JPS6022355B2 - 粉体によるマ−キング法 - Google Patents

粉体によるマ−キング法

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JPS6022355B2
JPS6022355B2 JP3701177A JP3701177A JPS6022355B2 JP S6022355 B2 JPS6022355 B2 JP S6022355B2 JP 3701177 A JP3701177 A JP 3701177A JP 3701177 A JP3701177 A JP 3701177A JP S6022355 B2 JPS6022355 B2 JP S6022355B2
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JP
Japan
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solvent
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JP3701177A
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知 本庄
誠一 田口
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉体状のマーキング剤を用いて鋼板等の被マー
キング部材に寸法、材質等のマーキング情報を施すマー
キング法に関するものである。
鉄鋼プラント等では、連続的に生産される鋼板に寸法、
材質、製造者等のマーキング情報を記録している。この
鋼板は、赤熱状態もしくはそれに近い高温状態で圧延工
程から送り出され、放熱みながらマーキング位直に達す
る。したがって級板の厚みが薄いと常温近くまで温度が
下がるが、厚いと40ぴ○程度の高温になっている。こ
のような高温となった被マーキング部材であつても、簡
単かつ迅速にマーキングすることができるようにするた
め、静電記録法を用いてマーキングを行なうマーキング
装置が提案されている(椿顔昭50−149244号
特関昭52−74415号公報)。
このマーキング装置は、記録媒体に静電港像を形成し、
これを粉状体のマーキング剤で現像し、この粉体像を中
間媒体に一旦転写し、この中間媒体を介して走行中の鋼
板に粉体像を間隙転写するようになっている。前記マー
キング剤としては、熱可塑性樹脂、酸化チタン等の顔料
を含有した粉体が用いられる。
この熱可塑性樹脂は被マーキング部材の熱で熔融し、顔
料を被マーキング部材に定着させる。前記被マーキング
部材の温度は、前述したように常温付近から約40び0
の温度範囲においてバラッキがあるため、広い温度範囲
に亘つてマーキング剤を熱定着させるには、その熱熔融
温度が低い方が望ましい。マーキング剤の組成を工夫す
れば、約80℃まで熱熔融温度を下げることが可能であ
る。しかしこのようなマーキング剤は、粉体として不安
定であり、温度が高い環境下に置かれたり、あるいは僅
かな圧力が加わると、凝集したり、フロッキングしたり
する。一方、被マーキング部材の温度が高い場合には、
ブルスター(火ぶくれ)が生じるため、顔料含有率を高
めたりしてその対策がとられる。
その結果前記熱定着性の要請とは逆に、マーキング剤の
熱熔融温度が高い方へ移行する鏡向となる。これらのこ
とを考慮すると、マーキング剤の熱熔融温度を余り下げ
ることができない。したがってその熱熔融温度としては
約110qo以上に設定される。被マーキング部材の温
度がこのマーキング剤の熱熔融温度以下の場合には、マ
ーキング剤だけでは定着することができないため、マー
キング剤中の熱可塑性樹脂成分を溶解する揮発性溶媒が
用いられる。この溶媒は被マーキング部材にパターン状
に適用されたマーキング剤の上からスプレイされる。マ
ーキング剤は鮮明な画像を得るために、多少厚めに適用
される。
マーキング剤の層が厚くなると、上から溶媒をスプレィ
した場合に、溶解したマーキング像表面からは溶媒が早
く揮発し、表面に皮膜が形成され、内部の溶媒の機発が
