JPS60221505A - 金型の製造方法 - Google Patents
金型の製造方法Info
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- JPS60221505A JPS60221505A JP7711884A JP7711884A JPS60221505A JP S60221505 A JPS60221505 A JP S60221505A JP 7711884 A JP7711884 A JP 7711884A JP 7711884 A JP7711884 A JP 7711884A JP S60221505 A JPS60221505 A JP S60221505A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(11産業上の利用分野
本発明は、主としてプレス加工に用いられる金型の製造
方法に関する。
方法に関する。
(2)従来の技術
従来、この種金型を製造する場合には、合成樹脂または
石膏により模型を作製し、次いでその模型に倣って金型
素材を研削してワーク成形部を形成し、その後ワーク成
形部に仕上げ加工を施している。
石膏により模型を作製し、次いでその模型に倣って金型
素材を研削してワーク成形部を形成し、その後ワーク成
形部に仕上げ加工を施している。
(3)発明が解決しようとする問題点
金属を研削する倣い研削加工においては、加工時間が長
くなり、その上仕上げ加工に多くの時間と工数を要し、
製造費が非常に高くつくという問題がある。
くなり、その上仕上げ加工に多くの時間と工数を要し、
製造費が非常に高くつくという問題がある。
本発明は上記問題に鑑み、製造が容易で、しかも寸法精
度の良好な金型を得ることのできる経済的な前記製造方
法を提供することを目的とする。
度の良好な金型を得ることのできる経済的な前記製造方
法を提供することを目的とする。
B1発明の構成
+11 問題点を解決するための手段
本発明は、焼結性金属粉末と合成樹脂バインダとを混練
した可塑性物を金型素材に貼着して前記ワーク成形部を
成形する工程と、前記可塑性物中の前記合成樹脂バイン
ダを熱分解する共に前記金属粉末を焼結して前記金属焼
結層を得る工程と、前記金属焼結層に合成樹脂を含浸さ
せて該合成樹脂を硬化させる工程とを用いることを特徴
とする。
した可塑性物を金型素材に貼着して前記ワーク成形部を
成形する工程と、前記可塑性物中の前記合成樹脂バイン
ダを熱分解する共に前記金属粉末を焼結して前記金属焼
結層を得る工程と、前記金属焼結層に合成樹脂を含浸さ
せて該合成樹脂を硬化させる工程とを用いることを特徴
とする。
(2)作 用
、可塑性物よりワーク成形部を成形するので、その成形
作業が容易である。また最終的にはワーク成形部を金属
焼結層より構成するので、その仕上げ加工時間および工
数を大幅に減少することができる。さらに金属焼結層に
合成樹脂の含浸−硬化処理を施すことにより金属焼結層
の硬度を著しく高くして、大きな座屈強度を得ることが
できる。
作業が容易である。また最終的にはワーク成形部を金属
焼結層より構成するので、その仕上げ加工時間および工
数を大幅に減少することができる。さらに金属焼結層に
合成樹脂の含浸−硬化処理を施すことにより金属焼結層
の硬度を著しく高くして、大きな座屈強度を得ることが
できる。
(3)実施例
第1図は本発明により得られたプレス用金型1を示し、
その金型1は上下動可能なパンチ2と、それと協働して
、ワークWを成形する固定のダイ6ス3とよりなる。パ
ンチ2およびダイス3のワーク成形部2a、3aは以下
に述べる手法により得られる金属焼結層S+、Szより
形成される。
その金型1は上下動可能なパンチ2と、それと協働して
、ワークWを成形する固定のダイ6ス3とよりなる。パ
ンチ2およびダイス3のワーク成形部2a、3aは以下
に述べる手法により得られる金属焼結層S+、Szより
形成される。
i、可塑性物の製造
Ni自溶性合金粉 80部と、Mo粉砕粉 20部とを
■−ブレンダにより十分に混合して混合粉を得る。
■−ブレンダにより十分に混合して混合粉を得る。
四フッ化エチレン樹脂エマルジョンとアクリル樹脂エマ
ルジョンを1=1に混合して合成樹脂バインダを得る。
