体３，３．・に対
面するように設置されている。７は投光部５を一端部と
する投光用光フアイバケーブルであり、８は受光部６を
一端部とする受光用光フアイバケーブルである。

このような光学式ロータリエンコーダにおいて、回転駆
動装置が作動すると、そのシャフトと連動してロータ１
が回転するので、投光用光フアイバケーブル７に導かれ
て投光部５より反射体３，３゜・・・の通過域に投しら
れた光は反射体３，３．・・・により間欠的に反射させ
られて信号化される。この信号化された光は受光部６で
受光されて受光用光フアイバケーブル８に導かれ、制御
信号として取り出される。

ところで、上述のごとき光学式ロータリエンコーダにあ
っては、その性能は反射体３，３．・・・の状態に大き
く支配されるため、反射体３，３．・・・が長期使用の
間に腐食して反射率が低下することを防止する必要があ
る。

また、反射体３，３．・・・の間隔の精度もまた、光学
式ロータリエンコーダの性能を左右するものであるから
、その精度向上を図る必要もある。

そこで、第１の発明は、長期間使用しても反射体が腐食
して反射率の低下を招くことのない光学式ロータリエン
コーダのロータを提供することを目的としたものであり
、かかる目的を達成するため、反射体が金属箔とその金
属箔を被覆するラッカーとから構成された光学式ロータ
リエンコーダのロータとしている。

また、第２の発明は、反射体相互の間隔精度の向上と合
わせて量産性の向上を図った光学式ロータリエンコーダ
のロータの製造方法を提供することを目的としたもので
あり、かかる目的を達成するため、キャリングシー］−
のリリースコーティングが施された面に金属箔とラッカ
ーとが積層されてなる反射体がラッカーの面を貼着面と
して貼着され、且つ反射体の金属箔の面に接着剤が塗布
されて構成された反射体貼着帯を用意し、回転可能に支
持したロータ本体と、ロータ本体の回動面に沿って所定
方向に移動可能で、且つその所定方向に複数の凸状押圧
部が１列に適宜間隔を置いて形成されたダイスとをロー
タ本体の外周面とダイスの凸状押圧部とが互いに近接し
て対向するように設置し、反射体貼着帯を接着剤塗布面
をロータ本体側に向けるようにして相対向するロータ本
体とダイスとの間に挿入し、ロータ本体を回転させると
同時に、ダイスをロータ本体側に抑圧し、且つ加熱した
状態でロータ本体の外周面の周速度に等しい速度で前記
所定方向に移動させて、反射体貼着帯をロータ本体とダ
イスとで搬送しながら、反射体貼着帯の反射体を順次各
画状押圧部でロータ本体の外周面に押しつけて転写する
ことを要旨としている。

以下、これらの発明を図面に基づいて説明する。

第３図は本発明の一実施例を示す図である。図中、１１
は反射体貼着帯である。１２はそのキャリングシーｌ−
であり、ここではポリエステル製のものが使用されてい
る。このキャリングシーｌ−１２の一面には離型剤１３
を塗布する処理、すなわちリリースコーティングが施さ
れている。１４は反射体であり、金属箔１５とラッカー
１６とが積層されてなるものである。金属箔１５として
は、アルミ箔、クローム箔等が用いられる。その反射体
１４はラッカー１６の面を貼着面として、キャリングシ
ー１−１２のリリースコーティングが施された而に貼着
されている。

また、反射体１４の金属箔１５の面には接着剤１７が塗
布されている。

１８はＡｌｌ５樹脂、［’ＯＭ笠のプラスチック（黒色
）で作られた円盤状のロータ本体であり、その中心○で
回動可能に支持さ扛ている。

】９はダイスであり、ロータ本体１８の回動面に沿って
所定方向りに移動できるようになっている。

ダイス１９にはその所定方向りに複数の凸状押圧部２０
、２０．・・・が１列に形成されている。ここでは凸状
押圧部２０．２０．・・・は等間隔Ｑに形成され、凸状
押圧部２０．２０．・・・の幅ｄを間隔Ｕに等しく設定
している。

」５記ロータ本体１８およびダイス１９はロータ本体１
８の外周面Ａとダイス１９の凸状押圧部２０とが互いに
近接して対向するように設置されている。

なお、以下に、実際に行なった寸法設定の一例を挙げて
おく。

このような設定のもとに、反射体貼着Ｖｔｌ’　１１を
接着剤塗布面Ｂをロータ本体１８側に向けるようにして
、相対向するロータ本体１８とダイス１９との間に挿入
し、ロータ本体１８をＲ方向に回転させると同時に、ダ
イス１９をロータ本体１８側に抑圧した状態でロータ本
体１Ｂの外周面Ａの周速度に等しい速度で所定方向りに
移動させる。このとき、ダイス１１）は１７０〜２００
℃程度に加熱しておく。

かかる作動により、反射体貼着帯１１はロータ本体１８
とダイス１９とでＤ方向に搬送され、このとき反射体貼
着帯１１の反射体１４は順次凸状押圧部２０からの押圧
力を受けて幅ｄに切断され、ロータ本体１８の外周面Ａ
に等間隔に接着されて転写される。

こうして、金属箔にラッカーが被覆された反射体を有す
る光学式ロータリエンコーダのロータか製造される。

１つのロータ本体１８に対し、一連の作業が終了すると
、口とり本体１８を交換し、ダイ刈９を初期位置に戻し
、新たな反射体貼着帯１１を補給して、再び同一の一連
の作業を繰り返す。こうして、光学式ロータリエンコー
ダのロータを量産することができる。