抑止される。その結果乾燥に時間がかかり、内部が軟か
く、機械的に弱い状態に保たれる。被マーキング部材が
鋼板の場合には、マーキング後、直ちに積み重ねられる
。したがって上記のように内部が軟かし、状態のときに
、マーキングパターンの上に鋼板が重ねられると、マー
キングパターンの一部が剥離し重ねられた鋼板の背面に
転写されることになる。一方、溶媒は環境保全の見地か
ら、その使用量を最小限にするのが望ましい。
溶媒の使用量を少なくすると、被マーキング部材との界
面に十分な量の溶媒が与えられなくなり、定着が不完全
になり易い。とくにマーキング剤の厚みにバラツキがあ
る場合には、厚い部分には溶媒が被マ−キング部材の界
面に達することができなくなる。マーキング剤の適用童
が比較的少ない場合に、溶媒定着を行なう温度領域の全
域に亘つて確実な定着と早い乾燥の両方を実現しようと
すると、一種類の溶媒だけでは行なえない。例えば極端
に揮発速度の速い溶媒は、低温領域4例えば00〜15
℃)では定着が良好に行なわれるが、中温領域(例えば
750〜110℃)においては揮発が速すぎるため、多
量の溶媒を使用しないと、被マーキング部村の界面に到
達することができなくなり、定着不完全になる。一方揮
発速度が小さい溶媒は、中温領域では定着が良好である
が、低温領域では乾燥に時間がかかりすぎる。したがっ
て、低温領域では極端に揮発速度の大きい溶媒を使用し
、中温領域では揮発速度の小さい溶媒を使用しなければ
ならない。しかし被マーキング部材の温度に応じて溶媒
を選択して使用することは、不便であって実用的でなし
、。\本発明はマーキング剤の厚みが厚く、しかもその
厚みにバラツキがある場合でも最小量の溶媒で定着が完
全に行なわれるようにしたマーキング法を提供すること
を目的とするものである。
本発明の別の目的は一種類の定着剤で広い温度範囲に亘
つてマーキング剤を定着させることができるマーキング
法を提供することを目的とするものである。
本発明は被マーキング部材の温度がマーキング剤中の熱
可塑性樹脂の熱熔融温度以下の場合に、予め定着剤を適
用し、この上にマーキング剤を適用するようにしたこと
を特徴とするものである。
したがって被マーキング部材との界面に十分な定着剤が
与えられるから、マーキング剤の厚みのバラッキに関係
なく接着が強固になる。またマーキング剤が下部から上
部に向かって溶解してゆくため表面に皮膜が形成されて
内部の定着剤の揮発が抑止されることがない。さらに定
着剤の適用量が最小限であっても被マーキング部材の界
面にあるマーキング剤から溶解してゆくため、定着剤が
有効に働くことになる。したがって常に所定の量のマー
キング剤を接着することができるから、鮮明な画像が得
られる。さらに定着剤の量によって定着されるマーキン
グ剤の塁を制御することができるから、マーキング剤の
適用量が過剰であっても支障がない。したがってマーキ
ング剤の適用量の調節が簡単となる。また定着時間を一
定に制御することもできる。前記定着剤はマーキング剤
中の樹脂成分を溶解する溶媒と、この溶媒に溶解された
定着促進剤とを含有している。定着促進剤は、常温で非
粘着性皮膜を形成するものが用いられる。この定着促進
剤は、中温領域になると溶媒の揮発が速くなり、その機
能が低下するため、これを補足する目的で用いられる。
すなわち、中温領域においては、溶媒の機能が低下し、
代わりにこの液状の定着促進剤がマーキング剤の定着に
寄与する。この定着促進剤の併用により、マーキング剤
中の熱可塑性樹脂の熱熔融温度以下から常温までの広い
温度領域において、定着が可能となる。以下本発明につ
いて詳細に説明する。
第1図において中温領域とは定着促進剤が充分軟化する
ことができる温度を下限とし、マーキング剤中の熱可塑
性樹脂が充分軟化して定着することができるような温度
を上限としている。
この中温領域以上が高温領域であり、それ以下が低温領
域である。熱可塑性樹脂の熱熔融温度としてぁ、耐熱性
、ブロッキング防止を考慮して約11び0以上に設定さ
れる。前記第1図では、高温領域が1250〜40ぴ0
に、中温領域が125o 〜75午0に、それ以下の低