ルジョンを1=1に混合して合成樹脂バインダを得る。
上記混合粉 100部に対し合成樹脂バインダ3部を添
加して卓上ニーダにより十分に混練し、この混線物を1
00〜150 ’cに加熱して合成樹脂バインダ中の水
分を蒸発させる。得られた混練物の性状は、合成樹脂バ
インダにより粘結されて無数の団塊状を呈する。
加して卓上ニーダにより十分に混練し、この混線物を1
00〜150 ’cに加熱して合成樹脂バインダ中の水
分を蒸発させる。得られた混練物の性状は、合成樹脂バ
インダにより粘結されて無数の団塊状を呈する。
上記混練物を80〜100℃に加熱してロール機に複数
回通しシート状可塑性物を得る。この場合ロール機のロ
ールを混練物と同程度に加熱するとシート成形作業が容
易に行われる。得られたシート状可塑性物は常温におい
て適度な可撓性と引裂き強度を有する。
回通しシート状可塑性物を得る。この場合ロール機のロ
ールを混練物と同程度に加熱するとシート成形作業が容
易に行われる。得られたシート状可塑性物は常温におい
て適度な可撓性と引裂き強度を有する。
ii 、パンチの製造
第2図(a)に示すように、金型素材としてのパンチ素
材20は鋳鉄(JIS Fe12材)より鋳造されたも
ので、そのワーク成形部2aを形成するベース面4は、
完成されたパンチ2におけるワーク成形部2a外面(鎖
線示)よりも5〜2011m低くなるように成形されて
いる。パンチ素材2oは鋳放しのまま使用されるもので
、その黒皮を持つベース面4には清掃後アクリル樹脂接
着剤を塗布する。
材20は鋳鉄(JIS Fe12材)より鋳造されたも
ので、そのワーク成形部2aを形成するベース面4は、
完成されたパンチ2におけるワーク成形部2a外面(鎖
線示)よりも5〜2011m低くなるように成形されて
いる。パンチ素材2oは鋳放しのまま使用されるもので
、その黒皮を持つベース面4には清掃後アクリル樹脂接
着剤を塗布する。
第2図(b)に示すように、ベース面4にシート状可塑
性物Pを貼着してワーク成形部2aを粗造りする。この
場合所定厚さを得るためにはシート状可塑性物を積層す
る。またベース面4とシート状可塑性物P相互間の密着
性を良好にするため、シート状可塑性物P外面を突き棒
等により突き固める。この場合パンチ素材2oを80〜
100℃に加熱しておくと、前記シート状可塑性物Pの
貼着および突き固め作業が容易に行われる。
性物Pを貼着してワーク成形部2aを粗造りする。この
場合所定厚さを得るためにはシート状可塑性物を積層す
る。またベース面4とシート状可塑性物P相互間の密着
性を良好にするため、シート状可塑性物P外面を突き棒
等により突き固める。この場合パンチ素材2oを80〜
100℃に加熱しておくと、前記シート状可塑性物Pの
貼着および突き固め作業が容易に行われる。
熱可塑化温度が100〜130°C以上で常温では固体
の合成樹脂、例えば、アクリル樹脂をトリクロロエチレ
ン、エチルメチルケトン等の有機溶剤に固形分10〜4
0%程度となるように溶解してアクリル樹脂液を調製す
る。このアクリル樹脂液を前記可塑性物Pに、はけ塗り
、流込み等の手段で塗布してNi自溶性合金−MO粉末
間の気孔に含浸し保形性を向上させる。
の合成樹脂、例えば、アクリル樹脂をトリクロロエチレ
ン、エチルメチルケトン等の有機溶剤に固形分10〜4
0%程度となるように溶解してアクリル樹脂液を調製す
る。このアクリル樹脂液を前記可塑性物Pに、はけ塗り
、流込み等の手段で塗布してNi自溶性合金−MO粉末
間の気孔に含浸し保形性を向上させる。
第2図(C)に示すように、可塑性物Pを常温から有機
溶剤の蒸発温度まで加熱し、これを半硬化する。この半
硬化した可塑性物PはNi自溶性合金−Mo粉末と、合
成樹脂バインダ中の四フッ化エチレン樹脂およびアクリ
ル樹脂と、樹脂液中のアクリル樹脂とよりなり、常温で
は見掛は上置体で、保形性が良好であり、砥石、やすり
、サンドペーパー等により研削加工を施すことができる
。
溶剤の蒸発温度まで加熱し、これを半硬化する。この半
硬化した可塑性物PはNi自溶性合金−Mo粉末と、合
成樹脂バインダ中の四フッ化エチレン樹脂およびアクリ
ル樹脂と、樹脂液中のアクリル樹脂とよりなり、常温で
は見掛は上置体で、保形性が良好であり、砥石、やすり
、サンドペーパー等により研削加工を施すことができる
