JPS60224695A - 卵黄燐脂質の製造法 - Google Patents

卵黄燐脂質の製造法

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JPS60224695A
JPS60224695A JP59080670A JP8067084A JPS60224695A JP S60224695 A JPS60224695 A JP S60224695A JP 59080670 A JP59080670 A JP 59080670A JP 8067084 A JP8067084 A JP 8067084A JP S60224695 A JPS60224695 A JP S60224695A
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carbon dioxide
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egg yolk
solvent
tank
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峯夫 長谷川
Hideyo Okiyama
沖山 英世
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/54Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は卵黄燐脂質の新規製造法に関するものである。
卵黄から抽出して得られる卵黄燐脂質は、従来より食品
分野、あるいは医薬分野等におし1で幅広く用いられて
いる。これらの分野における卵黄燐脂質の一層の利用拡
大を図るに際して、燐脂質含量が約60%以上である、
即ち、純度が約60%以上である卵黄燐脂質の開発が望
まれている。このような要望に対して従来秤々の試みが
なされてきた。その代表的なものとして、例えば、本発
明者のひとりである長谷用らによる乾燥卵黄から燐脂質
を^純度に抽出する方Fht特公lR59−5263号
公報(特願昭52−127915号明細書)]がある。
この方払は、乾燥卵黄を用いた、特定のエタノール濃度
および抽出温度の条件下でのエタノール溶剤抽出法であ
って、得られる卵黄燐脂質は純度が60%以上のもので
ある。しかし、上記のような条件下での抽出法であって
も燐脂質と共にコレステロールやトリグリセリド等の中
性脂も抽出され、最終製品にこれらが含有されてしまい
、食品分野、あるいは医薬分野等におけるこのものの利
用に制限を与えているという問題があった。この溶剤抽
出法を含む従来の種々の試みによって得られた卵黄燐脂
質は、通常、4〜7%ものコレステロールを含むもので
あった。このコレステロール含量を低減させ、燐脂質含
量を増加さぜる方法どして、例えば、アセトン117製
法が知られている。しかし、このようなwJ製処理をし
てもコレステロール含(6)を2.5%未満と覆ること
ばほとんど不可能で、史に純度を上げるには処理回数を
勇ねな1Jればならないなど、作業面およびコスト面に
おいても問題があった。
このような現状にあって、本発明は、純度が約60%以
上で、しかもコレスプロールを番Jとんど含まず、更に
トリグリセリド等の中性脂含伊の減じた卵黄燐脂質を製
造する方法を提供づることを目的どする。
本発明者らは上記の目的に即して鋭意研究を重ねたとこ
ろ、本発明者のひとりである長谷用により開発され、特
願B[758−10137月明細書(昭和58年1月2
5日出願)に記載されている、超臨界二酸化炭素を抽出
媒体どして用い一ルステロールを含有覆る乾燥状食品か
らコレステロールを抽出する方法にお()る抽出法を、
前記特公昭59−5263号公報で開示されているエタ
ノール溶剤抽出法に適宜併用(るならば、初期の目的を
達成した卵黄燐脂質の製造法を提供することができるこ
とを見い出し、本発明に至った。
本発明は、乾燥状卵黄を超臨界二酸化炭素に接触させた
後、このものをエタノール溶剤抽出に付し、次いで得ら
れた抽出液から溶剤を除去することを特徴とする卵黄燐
脂質の製造法を提供覆るものである。
以下、本発明を訂しく説明する。
本発明の方法が適用される卵黄は、乾燥状態にある卵黄