温領域として区分されている。
なお中温領域は点線で示すように約15ぴ0まで拡げて
もよい。高温領域においては、熱可塑性樹脂が熱熔融す
るため、定着剤を使用しなくとも定着が行なえる。
中温領域および低温領域として示されている領域では定
着剤が使用される。
この定着剤はマーキング剤が適用される前に予め被マー
キング部材に適用される。そしてこの定着剤中の溶媒が
完全に揮発する前にマーキング剤がその上に適用される
。被マーキング部材の温度が低温領域にあるときは、溶
媒の揮発が遅いため、定着剤が少量であってもよい。こ
の溶媒の揮発速度は、散布量、溶媒組成、定着促進剤の
種類等によって調節することができる。揮発の遅い溶媒
は、比較的長くマーキングパターンを軟し、状態に保つ
が、耐熱性を考慮したマーキング剤のように極端に顔料
成分が多量に含まれている場合、あるいはマーキング剤
の熱可塑性樹脂に対する親和性が適当に抑制されていれ
ば、乾燥時間を広い範囲で制御することができる。定着
促進剤は、マーキングパターン以外にも薄い皮膜を残す
が、この低温領域では重要な機能を果さず、定着は溶媒
の溶解作用に依存する。
被マーキング部材の温度が中溢領域になると、溶媒の揮
発は徐々に早くなり、マーキン剤は、それだけでは定着
されなくなる。しかし、定着促進剤はマーキング剤の下
部にあるから、溶媒の作用とともに、マーキング剤中へ
一部浸透し、相溶するからその軟化流動を助けることに
なる。したがってマーキング剤が直接被マーキング部材
に接触しているときよりも流動が促進されるから、マー
キング後比較的長時間かかっても確実にマーキング剤同
志は穣触融合して連続した膜となり、同時に被マーキン
グ部材表面との接触も強固になる。定着剤には定着促進
剤が溶解されているから、溶媒だけのときに比べて溶媒
の揮発が適当に抑制され、溶媒の溶解効果が大きくなる
。溶媒の構成は、高沸点のものを5〜25Voそ%、低
沸点のものを95〜75Voそげ混合したものが用いら
れる。この高沸点のものは、少量でも揮発されずに残る
ので、これが中温領域で有効に作用する。なお中沸点の
ものを加えてもよい。また定着促進剤として軟化点80
oo程度の固体樹脂または可塑剤を選んでおけば、これ
らは中温領域のうち高い方へ行くほど軟化の度合が進み
、溶媒揮発を抑えてマーキング剤の定着を促す。
例えばマーキング剤として線状ポリエステル樹脂と酸化
チタンの混合物の徴粉体を用いた場合には、被マーキン
グ部材の温度135qo以上でないと完全な定着が得ら
れない。一方前記定着促進剤として線状ポリエステル樹
脂、スルフオンアミド樹脂の混合物を用い、溶媒として
トリクロロェチレン、M田Kの混合物を用い、この定着
促進剤を7ムの厚みに設け、溶媒を乾燥させた後、同じ
マ−キング剤を散布した場合に、120qo以上で完全
に定着させることができた。前者は顔料の存在で熱可塑
性樹脂粉体の流動が起りにくく、被マーキング部材上に
バラバラに粉体として存在したがり、被マーキング部材
との接触点近くが軟化しているため、一応定着している
が像の強度は弱い。これに対し、定着促進剤が存在して
いると、流動が促され、被マーキング部村の表面に強く
固着する。これはポリエステルに相溶したスルフオンア
ミドが高沸点可塑剤として作用して流動が促されるもの
と考えられる。利点としてはもし被マーキング部材の中
に温度ムラがあっても、上にのべた溶媒残存量と定着促
進剤の軟化が相補的に作用するから、定着のムラが低減
されることが挙げられる。
次に一様に定着剤をまく操作は希望条件内に一定の乾燥
状態を実現できるように塗布量をコントロールする事が
できる。
したがって例えマーキング剤の面積当りの密度がばらつ
いた時でも必要量を定着するに充分の溶媒および定着促
進剤を散布しておきさえすれば、過剰のマーキング剤は
定着されずに脱落してしまうからいつまでも軟イG伏態
を保つといった難点も解消してしまう。上にのべた利点
は定着剤が被マーキング部村表面に予め存在しているた
めに、達成できるものである。
またこのことは必要最小限の定着剤の使用を可能にする
。すなわち被マーキング部材表面とマーキング・パター
