JPS60225515A - 象嵌あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面を有する盆、皿等の製造方法 - Google Patents
象嵌あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面を有する盆、皿等の製造方法Info
- Publication number
- JPS60225515A JPS60225515A JP8236784A JP8236784A JPS60225515A JP S60225515 A JPS60225515 A JP S60225515A JP 8236784 A JP8236784 A JP 8236784A JP 8236784 A JP8236784 A JP 8236784A JP S60225515 A JPS60225515 A JP S60225515A
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- JP
- Japan
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- tray
- extremely thin
- thin piece
- curved surface
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、緩い曲面を有する盆、皿等の表面に象嵌細工
或いは寄木細工の極薄片を接着する方法に関するもので
ある。
或いは寄木細工の極薄片を接着する方法に関するもので
ある。
従来、象嵌細工や寄木細工を極薄く削り、経木の如く薄
くして、これを平面の箱等の表面に接着して、あたかも
素材の板の厚さに見えるようにしたものがある。箱板、
小田原地方には、古くから寄木、象嵌等の伝統的な工芸
があり、完成した寄木等の種本の厚み約7.8センチメ
ートルのものを削る特殊鉋があり、種本から80〜90
枚程度の寄木の極薄片を得るのである。
くして、これを平面の箱等の表面に接着して、あたかも
素材の板の厚さに見えるようにしたものがある。箱板、
小田原地方には、古くから寄木、象嵌等の伝統的な工芸
があり、完成した寄木等の種本の厚み約7.8センチメ
ートルのものを削る特殊鉋があり、種本から80〜90
枚程度の寄木の極薄片を得るのである。
従来はこれら寄木等の極薄片を、平面を形成する板等の
表面に接着して箱蓋の装飾としたもの、額等に製作した
ものが存在した。
表面に接着して箱蓋の装飾としたもの、額等に製作した
ものが存在した。
しかし、緩い曲面を形成している盆、皿等の表面に接着
することは行われなかった。それは寄木の種板自体が、
色彩の異なる各種の自然木の細片を寄せて接着し、断面
幾何模様に形成したものであるから、それを更に極薄片
に削成したものは、極めて破れ易い状態にあり、その極
薄片を曲面に貼ることは、その破れ易い極薄片が延びた
り、縮んだりすることになるので、一層の危険を感する
からであった。
することは行われなかった。それは寄木の種板自体が、
色彩の異なる各種の自然木の細片を寄せて接着し、断面
幾何模様に形成したものであるから、それを更に極薄片
に削成したものは、極めて破れ易い状態にあり、その極
薄片を曲面に貼ることは、その破れ易い極薄片が延びた
り、縮んだりすることになるので、一層の危険を感する
からであった。
本発明はこれらの危惧を解消し、それら寄木の極薄片の
表裏両面に平均に僅かの湿りを与えて伸縮し易い状態と
し、これを緩い曲面を有する盆、皿等の表面になじませ
て接着し、これにコーティングを施し、新しい感覚の銘
々皿、盆等を提供したものである。
表裏両面に平均に僅かの湿りを与えて伸縮し易い状態と
し、これを緩い曲面を有する盆、皿等の表面になじませ
て接着し、これにコーティングを施し、新しい感覚の銘
々皿、盆等を提供したものである。
図について、実施例を説明する。■は盆や皿の本体であ
り、素材から所望形状に削成された原型のものである。
り、素材から所望形状に削成された原型のものである。
2は盆1の緩い曲面である。寄木を特殊鉋で削った寄木
の極薄片3は、全本体1の直径よりやや大なるものを用
意し、湿気を含んだ紙の間に適当時間挟み、該寄木の極
薄片3に表裏から平均に適当な湿気を与えるのである。
の極薄片3は、全本体1の直径よりやや大なるものを用
意し、湿気を含んだ紙の間に適当時間挟み、該寄木の極
薄片3に表裏から平均に適当な湿気を与えるのである。
湿気を与える方法としては種々あり、例えば、噴霧器に
よるもの、水刷毛によるもの等があるが、紙と違い極薄
片とは言え材質が木である為、噴霧器等では表面のみ湿
りで作業に適当せず、やり過ぎれば柔らかくなり過ぎ、
これ又作業に適当でなく、実験の結果は、前記方法によ
るものが、極薄片3全体に湿気が及びしなやかで、且つ
かつ適度の張りをも有し、作業には最適であるという結
果を得たのである。
よるもの、水刷毛によるもの等があるが、紙と違い極薄
片とは言え材質が木である為、噴霧器等では表面のみ湿
りで作業に適当せず、やり過ぎれば柔らかくなり過ぎ、
これ又作業に適当でなく、実験の結果は、前記方法によ
るものが、極薄片3全体に湿気が及びしなやかで、且つ
かつ適度の張りをも有し、作業には最適であるという結
果を得たのである。
次に盆1の表面に接着剤を塗り、その上から前記適当な
湿気を有する寄木極薄片3を、全本体1と同じ曲面2を
有する雌型でプレスして圧着するのである。この時、寄
木の極薄片3は平均に適当な湿気を与えられ、素材であ
る木の繊維が伸縮し易い状態になっており、しかも適度
の張りを有するから、緩い曲面に自然になじみ、切れた
り、破れたりすることなく全本体lの表面に一体に接着
されるのである。寄木の極薄片3は適当に伸縮して接着
されたままで、全本体1よりはみ出しているから、この
余分を外周に合わせて個所するのである。
湿気を有する寄木極薄片3を、全本体1と同じ曲面2を
有する雌型でプレスして圧着するのである。この時、寄
木の極薄片3は平均に適当な湿気を与えられ、素材であ
る木の繊維が伸縮し易い状態になっており、しかも適度
の張りを有するから、緩い曲面に自然になじみ、切れた
り、破れたりすることなく全本体lの表面に一体に接着
されるのである。寄木の極薄片3は適当に伸縮して接着