。
次いで、半硬化した可塑性物に前記手法により研削加工
を施してワーク成形部2aの形状および厚さを仕上げる
。この研削加工は半硬化した可塑性物を研削するので極
めて容易に行われる。
を施してワーク成形部2aの形状および厚さを仕上げる
。この研削加工は半硬化した可塑性物を研削するので極
めて容易に行われる。
第2図(d)に示すように、パンチ素材20に囲い5を
取付けて可塑性物Pの周りを囲み、可塑性物Pの表面を
セラミック粉末で覆い、その上に直径0.75tiの鋼
球6を載せてバンクアップを行う。このバックアンプは
鋼球6の重さにより後述するNi自溶性合金−MO粉末
の焼結時焼結層S1の寸法変化、即ち膨張を抑制するも
のである。
取付けて可塑性物Pの周りを囲み、可塑性物Pの表面を
セラミック粉末で覆い、その上に直径0.75tiの鋼
球6を載せてバンクアップを行う。このバックアンプは
鋼球6の重さにより後述するNi自溶性合金−MO粉末
の焼結時焼結層S1の寸法変化、即ち膨張を抑制するも
のである。
次いで、上記パンチ素材20を真空焼結炉7に設置して
第3図に示す加熱−冷却条件で有機物質の分解と金属粉
末の焼結を行う。キャリヤガスは窒素ガスまたは還元性
の強い水素ガスが用いられる。
第3図に示す加熱−冷却条件で有機物質の分解と金属粉
末の焼結を行う。キャリヤガスは窒素ガスまたは還元性
の強い水素ガスが用いられる。
(A)第1加熱ゾーン(第3図A)
この加熱ゾーンAは常温から650℃までであり、昇温
速度は10〜b 熱ゾーンAでは先ず水分が蒸発し、次いで合成樹脂バイ
ンダ中の四フッ化エチレン樹脂、アクリル樹脂および後
で含浸されたアクリル樹脂が分解してガス化する。これ
ら合成樹脂は300〜400℃でガス化するが、熱伝導
を考慮して600〜650℃に90分間均熱保持して殆
どの有機物質を除去し、Ni自溶性合金−MO粉末層を
残置する。
速度は10〜b 熱ゾーンAでは先ず水分が蒸発し、次いで合成樹脂バイ
ンダ中の四フッ化エチレン樹脂、アクリル樹脂および後
で含浸されたアクリル樹脂が分解してガス化する。これ
ら合成樹脂は300〜400℃でガス化するが、熱伝導
を考慮して600〜650℃に90分間均熱保持して殆
どの有機物質を除去し、Ni自溶性合金−MO粉末層を
残置する。
この有機物質のガス化を真空焼結炉7内の真空度の変化
により説明すると、常温ではI TOrrであるが、6
50℃で90分間均熱保持したときは最高2 TOrr
に真空度が低下する。これは主として有機物質の分解ガ
スの生成による。そして90分を経過した後は真空度は
再び・I Torrに上昇するもので、これは真空焼結
炉7内より分解ガスが除去されたことを意味する。
により説明すると、常温ではI TOrrであるが、6
50℃で90分間均熱保持したときは最高2 TOrr
に真空度が低下する。これは主として有機物質の分解ガ
スの生成による。そして90分を経過した後は真空度は
再び・I Torrに上昇するもので、これは真空焼結
炉7内より分解ガスが除去されたことを意味する。
(B)第2加熱ゾーン(第3図B)
この加熱ゾーンBは900〜1000℃の範囲であり、
Ni自溶性合金−MO粉末層をNi自溶性合金の固相線
(1010〜1020℃)以下の温度、例えば950℃
に30分間均熱保持して同相焼結処理を施し、これを仮
焼結する。第1加熱ゾーンAからの昇温速度は10〜b る。
Ni自溶性合金−MO粉末層をNi自溶性合金の固相線
(1010〜1020℃)以下の温度、例えば950℃
に30分間均熱保持して同相焼結処理を施し、これを仮
焼結する。第1加熱ゾーンAからの昇温速度は10〜b る。
真空焼結炉7内のNi自溶性合金−MO粉末層は、その
表面から加熱されて昇温するので、層全体が均一温度に
達するまでは所定の加熱時間が必要である。若し焼結温
度である1000〜1200℃にいきなり加熱するとN
i自溶性合金−MO粉末層の表面部分とベース面に接す
る部分との間に温度差ができて、気孔率のばらつきが多
(なり均一な焼結層が得られないだけでなく、焼結後ク
ランク等の欠陥を生じ易くなる。
表面から加熱されて昇温するので、層全体が均一温度に
達するまでは所定の加熱時間が必要である。若し焼結温
度である1000〜1200℃にいきなり加熱するとN
i自溶性合金−MO粉末層の表面部分とベース面に接す