ンの密着を保証するには両者の界面においてマーキング
剤中の樹脂成分が完全溶解し、自由な運動ができる事が
最も重要であり、この事が本発明の方法では確実に進行
するからである。さらに定着促進剤は被マーキング部村
表面に溶液の形態で与えられるためこれと都村との密着
は確実であり、又定着促進剤は被マーキング部村表面に
高い親和性を持つものを選んでおくから、乾燥後の皮膜
の接着も問題がない。
そしてこの層とマーキング・パターンとも充分強い親和
性を保証するように与えられるので実用的に有利な組合
せとしては相互に完全相溶しうる樹脂をえらぶ。結局、
パターンはきわめて強固に被マーキング部材に接着する
事となる。さらに本発明の方法は以下の如き場合に大き
な利点がある。
一般に被マーキング部材はマーキングが施されてから、
適当な時間後、適当な位置に積み重ねられる。もし比較
的低温の被マーキング部材の上に高温のものが積み重ね
られると、マーキング・パターンは(熱可塑性樹脂より
なるとする)温められて上の被マーキング部材の裏面に
一部転写される事になる。マーキング・パターンがきわ
めて薄い膜厚を持てば良いのだが、部分的に過度の厚味
を持つ場合等はこのような問題が起り易い。しかし本発
明の方法では下部の被マーキング部材表面には定着促進
剤層が設けられており、上部の被マーキング部材がたと
え全面に密着してもその構成は上下に関し非対称的であ
り、冷却後の接着強度の関係はパターンの破壊を防ぐ方
に有利になつている。勿論この問題は本発明のみによっ
て完全に解決するといった性格のものではないため例え
ば袴膿昭51−71772の方法を本発明に組合せて使
用することが望ましい。
この椿磯昭51−71772の方法は、粗大な粒子を少
量粉体像中に混在させておく事により軟イQ伏態の粉体
像に他の物体が接触しても粉体像を破壊しないようにす
るもので、本発明に組合せる時は定着剤中に粒子径数1
0ム〜数100ムの硬い物質の球(例えばガラス、桂砂
粉、澱粉粒、酸化アルミ粉等)を加えておき、マーキン
グ剤の層を貫く凸部を与えるようにすればよい。本発明
の方法は定着剤の上にマーキング剤が適用されるもので
あるから、空間的に隅つた位置かりマーキング・パター
ンが適用されなければならない。これが実現できるもの
としては、前記静電記録法の他に静電スクリーン印刷法
、電磁弁開閉式の粉体塗装法等がある。なお静電スクリ
ーン印刷法は目詰りを起すおそれがある。被マーキング
部材が金属の場合には、マーキング剤としてェボキシ樹
脂、線状熱可塑性ポリエステル樹脂ベースのものがある
アクリル系のものはブロッキングし易く、分解時に異臭
を放ち易い。ナイロン系のものはこれを溶解させる適当
な溶剤がなく、またポリ塩化ビニル系のものは耐熱性に
と‘ましい。次に挙げられるものは熱硬化性ポリエステ
ル樹脂であり、特に高温の都材(350午0以上のもの
)を対象といない場合には、使用することができる。
ポリヱステル系マーキング剤で顔料含有率の低いもので
、特に低温での流れを良くしたものは約12000以上
で熱定着可能である。顔料含有率が高く、あるいは特豚
昭51−139177号の如くフッ素系ポリマーで高温
特性を改良したもの等は極端な場合に1400 〜15
0午0以上で熱定着可能である。定着剤に用いられる溶
媒としては不燃性の塩素化炭化水素類であり、メチレン
クロラィド、エチレンジクロライド、1,1,1ートリ
クロロエタン、1,1,2ートリクロロエタン、トリク
ロロエチレン、1,1,2,2ーテトラクロロェタン等
である。これ等の中にあるものは内蔵をおかすので排気
、作業条件に充分気をつけねばならない。又、脂肪族ケ
トン、ェステル、アルコール、芳香族、脂肪族炭化水素
等も単独又は混合して使用され、又ジオキサソ、テトロ
ハイドロフラン、エーテルアルコぜルといったものも利
用できる。特に中温領域が150qoまでに達するよう
な時には、メシチレン、テトラハイドロナフタレン、リ
グロイン、石油エーテル、灯油等も利用することができ
る。これらは勿論高温ではじめてポリエステル等に溶解
作用を発揮するものであり、揮発しきらずに残存すると
