JPS6022040Y2 - エレベ−タのかご室 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエレベータのかご室に関するものである。

エレベータのかご室は狭い天井面に照明器具と換気装置
が設けられるのが一般的である。

このため照明器具の一部に送風口を設けることがあるが
、送風口から照明光が漏れて美観を損なうことがあり、
また送風口から照明器具内が見えて美観を損なう欠点が
あった。

この考案は上記の欠点を解消するもので、照明器具と換
気装置が一体的に形成され美観を損なうことなく装着す
ることができるエレベータのかご室を提供しようとする
ものである。

以下、第１図、第２図によってこの考案の一実施例を説
明する。

図中、１はかごで、１ａはこれの天井、２は天井１ａの
開口部の一部に装着された照明器具の合成樹脂製散光板
３は上記開口部の他部に装着された格子体（グリル）
、４は開口部をおおい天井１ａの上に固定されたケース
、５はケース４内に配置された螢光灯、６はケース４内
に送風する送風機、７は下端がグリル３の上部に締結さ
れて、グリル３の上部に空間を形成してこれをおおう遮
光タクトで、７ａはこれの側面に形成されてケース４内
に開口した開口部、７ｂは開口部７ａを形成して互いに
対面した板材からなる対面部である。

すなわち、遮光ダクト７が設けであるので、螢光灯５の
光がグリル３から漏れることはなく、またケース４内が
グリル３を通してかご１内から見えることもない。

そして、ケース４内、遮光ダクト７、グリル３に通気路
が形成され第１図に矢印Ａで示す経路により送風機６か
らかご１内に送風される。

このように散光板２に近接してグリル３を設けてもこれ
による不具合を生じることがないかご室が得られ、また
、照明装置及び換気装置を簡易な構成により設けること
ができて製造費を節減することができる。

以上説明したとおり、考案は天井の一部に設けられた開
口部をおおうケースを配置し、開口部を横切るグリルを
設けて縁部が開口部縁部及びグリル縁部に支持された照
明装置の散光板を配置するとともに、ケース内に送風す
る送風機を設け、また一側はグリルに連通し他側にはケ
ース内に開口した開口部を持つ遮光ダクトを設けたもの
である。

これによって照明装置及び換気装置を簡易な構成で一体
的に設置できて製造費を節減でき、またグリルから照明
光が漏れる不具合がなく照明装置、換気装置を安価に製
作できるエレベータのかご室を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案によるエレベータのかご室の一実施例
を示す縦断側面図、第２図は第１図の要部拡大図である
。 １・・・・・・かご、１ａ・・・・・・天井、２・・・
・・・散光板、３・・・・・・格子体、４・・・・・・
ケース、６・・・・・・送風機、７・・・・・・遮光ダ
クト、７ａ・・・・・・開口部。 ・・・なお、図中同一部分は同一符号により示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一部に開口部が設けられた天井と、上記開口部を覆い上
   記天井の裏側に固定されたケースと、上記ケースに設け
   られた照明装置と、上記開口部を横切って配置された格
   子体と、縁部が上記開口部の縁部及び上記格子体縁部に
   支持された上記照明装置の散光板と、上記ケース内に送
   風する送風機と、一側が上記格子体の一方の側面に固定
   され上記格子体の上方を覆い屈折されて他側は下垂して
   配置された板材と一側が上記格子体の他方の側面に固定
   された他側は上記板材の下垂部と離れて対面した対面部
   を形成した板材とからなり上記ケース内に設けられて一
   端が上記格子体に連通し他端には上記対面部によって構
   成されて上記ケース内に開口した開口部が形成された遮
   光ダクトとを備えたエレベータのかご室。