る部分との間に温度差ができて、気孔率のばらつきが多
(なり均一な焼結層が得られないだけでなく、焼結後ク
ランク等の欠陥を生じ易くなる。
第2加熱ゾーンBでは未分解の有機物質が完全にガス化
して除去される。このガス化等により真空焼結炉7内の
真空度は一時的に4Torrに低下するが30分経過後
にはl Torrに復帰する。
して除去される。このガス化等により真空焼結炉7内の
真空度は一時的に4Torrに低下するが30分経過後
にはl Torrに復帰する。
(C)第3加熱ゾーン(第3図C)
この加熱ゾーンCは、Ni自溶性合金の固相線(101
0〜1020°C)直下から液相線(1075〜108
5℃)を越える温度、即ち1000〜1200 ’cの
範囲であり、Ni自溶性合金−MO仮焼結層を、例えば
液相線を越える温度である1100〜1180℃、好ま
しくは1120°Cに120分間恒温保持してNi自溶
性合金の溶融により液相焼結処理を施し焼結層S1を形
成する。
0〜1020°C)直下から液相線(1075〜108
5℃)を越える温度、即ち1000〜1200 ’cの
範囲であり、Ni自溶性合金−MO仮焼結層を、例えば
液相線を越える温度である1100〜1180℃、好ま
しくは1120°Cに120分間恒温保持してNi自溶
性合金の溶融により液相焼結処理を施し焼結層S1を形
成する。
この場合Ni自溶性合金の流動はMOの存在により妨げ
られ、したがって形状維持性が良い。第2加熱ゾーンB
からの昇温速度は15〜20°C/分であり、Ni自溶
性合金−MO仮焼結層は第2加熱ゾーンBで既に高温加
熱されているので、第3加熱ゾーンCまでの昇温時間は
僅かである。この第3加熱ゾーンCの保持時間が不充分
であると焼結が完全に行われず、焼結層S1に欠陥を生
ずる。
られ、したがって形状維持性が良い。第2加熱ゾーンB
からの昇温速度は15〜20°C/分であり、Ni自溶
性合金−MO仮焼結層は第2加熱ゾーンBで既に高温加
熱されているので、第3加熱ゾーンCまでの昇温時間は
僅かである。この第3加熱ゾーンCの保持時間が不充分
であると焼結が完全に行われず、焼結層S1に欠陥を生
ずる。
上記のように焼結温度を1120°Cに選定する理由は
、その温度が鋳鉄よりなるパンチ素材20の共晶温度以
下であるからである。パンチ素材20が鋳鋼等の鋼糸で
あれば焼結温度は1160℃が良い。その理由は焼結温
度が1200℃程度となると、焼結層SIの寸法変化が
大きくなり、また炉温制御が容易でなく、その上炉内温
度がばらつくといった不具合があり、これらの不具合を
除去するための作業温度としては1160℃が適当であ
るからである。
、その温度が鋳鉄よりなるパンチ素材20の共晶温度以
下であるからである。パンチ素材20が鋳鋼等の鋼糸で
あれば焼結温度は1160℃が良い。その理由は焼結温
度が1200℃程度となると、焼結層SIの寸法変化が
大きくなり、また炉温制御が容易でなく、その上炉内温
度がばらつくといった不具合があり、これらの不具合を
除去するための作業温度としては1160℃が適当であ
るからである。
(D)冷却ゾーン(第3図D)
この冷却ゾーンDは、前記焼結温度から略800℃まで
の1次冷却ゾーンD、と、略800°Cから略400℃
までの2次冷却ゾーンD2と、略400℃から常温まで
の3次冷却ゾーンD3とに分けられる。
の1次冷却ゾーンD、と、略800°Cから略400℃
までの2次冷却ゾーンD2と、略400℃から常温まで
の3次冷却ゾーンD3とに分けられる。
1次冷却ゾーンD1は、焼結層S1の高温下における安
定域であり、この冷却ゾーンD、ではできるだけ熱的な
刺激を避け、同時に冷却効率を考慮して最高2℃/分程
度のゆっくりした速度で冷却する。この冷却ゾーンD1
で急冷が行われると焼結層S、にクランクが多発する。
定域であり、この冷却ゾーンD、ではできるだけ熱的な
刺激を避け、同時に冷却効率を考慮して最高2℃/分程
度のゆっくりした速度で冷却する。この冷却ゾーンD1
で急冷が行われると焼結層S、にクランクが多発する。
2次冷却ゾーンD2では、パンチ素材20の線膨張(1
2,5X 10−’/’c)とAr、変態における寸法
変化を吸収するために最高3℃/分程度のゆっくりした
速度で冷却する。この場合焼結層S、の線収縮は14.