接着を阻害するので、使い方にはそれなりに注意を要す
る。定着促進剤としては熱可塑性線状ポリエステル樹脂
が先ず挙げられる。
本発明にとって重要である温度領域75o〜125qo
附近で適当に軟化させるには、これに各種の成分を配合
すればよい。即ち常温で粘着性を示さず70℃以上で軟
化しはじめるようにすればよい。比較的分子量が大きく
、常温で丈夫な非粘着性皮膜を与える軟化点120〜1
60午0前後の線状ポリエステル樹脂(例えば東洋紡の
バイロンPE20u富士フイルムのスタフイツクスPA
、同IB等)を単独で用いるか、あるいは他の物質を配
合する。
この配合される物質としては、ジブチルフタレート、ト
リクレジルフオスフェート等の液状可塑剤:サツカロー
ズ・ベンゾェート、等の固形可塑剤:低分子量の線状ポ
リエステル樹脂、低分子量のヱポキシ樹脂、(例えば液
状のェビコート828)ケトン樹脂、キシレン→フオル
アルデヒド樹脂、石油樹脂(例えば三井石油化学のべト
ロジン#80)ロジンのグリセリンェステル(荒川林産
のェステルガム等)、アリールスルフオンアミドーフオ
ルアルデヒド樹脂(MonsantoのSantoli
teMHP等)等の相溶しえる樹脂類がある。この様な
不揮発性成分は溶剤中に5〜20%程度の濃度(wei
ght/wei軸t)に溶解され、スプレィ、ェアレス
・スプレイ、ロール、塗布等の方法で不揮発分の塗布量
が部材1〆当り2〜2雌/め前後になるよう塗布される
。(より好ましくは5〜1雌/〆)一般に本発明の定着
法は非吸収性表面を持つ被マ−キング部材に適用して好
適であり、その表面が平滑であれば必要塗布塁は少なく
てもよく、粗い場合はやや多くなる。
圧延で作られた鋼板等は黒皮を有しており、やや定着剤
を吸収するが、1〆当り5〜1雌/〆の不揮発分を残す
程度がよい。厚すぎると乾燥に時間がかかることになる
。マーキング剤の適用量は最大限200pg/〆(pは
マーキング剤の真比重)だが、実際上は50p(険厚で
50p)gノめで充分であり、判読可能という意味では
、lopでも大丈夫である。綾形成プロセスの条件の変
動等を配慮してlop程度の状態を維持することは不可
能で実際には20〜60p程度にきわめておくのが現実
的である。(この値は均一で繊密な連続皮膜になった時
の膜厚に対応する事に注意、したがって粉体の届の状態
ではもつと高ばつてし、て、大体1.5〜2倍前後の膜
厚をしめす)この中で樹脂成分の占める割合は容積で5
0〜75%程度だから、定着溶剤の必要量はこの容積と
等しいか倍程度を下限とする事となる。即ち20という
最終厚味に対応する値としては20×0.5×1〜2→
10〜20ム、即ち1の当り10〜2雌(比重1の溶剤
の場合)という事になる。第2図は本発明を実施する装
置を示すものである。
記録ドラム10は、金属ドラムの表面に絶縁層が形成さ
れている。放電電極11は、記録ドラム10の藤方向に
一定のピッチで多数並設されており、パルス状の電圧が
印加これドット状のパターンで表わされた静鰭潜像を形
成する。
この静亀潜像は、金属性の現像ローラー2で選ばれたマ
ーキング剤13で現像される。
このマーキング剤13は、ホッパー14内に収納されて
おり、その底部に配した散粉ローラ15で定量ずつ搬出
される。搬出されたマーキング剤13はガイドタクト1
6を通って現像。ーラ12に散粉される。この落下中に
マ−キング剤13が、一対の帯電用電極17によって負
に帯電される。現像後に余ったマーキング剤13は、固
定ブラシ18で削り取られ、容器1に回収される。前記
記録ドラム10の下部に中間媒体が配置されており、現
像された粉体像がこれに密着転写される。
中間媒体としては、金属ドラムあるいはベルトの上に絶
縁層を設けたものが用いられる。この実施例では、転写
ベルト20が用いられている。この転写ベルト20は、
ローラ21〜26にほぼ六角形に掛けられている。ロー
ラ21は駆動ローラであり、ベルト27を介してモータ
28によって駆動される。このベルト27は、記録ドラ
ム10のプーリ−29にも掛けられているため、転写ベ
ルト20と記録ドラム10が同期し、かつ同一の同速度
で回転される。なお現像ローラ12もこれらと同期して