、即ち、乾燥状卵黄である。但し、本発明において卵黄
なる用語は、卵黄そのbのの他、仝卵のように卵黄成分
を含むもの−し包含づるものとする。乾燥状卵黄として
は、具体的に【、1、例えば、鶏卵を割卵分離して得た
卵F!液を噴霧乾燥、凍結乾燥、真空乾燥等の乾燥方法
により乾燥させたものを挙げることができる。尚、乾燥
のPillluは水分含量が15%以下、好ましくは8
%以下で・あることが望ましい。液状ないし含水状態に
ある卵黄は、超臨界二酸化炭素との接触の際その水分が
まず超臨界二酸化炭素に取り込まれてしまうために超臨
界二酸化炭素のコレスミロール抽出作用が阻害されるか
らである。
本発明の方法によれば、乾燥状卵黄を、まず、超臨界二
酸化炭素に接触させる。この接触操作により乾燥状卵黄
からコレステロールが抽出される。
ここにおいて超臨界二酸化炭素とは、抽出時に31.0
℃の臨界温度あるいはそれ以上の温度および72.80
気圧の臨界圧あるいはそれ以上の圧ツノの条件下にある
二酸化炭素を意味する。狛に、35へ・45℃の温度お
よび130〜300気圧の条件下にある超臨界二酸化炭
素が本発明の方法において好ましく用いられる。
このような超臨界二酸化IA素を抽出媒体として用い、
乾燥状卵黄からコレステロールを抽出する操作は、この
抽出操作が効果的に実施しうる限り従来の超臨界二酸化
炭素を抽出媒体として用いた抽出法、例えば、特開昭5
5−54003号公報に開示されている植物性および動
物性材料から植物脂、動物脂、アロマ、薬物エキス等を
抽出する15211、また、特開昭55−69585号
公報に開示されているカフェイン含有溶液からカフェイ
ンを抽出Jる方法、更に、特開昭57−194760号
公報に開示されている植物から濃縮エキスを抽出する方
法等、においで通常用いられている抽出装置を用いても
行いつるが、一般的にtJ前記に示す具体例に従って行
えばよい。
以下、具体例を図に従って説明りる。
図に示す装置は、超臨界二酸化炭素を用いる抽出装置で
あって、液体二酸化炭素ボンベ1からブランジセーボン
プ2を作動させて液体二酸化炭素を加熱装置3に通して
ガス化したのも抽出槽4に順次送り込み、この際バルブ
5を閉じておくことによって二酸化炭素の超臨界状態を
形成さける。
上記抽出槽4には予め乾燥状卵黄が充填されてJ3す、
形成された超臨界二酸化炭素との接触がここにおいてな
される。尚、加熱装置3にお1プる湿度およびプランジ
17−ポンプ2の作動圧力を適宜調節づることによって
所望の条例を右する超臨界二酸化炭素を形成りることが
できる。抽出槽4においてコレステロールの抽出が開始
された時点で、バルブ5を5nすると、抽出槽4から流
出した」レスチロールを含む臨界状態の二酸化炭素は常
汁の二酸化炭素ガスとなり分1111槽6に導びかれ、
ここ(゛抽出油が分離され、二酸化炭素ガスは更に円筒
フィルター7を通り、次いで液化工程(図示しず)を経
て液体二酸化炭素として回収される。そして、この操作
を2〜15v1間続行した後プランジャーポンプ2の作
動を止め、バルブ5を全開するど、抽出槽4内は常圧に
なり、この槽内の卵黄中に含まれている超臨界二酸化炭
素は二酸化炭素ガスどなって追い出され、抽出槽4から
流出する。
7j、ニルスプロールが抽出された卵黄は、乾燥状態の
よ3L、上下部においてフィルターを備えた抽出槽4か
ら適宜回収され、次のエタノール溶剤抽出工程に導びか
れる。
上記のような超臨界二酸化炭素を用いIこ抽出操作によ
って乾燥状卵黄からその含有コレステロールの大部分が
除かれるに加えて、トリグリセリド等の中性能も抽出除
去される。尚、これらの除去の程度は抽出操作の条件を
強める程、即ち温度およびLr力を高め、抽出時間を長
くする程、顕著となる傾向がある。例えば、40〜45
℃の温度、180〜300気圧および10〜15時間の
条件下では、コレステロールはほぼ完全に、また、中性
能は大部分が抽出除去されうる。
本発明の方法によれば、超臨界二酸化炭素に接触させコ
レステロールの大部分およびトリグリセリド等の中性能
の少なくとも一部を除去した乾燥状卵黄を次いでエタノ
ール溶剤抽出にfりづ。この溶剤抽出により卵黄から卵
黄燐脂質が抽出される。
抽出操作は、その1順に関しては、従来のこの種のもの
に準ずればよい。但し、本発明の方法においてはこの抽