6 x 10−67’cであるが、多孔質であるためパ
ンチ素材20の収縮に追随する。
2,5X 10−’/’c)とAr、変態における寸法
変化を吸収するために最高3℃/分程度のゆっくりした
速度で冷却する。この場合焼結層S、の線収縮は14.
6 x 10−67’cであるが、多孔質であるためパ
ンチ素材20の収縮に追随する。
この冷却ゾーンD2で急冷が行われると焼結層S笈にク
ランクが多発する。
ランクが多発する。
3次冷却ゾーンD3では、水、油等の液冷以外のガス冷
却(空冷を含む)により焼結層SIおよびパンチ素材2
0の温度を常温まで冷却する。
却(空冷を含む)により焼結層SIおよびパンチ素材2
0の温度を常温まで冷却する。
上記焼結層S、はパンチ素材20との溶着性が良好で、
クランク等の欠陥の発生がなく、また寸法変化も±0〜
+2鶴以内と精度が良い。
クランク等の欠陥の発生がなく、また寸法変化も±0〜
+2鶴以内と精度が良い。
上記焼結層SIの表面硬度はロックウェル硬さBスケー
ルにおいて20程度であり、この程度の硬度を持てば通
常のプレス作業では何等問題を生じないので簡単な仕上
げ加工を施して直ちに使用し得るが、作業内容によって
は焼結層S1に高圧が作用することがあり、この場合焼
結層S、が多孔質であるため座屈するおそれがある。
ルにおいて20程度であり、この程度の硬度を持てば通
常のプレス作業では何等問題を生じないので簡単な仕上
げ加工を施して直ちに使用し得るが、作業内容によって
は焼結層S1に高圧が作用することがあり、この場合焼
結層S、が多孔質であるため座屈するおそれがある。
そこで第2図(e)に示すように、焼結層S1全体に合
成樹脂を含浸させてこれを硬化させることにより気孔を
埋め、座屈強度を向上させる。
成樹脂を含浸させてこれを硬化させることにより気孔を
埋め、座屈強度を向上させる。
即ち、焼結層S1を、真空加圧力槽11に設置されたエ
ポキシ樹脂系2液混合タイプの樹脂液槽9に浸漬し、真
空加圧力槽11内を真空状態(0,01〜500 To
r r)にしてその状態に数10分間保持し、焼結層
S1より脱ガスを行う。
ポキシ樹脂系2液混合タイプの樹脂液槽9に浸漬し、真
空加圧力槽11内を真空状態(0,01〜500 To
r r)にしてその状態に数10分間保持し、焼結層
S1より脱ガスを行う。
次いで、真空加圧力槽11内を真空状態から加圧状態(
1〜5atm)にし焼結層S、の気孔中に樹脂液を含浸
させる。
1〜5atm)にし焼結層S、の気孔中に樹脂液を含浸
させる。
その後焼結層S、を大気中に数時間放置するか、または
50〜100°Cで約2時間加熱して樹脂を硬化させる
。
50〜100°Cで約2時間加熱して樹脂を硬化させる
。
このように合成樹脂の真空および加圧含浸処理を施すこ
とにより、焼結層S、全全体亘って合成樹脂を短時間の
うちに強制的に浸入させることができ、含浸樹脂の硬化
により焼結層S1の表面硬度はロックウェル硬さBスケ
ールにおいて50程度と著しく高くなる。
とにより、焼結層S、全全体亘って合成樹脂を短時間の
うちに強制的に浸入させることができ、含浸樹脂の硬化
により焼結層S1の表面硬度はロックウェル硬さBスケ
ールにおいて50程度と著しく高くなる。
第4図は焼結層S1の圧縮応力と圧縮座屈率の関係を示
すもので、前記合成樹脂の真空および加圧含浸−硬化処
理を施された場合Xは、この処理を施されなかった場合
Yに比べて優れた圧縮座屈率を持つことが明らかである
。
すもので、前記合成樹脂の真空および加圧含浸−硬化処
理を施された場合Xは、この処理を施されなかった場合
Yに比べて優れた圧縮座屈率を持つことが明らかである
。
なお、含浸樹脂としては、前記エポキシ樹脂系のものの
外にフェノール樹脂、フラン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂等を用いることができる。
外にフェノール樹脂、フラン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂等を用いることができる。
上記各工程を経て第2図(f)に示すように、Ni自溶
性合金−MOよりなり、合成樹脂の真空および加圧含浸
−硬化処理を施された焼結層S1を持つパンチ2が得ら
れ、このパンチ2はプレス作業においてそのワーク成形
部2a1したがって焼結層S1に高圧力が作用してもそ
れが座屈するようなことはなく優れた耐久性を有するも
のである。
性合金−MOよりなり、合成樹脂の真空および加圧含浸
−硬化処理を施された焼結層S1を持つパンチ2が得ら
れ、このパンチ2はプレス作業においてそのワーク成形
部2a1したがって焼結層S1に高圧力が作用してもそ