駆動される。これらのドラムおよびローラは、搬送ロー
ラ30a〜30g上を鋼板31が移送されてきたとき、
これを検知してこの鋼板31に同期して駆動される。前
記ローラ22はテンションローラであり、スプリング3
2によって転写ベルト20に一定のテンションを付与し
ている。
図示してないがローフ23と24は、転写時にのみ下降
し、それ以外のときは上方に退避するようになっている
。前記ローラ23と24の間が転写区間であり、この区
間内にマーキング剤13が来たとき、振動源33からの
振動、および転写ベルト20と被マーキング部材31間
に印放された電界によってマーキング剤13が被マーキ
ング部材31に間隙転写される。
このマーキング区間の手前にノズル34が配されており
、被マーキング部材31の温度に応じて定着剤がノズル
34からスブレイされる。
このため温度検出器35、および制御装置36が設けら
れており、被マーキング部村の温度信号が定着剤供給源
の駆動部37に送られる。前記マーキング装置は、シー
ル38内に納められている。
このシール38内は高圧に保たれ転写ベルト20と対面
する部分から、空気が外部へ吹き出ている。したがって
ゴミあるいは、定着剤中の溶媒が、内部に入らないよう
に保護される。前記記録ドラム10‘こ付着しているマ
ーキング剤13は、回転ブラシ部39によってクリーニ
ングされる。記録ドラム1川よ、放電電極11によって
ドット状の静亀潜像が形成される。
この静蚤溶像は、現像ローラ12に対面したとき、現像
ローラ12の表面に付着したマーキング剤13で現像さ
れる。現像された粉体像は、転写ベルト2川こ密着した
とき、これに転写される。この転写ベルト20は、搬送
ローラ30a〜30gによって搬送されてきた被マーキ
ング部材31と同期して回転される。この転写ベルト2
0の回転によって粉体像が移動し、ローラ23と24の
間に達したとき、被マーキング部材31に間隙転写され
る。被マーキング部材31が高温領域にあるときは、ノ
ズル34から定着剤が散布されない。
被マーキング部材31が中温または低温領域にあるとき
は、温度検出器35によって検出された信号で駆動部3
7が駆動され、溶媒、定着促進剤を含む定着剤が被マー
キング部材31に散布される。この定着剤が散布された
上にマーキング剤13が間隙転写され、溶媒および定着
促進剤の作用によってマーキング剤13が定着される。
前記ノズル34はマーキング区間の上流に設けられてい
るが、下流側に溶媒を散布するもう一つのノズルを設け
てもよい。
この下流側の/ズルは、低温領域の被マーキング部材3
1がきたとき、このノズルから、溶媒だけ、あるいは定
着剤がマーキング剤の上に散布される。また中温領域の
被マーキング部材がきたときは、上流の/ズル34から
定着剤を散布する。この場合は、ノズル34を遠くに離
して設置し定着剤の溶媒の大部分をマーキング区間に達
する前に揮発させ、定着促進剤と熱の相案作用によって
マーキング剤13を定着させてもよい。上記したように
、本発明はマーキング剤を適用する前に定着剤を適用す
るものであるから、マーキング剤の厚みが変動するよう
な場合でも定着が確実に行なわれる。
また被マーキング部材の界面に十分な定着剤が与えられ
るからマーキング剤の接着が強固となる。さらに溶媒の
揮発が完了してない状態、または熱軟イa伏態のときに
、他の部材と重ねられても、池部材への転写が抑止され
る。さらにまた溶媒の使用量を最小限にしても良好な定
着を行なうことができる。以下実施例を挙げて詳細に説
明する。
厚み25肋の鋼板片を80℃または110℃に保ちベル
トコンベアで毎分2仇hで搬送した。
ベルトコンベァは全長2肌以上あり、長さのほぼ中央部
に第2図は示したマーキング装置が設置されている。転
写時に転写ベルトと鋼板表面との間隙は1仇岬こ保った
。マーキング剤としては次の成分からなるものを使用し
た。
高分子量線状ポリエステル樹脂 476部(重量)(テ
レフタル酸、ィソフタル酸とネオベンチルグリコール、
エチレ ングリコールの間に copolyester) 低分子量線状ポリエステル樹脂 19び二酸化チタ
ン 286rアクリル酸ェステ
