JPS6022148B2 - 建築用パネルの連結構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は建築用パネルの連結構造、さらに詳しくは、ア
ルミニウム箔により形成された裏面層と、桂酸カルシウ
ムにより形成された表面層との間にウレタンフオームや
イソシアヌレートフオーム等の断熱材を介在させた形で
積層され、表面層の表面に表面化錐紙が貼着されて成る
一対の建築用パネルをジョィナーを介して連結する構造
に関するものである。

〔背景技術〕

従釆、天井材等に用いる建築用パネルとしては断熱性、
防火性の両性能が良いものとして、アルミニウム箔のよ
うな不燃材により形成された裏面層２と、桂酸カルシウ
ムのような加熱により発泡する無機質材により形成され
た表面層３との間に、ウレタンフオームやイソシアヌレ
ートフオームのような断熱材１を介在させた形で一体に
頭層したものが提供されているが、このような建築用パ
ネルを連結するにあたっては、第１図に示すように、隣
合う一対の建築用パネル５を断面略Ｔ字型の吊下具２０
の両様片２１上にそれぞれ載遣していたものであるから
、吊下具２０が建築用パネル５の表面に露出し、建築用
パネル５間に外観のよい目地が形成されないものであっ
た。

また、この構造では建築用パネル５の表面層３である無
機質材に荷重が作用し表面層３が割れることがあった。
〔発明の目的〕 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたものであって、
その主な目的とするところは、建築用パネル間に外観の
よい目地を形成して連結することにあり、他の目的とす
るところは、建築用パネルの表面層が割れないように連
続する建築用パネルの連結構造を提供することにある。

〔発明の開示〕実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は本発明に用いられる建築用パネル５の断面を示
すものであって、アルミニウム箔により形成された裏面
層２と、桂酸カルシウムにより形成された表面層３との
間には１０〜１００柳厚のウレタンフオームやイソシア
ヌレートフオームのような断熱材１が介装された形で一
体に積層され、さらに表面層３の表面にパターン紙から
なる表面化紙紙４が貼着されている。この建築用パネル
５は火災の際には表面層３を形成する蛙酸カルシウムが
加熱されて１“音程度発泡することにより防火層が形成
されることになり、防火性能に優れるものであり、また
裏面層２を形成するアルミニウム箔が頚射熱を防止する
から断熱材１の断熱効果に加えて断熱保温性能にも優れ
るものである。

さらに、表面層３と裏面層２とにより断熱材１のそりも
防止される。建築用パネル５を製造するにあたっては、
表面層３と裏面層２とは断熱材１と同時に成形されるも
のであって、表面層３には接着剤（フェノール、ェポキ
シ、ュリアの各樹脂または酢酸ピニル）が添加され、断
熱材１との接着性が高められている。

しかして、上述のように構成された建築用パネル５を連
結するには、第３図に示すように、建築用パネル５の側
端面の略全長に亘って側板６を固着し、この側板６の上
下の中方向中央部に設けられ建築用パネル５の側端面に
開放された断面路コ字型の鉄合溝７内に塩化ピニル成形
品の断面略Ｔ字型のジョィナー８の下横片８ａを搬入す
る。

側板６の鉄合溌７は建築用パネル５の断熱材１に対応し
て位置し、断熱材１は上述のようにウレタンフオームや
ィソシアヌレートフオームで形成されているものである
から、鼓合溝７に押圧されることにより鞍合溝７の裏面
に沿った形で凹没し、側板６が建築用パネル５の側端面
に密着する。側板６は建築用パネル５を形成する際に同
時に連結しておけばよい。ジョィナ−８の上機片８ｂは
天井野縁９に取り付けられた取付金具１０に保持され、
建築用パネル５が天井材として施工使用される。第４図
はジョィナー８と競合溝７との織合部位の拡大断面図で
あって、ジョイナー８の下横片・８ａの両端部にはそれ
ぞれ下横片８ａの先端から中央部に向かって次第に上方
向きに下横片８ａから離れる弾性片１１が延設され、ま
た下機片８ａの両端部からやや中央寄りには連結突起１
２が突議されている。