れが座屈するようなことはなく優れた耐久性を有するも
のである。
ダイスの製造
第5図(al〜(f)の工程を経てダイスが製造される
。
。
この製造工程は前記実施例Iと同じである。
即ち、第4図+alに示すように金型素材としてのダイ
ス素材30を鋳鉄(JIS FC30材)により鋳造、
同図(blに示すようにベース面8に前記実施例Iと同
様のシート状可塑性物Pを貼着してワーク成形部3aの
粗造り、同図FC+に示すように可塑性物Pの半硬化、
研削加工によるワーク成形部3aの形状、厚さの仕上げ
および前記実施例Iで得られたパンチ2との型合わせ、
同図(d)に示すように囲い10、セラミック粉末およ
び鋼球6によるバンクアップ、真空焼結炉7における有
機物質の分解と金属粉末の焼結による焼結層S2の形成
、同図telに示すように焼結層S2への合成樹脂の真
空および加圧含浸−硬化処理、および同図(f)に示す
ようにダイス3の完成である。12は樹脂液槽である。
ス素材30を鋳鉄(JIS FC30材)により鋳造、
同図(blに示すようにベース面8に前記実施例Iと同
様のシート状可塑性物Pを貼着してワーク成形部3aの
粗造り、同図FC+に示すように可塑性物Pの半硬化、
研削加工によるワーク成形部3aの形状、厚さの仕上げ
および前記実施例Iで得られたパンチ2との型合わせ、
同図(d)に示すように囲い10、セラミック粉末およ
び鋼球6によるバンクアップ、真空焼結炉7における有
機物質の分解と金属粉末の焼結による焼結層S2の形成
、同図telに示すように焼結層S2への合成樹脂の真
空および加圧含浸−硬化処理、および同図(f)に示す
ようにダイス3の完成である。12は樹脂液槽である。
上記のように合成樹脂の真空および加圧含浸−硬化処理
を施された金型は折り曲げ加工用に最適である。
を施された金型は折り曲げ加工用に最適である。
なお、前記実施例1.■の山)工程における樹脂液の可
塑性物P中への含浸に際しては、金属粉末間の気孔にア
クリル樹脂液が効率良く浸入し得るように有m溶剤の種
類を選定し、また濃度を調製する。またパンチ2および
ダイス3のワーク成形部2a、3aの成形は押型模型に
より行うようにしてもよい。さらに合成樹脂の含浸は大
気圧下で行ってもよい。
塑性物P中への含浸に際しては、金属粉末間の気孔にア
クリル樹脂液が効率良く浸入し得るように有m溶剤の種
類を選定し、また濃度を調製する。またパンチ2および
ダイス3のワーク成形部2a、3aの成形は押型模型に
より行うようにしてもよい。さらに合成樹脂の含浸は大
気圧下で行ってもよい。
C0発明の効果
本発明によれば、可塑性物によりワーク成形部を成形す
るので、その成形作業が容易であり、また最終的には、
ワーク成形部を金属焼結層より構成するので、その仕上
げ加工時間および工数を大幅に減少させることができ、
したがって寸法精度の良い金型を短時間のうちに容易に
製造してその製造費を大幅に低減することができる。
るので、その成形作業が容易であり、また最終的には、
ワーク成形部を金属焼結層より構成するので、その仕上
げ加工時間および工数を大幅に減少させることができ、
したがって寸法精度の良い金型を短時間のうちに容易に
製造してその製造費を大幅に低減することができる。
また前記金属焼結層に合成樹脂の含浸−硬化処理を施す
ことにより金属焼結層の硬度を著しく高くして、大きな
座屈強度を得ることができる。
ことにより金属焼結層の硬度を著しく高くして、大きな
座屈強度を得ることができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は金型の断
面図、第2図(al乃至(f)は第1実施例の工程説明
図、第3図は焼結工程における温度と時間の関係を示す
グラフ、第4図は焼結層の圧縮応力と圧縮座屈率の関係
を示すグラフ、第5図(al乃至(f)は第2実施例の
工程説明図である。 P・・・可塑性物、S、、32・・・焼結層、1・・・
金型、20.30・・・金型素材としてのパンチ素材、
ダイス素材、9,12・・・樹脂液槽時 許 出 願
人 本田技研工業株式会社第4図 圧縮ん\力 (1/(資)ワ 手続補正書(自発) 昭和60年 4月−1日 \ 特許庁長官殿 1、事件!の表示 昭和59年特許願第77118号 2、発明 の名 称 金型の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 (532)本田技研工業株式会社4、代 理
人 〒105 電話東京434−4151 5補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 補正の内容 (1)明細書第14頁第15行、 ・・・・・・「第4図」・・・・・・とあるを、・・・