されたままで、全本体1よりはみ出しているから、この
余分を外周に合わせて個所するのである。
この行程の後本体1全体を、例えばウレタン等でコーテ
ィングする。このようにして製作された本発明による盆
、皿等は、各種の非常に細かい幾何模様を表面に有する
新鮮な感覚のもので、コーティングにより長年の使用に
耐えて堅牢であり、美的で実用の効果大なるものである
。
ィングする。このようにして製作された本発明による盆
、皿等は、各種の非常に細かい幾何模様を表面に有する
新鮮な感覚のもので、コーティングにより長年の使用に
耐えて堅牢であり、美的で実用の効果大なるものである
。
図は実施例を示し、第1図は、盆の平面図、第2図は同
A−A線断面図、第3図は他の皿の断面図である。なお
、図中1は盆の本体、2は緩い曲面、3は寄木の極薄片
である。 実用新案登録出願人 株式会社 露水木工所j−9ノ
図
A−A線断面図、第3図は他の皿の断面図である。なお
、図中1は盆の本体、2は緩い曲面、3は寄木の極薄片
である。 実用新案登録出願人 株式会社 露水木工所j−9ノ
図
Claims (1)
- 適当大の象嵌細工或いは寄木細工の極薄片を、湿気ある
紙、布等の間に挟み表裏から僅かの湿気を平均に与えて
後、緩い曲面を有する盆、皿等の表面に、該寄木細工の
極薄片を雌型により接着剤を介してプレスし、接着して
後、外周形状に合わせて該寄木細工極薄片を裁断し、更
に表面にコーティングを施したことを特徴とする、象嵌
細工あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面
を有する盆、血等の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236784A JPS60225515A (ja) | 1984-04-24 | 1984-04-24 | 象嵌あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面を有する盆、皿等の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236784A JPS60225515A (ja) | 1984-04-24 | 1984-04-24 | 象嵌あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面を有する盆、皿等の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60225515A true JPS60225515A (ja) | 1985-11-09 |
Family
ID=13772610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8236784A Pending JPS60225515A (ja) | 1984-04-24 | 1984-04-24 | 象嵌あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面を有する盆、皿等の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60225515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07196657A (ja) * | 1994-08-19 | 1995-08-01 | Toyama Chem Co Ltd | 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体また はその塩 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423105A (en) * | 1977-07-18 | 1979-02-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of flitch |
JPS5452714A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of decorative veneer |
JPS5747127A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-17 | Sharp Corp | Flame sensor |
JPH068908U (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-04 | 九州電力株式会社 | 光ケーブル分配器 |
-
1984
- 1984-04-24 JP JP8236784A patent/JPS60225515A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423105A (en) * | 1977-07-18 | 1979-02-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of flitch |
JPS5452714A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of decorative veneer |
JPS5747127A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-17 | Sharp Corp | Flame sensor |
JPH068908U (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-04 | 九州電力株式会社 | 光ケーブル分配器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07196657A (ja) * | 1994-08-19 | 1995-08-01 | Toyama Chem Co Ltd | 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体また はその塩 |
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