また、このような製造方法によれば、反射体貼着帯１１
の反射体］／ｌは、ダイス１９に形成された凸状押圧部
２０．２０．・・・の間隔と等しい間隔てロータ本体１
８の外周面Ａに転写されることになるので、製造された
光学式ロータリエンコーダのロータにお番づる反射体の
間隔はほとんどばらつくことがない。

さらに、ロータ本体１８の外周面Δに転写された反射体
１４は、その転写の際に所定の抑圧力を受けているので
、その金属箔１５は凹凸を有していない。

よって、光学式ロータリエンコーダのロータとして使用
された際に、投じら汎た光を乱反射させることはない。

また、反射体か金属箔とその金属箔を被覆するラッカー
とからなる光学式ロータリエンコーダのロータにあって
は、ラッカーが金属箔の表面を保護し、腐食を防止する
から、長期間の使用に耐え得る。このことは勿論、前述
のごとき製造方法によるものに限定されるわけではない
。

先に述べた実施例は、ロータ本体Ｉ８の外周面Δに反射
体１４を等間隔に転写するため、ダイス１９に凸状押圧
部２０．２０．・・を等間１’Ａ；に設けたか、ダイス
１９に凸状押圧部２０．２０．・・・を不等間隔に設け
ることにより、ロータ本体１８の外周面へに反射体１４
を不等間隔に転写することもてきる。

また、先に述べた実施例では、反射体ｌｌｌ１＋着帯１
１の反射体１４は凸状押圧部２０からの抑圧力を受（づ
ることにより幅ｄに切断されるが、これに限定さＪしる
ことなく、予め反射体貼着帯１］の反射体１／Ｉをカッ
ティングしておいてもよい。この場合、反射体貼着帯１
１とダイス１９との位置合わぜを行なう必要があるが、
ロータ本体１８の外周面へに転写された反射体１４の縁
が確実に直線となって現われるという利点がある。

以上説明してきたように、第１の発明による光学式ロー
タリエンコーダのロータとすれば、その反射体は金属箔
がラッカーで被覆されたものであるために腐食しにくく
、反射率が経時的に低下することはほとんどないから、
長期間の使用に耐えることかできるという効果が得られ
る。

また、第２の発明による光学式ロータリエンコーダのロ
ータの製造方法とすれば、反射体貼着帯の反射体は、ダ
イスに形成された凸状押圧部の間隔に等しい間隔でロー
タ本体の外周面に転写されることになるので、製造され
た光学式ロータリエンコーダのロータにおける反射体の
間隔はほとんどばらつくことがなく、精度が向上すると
いう効果が得られる。それに加えて、量産性の向上を図
ることができるという効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は光学式ロータリエンコーダの構造
を説明するための図であって、第１図は光学式ロータリ
エンコーダの全体斜視図、第２図は第１図の要部を示す
一部断面拡大図、第３図は本発明の一実施例を示す図で
あって、光学式ロータリエンコーダのロータを製造する
工程の図である。１１・・・反射体貼着帯、１２・・・キャリングシート
、１３・・・離型剤、１４・・・反射体。１５・・・金属箔、　１６・・ラッカー、１７・・・接
着剤、　１８・・ロータ本体、１９・・ダイス、　２０
・・・凸状押圧部、Ａ・・・ロータ本体の外周面、Ｂ・・・反射体貼着帯の接着剤塗布面、Ｄ・・・ダイス
が移動する所定方向、Ｒ・・・ロータ本体の回転方向、Ｑ・・凸状押圧部の間隔。第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ロータ本体の外周に複数の反射体が周方向に沿い
適宜間隔を置いて設けられたものであって、回転駆動装
置のシャツＩ・と連動して回転し、前記反射体の通過域
に投じられた光を間欠的に反射させて信号化する光学式
ロータリエンコーダのロータにおいて、前記反射体は金属箔と該金属箔を被覆するラッカーとか
らなることを特徴とする光学式ロータリエンコーダのロ
ータ。
（２）キャリングシートのリリースコーティングが施さ
れた面に金属箔とラッカーとが積層されてなる反射体が
前記ラッカーの面を貼着面として貼着され、且つ前記反
射体の前記金属箔の面に接着剤が塗布されて構成された
反射体貼着帯を使用する光学式ロータリエンコーダのロ
ータの製造方法であって、回動可能に支持したロータ本
体と、該ロータ本体の回動面に沿って所定方向に移動可
能で、且つ該所定方向に複数の凸状押圧部が一列に適宜
間隔を置いて形成されたダイスとを前記ロータ本体の外
周面と前記ダイスの前記凸状押圧部とが互いに近接して
対向するように設置し、前記反射体貼着帯を接着剤塗布
面を前記ロータ本体側に向けるようにして相対向する前
記ロータ本体と前記ダイスとの間に挿入し、前記ロータ
本体を回転させると同時に、前記ダイスを前記ロータ本
体側に抑圧し、且つ加熱した状態で前記ロータ本体の前
記外周面の周速度に等しい速度で前記所定方向に移動さ
せて、前記反射体貼着帯を前記ロータ本体と前記ダイス
とで搬送しながら、前記反射体ｌ１ｌＩ＋着帯の前記反
射体を順次各前記凸状押圧部で前記ロータ本体の前記外
周面に押しつけて転写するようにしたことを特徴とする
光学式ロータリエンコーダのロータの製造方法。