・・・「第5図」・・・・・・と訂正する。 以上
面図、第2図(al乃至(f)は第1実施例の工程説明
図、第3図は焼結工程における温度と時間の関係を示す
グラフ、第4図は焼結層の圧縮応力と圧縮座屈率の関係
を示すグラフ、第5図(al乃至(f)は第2実施例の
工程説明図である。 P・・・可塑性物、S、、32・・・焼結層、1・・・
金型、20.30・・・金型素材としてのパンチ素材、
ダイス素材、9,12・・・樹脂液槽時 許 出 願
人 本田技研工業株式会社第4図 圧縮ん\力 (1/(資)ワ 手続補正書(自発) 昭和60年 4月−1日 \ 特許庁長官殿 1、事件!の表示 昭和59年特許願第77118号 2、発明 の名 称 金型の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 (532)本田技研工業株式会社4、代 理
人 〒105 電話東京434−4151 5補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 補正の内容 (1)明細書第14頁第15行、 ・・・・・・「第4図」・・・・・・とあるを、・・・
・・・「第5図」・・・・・・と訂正する。 以上
Claims (1)
- ワーク成形部を金属焼結層より構成した金型の製造方法
であって、焼結性金属粉末と合成樹脂バインダとを混練
した可塑性物を金型素材に貼着して前記ワーク成形部を
成形する工程と、前記可塑性物中の前記合成樹脂バイン
ダを熱分解する共に前記金属粉末を焼結して前記金属焼
結層を得る工程と、前記金属焼結層に合成樹脂を含浸さ
せて該合成樹脂を硬化させる工程と、よりなる金型の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7711884A JPS60221505A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7711884A JPS60221505A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 金型の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60221505A true JPS60221505A (ja) | 1985-11-06 |
Family
ID=13624872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7711884A Pending JPS60221505A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 金型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60221505A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265111A (en) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | Inoue Japax Res Inc | Production process of wear-resisting material |
JPS5723609A (en) * | 1980-07-16 | 1982-02-06 | Chuo Hatsumei Kenkyusho:Kk | Impregnating agent for improving mechanical strength of metal |
-
1984
- 1984-04-17 JP JP7711884A patent/JPS60221505A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265111A (en) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | Inoue Japax Res Inc | Production process of wear-resisting material |
JPS5723609A (en) * | 1980-07-16 | 1982-02-06 | Chuo Hatsumei Kenkyusho:Kk | Impregnating agent for improving mechanical strength of metal |
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