JPS60224999A - 熱交換型送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、波形状薄板からなるブレードを有し、このブ
レードの両面でそれぞれ温度の異なる空気の送風機能を
もつと同時にブレード表面を介して温度の異なる空気間
で熱交換をも行なうことのできる熱交換型送風機に関す
るものである。

従来例の構成とその問題点 第１図は従来の熱交換型送風機のインペラ部分を示し、
１はステンレス、アルミニウム、樹脂等の波状薄板で構
成されるブレード、２はブレード１を回転中心側から支
持し、かつ回転軸にインペラを固定するためのボス３を
有する主板である。

４はブレード１を主板２と共に外周方向から支持する外
周板で、略リング状の可撓性のシール材５が固定しであ
る。

第２図は上記インペラをケーシングに組込んだ断面構造
を示し、６けブレード１の両面の空気流れを分離する仕
切板で、７．８はそれぞれの面の流れを導く第１．第２
のファンケースである。

また、第１のファンケース７側の空気流れを９、第２の
ファンケース８側の空気流れを１０とすると、インペラ
が回転すると空気流れ９．１０はブレード１を介して熱
交換することになる。

前記シール材６は第３図のように外周板４と仕切板らの
隙間をシールしていた。

上記構成においては、第１のファンケース７側と第２の
ファンケース８側の負荷が異なると、両側の圧力Ｐ　ｐ
、　、　Ｐ　Ｂが異なり、ＰＡ＞ＰＢ　となった場合シ
ール材６が仕切板６の摺動部ａに押圧され、回転トルク
が増大するとともに前記シール材６の耐久性に問題があ
った。また、Ｐ　Ａ　＜　Ｐ　Ｂ　となった場合には、
シール材６が仕切板６の摺動部ａより離れ前記空気流れ
９．１０が混流することになり熱交換効率の低下を１ね
くといった問題があった。

発明の目的 本発明の熱交換型送風機はこのような従来の問題を解消
し、回転トルクの軽減と耐久性の向上。

および熱交換効率の安定をはかった熱交換型送風機を提
供するものである。

発明の構成 本発明の熱交換型送風機は、ブレードと主板と外周板と
仕切板を備え、前記外周板には略リング状で可撓イを有
するシール材を固定し、前記仕切板は、略リング状でか
つ断面が略凹型であり、前記シール材を前記凹部に位置
させたものであり、回転時のシール材と仕切板の摺動抵
抗は小さくすることができ、回転トルクの軽減とシール
材の耐久性向上がはかれるものである。

実施例の説明 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例について説
明する。

第４図は熱交換型送風機のイノペラ部分を示し１１はス
テンレス、アルミニウム、＃脂等の波形状薄板で構成さ
れるブレード、１２はブレード１１を回転中心側から支
持しかつ固定するだめのボス１３を有する主板である。

１４はブレード１１を主板１２と共に外周方向から支持
する略リング状の外周板である。

１６は外周板１４の外周に固定された略リング状の７−
ル材である。

第６図は上記インペラを組込んだ衣類乾燥機の概略断面
構造を示し、１６は乾燥機外枠、１７は外枠１６内に回
転自在に設置したドラム、１８はドラム１７内に被乾燥
物を投入するだめのドア、１９は第４図に示したインペ
ラ、２０はインペラ１９を回転させる回転軸で、主板１
２のボス１３に固定しである。２１はインペラ１９を内
包し通風路を形成するケーシング、２２けインペラ１９
の両面の空気流を通風路部分で仕切る仕切板で、外周板
１４の外周に位置する。２３は高温多湿な乾燥用循環空
気を導くためのダクトで途中にヒータ２４を設けている
。

２６は吸気された冷却空気を排気するだめのダクトであ
る。２６，２了はそれぞれ乾燥用循環空気。

冷却空気の流れを示している。２８は除湿水を機外に排
出する排水口である。

上記構成において、電源を入れてモータ（図示せず）を
回転させ、この回転力でインペラ１９を回転させると、
インペラ１９の両面で２つの異なる空気流、すなわち、
循環空気２６．冷却空気２７の流れが発生する。乾燥用
循環空気２６けヒータ２４で加熱された後にドラム１９
に入り、ドラム１了内の衣類を加熱した後にインペラ１
９の一方の面に沿って移動し、ダクト２３を介し再びヒ
ータ２４方向に向かう。

