JPS60224701A - 雌型の製造方法 - Google Patents

雌型の製造方法

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JPS60224701A
JPS60224701A JP8146684A JP8146684A JPS60224701A JP S60224701 A JPS60224701 A JP S60224701A JP 8146684 A JP8146684 A JP 8146684A JP 8146684 A JP8146684 A JP 8146684A JP S60224701 A JPS60224701 A JP S60224701A
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JP
Japan
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plastic material
workpiece
die
synthetic resin
resin binder
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Application number
JP8146684A
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English (en)
Inventor
Yoshio Yokozeki
横関 芳男
Tatsuo Nagamitsu
永光 達夫
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、主としてプレス加工に用いられる雌型の製造
方法に関する。
(2)従来の技術 従来、この種雌型を製造する場合には、合成樹脂または
石膏により模型を作製し、次いでその模型に倣って金属
、例えば鋳鉄等よりなる雌型素材を研削してワーク成形
部を形成している。またワーク成形部におけるワークの
形状成形に寄与しない部位には、鋳造時逃げ用凹所を成
形してワーク成形部の仕上げ面積を減らずことが行われ
る。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、金属を研削するワーク成形部の倣い研削
加工においては、多くの時間を要し、その上仕上げおよ
び型合わせ加工にも多くの時間と工数を必要とする。ま
た通常の場合は、逃げ用凹所の寸法精度は鋳物精度(±
5龍程度)で十分であるが、高精度を要求される場合に
は逃げ用凹所に研削および仕上げ加工を施さなければな
らない。
したがって雌型の製造費が非常に高くつ(という問題が
ある。
本発明は上記に鑑み、製造が容易で、しかも型合わせ精
度の良好な雌型を得ることのできる経済的な前記製造方
法を提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するだめの手段 本発明は、焼結性金属粉末と合成樹脂バインダとを混練
した可塑性物を金属性雌型素材に貼着する工程と、前記
可塑性物を、成形すべきワークと同し厚さを有すると共
に前記可塑性物との対向面に突出部を設けた可撓性シー
トを介し雄型により押圧して前記ワーク成形部を成形す
ると同時に該ワーク成形部に逃げ用凹所を成形する工程
と、前記可塑性物中の前記合成樹脂バインダを熱分解す
ると共に前記金属粉末を焼結して前記金属焼結層を得る
工程とを用いることを特徴とする。
(2)作 用 雄型により可撓性シートを介し可塑性物を押圧してワー
ク成形部を成形するので、ワーク成形部が容易に成形さ
れ、また雌型の、雄型に対する型合わせ精度が良い。そ
の上ワーク成形部の成形と同時に逃げ用凹所を成形する
ので、逃げ用凹所が容易に成形される。さらにワーク成
形部は最終的には金属焼結層より構成されるので、その
ワーク成形部および逃げ用凹所の寸法精度が良く、また
耐圧強度に優れ、良好な耐久性を有する。
(3)実施−例 第1図はプレスallを示し、そのプレス機1は雄型と
しての上下動可能なパンチ2と、それと協働して、ワー
クWを成形する雌型としての固定のダイス3と、パンチ
2の周囲に配設されるワーク押え部材4とよりなる。ダ
イス3のワーク成形部3aは、以下に述べる手法により
得られる金属焼結層Sより形成される。
1、可塑性物の製造 Ni自溶性合金粉 80部と、MO粉砕粉 20部とを
■−ブレンダにより十分に混合して混合粉を得る。
四フッ化エチレン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマ
ルジョンを1:1に混合して合成樹脂バインダを得る。
上記混合粉 100部に対し合成樹脂バインダ3部を添
加して卓上ニーダにより十分に混練し、この混練物を1
00〜150℃に加熱して合成樹脂バインダ中の水分を
蒸発させる。得られた混練物の性状は、合成樹脂バイン
ダにより粘結されて無数の団塊状を呈する。
一ト記混練物を80〜100℃に加熱してロール機に複
数回通しシート状可塑性物を得る。この場合ロール機の
ロールを混練物と同程度に加熱するとシート成形作業が
容易に行われる。得られたシート状可塑性物は常温にお
いて適度な可撓性と引裂き強度を有する。