ル系流れ調整剤 2″フッ素樹脂
48rこれらの成分を充分混練、冷凍粉砕して
、平均粒径約50仏のマーキング剤を得た。
このマ−キング剤は高絶縁性で静電記録用のトナーとし
て理想的に挙動した。
熱定着温度の下限は2分間で平滑な光沢ある皮膜を作る
最低温度で定義され約12500であった。鋼板片がマ
ーキング区間にはいる前2h手前にェアレスプレイガン
のノズルが設けられ、第1表に示す定着剤を各説料片ご
とに散布した。
第1表 定着剤組成 スプレィ量は約50〜70のと/〆に制御され、乾燥後
の定着促進剤層の厚味は約10〜15〃であった、この
条件で処理された鋼板片はマーキング区間へ到達した時
に80午Cの場合はまだ塗膜が橋れており、120℃で
はほぼ肉眼には殆どの溶媒が揮発した様に観察された。
マーキング剤は走行状態のまま同期走間転写されたが、
転写ベルト上のマーキングパターンは50〜7咳ノあの
密度を持つ経2.5柳のドットより構成され、隣り合う
ドットの中心間距離はX,Y両方向同一で9肌であった
。これは超音波の作用と電界の助けで転写されると径3
.5肋程度に拡散し、実効的厚味が減少した。80℃で
はいずれり実施例でも良好な定着がなされ、しかも接触
乾燥状態に数分で達した。
又マーキング後1分で15000に加熱された第二の鋼
板片をパターン上へ積み重ねて放置し、1時間後剥離し
たところ、いずれの試料でもパターンの判読しうる量な
いし全量が試料片側へ残る事が確認された。
試料片温度が110ooの場合は、ドットの密度が特に
高いところでは全量のマーキング剤が定着されず粉体が
やって結合した様な外観をしめし(実施例1,N)たが
、長時間放置後、パターンを強くこすると下の方のパタ
ーンへ強固に被マーキング部材へ接着しており、完全に
定着している事が判明された。
又マーキング後1分で150つ0に加熱された第二の鋼
板片をパターン上へ積み重ねて放置、1時間後、二つの
鋼板片を引き離したところいずれの試料でもパターンの
判読し得る量ないし全量が試料片表面側に残る事が確認
された。
比較テストとして各実施例の揮発性溶媒のみをスプレィ
したところ揮発がはやいので、スプレイ量を多くせねば
ならない事、鋼板片の中に温度ムラがあると高温部では
定着が不完全になる事が、特に110こCの場合に観察
された。
又150こ0の都材を重ねるテストでは上部部材へ転写
する量が一般に多くなり、像の破壊が顕著になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度領域の一例を示す説明図、第2図は本発明
を実施する菱鷹の側面図である。 10・・・・・・記録ドラム、11・・・・・・放電電
極、12・…・・現像ローラ、13・・・・・・マーキ
ング剤、20…・・・転写ベルト、31・・・・・・被
マーキング部材、35・・・…温度検出器、34・…・
・ノズル。 第1図第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱および溶剤で軟化する熱可塑性樹脂成分を含む粉
    体状のマーキング剤を、被マーキング部材にパターン状
    に適用して定着を行なうマーキング法において、前記被
    マーキング部材の温度がマーキング剤の熱熔融温度以下
    のときにはマーキング剤中の樹脂成分を溶かす揮発性溶
    媒と、この溶媒中に溶解され、乾燥後常温で非粘着性の
    皮膜を形成する定着促進剤とからなる定着剤を、予め被
    マーキング部材上に適用し、この定着剤の上にマーキン
    グ剤を適用したことを特徴とする粉体によるマーキング
    法。 2 前記マーキング剤が約110℃以上の熱熔融温度を
    有していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の粉体によるマーキング法。
JP3701177A 1977-04-01 1977-04-01 粉体によるマ−キング法 Expired JPS6022355B2 (ja)

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