冷却空気２７は機外から吸込まれ、インペラ１９の他方
の面に沿って移動し、ダクト２６を介し再び機外へ出る
。そして、両空気はブレード１１の両面溝部分を薄板１
枚を間に挾んで隣り合って流れ、この時、温度の高い乾
燥用循環空気２６から温度の低い冷却空気２アへとブレ
ード１１を介して熱が移動し、循環空気２６は冷却され
、これに含まれている水分は凝結し、水滴となり排水口
２８より排水され、乾燥用循環空気２６け除湿される。

除湿された乾燥用循環空気２６はインペラ１９とケーシ
ング２１及び仕切板２２とで構成される通風路を通り、
循環用ダクト２２を通りヒータ２４部分を通り、ここで
加熱されドラム１７にもどるという循環を行なう。一方
、冷却空気２７は機外より吸入され、インペラ１９内に
入り、ここで乾燥用循環空気を冷却し、排気ダクト２６
より機外へ排気される。

同衣類乾燥機の熱交換型送風機は第６図のようＫ、仕切
板２２は略リング状でかつ断面が略コ字型をしている。

また前記シール材１５Ｆｉ、仕切板２２の凹部Ｘ内に位
置している。

この構成では、熱交換型送風機が回転した場合、前記シ
ール材１６は、前記仕切板２２の摺動部・で摺動するこ
とになり、摩擦面積は少なく回転ルクは小さくて済むこ
とになる。また、シール（１６は、遠心力により摺動部
ｙに摺動するため、外周板１４と仕切板２２はプールさ
れ熱交換効８も向上する。さらに、シール材１６の外周
方向１さｅｌが外周板１４と仕切板２２の隙間りより１
くなった場合、／−ル材１６は長さＬ′以下にはμ粍す
ることはなく耐久性にも優れたものとなる。

まだ、第７図、第８図のように、仕切板２２は、／−ル
材１６の外周方向の長さをｌとすると、１率半径ＲがＲ
＝ｌとなる円弧状の断面を有し、６記ンール材１６を前
記円弧状断面により形成さ）る凹部α内に位置させた構
成とした場合、循環も気２６側と冷却空気２７側の負荷
が異なり、第５図のようにＰａ、Ｐｂとなった場合でも
、ンール本１５はＭ位置に移動するだけで、摺動面βと
／−ル材１６は常に同じ摩擦で回転摺動することがｂ能
となり、負荷が変動しても、安定した熱交換効率が得ら
れる。

発明の効果 以上の説明からあきらかなように、本発明の熱ｔ　交換
型送風機は、とくに、外周板に略リング状で可撓性を有
する／−ル材を固定し、仕切板は略リング状でかつ断面
が略凹型で、前記シール材を前ε　記凹部に位置させる
ことにより、回転トルクの軽ト　減と耐久性の向上をは
かることができるものであ【　る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の熱交換型送風機のインペラを示３　す斜
視図、第２図は同インペラをケーシングに組Ｉ　込んだ
縦断面図、第３図は同シール部を示す拡大し　断面図、
第４図は本発明の一実施例を示す熱交換型送風機のイン
ペラを示す斜視図、第５図は同熱）　交換型送風機を用
いた除湿式衣類乾燥機の縦断面１　図、第６図は同シー
ル部の断面図、第７図は本発明の他の実施例を示す熱交
換型送風機のシール部ｒ　の断面図、第８図は同要部拡
大断面図、第９図は同吐出圧を示すＰ−Ｑ曲線特性図で
ある。 １１　・・ブレード、１４　・・外周板、２２　・・・
仕切板、１６・・・・シール材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第５
図 第６１！１ ２？ 第７図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溝部分が回転中心軸から放射状に位置する波形状薄板か
   らなるブレードと、このブレードの内周部を支持する主
   板と、このブレードの外周部を支持する外周板と、前記
   外周板の外周方向に配しブレード両面の溝部分を流れる
   ２種類の空気流を分離するり土切板を備え、前記外周板
   には略リング状で可撓性を有するシール材を固定し、前
   記仕切板は、略リング状でかつ断面が略凹型であり、前
   記シール材を前記凹部に位置させた熱交換型送風機。