出操竹を一般的には手記の操作条f1の下で行なう。ま
ず、用いるエタノール溶剤は、エタノール濃度が約70
〜100容Φ%の含水アルコールあるいは無水アルコー
ルである。抽出の対象物である乾燥状卵黄は既に超臨界
二酸化炭素に接触させlJらのであるために、J記しI
Cようなエタノール濃度の範囲の溶剤でしって卵黄燐脂
質を好ましく抽出することができるが、70%未満のも
のであると抽出能力が低下し−(くるからである。エタ
ノール濃度が95〜100容吊%のものがより好ましい
。抽出湿度は約35℃以1;の温度である。この温度よ
り高いど抽出能力が低下してくる傾向があるからである
。15へ・20℃であるのがより好ましい。この伯の抽
出操作にお+−Jる条件、例えば、抽出時間、乾燥状卵
黄に対するエタノール溶剤の割合等、【よ1べて従来の
エタノール溶剤抽出法に+l+−!J″ればよい。
本発明の方法によれば、上記したような抽出操イ1によ
って卵黄燐脂質を含む抽出液が得られ、次いでこの抽出
液から溶剤を除去して卵黄燐脂質を得る。この溶剤除去
の方法は従来のこの種の7i法と伺ら異なることなく、
例えば、常圧蒸留、減圧蒸留等の手段を適宜採用して行
えばよい。
こうして得られた卵黄燐脂質は、コレステロールをほと
んど含まないのみならず、トリグリセリド等の中性能の
含量も減じたものであり、かつ純度が60%以上の製品
である。よって、本発明のh沫によりえられる卵黄燐脂
賀番よ、更に1#製処哩等に付りことなくそのままの状
態で、従来の製品に比べて食品分野あるいは医薬分野等
において史に一層の利用拡大が図れるものである。尚、
このような本発明による製品を更に通常の精製処理に付
すならば、極めて純度の高い卵黄燐脂質をwJJ造する
ことができることは言うまでもない。
以下、本発明を実施例でもって更に訂しく説明する。こ
れらの実施例は本発明のニルステロールおよび中性能除
去効果を充分に説明りる乙のぐあるが、本発明はこれら
のみによってf、lJ限を受1)るものではない。尚、
本発明にお1ノる%は他に特記のない限り重量%を意味
する。
犬1」」− この実施例においては、乾燥状卵黄として噴霧乾燥して
得た卵黄粉(」レステL]−ル介ff!:2.5%、ト
リグリセリド0早:41%、燐脂質含め:18%および
水分含m:5%)を用い、F記の方法により卵黄燐脂質
を製造した。
前記した図に基づく具体例に従い、卵黄粉10に9に対
して40℃−200気圧の条fl下の超臨界二酸化炭素
を9時間に亘って接触させた。抽出完了優は常温常圧に
戻し、卵黄粉J、り二酸化炭素を分離してコレス)−ロ
ールの大部分J5よび1〜リグリセリドの一部が除去さ
れた卵黄!iJ8.lyを回収した。
次いでこのものに無水エタノール800酊を加え、撹拌
しながら15℃で1時間抽出操作を行なった。こうして
抽出したのち清適して得た抽出液を減圧蒸留に付して溶
剤を留去し、2.889の粗製の卵黄燐m質を得た。
対照として、上記の製造法において卵黄粉10都を超臨
界二酸化炭素に接触させることなく直ちにこのものに無
水エタノール8001ffを加え、以後は上記の方法に
すべて準じて2.6Kgの対照の粗製卵黄燐脂質を製造
した。
こうして得られた両製品を色調、燐脂質含mおよびコレ
ステロール含mについて常法により調べたところ、その
結果はそれぞれ以下の表1に示す通りであった。
上記の結果より、本発明の方法にJ:れば純度が60%
以上で、しかもコレステ[]−ルがほとんど含まれてい
ない卵黄燐脂質が製造されることが理解される。更に本
発明の方法によって得られた製品はトリグリセリド等の
中性能の含量も減じ/、−ものであった。
実施例2 この実施例においては、乾燥状卵黄として凍結乾燥して
得た卵黄粉(コレスプロール含m:2.6%、トリグリ
セリド含m:42%、燐脂賀含m:18%および水分含
m:3%)を用い、下記の方法により卵黄燐脂質を製造
した。
前記した図に基づく具体例に従い、卵黄粉5 Kyに対
して42℃−300気圧の条n下の超臨界二酸化炭素を
12時間に亘って接触させた。抽出完了後は常温常圧に
戻し、卵黄粉より二液化炭素を分離してコレステロール
の大部分およびトリグリセリド等の中性能の大部分が除
去された卵黄粉4Kyを回収1ノだ。
次いでこのものに95容閤%の含水Jタノール40に!