11、ダイスの製造 第2図(a)に示すように、雌型素材としてのダイス素
+A’ 30は鋳鉄(JIS Fe12材)より鋳造さ
れたもので、そのワーク成形部3aを形成するベース面
5は完成されたダイス2におけるワーク成形部3a外面
(鎖線示)よりも5〜20龍低くなるように成形されて
いる。ダイス素材30は鋳放しのまま使用されるもので
、その黒皮を持つベース面5には清掃後アクリル樹脂接
着剤を塗布する。
第2図(b)に示すように、ベース面5にシート状可塑
性物Pを貼着する。この場合所定厚さを得るためにはシ
ート状可塑性物Pを積層する。またダイス素材30を8
0〜100℃に加熱しておくと、前記シート状可塑性物
Pの貼着作業が容易に行われる。
ダイス素材30をプレス機本体に91し、パンチ2にお
ける所定形状に形成されたワーク成形部2aおよびワー
ク押え部材4の押圧部に可撓性シート状物6を貼着する
シート状物6はワークWと同じ厚さを有し、その外面側
には3個の突出部6aが設けられている。
第2図(C)に示すように、パンチ2およびワーク押え
部材4を下降させて可塑性物Pを押圧することによりワ
ーク成形部3aを成形する。ごの成形時各突出部6aに
より可塑性物F)が押圧されるので、・ノーク成形部3
aには3個の逃げ用凹所7が成形される。
第2図(d)に示すように、ダイス素材30に囲い8を
取り付けて可塑性物Pの周りを囲め、可塑性物Pの表面
をセラミック粉末で覆い、その上に直径0.75m■の
鋼球9を載せてハックアップを行う。このバックアップ
は鋼球9の重さにより後述するNi自溶性合金−Mo粉
末の焼結時焼結層Sの寸法変化、即ち膨張を抑制するも
のである。
次いで、上記ダイス素材3oを真空焼結炉10に設置し
て第3図に示す加熱−冷却条件で有機物質の分解とNi
自溶性合金−Mo粉末の焼結を行う。キャリヤガスは窒
素ガスまたは還元性の強い水素ガスが用いられる。
(A)第1加熱ゾーン(第3図A) この加熱ゾーンAは常温から650℃までであり、昇温
速度は10〜20“07分である。この加熱ゾーンAで
は先ず水分が蒸発し、次いで合成樹脂バインダ中の四フ
フ化エチレン樹脂およびアクリル樹脂が分解してガス化
する。これら合成樹脂は300〜400℃でガス化する
が、熱伝導を考慮して600〜650℃に90分間均熱
保持して殆どの有機物質を除去し、Ni自溶性合金−M
粉末層を残置する。この有機物質のガス化を真空焼結炉
lO内の真空度の変化により説明すると、常温ではI 
Torrであるが、650℃で90分間均熱保持したと
きは最高2 Torrに真空度が低下する。これは主と
して有機物質の分解ガスの生成による。そして90分を
経過した後は真空度は再び] Torrに上昇するもの
で、これは真空焼結炉10内より分解ガスが除去された
ことを意味する。
(B)第2加熱ゾーン(第3図B) この加熱ゾーンBは900〜1000℃の範囲であり、
Ni自溶性合金−Mo粉末層をNi自溶性合金の固相線
(1010〜1020℃)以下の温度、例えば950℃
に30分間均熱保持して固相焼結処理を施し、これを仮
焼結する。第1加熱ゾーンAからの昇温速度は10〜b る。
真空焼結炉10内のNi自溶性合金=Mo粉末層は、そ
の表面から加熱されて昇温するので、層全体が均一温度
に達するまでは所定の加熱時間が必要である。若し焼結
温度である1000〜1200℃にいきなり加熱すると
Ni自溶性合金−Mo粉末層の表面部分とベース面に接
する部分との間に温度差ができて、気孔率のばらつきが
多くなり均一な焼結層が得られないだけでなく、焼結後
クラック、等の欠陥を生じ易くなる。
第2加熱ヅーンBでは未分解の有機物質が完全にガス化
して除去される。このガス化等により真空焼結炉10内
の真空度は一時的に4 TQrrに低下するが30分経
過後にはI TOrrに復帰する。
(C)第3加熱ゾーン(第3図C) この加熱ゾーンCは、Ni自溶性合金の固相線(101
0〜1020℃)直下から液相線(1075〜1085
℃)を越える温度、即ち1000〜1200℃の範囲で
あり、Ni自溶性合金−Mo仮焼結層を、例えば液相線
を越える温度である1100−1180℃、好ましくは
1120℃に120分間恒温保持してNi自溶性合金の
溶融により液相焼結処理を施し焼結層Sを形成する。こ
の場合Ni自溶性合金の流動はMOの存在により妨げら
れ、したがって形状維持性が良い。第2加熱ゾーンBか
らの昇温速度は15〜20°C/分であり、Ni自溶性
合金−Mo仮焼結層は第2加熱ゾーンBで既に高温加熱
されているので、第3加熱ゾーンCまでの昇温時間は僅
かである。この第3加熱ゾーンCの保持時間が不充分で
あると焼結が完全に行われず、焼結層Sに欠陥を生ずる
上記のように焼結温度を1120℃に選定する理由は、
その温度が鋳鉄よりなるダイス素材3゜の共晶温度以下
であるからである。ダイス素材30が鋳鋼等の鋼糸であ
れば焼結温度は1160°Cが良い。その理由は焼結温
度が1200℃程度となると、焼結層Sの寸法変化が大
きくなり、また炉温制御が容易でなく、その上炉内温度
がばらつくといった不具合があり、これらの不具合を除
去するための作業温度としては1160℃が適当である
からである。