連結突起１２は下機片８ａの先端部に向かって次第に突
出量が小さくなり、中央寄りの端面が下横片８ａの長手
方向に略直交する形に形成されている。一方、隊合溝７
には関口下縁に関口中を縮めるように上方に向かって延
出する抜止突起１３が設けられており、ジョィナー８の
下横片８ａを鞍合溝７に搬入することにより、抜止突起
１３と連結突起１２とが係合し、また弾性片１１が鞍合
溝７の内周上面に弾接する。以上のようにして連結突起
１２と抜止突起１３との係合により建築用パネル５の横
方向における連結がなされ、かつ弾性片１１の弾性によ
り上下方向における支持がなされる。また、下横片８ａ
により隣合う一対の建築用パネル５間の隙間が閉塞され
、外観のよい目地が形成される。このようにして建築用
パネル５を連結しているので、ジョイナー８の連結突起
１２と側板６の抜止突起１３とが係合して建築用パネル
５の横方向めの移動が禁止されるとともに、建築用パネ
ル５の側端面に形成される競合溝７内にジョィナー８の
下横片８ａが鉄入して建築用パネル５の上下方向への移
動が禁止され、その結果、建築用パネル５の位置固定が
なされ、天井材として用いた場合に地震などでも落下の
危険を防止できるものである。尚、表面化舷紙４は塩化
ピニル又は紙で形成し、その表面には木目柄、花柄等の
デザイン柄を表現し、居室の内装仕上げの充実が図られ
る。

〔発明の効果〕本発明は上述のように、建築用パネルの
側端面に建築用パネル内に凹没する断面略コ字型の鉄合
簿を有した側板が固着され、ジョィナーが断面略工字型
に形成され、ジョィナーの下横片の両端部が各建築用パ
ネルの俵合溝内に鉄合するとともに、建築用パネルの菱
面側に突出するジョィナーの上騰片が構造材に連結され
るので、ジョィナーの下横片により隣合う一対の建築用
パネル間の隙間が閉塞され、表面から凹没した形の優れ
た外観の目地が形成されるという利点を有するものであ
り、また、建築用パネルの側面に固着された側板に形成
された鉄合溝にジョィナーの下横片を鉄入させることに
より、隣合う一対の建築用パネルを連結するので、建築
用パネルの荷重が無機質材である表面層にかかわらず、
表面層に割れが生じることがないという利点を有する。

さらに、建築用パネルの側端面に固着された側板に設け
た鉄合溝にジョイナーの下横片を接合させているので、
建築用パネルの厚み方向での位置決めがなされるという
利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来を示す概略断面図、第２図は本発明に係る
建築用パネルの一例を示す部分断面図、第３図は本発明
の一実施例を示す断面図、第４図は同上の要部断面図で
ある。 １は断熱材、２は裏面層、３は表面層、４は表面化舷紙
、５は建築用パネル、６は側板、７は鉄合溝、８はジョ
イナー、８ａは下横片、８ｂは上様片、１１は弾性片、
１２は連結突起、１３は抜止突起である。 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ アルミニウム箔により形成された裏面層と、硅酸カ
   ルシウムにより形成された表面層との間にウレタンフオ
   ームやイソシアヌレートフオーム等の断熱材を介在させ
   た形で積層され、表面層の表面に表面化粧紙が貼着され
   て成る一対の建築用パネルをジヨイナーを介して連結す
   る構造であつて、建築用パネルの側端面には建築用パネ
   ル内に凹没する断面略コ字型の嵌合溝を有した側板が固
   着され、ジヨイナーは断面略エ字型に形成され、ジヨイ
   ナーの下横片の両端部が各建築用パネルの嵌合溝内に嵌
   合するとともに、建築用パネルの裏面側に突出するジヨ
   イナーの上横片が構造材に連結されて成ることを特徴と
   する建築用パネルの連結構造。