lを加え、撹拌しながら20℃で1時間抽出操作を行な
った。こうして抽出したのち濾過して冑た抽出液を減圧
蒸留に付して溶剤を留去し、0.8(lの卵黄粉10都
を得た。
対照どして、上記の製造法において卵黄粉5討を超臨界
二酸化炭素に接触させることなく直ちにこのものにジク
ロルメタン35醇を加え、撹拌しながら20℃で1時間
抽出操作を行なっlこ。こうして抽出したの15濾過し
て得た抽出液を減圧蒸留に付し゛(溶剤を留去し、1.
4に9の粗製卵黄fI4脂質を製造した。この粗製品を
更にアセトン粘製法に付し、アセトンを留去して0.9
に9の卵黄燐脂質を得た。
こうし°C!!7られた両製品の色調、燐脂質含量、コ
レステロール倉口および残存アセトン含量について常法
により調べたところ、その結果はそれぞれ以下の表2に
示す通りであった。
上記の結果より、本発明の方法において超臨界二酸化炭
素による抽出操作の条件を強めることによりコレステロ
ールはほぼ完全に除去された卵黄燐脂質が製造され、こ
のものは更に精製処理に付すことな〈従来品と比べ食品
分野あるいは医薬分野等に更に一層幅広く利用されつる
可能性があることがわかる。尚、本発明の方法によって
得られた製品は中性能が大部分除去されたものであった
【図面の簡単な説明】
図は、本発明における超臨界二酸化炭素を用いた抽出操
作を実施するための抽出821の一例を示す図である。 図中の記号はそれぞれ下記のものを意味づる。 1・・・液体二酸化炭素ボンベ、2・・・プランジャー
ポンプ、3・・・加S!AW、4・・・抽出槽、5・・
・バルブ、6・・・分#Im、7・・・円筒フィルター
。 出 願 人 代理人 猪 股 清 手続補正書 昭和59年6月1 日 特許庁長官 若杉和夫 殿 昭和59年 特許願 第80670号 2 発明の名称 卵黄燐脂質の製造法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 (142)キューピー株式会社 4 代 理 人 8 補正の内容 (1) 明細書第8頁末行、「35℃」とあるを「40
℃」に補正する。 (2) 同第9頁第1行、「抽出能力が低下」とあるを
「卵黄燐脂質が褐変」に補正する。 (3) 第11頁第1行、r8.2KfIJとあるをr
6.6N#Jに補正する。 (4) 同第3行および第10行、[無水エタノール8
00都」とあるを[95%エタノール80 KgJに補
正する。 (5) 第12頁第4行〜6行の「更に・・・あった。 」を削除する。 (6) 同上から第3行〜2行、r 4 Kg Jとあ
るをr2.lyJに補正する。 (7) 第13頁第10行、rl、lyJとあるをr3
.INyJに補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 乾燥状卵黄を超臨界二酸化炭素に接触させた後、このも
    のをエタノール溶剤抽出に付し、次(、Nで得られた抽
    出液から溶剤を除去することを特徴とする卵黄燐脂質の
    製造法。
JP59080670A 1984-04-21 1984-04-21 卵黄燐脂質の製造法 Granted JPS60224695A (ja)

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JPH0437838B2 JPH0437838B2 (ja) 1992-06-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451647B1 (ko) * 2001-02-01 2004-10-08 주식회사 고센바이오텍 초임계 추출법을 이용하여 난황으로부터 기능성 물질을추출하는 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4993400A (ja) * 1973-01-12 1974-09-05
JPS56145295A (en) * 1980-03-22 1981-11-11 Kali Chemie Pharma Gmbh Method of obtaining pure recithin directly usable for physiological purpose

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