(D)冷却ゾーン(第3図D) この冷却ゾーンDは、前記焼結温度から略800℃まで
の1次冷却ゾーンD1と、略800℃から略400℃ま
での2次冷却ゾーンD2と、略400℃から常温までの
3次冷却ゾーンD、とに分けられる。
1次冷却ゾーンD1は、焼結層Sの高温下における安定
域であり、この冷却ゾーンD1ではできるだけ熱的な刺
激を避け、同時に冷却効率を考慮して最高2℃/分程度
のゆっくりした速度で冷却する。この冷jlJヅーンD
、で急冷が行われると焼結層Sにクラックが多発する。
2次冷却ゾーンI)2では、ダイス素’tA’3oの線
膨張(+ 2.5 x l O−6/℃)とAr+変態
における寸法変化を吸収するために最高3℃/分程度の
ゆっくりした速度で冷却する。この場合焼結層Sの線収
縮は14.6 x l O−’/’cであるが、多孔質
であるためダイス素材30の収縮に追随する。この冷却
ゾーンD2で急冷が行われると焼結層Sにクラックが多
発する。
3次冷却ゾーンD3では、水、油等の液冷以外のガス冷
却(空冷を含む)により焼結層Sおよびダイス素材3o
の温度を常温まで冷却する。
第2図(c)に示すように」二記加熱−冷却処理を経て
、ワーク成形部3aをNi自溶性合金−MOよりなる焼
結層Sによって構成されたダイス3が得られる。
上記焼結層Sばダイス素材30との溶着性が良好で、ク
ラック等の欠陥の発生がなく、また寸法変化も±0〜1
2龍以内と精度が良く、簡単な仕上げ加工を施すことよ
り直ちにプレス作業に使用することができる。
前記焼結層Sの表面硬度はロックウェル硬さBスケール
において20程度であり、この程度の硬度を持てば通常
のプレス作業では河谷問題を生しないが、作業内容によ
っては焼結層Sに高圧が作用することがあり、この場合
その焼結層Sが多孔質であるため座屈するおそれがある
ごのよ・)な不具合に対処するためには、焼結層SにC
u、Ni自溶性合金等の低融点金属を溶浸させる、また
はエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸−硬化させて気孔を
埋め焼結層Sの硬度を著しく高くして、座屈強度を向、
トさせることが必要である。
C1発明の効果 本発明によれば、雄型により可撓性シートを介し可塑性
物を押圧してワーク成形部を成形するので、ワーク成形
部が容易に成形され、また雌型の、雄型に対する型合わ
せ精度が良い。
その上ワーク成形部の成形と同時に逃げ用凹所を成形す
るので、逃げ用凹所が容易に成形される。
さらにワーク成形部は最終的には金属焼結層より構成さ
れるので、そのワーク成形部および逃げ用凹所の寸法精
度が良く、また耐圧強度に優れ、良好な耐久性を有し、
また仕上げ加工も容易である。
したがって本発明によれば、雌型の製造を容易に行い、
その製造コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はプレス
機の断面図、第2図+a+乃至telはダイスの製造工
程説明図、第3図は焼結]ユ稈における温度と時間の関
係を示すグラフである。 P・・・可塑性物、S・・・金属焼結層、1・・・プレ
ス機、2・・・雄型としてのパンチ、3・・・雌型とし
てのダイス、30・・・雌型素材としてのダイス素材、
6・・・可撓性シート状物、6a・・・突出部、7・・
・逃げ用凹所 第3図 第2図 (a)(b)(C) 第1図 (d) (e)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ワーク成形部を金属焼結層より構成した雌型の製造方法
    であって、焼結性金属粉末と合成樹脂バインダとを混練
    した可塑性物を金属性雌型素材に貼着する工程と、前記
    可塑性物を、成形すべきワークと同し厚さを有すると共
    に前記可塑性物との対向面に突出部を設けた可撓性シー
    ト状物を介し雄型により押圧して前記ワーク成形部を成
    形すると同時に該ワーク成形部に逃げ用凹所を成形する
    工程と、前記可塑性物中の前記合成樹脂バインダを熱分
    解すると共に前記金属粉末を焼結して前記金属焼結層を
    得る工程と、よりなる雌型の製造方法。
JP8146684A 1984-04-23 1984-04-23 雌型の製造方法 Pending JPS60224701A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008522025A (ja) * 2004-11-26 2008-06-26 パキット インターナショナル トレーディング カンパニー インコーポレイテッド 燒結体の製造法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008522025A (ja) * 2004-11-26 2008-06-26 パキット インターナショナル トレーディング カンパニー インコーポレイテッド 燒結体の製造法
KR101362283B1 (ko) * 2004-11-26 2014-02-12 패킷 인터내셔날 트레이딩 컴퍼니 인코포레이티드 소결체 제조 방법

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